JP2009174805A - 空調機の室内ユニット - Google Patents
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Abstract
【課題】室内空間を空調するための空調機の室内ユニットにおいて、運転表示部が発する光の弊害を防止する。
【解決手段】室内ユニット(1)に、室内空間に露出するように設けられて運転中に点灯する運転表示部(26)と、運転表示部(26)を運転中に点灯させるか否かを選択するための点灯操作部(56)とを設ける。
【選択図】図7
【解決手段】室内ユニット(1)に、室内空間に露出するように設けられて運転中に点灯する運転表示部(26)と、運転表示部(26)を運転中に点灯させるか否かを選択するための点灯操作部(56)とを設ける。
【選択図】図7
Description
本発明は、室内空間を空調するための空調機の室内ユニットに関するものである。
従来より、室内空間を空調するための空調機の室内ユニットが知られている。例えば、特許文献1には、天井に設置される室内ユニットが開示されている。この室内ユニットは、内部に各種構成機器を収納するケーシングを備えている。ケーシングは、ケーシング本体と化粧パネルとから構成されている。ケーシング本体は、天井の開口の上方に設置される。化粧パネルは、天井の開口を覆うようにケーシング本体の下側に取り付けられる。
特開2005−241243号公報
ところで、従来の室内ユニットには、室内ユニットを目視することによって運転中であることが認識することができるように、運転中に点灯する運転表示部が室内空間に露出するように設けられているものがある。しかし、このような室内ユニットは、電源の消し忘れを防止するために役立つ一方で、運転表示部が発する光が室内空間の雰囲気になじまない場合や、運転表示部が発する光が居室者の睡眠を妨害する場合があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、室内空間を空調するための空調機の室内ユニットにおいて、運転表示部が発する光の弊害を防止することにある。
第1の発明は、室内空間を空調するための空調機の室内ユニット(1)を対象とする。そして、この室内ユニット(1)は、室内空間に露出するように設けられて、室内ユニットが運転中であることを示すために点灯する運転表示部(26)と、上記運転表示部(26)を室内ユニットの運転中に点灯させるか否かを選択するための点灯操作部(56)とを備えている。
第1の発明では、室内空間に露出する運転表示部(26)を室内ユニット(1)の運転中に点灯させるか否かを選択するための点灯操作部(56)が設けられている。このため、ユーザーが運転表示部(26)を室内ユニット(1)の運転中に点灯させるという操作を点灯操作部(56)に対して行った場合には、室内ユニット(1)の運転中に運転表示部(26)が点灯する。一方、ユーザーが運転表示部(26)を室内ユニット(1)の運転中に点灯させないという操作を点灯操作部(56)に対して行った場合には、室内ユニット(1)の運転中に運転表示部(26)は点灯しない。この第1の発明では、ユーザーが状況に応じて運転表示部(26)を室内ユニット(1)の運転中に点灯させるか否かを選択することが可能になっている。なお、本願明細書において「点灯」は、連続的な点灯だけを意味するのではなく、断続的な点灯をも包含する意味で用いている。
第2の発明は、上記第1の発明において、吸込口(13)から吸い込まれた空気中の塵埃を捕捉する吸込フィルタ(30)を清掃するフィルタ清掃部(40,50)を備え、室内空間を空調する通常運転とは別に、上記フィルタ清掃部(40,50)によって上記吸込フィルタ(30)を清掃する清掃運転を実行可能に構成される一方、上記点灯操作部(56)は、上記通常運転と上記清掃運転のそれぞれについて、運転中に上記運転表示部(26)を点灯させるか否かを選択可能に構成されている。
