JP4888406B2 - 空気調和装置の室内ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、天井に設置される空気調和装置の室内ユニットに関するものである。
従来より、天井に設置される空気調和装置の室内ユニットが知られている。例えば特許文献1には、この種の室内ユニットが開示されている。この室内ユニットは、筐体と、その筐体の前部に取り付けられる前面グリルとを備えている。前面グリルは室内空間に露出する。前面グリルには、吸込グリルと吹出口とが形成されている。
特開2006−71121号公報
ところで、従来の空気調和装置の室内ユニットでは、在室者が目視のみによって運転中であるか否かを認識することができない。このため、在室者が運転中であることに気が付かずに電源を消し忘れるおそれがあり、省エネルギーの観点から望ましくない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、天井に設置される空気調和装置の室内ユニットにおいて、運転中であるか否かを目視によって認識可能に構成することにある。
第1の発明は、吸込口(13)及び吹出口(14)が形成されたケーシング(20)が天井に設置される空気調和装置の室内ユニットを対象とする。そして、上記ケーシング(20)の下面には、上記吹出口(14)に沿って段差が形成される。この室内ユニットの上記ケーシング(20)には、上記吹出口(14)に沿って室内空間に露出すると共に、上記室内ユニット(1)が運転中であることを示すために点灯する点灯部(26)が上記段差の下側の角を挟む下面と側面の両方から露出するように設けられている。
第1の発明では、室内ユニット(1)が運転中であることを示すために点灯する点灯部(26)が、室内空間に露出するように設けられている。点灯部(26)は、吹出口(14)に沿って露出するように設けられている。この第1の発明では、運転中にケーシング(20)の吹出口(14)に沿う点灯部(26)から光が出射される。また、第1の発明では、点灯部(26)が、ケーシング(20)の下面の段差の下側の角を挟む下面と側面の両方から露出している。点灯部(26)が点灯すると、その下面と側面から光が出射される。このため、例えば1つの面のみから光が出射される場合に比べて広い角度に、点灯部(26)から光が出射される。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記点灯部(26)が、上記ケーシング(20)の下面に設けられている。
第2の発明では、点灯部(26)がケーシング(20)の下面から露出している。このため、在室者は、室内ユニットに対してあらゆる方向から点灯部(26)を視認することが可能である。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記ケーシング(20)の下面には、その外周の全周囲に沿って上記吹出口(14)が形成される一方、上記点灯部(26)は、上記ケーシング(20)の下面のコーナー部において露出している。
第3の発明では、ケーシング(20)の下面において外周の全周囲に沿って吹出口(14)が形成されているので、ケーシング(20)の下面のコーナー部にも吹出口(14)が形成されている。点灯部(26)は、ケーシング(20)の下面のコーナー部の吹出口(14)に沿って露出している。
第4の発明は、上記第3の発明において、上記ケーシング(20)には、該ケーシング(20)の下面のコーナー部を形成するコーナーパネル(45)が着脱自在に設けられる一方、上記点灯部(26)は、上記コーナーパネル(45)に設けられている。
第4の発明では、点灯部(26)が、着脱自在のコーナーパネル(45)に設けられている。このため、ケーシング(20)の本体を取り外さなくても、コーナーパネル(45)と共に点灯部(26)を取り外すことが可能である。
の発明は、上記第1乃至第の何れか1つの発明において、上記点灯部(26)が、上記ケーシング(20)の下面の裏側に設けられた発光部(27)と、その一部が室内空間に露出するように設けられて該発光部(27)が発した光を室内空間へ透過させる光透過部(28)とを備えている。
の発明では、点灯部(26)が、発光部(27)と光透過部(28)とを備えている。点灯部(26)では、発光部(27)が発する光が光透過部(28)に入射して、入射した光が光透過部(28)を透過して室内空間へ出射される。
