JP6801550B2 - 情報提示制御装置及び乗員支援システム - Google Patents

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本発明は、自車両において運転情報の提示を制御する情報提示制御装置及びそれを含んで構成される乗員支援システムに、関する。
第一刺激ユニット及び第二刺激ユニットにより相異なる感覚刺激を乗員へと与えて運転情報を提示すべく、当該情報提示を制御する情報提示制御装置は、乗員を支援する乗員支援システムにおいて従来から活用されている。
こうした情報提示制御装置の一種として特許文献1の開示装置では、乗員としての運転者へブザー音を与える第一刺激ユニットにより、操舵操作を促す第一警告情報を提示している。さらに特許文献1の開示装置では、第一警告情報の提示下にて運転者に要求される操舵操作と運転者による実際の操舵操作とが相反する場合には、運転者へ振動を与える第二刺激ユニットにより、運転状態を告知する第二警告情報を提示している。
特許第5282816号公報
しかし、特許文献1の開示装置では、自車両の運転者による手動運転時に警告情報を提示する刺激ユニットを、実際の操舵操作に応じた刺激ユニットへと変更することで、警告情報の適正化を図っているに過ぎない。そのため、自動制御ユニットによる自車両の自動運転には、特許文献1の開示装置をそのまま適用することが難しい。なぜなら自動運転では、要求される操舵操作と実際の操舵操作とが相反する状況は、生じ得ないからである。
そこで本発明者らは、自動制御ユニットによる自車両の自動運転時に、相異なった感覚刺激の刺激ユニットにより情報提示をする技術の制御につき、鋭意研究を行ってきた。その結果、自動制御ユニットが自車両の特定作動を開始する前に、特定作動の開始情報を提示するようにした刺激ユニットを単に変更するだけでは、乗員に不安を感じさせてしまうことが判明した。
以上より本発明の目的は、自車両の自動運転において乗員の感じる不安を軽減する情報提示制御装置を、提供することにある。
また本発明の別の目的は、自車両の自動運転において乗員の感じる不安を軽減する乗員支援システムを、提供することにある。
以下、課題を達成するための発明の技術的手段について、説明する。尚、発明の技術的手段を開示する特許請求の範囲及び本欄に記載された括弧内の符号は、後に詳述する実施形態に記載された具体的手段との対応関係を示すものであり、発明の技術的範囲を限定するものではない。
上述の課題を解決するために開示された第一発明は、
自動制御ユニット(42)により自動運転されると共に、相異なる感覚刺激を乗員へ与える第一刺激ユニット(50)及び第二刺激ユニット(51)により運転情報が提示される自車両(2)において、それら刺激ユニットによる運転情報の提示を制御する情報提示制御装置(52)であって、
少なくとも一つのプロセッサ(52a)により構築されるブロックとして、
自動制御ユニットが自車両の特定作動を開始する基準タイミング(T0c,T0b)を、設定する基準設定ブロック(S104,S113)と、
自車両の手動運転を仮定した場合に基準タイミングよりも手前にて乗員による特定作動の開始判断が許容される許容期間(ΔPxc,ΔPxb)のうち、最も遅い限界タイミング(Tlc,Tlb)を設定する限界設定ブロック(S105,S114)と、
限界タイミングよりも手前の前段提示期間(ΔPfc,ΔPfb)では、特定作動の開始を特定作動よりも前に提示するための開始情報を第一刺激ユニットにより提示させる前段提示ブロック(S108,S109,S117,S118)と、
限界タイミングから先の後段提示期間(ΔPlc,ΔPlb)では、第一刺激ユニットから切り替えた第二刺激ユニットにより特定作動の開始情報を提示させる後段提示ブロック(S110,S111,S119,S120,S2111a,S2111b,S2120a,S2120b)とを、備える。
また、上述の課題を解決するために開示された第二発明は、
自動制御ユニット(42)により自動運転される自車両(2)の乗員を支援する乗員支援システム(1)であって、
相異なる感覚刺激を乗員へ与えることにより、運転情報を提示する第一刺激ユニット(50)及び第二刺激ユニット(51)と、
第一刺激ユニット及び第二刺激ユニットによる運転情報の提示を制御する第一発明の情報提示制御装置(52)とを、含んで構成されている。
これら第一及び第二発明によると、自車両を自動運転する自動制御ユニットが特定作動を開始する基準タイミングよりも手前では、自車両の手動運転を仮定した場合に乗員による特定作動の開始判断が許容される許容期間のうち、最も遅い限界タイミングが設定される。その結果、限界タイミングよりも手前の前段提示期間にて第一刺激ユニットにより特定作動の開始情報提示が実現された後、限界タイミングから先の後段提示期間にて異なる刺激の第二刺激ユニットにより特定作動の開始情報提示が実現されることになる。これにより自車両の乗員は、手動運転であれば特定作動の開始判断が許容される限界タイミングを境に、刺激の与えられ方を変更されることで、基準タイミングでの特定作動の確かな開始を意識させられ得る。故に、自動運転における特定作動の開始前にて、乗員の感じる不安を軽減することが可能となる。
