JP6800193B2 - 検体分析装置、検体分析方法およびプログラム - Google Patents

検体分析装置、検体分析方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、検体分析装置、検体分析方法およびプログラムに関する。
特許文献1には、試薬交換の際に試薬の適否を判定する検体分析装置が記載されている。図16に示すように、この検体分析装置では、ユーザーは、試薬に付された27桁のReagent Codeを試薬交換画面610において入力し、実行ボタン611を押す。入力されたReagent Codeが間違っている場合には、Reagent Code警告画面620が表示される。Reagent Code警告画面620には、Reagent Codeが正しく入力されていない旨、および、分析結果の保証ができない旨の警告が表示されるとともに、試薬交換を実行するか否かの判断をユーザーに確認するための表示が行われる。
特開2013−190446号公報
上記のような検体分析装置では、洗浄液を用いて装置内の所定の部位が洗浄される。この場合、適正な分析結果を得るためには、装置の製造会社が成分等を設定した洗浄液を用いて十分な洗浄を行う必要がある。しかしながら、装置の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液、言い換えれば成分や使用期限などを把握できない不明な洗浄液が洗浄に用いられる場合がある。このように不明な洗浄液が用いられる場合、図16のような画面が表示されたとしても、そのまま分析が進められると、分析結果の信頼性が低くなってしまう。
本発明の第1の態様は、検体と試薬とを混合して調製された測定試料を測定し、測定結果に基づいて検体を分析する検体分析装置に関する。本態様に係る検体分析装置(30)は、洗浄液を収容する容器(20)から読取情報を読み取る読取部(335)と、洗浄液を用いて装置(30)内の所定の部位(451)を洗浄する洗浄部(100)と、読取部(335)により読み取られた読取情報に基づいて洗浄部(100)の動作条件を切り替える制御部(331)と、を備える。
検体分析装置の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が用いられると、洗浄液の成分や使用期限などが不明であるため、適正な洗浄を行うことができないおそれがある。本態様に係る検体分析装置によれば、読取情報に基づいて洗浄部の動作条件が切り替えられる。したがって、読取情報に基づいて、検体分析装置の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が洗浄液容器に収容されていると考えられる場合、動作条件の切り替えにより、たとえば洗浄時間を長くするなどして信頼性の高い洗浄を行うことができる。よって、成分や使用期限などを把握できない不明な洗浄液を用いて洗浄を行った場合であっても、分析結果の信頼性を高めることができる。
本態様に係る検体分析装置(30)において、洗浄部(100)は、読取部(335)により読み取られた読取情報から容器(20)に収容された洗浄液に関する洗浄液情報が取得された場合、第1動作条件に従って洗浄液を用いて所定の部位(451)を洗浄し、読取部(335)により読み取られた読取情報から洗浄液情報が取得されない場合、第1動作条件とは異なる第2動作条件に従って洗浄液を用いて所定の部位(451)を洗浄するよう構成され得る。このとき、読取情報から洗浄液情報が取得される場合は、検体分析装置の製造会社が成分等を設定した洗浄液が容器に収容されていることを想定でき、読取情報から洗浄液情報が取得されない場合は、検体分析装置の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が容器に収容されていることを想定できる。したがって、たとえば、第2動作条件において第1動作条件よりも確実な洗浄を行うことにより、不明な洗浄液を用いたとしても、分析結果の信頼性を高めることができる。
この場合に、本態様に係る検体分析装置(30)は、読取情報から洗浄液情報を取得できたか否かを判定する制御部(331)を備えるよう構成され得る。
本態様に係る検体分析装置(30)において、第2動作条件における洗浄時間は、第1動作条件における洗浄時間よりも長く設定され得る。こうすると、不明な洗浄液を用いたとしても、確実な洗浄を行うことができる。
本態様に係る検体分析装置(30)において、第2動作条件における洗浄回数は、第1動作条件における洗浄回数よりも多く設定され得る。こうすると、不明な洗浄液を用いたとしても、確実な洗浄を行うことができる。
本態様に係る検体分析装置(30)において、第2動作条件で洗浄が行われる場合の所定の部位(451)の洗浄動作を含む1サイクルの動作に要する時間は、第1動作条件で洗浄が行われる場合の所定の部位(451)の洗浄動作を含む1サイクルの動作に要する時間の整数倍とされ得る。こうすると、第1動作条件における動作と、第2動作条件における動作とを、容易に切り替えることができる。
本態様に係る検体分析装置(30)は、第1動作条件に従って行われた洗浄回数が、容器(20)に設定された洗浄可能回数から第1回数を減じた回数に到達したときに容器(20)の交換を促すための報知を行い、第2動作条件に従って行われた洗浄回数が、容器(20)に設定された洗浄可能回数から第1回数よりも大きい第2回数を減じた回数に到達したときに容器(20)の交換を促すための報知を行うよう構成され得る。検体分析装置の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液の場合、洗浄液を収容する容器の残量が不明であるため意図せず洗浄液がなくなってしまうことが起こり得る。本態様に係る検体分析装置によれば、第2動作条件で洗浄が行われる場合、第1動作条件の場合よりも早く容器の交換が促されるため、洗浄液の空吸いによる洗浄不足を防止して、信頼性の低い測定および分析が行われることを防止できる。
本態様に係る検体分析装置(30)は、第2動作条件に従って洗浄が行われる場合に、容器(20)に設定された使用期限を所定の日数だけ早めた日時が到来したときに、容器(20)の使用期限が到来した旨の報知を行うよう構成され得る。検体分析装置の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液の場合、洗浄液の劣化が意図せず進んでしまうことが起こり得る。本態様に係る検体分析装置によれば、第2動作条件で洗浄が行われる場合、あらかじめ設定された元の使用期限から所定の日数を早めた日時が新たな使用期限として設定される。これにより、意図しない洗浄液の劣化を防止して、信頼性の低い測定および分析が行われることを防止できる。
本態様に係る検体分析装置(30)において、読取部(335)は、容器(20)のバーコードから読取情報を読み取るためのバーコードリーダであるよう構成され得る。容器に設けられるバーコードは、一方向に情報を持つ一次元コードや、QRコード(登録商標)などの2次元コードなどである。こうすると、容器から読取情報を円滑に取得できる。
本態様に係る検体分析装置(30)において、読取部(335)は、容器(20)のRFタグから読取情報を読み取るためのRFIDリーダであるよう構成され得る。こうすると、容器から読取情報を円滑に取得できる。
本態様に係る検体分析装置(30)は、読取部(335)により読み取られた読取情報から容器(20)に収容された洗浄液に関する洗浄液情報が取得されなかった場合、分析結果を保証できない旨を報知するよう構成され得る。こうすると、オペレータは、報知内容に基づいて、不明な洗浄液を用いた結果、分析結果の信頼性が低いおそれがあることを把握できる。
この場合に、本態様に係る検体分析装置(30)は、検体ごとの分析結果の一覧を示す分析結果一覧画面(210)を表示する表示部(333)を備え、読取部(335)により読み取られた読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合、分析結果一覧画面(210)において、対応する検体の表示に対して分析結果を保証できない旨が付され得る。こうすると、オペレータは、分析結果一覧画面を表示させたときに、信頼性が低い分析結果を視覚的に把握できる。
また、本態様に係る検体分析装置(30)は、検体の分析結果の詳細を示す分析結果詳細画面(220)を表示する表示部(333)を備え、読取部(335)により読み取られた読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合、分析結果詳細画面(220)において、分析結果を保証できない旨が表示され得る。こうすると、オペレータは、分析結果詳細画面を表示させたときに、検体の分析結果の信頼性を視覚的に把握できる。
また、本態様に係る検体分析装置(30)は、試薬の一覧を示す試薬一覧画面(230)を表示する表示部(333)を備え、読取部(335)により読み取られた読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合、試薬一覧画面(230)において、対応する洗浄液の表示に対して分析結果を保証できない旨を示すマーク(232a)が付され得る。こうすると、オペレータは、試薬一覧画面を表示させたときに、分析結果の信頼性が低くなるおそれがある洗浄液を視覚的に把握できる。
