JP2007029793A - 空気調節装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 前面パネルの表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げとした場合にも内部構造が透けて見えず、デザイン性が向上するとともに、設計の自由度を高めることが可能な空気清浄機を提供する。
【解決手段】 空気清浄機は、通風路の一部となる開口を前面に有する本体ケーシング110と、上記開口を覆うように本体ケーシング110に取付けられる前面パネル140とを備える。前面パネル140は、透明または半透明の部材からなる射出成型品にて構成されており、その背面側には樹脂塗装を施すことによって樹脂塗装層144が形成されている。前面パネル140を本体ケーシング110に取付けるための取付部が、前方から見て樹脂塗装層144の後方に位置しており、この樹脂塗装層144によって覆い隠されている。
【選択図】 図15

Description

本発明は、空気調節装置に関し、特に、室内の空気を清浄化する空気清浄機能を備えた空気調節装置に関する。
室内の空気の温度や湿度、汚染度等をコントロールする装置として空気調節装置が知られている。この空気調節装置は、室内の空気を装置内部に取り込み、取り込まれた空気の物性を変化させて所望の状態の空気とした後、装置外部へと処理後の空気を吹き出す仕組みを有している。特に、近年の住環境の変化に伴い、室内の空気の汚染度を改善する空気清浄機能を備えた空気調節装置(以下、空気清浄機と称する。)が注目を浴びている。
一般に、空気清浄機においては、装置本体の外表面に空気の給排気のための吸込口および吹出口が設けられるとともに、装置本体の内部にこれら吸込口と吹出口とを連通する通風路が設けられ、この通風路内に空気の流れを生じさせるための送風手段としての送風ファンや空気を清浄化するための各種フィルタ等が設置される。
近年においては、より高い空気清浄機能が得られるように高機能のフィルタが空気清浄機に搭載される傾向にある。たとえば、集塵機能や脱臭機能を備えたフィルタに、人体に有害な浮遊細菌を捕捉して滅菌または殺菌する機能を備えたフィルタを積層させたフィルタ組品を搭載した空気清浄機や、集塵機能や脱臭機能を備えたフィルタにホルムアルデヒド等に代表される人体に有害な化学物資を吸着する吸着剤を含ませたものを搭載した空気清浄機などが普及しつつある。また、より微細な粒径の微粒子を捕捉可能なHEPA(High Efficiency Particulate Air)フィルタを集塵フィルタとして採用した空気清浄機なども普及している。
このような空気清浄機にあっては、フィルタの洗浄や交換、送風ファンの点検や修理といったメンテナンス作業の利便性を考慮して、筐体が本体ケーシングと前面パネルとに分割されている場合が多い。より具体的には、前面開口の箱形状を有する本体ケーシングと、この開口を覆うように本体ケーシングに取付けられる前面パネルとによって筐体を構成し、この開口の後方にフィルタや送風ファンを設置した構造が採用される。このような構造とすることにより、前面パネルを本体ケーシングから取外すことによって本体ケーシングの前面に設けられた開口を介してフィルタや送風ファンを露出させることが可能となり、上記メンテナンス作業が簡便に行なえるようになる。
上述の構成を採用した空気清浄機においては、前面パネルにスリット等の開口を設けて吸込口を構成するか、あるいは前面パネルと本体ケーシングとの間に隙間を生じさせ、この隙間を吸込口として利用する構成が採用される。前者の構成が開示された文献としては、たとえば特開2000−121111号公報(特許文献1)があり、後者の構成が開示された文献としては、たとえば特開2003−161482号公報(特許文献2)がある。
このうち、上記特許文献2に開示の空気清浄機にあっては、本体ケーシングの正面中央部にフィルタ収納部となる凹部を設けるとともに、このフィルタ収納部の前面に、フィルタ収納部よりも寸法の大きい前面パネルを本体ケーシングに対して一定の間隔を置いて装着させた構成としている。このように構成することにより、前面パネルと本体ケーシングとの間に形成される隙間を室内空気の吸込口として利用した空気清浄機としている。
また、上記特許文献2に開示の空気清浄機にあっては、本体ケーシングの前面から突出するパネル受けに係合して当該前面パネルの重量を支える係合突片を前面パネルの背面の上部に形設するとともに、前記本体ケーシングの前面の下部に設けられたフック部に係合する可動係合片を前面パネルの背面の下部に配置している。このように構成することにより、本体ケーシングに対する前面パネルの着脱を容易とし、フィルタの清掃や交換が容易に行なえる空気清浄機としている。
特開2000−121111号公報 特開2003−161482号公報
一般に、空気調節装置においては、前面パネルを透明または半透明の部材にて構成したいとする要請がある。この要請は、主としてデザイン性(特に、前面パネルの表面側を透明または半透明仕上げすることによって装置の外観上の質感を向上させること)を考慮した場合に生じるものではあるが、その他にも、前面パネルを透明または半透明の部材にて構成することにより、前面パネルの後方を必要に応じて透けて見せるように構成することが可能になるため、本体ケーシングの前面に表示部を設けることが可能になるなど設計の際の自由度が増す効果も得られる。