の発明は、上記第の発明において、上記光透過部(28)における室内空間への露出面には、上記ケーシング(20)の下面と同色の塗装が施されている。
の発明では、光透過部(28)における室内空間への露出面に、ケーシング(20)の下面と同色の塗装を施している。このため、点灯部(26)を消灯しているときには、点灯部(26)が目立ちにくくなる。
本発明では、運転中にケーシング(20)の吹出口(14)に沿う点灯部(26)から光が出射される。このため、在室者は、点灯部(26)から光が出射されているか否かによって運転中であるか否かを認識することができる。つまり、在室者は目視によって運転中であるか否かを認識することができる。特に、本発明では、点灯部(26)が吹出口(14)に沿って露出している。このため、運転中に比較的広い領域から光が出射されるので、在室者は、室内ユニットから多少離れていても目視によって運転中であるか否かを認識することができる。従って、在室者が運転中であることに気が付かずに電源を消し忘れることを抑制することができ、省エネルギー化を図ることができる。
また、上記第1の発明では、ケーシング(20)の下面に形成された段差の下側の角を挟む下面と側面の両方から露出するように点灯部(26)を設けることで、点灯部(26)から広い角度に光が出射されるようにしている。このため、点灯中の点灯部(26)が更に目立つようになるので、在室者が運転中であることに気が付きやすくすることができる。
また、上記第2の発明によれば、室内ユニットに対してあらゆる方向から在室者が点灯部(26)を視認することができる。このため、在室者は、室内ユニットに対してどの方向にいても目視によって運転中であるか否かを認識することができる。
また、上記第4の発明によれば、ケーシング(20)の本体を取り外さなくても、点灯部(26)を取り外すことができる。このため、点灯部(26)のメンテナンスを比較的容易に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、本発明に係る空気調和装置の室内ユニット(1)である。この室内ユニット(1)は、室内空間の天井に設置される天井設置型の室内ユニットものである。この室内ユニット(1)には、吸込フィルタ(30)の清掃を自動的に行う、いわゆるお掃除機能が設けられている。
なお、空気調和装置は、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路を備え、空調運転として冷房運転と暖房運転を実行可能に構成されている。室内ユニット(1)には、冷媒回路に接続された構成機器のうち室内熱交換器(22)が設けられている。
図1及び図2に示すように、室内ユニット(1)は、本体ケーシング(10)と化粧パネル(11)とからなるケーシング(20)を備えている。本体ケーシング(10)は、略直方体の箱状に形成され、下端が開放されている。本体ケーシング(10)は、天井裏に設置される。本体ケーシング(10)は、上側ケーシング(10a)と、上側ケーシング(10a)の下部に取り付けられる下側ケーシング(10b)とを備えている。上側ケーシング(10a)の内面には、断熱材(17)が積層されている。
化粧パネル(11)は、図3に示すように、略矩形の板状に形成されている。化粧パネル(11)は、本体ケーシング(10)の下側を覆うように本体ケーシング(10)に取り付けられる。この状態では、化粧パネル(11)の前面(下面)が室内空間に露出すると共に、化粧パネル(11)の背面(上面)の外周部分が全周に亘って天井板(16)に当接する。
化粧パネル(11)には、吸込口(13)と吹出口(14)とが形成されている。即ち、吸込口(13)と吹出口(14)とは、ケーシング(20)の下面に形成されている。吸込口(13)は、化粧パネル(11)の吸込グリル(12)の中央部に形成されている。吸込口(13)は、複数のスリットから構成され、全体として略正方形状に形成されている。
吹出口(14)は、吸込グリル(12)と、化粧パネル(11)の外周部分との間に形成されている。吹出口(14)は、化粧パネル(11)の外周の全周囲に沿って形成されている。この室内ユニット(1)では、吹出口(14)が、化粧パネル(11)の外周の各辺に沿う部分だけでなく各コーナー部にも形成されている。また、吸込グリル(12)には、後述する塵埃捕集容器(60)及び塵埃貯留箱(90)から塵埃を除去するための挿入口(18)が形成されている。