第2の発明では、フィルタ清掃部(40,50)によって吸込フィルタ(30)を清掃する清掃運転を実行可能に構成された室内ユニット(1)において、点灯操作部(56)が、通常運転と清掃運転のそれぞれについて、運転中に上記運転表示部(26)を点灯させるか否かを選択可能に構成されている。このため、ユーザーが運転表示部(26)を清掃運転中に点灯させるという操作を点灯操作部(56)に対して行った場合には、清掃運転中に運転表示部(26)が点灯する。一方、ユーザーが運転表示部(26)を清掃運転中に点灯させないという操作を点灯操作部(56)に対して行った場合には、清掃運転中に運転表示部(26)は点灯しない。
第3の発明は、上記第1又は第2の発明において、上記室内ユニットの運転中に上記運転表示部(26)を点灯させるという選択と点灯させないという選択のどちらが上記点灯操作部(56)において選択されていても、上記空調機に異常が発生した場合には上記運転表示部(26)が点灯するように構成されている。
第3の発明では、室内ユニットの運転中に運転表示部(26)を点灯させることが点灯操作部(56)において選択されていても、運転表示部(26)を点灯させないことが点灯操作部(56)において選択されていても、空調機に異常が発生した場合には、運転表示部(26)が点灯する。つまり、この第3の発明では、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、空調機に異常が発生した場合には、運転表示部(26)が必ず点灯する。
第4の発明は、上記第2の発明において、上記フィルタ清掃部(40,50)によって上記吸込フィルタ(30)から除去された塵埃を捕集する塵埃捕集容器(60)を備える一方、上記室内ユニットの運転中に上記運転表示部(26)を点灯させるという選択と点灯させないという選択のどちらが上記点灯操作部(56)において選択されていても、上記塵埃捕集容器(60)に溜まる塵埃量が所定量を超えた場合には上記運転表示部(26)が点灯するように構成されている。
第4の発明では、室内ユニットの運転中に運転表示部(26)を点灯させることが点灯操作部(56)において選択されていても、運転表示部(26)を点灯させないことが点灯操作部(56)において選択されていても、塵埃捕集容器(60)に溜まる塵埃量が所定量を超えた場合には、運転表示部(26)が点灯する。つまり、この第4の発明では、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、塵埃捕集容器(60)に溜まる塵埃量が所定量を超えた場合には、運転表示部(26)が必ず点灯する。
第5の発明は、上記第1乃至第4の何れか1つの発明において、上記運転表示部(26)が、上記吹出口(14)に沿って設けられている。
第5の発明では、吹出口(14)に沿って運転表示部(26)が設けられている。ユーザーが運転表示部(26)を運転中に点灯させるという操作を点灯操作部(56)に対して行った場合には、吹出口(14)に沿う運転表示部(26)が点灯する。
第6の発明は、上記第1乃至第4の何れか1つの発明において、天井裏に設置される本体ユニット(20)と、該本体ユニット(20)の下側を覆って室内空間に露出する矩形の化粧パネル(11)とを備える一方、上記運転表示部(26)は、上記化粧パネル(11)のコーナー部に設けられている。
第6の発明では、矩形の化粧パネル(11)のコーナー部に運転表示部(26)が設けられている。ここで、天井に設置される室内ユニット(1)は、設置後の化粧パネル(11)のコーナー部のうち外周部分は天井板(16)に重なるものの、それ以外の部分は天井板(16)に重ならない。つまり、化粧パネル(11)のコーナー部の背面側には、天井裏の空間に臨む比較的広い領域が存在している。この第6の発明では、背面側に天井裏の空間に臨む比較的広い領域が存在している化粧パネル(11)のコーナー部に運転表示部(26)が設けられている。
本発明では、運転表示部(26)を室内ユニット(1)の運転中に点灯させるか否かを選択するための点灯操作部(56)を設けることで、ユーザーが状況に応じて運転表示部(26)を室内ユニット(1)の運転中に点灯させるか否かを選択することができるようにしている。つまり、運転表示部(26)の光が室内空間の雰囲気を壊したり、ユーザーの睡眠を妨げるなどの問題が生じるときには、室内ユニット(1)の運転中に運転表示部(26)が点灯しないようにユーザーが室内ユニット(1)を設定できる。従って、運転表示部(26)が発する光の弊害を防止することができる。