第一実施形態による乗員支援システムを搭載した自車両の車室内を示す内観図である。 第一実施形態による乗員支援システムを示すブロック図である。 第一実施形態による提示制御フローを示すフローチャートである。 第一実施形態による自車両の前方領域を示す正面図である。 第一実施形態による提示制御を説明するための模式図である。 第一実施形態による提示制御を説明するためのグラフである。 第一実施形態による提示制御を説明するためのタイムチャートである。 第一実施形態による自車両の前方領域を示す正面図である。 第一実施形態による提示制御を説明するための模式図である。 第一実施形態による提示制御を説明するためのグラフである。 第一実施形態による提示制御を説明するためのイメージ図である。 第一実施形態による提示制御を説明するためのタイムチャートである。 第二実施形態による提示制御フローを示すフローチャートである。 第二実施形態による提示制御を説明するためのタイムチャートである。 第二実施形態による提示制御を説明するためのタイムチャートである。 図3の変形例による提示制御フローを示すフローチャートである。 図3の変形例による提示制御フローを示すフローチャートである。 図3の変形例による提示制御フローを示すフローチャートである。 図11の変形例による提示制御を説明するためのイメージ図である。 図11の変形例による提示制御を説明するためのイメージ図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態の構成を適用することができる。また、各実施形態の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態の構成同士を部分的に組み合わせることができる。
本発明の第一実施形態による乗員支援システム1は、図1,2に示すように自車両2に搭載されることで、乗員を支援する。乗員支援システム1は、周辺監視系3、車両制御系4及び情報提示系5を含んで構成されている。これらの各系3,4,5は、例えばLAN(Local Area Network)等の車内ネットワーク6を介して互いに接続されている。
図2に示すように周辺監視系3は、周辺センサ30及び周辺監視ECU(Electronic Control Unit)31を備えている。周辺センサ30は、例えば自車両2の外界において衝突の可能性がある他車両、人工構造物、人間及び動物といった障害物、並びに自車両2の外界に存在する交通標識及び区画線といった交通表示等を、検知する。周辺センサ30は、例えばカメラ30a、ソナー、レーダ及びLIDAR(Light Detection and Ranging / Laser Imaging Detection and Ranging)等のうち、少なくともカメラ30aを含んだ一種類又は複数種類である。
ここでカメラ30aは、自車両2のうち例えばルームミラー若しくはドアミラー等に設置される、単眼式又は複眼式である。カメラ30aは、自車両2の外界のうち検知エリアを撮影することで、当該検知エリア内の障害物又は交通表示を検知して画像信号を出力する。
周辺監視ECU31は、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを主体として構成され、周辺センサ30と車内ネットワーク6とに接続されている。周辺監視ECU31は、周辺センサ30の出力信号に基づくことで、自車両2の走行環境情報を取得する。具体的に走行環境情報は、例えば前方車両に対する自車両2の衝突予測時間(TTC:Time To Collision)といった障害物情報、及び交通表示情報等のうち、少なくともTTCを含んだ一種類又は複数種類の情報である。尚、TTCとは、前方車両に対する自車両2の車間距離を、それら車両間の相対速度により割り算して算定される時間である。
車両制御系4は、車両状態センサ40、乗員センサ41及び車両制御ECU42を備えている。車両状態センサ40は、車内ネットワーク6に接続されている。車両状態センサ40は、自車両2の運転状態を検知する。車両状態センサ40は、例えば車速センサ、加速度センサ、回転数センサ、舵角センサ、燃料センサ、水温センサ、無線通信機及びGPS(Global Positioning System)受信機等のうち、複数種類である。
乗員センサ41は、車内ネットワーク6に接続されている。乗員センサ41は、図1に示す自車両2の車室2a内に搭乗した乗員の状態又は操作を、検知する。乗員センサ41は、例えば図2に示す運転モードスイッチ41a、パワースイッチ、乗員モニタ、ターンスイッチ、ライトスイッチ、ワイパスイッチ等のうち、少なくとも運転モードスイッチ41aを含んだ複数種類である。
ここで運転モードスイッチ41aは、自車両2における現在の運転モードを選択するために、乗員により操作される。運転モードとしては、自車両2が自動運転される自動運転モードMaと、自車両2が乗員により手動運転される手動運転モードMmとが、用意されている(図3を参照)。具体的に自動運転モードMaでは、自車両2の加減速と左右操舵とが自動制御される。一方で手動運転モードMmでは、図1に示すアクセルペダル2b及びブレーキペダル2cの乗員による操作に従って自車両2の加減速が手動制御され、またステアリングハンドル2dの乗員による操作に従って自車両2の左右操舵が手動制御される。