また、化粧パネル(11)の外周部分の吹出口(14)側には、内側よりも外側が下方へ突出する段差部(35)が形成されている。段差部(35)では、内側が上段面になり外側が下面になっている。段差部(35)は、吹出口(14)の全周囲に沿って形成されている。なお、段差部(35)の下面には、3本の溝からなる帯状の凹凸部(37)が全周囲に亘って形成されている(図7参照)。
化粧パネル(11)の各コーナー部には、着脱自在のコーナーパネル(45)がそれぞれ設けられている。各コーナーパネル(45)は、その内面が段差部(35)の段差面になるように設けられている。各コーナーパネル(45)の前面の内側端には、上記凹凸部(37)が形成されている。4つのコーナーパネル(45)のうちの1つには、後述する点灯部(26)が取り付けられている。コーナーパネル(45)の背面は、天井板(16)に当接する外側部分を除いて、天井裏の空間に臨んでいる。
上側ケーシング(10a)の内部には、室内熱交換器(22)、ドレンパン(23)、及び室内ファン(21)が設けられている。また、図4に示すように、下側ケーシング(10b)の内部には、吸込フィルタ(30)、フィルタ駆動部(40)、塵埃除去部(50)、塵埃捕集容器(60)、及び塵埃貯留箱(90)が設けられている。
室内ファン(21)は、いわゆるターボファンである。室内ファン(21)は、上側ケーシング(10a)の真ん中付近に配置されている。室内ファン(21)は、ファンモータ(21a)と羽根車(21b)とを備えている。ファンモータ(21a)は、上側ケーシング(10a)の天板に固定されている。羽根車(21b)は、ファンモータ(21a)の回転軸に連結されている。室内ファン(21)の下側には、吸込口(13)に連通するベルマウス(24)が設けられている。室内ファン(21)は、ベルマウス(24)を介して下側から吸い込んだ空気を周方向へ吹き出すように構成されている。
室内熱交換器(22)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成されている。室内熱交換器(22)は、平面視でロ字状に形成され、室内ファン(21)の周囲を囲うように配置されている。室内熱交換器(22)では、室内ファン(21)によって送られる室内空気と冷媒との間で熱交換が行われる。
ドレンパン(23)は、室内熱交換器(22)の下側に設けられている。ドレンパン(23)は、室内熱交換器(22)において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けるためのものである。ドレンパン(23)には、ドレン水を排水するためのドレンポンプが設けられている(図示省略)。
吸込フィルタ(30)は、吸込口(13)からベルマウス(24)へ向かう空気中の塵埃を捕捉するためのものである。吸込フィルタ(30)は円板状に形成されている。吸込フィルタ(30)は、下側ケーシング(10b)の上端部の仕切板(25)に形成された円形の通気口を覆うように取り付けられている。吸込フィルタ(30)は、放射状に形成された通気口のリブ(図示省略)の中心に、回転自在に取り付けられている。吸込フィルタ(30)の外周面には、フィルタ側ギア部が形成されている(図示省略)。
フィルタ駆動部(40)は、モータと、モータによって回転するモータ側ギア部とを備えている。フィルタ駆動部(40)は、モータ側ギア部がフィルタ側ギア部と噛み合うように、吸込フィルタ(30)の外側に設けられている。フィルタ駆動部(40)は、吸込フィルタ(30)を清掃する清掃運転の際に、モータの回転によって吸込フィルタ(30)を回転させる。
塵埃除去部(50)は、吸込フィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去するためのものである。塵埃除去部(50)は、後述する塵埃捕集容器(60)に取り付けられている。塵埃除去部(50)は、吸込フィルタ(30)に接触する回転ブラシ(51)と、回転ブラシ(51)を回転させるブラシ駆動部(53)とを備えている。塵埃除去部(50)では、上記清掃運転の際に、ブラシ駆動部(53)が回転ブラシ(51)を回転させる。