また、上記第2の発明では、ユーザーが状況に応じて運転表示部(26)を清掃運転中に点灯させるか否かを選択することができるようにしている。従って、ユーザーが清掃運転中に運転表示を点灯させたくないような状況のときには、清掃運転中に運転表示部(26)が点灯しないようにユーザーが室内ユニット(1)を設定できるので、運転表示部(26)が発する光の弊害を防止することができる。
また、上記第3の発明では、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、空調機に異常が発生した場合には、運転表示部(26)が必ず点灯するようにしている。このため、空調機のユーザーが空調機の異常を認識する機会を失うことを防止することができる。
また、上記第4の発明では、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、塵埃捕集容器(60)に溜まる塵埃量が所定量を超えた場合には、運転表示部(26)が必ず点灯するようにしている。このため、空調機のユーザーが塵埃捕集容器(60)に溜まる塵埃量が所定量を超えたことを認識する機会を失うことを防止することができる。
また、上記第6の発明では、背面側に天井裏の空間に臨む比較的広い領域が存在している化粧パネル(11)のコーナー部に運転表示部(26)を設けている。このため、化粧パネル(11)に重なる天井板(16)に影響を与えることなく、運転表示部(26)を設けることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態は、本発明に係る空調機の室内ユニット(1)である。この室内ユニット(1)は、室内空間の天井に設置される天井設置型の室内ユニットである。この室内ユニット(1)には、吸込フィルタ(30)の清掃を自動的に行う、いわゆるお掃除機能が設けられている。
なお、空調機は、蒸気圧縮冷凍サイクルを行う冷媒回路を備え、通常運転として冷房運転と暖房運転を実行可能に構成されている。室内ユニット(1)には、冷媒回路に接続された構成機器のうち室内熱交換器(22)が設けられている。
図1及び図2に示すように、室内ユニット(1)は、本体ユニット(20)と化粧パネル(11)とを備えている。本体ユニット(20)は、略直方体の箱状に形成されたケーシング(10)を備えている。ケーシング(10)の下端は開放されている。この本体ユニット(20)は天井裏に設置されている。ケーシング(10)は、上側ケーシング(10a)と、上側ケーシング(10a)の下部に取り付けられる下側ケーシング(10b)とを備えている。上側ケーシング(10a)の内面には、断熱材(17)が積層されている。
化粧パネル(11)は、図3に示すように、略矩形のパネル状に形成されている。化粧パネル(11)は、本体ユニット(20)の下側を覆うように本体ユニット(20)に取り付けられている。この状態では、化粧パネル(11)の前面(下面)が室内空間に露出すると共に、化粧パネル(11)の背面(上面)の外周部分が全周に亘って天井板(16)に当接する。
化粧パネル(11)には、吸込口(13)と吹出口(14)とが形成されている。吸込口(13)は、化粧パネル(11)の吸込グリル(12)の中央部に形成されている。吸込口(13)は、複数のスリットから構成され、全体として略正方形状に形成されている。
吹出口(14)は、吸込グリル(12)と、化粧パネル(11)の外周部分との間に形成されている。吹出口(14)は、化粧パネル(11)の外周の全周囲に沿って形成されている。この室内ユニット(1)では、吹出口(14)が、化粧パネル(11)の外周の各辺に沿う部分だけでなく各コーナー部にも形成されている。また、吸込グリル(12)には、後述する塵埃捕集容器(60)及び塵埃貯留箱(90)から塵埃を除去するための掃除機挿入口(18)が形成されている。
化粧パネル(11)の各コーナー部には、着脱自在のコーナーパネル(45)がそれぞれ設けられている。4つのコーナーパネル(45)のうちの1つには、後述する運転表示部(26)が取り付けられている。コーナーパネル(45)の背面は、天井板に当接する外側部分を除いて、天井裏の空間に臨んでいる。