図2に示すように車両制御ECU42は、車内ネットワーク6に接続されている。車両制御ECU42は、プロセッサ及びメモリを有するマイクロコンピュータを主体として構成されている。車両制御ECU42は、自車両2を自動運転するための「自動制御ユニット」として、機能する。そのための車両制御ECU42は、例えば及び統合制御ECU42a、エンジン制御ECU、モータ制御ECU、ブレーキ制御ECU及びステアリング制御ECU等のうち、少なくとも統合制御ECU42aを含んだ複数種類である。
ここで統合制御ECU42aは、例えばセンサ40,41の出力信号、周辺監視ECU31での取得情報、及び車両制御ECU42としての他制御ECUの制御情報等に基づき、当該他制御ECUの作動を同期制御する。具体的に、本実施形態の統合制御ECU42aは、走行路の走行レーンに沿って自車両2をトレース走行させるように、自動運転としてのレーンコントロールを実現する。また、本実施形態の統合制御ECU42aは、前方車両等の前方障害物に対する自車両2の衝突を回避するように、自動運転としての衝突被害軽減制動(AEB:Autonomous Emergency Braking)を実現する。このときAEBの作動開始条件は、TTCが例えば1.4〜1.6秒程度となること等に、定義される。
図1,2に示すように情報提示系5は、刺激ユニット50,51及び情報提示ECU52を備えている。刺激ユニット50,51は、車内ネットワーク6に接続されている。刺激ユニット50,51は、相異なる刺激を乗員へと与えることで、自車両2における運転情報をそれぞれ提示する。
具体的に第一刺激ユニット50は、スピーカ及び音源回路を主体として構成されている。第一刺激ユニット50は、自車両2の車室2a内に設置され、乗員により知覚可能な音声を発する。これにより第一刺激ユニット50は、乗員へ与える聴覚刺激により、所定の運転情報を提示可能となっている。
一方で第二刺激ユニット51は、振動アクチュエータ又は反力アクチュエータを主体として構成されている。第二刺激ユニット51は、自車両2の車室2a内に設置され、可動部材51aと接触した乗員により知覚可能な振動又は反力を発する。これにより第二刺激ユニット51は、乗員へ与える触力覚刺激により、所定の運転情報を提示可能となっている。尚、図1に示す可動部材51aは、自車両2においてフットレストの一部を構成しているが、例えばステアリングハンドル2d、アクセルペダル2b、ブレーキペダル2c、アームレスト及びヘッドレスト等のうち、いずれかの一部を構成していてもよい。
図2に示すように情報提示ECU52は、プロセッサ52a及びメモリ52bを有したマイクロコンピュータを主体として構成されている。情報提示ECU52は、車内ネットワーク6に接続されている。「情報提示制御装置」としての情報提示ECU52は、例えばECU31の取得情報、センサ40,41の検知情報、ECU42の制御情報、及びメモリ52bの記憶情報等に基づき、刺激ユニット50,51による運転情報の提示を制御する。
具体的に情報提示ECU52は、メモリ52bに記憶された提示制御プログラムをプロセッサ52aにより実行することで、図3に示す提示制御フローの各ステップを機能的に実現する。尚、提示制御フローは、乗員センサ41としてのパワースイッチのオン操作に応じて開始され、同スイッチのオフ操作に応じて終了する。また、提示制御フロー中の「S」とは、各ステップを意味する。さらにまた、提示制御プログラムを記憶する情報提示ECU52のメモリ52bやその他ECUのメモリは、例えば半導体メモリ、磁気媒体若しくは光学媒体等といった記憶媒体を、一つ又は複数使用してそれぞれ構成される。
まず提示制御フローのS101では、自動運転モードMaと手動運転モードMmとのうち、運転モードスイッチ41aにより選択されている現在の運転モードを、判定する。その結果、手動運転モードMmとの判定が下される間は、S101を繰り返して実行する一方、自動運転モードMaとの判定が下されると、S102へ移行する。
S102では、現在における自車両2の関連情報として、ECU31の取得情報である走行環境情報と、センサ40の検知情報に基づく運転状態情報とを、取得する。続くS103では、図4に示すように自車両2に予定される予定走行路7にて、特定のカーブ走行路7aが存在するか否かを、S102での取得情報に基づき判定する。ここで特定のカーブ走行路7aは、自車両2の乗員による走行先の視認が図4の如く阻害されるような「カーブ特性」の走行路、特に本実施形態では図5に示す路幅中心のカーブ半径Rが例えば50m以下等の走行レーンに、定義される。こうしたS103にて、図3に示すように肯定判定が下された場合には、S104へと移行する。
S104では、自車両2の予定走行路7にて車両制御ECU42の統合制御ECU42aがカーブ走行路7aに沿ったカーブ走行作動をレーンコントロールにより開始すると予定されるタイミングを、図5に示す基準タイミングT0cとして設定する。