塵埃捕集容器(60)は、吸込フィルタ(30)の下側に配置されている。塵埃捕集容器(60)は、回転ブラシ(51)によって吸込フィルタ(30)から掻き落とされた塵埃や、清掃用ブラシ(52)によって回転ブラシ(51)から掻き落とされた塵埃を捕集し、捕集した塵埃を一時的に貯留する。
塵埃捕集容器(60)には、内部が第1室と第2室とが形成されたダンパボックス(81)が接続されている。第1室と第2室との間には、第1室と第2室との間の連通口を開閉するダンパ(82)が設けられている。第1室の上面には、ベルマウス(24)の上側に開口する導入用ダクト(86)が接続されている。ダンパボックス(81)では、ダンパ(82)が開状態に設定されると、第1室と第2室が連通する。この状態で、室内ファン(21)を運転させると、室内ファン(21)の吹出空気が導入用ダクト(86)及びダンパボックス(81)を通じて塵埃捕集容器(60)に流入するので、塵埃捕集容器(60)内の塵埃が後述する塵埃貯留箱(90)へ搬送される。なお、ダンパ(82)は、空調運転中は閉状態に設定される。
また、ダンパボックス(81)の第2室の下面には、挿入口(18)に連通する吸引用ダクト(87)が接続されている。挿入口(18)に掃除機の塵埃吸入口を接続した状態で掃除機を運転すると、塵埃貯留箱(90)及び塵埃捕集容器(60)の塵埃が掃除機によって吸引される。
塵埃貯留箱(90)は、吸込フィルタ(30)の下側に配置されている。塵埃貯留箱(90)は、搬送用ダクト(88)を介して塵埃捕集容器(60)に接続されている。塵埃貯留箱(90)には、塵埃貯留箱(90)内の空気を外部に排出させるための排気口(91)が形成されている。排気口(91)には、フィルタ(92)が取り付けられている。排気口(91)は、下側ケーシング(10b)に形成された排気通路(19)と接続されてケーシング(20)の外部に連通している。
塵埃貯留箱(90)では、塵埃捕集容器(60)から空気によって塵埃が搬送されると、その内部の空気が排気口(91)を介して排気通路(19)から排出される。また、掃除機による吸引によって塵埃貯留箱(90)から塵埃が排出されると、外部の空気が排気口(91)を介して排気通路(19)から塵埃貯留箱(90)内に流入する。
本実施形態では、図5に示すように、運転中に点灯する点灯部(26)がコーナーパネル(45)のうちの1つに設けられている。点灯部(26)は、図6に示すように、発光部(27)と光透過部(28)とを備えている。
発光部(27)は、コーナーパネル(45)の裏側に設けられている。発光部(27)は、3つのLED(発光ダイオード)から構成されている。3つのLEDは水平方向に並設されている。LEDのうち2つは緑色に発光する緑色LEDであり、残りの1つは赤色に発光する赤色LEDである。発光部(27)の各LEDは、室内ユニット(1)の運転を制御する運転制御部に接続されている。運転制御部は、下側ケーシング(10b)の仕切板(25)の下側に設けられた制御ボックス(32)内に配置されている。
光透過部(28)は、透明アクリル樹脂製の部材により構成されている。光透過部(28)は、その一部が室内空間に露出するように設けられている。具体的に、光透過部(28)は、一端側から他端側に向かって広がる曲板状に形成されている。光透過部(28)は、一端側が発光部(27)に対面して他端側が室内空間に露出するように、コーナーパネル(45)に取り付けられている。光透過部(28)の他端側は、コーナーパネル(45)の内側(吹出口(14)側)に形成された切り欠き部に嵌め込まれている。その結果、光透過部(28)の他端側は、コーナーパネル(45)の前面側と内面側とから露出する。光透過部(28)のうちコーナーパネル(45)の前面側から露出する第1露出面(28a)には、3本の溝がコーナーパネル(45)の内面に沿って形成されている。この3本の溝は上記凹凸部(37)を構成している。
コーナーパネル(45)が化粧パネル(11)に取り付けられた状態では、図7に示すように、コーナーパネル(45)の内面が段差部(35)の段差面になって室内空間に露出する。このため、光透過部(28)の他端側は、段差部(35)の下端の角を挟む段差面及び下面から室内空間に露出する。光透過部(28)の他端側は、段差部(35)の下面となる第1露出面(28a)だけでなく、段差部(35)の段差面となるコーナーパネル(45)の内面側の露出面も室内空間に露出する。コーナーパネル(45)の内面側の露出面は第2露出面(28b)を構成する。第1露出面(28a)及び第2露出面(28b)は、吹出口(14)に沿って曲がっている。
