JP6800079B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関する。
室内機の埃フィルタ(「フィルタ」、「エアフィルタ」ともいう)に付着した埃を検出する技術として、例えば、以下に示すものが知られている。すなわち、特許文献1には、「エアフィルタのパターンを撮像し、そのパターンの形状を基本パターンの形状と比較することによって、両者の一致度(相関度)を求める」ことが記載されている。そして、前記した「一致度」に基づき、エアフィルタに目詰まりが生じているか否かが判定される。
また、特許文献2には、「目詰まり検出装置はフィルタの目詰まり度合を検知し、その度合に応じて開閉装置が制御されてパネルの開度を変化させる」ことが記載されている。
特開2013−160449号公報 特開2006−275310号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、所定のパターンが設けられていないエアフィルタを用いる場合、その目詰まりの検知が困難である。
また、特許文献2に記載の技術では、フィルタを透過する光の輝度等に基づいて目詰まりが検知される。したがって、太陽光や照明等(外乱光)の影響を受けやすいため、場合によっては、フィルタの目詰まりの誤検知を招く可能性がある。
そこで、本発明は、埃フィルタに付着した埃を適切に検出する空気調和機を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、室内機に取り込まれた埃を捕集する埃フィルタに赤外線を照射する第1赤外線照射手段と、前記埃フィルタ又は被空調空間を撮像する撮像手段と、前記撮像手段を回転させることによって、前記撮像手段の撮像対象を前記埃フィルタ及び前記被空調空間の一方から他方に切り替える回転駆動手段と、を備えるとともに、前記第1赤外線照射手段によって赤外線が照射されていない状態での前記埃フィルタの第1の撮像結果と、前記第1赤外線照射手段によって赤外線が照射されている状態での前記埃フィルタの第2の撮像結果と、の比較に基づいて、前記埃フィルタに付着している埃を検出する埃検出手段と、を備えるとともに、前記撮像手段に接続された配線が、前記撮像手段の回転に伴って押し当てられる曲面を有し、前記撮像手段に固定される押当手段と、前記撮像手段の回転による前記押当手段の移動に伴って、前記配線の巻出し又は巻取りを行うように付勢するバネ部材と、を備え、前記配線には、前記バネ部材が一体的に形成されており、前記撮像手段が前記埃フィルタに臨むように回転されるときには、前記配線は、前記回転駆動手段による前記押当手段の移動に伴い、前記曲面に押し当てられた状態で前記バネ部材によって付勢されながら巻き出され、前記撮像手段が前記被空調空間に臨むように回転されるときには、前記配線は、前記バネ部材の付勢力による前記押当手段の移動に伴って巻き取られることを特徴とする。
本発明によれば、埃フィルタに付着した埃を適切に検出する空気調和機を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る空気調和機が備える室内機、室外機、及びリモコンの正面図である。 図1に示すII−II線矢視断面図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機が備える掃除手段及び埃フィルタの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機の室内機が備える機器の機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機が備える撮像手段の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機が備える撮像手段を含む平面図であり、撮像手段によって被空調空間が撮像されている状態を示している。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機が備える撮像手段を含む平面図であり、撮像手段によって埃フィルタが撮像されている状態を示している。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機の制御手段が実行する処理のフローチャートである。 埃フィルタに埃がほとんど付着していない状態での輝度差分画像の例である。 埃フィルタに埃が付着している状態での輝度差分画像の例である。 本発明の第1実施形態に係る空気調和機において、埃判定閾値を設定するためのマップである。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機の室内機の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る空気調和機において、埃量及び人の在室・不在と、集塵及びお掃除のON/OFFと、の関係を示す説明図である。 本発明の第3実施形態に係る空気調和機の室内機の縦断面図である。 本発明の変形例に係る空気調和機の室内機の縦断面図である。
≪実施形態≫
<空気調和機の構成>
図1は、第1実施形態に係る空気調和機Rが備える室内機100、室外機200、及びリモコン300の正面図である。なお、図1では、室内機100の撮像手段11が露出している状態(図2に示す可視光カットフィルタ22によって撮像手段11が覆われていない状態)を図示している。
図1に示す空気調和機Rは、冷房運転、暖房運転、除湿運転等の空調を行う機器であり、室内機100と、室外機200と、リモコン300と、を備えている。
