JP5709701B2 - 空気調和装置の室内機及びそれを備えた空気調和装置 - Google Patents

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本発明は、カメラユニットを備えた空気調和装置の室内機及びそれを備えた空気調和装置に関するものである。
従来の空気調和装置の室内機には、室内の熱を検知して室内の在室人数などを判定するための赤外線センサーが設置されたものが各種提案されている。(たとえば、特許文献1参照)。この赤外線センサーの他に、ユーザーや室内の明暗を検知する可視光カメラを備えたカメラユニットを室内機に設置した空気調和装置も提案されている。
特開2010−27378号公報(たとえば、図1参照)
特許文献1に記載の技術は、赤外線の検出手段を、前面意匠パネルに形成された開口部を介して室内に露出するように設置することで、意匠性を損ねてしまうことを抑制するようにしたものである。
この特許文献1に記載の技術を可視光カメラを備えたカメラユニットに採用すると、レンズに塵や埃などが付着し、画像精度が低減してしまう可能性があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、カメラレンズに塵や埃などが付着することを抑制する空気調和装置の室内機を提供することを目的としている。
本発明に係る空気調和装置の室内機は、少なくとも熱交換器及び送風ファンを備えた本体と、本体の前側に設けられ、開口部が形成された前面パネルと、前面パネルの開口部を介して空調対象空間を撮像可能に本体に設けられたカメラユニットと、本体に設けられ、カメラユニットが取り付けられるカメラユニットホルダーと、カメラユニットホルダーより前面側であって本体に設けられる内部正面パネルと、カメラユニットの背面とカメラユニットホルダーの前面との間に設けられる弾性部材と、を備え、カメラユニットは、カメラレンズ及び撮像素子を備えたカメラ基板と、先端側に開口部が形成され、当該開口部の後方にカメラレンズが設けられるようにカメラ基板が取り付けられるカメラホルダーと、カメラ基板を収容し、弾性部材によって背面が押されてカメラホルダーに密着するように押しつけられるカメラホルダー蓋と、カメラホルダーの開口部に設けられた複数の透光板と、を備え、カメラホルダーは、カメラホルダー蓋に押されて内部正面パネルに押しつけられ、複数の透光板は、所定の間隔を空けて設けられ、カメラホルダーの開口部を閉塞するものである。
本発明に係る空気調和装置の室内機によれば、複数の透光板が、所定の間隔を空けて対向するように設けられ、カメラホルダー開口部を閉塞しているので、カメラレンズに塵や埃などが付着することを抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る空気調和装置の室内機の正面図である。 図1に図示される室内機の斜視図である。 図2に図示される前面意匠パネルユニットを解放した状態における室内機の斜視図である。 図1に図示される室内機の点線A−Aにおける断面図である。 図4に図示される内部正面パネルを取り外した状態におけるカメラユニットの正面図である。 本発明の実施の形態に係るカメラユニットの斜視図である。 図6に図示されるカメラユニットの構成を説明する図である。 図6に図示されるカメラユニットの点線B−Bにおける断面図である。 実施の形態に係るカメラユニットのカメラ基板の斜視図である。 図6に図示されるカメラユニットの組み立て方について説明する図である。 図4に図示される領域Cの拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態.
