JP6802113B2 - 超音波検査方法 - Google Patents

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本発明は、薄板構造物の板厚変化又は水滴付着を検出するのに好適な超音波検査方法に関する。
特許文献1は、板材の厚さを測定する方法を開示している。この方法では、板材の一方側端面及び反対側端面に送信用探触子及び受信用探触子をそれぞれ配置し、送信用探触子から板材の内部に縦波を送信する。受信用探触子は、板材の内部を直進する縦波の直接透過波S3と、板材の減肉部の表面及び健全部の表面で反射して、反射の度に縦波から横波に若しくは横波から縦波にモード変換したモード変換波S2と、板材の健全部の表面のみで反射して、反射の度に縦波から横波に若しくは横波から縦波にモード変換したモード変換波S1とを受信する。
モード変換波S2,S1は、直接透過波S3と比べて伝播距離が長いだけでなく、縦波より伝播速度が遅い横波にモード変換していることから、直接透過波S3より遅れて受信される。モード変換波S1は、モード変換波S2と比べて伝播距離が長いから、モード変換波S2より遅れて受信される。そして、直接透過波S3とモード変換波S1との伝播時間の差分に基づいて、板材の健全部の厚さを演算する。また、直接透過波S3とモード変換波S2との伝播時間の差分に基づいて、板材の減肉部の厚さを演算する。
特開2002−202116号公報(図1及び図2)
ところで、厚さが1mm程度の薄板で構成された空調ダクト(薄板構造物)は、錆などの腐食によって劣化する場合があるため、減肉や孔食などの部分損傷が発生していないかを確認する必要がある。空調ダクトの外面に対しては目視検査が有効であるものの、空調ダクトの周囲を覆っている保温材を剥がす必要があり、さらに高所の場合には作業用の足場を組むなどの付帯作業が増える。また、空調ダクトの内面に対しては目視検査が有効でない。
そこで、特許文献1に記載のように送信用探触子及び受信用探触子を用いることにより、空調ダクトの板厚変化(詳細には、減肉部など)を検出することが考えられる。しかしながら、特許文献1に記載の方法は、厚さが1mm程度の薄板で構成された空調ダクトに適していない。すなわち、厚さが1mm程度の薄板では、上述した超音波の伝播時間の差分がほとんど生じない。
本発明の目的は、薄板構造物の板厚変化又は水滴付着を検出することができる超音波検査方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、代表的な本発明は、薄板構造物の板厚変化又は水滴付着を検出する超音波検査方法であって、前記薄板構造物を構成する少なくとも1つの薄板の一方側端面及び反対側端面に送信用探触子及び受信用探触子をそれぞれ配置し、前記薄板を伝播する板波を励起する単一の周波数f1を有する横波を、前記薄板の厚さ変化又は水滴付着に応じてA0モード成分の板波の速度変化が得られるように、0.1MHz≦f1≦1MHzの範囲内で設定した周波数f1にて、前記送信用探触子から前記薄板の一方側端面に入射し、前記薄板を伝播した板波を前記受信用探触子で受信し、前記受信用探触子で受信した板波の伝播時間を演算し、この伝播時間を予め取得した参照時間と比較することにより、前記薄板の厚さ変化又は水滴付着を検出する。
本発明によれば、薄板構造物の板厚変化又は水滴付着を検出することができる。
本発明の一実施形態における超音波検査装置の構成を表すブロック図である。 本発明の一実施形態における検査対象の空調ダクトの断面構造と共に、送信用探触子及び受信用探触子の配置を表す断面図である。 図2中断面III−IIIによる断面図である。 本発明の一実施形態における正弦波形の送信信号を表す図である。 薄板を伝播する板波の分散曲線を表す図である。 本発明の一実施形態における受信信号を表す図であり、薄板の減肉部がない場合及び減肉部がある場合を示す。 本発明の一実施形態における超音波検査方法の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の変形例におけるチャープ波形の送信信号を表す図である。
本発明の検査対象の薄板構造物(詳細には、厚さが3mm未満の薄板で構成されたもの)として空調ダクトを例にとり、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、本実施形態における超音波検査装置の構成を表すブロック図である。図2は、本実施形態における検査対象の空調ダクトの断面構造と共に、送信用探触子及び受信用探触子の配置を表す断面図である。図3は、図2中断面III−IIIによる断面図である。