上側ケーシング(10a)の内部には、室内熱交換器(22)、ドレンパン(23)、及び室内ファン(21)が設けられている。また、図4に示すように、下側ケーシング(10b)の内部には、吸込フィルタ(30)、フィルタ駆動部(40)、塵埃除去部(50)、塵埃捕集容器(60)、及び塵埃貯留箱(90)が設けられている。
室内ファン(21)は、いわゆるターボファンである。室内ファン(21)は、上側ケーシング(10a)の真ん中付近に配置されている。室内ファン(21)は、ファンモータ(21a)と羽根車(21b)とを備えている。ファンモータ(21a)は、上側ケーシング(10a)の天板に固定されている。羽根車(21b)は、ファンモータ(21a)の回転軸に連結されている。室内ファン(21)の下側には、吸込口(13)に連通するベルマウス(24)が設けられている。室内ファン(21)は、ベルマウス(24)を介して下側から吸い込んだ空気を周方向へ吹き出すように構成されている。
室内熱交換器(22)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器により構成されている。室内熱交換器(22)は、平面視でロ字状に形成され、室内ファン(21)の周囲を囲うように配置されている。室内熱交換器(22)では、室内ファン(21)によって送られる室内空気と冷媒との間で熱交換が行われる。
ドレンパン(23)は、室内熱交換器(22)の下側に設けられている。ドレンパン(23)は、室内熱交換器(22)において空気中の水分が凝縮して生じるドレン水を受けるためのものである。ドレンパン(23)には、ドレン水を排水するためのドレンポンプが設けられている(図示省略)。
吸込フィルタ(30)は、吸込口(13)からベルマウス(24)へ向かう空気中の塵埃を捕捉するためのものである。吸込フィルタ(30)は円板状に形成されている。吸込フィルタ(30)は、下側ケーシング(10b)の上端部に設けられた仕切板(25)に形成された円形の通気口を覆うように取り付けられている。吸込フィルタ(30)は、放射状に形成された通気口のリブ(図示省略)の中心に、回転自在に取り付けられている。吸込フィルタ(30)の外周面には、フィルタ側ギア部が形成されている(図示省略)。
フィルタ駆動部(40)は、モータと、モータによって回転するモータ側ギア部とを備えている。フィルタ駆動部(40)は、モータ側ギア部がフィルタ側ギア部と噛み合うように、吸込フィルタ(30)の外側に設けられている。フィルタ駆動部(40)は、吸込フィルタ(30)を清掃する清掃運転の際に、モータの回転によって吸込フィルタ(30)を回転させる。フィルタ駆動部(40)は、塵埃除去部(50)と共にフィルタ清掃部(40,50)を構成している。
塵埃除去部(50)は、吸込フィルタ(30)に捕捉された塵埃を除去するためのものである。塵埃除去部(50)は、後述する塵埃捕集容器(60)に取り付けられている。塵埃除去部(50)は、吸込フィルタ(30)に接触する回転ブラシ(51)と、回転ブラシ(51)を回転させるブラシ駆動部(53)とを備えている。塵埃除去部(50)では、上記清掃運転の際に、ブラシ駆動部(53)が回転ブラシ(51)を回転させる。
塵埃捕集容器(60)は、吸込フィルタ(30)の下側に配置されている。塵埃捕集容器(60)は、回転ブラシ(51)によって吸込フィルタ(30)から掻き落とされた塵埃や、清掃用ブラシ(52)によって回転ブラシ(51)から掻き落とされた塵埃を捕集し、捕集した塵埃を一時的に貯留する。
塵埃捕集容器(60)には、内部が第1室と第2室とが形成されたダンパボックス(81)が接続されている。第1室と第2室との間には、第1室と第2室との間の連通口を開閉するダンパ(82)が設けられている。第1室の上面には、ベルマウス(24)の上側に開口する導入用ダクト(86)が接続されている。ダンパボックス(81)では、ダンパ(82)が開状態に設定されると、第1室と第2室が連通する。この状態で、室内ファン(21)を運転させると、室内ファン(21)の吹出空気が導入用ダクト(86)及びダンパボックス(81)を通じて塵埃捕集容器(60)に流入するので、塵埃捕集容器(60)内の塵埃が後述する塵埃貯留箱(90)へ搬送される。なお、ダンパ(82)は、室内空間の冷暖房を行う通常運転中は閉状態に設定される。