室内機100と室外機200とは冷媒配管(図示せず)を介して接続され、周知のヒートポンプサイクルで冷媒を循環させることによって空調を行うようになっている。また、室内機100と室外機200とは、通信ケーブル(図示せず)を介して、所定の情報を送受信するようになっている。
図1に示すように、室内機100は、撮像手段11と、第2赤外線照射手段12と、表示ランプ13(表示手段)と、リモコン送受信部14と、を備えている。これらの各構成については後記するが、図1に示す例では、撮像手段11、第2赤外線照射手段12、表示ランプ13、及びリモコン送受信部14が、室内機100の下部に配置されている。
室外機200は、図示はしないが、圧縮機と、四方弁と、室外熱交換器と、室外ファンと、膨張弁と、を備えている。そして、圧縮機、四方弁、室外熱交換器、膨張弁、及び室内熱交換器15(図2参照)が環状に順次接続されてなる冷媒回路において、ヒートポンプサイクルで冷媒を循環させるようになっている。
リモコン300はユーザによって操作され、室内機100のリモコン送受信部14に所定の赤外線信号を送信する。例えば、運転要求、設定温度の変更、タイマの設定、運転モードの変更、停止要求等の指令信号が、リモコン300からリモコン送受信部14に送信される。なお、リモコン送受信部14を介して、室温情報、湿度情報、電気代情報等をリモコン300に送信し、これらの情報をリモコン300に表示するようにしてもよい。
図2は、図1に示すII−II線矢視断面図である。なお、図2では、撮像手段11の前側に可視光カットフィルタ22が配置された状態を図示している。
室内機100は、前記した各構成の他に、室内熱交換器15と、室内ファン16と、筐体ベース17と、埃フィルタ18a,18bと、前面パネル19と、左右風向板20と、上下風向板21と、を備えている。さらに、室内機100は、可視光カットフィルタ22と、フィルタ移動用モータ23と、第1赤外線照射手段24と、第2赤外線照射手段12と、を備えている。
室内熱交換器15は、冷媒と室内空気との間で熱交換が行われる熱交換器であり、図2に示す例では、室内ファン16の前側・上側を覆うように配置されている。また、室内熱交換器15は、冷媒が通流する伝熱管15aを複数備えている。
室内ファン16は、例えば、円筒状のクロスフローファンであり、ファンモータ27(図4参照)によって回転するようになっている。
筐体ベース17は、室内熱交換器15や室内ファン16等が設置される筐体である。
前側の埃フィルタ18aは、室内機100に取り込まれた埃を捕集するフィルタであり、室内熱交換器15の前側に設置されている。
上側の埃フィルタ18bは、室内機100に取り込まれた埃を捕集するフィルタであり、室内熱交換器15の上側に設置されている。
前面パネル19は、埃フィルタ18aの前側に設置されるパネルであり、下端を軸として前側に回動可能になっている。
左右風向板20は、被空調空間に向けて吹き出される空気の通流方向を、左右方向において調整するための板状部材であり、室内ファン16の下流側に配置されている。
上下風向板21は、被空調空間に向けて吹き出される空気の通流方向を、上下方向において調整するための板状部材であり、室内ファン16の下流側に配置されている。
室内ファン16が回転することで空気吸込口h1等を介して吸い込まれた空気は、伝熱管15aを流れる冷媒と熱交換する。そして、熱交換した空気は、左右風向板20及び上下風向板21によって所定方向に導かれ、さらに、空気吹出口h2を介して被空調空間に吹き出される。
撮像手段11は、埃フィルタ18a又は被空調空間を撮像する機能を有し、筐体ベース17に設置されている。そして、後記する撮像手段回転用モータ26(回転駆動手段:図4参照)によって撮像手段11を回転させることで、その撮像対象を埃フィルタ18a及び被空調空間の一方から他方に切り替えるようになっている。
図2に示す例では、撮像手段11は、被空調空間等を適切に撮像できるように、水平方向に対して所定角度だけ下方を向いた状態で設置されている。なお、撮像手段11の設置位置・角度については、空気調和機Rの仕様に合わせて適宜設定すればよい。
可視光カットフィルタ22は、可視光帯域の光を遮断又は減衰させるフィルタである。可視光カットフィルタ22は、例えば、横断面視で円弧状を呈する樹脂製部材(図示せず)の周壁面に設置されている。なお、可視光カットフィルタ22の使用方法については後記する。
フィルタ移動用モータ23(フィルタ移動手段)は、可視光カットフィルタ22を移動させることによって、撮像手段11に対する可視光カットフィルタ22の相対位置を変更するモータである。フィルタ移動用モータ23のトルクは、ギヤGを介して、前記した樹脂製部材に伝達される。
第1赤外線照射手段24は、前側の埃フィルタ18aに赤外線を照射する機能を有している。第1赤外線照射手段24は、その照射範囲が埃フィルタ18aの少なくとも一部(例えば、略全面)を含むように、筐体ベース17の下部に設置されている。
第2赤外線照射手段12は、被空調空間に赤外線を照射する機能を有している。第2赤外線照射手段12は、被空調空間に臨むように、筐体ベース17の下部に設置されている。
なお、第1赤外線照射手段24の赤外線の照射強度は、第2赤外線照射手段12の赤外線の照射強度よりも小さいことが好ましい。第1赤外線照射手段24と埃フィルタ18aとの間の距離は比較的短いため、赤外線の照射強度がそれほど大きくなくても、埃フィルタ18aに付着した埃を適切に検出できるからである。
ちなみに、第1赤外線照射手段24の照射強度が大き過ぎると、場合によっては、撮像結果において埃が付着していない領域の輝度も高くなる(白色又は灰色になる)可能性がある。一方、第2赤外線照射手段12は、被空調空間に向けて赤外線を照射するため、照射強度は比較的大きいことが望ましい。