図3に示すように続くS105では、予定走行路7における自車両2の手動運転を仮定した場合に基準タイミングT0cよりも手前にて乗員によるカーブ走行作動の開始判断が許容される図5の許容期間ΔPxcのうち、最も遅い限界タイミングTlcを設定する。ここで、手動運転であれば限界タイミングTlcを超えて乗員がカーブ走行作動の開始判断をすることは、当該乗員による実際のカーブ走行作動が間に合わないことを意味する。そこで、限界タイミングTlcから基準タイミングT0cまでに自車両2が進むことになる距離ΔLycは、図6に示す相関データDcに従って確保するように、調整する必要がある。
こうした調整に必要な図6の相関データDcは、自車両2の車速V(図5も参照)と、予定されるカーブ走行路7aの「カーブ特性」であるカーブ半径Rとに対して、タイミングTlc,T0c間の距離ΔLycが採り得る値を、表している。以上より、S105にて限界タイミングTlcは、車速Vとカーブ半径Rとに関連付けられた相関データDcに基づく距離ΔLyc分、基準タイミングT0cから手前側へと遡るタイミングに、設定される。尚、本実施形態で利用される相関データDcは、車速Vが高いほど且つカーブ半径Rが小さいほど、限界タイミングTlcを手前側に設定するように、距離ΔLycが大きく調整される相関を、表している。また、このような相関データDcは、例えばマップ、テーブル及び演算式等のうちいずれかの形式にて、予めメモリ52bに記憶される。
図3に示すように続くS106では、予定走行路7における図5の限界タイミングTlcよりも手前に、刺激開始タイミングTscを設定する。ここで、刺激開始タイミングTscから限界タイミングTlcまでに自車両2が進むことになる距離ΔLzcは、後述のS109にて乗員に気付きを与えるのに適正な聴覚提示を実現可能となるように、調整する必要がある。そこで、S106にて刺激開始タイミングTscは、メモリ52bに記憶された距離ΔLzc分、限界タイミングTlcから手前へと遡るタイミングに、設定される。
図3に示すように続くS107では、現在タイミング(即ち、S107の実行タイミング)が予定走行路7での刺激開始タイミングTscであるか否かを、判定する。その結果、否定判定が下される間は、S107を繰り返して実行する一方、肯定判定が下されると、S108へ移行する。
S108では、予定走行路7での刺激開始タイミングTscから、限界タイミングTlcをよりも手前となる直前までの期間を、図5,7に示す前段提示期間ΔPfcとして設定する。
図3に示すように続くS109では、前段提示期間ΔPfcにて基準タイミングT0cでのカーブ走行作動の開始情報Iscを、第一刺激ユニット50の聴覚刺激により図7の如く提示する。このとき開始情報Iscは、例えば「右にカーブします」又は「左にカーブします」等の音声により、自車両2がカーブ走行作動前の直進作動中に提示される。
図3に示すように続くS110では、予定走行路7での限界タイミングTlcから、少なくとも基準タイミングT0cまでの期間を、図5,7に示す後段提示期間ΔPlcとして設定する。ここで本実施形態の後段提示期間ΔPlcは、限界タイミングTlcから基準タイミングT0cを超えて、カーブ走行路7aでのカーブ走行作動が完了する完了タイミングTecまでの期間に、設定される。
図3に示すように続くS111では、後段提示期間ΔPlcにて基準タイミングT0cでのカーブ走行作動の開始情報Isc及び継続情報Iccを、第一刺激ユニット50から切り替えた第二刺激ユニット51の触力覚刺激により図7の如く提示する。即ち、第一刺激ユニット50による開始情報Iscの提示を終了して、第二刺激ユニット51による開始情報Isc及び継続情報Iccの提示に切り替える。このとき開始情報Iscと継続情報Iccとは、連続的若しくは断続的に発せられる振動又は反力により、基準タイミングT0cを境にして順次提示される。以上により、現在タイミングが予定走行路7での完了タイミングTecに到達すると、第二刺激ユニット51による継続情報Iccの提示を終了してから、図3に示すようにS101へと戻る。
したがって、このような第一実施形態では、カーブ走行路7aでのカーブ走行作動が「特定作動」に相当する。また第一実施形態では、情報提示ECU52のうちS104を実行する機能部分が、プロセッサ52aにより構築される「基準設定ブロック」に相当し、同ECU52のうちS105を実行する機能部分が「限界設定ブロック」に相当する。さらに第一実施形態では、情報提示ECU52のうちS108,S109を実行する機能部分が、プロセッサ52aにより構築される「前段提示ブロック」に相当し、同ECU52のうちS110,S111を実行する機能部分が「後段提示ブロック」に相当する。
さて、ここまではS103にて肯定判定が下された場合の後続ステップについて、説明した。これに対して、S103にて否定判定が下された場合には、S112へ移行する。S112では、図8に示すように自車両2に予定される予定走行路7にて、走行路の同一レーンを同一方向へと走行する前方車両8が存在するか否かを、S102での取得情報に基づき判定する。その結果、図3に示すように否定判定が下された場合には、S101へ戻る一方、肯定判定が下された場合には、S113へ移行する。