しかしながら、前面パネルを透明または半透明の部材にて構成した場合には、意図しない部分の内部構造までもが透けて見えることになり、かえって装置の外観上の美観が損なわれてしまうこととなる。特に、上述の特許文献2に開示の構造を採用した場合には、前面パネルを本体ケーシングに取付けるための取付部の形状が透けて見えることとなり、非常に見苦しいものとなってしまう。これを回避するためには、透けて見える部分と透けて見えない部分とに前面パネルを分割して構成することが必要になるが、これでは部品点数が増加することとなってしまうのみならず、往々にして透けて見えない部分を大きく形成する必要が生じ、デザイン性の向上には程遠い結果となってしまう。
したがって、本発明は、上述の問題を解決すべくなされたものであり、前面パネルの表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げとした場合にも内部構造が透けて見えず、デザイン性が向上するとともに、設計の自由度を高めることが可能な空気調節装置を提供することを目的とする。
本発明に基づく空気調節装置は、通風路の一部となる開口を前面に有する本体ケーシングと、上記開口を覆うように上記本体ケーシングに取付けられる前面パネルとを備えたものであって、上記前面パネルが、前方側に位置する透明または半透明の部材からなる前方側部材層と、後方側に位置する非透明の部材からなる後方側部材層とを含み、上記前面パネルを上記本体ケーシングに取付けるための取付部が、前方から見て上記後方側部材層の後方に位置しており、上記後方側部材層によって覆い隠されていることを特徴とするものである。
このように構成することにより、前面パネルの表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げとした場合にも前面パネルの後方に位置する内部構造が透けて見えず、特に前面パネルを本体ケーシングに取付けるための取付部が前面パネルの前方から視認できないようになる。したがって、前面パネルの表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げすることによるデザイン性の向上が図られるとともに、設計の自由度を高めることが可能となる。また、本体ケーシングの前面に表示部等を設け、これらが前面パネルを透けて見えるようにするためには、その部分のみ後方側部材層を設けないこととすればよく、設計自由度の向上と製造の容易化との両立が図られることとなる。
上記本発明に基づく空気調節装置にあっては、上記後方側部材層が上記前方側部材層の背面に塗装処理が施されることによって形成された塗装層からなることが好ましい。また、上記本発明に基づく空気調節装置にあっては、上記前方側部材層が上記後方側部材層の前面に塗装処理が施されることによって形成された塗装層からなっていてもよい。
このように構成することにより、簡便に前面パネルの表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げとすることができる。
上記本発明に基づく空気調節装置にあっては、上記前面パネルの背面に別部材が取付けられていることが好ましく、その場合に、上記取付部が上記別部材に設けられていることが好ましい。また、この場合、上記別部材が、上記前面パネルの上方または下方あるいは側方から取付けられた締結手段によって上記前面パネルに固定されていることが好ましい。
このように構成することにより、非透明の後方側部材層の後方に簡便に取付部を設けることが可能になる。また、締結手段を前面パネルの主面に設けることが必要とならないため、前面パネルの主面の美観を損なうことなく、簡便に前面パネルの表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げにすることができる。
上記本発明に基づく空気調節装置にあっては、上記前面パネルの幅が上記本体ケーシングの幅よりも大きいことが好ましく、その場合に、上記前面パネルがその主面から後方に向かって立設された側部を有していることが好ましい。
このように構成することにより、本体ケーシングの側部がデザイン性が向上した前面パネルによって覆われることとなるため、さらなるデザイン性の向上が図られるようになる。
上記本発明に基づく空気調節装置にあっては、上記本体ケーシングが上記開口の後方に広がる凹部を有していることが好ましく、その場合に、上記凹部にフィルタが収容されていることが好ましい。
このように構成することにより、前面パネルを本体ケーシングから取外すという簡便な作業にてフィルタを露出させることが可能になるため、フィルタの洗浄や交換作業といったメンテナンス作業が非常に容易に行なえるようになる。
本発明の如くの空気調節装置とすることにより、前面パネルの表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げとした場合にも内部構造が透けて見えず、デザイン性が向上するとともに設計の自由度を高めることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、空気調節装置として空気清浄機能を有する据え置き型の空気清浄機を例示して説明を行なう。