本態様に係る検体分析装置(30)は、容器(20)に収容された洗浄液に関する洗浄液情報の入力を受け付けるための受付部(334)を備え、洗浄部(100)は、読取部(335)により読み取られた読取情報から洗浄液情報が取得された場合、および、受付部(334)により受け付けられた洗浄液情報が所定の洗浄液情報である場合、第1動作条件に従って洗浄液を用いて所定の部位(451)を洗浄し、読取部(335)により読み取られた読取情報から洗浄液情報が取得されず、受付部(334)により受け付けられた洗浄液情報が所定の洗浄液情報でない場合、第1動作条件とは異なる第2動作条件に従って洗浄液を用いて所定の部位(451)を洗浄するよう構成され得る。受付部は、たとえば、タッチパネル、キーボード、マウスなどである。こうすると、検体分析装置の製造会社が成分等を設定した洗浄液が容器に収容されているにもかかわらず、読取情報から洗浄液情報が取得されない場合でも、受付部が受け付けた洗浄液情報に基づいて、適正に第1動作条件を設定できる。
この場合に、本態様に係る検体分析装置(30)は、読取情報から洗浄液情報を取得できたか否かを判定する制御部(331)は、受付部(334)により受け付けられた洗浄液情報が所定の洗浄液情報であるか否かを判定する処理を含むよう構成され得る。
本態様に係る検体分析装置(30)は、試薬を分注する試薬分注部(450)を備え、装置(30)内の所定の部位(451)は、試薬分注部(450)のノズルとされ得る。こうすると、ノズルの洗浄が行われることにより、適正に測定試料を調製できる。
この場合に、試薬分注部(450)は、ノズルを介して、複数の試薬のうち測定項目に応じた試薬を分注するよう構成され得る。このように複数の試薬が用いられる場合でも、ノズルの洗浄が行われることにより、試薬が混ざり合うことを防止でき、適正に測定試料を調製できる。
本態様に係る検体分析装置(30)において、洗浄液情報は、ロット番号、使用期限、洗浄液の種類、洗浄可能回数、容量の少なくとも1つを含むよう構成され得る。こうすると、洗浄液情報に基づいて、洗浄液の品質等を判断できる。
本発明の第2の態様は、検体と試薬とを混合して調製された測定試料を測定し、測定結果に基づいて検体を分析する検体分析方法に関する。本態様に係る検体分析方法は、洗浄液を収容する容器(20)から読取情報を読み取り、読み取られた読取情報に基づいて装置(30)内の所定の部位(451)の洗浄に関する動作条件を切り替え、読み取られた読取情報に基づく動作条件に従って洗浄液を用いて所定の部位(451)を洗浄する。
本態様に係る検体分析方法によれば、第1の態様と同様の効果が奏される。
本発明の第3の態様は、プログラムに関する。本態様に係るプログラム(332a)は、検体と試薬とを混合して調製された測定試料の測定結果に基づいて検体を分析する検体分析装置(30)内のコンピュータに、洗浄液を収容する容器(20)から読み取り情報を読み取り、読み取られた読取情報に基づいて、容器(20)に収容された洗浄液を用いて行う装置(30)内の所定の部位(451)の洗浄に関する動作条件を切り替える処理を実行させる。
本態様に係るプログラムによれば、第1の態様と同様の効果が奏される。
本発明によれば、不明な洗浄液を用いて洗浄を行った場合であっても分析結果の信頼性を高めることができる。
図1は、実施形態1に係る検体分析装置の構成の概要を示す模式図である。 図2は、実施形態1に係る検体分析装置が洗浄液に関する洗浄液情報を取得する手順を示す模式図である。 図3は、実施形態1に係る搬送部および測定部を上から見た場合の構成を模式的に示す平面図である。 図4(a)は、実施形態1に係る吸引部および洗浄槽の構成を模式的に示す断面図である。図4(b)は、実施形態1に係る洗浄部の構成を模式的に示す図である。 図5は、実施形態1に係る検体分析装置の構成を示すブロック図である。 図6は、実施形態1に係る洗浄液情報を取得するとともに洗浄に関する動作条件を決定する処理を示すフローチャートである。 図7(a)は、実施形態1に係る表示部に表示される読取開始画面の構成を示す模式図である。図7(b)は、実施形態1に係る表示部に表示される確認画面の構成を示す模式図である。図7(c)、(d)は、実施形態1に係る受付処理において表示部に表示される画面の構成を示す模式図である。 図8(a)〜(c)は、実施形態1に係る受付処理において表示部に表示される画面の構成を示す模式図である。 図9(a)は、実施形態1に係る第1動作条件が設定された場合の吸引部の動作を説明するための模式図である。図9(b)は、実施形態1に係る第2動作条件が設定された場合の吸引部の動作を説明するための模式図である。図9(c)は、実施形態1の変更例に係る第2動作条件が設定された場合の吸引部の動作を説明するための模式図である。 図10(a)は、実施形態1に係る第1動作条件が設定された場合の洗浄液容器の交換を促すための報知タイミングを説明するための模式図である。図10(b)は、実施形態1に係る第2動作条件が設定された場合の洗浄液容器の交換を促すための報知タイミングを説明するための模式図である。図10(c)は、実施形態1に係る第2動作条件が設定された場合の新たに設定される使用期限を説明するための模式図である。 図11は、実施形態1に係る表示部に表示される分析結果一覧画面の構成を示す模式図である。 図12は、実施形態1に係る表示部に表示される分析結果詳細画面の構成を示す模式図である。 図13は、実施形態1に係る表示部に表示される試薬一覧画面の構成を示す模式図である。 図14は、実施形態2に係る洗浄液情報を取得するとともに洗浄に関する動作条件を決定する処理を示すフローチャートである。 図15(a)は、実施形態3に係る洗浄液情報を取得するとともに洗浄に関する動作条件を決定する処理を示すフローチャートである。図15(b)は、実施形態3に係る表示部に表示される受付開始画面の構成を示す模式図である。 図16は、関連技術に係る構成を説明するための模式図である。
<実施形態1>
図1に示すように、検体分析装置30は、検体と試薬とを混合して調製された測定試料を測定し、測定結果に基づいて検体を分析する。検体分析装置30は、洗浄部100と、制御部331と、読取部335と、吸引部451と、を備える。検体分析装置30の内部には、試薬容器441が設置されている。検体分析装置30の外部には、洗浄液容器20が設置されている。試薬容器441は、測定試料の調製に用いられる試薬を収容している。洗浄液容器20は、洗浄液を収容している。洗浄液容器20と洗浄部100とは、流路を介して接続されている。検体分析装置30の詳細な構成については、追って図3〜5を参照して説明する。
検体の分析が開始されると、検体を収容した検体容器11が検体分析装置30に供される。検体容器11内の検体は、検体分析装置30内の反応容器422に分注される。吸引部451は、試薬を分注するためのノズルである。吸引部451は、試薬容器441内の試薬を吸引し、吸引した試薬を反応容器422に吐出する。これにより、反応容器422内で、検体と試薬とが混合され、測定試料が調製される。その後、検体分析装置30は、後述する検出部480により測定試料を測定して測定結果を取得し、測定結果に基づいて検体を分析する。測定が終了した反応容器422は廃棄される。
洗浄部100は、吸引部451による試薬の分注ごとに、洗浄液容器20内の洗浄液を用いて吸引部451を洗浄する。洗浄液容器20は、外側面に識別部材21を備える。識別部材21は、バーコードが印刷されたバーコードラベルである。識別部材21に印刷されたバーコードは、一方向に情報を持つ一次元コードである。読取部335は、洗浄液に関する洗浄液情報を取得するために用いられる。実施形態1の読取部335は、洗浄液容器20に設定された識別部材21のバーコードから読取情報を読み取るためのバーコードリーダである。
なお、識別部材21に印刷されたバーコードは、QRコード(登録商標)などの二次元コードであってもよい。また、識別部材21は、バーコードラベルに限らず、RFタグでもよい。この場合、読取部335は、洗浄液容器20に設置された識別部材21のRFタグから読取情報を読み取るためのRFIDリーダとなる。
ここで、洗浄液容器20が収容する洗浄液は、正しい分析結果が得られるように検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液であることが好ましい。このような洗浄液を収容する洗浄液容器20は、たとえば、純正品や正規品などと称される。一方、洗浄液容器20が収容する洗浄液は、たとえば、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液の場合もある。このような洗浄液を収容する洗浄液容器20は、たとえば、非正規品などと称される。
図2を参照して、検体分析装置30に新たな洗浄液容器20が接続される場合に、検体分析装置30が洗浄液に関する洗浄液情報を取得する手順を説明する。