S113では、自車両2の予定走行路7にて車両制御ECU42の統合制御ECU42aが前方車両8に対する自車両2の衝突回避作動をAEBにより開始すると予定されるタイミング(TTCが例えば1.4〜1.6秒程度のタイミング)を、図9に示す基準タイミングT0bとして設定する。
図3に示すように続くS114では、予定走行路7における自車両2の手動運転を仮定した場合に基準タイミングT0bよりも手前にて乗員による衝突回避作動の開始判断が許容される図9の許容期間ΔPxbのうち、最も遅い限界タイミングTlbを設定する。ここで、手動運転であれば限界タイミングTlbを超えて乗員が衝突回避作動の開始判断をすることは、当該乗員による実際の衝突回避作動が間に合わないことを意味する。そこで、限界タイミングTlbから基準タイミングT0bまでに自車両2が進むことになる距離ΔLybは、図10に示す相関データDbに従って確保するように、調整する必要がある。
こうした調整に必要な図10の相関データDbは、自車両2の車速V(図9も参照)と、前方車両8により乗員が受ける圧迫度合いPとに対して、タイミングTlb,T0b間の距離ΔLybが採り得る値を、表している。ここで圧迫度合いPは、図11に示すように自車両2の前方領域を撮像した前方画像9のうち前方車両8を撮像した画像部分9aの「画素サイズ」と、前方車両8に対する自車両2の実際の車間距離CL(図8を参照)との比に基づき、算定される。特に本実施形態の圧迫度合いPは、画像部分9aの「画素サイズ」としての最大幅Wを車間距離CLにより割り算して算定される。
以上より、S114にて限界タイミングTlbは、車速Vと圧迫度合いPとに関連付けられた相関データDbに基づく距離ΔLyb分、基準タイミングT0bから手前側へと遡るタイミング(TTCが例えば4秒程度のタイミング)に、設定される。尚、本実施形態で利用される相関データDbは、車速Vが高いほど且つ圧迫度合いPが小さいほど、限界タイミングTlbを手前側に設定するように、距離ΔLybが大きく調整される相関を、表している。また、このような相関データDbは、例えばマップ、テーブル及び演算式等のうちいずれかの形式にて、予めメモリ52bに記憶される。
図3に示すように続くS115では、予定走行路7における図9の限界タイミングTlbよりも手前に、刺激開始タイミングTsbを設定する。ここで、刺激開始タイミングTsbから限界タイミングTlbまでに自車両2が進むことになる距離ΔLzbは、後述のS118にて乗員に気付きを与えるのに適正な聴覚提示を実現可能となるように、調整する必要がある。そこで、S115にて刺激開始タイミングTsbは、メモリ52bに記憶された距離ΔLzb分、限界タイミングTlbから手前へと遡るタイミング(TTCが例えば5秒程度のタイミング)に、設定される。
図3に示すように続くS116では、現在タイミング(即ち、S116の実行タイミング)が予定走行路7での刺激開始タイミングTsbであるか否かを、判定する。その結果、否定判定が下される間は、S116を繰り返して実行する一方、肯定判定が下されると、S117へ移行する。
S117では、予定走行路7での刺激開始タイミングTsbから、限界タイミングTlbをよりも手前となる直前までの期間を、図9,12に示す前段提示期間ΔPfbとして設定する。
図3に示すように続くS118では、前段提示期間ΔPfbにて基準タイミングT0bでの衝突回避作動の開始情報Isbを、第一刺激ユニット50の聴覚刺激により図12の如く提示する。このとき開始情報Isbは、例えば「減速します」等の音声により、自車両2が衝突回避作動(即ち、衝突被害軽減制動(AEB))前の定常作動中に提示される。
図3に示すように続くS119では、予定走行路7での限界タイミングTlbから、少なくとも基準タイミングT0bまでの期間を、図9,12に示す後段提示期間ΔPlbとして設定する。ここで本実施形態の後段提示期間ΔPlbは、限界タイミングTlbから基準タイミングT0bを超えて、衝突回避作動が完了する完了タイミングTebまでの期間に、設定される。
図3に示すように続くS120では、後段提示期間ΔPlbにて基準タイミングT0bでの衝突回避作動の開始情報Isb及び継続情報Icbを、第一刺激ユニット50から切り替えた第二刺激ユニット51の触力覚刺激により図12の如く提示する。即ち、第一刺激ユニット50による開始情報Isbの提示を終了して、第二刺激ユニット51による開始情報Isb及び継続情報Icbの提示に切り替える。このとき開始情報Isbと継続情報Icbとは、連続的若しくは断続的に発せられる振動又は反力により、基準タイミングT0bを境にして順次提示される。以上により、現在タイミングが予定走行路7での完了タイミングTebに到達すると、第二刺激ユニット51による継続情報Icbの提示を終了してから、図3に示すようにS101へと戻る。
したがって、このような第一実施形態では、前方車両8に対する衝突回避作動が「特定作動」に相当する。また第一実施形態では、情報提示ECU52のうちS113を実行する機能部分が、プロセッサ52aにより構築される「基準設定ブロック」に相当し、同ECU52のうちS114を実行する機能部分が「限界設定ブロック」に相当する。さらに第一実施形態では、情報提示ECU52のうちS117,S118を実行する機能部分が、プロセッサ52aにより構築される「前段提示ブロック」に相当し、同ECU52のうちS119,S120を実行する機能部分が「後段提示ブロック」に相当する。