まず、図1ないし図5を参照して、本実施の形態における空気清浄機の外観構造について説明する。図1は、本実施の形態における空気清浄機を前面側から見た概略斜視図であり、図2は、背面側から見た概略斜視図である。また、図3は、本実施の形態における空気清浄機の上面図である。図4は、本実施の形態における空気清浄機の前面パネル、フィルタ押さえ枠および高機能フィルタの組付け構造を示す分解斜視図であり、図5は、本実施の形態における空気清浄機において、前面パネル、フィルタ押さえ枠および高機能フィルタを本体ケーシングから取外した状態の概略斜視図である。
図1ないし図3に示すように、本実施の形態における空気清浄機100は、本体ケーシング110と、前面パネル140とを主に備えている。本体ケーシング110は、縦長の前面開口の箱状体からなり、その内部には空気清浄機100の主要部品が納められている。本体ケーシング110の前面に設けられた開口は、通風路の一部となる。本体ケーシング110の下部には、脚部112が設けられている。この脚部112は、空気清浄機100を直立状態で床面等に載置するための部位である。なお、本体ケーシング110は、必要により複数の部材を組合わせることによって構成される。
本体ケーシング110の背面には、把手部114が設けられている。この把手部114は、空気清浄機100を持ち上げて搬送する際等の利便性を考慮して設けられるものである。また、本体ケーシング110の背面からは、電源コード192が引き出されている。
前面パネル140は、その主面から後方に向かって立設して設けられた側部141を有しており、本体ケーシング110に着脱自在に取付けられる。ここで、前面パネル140の幅は、本体ケーシング110の幅よりも大きく形成されており、前面パネル140は本体ケーシング110の前面および側面の一部を覆うように取付けられる。この前面パネル140は、装置の動作時において、後述するシロッコファンやモータ等にて発生する騒音が装置外部へと漏れ出さないようにするための遮音部材として取付けられるものであり、同時に装置の外観上の美観を確保するためのものでもある。また、前面パネル140の上面には、上面パネル部142が設けられており、この上面パネル部142には、各種操作ボタンや表示ランプ等が配設されている。
図2に示すように、本体ケーシング110の側面と前面パネル140の側部141との間には隙間が設けられている。この隙間は、吸込口124および通風路の一部を構成する。吸込口124は、装置外部の空気を装置内部へと導入するための開口部である。また、本体ケーシング110の側面の上記吸込口124に隣接する部分には、埃センサ136が設けられている。一方、図2および図3に示すように、本体ケーシング110の上部には、吹出口126A,126Bが設けられている。この吹出口126A,126Bは、装置内部において清浄化された空気を装置外部へと導出するための開口部である。
上述のように、前面パネル140の上面パネル部142には、各種操作ボタンや表示ランプ等が配設されている。本実施の形態における空気清浄機100にあっては、図3に示すように、空気清浄機100のオン/オフ動作を切換える電源ボタン160や、後述するイオン発生装置の運転状態を切換えるイオン発生装置の切換えボタン161、空気清浄機100の運転モードを切換える運転モード切換えボタン162、電源オフ状態からワンタッチの操作で特定の運転動作に移行するショートカットボタン163等が配設されている。また、上面パネル部142には、これらボタンに隣接して、イオン発生装置の運転状態を示すイオン発生装置の動作状態表示ランプ171や、空気清浄機100の運転モードを表示する運転モード表示ランプ172、ショートカットボタンの運転動作が行なわれているか否かを示すショートカット動作有無表示ランプ173等が配設されている。
さらに、本実施の形態における空気清浄機100にあっては、空気清浄機100の前方からの視認が容易となるように、空気清浄機100の上面に突設された吹出口126Bと一体化して汚れ状態表示部174およびイオン発生装置の動作状態表示部175が設けられている。汚れ状態表示部174は、その下方に配設された光源である発光ダイオード174aの色彩や輝度等が変調することにより、視覚的にユーザに室内空気の汚れ度合いを示す表示部である。なお、この汚れ状態表示部174は、上述の埃センサ136および後述の臭いセンサ138(図5参照)によって検出された空気の汚染度に応じてその表示が切換わるように構成されている。一方、イオン発生装置の動作状態表示部175は、その下方に配設された発光ダイオード175aの色彩や輝度等が変調することにより、視覚的にユーザにイオン発生装置の運転状態を示す表示部である。なお、このイオン発生装置の動作状態表示部175は、上述のイオン発生装置の動作状態表示ランプ171と同様の機能を果たす表示手段である。