断面矩形状の空調ダクト1は、4つの薄板2A〜2Dで構成されており、その周囲が保温材3で覆われている。薄板2A〜2Dは、厚さが1mm程度で、メッキ鋼板、SUSやアルミなどの金属板が用いられている。空調ダクト1内の空気が湿分を含むため、薄板2A〜2Dの内面に水滴が付着して錆などの腐食の要因となる。そのため、例えば図2で示すように薄板2Aの減肉部4が発生する可能性がある。
本実施形態の超音波検査装置は、空調ダクト1の板厚変化(詳細には、減肉部4等)を検出することを目的とし、送信用探触子11及び受信用探触子12と、送信用探触子11及び受信用探触子12による板波の送受信を制御する超音波探傷器13と、超音波探傷器13で取得した受信信号を処理する信号処理装置14とを備えている。
送信用探触子11及び受信用探触子12は、薄板2Aの一方側端面及び反対側端面にそれぞれ配置されている。なお、本実施形態では、送信用探触子11及び受信用探触子12が常設されており、それらのケーブル(図示せず)が保温材3を貫通している。そのため、保温材3を剥がす必要がなく、足場の設置などの付帯作業も大幅に軽減できる。
送信用探触子11は、例えば横波垂直型探触子(詳細には、薄板の端面に垂直な方向に横波を入射するもの)であって、超音波探傷器13からの送信信号(電気信号)が印加されて横波を生成する。本実施形態では、単一の周波数f1を有する正弦波形の送信信号(図4参照)が印加されて、周波数f1を有する横波を生成する。そして、生成した横波を薄板2Aの端面に入射して、周波数f1を有する板波を励起するようになっている。受信用探触子12は、図2及び図3中矢印Lで示すように薄板2Aを伝播した板波を受信し、受信した板波を受信信号(電気信号)に変換して超音波探傷器13へ出力するようになっている。
超音波探傷器13は、図示しないものの、信号処理装置14からの検査開始の指令に応じて送信信号を発生させる送信信号発生部と、送信信号発生部で発生した送信信号を増幅して送信用探触子11へ出力する送信信号増幅部と、受信用探触子12から入力した受信信号を増幅する受信信号増幅部と、受信信号増幅部で増幅した受信信号をデジタル化して信号処理装置14へ出力する受信信号変換部とを有している。
信号処理装置14は、図示しないものの、超音波探傷器13から入力した受信信号を処理して板波の伝播時間などを演算する信号処理部と、信号処理部の演算結果を検査日時と関連付けて記憶する記憶部と、信号処理部で演算した板波の伝播時間に基づいて薄板の減肉部の有無を判定する判定部と、信号処理部の演算結果や判定部の判定結果を表示する表示部とを有している。
薄板2Aを伝播する板波は、その伝播速度が周波数に依存しており、さらに板波の伝播モード(詳細には、反対称モードであるA0モード、又は対称モードであるS0モード)や薄板2Aの厚さに応じて変化する。図5は、板波の周波数と伝播速度の関係を表す分散曲線であり、A0モード又はS0モードであって薄板の厚さt=0.3mm、0.5mm、1.0mmの場合をそれぞれ示す。なお、本実施形態では、主としてA0モード成分の板波を励起するように、送信用探触子11の向き(言い換えれば、横波の振動方向)が固定されている。そして、薄板2Aの健全部の厚さt=1.0mmであってその厚さ変化(1.0mm未満)を検出することを目的としているから、薄板2Aの厚さ変化に応じてA0モード成分の板波の速度変化が得られるように、上述した周波数f1は、0.1MHz≦f1≦1MHzの範囲内で設定されている。
薄板2Aに減肉部4がない場合は、A0モード成分の板波が比較的速くなり、例えば図6(a)で示すような受信信号が得られる。信号処理装置14は、この受信信号を処理して板波の伝播時間W1を演算する。一方、薄板2Aに減肉部4がある場合は、A0モード成分の板波が比較的遅くなり、例えば図6(b)で示すような受信信号が得られる。信号処理装置14は、この受信信号を処理して板波の伝播時間W2(但し、W2>W1)を演算する。そして、信号処理装置14は、演算した伝播時間W1又はW2を予め取得した参照時間(詳細には、例えば初期若しくは前回の検査時に取得した伝播時間、又は数値解析で取得した伝播時間)と比較することにより、薄板2Aの厚さ変化(詳細には、減肉部4等)を検出するようになっている。なお、信号処理装置14は、薄板2Aの減肉部4を検出した場合に、板波の伝播時間に基づいて減肉部4の厚さを演算してもよい。
次に、本実施形態の超音波検査方法を説明する。図7は、本実施形態における超音波検査方法の手順を説明するためのフローチャートである。
まず、ステップS100にて、作業者は、超音波探傷器13の送信信号の周波数f1を、0.1MHz≦f1≦1MHzの範囲内で、例えば0.5MHzに設定する。また、ステップS110にて、作業者は、送信用探触子11及び受信用探触子12を、薄板2Aの一方側端面及び反対側端面にそれぞれ設置する。