(作用効果)
以上説明した第一実施形態の作用効果を、以下に説明する。
第一実施形態によると、自車両2を自動運転する車両制御ECU42が「特定作動」を開始する基準タイミングT0c,T0bよりも手前では、自車両2の手動運転を仮定した場合に乗員による「特定作動」の開始判断が許容される許容期間ΔPxc,ΔPxbのうち、最も遅い限界タイミングTlc,Tlbが設定される。その結果、限界タイミングTlc,Tlbよりも手前の前段提示期間ΔPfc,ΔPfbにて第一刺激ユニット50により「特定作動」の開始情報提示が実現された後、限界タイミングTlc,Tlbから先の後段提示期間ΔPlc,ΔPlbにて異なる刺激の第二刺激ユニット51により「特定作動」の開始情報提示が実現されることになる。これにより自車両2の乗員は、手動運転であれば「特定作動」の開始判断が許容される許容期間ΔPxc,ΔPxbの限界タイミングTlc,Tlbを境に、刺激の与えられ方を変更されることで、基準タイミングT0c,T0bでの「特定作動」の確かな開始を意識させられ得る。故に、自動運転における「特定作動」の開始前にて、乗員の感じる不安を軽減することが可能となる。
ここで第一実施形態によると、限界タイミングTlc,Tlbよりも手前の前段提示期間ΔPfc,ΔPfbにて情報提示する第一刺激ユニット50は、限界タイミングTlc,Tlbから先の後段提示期間ΔPlc,ΔPlbにて異なる刺激で情報提示する第二刺激ユニット50へと、切り替えられる。これにより乗員は、手動運転であれば「特定作動」の開始判断が許容される限界タイミングTlc,Tlbに合わせて刺激を切り替えられることで、基準タイミングT0c,T0bでの「特定作動」の開始を確信することができる。故に、「特定作動」の開始前における不安の軽減効果を高めることが可能となる。
また第一実施形態によると、限界タイミングTlc,Tlbよりも手前の前段提示期間ΔPfc,ΔPfbでは、乗員へ聴覚刺激を与える第一刺激ユニット50により「特定作動」の開始情報が提示されることで、乗員は「特定作動」の開始を感覚的に認知することができる。しかも、限界タイミングTlc,Tlbから先の後段提示期間ΔPlc,ΔPlbでは、そうした開始認知下の乗員へと触力覚刺激を与える第二刺激ユニット51により「特定作動」の開始情報が提示されることで、乗員は「特定作動」の確かな開始を直接的に意識することができる。これらによれば、「特定作動」の開始前における不安の軽減効果を高めることが可能となる。
さらに第一実施形態によると、自車両2の「特定作動」としてカーブ走行路7aに沿ったカーブ走行作動の開始判断が手動運転の場合に許容される限界タイミングTlcは、当該カーブ作動の開始される基準タイミングT0cよりも手前に、設定されることとなる。これにより乗員は、限界タイミングTlcを境に刺激の与えられ方を変更されることで、基準タイミングT0cでのカーブ走行作動の確かな開始を意識させられ得る。故に、カーブ走行作動の開始前における不安の軽減が可能となる。
ここで第一実施形態によると、手動運転であればカーブ走行作動の開始判断が許容される限界タイミングTlcは、自車両2の車速Vとカーブ走行路7aの「カーブ特性」であるカーブ半径Rとに関連付けられることで、適正に設定され得る。これにより乗員は、適正な限界タイミングTlcを境として、基準タイミングT0cでのカーブ走行作動の開始を確信することができる。故に、カーブ走行作動の開始前における不安の軽減効果を高めることが可能となる。
またさらに第一実施形態によると、自車両2の「特定作動」として前方車両8に対する衝突回避作動の開始判断が手動運転の場合に許容される限界タイミングTlbは、当該衝突回避作動の開始される基準タイミングT0bよりも手前に、設定されることとなる。これにより乗員は、限界タイミングTlbを境に刺激の与えられ方を変更されることで、基準タイミングT0bでの衝突回避作動の確かな開始を意識させられ得る。故に、衝突回避作動の開始前における不安の軽減が可能となる。
ここで第一実施形態によると、手動運転であれば衝突回避作動の開始判断が許容される限界タイミングTlbは、自車両2の車速Vと前方車両8による圧迫度合いPとに関連付けられることで、適正に設定され得る。特に本実施形態の圧迫度合いPは、自車両2の前方領域を撮像した前方画像9のうち、前方車両8を撮像した画像部分9aの「画素サイズ」である最大幅Wと、前方車両8に対する自車両2の車間距離CLとの比に基づき、適正に算定され得る。これらにより乗員は、適正な限界タイミングTlbを境として、基準タイミングT0bでの衝突回避作動の開始を確信することができる。故に、衝突回避作動の開始前における不安の軽減効果を高めることが可能となる。
(第二実施形態)
図13〜15に示すように本発明の第二実施形態は、第一実施形態の変形例である。