図4に示すように、本体ケーシング110の前面側に設けられた凹部118には、高機能フィルタ151が収容配置される。高機能フィルタ151の構成としては、種々の構成が考えられるが、本実施の形態における空気清浄機100にあっては、前面側から順に、脱臭フィルタ152、ホルムアルデヒド吸着フィルタ153および制菌/集塵フィルタ154の順で3つのフィルタが積層配置される。これら脱臭フィルタ152、ホルムアルデヒド吸着フィルタ153および制菌/集塵フィルタ154は、その前方に配置されるフィルタ押さえ枠150が本体ケーシング110の前面に固定されることにより、本体ケーシング110の凹部118内において保持されることになる。なお、高機能フィルタ151が配置される凹部118は、それ自体が通風路の一部を構成する。
図5に示すように、本体ケーシング110の凹部118の後方に設けられた仕切り壁120には連通孔121が設けられており、この連通孔121の前面に金属ガード122が取付けられている。仕切り壁120は、本体ケーシング110の内部空間を前方空間S1(図6参照)と後方空間S2(図6参照)とに仕切るものであり、金属ガード122は、メンテナンス作業時等に作業者が過って動作中のファンに指を差し込まないためのガード部材である。また、本体ケーシング110の前面の所定位置には、臭いセンサ138が設けられている。
次に、図6ないし図8を参照して、本実施の形態における空気清浄機の内部構造および装置本体内部における空気の流れについて説明する。図6は、本実施の形態における空気清浄機の図1に示すVI−VI線に沿った模式断面図であり、図7は、図1に示すVII−VII線に沿った模式断面図である。図8は、本実施の形態における空気清浄機において、本体ケーシングの背面部分を構成する部材を取外した状態を示す一部破断背面図である。
図6および図7に示すように、上述の空気清浄機100の内部には、仕切り壁120が位置している。仕切り壁120の前方には、脱臭フィルタ152、ホルムアルデヒド吸着フィルタ153および制菌/集塵フィルタ154の3つで構成された高機能フィルタ151が配置されており、その前方にはフィルタ押さえ枠150および前面パネル140が配置されている。高機能フィルタ151は、前面パネル140と仕切り壁120との間に位置する前方空間S1を前後方向に2分割しており、これら空間はそれぞれ通風路となる。なお、図7に示すように、前方空間S1は、本体ケーシング110の側方において吸込口124を介して装置外部と連通している。
図6ないし図8に示すように、仕切り壁120の後方には、送風手段としてのシロッコファン130が配置されている。シロッコファン130は、その後方に配置されたモータ132によって回転駆動される。ここで、シロッコファン130は、図8に示すように、空気清浄機100を背面(正面)から見た場合に、本体ケーシング110の幅方向における中央部から横方向に所定距離だけ変位した位置に設けられている。これは、空気清浄機においては、シロッコファンから吹き出される空気を効率よく吹出口に導くために、シロッコファンの片側の側方に通風路を設けることが必要になるためであり、この通風路を設けつつ本体ケーシングの幅寸法を可能な限り狭小化するためには、上述の如くシロッコファンを本体ケーシングの中央部から横方向に偏在させることが必要になるためである。なお、仕切り壁120に設けられた連通孔121は、シロッコファン130の吸い込み面と対面して設けられている。
本体ケーシング110の後方空間S2は、本体ケーシング110の上部に設けられた吹出口126A,126Bに連通している。吹出口126A,126Bのそれぞれには、ルーバ126a,126bが設けられている。ルーバ126a,126bは、吹出口126A,126Bから吹き出される空気の風向きを整えるためのものである。
本体ケーシング110の後方空間S2には、流路形成部材123が配置されている。この流路形成部材123は、シロッコファン130によって後方空間S2に導入された空気の流れを吹出口126A,126Bに導くためのものであり、仕切り壁120とによって後方空間S2内における空気の流路(すなわち通風路)を形成する部材である。流路形成部材123は、下部においてシロッコファン130を取り囲み、上部においてシロッコファン130から吹き出された空気を吹出口126A,126Bに導く形状に形成されている。
後方空間S2に面する仕切り壁120の所定位置には、正イオンおよび負イオンの少なくともいずれか一方を、後方空間S2を通過する空気に対して放出するイオン発生装置134が設けられている。イオン発生装置134においては、イオン発生素子に設けられた電極間に交流電圧を印加することにより、空気中の酸素ないし水分がイオン化される。そして、このイオン発生装置134のイオン放出面を通風路に対面配置させることにより、発生したイオンを空気の流れに乗せて装置外部へと放出する。
上記構成の空気清浄機100にあっては、シロッコファン130がモータ132によって回転駆動されることにより、本体ケーシング110の前方空間S1において負圧が生じ、本体ケーシング110の側方に位置する吸込口124を介して室内の空気が前方空間S1に取り込まれる(図7参照)。取り込まれた空気は、高機能フィルタ151を通過する際に脱臭処理、ホルムアルデヒドの吸着処理、集塵処理および制菌処理が施され、仕切り壁120に設けられた連通孔121を通過して後方空間S2へと導入される(図6および7参照)。