そして、ステップS120に進み、信号処理装置14は、超音波探傷器13へ検査開始の指令を出力し、超音波探傷器13は、この指令に応じて送信用探触子11へ送信信号を出力する。送信用探触子11は、単一の周波数f1を有する送信信号によって周波数f1を有する横波を生成し、この横波を薄板2Aの端面に入射して周波数f1を有する板波を励起する。受信用探触子12は、薄板2Aを伝播した板波を受信し、受信した板波を受信信号に変換して超音波探傷器13へ出力する。
その後、ステップS130に進み、信号処理装置14は、超音波探傷器13で取得した受信信号を処理して板波の演算時間を演算する。その後、ステップS140に進み、信号処理装置14は、演算した板波の伝播時間と予め取得した参照時間との差分を演算し、この差分が所定の閾値より大きいか否かを判定する。これにより、薄板2Aに減肉部が発生しているか否かを判定する。差分が所定の閾値より大きい場合は、ステップS140の判定が満たされ、ステップS150に移る。ステップS150では、信号処理装置14は、薄板2Aに減肉部が発生している旨の警告表示を行う。
ステップS150の終了後、次回の検査中止の指示が入力されなければ、ステップS160に移る。また、ステップS140にて差分が所定の閾値より小さい場合は、その判定が満たされないため、ステップS150を経由しないで(すなわち、警告表示を行うことなく)、ステップS160に移る。ステップS160では、信号処理装置14は、設定時間が経過したか否かを判定する。設定時間が経過しなければ、ステップS160の判定が満たされず、その判定が繰り返される。一方、設定時間が経過すれば、ステップS160の判定が満たされ、上述のステップS120に戻って、上記同様の手順を繰り返す。すなわち、定期的に検査を実施して、空調ダクト1の健全性を監視するようになっている。
以上のようにして本実施形態においては、薄板構造物である空調ダクト1の板厚変化を検出することができる。
また、本実施形態においては、薄板2Aの減肉部4の表面で反射した板波を受信する反射法でなく、薄板2Aの減肉部4を透過した板波を受信する透過法を採用している。これにより、減肉部4の表面が緩やかに傾斜するような場合でも、減肉部4の検出性能を高めることができる。また、薄板2Aの一方側端面及び他方側端面に送信用探触子11及び受信用探触子12を配置しているので、薄板2Aを伝播する板波の減衰が少なくなり、減肉部4の検出性能を高めることができる。
なお、上記一実施形態においては、主としてA0モード成分の板波を励起するように送信用探触子11の向きを固定している。そして、送信用探触子11は、単一の周波数f1を有する正弦波形の送信信号によって周波数f1を有する横波を生成し、この横波を薄板2Aの端面に入射して周波数f1を有する板波を励起している。そして、薄板2Aの厚さ変化に応じてA0モード成分の板波の速度変化が得られるように、周波数f1を0.1MHz≦f1≦1MHzの範囲内で設定している。しかしながら、本発明の趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲内で変形が可能である。
第1の変形例として、主としてS0モード成分の板波を励起するように送信用探触子11の向きを固定してもよい。そして、送信用探触子11は、単一の周波数f2を有する正弦波形の送信信号によって周波数f2を有する横波を生成し、この横波を薄板2Aの端面に入射して周波数f2を有する板波を励起する。そして、薄板2Aの厚さ変化に応じてS0モード成分の板波の速度変化が得られるように、周波数f2を1MHz≦f2≦5MHzの範囲内で設定する(上述の図4参照)。第1の変形例では、A0モード成分の板波の振幅よりS0モード成分の板波の振幅が小さいことから、検出感度が低減するものの、空調ダクト1の板厚変化を検出することができる。
第2の変形例として、A0モード成分及びS0モード成分の板波を励起するように送信用探触子11の向きを固定してもよい。そして、送信用探触子11は、周波数f1から周波数f2まで変化するチャープ波形の送信信号(図8参照)によって各周波数成分を有する横波を生成し、この横波を薄板2Aの端面に入射して各周波数成分を有する板波を励起する。そして、薄板2Aの厚さ変化に応じてA0モード成分の板波の速度変化が得られるように、周波数f1を0.1MHz≦f1≦1MHzの範囲内で設定し、かつ、薄板2Aの厚さ変化に応じてS0モード成分の板波の速度変化が得られるように、周波数f2を1MHz≦f2≦5MHzの範囲内で設定する。
第2の変形例では、信号処理装置14は、超音波探傷器13で取得した受信信号を各周波数成分に分解し、各周波数成分の板波の伝播時間を演算する。例えば周波数f1=0.1MHz、周波数f2=5MHzに設定した場合、0.1MHzから1MHzまでの各周波数成分では、A0モード成分の板波の速度変化による伝播時間の変化があらわれ、1MHzから5MHzまでの各周波数成分では、S0モード成分の板波の速度変化による伝播時間の変化があらわれる。そして、各周波数成分の板波の伝播時間と対応する参照時間との差分が閾値以上であるか否かを判定する。そして、いずれかの周波数成分の板波の伝播時間と対応する参照時間との差分が閾値以上であると判定した場合、薄板2Aに減肉部が発生している旨の警告表示を行う。したがって、上記一実施形態又は第1の変形例と比べ、検出性能を高めることができる。