洗浄液容器20が識別部材21を備える場合、オペレータは、読取部335を用いて、洗浄液容器20が備える識別部材21のバーコードから読取情報を読み取る。読取情報は、数字等により構成されたバーコード情報である。ここで、検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液を収容する洗浄液容器20に設置された識別部材21は、読取情報に対して所定の復号処理を行うことにより洗浄液情報を取得可能に構成されている。一方、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液を収容する洗浄液容器20に設置された識別部材21の場合、読取情報に対して所定の復号処理を行ったとしても、洗浄液情報は取得されない。
検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液を収容する洗浄液容器20の場合、図1に示した制御部331は、読取情報に対して所定の復号処理を行って、洗浄液情報を取得する。この場合に取得される洗浄液情報は、ロット番号と、使用期限と、洗浄液の種類と、を含む。洗浄液の種類は、たとえば、製品コードや製品名などである。なお、洗浄液情報は、上記以外に、洗浄液容器20内の洗浄液を用いて洗浄を行うことができる洗浄可能回数と、洗浄液容器20内の洗浄液の容量と、製造元または販売元と、製造元または販売元の住所と、を含んでもよい。洗浄液情報は、必ずしもこれらの情報を全て含まなくてもよく、これらの情報の少なくとも1つを含めばよい。
一方、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液を収容する洗浄液容器20の場合、制御部331は、読取情報に対して所定の復号処理を行ったとしても洗浄液情報を取得できない。この場合、オペレータは、手入力により洗浄液情報を入力する。すなわち、オペレータは、後述する検体分析装置30の受付部334を用いて洗浄液情報を入力する。また、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液を収容する洗浄液容器20は、識別部材21を備えない場合もある。この場合も、オペレータは、手入力により洗浄液情報を入力する。
図1に戻り、制御部331は、読取部335の読取情報から洗浄液情報を取得できたか否かを判定する。読取情報から洗浄液情報が取得された場合、すなわち、検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液が洗浄液容器20に収容されている場合、制御部331は、洗浄部100の動作条件として第1動作条件を設定する。そして、洗浄部100は、第1動作条件に従って、洗浄液容器20内の洗浄液を用いて吸引部451を洗浄する。他方、読取情報から洗浄液情報が取得されない場合、すなわち、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が洗浄液容器20に収容されている場合、制御部331は、洗浄部100の動作条件として第1動作条件とは異なる第2動作条件を設定する。そして、洗浄部100は、第2動作条件に従って、洗浄液容器20内の洗浄液を用いて吸引部451を洗浄する。
以上のように、制御部331は、読取情報に基づいて洗浄部100の動作条件を切り替える。そして、洗浄部100は、読取情報に基づく動作条件に従って、洗浄液を用いて所定の部位を洗浄する。検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が用いられると、洗浄液の成分や使用期限などが不明であるため、適正な洗浄を行うことができないおそれがある。しかしながら、実施形態1では、読取部335による読取情報に基づく動作条件に従って所定の部位すなわち吸引部451が洗浄される。したがって、読取情報に基づいて、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が洗浄液容器20に収容されていると考えられる場合、動作条件の切り替えにより、たとえば洗浄時間を長くするなどして信頼性の高い洗浄を行うことができる。よって、成分や使用期限などを把握できない不明な洗浄液を用いて洗浄を行った場合であっても、分析結果の信頼性を高めることができる。
また、洗浄部100は、読取情報から洗浄液情報が取得された場合、第1動作条件に従って吸引部451を洗浄し、読取情報から洗浄液情報が取得されない場合、第2動作条件に従って吸引部451を洗浄する。これにより、第2動作条件において第1動作条件よりも確実な洗浄を行うことにより、不明な洗浄液を用いたとしても、分析結果の信頼性を高めることができる。
また、読取部335は、洗浄液容器20のバーコードから読取情報を読み取るためのバーコードリーダである。これにより、容器から読取情報を円滑に取得できる。なお、読取部335が洗浄液容器20のRFタグから読取情報を読み取るためのRFIDリーダである場合も、容器から読取情報を円滑に取得できる。
また、洗浄液情報は、ロット番号、使用期限、洗浄液の種類、洗浄可能回数、容量の少なくとも1つを含む。これにより、洗浄液情報に基づいて、洗浄液の品質等を判断できる。
なお、洗浄部100において洗浄液を用いて洗浄される対象は、吸引部451に限らず、検体分析装置30内の所定の部位であればよい。たとえば、検体容器11内の検体を反応容器422に分注する後述の吸引部411、491が、洗浄液容器20内の洗浄液により洗浄されてもよい。この場合も、読取情報から洗浄液情報が取得されない場合、吸引部411、491が第2動作条件に従って洗浄されると、異なる検体が混ざり合うといった事態を防止して適正に測定試料を調製できる。よって、分析結果の信頼性を高めることができる。
図3に示すように、検体分析装置30は、搬送部31と測定部32を備える。測定部32は、搬送部31の後方に配置される。測定部32は、血液凝固検査に関する測定を行う。したがって、実施形態1では、検体容器11に収容される検体は、血漿である。図3において、XYZ軸は互いに直交しており、X軸方向およびY軸方向は水平面に平行な方向に対応する。X軸正方向は左方向に対応し、Y軸正方向は後ろ方向に対応し、Z軸正方向は鉛直下方向に対応する。
なお、検体容器11に検体として収容される液体は、血漿に限らない。すなわち、検体容器11に収容される検体は、血漿に限らず、全血、血清、尿、リンパ液、体腔液などでもよい。たとえば、検体に対して測定部32で血球検査に関する測定が行われる場合、検体は全血とされ得る。たとえば、検体に対して測定部32で血液凝固検査、免疫検査、または生化学検査に関する測定が行われる場合、検体は血漿とされ得る。たとえば、検体に対して測定部32で免疫検査または生化学検査に関する測定が行われる場合、検体は血清とされ得る。
搬送部31は、ラック貯留部311と、ラック搬送部312と、ラック回収部313と、を備える。ラック貯留部311とラック回収部313は、それぞれ、ラック搬送部312の右端および左端に繋がっている。オペレータは、検体容器11をセットした検体ラック12を、ラック貯留部311にセットする。
搬送部31は、ラック貯留部311にセットされた検体ラック12をラック搬送部312の右端に送る。続いて、搬送部31は、検体ラック12を左方向に搬送して、検体容器11を順次、吸引位置312aまたは吸引位置312bに位置付ける。吸引位置312aは、後述する検体分注部410が検体を吸引するための位置であり、吸引位置312bは、後述する検体分注部490が検体を吸引するための位置である。搬送部31は、検体ラック12に保持された全ての検体容器11に対する検体の吸引が終了すると、検体ラック12をラック回収部313へと搬送する。
測定部32は、検体分注部410と、反応容器テーブル420と、加温テーブル430と、試薬テーブル440と、2つの試薬分注部450と、2つの洗浄槽460と、移送部470と、検出部480と、検体分注部490と、を備える。測定部32には、2つの洗浄液容器20が接続されている。2つの洗浄液容器20は、それぞれ、酸性の洗浄液とアルカリ性の洗浄液を収容している。2種類の洗浄液は、試薬分注部450の吸引部451が洗浄される際に、吸引部451が直前に分注した試薬の種類に応じて使い分けられる。
検体分注部410は、吸引部411と、アーム412と、機構部413と、を備える。吸引部411は、アーム412の先端に設置されている。吸引部411は、ノズルである。機構部413は、アーム412を周方向に回転させるとともに上下方向に移動させるよう構成されている。これにより、吸引部411が周方向および上下方向に移動可能となる。検体分注部410は、吸引位置312aに位置付けられた検体容器11に対して、吸引部411を上側から下降させて、検体容器11を密封する栓体を貫通させる。そして、検体分注部410は、吸引部411を介して検体容器11から検体を吸引し、吸引した検体を反応容器テーブル420の保持孔421に保持された反応容器422に吐出する。
検体分注部490は、検体分注部410と同様、吸引部491と、アーム492と、機構部493と、を備える。吸引部491は、アーム492の先端に設置されている。吸引部491は、ノズルである。機構部493は、アーム492を周方向に回転させるとともに上下方向に移動させるよう構成されている。これにより、吸引部491が周方向および上下方向に移動可能となる。検体分注部490は、吸引位置312bに位置付けられた検体容器11に対して、吸引部411を上側から下降させて検体容器11に挿入する。そして、検体分注部490は、吸引部491を介して検体容器11から検体を吸引し、吸引した検体を反応容器テーブル420の保持孔421に保持された反応容器422に吐出する。