また、ダンパボックス(81)の第2室の下面には、掃除機挿入口(18)に連通する吸引用ダクト(87)が接続されている。掃除機挿入口(18)に掃除機のホース等が接続された状態でその掃除機を運転すると、塵埃貯留箱(90)及び塵埃捕集容器(60)の塵埃が掃除機によって吸引される。
塵埃貯留箱(90)は、吸込フィルタ(30)の下側に配置されている。塵埃貯留箱(90)は、搬送用ダクト(88)を介して塵埃捕集容器(60)に接続されている。塵埃貯留箱(90)には、塵埃貯留箱(90)内の空気を外部に排出させるための排気口(91)が形成されている。排気口(91)は、下側ケーシング(10b)に形成された排気通路(19)と接続されてケーシング(10)の外部に連通している。排気口(91)には、フィルタ(92)が取り付けられている。
塵埃貯留箱(90)では、塵埃捕集容器(60)から空気によって塵埃が搬送されると、その内部の空気が排気口(91)を介して排気通路(19)から排出される。また、掃除機による吸引によって塵埃貯留箱(90)から塵埃が排出されると、外部の空気が排気口(91)を介して排気通路(19)から塵埃貯留箱(90)内に流入する。
本実施形態では、図5に示すように、運転中に点灯する運転表示部(26)がコーナーパネル(45)のうちの1つに設けられている。運転表示部(26)は、図6に示すように、発光部(27)と拡散部(28)とを備えている。
発光部(27)は、3つのLED(発光ダイオード)から構成されている。3つのLEDは水平方向に並設されている。LEDのうち2つは緑色に発光する緑色LEDであり、残りの1つは赤色に発光する赤色LEDである。発光部(27)の各LEDは、室内ユニット(1)の運転を制御する運転制御部に接続されている。この運転制御部は、下側ケーシング(10b)の仕切板(25)の下側に設けられた制御ボックス(32)内に配置されている。
拡散部(28)は、透明アクリル樹脂製の部材により構成されている。拡散部(28)は、一端から他端に向かって広がる曲板状に形成されている。拡散部(28)は、一端面が発光部に対面して、他端面(28a)がコーナーパネル(45)の下面から室内空間に露出するように、コーナーパネル(45)に取り付けられている。拡散部(28)は、他端側がコーナーパネル(45)の吹出口(14)に沿う部分に形成された切り欠き部に嵌め込まれている。拡散部(28)の他端面(28a)は、吹出口(14)に沿うように設けられている。拡散部(28)の他端面(28a)には、コーナーパネル(45)の吹出口(14)に沿う部分に合わせて、3本の溝が吹出口(14)に沿って形成されている。
拡散部(28)では、発光部(27)が発する光が一端面から入射し、入射した光が内面で反射して他端面(28a)から出射する。拡散部(28)は一端から他端に向かって広がる形状をしているので、拡散部(28)を通過する際に発光部(27)からの光が拡散される。
運転制御部は、運転表示部(26)の発光部(27)を点灯させるか否かを制御するように構成されている。具体的に、運転制御部は、室内ユニット(1)の通常運転中に発光部(27)を点灯させる第1設定と、室内ユニット(1)の通常運転中に発光部(27)を点灯させない第2設定とに設定可能に構成されている。運転制御部は、後述するリモコン(48)からの入力によって第1設定と第2設定との間で相互に切り換わる。運転制御部は、第1設定に設定されていれば、室内ユニット(1)の通常運転中に発光部(27)の両方の緑色LEDに電力を供給して、その両方の緑色LEDを点灯させる。
また、運転制御部は、清掃運転中に発光部(27)を点灯させる第3設定と、清掃運転中に発光部(27)を点灯させない第4設定とに設定可能に構成されている。運転制御部は、後述するリモコン(48)からの入力によって第3設定と第4設定との間で相互に切り換わる。運転制御部は、第3設定に設定されていれば、清掃運転中に発光部(27)の両方の緑色LEDに電力を供給して、その両方の緑色LEDを点灯させる。なお、運転制御部は、室内ユニット(1)に異常がある場合に、発光部(27)の赤色LEDを点灯させるように構成されている。