また、第1露出面(28a)及び第2露出面(28b)には、化粧パネル(11)と同色の白色系の塗装が施されている。塗装には化粧パネル(11)と同じ塗料が用いられている。このため、消灯中の点灯部(26)は目立ちにくくなる。塗膜の厚みは、第1露出面(28a)及び第2露出面(28b)から光の透過をなるべく妨げないように、かなり薄くなっている。
点灯部(26)では、発光部(27)が発する光が、光透過部(28)一端側から入射する。そして、光透過部(28)に入射した光は、光透過部(28)の内面で反射して、第1露出面(28a)及び第2露出面(28b)から室内空間へ出射する。光透過部(28)は一端側から他端側に向かって広がる形状をしているので、光透過部(28)を通過する際に発光部(27)からの光が拡散される。
運転制御部は、点灯部(26)の発光部(27)を点灯させるか否かを制御するように構成されている。具体的に、運転制御部は、室内ユニット(1)の空調運転中に発光部(27)の両方の緑色LEDに電力を供給して、その両方の緑色LEDを点灯させる。また、運転制御部は、清掃運転中に発光部(27)の両方の緑色LEDに電力を供給して、その両方の緑色LEDを点灯させる。また、運転制御部が、空気調和装置の構成機器(圧縮機、膨張弁、室内ファン(21)等)の異常を検知した場合に、発光部(27)の赤色LEDに電力を供給して、その赤色LEDを点灯させる。
−実施形態の効果−
本実施形態では、運転中にケーシング(20)の吹出口(14)に沿う点灯部(26)から光が出射される。このため、在室者は、点灯部(26)から光が出射されているか否かによって運転中であるか否かを認識することができる。つまり、在室者は目視によって運転中であるか否かを認識することができる。特に、本実施形態では、点灯部(26)が吹出口(14)に沿って露出している。このため、運転中に比較的広い領域から光が出射されるので、在室者は、室内ユニットから多少離れていても目視によって運転中であるか否かを認識することができる。従って、在室者が運転中であることに気が付かずに電源を消し忘れることを抑制することができ、省エネルギー化を図ることができる。
また、本実施形態によれば、点灯部(26)がケーシング(20)の下面から露出しているので、室内ユニット(1)に対してあらゆる方向から在室者が点灯部(26)を視認することができる。このため、在室者は、室内ユニット(1)に対してどの方向にいても目視によって運転中であるか否かを認識することができる。
また、本実施形態では、背面側に天井裏の空間に臨む比較的広い領域が存在している化粧パネル(11)のコーナー部に点灯部(26)を設けている。このため、化粧パネル(11)に重なる天井板(16)に影響を与えることなく、点灯部(26)を設けることができる。
また、本実施形態によれば、点灯部(26)を設けたコーナーパネル(45)が着脱自在になっているので、化粧パネル(11)を取り外さなくても、点灯部(26)を取り外すことができる。このため、点灯部(26)のメンテナンスを比較的容易に行うことができる。
また、本実施形態では、ケーシング(20)の下面に形成された段差の下側の角を挟む下面と側面から露出するように点灯部(26)を設けているので、点灯部(26)から広い角度に光が出射される。このため、点灯中の点灯部(26)が更に目立つようになるので、在室者が運転中であることに気が付きやすくすることができる。
また、本実施形態では、コーナーパネル(45)が、外周側に近づくほど天井板(16)に近づくように傾斜している。このため、例えばコーナーパネル(45)の傾斜面から露出するように点灯部(26)を設ける場合には、そのコーナーパネル(45)の反対側の位置から点灯部(26)を視認しにくくなる。これに対して、本実施形態では、コーナーパネル(45)の内面側と下面側から点灯部(26)が露出している。従って、あらゆる方向から点灯部(26)を視認することができる。
また、本実施形態では、湾曲しているコーナー部の段差部(35)の側面から光が出射される。従って、例えば化粧パネル(11)の辺に沿う直線部の段差部(35)の側面から光が出射される場合よりも広い角度から光を視認することが可能になる。
−実施形態の変形例1−
本実施形態の変形例1の室内ユニット(1)は、空調運転中及び清掃運転中に点灯部(26)を点灯させるか否かをリモコン(48)で設定することができるように構成されている。