反応容器テーブル420は、平面視においてリング形状を有し、試薬テーブル440の外側に配置されている。反応容器テーブル420は、周方向に回転可能に構成されている。反応容器テーブル420は、反応容器422を保持するための複数の保持孔421を有する。
加温テーブル430は、反応容器422を保持するための複数の保持孔431と、反応容器422を移送するための移送部432と、を備える。加温テーブル430は、平面視において円形の輪郭を有し、周方向に回転可能に構成されている。加温テーブル430は、保持孔431にセットされた反応容器422を37℃に加温する。
反応容器テーブル420に保持された反応容器422に検体が吐出されると、反応容器テーブル420が回転され、検体を収容する反応容器422が加温テーブル430の近傍まで移送される。そして、加温テーブル430の移送部432が、この反応容器422を把持して、加温テーブル430の保持孔431にセットする。
試薬テーブル440は、血液凝固検査に関する測定に使用する試薬を収容した試薬容器441を設置可能に構成されている。試薬テーブル440は周方向に回転可能に構成されている。試薬テーブル440には、測定項目の測定において用いる試薬を収容した試薬容器441が複数設置される。
試薬分注部450は、吸引部451と機構部452を備える。機構部452は、試薬テーブル440を横切るように吸引部451を水平方向に移動させるとともに、吸引部451を上下方向に移動させるよう構成されている。吸引部451には、吸引部451により吸引された試薬を加温するための図示しない加温部が設けられている。2つの試薬分注部450は、測定部32の筐体上面の下側に設置されている。
試薬分注部450は、加温テーブル430で加温された反応容器422に試薬を分注する。試薬の分注の際は、移送部432または移送部470が、加温テーブル430の保持孔431から反応容器422を取り出し、加温テーブル430近傍に設置された洗浄槽460の真上に位置付ける。そして、試薬分注部450が、試薬容器441から吸引部451を介して試薬を吸引し、吸引した試薬を加温し、加温した試薬を反応容器422に吐出する。これにより、検体に試薬が混合され、測定試料が調製される。その後、移送部470が、反応容器422を検出部480の保持孔481にセットする。2つの試薬分注部450は、検体の円滑な測定が可能となるよう使い分けられる。
2つの洗浄槽460は、2つの吸引部451の移動範囲内に、それぞれ配置されている。吸引部451は、試薬の分注が終わるごとに洗浄槽460へ移動され、洗浄槽460において洗浄液により洗浄される。また、吸引部451は、検体分析装置30の起動後にも洗浄槽460において洗浄液により洗浄される。
上述したように、洗浄対象となる所定の部位は試薬分注部450の吸引部451であり、吸引部451はノズルである。ノズルの洗浄が行われることにより、適正に測定試料を調製できる。また、試薬分注部450は、吸引部451を介して、複数の試薬のうち測定項目に応じた試薬を検体と混合することにより測定試料を調製する。このように複数の試薬が用いられる場合でも、吸引部451の洗浄が行われることにより、試薬が混ざり合うことを防止でき、適正に測定試料を調製できる。
検出部480の測定原理は、たとえば、凝固法、合成基質法、免疫比濁法、凝集法、などである。検出部480は、複数の保持孔481を備える。検出部480は、保持孔481にセットされた反応容器422に対して光を照射し、測定試料を透過した光を受光して、受光強度に応じた信号を出力する。
図4(a)に示すように、洗浄槽460は、上部が開口461を介して上方に開放された容器である。洗浄槽460は、樹脂や金属などにより構成される。洗浄槽460の下部には、注入口462が形成されており、洗浄槽460の上部には、排出口463が形成されている。注入口462は、注入路464により洗浄槽460の外部と繋がっている。排出口463は、排出路465により洗浄槽460の外部と繋がっている。吸引部451の先端451aは、折れ曲がった形状を有している。これにより、吸引部451により吸引された試薬が、反応容器422に吐出される際、吐出された試薬が反応容器422の内部の側壁に沿って流れるため、反応容器422内に泡が生じにくい。吸引部451内の流路451bは、上下方向に延びている。
吸引部451の洗浄が行われる場合、吸引部451が開口461を介して上方から洗浄槽460内へと挿入される。そして、洗浄液が、注入口462を介して洗浄槽460内へと注入され、排出口463を介して排出される。これにより、吸引部451の外周面が洗浄される。また、吸引部451の流路451bに下方向にRO水が流される。流路451b内に流されたRO水は、先端451aに設けられた流路451bの出口から排出される。これにより、吸引部451の内周面、すなわち流路451bが洗浄される。こうして、吸引部451の少なくとも試薬が接触した内周面および外周面が洗浄液およびRO水により洗浄される。
図4(b)に示すように、測定部32は、吸引部451を洗浄する洗浄部100を備える。洗浄部100は、洗浄槽460に洗浄液を流すための流路および機構と、吸引部451の流路451bにRO水を流すための流路および機構と、を備える。
2つの洗浄液容器20内の洗浄液は、図示しない流路によって測定部32に取り込まれ、それぞれチャンバ101、102に貯留される。チャンバ101、102は、それぞれ、電磁弁103、104を介して、ポンプ105と流路により接続されている。ポンプ105は、洗浄液を送液可能なシリンジにより構成される。ポンプ105の送液側は、電磁弁106を介して流路107により洗浄槽460の注入路464と接続されている。洗浄槽460の排出路465は、流路108を介してポンプ109と接続されている。ポンプ109は、流路108に陰圧を付与可能なシリンジにより構成される。ポンプ109の送液側は、洗浄液を廃棄するための流路に接続されている。
一方、ポンプ111には、RO水が供給される。ポンプ111は、高圧でRO水を送液可能なシリンジにより構成される。ポンプ111の送液側は、電磁弁112を介して定量シリンジ113と流路により接続されている。定量シリンジ113の送液側は、流路114により吸引部451の流路451bと接続されている。
吸引部451により試薬の分注が行われる場合、定量シリンジ113は、流路114に陰圧を付与することにより、流路451bに試薬を取り込み、流路114に陽圧を付与することにより、流路451bに取り込んだ試薬を吐出する。
チャンバ101内の洗浄液により吸引部451の外周面が洗浄される場合、電磁弁104、106が閉じられた状態で、ポンプ105は、チャンバ101から洗浄液を取り込む。続いて、電磁弁103、104が閉じられ、電磁弁106が開放された状態で、ポンプ105は、取り込んだ洗浄液を、電磁弁106および流路107を介して、注入口462から洗浄槽460内に流す。洗浄槽460内の洗浄液の液面が排出口463よりも上に位置付けられると、ポンプ105の駆動が停止される。これにより、吸引部451の外周面が浸かった状態となる。
所定時間が経過すると、ポンプ109が駆動され、排出口463から流路108内に洗浄液が引き込まれ、洗浄槽460内から洗浄液が排出される。ポンプ109は、流路108内に引き込んだ洗浄液を、廃棄するための流路に流す。こうして、チャンバ101内の洗浄液による吸引部451の外周面の洗浄が完了する。
一方、チャンバ102内の洗浄液により吸引部451の外周面が洗浄される場合、電磁弁103、106が閉じられた状態で、ポンプ105は、チャンバ102から洗浄液を取り込む。その後、チャンバ101内の洗浄液の場合と同様に洗浄部100の各部が駆動されることにより、チャンバ102内の洗浄液は、洗浄槽460内に満たされ、廃棄するための流路に流される。こうして、チャンバ102内の洗浄液による吸引部451の外周面の洗浄が完了する。
RO水により吸引部451の流路451bが洗浄される場合、電磁弁112が閉じられた状態で、ポンプ111は、RO水を取り込む。続いて、電磁弁112が開放された状態で、ポンプ111は、取り込んだRO水を、電磁弁112、定量シリンジ113、および流路114を介して、吸引部451の流路451bに流す。流路451bに流されたRO水は、洗浄槽460に吐出される。洗浄槽460に吐出されたRO水は、ポンプ109の駆動により、廃棄するための流路に流される。こうして、RO水による吸引部451の流路451bの洗浄が完了する。
なお、洗浄部100は、RO水を用いて吸引部451の流路451bを洗浄したが、これに限らず、チャンバ101内の洗浄液またはチャンバ102内の洗浄液を用いて流路451bを洗浄するよう構成されてもよい。また、洗浄部100の構成は、図4(b)に示す構成に限らない。
吸引部451の1回の洗浄動作においては、チャンバ101内の洗浄液またはチャンバ102内の洗浄液を用いた吸引部451の外周面の洗浄と、RO水を用いた吸引部451の流路451bの洗浄とが行われる。