以下、図1〜図5に基づいて、室内機100の構成について説明する。
室内機100は、空気調和装置の構成要素として空調対象空間(たとえば、室内、ビルの部屋、倉庫など)の壁に設置されるものである。以下の説明においては、空調対象空間が室内であるものとして説明する。また、室内機100は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで室内に空調空気(冷房用空気、暖房用空気など)を供給することができる。
なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面における左右は、紙面から見た左右と対応している。さらに、以下の図面における室内機100は壁掛け型を例に図示しているが、それに限定されるものではなく、たとえば天井埋込型などであってもよい。
[室内機100の構成]
室内機100は、室内機100の左右側面、上下面、背面、及び前面下部を構成する本体3と、室内機100の前面上部を構成し、本体3の前面を覆う前面意匠パネルユニット2と、室内機100内に空気を取り込み室内機100外に吹き出す送風ファン4と、冷媒の温熱又は冷熱を空気に伝達して空調空気を生成する熱交換器5と、ユーザーや室内の熱を検知する赤外線センサー23と、ユーザーや室内の明暗を検知するカメラユニット1とを有している。
(本体3の構成)
本体3は、各種機器が搭載されるものである。本体3の内部には、送風ファン4及び熱交換器5が収容されている。そして、本体3の上部には室内空気を室内機100内に吸い込むための吸込口20が形成され、本体3の下部には空調空気を室内に供給するための吹出口21が形成され、本体3内には本体3内であって吸込口20から吹出口21までを連通する風路25が形成されている。
吸込口20は、送風ファン4の作用によって強制的に室内空気を室内機100内部に取り込む開口である。吸込口20は本体3の上部に開口形成されている。
吹出口21は、吸込口20から吸い込まれ、熱交換器5を通過した空気を室内に供給する際に、当該空気が通過する開口である。吹出口21は本体3の前面下部に開口形成されている。
また、本体3は、吹出口21から吹き出される空調空気の方向を調整するフラップ22と、熱交換器5などに付着した結露水を貯留するドレンパンユニット28と、送風ファン4のモーターなどをon、offするためのマグネットスイッチなどが設けられる電気品箱(図示省略)と、室内の設定温度などを表示する表示装置ユニット24と、吸込口20から室内機100に吸い込まれる空気から塵や埃などを取り除くフィルターを備え、そのフィルターの清掃を自動で実施するフィルター自動清掃ユニット29とを有している。
フラップ22は、吹出口21に回転自在に設けられ、吹出口21から吹き出される空調空気の風向の上下を変更するものである。つまり、フラップ22は、空調時において所定の回転角度を保ったり、回転角度を変化させたりしながら吹き出される空調空気の上下方向を調整するものである。
ドレンパンユニット28は、熱交換器5などに付着した結露水を貯留するものである。このドレンパンユニット28は、熱交換器5の下方に設置される。また、ドレンパンユニット28は、表示装置ユニット24が取り付けられる。
電気品箱(図示省略)は、送風ファン4のモーターなどをon、offするためのマグネットスイッチなどが設けられるものである。
表示装置ユニット24は、室内の設定温度などを表示するものである。表示装置ユニット24は、ドレンパンユニット28及びフィルター自動清掃ユニット29に固定されて取り付けられている。なお、図示は省略しているが、表示装置ユニット24に出力された表示は前面意匠パネルユニット2の裏面(背面側)に映し出され、該映し出された表示は前面意匠パネルユニット2を透過して、前面意匠パネルユニット2の前面に表示される。すなわち、表示装置ユニット24は前面意匠パネルユニット2に覆われているが、表示装置ユニット24の表示内容については室内機100の外部から視認することができるようになっている。