本実施形態では、図7に示すように、ユーザーが通常運転のオン/オフを入力するリモコン(48)に、運転制御部を第1設定と第2設定との間で切り換えるための第1点灯操作ボタン(54)と、運転制御部を第3設定と第4設定との間で切り換えるための第2点灯操作ボタン(55)とが設けられている。運転制御部では、ユーザーが第1点灯操作ボタン(54)を押すたびに、第1設定と第2設定との間で設定が切り換わり、ユーザーが第2点灯操作ボタン(55)を押すたびに、第3設定と第4設定との間で設定が切り換わる。第1点灯操作ボタン(54)によれば、運転表示部(26)を通常運転中に点灯させるか否かをユーザーが選択することができる。第2点灯操作ボタン(55)によれば、運転表示部(26)を清掃運転中に点灯させるか否かをユーザーが選択することができる。第1点灯操作ボタン(54)及び第2点灯操作ボタン(55)は点灯操作部(56)を構成している。なお、上記運転制御部では、リモコン(48)の入力によって通常運転がオフになっている間も、点灯操作部(56)による設定が保持される。
−実施形態の効果−
本実施形態では、運転表示部(26)を室内ユニット(1)の通常運転中に点灯させるか否かを選択するための点灯操作部(56)を設けることで、ユーザーが状況に応じて運転表示部(26)を室内ユニット(1)の通常運転中に点灯させるか否かを選択することができるようにしている。つまり、運転表示部(26)の光が室内空間の雰囲気を壊したり、ユーザーの睡眠を妨げるなどの問題が生じるときには、室内ユニット(1)の通常運転中に運転表示部(26)が点灯しないようにユーザーが室内ユニット(1)を設定できる。従って、運転表示部(26)が発する光の弊害を防止することができる。
本実施形態では、運転表示部(26)を室内ユニット(1)の通常運転中に点灯させるか否かを選択するための点灯操作部(56)を設けることで、ユーザーが状況に応じて運転表示部(26)を室内ユニット(1)の通常運転中に点灯させるか否かを選択することができるようにしている。つまり、運転表示部(26)の光が室内空間の雰囲気を壊したり、ユーザーの睡眠を妨げるなどの問題が生じるときには、室内ユニット(1)の通常運転中に運転表示部(26)が点灯しないようにユーザーが室内ユニット(1)を設定できる。従って、運転表示部(26)が発する光の弊害を防止することができる。
また、本実施形態では、ユーザーが状況に応じて運転表示部(26)を清掃運転中に点灯させるか否かを選択することができるようにしている。従って、ユーザーが清掃運転中に運転表示を点灯させたくないような状況のときには、清掃運転中に運転表示部(26)が点灯しないようにユーザーが室内ユニット(1)を設定できるので、運転表示部(26)が発する光の弊害を防止することができる。
また、本実施形態では、背面側に天井裏の空間に臨む比較的広い領域が存在している化粧パネル(11)のコーナー部に運転表示部(26)を設けている。このため、化粧パネル(11)に重なる天井板(16)に影響を与えることなく、運転表示部(26)を設けることができる。
−実施形態の変形例−
本実施形態では、塵埃捕集容器(60)及び塵埃貯留箱(90)内の清掃が必要であることをユーザーに認識させるために運転表示部(26)が用いられている。
本実施形態では、塵埃捕集容器(60)及び塵埃貯留箱(90)内の清掃が必要であることをユーザーに認識させるために運転表示部(26)が用いられている。
具体的に、塵埃捕集容器(60)には、図8に示すように、赤外線センサにより構成された検出センサ(41)が設けられている。検出センサ(41)は、同じ高さに設置された一対の発光LED(72)及びフォトトランジスタ(73)を備えている。また、塵埃捕集容器(60)の下部の壁面のうち、発光LED(72)とフォトトランジスタ(73)に対応する部分は、第1透明窓(64)および第2透明窓(65)により構成されている。検出センサ(41)では、発光LED(72)から第1透明窓(64)および第2透明窓(65)を順に透過した光の光度がフォトトランジスタ(73)により検出される。フォトトランジスタ(73)では、塵埃の貯留量が多いほど、検出される光度が低くなる。フォトトランジスタ(73)で検出された光度は運転制御部に出力される。