図5に示すように、検体分析装置30は、搬送部31と、測定部32と、分析部33と、を備える。
測定部32は、制御部321と、記憶部322と、洗浄部100と、図3〜図4(b)に示した各種の機構部と、を備える。制御部321は、たとえば、CPUである。記憶部322は、たとえば、ROM、RAM、ハードディスクである。制御部321は、記憶部322に記憶されたプログラムやデータに従って、測定部32内の各部と、搬送部31とを制御する。制御部321は、検体に対する血液凝固検査に関する測定を行い、検出部480から出力される信号を測定結果として記憶するとともに、測定結果を分析部33に送信する。また、制御部321は、分析部33の制御部331により設定された洗浄部100の動作条件に従って、洗浄部100を動作させる。
分析部33は、たとえば、パーソナルコンピュータにより構成される。分析部33は、制御部331と、記憶部332と、表示部333と、受付部334と、読取部335と、を備える。制御部331は、たとえば、CPUである。記憶部332は、たとえば、ROM、RAM、ハードディスクである。記憶部332は、分析部33に所定の処理を実行させるためのプログラム332aを記憶している。制御部331は、記憶部332に記憶されたプログラム332aやデータに従って、分析部33内の各部と、測定部32とを制御する。
図6、9を参照して後述する処理は、制御部331がプログラム332aを実行することにより行われる。なお、図6、9を参照して後述する処理が、測定部32の制御部321により行われる場合、図6、9を参照して後述する処理は、制御部321が測定部32の記憶部322に記憶されたプログラムを実行することにより行われる。
表示部333は、たとえば、液晶ディスプレイである。受付部334は、オペレータが指示を手入力する際に用いられる。受付部334は、たとえば、マウスやキーボードである。表示部333と受付部334は、タッチパネル式のディスプレイなどにより一体的に構成されてもよい。
制御部331は、測定部32から受信した測定結果に基づいて、検体に対して血液凝固検査に関する分析を行う。具体的には、制御部331は、PT、APTT、Fbg、外因系凝固因子、内因系凝固因子、凝固第XIII因子、HpT、TTO、FDP、Dダイマー、PIC、FM、ATIII、Plg、APL、PC、VWF:Ag、VWF:RCo、ADP、コラーゲン、エピネフリンなどの測定項目について分析を行う。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、洗浄液容器20の交換の際に、洗浄液情報を取得するとともに洗浄に関する動作条件を決定する処理について説明する。
図6の処理は、オペレータが受付部334を介して洗浄液を交換する指示を入力すると開始される。また、図6の処理は、測定部32に接続される洗浄液容器20ごとに行われる。また、図6の処理は、分析部33の制御部331により実行されるが、測定部32の制御部321により実行されてもよく、制御部331、321の両方により共同して実行されてもよい。図6の処理の一部が、制御部331により実行され、他の部分が、制御部321により実行されてもよい。以下、図6の説明の際に、適宜、図7(a)、(b)に示す画面を参照する。
ステップS11において、制御部331は、表示部333に読取開始画面510を表示させ、ステップS12において、読取部335を駆動して読取処理を開始させる。図7(a)に示すように、読取開始画面510は、ボタン511を備える。オペレータは、新しい洗浄液容器20の識別部材21に読取部335を近付けて、読取部335によりバーコードを読み取る。洗浄液容器20に識別部材21が設置されていない場合や、洗浄液容器20の識別部材21が破損している場合、オペレータは、手入力により洗浄液情報を入力する。この場合、オペレータは、ボタン511を操作する。
ステップS13において、制御部331は、読取部335によるバーコードの読み取りが行われたか否かを判定する。読取部335による読み取りが行われた場合、ステップS14において、制御部331は、読取部335による読取情報すなわちバーコード情報に対して復号処理を行う。続いて、制御部331は、ステップS14の復号処理の結果、洗浄液情報が取得されたか否かを判定する。復号処理により洗浄液情報が取得された場合、新しい洗浄液容器20は、検体分析装置30の製造会社が成分等を設置した洗浄液を収容していると考えられる。したがって、ステップS16において、制御部331は、取得した洗浄液情報を記憶部332に記憶し、吸引部451の洗浄に関する動作条件として第1動作条件を設定する。第1動作条件の詳細については、追って図9(a)を参照して説明する。
他方、図7(a)の読取開始画面510においてボタン511が操作された場合、および、ステップS15において復号処理により洗浄液情報が取得されなかった場合、制御部331は、処理をステップS17に進める。
なお、ステップS14、S15において、復号処理によって洗浄液情報が取得されたか否かが判定されることに代えて、他の処理が行われてもよい。たとえば、読取情報が、復号処理を必要としない状態の洗浄液情報と、所定の数字とを含み、ステップS15において、読取情報に所定の数字が含まれるか否かが判定されてもよい。この場合、読取情報に所定の数字が含まれると判定されると、処理がステップS16に進められ、読取情報に所定の数字が含まれないと判定されると、処理がステップS17に進められる。この他、読取情報が復号を必要としない状態の洗浄液情報を含み、ステップS15において、洗浄液情報が所定の形式または内容であるか否かが判定されてもよい。この場合、洗浄液情報が所定の形式または内容であると判定されると、処理がステップS16に進められ、洗浄液情報が所定の形式および内容でないと判定されると、処理がステップS17に進められる。
ステップS17において、制御部331は、表示部333に確認画面520を表示させ、交換指示を受け付けたか否かを判定する。図7(b)に示すように、確認画面520は、ボタン521、522を備える。オペレータは、洗浄液情報を手入力する場合、すなわち、受付部334を介して洗浄液情報を入力する場合、ボタン521を操作する。オペレータは、図6の処理を終了させる場合、ボタン522を操作する。ボタン522が操作された場合、制御部331は、図6の処理を終了させる。
バーコードの読み取りが行われなかった場合、および、復号処理により洗浄液情報が取得されなかった場合、新しい洗浄液容器20は、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液を収容していると考えられる。したがって、ボタン521が操作された場合、ステップS18において、制御部331は、受付処理を行って、受付部334を介して洗浄液情報を受け付ける。受付処理において、制御部331は、図7(c)〜図8(c)に示す画面を表示部333に順に表示させて洗浄液情報を受け付け、受け付けた洗浄液情報を記憶部332に記憶する。そして、制御部331は、ステップS19において、吸引部451の洗浄に関する動作条件として第1動作条件とは異なる第2動作条件を設定する。第2動作条件の詳細については、追って図9(b)を参照して説明する。
こうして、図6に示す処理が終了すると、制御部331は、ステップS16またはステップS19で設定した動作条件を、測定部32の制御部321に送信する。測定部32の制御部321は、受信した動作条件に従って洗浄部100を駆動し、吸引部451の洗浄を行う。
図7(c)〜図8(c)を参照して、受付処理で表示される画面について説明する。
受付処理が開始されると、図7(c)に示す画面530が表示される。図7(c)に示すように、画面530は、入力領域531とボタン532を備える。オペレータは、受付部334を介して、入力領域531に新しい洗浄液容器20のロット番号を入力する。入力が完了しボタン532が操作されると、図7(d)に示す画面540が表示される。
図7(d)に示すように、画面540は、入力領域541とボタン542を備える。オペレータは、受付部334を介して、入力領域541に新しい洗浄液容器20の使用期限を入力する。入力が完了しボタン542が操作されると、図8(a)に示す画面550が表示される。
図8(a)に示すように、画面550は、入力領域551とボタン552を備える。オペレータは、受付部334を介して、入力領域551に新しい洗浄液容器20の製品コードまたは製品名を入力する。製品コードと製品名は、洗浄液の種類に対応する。入力が完了しボタン552が操作されると、図8(b)に示す画面560が表示される。
図8(b)に示すように、画面560は、入力領域561とボタン562を備える。オペレータは、受付部334を介して、入力領域561に新しい洗浄液容器20の製造元または販売元を入力する。入力が完了しボタン562が操作されると、図8(c)に示す画面570が表示される。
図8(c)に示すように、画面570は、入力領域571とボタン572を備える。オペレータは、受付部334を介して、入力領域571に新しい洗浄液容器20の製造元または販売元の住所を入力する。入力が完了しボタン572が操作されると、制御部331は、図7(c)〜図8(c)に示す画面を介して入力された洗浄液情報を記憶部332に記憶する。こうして、受付処理が終了する。