図3は、空気調和機Rが備える掃除手段25及び埃フィルタ18a,18bの斜視図である。なお、図3では、掃除手段25及び埃フィルタ18a,18b以外の各構成の図示を省略している。
室内機100(図2参照)は、埃フィルタ18a,18b等の他に、可動式の掃除手段25を備えている。この掃除手段25は、枠体25aと、ブラシ25bと、掃除用モータ25c(図4参照)と、を有している。
枠体25aは、逆L字状を呈し、埃フィルタ18aの前側に配置されるとともに、他方の埃フィルタ18bの上側に配置されている。ブラシ25bは、埃フィルタ18a,18bを掃除するものであり、枠体25aの内側において、埃フィルタ18a,18bに対応する箇所に設置されている。掃除用モータ25c(図4参照)は、枠体25aを左右方向に往復させるモータである。そして、枠体25aが左右方向に往復することで、埃フィルタ18a,18bに付着した埃がブラシ25bによって掻き取られるようになっている。
図4は、室内機100が備える機器の機能ブロック図である。
室内機100は、前記した撮像手段11等の他に、制御手段30と、環境検出手段40と、を備えている。
図4に示すように、撮像手段11は、光学レンズ11aと、撮像素子11bと、A/D変換器11cと、デジタル信号処理部11dと、を備えている。
光学レンズ11aは、撮像手段11の撮像範囲(画角)やピントを調整するためのレンズである。
撮像素子11bは、光学レンズ11aを介して入射する光を光電変換することによって、撮像画像情報を生成する素子である。なお、撮像素子11bとして、CCDセンサ(Charge Coupled Device)やCMOSセンサ(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いることができる。撮像素子11bは、可視光帯域の波長の光の他、赤外線帯域(例えば、400nm〜2000nm)の波長の光にも感度を有している。
A/D変換器11cは、撮像素子11bから入力されるアナログ信号をデジタル信号に変換する。
デジタル信号処理部11dは、A/D変換器11cから入力される撮像画像情報の輝度や色調を補正する。
制御手段30は、カメラマイコン31と、メインマイコン32と、を備えている。
カメラマイコン31は、記憶手段311と、画像処理手段312と、駆動制御手段313と、を備えている。
記憶手段311は、図示はしないが、画像処理手段312や駆動制御手段313のプログラムが格納されるROM(Read Only Memory)と、前記したプログラムが展開されるRAM(Random Access Memory)と、を含んで構成される。
画像処理手段312は、埃検出部312a(埃検出手段)と、人検出部312b(人検出手段)と、を備えている。
埃検出部312aは、第1赤外線照射手段24によって赤外線が照射されているときの埃フィルタ18aの撮像結果に基づいて、埃フィルタ18aに付着している埃を検出する。なお、埃検出部312aが実行する処理については後記する。
人検出部312bは、被空調空間の撮像結果に基づいて、被空調空間に存在する人を検出する。例えば、人検出部312bは、撮像手段11から入力される撮像画像情報に基づいて、人体の頭部、胸部、腕、足等を抽出する。そして、人検出部312bは、抽出した各部の位置関係に基づいて、人を検出する。
埃検出部312a及び人検出部312bの処理結果は、それぞれ、メインマイコン32に出力される。
駆動制御手段313は、画像処理手段312の処理結果に基づいて、フィルタ移動用モータ23を制御する機能を有している。なお、駆動制御手段313が実行する処理については後記する。
環境検出手段40は、室温検出部41と、照度検出部42(照度検出手段)と、を備えている。
室温検出部41は、被空調空間の温度(室温)を検出する温度センサである。なお、室温検出部41として、サーモパイルといった遠赤外線センサを用いることができる。
照度検出部42は、被空調空間から自身に入射する光の照度を検出するセンサであり、室内機100に設置されている。
室温検出部41及び照度検出部42の検出値は、それぞれ、メインマイコン32に出力される。
メインマイコン32は、記憶手段321と、演算処理手段322と、駆動制御手段323と、を備えている。
記憶手段321は、図示はしないが、演算処理手段322や駆動制御手段323のプログラムが格納されるROMと、前記したプログラムが展開されるRAMと、を含んで構成される。
演算処理手段322は、リモコン送受信部14において受信した信号と、画像処理手段312の処理結果と、環境検出手段40の検出結果と、に基づき、各機器を制御するための指令値等を演算する。
駆動制御手段323は、演算処理手段322の演算結果に基づいて、各機器を制御する。なお、図4に示す撮像手段回転用モータ26は、前記したように、撮像手段11を回転させることによって、撮像手段11の撮像対象を埃フィルタ18a(図2参照)及び被空調空間の一方から他方に切り替えるモータである。
図4に示す表示ランプ13は、埃検出部312aによって検出された埃の量の多さを表示するランプであり、室内機100に設置されている(図1参照)。例えば、埃検出部312aによって検出された埃の量が比較的多い場合には、駆動制御手段323からの指令によって、表示ランプ13が点灯される。
図5Aは、空気調和機Rが備える撮像手段11の正面図である。なお、図5Aでは、図5B・図5Cに示す滑車51、ぜんまいバネ52、歯車G1,G2等の図示を省略している。
撮像手段11は、光学レンズ11a(図4参照)や撮像素子11b(図4参照)等が設置される本体pと、回路部品等を収容する収容体qと、を備えている。