また、上記一実施形態においては、空調ダクト1を構成する薄板2Aの一方側端面及び反対側端面に送信用探触子11及び受信用探触子12をそれぞれ常設して定期的に検査を実施する場合を例にとって説明したが、これに限られない。例えば薄板2B〜2Dのそれぞれの一方側端面及び反対側端面に送信用探触子11及び受信用探触子12をそれぞれ常設して定期的に検査を実施してもよい。また、手間がかかるものの、検査を実施する度に送信用探触子11及び受信用探触子12を設置してもよい。
また、上記一実施形態においては、空調ダクト1の板厚変化を検出する場合を例にとって説明したが、これに限られず、空調ダクト1の水滴付着を検出してもよい。詳しく説明すると、板波は、超音波が薄板の外面及び内面での反射を繰り返しながら伝播するものであり、薄板の外面又は内面に水滴が付着した場合、水滴に超音波が漏洩する。水滴に漏洩した超音波のうち、水滴内で反射して薄板に戻るものがあるため、水滴の付着に応じて板波の速度変化が生じる。したがって、上記一実施形態とほぼ同様、受信用探触子12で受信した板波の伝播時間を予め取得した参照時間と比較することにより、空調ダクト1の水滴付着を検出することができる。なお、空調ダクト1に付着した水滴は蒸発するため、検査日時に応じて、板波の伝播時間が回復する。したがって、空調ダクト1の板厚変化と識別して水滴付着を検出することができ、空調ダクト1の腐食リスクを監視することができる。
なお、以上においては、検査対象として空調ダクト1を例にとって説明したが、これに限られず、空調ダクト1以外の他の薄板構造物を検査対象としてもよい。
1 空調ダクト(薄板構造物)
2A〜2D 薄板
4 減肉部
11 送信用探触子
12 受信用探触子

Claims (3)

  1. 薄板構造物の板厚変化又は水滴付着を検出する超音波検査方法であって、
    前記薄板構造物を構成する少なくとも1つの薄板の一方側端面及び反対側端面に送信用探触子及び受信用探触子をそれぞれ配置し、
    前記薄板を伝播する板波を励起する単一の周波数f1を有する横波を、前記薄板の厚さ変化又は水滴付着に応じてA0モード成分の板波の速度変化が得られるように、0.1MHz≦f1≦1MHzの範囲内で設定した周波数f1にて、前記送信用探触子から前記薄板の一方側端面に入射し、
    前記薄板を伝播した板波を前記受信用探触子で受信し、
    前記受信用探触子で受信した板波の伝播時間を演算し、この伝播時間を予め取得した参照時間と比較することにより、前記薄板の厚さ変化又は水滴付着を検出することを特徴とする超音波検査方法。
  2. 薄板構造物の板厚変化又は水滴付着を検出する超音波検査方法であって、
    前記薄板構造物を構成する少なくとも1つの薄板の一方側端面及び反対側端面に送信用探触子及び受信用探触子をそれぞれ配置し、
    前記薄板を伝播する板波を励起する第1の周波数f1から第2の周波数f2まで変化するチャープ波形の横波を前記薄板の厚さ変化又は水滴付着に応じてA0モード成分の板波の速度変化が得られるように、0.1MHz≦f1≦1MHzの範囲内で設定した周波数f1にて、且つ、前記薄板の厚さ変化又は水滴付着に応じてS0モード成分の板波の速度変化が得られるように、1MHz≦f2≦5MHzの範囲内で設定した周波数f2にて、前記送信用探触子から前記薄板の一方側端面に入射し、
    前記薄板を伝播した板波を前記受信用探触子で受信し、
    前記受信用探触子で受信した板波の伝播時間を演算し、この伝播時間を予め取得した参照時間と比較することにより、前記薄板の厚さ変化又は水滴付着を検出することを特徴とする超音波検査方法。
  3. 空調ダクトの板厚変化又は水滴付着を検出する検査を定期的に実施する超音波検査方法であって、
    前記空調ダクトを構成する少なくとも1つの薄板の一方側端面及び反対側端面に送信用探触子及び受信用探触子をそれぞれ常設し
    前記薄板を伝播する板波を励起する横波を、前記薄板の厚さ変化又は水滴付着に応じて板波の速度変化が得られるように予め設定した周波数にて、前記送信用探触子から前記薄板の一方側端面に入射し、
    前記薄板を伝播した板波を前記受信用探触子で受信し、
    前記受信用探触子で受信した板波の伝播時間を演算し、この伝播時間を予め取得した参照時間と比較することにより、前記薄板の厚さ変化又は水滴付着を検出することを特徴とする超音波検査方法。
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