図13に示す第二実施形態の提示制御フローでは、第一実施形態のS110に続くS111に代えて、S2111a,S2111bを実行する。まずS2111aでは、後段提示期間ΔPlcの初期部ΔPlc1にて、基準タイミングT0cでのカーブ走行作動の開始情報Iscを、第一及び第二刺激ユニット50,51の双方により図14の如く提示する。即ち、後段提示期間ΔPlcの初期部ΔPlc1には、第一及び第二刺激ユニット50,51による開始情報Iscの提示を、それら刺激ユニット50,51の共同によりオーバーラップさせる。さらに、図13に示すように続くS2111bでは、後段提示期間ΔPlcの残部ΔPlc2にて、基準タイミングT0cでのカーブ走行作動の開始情報Isc及び継続情報Iccを、第二刺激ユニット51の単独により図14の如く提示する。このように第二実施形態では、情報提示ECU52のうちS110,S2111a,S2111bを実行する機能部分が「後段提示ブロック」に相当する。
また、図13に示す第二実施形態の提示制御フローでは、第一実施形態のS119に続くS120に代えて、S2120a,S2120bを実行する。まずS2120aでは、後段提示期間ΔPlbの初期部ΔPlb1にて、基準タイミングT0cでの衝突回避作動の開始情報Isbを、第一及び第二刺激ユニット50,51の双方により図15の如く提示する。即ち、後段提示期間ΔPlbの初期部ΔPlb1には、第一及び第二刺激ユニット50,51による開始情報Isbの提示を、それら刺激ユニット50,51の共同によりオーバーラップさせる。さらに、図13に示すように続くS2120bでは、後段提示期間ΔPlbの残部ΔPlb2にて、基準タイミングT0cでの衝突回避作動の開始情報Isb及び継続情報Icbを、第二刺激ユニット51の単独により図15の如く提示する。このように第二実施形態では、情報提示ECU52のうちS119,S2120a,S2120bを実行する機能部分が「後段提示ブロック」に相当する。
このような第二実施形態によると、限界タイミングTlc,Tlbから先の後段提示期間ΔPlc,ΔPlbには、第一及び第二刺激ユニット50,51の双方による情報提示から、第二刺激ユニット51の単独による情報提示へと切り替えられる。その結果、手動運転であれば「特定作動」の開始判断が許容される限界タイミングTlc,Tlbに合わせて刺激が一旦重ねられた後、刺激が減少することになる。これにより自車両2の乗員は、限界タイミングTlc,Tlbだけでなく、その後のタイミングでも刺激の与えられ方を変更されることで、基準タイミングT0c,T0bでの「特定作動」の開始を確信することができる。故に、第二実施形態でもカーブ走行作動及び衝突回避作動となる「特定作動」の開始前において、不安の軽減効果を高めることが可能となる。
(他の実施形態)
以上、本発明の複数の実施形態について説明したが、本発明は、それらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態及び組み合わせに適用することができる。
具体的に変形例1では、図16に示すように、S103とS112との実行順序を入れ替えてもよい。即ち、S102から移行したS112により否定判定が下された場合にはS103へ移行して、当該S103により否定判定が下された場合にはS101へ戻るように変形させてもよい。尚、図16は、第一実施形態の変形例1を代表的に示している。
変形例2では、図17に示すように、S112〜S120を実行しないで、S103により否定判定が下された場合にはS101へ戻るように変形させてもよい。変形例3では、図18に示すように、S103〜S111を実行しないで、S102からS112へ移行するように変形させてもよい。尚、図17,18は、それぞれ第一実施形態の変形例2,3を代表的に示している。
変形例4では、図19に示すように、画像部分9aの「画素サイズ」としての最大高さHを車間距離CLにより割り算して、S114での圧迫度合いPを算定してもよい。変形例5では、図20に示すように、画像部分9aの「画素サイズ」としての最大幅W及び最大高さHを掛け算して、当該掛け算値(即ち、図20に示すドットハッチング部分内の面積)を車間距離CLにより割り算することで、S114での圧迫度合いPを算定してもよい。
変形例6では、S105での「カーブ特性」として、カーブ走行路7aの曲率を採用してもよい。変形例7では、カーブ走行作動及び衝突回避作動以外、例えば自車両2が走行路の頂部を通過した後における減速作動等を、「特定作動」として採用してもよい。この変形例7の場合には、「特定作動」として採用される減速作動等に応じて、限界タイミングを設定するために関連付けられる走行環境情報及び運転状態情報を、選定可能である。
変形例8では、聴覚刺激以外、例えば視覚刺激、触力覚刺激、嗅覚刺激及び味覚刺激のうちいずれかの感覚刺激を与える第一刺激ユニット50を、採用してもよい。変形例9では、触力覚刺激以外、例えば視覚刺激、聴覚覚刺激、嗅覚刺激及び味覚刺激のうちいずれかの感覚刺激を与える第二刺激ユニット51を、採用してもよい。
変形例10では、情報提示ECU52以外の他ECUにより、提示制御フローの少なくとも一部のステップを機能的に実現してもよい。変形例11では、例えば一つ又は複数のIC等といった電子回路により、提示制御フローの少なくとも一部のステップをハードウェア的に実現してもよい。