図7(c)〜図8(c)に示す画面により洗浄液情報の各項目が1つずつ受け付けられると、オペレータが間違って別の項目を入力することが防止され、確実に洗浄液情報を取得できる。
図9(a)、(b)を参照して、第1動作条件および第2動作条件における吸引部451の動作を説明する。
図9(a)、(b)に示すように、吸引部451の動作は、試薬容器441から反応容器422へと試薬を分注する分注動作と、洗浄部100において洗浄液により洗浄される洗浄動作と、により構成される。分注動作において、吸引部451は、試薬容器441の真上に位置付けられ、試薬容器441内に挿入され、試薬容器441内の試薬を吸引し、試薬容器441の上方に上昇し、吸引部451により吸引された試薬が吸引部451に設けられた加温部により加温される。そして、吸引部451は、洗浄槽460の真上に位置付けられた反応容器422の真上に位置付けられ、反応容器422内に挿入され、吸引した試薬を反応容器422内に吐出する。洗浄動作において、吸引部451は、洗浄槽460の真上に位置付けられ、洗浄槽460内に挿入され、洗浄槽460内に満たされた洗浄液に浸けられ、吸引部451の流路451b内にRO水が流される。
洗浄動作は、分注動作の直後に続けて行われる。1サイクルの動作は、洗浄動作を含む動作のことであり、具体的には、上記のような複数の工程からなる1回の分注動作と、1回の分注動作に続く洗浄動作とからなる。分注動作に要する時間は、洗浄の動作条件にかかわらずT0である。
洗浄部100は、図6の処理によって設定された洗浄に関する動作条件にしたがって、吸引部451に対する洗浄動作を実行する。
具体的には、新しい洗浄液容器20の接続時に、洗浄に関する動作条件として第1動作条件が設定された場合、図9(a)に示すように、洗浄部100は、新しく接続された洗浄液容器20内の洗浄液を用いた洗浄動作に要する時間がT1となるよう、洗浄動作を実行する。この場合、分注動作および洗浄動作に要する時間T0+T1は、8秒とされる。すなわち、洗浄部100は、新しく接続された洗浄液容器20内の洗浄液を用いた洗浄動作を含む1サイクルの動作に要する時間が、8秒となるように洗浄動作を実行する。
一方、新しい洗浄液容器20の接続時に、洗浄に関する動作条件として第2動作条件が設定された場合、図9(b)に示すように、洗浄部100は、新しく接続された洗浄液容器20内の洗浄液を用いた洗浄動作に要する時間がT2となるよう、洗浄動作を実行する。この場合、分注動作および洗浄動作に要する時間T0+T2は、16秒とされる。すなわち、洗浄部100は、新しく接続された洗浄液容器20内の洗浄液を用いた洗浄動作を含む1サイクルの動作に要する時間が、第1動作条件の2倍の16秒となるように洗浄動作を実行する。この場合、たとえば、洗浄槽460において吸引部451が洗浄液に浸けられる時間が、第1動作条件に比べて長く設定されることにより、第2動作条件における洗浄動作の時間が長く設定される。
このように、実施形態1では、第2動作条件における洗浄時間T2は、第1動作条件における洗浄時間T1よりも長く設定される。これにより、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が用いられたとしても、確実な洗浄を行うことができる。
また、図9(a)、(b)に示したように、第2動作条件が設定された場合における吸引部451の1サイクルの動作に要する時間T0+T2は、第1動作条件が設定された場合における吸引部451の1サイクルの動作に要する時間T0+T1の2倍である。これにより、第1動作条件における動作と、第2動作条件における動作とを、容易に切り替えることができる。なお、時間T0+T2は、時間T0+T1の2倍であることに限らず整数倍であれば、同様の効果が得られる。
なお、第2動作条件は、図9(b)に示すように設定されることに限らず、図9(c)に示すように設定されてもよい。図9(c)に示す例では、第2動作条件における洗浄回数が、第1動作条件における洗浄回数よりも多く設定される。具体的には、1サイクルの動作に要する時間は図9(b)と同様16秒に設定されるが、時間T2の間に、時間T3を要する洗浄動作が2回行われる。この場合、洗浄部100は、1回目の洗浄が終わると洗浄槽460内の洗浄液を廃棄し、2回目の洗浄において洗浄槽460に新たに洗浄液を満たす。すなわち、1サイクルの動作内で連続する洗浄動作において、洗浄槽460に供給される洗浄液が交換される。これにより、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が用いられたとしても、確実な洗浄を行うことができる。
さらに、実施形態1では、図10(a)、(b)に示すように、洗浄液容器20の交換を促すための報知タイミングが、第1動作条件に従って洗浄が行われる場合と、第2動作条件に従って洗浄が行われる場合とで異なっている。実施形態1では、洗浄液容器20を用いた洗浄可能回数Nが、あらかじめ記憶部332に記憶されている。制御部331は、洗浄回数が、洗浄可能回数Nから所定の回数を減じた回数に到達したときに、洗浄液容器20の交換を促すための報知として、表示部333に交換を促すメッセージを表示させる。
具体的には、図10(a)に示すように、制御部331は、第1動作条件に従って行われた洗浄回数が、洗浄液容器20に設定された洗浄可能回数Nから第1回数n1を減じた回数N−n1に到達したときに、洗浄液容器20の交換を促すための報知を行う。一方、図10(b)に示すように、制御部331は、第2動作条件に従って行われた洗浄回数が、洗浄液容器20に設定された洗浄可能回数Nから第1回数n1よりも大きい第2回数n2を減じた回数N−n2に到達したときに、洗浄液容器20の交換を促すための報知を行う。第1回数n1および第2回数n2は、あらかじめ記憶部322に記憶されている。
検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液の場合、洗浄液容器20の残量が不明であるため意図せず洗浄液がなくなってしまうことが起こり得る。しかしながら、第2動作条件で洗浄が行われる場合、第1動作条件の場合よりも早く洗浄液容器20の交換が促されるため、洗浄液の空吸いによる洗浄不足を防止して、信頼性の低い測定および分析が行われることを防止できる。
なお、図10(a)には、第1回数n1が1以上である場合が図示されたが、第1回数n1は0でもよい。また、洗浄可能回数Nは、あらかじめ記憶部332に記憶されることに限らない。たとえば、洗浄液情報が洗浄可能回数Nを含む場合、洗浄可能回数Nは、洗浄液情報から取得されてもよく、洗浄液情報が容量を含む場合、洗浄可能回数Nは、洗浄液情報から得られる容量に基づいて算出されてもよい。
さらに、実施形態1では、図10(c)に示すように、第2動作条件に従って洗浄が行われる場合に、洗浄液容器20に設定された使用期限を所定の日数dだけ早めた日時が到来したときに、洗浄液容器20の使用期限が到来した旨の報知が行われる。実施形態1では、洗浄液容器20の使用期限は、洗浄液情報に基づいて取得される。また、所定の日数dは、あらかじめ記憶部322に記憶されている。制御部331は、使用期限が到来したときに、洗浄液容器20の使用期限が到来した旨の報知として、表示部333に交換を促すメッセージを表示させる。
具体的には、図10(c)に示すように、制御部331は、第2動作条件に従って洗浄が行われる場合に、洗浄液情報に基づいて設定された元の使用期限を所定の日数dだけ早めた日を、新たな使用期限に設定する。そして、制御部331は、新たに設定された使用期限が到来したときに、洗浄液容器20の使用期限が到来した旨を報知する。一方、制御部331は、第1動作条件に従って洗浄が行われる場合には、洗浄液情報に基づいて設定された使用期限が到来したときに、洗浄液容器20の使用期限が到来した旨を報知する。
検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液の場合、洗浄液の劣化が意図せず進んでしまうことが起こり得る。しかしながら、第2動作条件で洗浄が行われる場合、あらかじめ設定された元の使用期限から所定の日数dを早めた日時が新たな使用期限として設定される。これにより、意図しない洗浄液の劣化を防止して、信頼性の低い測定および分析が行われることを防止できる。
次に、図11〜13を参照して、表示部333に表示される画面に分析結果を保証できない旨が報知されることについて説明する。
オペレータが、受付部334を介して、検体ごとの分析結果を一覧で表示する指示を入力すると、制御部331は、図11に示す分析結果一覧画面210を表示部333に表示させる。
図11に示すように、分析結果一覧画面210は、リスト211と詳細表示ボタン212を備える。リスト211は、検体ごとの情報を表示する。リスト211の表示項目は、状態、検体番号、終了時刻、開始時刻、日付、および測定項目ごとの分析結果を含む。状態の表示項目には、たとえば「Review」が表示される。「Review」は、対応する検体の測定において、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液で洗浄された吸引部451により、試薬の分注が行われたことを示す。