運転制御部は、フォトトランジスタ(73)から受信した光度が所定値以下になる第1状態になると、運転表示部(26)の発光部(27)を点灯させる。つまり、運転制御部は、塵埃捕集容器(60)の塵埃量がある程度多くなっていることを検出した場合に、運転表示部(26)の発光部(27)を点灯させる。運転制御部は、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、必ず発光部(27)を点灯させる。つまり、運転制御部は、通常運転中に発光部(27)を点灯させる第1設定になっていても、通常運転中に発光部(27)を点灯させない第2設定になっていても、発光部(27)を点灯させる。また、運転制御部は、清掃運転中に発光部(27)を点灯させる第3設定になっていても、清掃運転中に発光部(27)を点灯させない第4設定になっていても、発光部(27)を点灯させる。
また、運転制御部には、室内ファン(21)の運転積算時間を計測するタイマが設けられている。タイマの設定時間は例えば1年に設定されている。運転制御部は、タイマの計測時間が設定時間に達した場合に、リモコン(48)に「ユーザーに塵埃捕集容器(60)の清掃を促す表示」を行う。
また、運転制御部は、検出センサ(41)からの検知信号を受信した時点からの室内ファン(21)の運転積算時間が、タイマの設定時間に第1係数(例えば0.04)を掛けた時間に達する第2状態になると、発光部(27)を点滅させる。運転制御部は、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、発光部(27)を点滅させる。
また、運転制御部は、検出センサ(41)からの検知信号を受信した時点からの室内ファン(21)の運転積算時間が、タイマの設定時間に第2係数(例えば0.08)を掛けた時間に達する第3状態になると、再び発光部(27)を点滅させる。第2係数は第1係数よりも大きな値である。このときも、運転制御部は、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、発光部(27)を点滅させる。
なお、運転制御部は、第3状態のときだけ、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、発光部(27)を点滅させるように構成されていてもよいし、第2状態及び第3状態のときに、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、発光部(27)を点滅させるように構成されていてもよい。
この変形例では、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、塵埃捕集容器(60)に溜まる塵埃量が所定量を超えた場合には、運転表示部(26)が必ず点灯するようにしている。このため、空調機のユーザーが塵埃捕集容器(60)に溜まる塵埃量が所定量を超えたことを認識する機会を失うことを防止することができる。
なお、運転制御部が、空調機の構成機器(圧縮機、膨張弁、室内ファン(21)等)の異常を検知した場合に、運転表示部(26)の発光部(27)を点灯させるように構成されていてもよい。この場合も、運転制御部は、点灯操作部(56)の設定状態に拘わらず、必ず発光部(27)を点灯させる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
上記実施形態について、室内ユニット(1)が、一般家庭でよく使用される壁掛けタイプのものであってもよい。
また、上記実施形態について、室内ユニット(1)は、通常運転中や清掃運転中に運転表示部(26)が断続的に点灯する(つまり点滅する)ように構成されていてもよい。この場合、運転制御部は、上記第1設定に設定されている場合に通常運転中に発光部(27)を点滅させ、上記第3設定に設定されている場合に清掃運転中に発光部(27)を点滅させる。