具体的に、運転制御部は、室内ユニット(1)の空調運転中に発光部(27)を点灯させる第1設定と、室内ユニット(1)の空調運転中に発光部(27)を点灯させない第2設定とに設定可能に構成されている。運転制御部は、図7に示すリモコン(48)からの入力によって第1設定と第2設定との間で相互に切り換わる。運転制御部は、第1設定に設定されていれば、室内ユニット(1)の空調運転中に発光部(27)の両方の緑色LEDを点灯させる。なお、運転制御部は、第2設定に設定されていても、空調運転中に空気調和装置の構成機器の異常を検知した場合には、発光部(27)の赤色LEDを点灯させる。
また、運転制御部は、清掃運転中に発光部(27)を点灯させる第3設定と、清掃運転中に発光部(27)を点灯させない第4設定とに設定可能に構成されている。運転制御部は、リモコン(48)からの入力によって第3設定と第4設定との間で相互に切り換わる。運転制御部は、第3設定に設定されていれば、清掃運転中に発光部(27)の両方の緑色LEDを点灯させる。なお、運転制御部は、第4設定に設定されていても、清掃運転中に空気調和装置の構成機器の異常を検知した場合には、発光部(27)の赤色LEDを点灯させる。
本実施形態では、ユーザーが空調運転のオン/オフを入力するリモコン(48)に、運転制御部を第1設定と第2設定との間で切り換えるための第1点灯操作ボタン(54)と、運転制御部を第3設定と第4設定との間で切り換えるための第2点灯操作ボタン(55)とが設けられている。運転制御部では、ユーザーが第1点灯操作ボタン(54)を押すたびに、第1設定と第2設定との間で設定が切り換わり、ユーザーが第2点灯操作ボタン(55)を押すたびに、第3設定と第4設定との間で設定が切り換わる。第1点灯操作ボタン(54)によれば、点灯部(26)を空調運転中に点灯させるか否かをユーザーが選択することができる。第2点灯操作ボタン(55)によれば、点灯部(26)を清掃運転中に点灯させるか否かをユーザーが選択することができる。なお、上記運転制御部は、空気調和装置の電源がオフになっている間も、点灯させるか否かの設定を保持している。
−実施形態の変形例2−
本実施形態の変形例2では、塵埃捕集容器(60)及び塵埃貯留箱(90)内の清掃が必要であることをユーザーに認識させるために点灯部(26)が用いられている。
具体的に、塵埃捕集容器(60)には、図8に示すように、光センサにより構成された検出センサ(41)が設けられている。検出センサ(41)は、同じ高さに設置された一対の発光LED(72)及びフォトトランジスタ(73)を備えている。また、塵埃捕集容器(60)の下部の壁面のうち、発光LED(72)とフォトトランジスタ(73)に対応する部分は、第1透明窓(64)および第2透明窓(65)により構成されている。検出センサ(41)では、発光LED(72)から第1透明窓(64)および第2透明窓(65)を順に透過した光の光度がフォトトランジスタ(73)により検出される。フォトトランジスタ(73)では、塵埃の貯留量が多いほど、検出される光度が低くなる。フォトトランジスタ(73)で検出された光度は運転制御部に出力される。
運転制御部は、フォトトランジスタ(73)から受信した光度が所定値以下になる第1状態になると、点灯部(26)の赤色LEDを点灯させる。つまり、運転制御部は、塵埃貯留箱(90)が満杯になって塵埃捕集容器(60)の塵埃量がある程度多くなっていることを検出した場合に、点灯部(26)の赤色LEDを点灯させる。
また、運転制御部には、室内ファン(21)の運転積算時間を計測するタイマが設けられている。タイマの設定時間は例えば1年に設定されている。運転制御部は、タイマの計測時間が設定時間に達した場合に、リモコン(48)に「ユーザーに塵埃捕集容器(60)の清掃を促す表示」を行う。
また、運転制御部は、第1状態になった時点からの室内ファン(21)の運転積算時間が、タイマの設定時間に第1係数(例えば0.04)を掛けた時間に達する第2状態になると、発光部(27)の赤色LEDを点滅させる。また、運転制御部は、第1状態になった時点からの室内ファン(21)の運転積算時間が、タイマの設定時間に第2係数(例えば0.08)を掛けた時間に達する第3状態になると、再び発光部(27)の赤色LEDを点滅させる。第2係数は第1係数よりも大きな値である。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態について、吹出口(14)のうち4辺に沿って延びる部分に沿って露出するように、点灯部(26)を設けてもよい。また、吹出口(14)の内側に沿って露出するように、点灯部(26)を設けてもよい。