ここで、検体の測定の際に、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液で洗浄された場合、適正な洗浄が行われていない可能性がある。この場合、得られた分析結果の信頼性が低くなってしまう。そこで、分析部33の制御部331は、読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合に、分析結果一覧画面210において、分析結果を保証できない旨を示す「Review」を、対応する検体の状態の表示項目に付す。こうすると、オペレータは、分析結果一覧画面210を表示させたときに、信頼性が低い分析結果を視覚的に把握できる。なお、「Review」表示に代えて、「*」などの文字列や、マークが付されてもよい。
オペレータは、検体についての詳細情報を確認する場合、受付部334を介して、リスト211の該当する検体の行を選択する。これにより該当する検体の行に枠211aが付される。そして、オペレータは、受付部334を介して、詳細表示ボタン212を操作する。これにより、制御部331は、選択された検体に関する詳細情報を含む分析結果詳細画面220を表示部333に表示させる。
図12に示すように、分析結果詳細画面220は、検体番号表示領域221と、リスト222と、グラフ表示領域223と、コメント領域224と、を備える。
検体番号表示領域221は、分析結果詳細画面220に表示している検体の検体番号を表示する。リスト222は、分析結果詳細画面220に表示している検体に対して行われた全ての測定項目の分析結果を表示する。リスト222には、全ての分析結果を表示できるように上下方向に延びたスクロールバーが設けられている。オペレータは、分析結果に関する詳細情報を表示させる場合、リスト222の該当する測定項目の行を選択する。これにより、該当する測定項目の行に枠222aが付される。リスト222の測定項目の行が選択されると、グラフ表示領域223に、該当する測定項目に関する詳細情報が表示される。
グラフ表示領域223は、リスト222で選択された測定項目に関する測定で取得されるグラフを表示する。図12に示す例では、測定項目として「PT」が選択されているため、グラフ表示領域223には、測定項目「PT」に関する測定により得られた凝固曲線が表示されている。
コメント領域224は、検体の分析結果に関する情報が表示される。図12に示す例では、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液で吸引部451が洗浄されたため、分析結果詳細画面220に示す検体の分析結果の信頼性が低いことを示す警告が、コメント領域224に表示されている。すなわち、制御部331は、読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合に、コメント領域224に警告メッセージを表示する。
このように、制御部331は、読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合に、分析結果詳細画面220において、分析結果を保証できない旨を表示させる。これにより、オペレータは、分析結果詳細画面220を表示させたときに、検体の分析結果の信頼性を視覚的に把握できる。
オペレータが、受付部334を介して、試薬の状態を一覧で表示する指示を入力すると、制御部331は、図13に示す試薬一覧画面230を表示部333に表示させる。
図13に示すように、試薬一覧画面230は、試薬テーブル画像231と、2つの洗浄液画像232と、を備える。試薬テーブル画像231は、試薬テーブル440に設置された複数の試薬容器441の状態を示す。洗浄液画像232は、測定部32に接続された洗浄液容器20の状態を示す。洗浄液画像232には、図6の処理で取得された洗浄液情報に含まれる洗浄液の種類が表示される。また、洗浄液画像232には、図6の処理で読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合に、マーク232aが付される。マーク232aは、たとえばアイコンである。
このように、制御部331は、読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合には、試薬一覧画面230において、対応する洗浄液の表示に対して分析結果を保証できない旨を示すマーク232aを付す。これにより、オペレータは、試薬一覧画面230を表示させたときに、分析結果の信頼性が低くなるおそれがある洗浄液を視覚的に把握できる。
以上のように、制御部331は、図11〜13に示す各画面において、読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合、分析結果を保証できない旨を報知する。すなわち、読取情報から洗浄液情報が取得されなかった場合、図11の分析結果一覧画面210では「Review」が表示され、図12の分析結果詳細画面220ではコメント領域224に分析結果の信頼性が低いことを示す警告文が表示され、図13の試薬一覧画面230では洗浄液画像232にマーク232aが付される。すなわち、表示部333および図11〜13に示す画面は、分析結果を保証できない旨を報知するための報知部である。これにより、オペレータは、報知内容に基づいて、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液が用いられた結果、分析結果の信頼性が低いおそれがあることを把握できる。
なお、分析結果を保証できない旨の報知は、検体分析装置30に設けられた液晶パネルなどの表示部に警告文が表示されることにより行われてもよい。また、分析結果を保証できない旨の報知は、検体分析装置30に設けられたスピーカーから音声により報知されてもよい。
<実施形態2>
実施形態2では、図6に示した実施形態1の処理が、図14に変更される。図14では、図6と比較して、ステップS18とステップS19との間に、ステップS21が追加されている。実施形態2のその他の構成は、実施形態1と同様である。
図14の処理も、分析部33の制御部331により実行されるが、測定部32の制御部321により実行されてもよく、制御部331、321の両方により共同して実行されてもよい。図14の処理の一部が、制御部331により実行され、他の部分が、制御部321により実行されてもよい。
図14を参照して、実施形態1とは異なる処理について説明する。
ステップS21において、制御部331は、ステップS18で受け付けた洗浄液情報が、所定の洗浄液情報であるか否かを判定する。受け付けた洗浄液情報が所定の洗浄液情報であると、制御部331は、読取部335の読取情報から洗浄液情報が復号された場合と同様に、処理をステップS16に進める。そして、ステップS16において、制御部331は、吸引部451の洗浄に関する動作条件として第1動作条件を設定する。他方、受け付けた洗浄液情報が所定の洗浄液情報でないと、制御部331は、処理をステップS19に進める。そして、ステップS19において、制御部331は、吸引部451の洗浄に関する動作条件として第2動作条件を設定する。
ここで、検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液を収容した洗浄液容器20が用意されているにもかかわらず、識別部材21の汚れや破損または読取部335の故障などにより、読取情報から洗浄液情報が取得できない事態が生じることも考えられる。このような場合、図6に示した実施形態1の処理によれば、検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液を収容した洗浄液容器20であっても、この洗浄液容器20が、検体分析装置30の製造会社以外の会社が成分等を設定した洗浄液を収容していると判定されてしまう。
これに対し、実施形態2では、ステップS21において、制御部331は、受付部334により受け付けられた洗浄液情報が所定の洗浄液情報か否かを判定する。たとえば、制御部331は、受け付けられた洗浄液情報に含まれるロット番号が、検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液を収容した洗浄液容器20に特有のロット番号であるか否かを判定する。なお、制御部331は、受け付けられた洗浄液情報に所定の文字列が含まれているか否かを判定してもよい。このような判定が行われると、洗浄液容器20が、検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液を収容していることを正しく把握できる。
以上のように、実施形態2では、制御部331は、読取情報から洗浄液情報が取得された場合、および、受付部334により受け付けられた洗浄液情報が所定の洗浄液情報である場合、動作条件として第1動作条件を設定する。また、制御部331は、読取情報から洗浄液情報が取得されず、受付部334により受け付けられた洗浄液情報が所定の洗浄液情報でない場合、動作条件として第2動作条件を設定する。これにより、検体分析装置30の製造会社が成分等を設定した洗浄液が洗浄液容器20に収容されているにもかかわらず、読取情報から洗浄液情報が取得されない場合でも、受付部334が受け付けた洗浄液情報に基づいて、適正に第1動作条件を設定できる。