また、上記実施形態について、清掃運転を行いながら、ダンパ(82)を開状態に設定した状態で室内ファン(21)を運転させて塵埃捕集容器(60)内の塵埃を塵埃貯留箱(90)へ送ってもよい。この場合、塵埃捕集容器(60)は塵埃の通路として機能し、エアフィルタ(30)から除去された塵埃は塵埃捕集容器(60)に一時的に貯留されることなくそのまま塵埃貯留容器(90)に搬送される。
また、上記実施形態について、室内ユニット(1)がお掃除機能を有していないものであってもよい。この場合、点灯操作部(56)は、運転表示部(26)を通常運転中に点灯させるか否かを選択するために用いられる。
また、上記実施形態について、運転表示部(26)を点灯させる場合に運転表示部(26)の明るさを調節することができるように、室内ユニット(1)が構成されていてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、室内空間を空調するための空調機の室内ユニットについて有用である。
26 運転表示部
48 リモコン
54 第1点灯操作ボタン
55 第2点灯操作ボタン
56 点灯操作部
48 リモコン
54 第1点灯操作ボタン
55 第2点灯操作ボタン
56 点灯操作部
Claims (6)
- 室内空間を空調するための空調機の室内ユニットであって、
室内空間に露出するように設けられて、室内ユニットが運転中であることを示すために点灯する運転表示部(26)と、
上記運転表示部(26)を室内ユニットの運転中に点灯させるか否かを選択するための点灯操作部(56)とを備えていることを特徴とする空調機の室内ユニット。 - 請求項1において、
吸込口(13)から吸い込まれた空気中の塵埃を捕捉する吸込フィルタ(30)を清掃するフィルタ清掃部(40,50)を備え、
室内空間を空調する通常運転とは別に、上記フィルタ清掃部(40,50)によって上記吸込フィルタ(30)を清掃する清掃運転を実行可能に構成される一方、
上記点灯操作部(56)は、上記通常運転と上記清掃運転のそれぞれについて、運転中に上記運転表示部(26)を点灯させるか否かを選択可能に構成されていることを特徴とする空調機の室内ユニット。 - 請求項1又は2において、
上記室内ユニットの運転中に上記運転表示部(26)を点灯させるという選択と点灯させないという選択のどちらが上記点灯操作部(56)において選択されていても、上記空調機に異常が発生した場合には上記運転表示部(26)が点灯するように構成されていることを特徴とする空調機の室内ユニット。 - 請求項2において、
上記フィルタ清掃部(40,50)によって上記吸込フィルタ(30)から除去された塵埃を捕集する塵埃捕集容器(60)を備える一方、
上記室内ユニットの運転中に上記運転表示部(26)を点灯させるという選択と点灯させないという選択のどちらが上記点灯操作部(56)において選択されていても、上記塵埃捕集容器(60)に溜まる塵埃量が所定量を超えた場合には上記運転表示部(26)が点灯するように構成されていることを特徴とする空調機の室内ユニット。 - 請求項1乃至4の何れか1つにおいて、
上記運転表示部(26)は、上記吹出口(14)に沿って設けられていることを特徴とする空調機の室内ユニット。 - 請求項1乃至4の何れか1つにおいて、
天井裏に設置される本体ユニット(20)と、該本体ユニット(20)の下側を覆って室内空間に露出する矩形の化粧パネル(11)とを備える一方、
上記運転表示部(26)は、上記化粧パネル(11)のコーナー部に設けられていることを特徴とする空調機の室内ユニット。
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---|---|---|---|
JP2008015039A JP2009174805A (ja) | 2008-01-25 | 2008-01-25 | 空調機の室内ユニット |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2008
- 2008-01-25 JP JP2008015039A patent/JP2009174805A/ja active Pending
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