後方空間S2に流入した空気は、シロッコファン130の周面部から外側に向かって吹き出される。シロッコファン130から吹き出された空気は、流路形成部材123に導かれて後方空間S2内を上昇し、イオン発生装置134によって所定濃度の正イオンまたは/および負イオンが付加されて吹出口126A,126Bより室内へと吹き出される(図6および8参照)。なお、図6ないし図8においては、空気の流れを矢印にて示している。
次に、図9ないし図13を参照して、本実施の形態における空気清浄機の前面パネルの構造についてより詳細に説明する。図9は、本実施の形態における空気清浄機の前面パネルの構造を示す図であり、図9(A)は前面パネルの背面図、図9(B)は上面図、図9(C)は下面図である。図10は、本実施の形態における空気清浄機の前面パネルの上部に取付けられる第1樹脂部材の形状を示す図であり、図10(A)は第1樹脂部材の上面図、図10(B)は背面図である。図11は、本実施の形態における空気清浄機の前面パネルの下部に取付けられる第2樹脂部材の形状を示す図であり、図11(A)は第2樹脂部材の上面図、図11(B)は背面図である。また、図12は、前面パネルに第1樹脂部材を取付けるための取付構造を示す分解図であり、図13は、前面パネルに第2樹脂部材を取付けるための取付構造を示す分解図である。
本実施の形態における空気清浄機100の前面パネル140は、図9(A)ないし図9(C)に示すような形状を有している。具体的には、前面パネル140は、本体ケーシング110に取付けられた状態において本体ケーシング110の前面を覆う主面と、この主面の両側方端から後方に向かって立設された側部141と、主面の上方端および側部141の上方端を連結する上面パネル部142と、主面の下方端および側部141の下方端を連結する下端面143とを有している。これら主面、側部141、上面パネル部142および下端面143が前面パネル140の前方側部材層に相当し、この前方側部材層の内面側(すなわち、本体ケーシング110への取付け後において本体ケーシング110に面する側)には樹脂塗装が施されており、これにより、前面パネル140の後方側部材層に相当する樹脂塗装層144(図9、図12、図13および図15等参照)が設けられている。そして、前面パネル140の上面パネル部142には、第1樹脂部材180が取付けられ、前面パネル140の下端面143には、第2樹脂部材185が取付けられている。
前面パネル140を構成する上記主面、側部141、上面パネル部142および下端面143からなる前方側部材層は、金型を用いた樹脂成型によって一体化された成型品として形成される。より具体的には、透明または半透明の樹脂材料を用いて射出成型によって成形される。この射出成型に使用される樹脂材料としては、たとえばアクリロニトリル−スチレン共重合体(AS)樹脂が挙げられる。一方、後方側部材層である樹脂塗装層144は、非透明の樹脂塗料が前方側部材層の背面に塗布されることによって形成される。また、上述の第1樹脂部材180および第2樹脂部材185は、上記前面パネル140と同様に、金型を用いた樹脂成型によって一体化された射出成型品として形成されるが、上記前面パネル140とは異なり、非透明の樹脂材料を用いて成形される。この射出成型に使用される樹脂材料としては、たとえばアクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂が挙げられる。
第1樹脂部材180は、図10(A)および図10(B)に示すように、平板状の部材からなり、その上面の所定位置にボタン収容凹部181を複数有している。このボタン収容凹部181は、ボタン160〜163が嵌め込まれる凹部である。また、第1樹脂部材180は、その下面の所定位置に掛合突起182を複数有している。この掛合突起182が設けられた部分の第1樹脂部材180には、上面側からビス穴183が穿たれている。
第2樹脂部材185は、図11(A)および図11(B)に示すように、平板状の部材からなり、その背面の所定位置に係合爪186とがたつき防止突起187とを有している。これら係合爪186およびがたつき防止突起187は、第2樹脂部材の両側端部に一組ずつ設けられている。また、第2樹脂部材185の下面には、下面側からビス穴188(図13参照)が複数穿たれている。
第1樹脂部材180は、図9(B)に示すように、締結手段であるビス184によって前面パネル140に取付けられる。より具体的には、図12に示すように、前面パネル140の上面パネル部142の下面に宛がうように第1樹脂部材180を配置し、ビス184を第1樹脂部材180に穿たれたビス穴183に取付けることにより、第1樹脂部材180を前面パネル140に固定する。そして、上面パネル部142に設けられた孔を介して第1樹脂部材180の上面に設けられたボタン収容凹部181にボタン160〜163(図12においてはボタン163のみを図示)を上方から載置し、上面パネル部142の上面にシール部材190を貼付ける。これにより、ボタン163を第1樹脂部材180とシール部材190とによって挟み込むように支持する。なお、第1樹脂部材180は、前面パネル140の樹脂塗装層144の後方に取付けられるため、前面パネル140を前方から見た場合に第1樹脂部材180は樹脂塗装層144によって覆い隠されるため、前面パネル140の美観が損なわれることはない。