本体pは、例えば、回転対称な形状を呈し、その上部の周壁には複数の歯pa(図5Aでは図示を省略、図5B、図5Cを参照)が設けられている。収容体qは、本体pの上側に設置され、本体pと略一体になっている。
図5Bは、空気調和機Rが備える撮像手段11を含む平面図であり、撮像手段11によって被空調空間が撮像されている状態を示している。
図5Bに示すように、本体pの周壁に形成された複数の歯paには、歯車G1が歯合している。そして、撮像手段回転用モータ26(図4参照)の駆動に伴い、そのトルクが歯車G2,G1を介して本体pに伝達され、撮像手段11が回転するようになっている。図5Bに示す例では、平面視において撮像手段11が右回りに180°回転することによって(実線矢印を参照)、その撮像対象が、被空調空間から埃フィルタ18a(図5C参照)に切り替えられるようになっている。
また、本体pの上面には、滑車51(押当手段)が固定されている。この滑車51は、撮像手段11に接続された配線wが、撮像手段11の回転に伴って押し当てられる周壁面(曲面:図5C参照)を有している。
さらに、撮像手段11に接続された配線wには、ぜんまいバネ52(バネ部材)が一体的に形成されている。このぜんまいバネ52は、撮像手段11の回転に伴って、配線wの足りない分を撮像手段11側に巻き出したり、配線wの余った分を巻き取ったりする機能を有している。言い換えると、ぜんまいバネ52は、撮像手段11の回転による滑車51の移動に伴って、配線wの巻出し又は巻取りを行うように付勢している。
なお、図5B、図5Cでは図示を省略しているが、ぜんまいバネ52は、配線wが挿通される2つの開口が設けられた外形円盤状の収容部に収容され、この収容部が室内機100の所定箇所に固定されている。
図5Cは、空気調和機Rが備える撮像手段11を含む平面図であり、撮像手段11によって埃フィルタ18aが撮像されている状態を示している。
撮像手段回転用モータ26(図4参照)によって撮像手段11が平面視で180°回転すると、本体pに固定された滑車51の周壁面に配線wが押し当てられ、滑車51自体が回転する。さらに、撮像手段11の回転に伴い、ぜんまいバネ52によって付勢されつつ、足りない分の長さの配線wが巻き出される。これによって、撮像手段11の回転に伴う配線wの折れや断線を防止し、配線wを適切に引き回すことができる。
なお、撮像手段11の撮像対象を被空調空間に戻す際には、ぜんまいバネ52の付勢力によって、撮像手段11が平面視で右回りに180°回転する。
図6は、空気調和機Rの制御手段30が実行する処理のフローチャートである(図2、図4を適宜参照)。
なお、図6の「START」時には空調運転が行われていてもよいし、また、空調運転が停止されていてもよい。また、図6の「START」時には、撮像手段11が被空調空間に臨んでいるものとする(図2に示す状態)。
また、図6では省略したが、例えば、被空調空間の人を検出する際には、撮像手段11の光学レンズ11a(図4参照)が露出した状態で被空調空間が撮像される。一方、被空調空間の物体(家具等)を検出する際には、可視光カットフィルタ22が撮像手段11の前側に配置された状態で被空調空間が撮像される。これによって、物体から放射される赤外線を検出するようにしている。
そして、室内機100の埃フィルタ18aに付着した埃を検出する際、ステップS101において制御手段30は、撮像手段回転用モータ26(図4参照)によって撮像手段11を回転させる。すなわち、制御手段30は、撮像手段11の撮像対象を、被空調空間(図5B参照)から埃フィルタ18a(図5C参照)に切り替える。
ステップS102において制御手段30は、フィルタ移動用モータ23(図4参照)を駆動し、可視光カットフィルタ22を撮像手段11の前側に移動させる。つまり、制御手段30は、撮像手段11の視野を覆うように可視光カットフィルタ22を配置する。
ステップS103において制御手段30は、第1赤外線照射手段24(図2参照)によって赤外線を照射しない状態で埃フィルタ18aを撮像する。例えば、空調運転中には、空気吸込口h1等(図2参照)を介して室内機100の内部に光が入射する。この光に含まれる可視光帯域の波長の光が可視光カットフィルタ22で遮断(又は減衰)され、残りの赤外線等が撮像手段11に入射する。この撮像結果は、後記する輝度差分画像を生成する際(S105)に用いられる。
なお、撮像手段11によって撮像を行う際、制御手段30によって、撮像パラメータ(シャッタスピード、ホワイトバランス、コントラスト、ノイズ除去等)を所定の値に調整するようにしてもよい。これによって、赤外線に対して高感度な撮像画像情報を取得することができる。
次に、ステップS104において制御手段30は、第1赤外線照射手段24(図2参照)によって赤外線を照射した状態で、埃フィルタ18aを撮像する。そうすると、第1赤外線照射手段24から照射された赤外線が、埃フィルタ18aに付着した埃によって散乱する。その散乱光が撮像手段11に入射するため、埃フィルタ18aに付着した埃を高感度で検出できる。具体的には、埃フィルタ18aにおいて埃が付着した領域は画像の輝度が高くなり、また、埃が付着していない領域は画像の輝度が低くなる。
ステップS105において制御手段30は、埃検出部312a(図4参照)によって、輝度差分画像を生成する。すなわち、制御手段30は、ステップS103で取得した「第1の撮像結果」と、ステップS104で取得した「第2の撮像結果」と、の比較に基づいて、埃フィルタ18aに付着している埃を検出する。
なお、「第1の撮像結果」とは、撮像手段11の視野を覆うように可視光カットフィルタ22が配置され、第1赤外線照射手段24によって赤外線が照射されていない状態での埃フィルタ18aの撮像結果である。