1 乗員支援システム、2 自車両、5 情報提示系、7a カーブ走行路、8 前方車両、9 前方画像、9a 画像部分、30a カメラ、42 車両制御ECU、50 第一刺激ユニット、51 第二刺激ユニット、52 情報提示ECU、52a プロセッサCL 車間距離、Isb,Isc 開始情報、Ma 自動運転モード、P 圧迫度合い、R カーブ半径、T0b,T0c 基準タイミング、Teb,Tec 完了タイミング、Tlb,Tlc 限界タイミング、V 車速、W 最大幅、ΔPfb,ΔPfc 前段提示期間、ΔPlb,ΔPlc 後段提示期間、ΔPxb,ΔPxc 許容期間

Claims (10)

  1. 自動制御ユニット(42)により自動運転されると共に、相異なる感覚刺激を乗員へ与える第一刺激ユニット(50)及び第二刺激ユニット(51)により運転情報が提示される自車両(2)において、それら刺激ユニットによる前記運転情報の提示を制御する情報提示制御装置(52)であって、
    少なくとも一つのプロセッサ(52a)により構築されるブロックとして、
    前記自動制御ユニットが前記自車両の特定作動を開始する基準タイミング(T0c,T0b)を、設定する基準設定ブロック(S104,S113)と、
    前記自車両の手動運転を仮定した場合に前記基準タイミングよりも手前にて前記乗員による前記特定作動の開始判断が許容される許容期間(ΔPxc,ΔPxb)のうち、最も遅い限界タイミング(Tlc,Tlb)を設定する限界設定ブロック(S105,S114)と、
    前記限界タイミングよりも手前の前段提示期間(ΔPfc,ΔPfb)では、前記特定作動の開始を前記特定作動よりも前に提示するための開始情報を前記第一刺激ユニットにより提示させる前段提示ブロック(S108,S109,S117,S118)と、
    前記限界タイミングから先の後段提示期間(ΔPlc,ΔPlb)では、前記第二刺激ユニットにより前記特定作動の開始情報を提示させる後段提示ブロック(S110,S111,S119,S120,S2111a,S2111b,S2120a,S2120b)とを、備える情報提示制御装置。
  2. 前記基準設定ブロック(S104)は、
    前記特定作動としてカーブ走行路(7a)に沿った前記自車両のカーブ走行作動を前記自動制御ユニットが開始するタイミングを、前記基準タイミング(T0c)として設定する請求項1に記載の情報提示制御装置。
  3. 前記限界設定ブロック(S105)は、
    前記自車両の車速(V)と前記カーブ走行路のカーブ特性(R)とに関連付けて、前記限界タイミング(Tlc)を設定する請求項2に記載の情報提示制御装置。
  4. 前記基準設定ブロック(S113)は、
    前記特定作動として前方車両(8)に対する前記自車両の衝突回避作動を前記自動制御ユニットが開始するタイミングを、前記基準タイミング(T0b)として設定する請求項1に記載の情報提示制御装置。
  5. 前記限界設定ブロック(S114)は、
    前記自車両の車速(V)と前記前方車両による圧迫度合い(P)とに関連付けて、前記限界タイミング(Tlb)を設定する請求項4に記載の情報提示制御装置。
  6. 前記限界設定ブロック(S114)は、
    前記自車両の前方領域を撮像した前方画像(9)のうち、前記前方車両を撮像した画像部分(9a)の画素サイズ(W,H)と、前記前方車両に対する前記自車両の車間距離(CL)との比に基づき、前記圧迫度合いを算定する請求項5に記載の情報提示制御装置。
  7. 前記後段提示期間にて前記後段提示ブロック(S110,S111,S119,S120)は、前記第一刺激ユニットから切り替えた前記第二刺激ユニットにより前記特定作動の開始情報を提示させる請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報提示制御装置。
  8. 前記後段提示期間にて前記後段提示ブロック(S110,S119,S2111a,S2111b,S2120a,S2120b)は、前記特定作動の開始情報を前記第一刺激ユニットと前記第二刺激ユニットとの双方により提示させた後、前記特定作動の開始情報を前記第二刺激ユニットの単独により提示させる請求項1〜6のいずれか一項に記載の情報提示制御装置。
  9. 前記前段提示ブロックは、
    前記乗員へ聴覚刺激を与える前記第一刺激ユニットにより前記特定作動の開始情報を提示させ、
    前記後段提示ブロックは、
    前記乗員へ触力覚刺激を与える前記第二刺激ユニットにより前記特定作動の開始情報を提示させる請求項1〜8のいずれか一項に記載の情報提示制御装置。
  10. 自動制御ユニット(42)により自動運転される自車両(2)の乗員を支援する乗員支援システム(1)であって、
    相異なる感覚刺激を前記乗員へ与えることにより、運転情報を提示する第一刺激ユニット(50)及び第二刺激ユニット(51)と、
    前記第一刺激ユニット及び前記第二刺激ユニットによる前記運転情報の提示を制御する請求項1〜9のいずれか一項に記載の情報提示制御装置(52)とを、含んで構成されている乗員支援システム。
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