第2樹脂部材185は、図9(A)および図9(C)に示すように、締結手段であるビス189によって前面パネル140に取付けられる。より具体的には、図13に示すように、前面パネル140の下端面143の上面に宛がうように第2樹脂部材185を配置し、ビス189を第2樹脂部材185に穿たれたビス穴188に取付けることにより、第2樹脂部材185を前面パネル140に固定する。なお、第2樹脂部材188は、前面パネル140の樹脂塗装層144の後方に取付けられるため、前面パネル140を前方から見た場合に第2樹脂部材185は樹脂塗装層144によって覆い隠されるため、前面パネル140の美観が損なわれることはない。
次に、図14および図15を参照して、本実施の形態における空気清浄機の本体ケーシングに対する前面パネルの取付構造について説明する。図14は、本実施の形態における空気清浄機の本体ケーシングの上面図である。また、図15は、本実施の形態における空気清浄機の本体ケーシングと前面パネルとの取付部近傍の水平断面図である。
図14に示すように、前面パネル140が本体ケーシング110に取付けられていない状態においては、空気清浄機100の上面には本体ケーシング110の上面部115が位置することになる。本体ケーシング110の上面部115の所定位置には、掛合突起受け部116および弾性変形部117がそれぞれ複数設けられている。このうち、掛合突起受け部116は、上述の前面パネル140の上面パネル部142に設けられた掛合突起182が掛合可能なように設けられた凹部からなり、掛合突起182の数に応じて本体ケーシング110の上面部115に設けられる。本体ケーシング110に前面パネル140を取付ける際には、まず第1段階として、この本体ケーシング110の上面部115に設けられた掛合突起受け部116に前面パネル140の上面パネル部142に設けられた掛合突起182を引っ掛ける。
なお、弾性変形部117は、上述の前面パネル140の上面パネル部142に設けられたボタン160〜163をユーザが押した際に、この押下動作に伴って弾性変形可能となるようにボタン160〜163に近接配置されるものであり、ボタン160〜163の数に応じて本体ケーシング110の上面部115に設けられる。本体ケーシング110の上面部115の下方には、空気清浄機100の動作を制御する制御回路等が設けられた回路基板が配置される。この回路基板の弾性変形部117の下方に位置する部分には、上記ユーザによる押下動作に伴う弾性変形部117の上下動によってスイッチングされるタクトスイッチが実装されており、このタクトスイッチにおけるスイッチングに伴って空気清浄機100の各種動作切換えが実行されることになる。なお、図14において破線にて示した本体ケーシング110の上面部115の領域Aには、シール部材が貼付けられる。このシール部材は、上述の回路基板に上方から水滴が垂れ落ちないようにするための防水手段となる。
図15に示すように、本体ケーシング110の側面の下部には、係合部128が外側に向かって突設されている。係合部128は、前方に向かって突き出た係合爪受け部128aと、後方に向かって凹形状に設けられたがたつき防止突起受け部128bとを備えている。一方、前面パネル140の下部に取付けられた第2樹脂部材185の内側の面には、係合爪186とがたつき防止突起187が設けられている。係合爪186およびがたつき防止突起187は、いずれも前面パネル140の側部141から後方に向かって突出して設けられている。前面パネル140に設けられた係合爪186と、本体ケーシング110に設けられた係合爪受け部128aとは、いずれも先端部分がフック状に形成されている。
本体ケーシング110に前面パネル140を取付ける際には、上述の第1段階につづき、第2段階として、掛合突起182を掛合突起受け部116に引っ掛けた状態のまま前面パネル140の下部を本体ケーシング110に向かって押し付ける。これにより、前面パネル140に設けられた係合爪186が本体ケーシング110の係合部128に設けられた係合爪受け部128aと係合するとともに、前面パネル140に設けられたがたつき防止突起187が本体ケーシング110の係合部128に設けられたがたつき防止突起受け部128bに挿入される。以上により、前面パネル140が本体ケーシング110の前面に位置するように前面パネル140が本体ケーシング110に取付けられることになる。なお、上述のように、前面パネル140が本体ケーシング110に取付けられた状態においては、がたつき防止突起187ががたつき防止突起受け部128b内に挿入されることとなるため、がたつき防止突起187の上下面および左右面ががたつき防止突起受け部128bの内面に当接することになり、これにより前面パネル140の上下方向および左右方向の移動が制限されて前面パネル140のがたつきが防止されることになる。