また、「第2の撮像結果」とは、撮像手段11の視野を覆うように可視光カットフィルタ22が配置され、第1赤外線照射手段24によって赤外線が照射されている状態での埃フィルタ18aの撮像結果である。
ステップS105の処理について具体的に説明すると、制御手段30は、「第1の撮像結果」に含まれる画素の輝度と、その画素における「第2の撮像結果」の輝度と、の差分を算出する。このような処理を各画素について行うことで、制御手段30は、輝度差分画像を生成する。これによって、被空調空間から室内機100の内部に入射する光の影響を抑制し、埃フィルタ18aに付着している埃を高感度で検出できる。
図7Aは、埃フィルタ18aに埃がほとんど付着していない状態での輝度差分画像の例である。埃フィルタ18aに埃がほとんど付着していない状態では、前記した「第1の撮像結果」と「第2の撮像結果」との輝度の差分が略ゼロになる。したがって、図7Aに示すように、輝度差分画像の各画素のほとんどが黒色になっている。
図7Bは、埃フィルタ18aに埃が付着している状態での輝度差分画像の例である。
埃フィルタ18aに埃が付着している状態では、前記した「第1の撮像結果」と「第2の撮像結果」との輝度の差分がゼロよりも大きくなる。図7Bに示す例では、輝度差分画像の下部に白又は灰色の画素が散在しており、これらの領域に埃が付着していることが分かる。
図6のステップS106において制御手段30は、埃判定閾値(所定閾値)を設定する。この「埃判定閾値」は、輝度差分画像において、埃が存在しているか否かを画素ごとに判定する際の基準となる閾値である。
図8は、埃判定閾値を設定するためのマップである。
図8の横軸は、照度検出部42(図4参照)における照度の検出値である。図8の縦軸は、前記した輝度差分画像における輝度差分である。
図8に示すように、照度検出部42によって検出される照度が高いほど、輝度差分に関する埃判定閾値が大きくなるように設定されている。室内機100に入射する外乱光の照度が大きいほど輝度差分が大きくなりやすいが、前記したように埃判定閾値を設定することで、外乱光の影響を抑制できる。これによって、埃フィルタ18aに付着した埃を適切に検出できる。
なお、図8に示すマップは事前の実験に基づいて予め作成され、記憶手段311(図4参照)に格納されている。また、図8に示すマップに代えて、所定の数式を記憶手段311に格納するようにしてもよい。
再び、図6に戻って説明を続ける。
ステップS107において制御手段30は、輝度差分が埃判定閾値以上の領域を抽出する。つまり、制御手段30は、ステップS105で生成した輝度差分画像において、輝度差分が所定の埃判定閾値以上である画素を抽出する。
ステップS108において制御手段30は、ステップS107の抽出結果に基づき、埃フィルタ18aに付着した埃の量を検出する。具体的に説明すると、制御手段30は、ステップS107で抽出した領域の画素数(つまり、埃の量)を算出する。つまり、制御手段30は、「第1の撮像結果」及び「第2の撮像結果」における輝度差分が、所定の埃判定閾値以上である画素の個数に基づき、埃フィルタ18aに付着している埃の量を検出する。
ステップS109において制御手段30は、埃フィルタ18aに付着した埃の量が多いか否かを判定する。例えば、ステップS107で抽出した領域の画素数が所定閾値以上である場合、制御手段30は、「埃フィルタ18aに付着している埃の量が多い」と判定する。一方、ステップS107で抽出した領域の画素数が所定閾値未満である場合、制御手段30は、「埃フィルタ18aに付着している埃の量は少ない」と判定する。
ステップS109において「埃フィルタ18aに付着している埃の量は少ない」と判定した場合(S109:No)、制御手段30は、埃フィルタ18aの掃除等を行うことなく、処理を終了する(END)。
一方、ステップS109において「埃フィルタ18aに付着している埃の量が多い」と判定した場合(S109:Yes)、制御手段30の処理はステップS110に進む。
ステップS110において制御手段30は、表示ランプ13(図1参照)を点灯させる。これによって、埃フィルタ18aに付着している埃の量が多いことをユーザに報知できる。
ステップS111において制御手段30は、空調運転中であるか否かを判定する。空調運転中である場合(S111:Yes)、制御手段30はステップS110の処理を繰り返す。一方、空調運転中でない場合(S111:No)、制御手段30の処理はステップS112に進む。
ステップS112において制御手段30は、掃除手段25(図3参照)によって、前側の埃フィルタ18aや上側の埃フィルタ18bを掃除する。これによって、埃フィルタ18a,18bに付着した埃を適切に除去できる。ちなみに、前側の埃フィルタ18aに多くの埃が付着している場合、上側の埃フィルタ18bにも多くの埃が付着している可能性が高い。
ステップS112の処理を行った後、制御手段30は、一連の処理を終了する(END)。
なお、撮像手段11には、前記した可視光カットフィルタ22(図2参照)を設けるようにし、また、赤外線カットフィルタ(図示せず)を設けないようにすることが好ましい。この赤外線カットフィルタは、撮像手段11に入射する光に含まれる赤外線を遮断又は減衰させるフィルタである。仮に、撮像手段11の視野を覆うように赤外線カットフィルタを配置すると、第1赤外線照射手段24からの赤外線の反射光が赤外線カットフィルタで遮断又は減衰され、埃フィルタ18aに付着した埃を適切に検出できない可能性があるからである。
<効果>
第1実施形態によれば、撮像手段11(図2参照)を回転させることによって、その撮像対象が埃フィルタ18a及び被空調空間の一方から他方に切り替えられる。これによって、構成の複雑化を招くことなく、撮像手段11を用いて埃フィルタ18aを適切に撮像できる。