<実施形態3>
実施形態3では、図6に示した実施形態1の処理が、図15(a)に変更される。実施形態3のその他の構成は、実施形態1と同様である。
図15(a)の処理も、分析部33の制御部331により実行されるが、測定部32の制御部321により実行されてもよく、制御部331、321の両方により共同して実行されてもよい。図15(a)の処理の一部が、制御部331により実行され、他の部分が、制御部321により実行されてもよい。
図15(a)に示すように、ステップS31において、制御部331は、表示部333に受付開始画面580を表示させる。図15(b)に示すように、受付開始画面580は、ボタン581、582を備える。オペレータは、新しい洗浄液容器20に関する洗浄液情報を手入力する場合、すなわち、受付部334を介して洗浄液情報を入力する場合、ボタン581を操作する。オペレータは、図15(a)の処理を終了させる場合、ボタン582を操作する。
ステップS32において、制御部331は、ボタン581、582のいずれが操作されたかに基づいて、交換指示を受け付けたか否かを判定する。ボタン582が操作された場合、制御部331は、図15(a)の処理を終了させる。ボタン581が操作された場合、ステップS33の受付処理において、図6に示した実施形態1のステップS18と同様、洗浄液情報を受け付ける。ステップS34において、制御部331は、ステップS33で受け付けた洗浄液情報が、所定の洗浄液情報であるか否かを判定する。ステップS34の判定は、図14に示した実施形態2のステップS21と同様である。制御部331は、受け付けた洗浄液情報が所定の洗浄液情報であると判定すると、処理をステップS35に進め、受け付けた洗浄液情報が所定の洗浄液情報でないと判定すると、処理をステップS36に進める。ステップS35、S36の処理は、図6に示した実施形態1のステップS16、S19と同様である。
以上のように、実施形態3では、受付部334による洗浄液情報の受付情報に基づいて、動作条件が設定される。そして、実施形態1と同様、設定された動作条件に従って、吸引部451が洗浄される。これにより、実施形態1と同様、不明な洗浄液を用いて洗浄を行った場合でも、分析結果の信頼性を高めることができる。
20 洗浄液容器(容器)
30 検体分析装置
100 洗浄部
210 分析結果一覧画面
220 分析結果詳細画面
230 試薬一覧画面
232a マーク
331 制御部
332a プログラム
333 表示部
334 受付部
335 読取部
450 試薬分注部
451 吸引部(所定の部位、ノズル)

Claims (21)

  1. 検体と試薬とを混合して調製された測定試料を測定し、測定結果に基づいて前記検体を分析する検体分析装置であって、
    洗浄液を収容する容器から読取情報を読み取る読取部と、
    前記洗浄液を用いて装置内の所定の部位を洗浄する洗浄部と、
    前記読取部により読み取られた前記読取情報に基づいて前記洗浄部の動作条件を切り替える制御部と、を備える、検体分析装置。
  2. 前記洗浄部は、
    前記読取部により読み取られた前記読取情報から前記容器に収容された前記洗浄液に関する洗浄液情報が取得された場合、第1動作条件に従って前記洗浄液を用いて前記所定の部位を洗浄し、
    前記読取部により読み取られた前記読取情報から前記洗浄液情報が取得されない場合、前記第1動作条件とは異なる第2動作条件に従って前記洗浄液を用いて前記所定の部位を洗浄する、請求項1に記載の検体分析装置。
  3. 前記読取情報から前記洗浄液情報を取得できたか否かを判定する制御部を備える、請求項2に記載の検体分析装置。
  4. 前記第2動作条件における洗浄時間は、前記第1動作条件における洗浄時間よりも長い、請求項2または3に記載の検体分析装置。
  5. 前記第2動作条件における洗浄回数は、前記第1動作条件における洗浄回数よりも多い、請求項2ないし4の何れか一項に記載の検体分析装置。
  6. 前記第2動作条件で洗浄が行われる場合の前記所定の部位の洗浄動作を含む1サイクルの動作に要する時間は、前記第1動作条件で洗浄が行われる場合の前記所定の部位の洗浄動作を含む1サイクルの動作に要する時間の整数倍である、請求項2ないし5の何れか一項に記載の検体分析装置。
  7. 前記第1動作条件に従って行われた洗浄回数が、前記容器に設定された洗浄可能回数から第1回数を減じた回数に到達したときに前記容器の交換を促すための報知を行い、前記第2動作条件に従って行われた洗浄回数が、前記容器に設定された洗浄可能回数から前記第1回数よりも大きい第2回数を減じた回数に到達したときに前記容器の交換を促すための報知を行う、請求項2ないし6の何れか一項に記載の検体分析装置。
  8. 前記第2動作条件に従って洗浄が行われる場合に、前記容器に設定された使用期限を所定の日数だけ早めた日時が到来したときに、前記容器の使用期限が到来した旨の報知を行う、請求項2ないし7の何れか一項に記載の検体分析装置。
  9. 前記読取部は、前記容器のバーコードから前記読取情報を読み取るためのバーコードリーダである、請求項1ないし8の何れか一項に記載の検体分析装置。
  10. 前記読取部は、前記容器のRFタグから前記読取情報を読み取るためのRFIDリーダである、請求項1ないし8の何れか一項に記載の検体分析装置。
  11. 前記読取部により読み取られた前記読取情報から前記容器に収容された前記洗浄液に関する洗浄液情報が取得されなかった場合、分析結果を保証できない旨を報知する、請求項1ないし10の何れか一項に記載の検体分析装置。
  12. 前記検体ごとの分析結果の一覧を示す分析結果一覧画面を表示する表示部を備え、
    前記読取部により読み取られた前記読取情報から前記洗浄液情報が取得されなかった場合、前記分析結果一覧画面において、対応する前記検体の表示に対して分析結果を保証できない旨が付される、請求項11に記載の検体分析装置。
  13. 前記検体の分析結果の詳細を示す分析結果詳細画面を表示する表示部を備え、
    前記読取部により読み取られた前記読取情報から前記洗浄液情報が取得されなかった場合、前記分析結果詳細画面において、分析結果を保証できない旨が表示される、請求項11または12に記載の検体分析装置。
  14. 前記試薬の一覧を示す試薬一覧画面を表示する表示部を備え、
    前記読取部により読み取られた前記読取情報から前記洗浄液情報が取得されなかった場合、前記試薬一覧画面において、対応する前記洗浄液の表示に対して分析結果を保証できない旨を示すマークが付される、請求項11ないし13の何れか一項に記載の検体分析装置。
  15. 前記容器に収容された前記洗浄液に関する洗浄液情報の入力を受け付けるための受付部を備え、
    前記洗浄部は、
    前記読取部により読み取られた前記読取情報から前記洗浄液情報が取得された場合、および、前記受付部により受け付けられた前記洗浄液情報が所定の洗浄液情報である場合、第1動作条件に従って前記洗浄液を用いて前記所定の部位を洗浄し、
    前記読取部により読み取られた前記読取情報から前記洗浄液情報が取得されず、前記受付部により受け付けられた前記洗浄液情報が所定の洗浄液情報でない場合、前記第1動作条件とは異なる第2動作条件に従って前記洗浄液を用いて前記所定の部位を洗浄する、請求項1ないし14の何れか一項に記載の検体分析装置。
  16. 前記読取情報から前記洗浄液情報を取得できたか否かを判定する前記制御部は、前記受付部により受け付けられた前記洗浄液情報が所定の洗浄液情報であるか否かを判定する処理を含む、請求項15に記載の検体分析装置。
  17. 前記試薬を分注する試薬分注部を備え、
    装置内の前記所定の部位は、前記試薬分注部のノズルである、請求項1ないし16の何れか一項に記載の検体分析装置。
  18. 前記試薬分注部は、前記ノズルを介して、複数の前記試薬のうち測定項目に応じた前記試薬を分注する、請求項17に記載の検体分析装置。
  19. 前記洗浄液情報は、ロット番号、使用期限、洗浄液の種類、洗浄可能回数、容量の少なくとも1つを含む、請求項1ないし18の何れか一項に記載の検体分析装置。
  20. 検体と試薬とを混合して調製された測定試料を測定し、測定結果に基づいて前記検体を分析する検体分析方法であって、
    洗浄液を収容する容器から読取情報を読み取り、
    読み取られた前記読取情報に基づいて装置内の所定の部位の洗浄に関する動作条件を切り替え、
    読み取られた前記読取情報に基づく前記動作条件に従って前記洗浄液を用いて前記所定の部位を洗浄する、検体分析方法。
  21. 検体と試薬とを混合して調製された測定試料の測定結果に基づいて前記検体を分析する検体分析装置内のコンピュータに、
    洗浄液を収容する容器から読み取り情報を読み取り、読み取られた前記読取情報に基づいて、前記容器に収容された前記洗浄液を用いて行う装置内の所定の部位の洗浄に関する動作条件を切り替える処理を実行させる、プログラム。
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