反対に、本体ケーシング110から前面パネル140を取り外す際には、前面パネル140の下部を持って前面パネル140を前方に向かって引っ張ることにより上述の係合爪186と係合爪受け部128aとの係合を解除し、その後、前面パネル140を上方に持ち上げることによって上述の掛合突起182の掛合突起受け部116に対する掛合を解除することにより行なう。なお、設計段階において係合爪186および係合爪受け部128aの形状や配設位置等を最適化することにより、上述の係合爪186と係合爪受け部128aとの係合の解除に要する力を所定の大きさに設定することが可能になる。また、上述の係合爪186と係合爪受け部128aとの係合方向が前面パネル140の取外し方向と同じ方向であるため、前面パネル140の取外し作業の際にこれら取付部が破損することが未然に防止されることになる。
以上において説明したように、本実施の形態における空気清浄機100にあっては、後方側部材層である樹脂塗装層144を前方側部材層の背面側に形成し、その後方に前面パネル140を本体ケーシング110に取付けるための取付部を配設しているため、前面パネル140の表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げとした場合にも、前面パネル140の後方に位置する内部構造が透けて見えず、特に前面パネル140を本体ケーシングに取付けるための取付部である係合爪186、がたつき防止突起187、係合爪受け部128aおよびがたつき防止突起受け部128b等が前面パネル140の前方から視認できないようになる。したがって、前面パネル140の表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げすることによるデザイン性の向上が図られるとともに、設計の自由度が高まることとなる。
また、上述の空気清浄機100にあっては、前方側部材層を透明または半透明の樹脂部材からなる射出成型品として形成し、この射出成型品の裏面を非透明の樹脂塗料にて塗装することによって後方側部材層を形成するという非常に簡便な方法にて、前面パネル140の表面側を透明仕上げまたは半透明仕上げすることとしている。したがって、非常に安価に透明または半透明の質感を備えた前面パネルとすることができる。
また、上述の空気清浄機100にあっては、前面パネル140の側部141によって本体ケーシング100の側面の大部分が覆われることとなるため、側方から見た場合のデザイン性において優れたものとなる。さらに、上述の空気清浄機100にあっては、別部材である第1樹脂部材180および第2樹脂部材185が、それぞれ前面パネル140の上方および下方からビス止めされる構成であるため、前面パネル140の主面の美観が損なわれることがない。
上述の実施の形態においては、表示部を装置本体の上部に設けた場合を例示して説明を行なったが、本体ケーシングの前面に表示部を設け、この表示部が前面パネルを透けて見えるように構成することとしてもよい。その場合には、表示部が設けられた部分の前方に位置する部分の前面パネルの裏面領域に後方側部材層を設けないこととすればよい。
また、上述の実施の形態においては、前方側部材層を透明または半透明の樹脂部材からなる射出成型品として形成し、この射出成型品の裏面を非透明の樹脂塗料にて塗装することによって後方側部材層を形成することとした場合を例示して説明を行なったが、これとは逆に、後方側部材層を非透明の樹脂部材からなる射出成型品として形成し、この射出成型品の表面を透明または半透明の樹脂塗料にて塗装することによって前方側部材層を形成することとしてもよい。
また、上述の実施の形態においては、前面パネル側に係合爪を設けるとともに本体ケーシング側に係合爪受け部を設けた場合を例示して説明を行なったが、これらをそれぞれ逆に設けることも当然に可能である。
また、上述の実施の形態においては、空気調節装置として据え置き型の空気清浄機を例示して説明を行なったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではない。本発明における空気調節装置とは、装置外部から空気を装置内部へと導入し、導入した空気に何らかの処理を施した上で装置外部へと送出する装置全般を指すものである。したがって、空気調節装置は、上述の据え置き型の空気清浄機以外にも、壁掛け式の空気清浄機や車載用の空気清浄機、さらには、空気調和機、除湿機、加湿器、石油ファンヒータ、ガスヒータ等を含むものである。
このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態における空気清浄機を前面側から見た概略斜視図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機を背面側から見た概略斜視図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の上面図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の前面パネル、フィルタ押さえ枠および高機能フィルタの組付け構造を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機において、前面パネル、フィルタ押さえ枠および高機能フィルタをケーシングから取外した状態の概略斜視図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の図1に示すVI−VI線に沿った模式断面図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