また、撮像手段11の視野を覆うように可視光カットフィルタ22を配置した状態で、埃フィルタ18aが撮像される。これによって、可視光帯域の波長の光が遮断又は減衰され、赤外線等の反射光が撮像手段11に入射する。したがって、埃フィルタ18aに付着した埃を鮮明に撮像できる。
また、埃フィルタ18aに赤外線を照射していない状態での「第1の撮像結果」と、埃フィルタ18aに赤外線を照射した状態での「第2の撮像結果」と、の輝度差分に基づいて、埃フィルタ18aに付着した埃が検出される。さらに、前記した輝度差分に関する埃判定閾値が、照度検出部42の検出値に基づいて設定される(図8参照)。これによって外乱光を影響が抑制され、埃フィルタ18aに付着した埃を適切に検出できる。
また、埃フィルタ18aに付着している埃の量が多い場合には(S109:Yes、図6参照)、埃フィルタ18a,18bに付着した埃が掃除手段25によって除去される。これによって、埃フィルタ18a,18bの目詰まりが解消されるため、空調運転を高効率で行うことができる。
また、埃フィルタ18aに付着している埃の量が少ない場合には(S109:No、図6参照)、埃フィルタ18a,18bの掃除は行われない。これによって、無駄な電力消費を抑制できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、イオン発生手段61(図9参照)及び電圧発生手段62(図9参照)を第1実施形態に追加した構成になっている。また、第2実施形態は、埃検出部312a(図4参照)の検出結果、及び、人検出部312b(図4参照)の検出結果に基づいて、埃フィルタ18a,18bの集塵や掃除を行う点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図9は、第2実施形態に係る空気調和機の室内機100Aの縦断面図である。
図9に示すように、第1実施形態で説明した各構成の他に、室内機100Aは、イオン発生手段61及び電圧発生手段62を備えている。
イオン発生手段61は、プラズマ電極61aを有し、このプラズマ電極61aによってイオンを発生(又は電子を放出)させる。これによって、埃フィルタ18a,18bに付着した埃が帯電する。図9に示す例では、埃フィルタ18aの下端付近にイオン発生手段61が配置されている。このイオン発生手段61から、例えば、マイナスイオンを発生させることで、埃フィルタ18a,18bの埃を帯電させるようになっている。
電圧発生手段62は、イオン発生手段61によって帯電した埃の電位とは逆極性の電位を掃除手段25(図3参照)に付与する直流電源である。電圧発生手段62は、例えば、室内機100Aの下部に配置され、配線(図示せず)を介して可動式の掃除手段25(図3参照)に接続されている。このように埃の電位(例えば、マイナスの電位)とは逆極性の電位(例えば、プラスの電位)を掃除手段25に付与することで、埃フィルタ18a、18bに付着した埃が掃除手段25に付着しやすくなる。
図10は、埃の量及び人の在室・不在と、集塵及びお掃除のON/OFFと、の関係を示す説明図である。
なお、図10に示す「埃の量」とは、埃検出部312a(図4参照)によって検出された埃の量であり、多・中・少の3段階に分けられている。図10に示す「在室」は、被空調空間にいる人が人検出部312b(図4参照)によって検出された場合を示し、また、「不在」は、人が検出されなかった場合を示している。
例えば、埃フィルタ18aに付着している埃の量が多い場合には、人の在室・不在に関わらず、「集塵」及び「お掃除」が実行される。具体的には、埃フィルタ18a,18bに付着した埃をイオン発生手段61によって帯電させた状態で、電圧発生手段62によって、掃除手段25(図3参照)が所定の電位に帯電される。これらの処理が「集塵」である。そして、掃除手段25を室内機100Aの幅方向(左右方向)に移動させることによって、帯電した埃が掻き集められ、さらに、ダストボックス(図示せず)に回収される。これらの処理が「お掃除」である。これによって、埃フィルタ18a,18bに付着した埃を速やかに除去できる。
ちなみに、「お掃除」が行われているときには、「集塵」も併せて行われる。すなわち、埃検出部312aの検出結果に基づく掃除手段25の駆動中には、イオン発生手段61及び電圧発生手段62も駆動している。
また、図10に示すように、埃フィルタ18aに付着した埃の量が中程度である場合において人が「在室」であるときには、「集塵」のみが行われる。つまり、掃除音が発生する「お掃除」を行わない(快適性を損なわない)ようにし、また、人が「不在」になったときの「お掃除」に備えるようにしている。
また、埃フィルタ18aに付着した埃の量が少ない場合には、人の在室・不在に関わらず、「集塵」も「お掃除」も行われない。これによって、「集塵」や「お掃除」が無駄に頻繁に行われることを抑制し、空気調和機Rの電力コストを低電できる。このように、人検出部312bの検出結果、及び、埃検出手段の検出部に基づいて、掃除手段25の駆動/停止が適宜に切り替えられるようになっている。
なお、駆動制御手段323(図4参照)は、埃検出部312a(図4参照)によって検出された埃の量が多いほど、室内機100Aに設置された室内ファン16(図9参照)の回転速度を大きくすることが好ましい。埃フィルタ18a等に付着した埃の量が多いほど、通風抵抗が大きくなり、室内機100Aに空気が取り込まれにくくなるからである。前記したように室内ファン16の回転速度を調整することで、埃の量の多さに関わらず、室内機100Aに適切に空気を取り込むことができる。
≪第3実施形態≫