フィルター自動清掃ユニット29は、吸込口20から室内機100に吸い込まれる空気から塵や埃などを取り除くフィルターの清掃を自動で実施するものである。このフィルター自動清掃ユニット29は、本体3にツメ固定(図示省略)されるとともに、熱交換器5にネジ固定される。フィルター自動清掃ユニット29は、熱交換器5の前方上部に配置される。また、フィルター自動清掃ユニット29には、表示装置ユニット24が取り付けられる。なお、フィルター自動清掃ユニット29は、取り除いた塵や埃を捨てるダストボックスを備えている。
さらに、本体3には、前面側に配置される内部正面パネル6と、内部正面パネル6の内側(背面側)に設けられ、表示装置ユニット24などが取り付けられる表示部ホルダー7とが設けられている。
内部正面パネル6は、前面意匠パネルユニット2を開放した状態における室内機100の前面を構成するものである。すなわち、内部正面パネル6は、表示装置ユニット24を保持する表示部ホルダー7の前面側に取り付けられている(図5参照)。さらに、内部正面パネル6は、カメラユニット1を保持するものである。この内部正面パネル6がカメラユニット1を保持する方法については、後述する。
表示部ホルダー7(カメラユニットホルダー)は、赤外線センサー23、及びカメラユニット1が取り付けられるものである。この表示部ホルダー7は、内部正面パネル6の背面側に設けられる。また、表示部ホルダー7には、カメラユニット1に挿入される凸部7a(図11参照)が形成されている。この凸部7aは、表示部ホルダー7の背面から前面に向かう方向に凸設している。
なお、図1、図2、及び図4では、フラップ22によって吹出口21が閉塞されている状態が図示されている。また、図3では表示装置ユニット24が設けられ、図4ではフィルター自動清掃ユニット29が設けられた例が図示されているが、これらは室内機100に設けられていなくともよい。
(前面意匠パネルユニット2の構成)
前面意匠パネルユニット2(前面パネル)は、本体3の前面を覆うパネルである。この前面意匠パネルユニット2の前面は、前面意匠パネルユニット2の前面上部を構成する上部意匠パネル2a、及び前面意匠パネルユニット2の前面下部を構成する下部意匠パネル2bによって構成されている。また、前面意匠パネルユニット2の背面は、正面パネル2cによって構成されている。すなわち、上部意匠パネル2a及び下部意匠パネル2bの背面には、正面パネル2cが設けられている。
前面意匠パネルユニット2は、本体3に対して開閉可能、又は着脱可能に取り付けられているものである。また、前面意匠パネルユニット2の下方には、空調空気を室内に供給する吹出口21が開口形成されている。
ここで、図3に図示されるように、下部意匠パネル2bの中央部には、赤外線センサー23を空調対象空間に露出させる第1開口部26が形成されている。また、下部意匠パネル2bであって第1開口部26の形成位置の右側には、カメラユニット1が空調対象空間を撮像できるようにする第2開口部27(前面パネルの開口部)が形成されている。
また、前面意匠パネルユニット2は、前面意匠パネルユニット2の裏面に映し出された表示を透過することができるように、透光性材料によって構成するとよい。
(送風ファン4の構成)
送風ファン4は、吸込口20から室内空気を吸い込み、吹出口21から空調空気を吹き出すものである。送風ファン4は、吸込口20から吹出口21までの風路25であって、熱交換器5の下流側に配設されている。なお、送風ファン4は、たとえばクロスフローファンを採用するとよい。
(熱交換器5の構成)
熱交換器5は、冷房運転時において、蒸発器として機能して空気を冷却し、暖房運転時において、凝縮器(放熱器)として機能して空気を加温するものである。この熱交換器5は、吸込口20から吹出口21までの風路25であって、送風ファン4の上流側に配設されている。また、熱交換器5の形状は、送風ファン4の前面及び上面を取り囲むような形状をしているが、それに限定されるものではない。この熱交換器5には、フィルター自動清掃ユニット29がネジ固定されている。なお、熱交換器5は、たとえば冷媒配管を流れる冷媒とフィンを通過する空気との間で熱交換ができるようなプレートフィンアンドチューブ型熱交換器で構成するとよい。
なお、空気調和装置は、図示省略の圧縮機、及び熱交換器5とは異なる室外熱交換器と、絞り装置と、熱交換器5とを有し、これらが冷媒配管を介して接続されて冷凍サイクルを構成する。なお、圧縮機及び室外熱交換器は、室外機に設けられる。また、絞り装置については、室外機に設けられていてもよいし、室内機100に設けられていてもよい。