の図1に示すVII−VII線に沿った模式断面図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機において、本体ケーシングの背面部分を構成する部材を取外した状態を示す一部破断背面図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の前面パネルの構造を示す図であり、(A)は前面パネルの背面図、(B)は上面図、(C)は下面図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の前面パネルの上部に取付けられる第1樹脂部材の形状を示す図であり、(A)は第1樹脂部材の上面図、(B)は背面図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の前面パネルの下部に取付けられる第2樹脂部材の形状を示す図であり、(A)は第2樹脂部材の上面図、(B)は背面図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の前面パネルと第1樹脂部材との取付構造を示す分解図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の前面パネルと第2樹脂部材との取付構造を示す分解図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の本体ケーシングの上面図である。 本発明の実施の形態における空気清浄機の本体ケーシングと前面パネルとの取付部近傍における水平断面図である。
符号の説明
100 空気清浄機、110 本体ケーシング、112 脚部、114 把手部、115 上面部、116 掛合突起受け部、117 弾性変形部、118 凹部、120 仕切り壁、121 連通孔、122 金属ガード、123 流路形成部材、124 吸込口、126A,126B 吹出口、126a,126b ルーバ、128 係合部、128a 掛合爪受け部、128b がたつき防止突起受け部、130 シロッコファン、132 モータ、134 イオン発生装置、136 埃センサ、138 臭いセンサ、140 前面パネル、141 側部、142 上面パネル部、143 下面部、144 樹脂塗装層、150 フィルタ押さえ枠、151 高機能フィルタ、152 脱臭フィルタ、153 ホルムアルデヒド吸着フィルタ、154 制菌/集塵フィルタ、160 電源ボタン、161 イオン発生装置の切換えボタン、162 運転モード切換えボタン、163 ショートカットボタン、171 イオン発生装置の動作状態表示ランプ、172 運転モード表示ランプ、173 ショートカット動作有無表示ランプ、174 汚れ状態表示部、174a 発光ダイオード、175 イオン発生装置の動作状態表示部、175a 発光ダイオード、180 第1樹脂部材、181 ボタン収容凹部、182 掛合突起、183 ビス穴、184 ビス、185 第2樹脂部材、186 掛合爪、187 がたつき防止突起、188 ビス穴、189 ビス、190 シール部材、192 電源コード、S1 前方空間、S2 後方空間。

Claims (7)

  1. 通風路の一部となる開口を前面に有する本体ケーシングと、前記開口を覆うように前記本体ケーシングに取付けられる前面パネルとを備えた空気調節装置であって、
    前記前面パネルは、前方側に位置する透明または半透明の部材からなる前方側部材層と、後方側に位置する非透明の部材からなる後方側部材層とを含み、
    前記前面パネルを前記本体ケーシングに取付けるための取付部が、前方から見て前記後方側部材層の後方に位置しており、前記後方側部材層によって覆い隠されている、空気調節装置。
  2. 前記後方側部材層は、前記前方側部材層の背面に塗装処理が施されることによって形成された塗装層からなる、請求項1に記載の空気調節装置。
  3. 前記前方側部材層は、前記後方側部材層の前面に塗装処理が施されることによって形成された塗装層からなる、請求項1に記載の空気調節装置。
  4. 前記前面パネルの背面には、別部材が取付けられ、
    前記取付部が、前記別部材に設けられている、請求項1から3のいずれかに記載の空気調節装置。
  5. 前記別部材は、前記前面パネルの上方または下方あるいは側方から取付けられた締結手段によって前記前面パネルに固定されている、請求項4に記載の空気調節装置。
  6. 前記前面パネルの幅は、前記本体ケーシングの幅よりも大きく、
    前記前面パネルは、その主面から後方に向かって立設された側部を有している、請求項1から5のいずれかに記載の空気調節装置。
  7. 前記本体ケーシングは、前記開口の後方に広がる凹部を有し、
    前記凹部にフィルタが収容されている、請求項1から6のいずれかに記載の空気調節装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102345925A (zh) * 2011-10-24 2012-02-08 合肥海尔空调器有限公司 空调装饰板、具有该空调装饰板的空调挂机

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