第3実施形態は、赤外線を反射させる2つの反射板71,72(図11参照)が室内機100Bの内部に設けられている点が第1実施形態とは異なっているが、その他については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図11は、第3実施形態に係る空気調和機の室内機100Bの縦断面図である。
なお、図11に示す実線矢印は、赤外線を示している。また、図11に示す破線は、撮像手段11の視野を示している。
図11に示すように、空気調和機の室内機100Bは、第1実施形態で説明した各構成の他に、反射板71,72を備えている。反射板71,72は、赤外線を反射させる機能を有し、室内機100Bの内部に設置されている。このような反射板71,72として、例えば、赤外線反射シートを板状部材に貼り付けたものや、赤外線反射塗量を板状部材に塗布したものを用いることができる。
また、反射板71,72は、第1赤外線照射手段24から照射された赤外線を反射させ、さらに、反射した赤外線が撮像手段11に入射するように配置されている。図11に示す例では、撮像手段11の視野の範囲内に一方の反射板71が配置され、また、前面パネル19の上部付近に他方の反射板72が配置されている。そして、第1赤外線照射手段24から照射された赤外線が埃フィルタ18aで反射し、反射した赤外線が反射板72,71において順次に反射し、さらに、撮像手段11に入射するようになっている。
<効果>
第3実施形態によれば、撮像手段11を室内機100Bの内部に向けたときの視野に埃フィルタ18aがほとんど含まれない(そのままでは、撮像手段11によって埃フィルタ18aを撮像できない:図11参照)場合でも、2つの反射板71,72を用いることで、埃フィルタ18aを適切に撮像できる。
≪変形例≫
以上、本発明に係る空気調和機R等について実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
図12は、変形例に係る空気調和機の室内機100Cの縦断面図である。
図12に示すように、室内機100Cの前面パネル19の上部付近に撮像手段11を配置するようにしてもよい。図12に示す例では、撮像手段11の撮像対象が、縦断面視で鉛直方向に延びる埃フィルタ18aである状態において、撮像手段11の視野範囲が埃フィルタ18aの下端よりも上側に位置している。このような配置において、水平面に対する撮像手段11の傾斜角度を適宜に設定することで、撮像手段11によって埃フィルタ18aを適切に撮像でき、また、被空調空間も適切に撮像できる。
また、第1実施形態では、室内機100が照度検出部42(図4参照)を備える構成について説明したが、これに限らない。すなわち、照度検出部42を省略し、撮像手段11によって取得される撮像画像情報に基づいて、被空調空間の照度を検出するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、埃フィルタ18aに赤外線が照射されていないときの「第1の撮像結果」と、埃フィルタ18aに赤外線が照射されているときの「第2の撮像結果」と、の輝度差分に基づいて、埃フィルタ18aに付着した埃を検出する処理について説明したが、これに限らない。例えば、第1赤外線照射手段24によって埃フィルタ18aに赤外線が照射されているときの「第2の撮像結果」の輝度分布のみに基づいて、埃フィルタ18aに付着した埃を検出するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、本体p(図5B、図5C参照)の上面に固定される「押当手段」が滑車51である構成について説明したが、これに限らない。すなわち、「押当手段」は、撮像手段11の回転に伴って、配線wが押し当てられる曲面を有するものであれば、他の構成であってもよい。
また、第1実施形態では、埃の量が多い場合に点灯する1つの表示ランプ13(図1参照)を室内機100に設ける構成について説明したが、これに限らない。例えば、埃の量の多さに対応付けて、複数の表示ランプを室内機100に設けるようにしてもよい。また、埃検出部312aによって検出された埃の量の多さをリモコン300に表示するようにしてもよい。この場合において、表示ランプ13の点灯と、前記したリモコン300の表示と、を併用してもよい。
また、第3実施形態では、室内機100B(図11参照)に2つの反射板71,72を設ける構成について説明したが、3つ以上の反射板を備えるようにしてもよい。
また、各実施形態は、適宜組み合わせることができる。例えば、第2実施形態と第3実施形態とを組み合わせ、空気調和機が、イオン発生手段61(図9参照)及び電圧発生手段62(図9参照)を備えるとともに、反射板71,72(図11参照)を備える構成にしてもよい。
また、実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
R 空気調和機
100,100A,100B,100C 室内機
200 室外機
300 リモコン
11 撮像手段
12 第2赤外線照射手段
13 表示ランプ(表示手段)
16 室内ファン
18a 埃フィルタ
22 可視光カットフィルタ
23 フィルタ移動用モータ(フィルタ移動手段)
24 第1赤外線照射手段
25 掃除手段
25b ブラシ
26 撮像手段回転用モータ(回転駆動手段)
30 制御手段
42 照度検出部(照度検出手段)
51 滑車(押当手段)
52 ぜんまいバネ(バネ部材)
61 イオン発生手段
61a プラズマ電極
62 電圧発生手段
71,72 反射板
312a 埃検出部(埃検出手段)
312b 人検出部(人検出手段)
323 駆動制御手段
w 配線

Claims (13)

  1. 室内機に取り込まれた埃を捕集する埃フィルタに赤外線を照射する第1赤外線照射手段と、