また、上記実施形態について、室内ユニット(1)が、一般家庭でよく使用される壁掛けタイプのものであってもよい。
また、上記実施形態について、室内ユニット(1)は、空調運転中や清掃運転中に点灯部(26)が断続的に点灯する(つまり点滅する)ように構成されていてもよい。この場合、運転制御部は、上記第1設定に設定されている場合に空調運転中に発光部(27)を点滅させ、上記第3設定に設定されている場合に清掃運転中に発光部(27)を点滅させる。
また、上記実施形態について、室内ユニット(1)がお掃除機能を有していないものであってもよい。
また、上記実施形態について、点灯部(26)の明るさを調節することができるように、室内ユニット(1)が構成されていてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、天井に設置される空気調和装置の室内ユニットに関するものである。
本実施形態に係る室内ユニットの縦断面図である。 本実施形態に係る室内ユニットの水平断面図である。 本実施形態に係る化粧パネルを斜め下方から見た場合の斜視図である。 本実施形態に係る下側ケーシングを斜め下方から見た場合の斜視図である。 本実施形態に係るコーナーパネルを斜め下方から見た場合の斜視図である。 本実施形態に係るコーナーパネルを斜め上方から見た場合の斜視図である。 本実施形態に係る化粧パネルに取り付けられたコーナーパネルを斜め下方から見た場合の斜視図である。 本実施形態の変形例1に係るリモコンの概略構成図である。 本実施形態の変形例2に係る塵埃貯留容器の断面図である。
11 化粧パネル
26 点灯部
45 コーナーパネル
35 段差部
28a 第1露出部
28b 第2露出部

Claims (6)

  1. 吸込口(13)及び吹出口(14)が形成されたケーシング(20)が天井に設置される空調機の室内ユニットであって、
    上記ケーシング(20)の下面には、上記吹出口(14)に沿って段差が形成される一方、
    上記ケーシング(20)には、上記吹出口(14)に沿って室内空間に露出すると共に、上記室内ユニット(1)が運転中であることを示すために点灯する点灯部(26)が上記段差の下側の角を挟む下面と側面の両方から露出するように設けられていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記点灯部(26)は、上記ケーシング(20)の下面に設けられていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  3. 請求項2において、
    上記ケーシング(20)の下面には、その外周の全周囲に沿って上記吹出口(14)が形成される一方、
    上記点灯部(26)は、上記ケーシング(20)の下面のコーナー部において露出していることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  4. 請求項3において、
    上記ケーシング(20)には、該ケーシング(20)の下面のコーナー部を形成するコーナーパネル(45)が着脱自在に設けられる一方、
    上記点灯部(26)は、上記コーナーパネル(45)に設けられていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  5. 請求項1乃至の何れか1つにおいて、
    上記点灯部(26)は、上記ケーシング(20)の下面の裏側に設けられた発光部(27)と、その一部が室内空間に露出するように設けられて該発光部(27)が発した光を室内空間へ透過させる光透過部(28)とを備えていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
  6. 請求項において、
    上記光透過部(28)における室内空間への露出面には、上記ケーシング(20)の下面と同色の塗装が施されていることを特徴とする空気調和装置の室内ユニット。
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