    前記埃フィルタ又は被空調空間を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段を回転させることによって、前記撮像手段の撮像対象を前記埃フィルタ及び前記被空調空間の一方から他方に切り替える回転駆動手段と、を備えるとともに、
    前記第1赤外線照射手段によって赤外線が照射されていない状態での前記埃フィルタの第1の撮像結果と、前記第1赤外線照射手段によって赤外線が照射されている状態での前記埃フィルタの第2の撮像結果と、の比較に基づいて、前記埃フィルタに付着している埃を検出する埃検出手段と、を備えるとともに、
    前記撮像手段に接続された配線が、前記撮像手段の回転に伴って押し当てられる曲面を有し、前記撮像手段に固定される押当手段と、
    前記撮像手段の回転による前記押当手段の移動に伴って、前記配線の巻出し又は巻取りを行うように付勢するバネ部材と、を備え、
    前記配線には、前記バネ部材が一体的に形成されており、
    前記撮像手段が前記埃フィルタに臨むように回転されるときには、前記配線は、前記回転駆動手段による前記押当手段の移動に伴い、前記曲面に押し当てられた状態で前記バネ部材によって付勢されながら巻き出され、
    前記撮像手段が前記被空調空間に臨むように回転されるときには、前記配線は、前記バネ部材の付勢力による前記押当手段の移動に伴って巻き取られること
    を特徴とする空気調和機。
  2. 可視光帯域の光を遮断又は減衰させる可視光カットフィルタと、
    前記撮像手段に対する前記可視光カットフィルタの相対位置を変化させるフィルタ移動手段と、を備え、
    前記埃検出手段は、前記撮像手段の視野を覆うように前記可視光カットフィルタが配置された状態で、前記第1の撮像結果及び前記第2の撮像結果を取得すること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記埃検出手段は、前記第1の撮像結果及び前記第2の撮像結果における輝度差分が所定閾値以上である画素の個数に基づき、前記埃フィルタに付着している埃の量を検出すること
    を特徴とする請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記室内機に設置され、前記被空調空間から自身に入射する光の照度を検出する照度検出手段を備え、
    前記埃検出手段は、前記照度検出手段によって検出される照度が高いほど、前記所定閾値を大きくすること
    を特徴とする請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記室内機に設置され、前記被空調空間に赤外線を照射する第2赤外線照射手段を備え、
    前記第1赤外線照射手段の赤外線の照射強度は、前記第2赤外線照射手段の赤外線の照射強度よりも小さいこと
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  6. 前記撮像手段に入射する光に含まれる赤外線を遮断又は減衰させる赤外線カットフィルタを備えないこと
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  7. 前記埃フィルタを掃除するためのブラシを有する可動式の掃除手段と、
    プラズマ電極を有し、前記プラズマ電極によってイオンを発生させることで、前記埃フィルタに付着した埃を帯電させるイオン発生手段と、
    前記イオン発生手段によって帯電した埃の電位とは逆極性の電位を前記掃除手段に付与する電圧発生手段と、を備え、
    前記埃検出手段の検出結果に基づく前記掃除手段の駆動中には、前記イオン発生手段及び前記電圧発生手段も駆動していること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  8. 前記撮像手段による前記被空調空間の撮像結果に基づいて、前記被空調空間に存在する人を検出する人検出手段を備え、
    前記人検出手段の検出結果、及び、前記埃検出手段の検出結果に基づいて、前記掃除手段の駆動/停止が切り替えられること
    を特徴とする請求項に記載の空気調和機。
  9. 前記室内機の内部に設置され、赤外線を反射させる反射板を複数備え、
    複数の前記反射板は、前記第1赤外線照射手段から照射された赤外線を反射させ、さらに、反射した赤外線が前記撮像手段に入射するように配置されていること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  10. 前記撮像手段の撮像対象が、縦断面視で鉛直方向に延びる前記埃フィルタである状態において、前記撮像手段の視野範囲は、前記埃フィルタの下端よりも上側に位置していること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  11. 前記室内機に設置され、前記埃検出手段によって検出された埃の量の多さを表示する表示手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  12. 前記埃検出手段によって検出された埃の量の多さを表示するリモコンを備えること
    を特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  13. 前記埃検出手段によって検出された埃の量が多いほど、前記室内機に設置された室内ファンの回転速度を大きくする駆動制御手段を備えること
    を特徴とする請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の空気調和機。
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