(赤外線センサー23の構成)
赤外線センサー23は、ユーザーや室内の熱を検知するものである。この赤外線センサー23の検知結果は図示省略の制御装置に出力され、制御装置が人の在、不在などの判断する際に利用される。赤外線センサー23は、室内機100の前面側の中央に設置され、下部意匠パネル2bの第1開口部26を介して室内に直接臨んでいる。なお、赤外線センサー23の設置位置は、室内機100の前面側の中央に限定されるものではなく、たとえば室内機100の前面側の中央より右側、又は左側であってもよい。そして、この場合には、第1開口部26が、赤外線センサー23に対応する位置に形成されていればよい。また、赤外線センサー23は、赤外線センサー23を左右方向に回転させて検知範囲を広げる回転機構(図示省略)を有している。
(カメラユニット1の構成)
カメラユニット1は、ユーザーや室内の明暗を可視光から検知するものである。このカメラユニット1の検知結果は図示省略の制御装置に出力され、制御装置がユーザーの認識をしたり、室内の明暗となる箇所などを判断する際に利用される。カメラユニット1は、室内機100の前面側であって赤外線センサー23の右側に配置され、下部意匠パネル2bの第2開口部27を介して室内に直接臨んでいる。なお、カメラユニット1の設置位置は、それに限定されるものではなく、たとえば室内機100の前面側であって赤外線センサー23の左側であってもよい。そして、この場合には、第2開口部27が、カメラユニット1に対応する位置に形成されていればよい。
[カメラユニット1の詳細な構成]
次に、図6〜図8を参照してカメラユニット1の構成について説明する。
カメラユニット1は、左右側面、上下面、及び前面を構成するカメラホルダー8と、カメラレンズ11が設けられたカメラ基板12と、カメラレンズ11を保護する第1透光板9及び第2透光板10と、カメラユニット1の背面を構成するカメラホルダー蓋13とを有している。また、カメラホルダー蓋13の背面側には、弾性部材14が設けられている。
カメラホルダー8は、カメラユニット1の前側の外郭を構成するものである。このカメラホルダー8は、カメラホルダー蓋13と係合するための固定ツメ8c(図7参照)を有している。また、カメラホルダー8の背面と、カメラ基板12の前面の縁とは、カメラホルダー蓋13と係合した状態において、押し付け合うように接触する。さらに、詳しくは後述するが、カメラホルダー8は、内部正面パネル6によって、所定位置より前側に行かないように(前側に移動しないように)動きが規制されている。
また、カメラホルダー8には、カメラホルダー8の前面よりも前方に凸設する凸設部8aが形成されている。この凸設部8aは、第2開口部27を介して室内に直接臨む部分である。また、この凸設部8aには、カメラレンズ11に室内の可視光を入射させるカメラホルダー開口部8b(カメラホルダーの開口部)が形成されている。このカメラホルダー開口部8bの前面側には、第1透光板9が設けられている。また、カメラホルダー開口部8bの背面側には、第2透光板10が設けられている。
さらに、この凸設部8aには、前面側に第1透光板9が設けられ、背面側に第2透光板10が設けられる。つまり、第1透光板9と第2透光板10とは、凸設部8aに所定の間隔を空けて設けられ、カメラホルダー開口部8bを閉塞している。そして、第2透光板10が設けられる部分には、環状部8dが形成されている。すなわち、環状部8dは、カメラホルダー開口部8bの内側に突出してカメラホルダー開口部8bの周縁を構成するように形成されたものである。この環状部8dの後方には、カメラレンズ11が設けられる。
なお、環状部8dは、カメラホルダー開口部8bの形状に応じた形状(ここでは四角形)を一例として図示しているが、それに限定されるものではない。すなわち、環状部8dは、たとえば円形や楕円、それらの一部の接続が切れた形状であってもよい。
なお、環状部8d、第1透光板9及び第2透光板10によって形成される空間は、完全に密閉されておらず、たとえば気圧の変化などにより第1透光板9及び第2透光板10が歪んでしまうことを抑制することができる。
カメラホルダー8は、カメラホルダー蓋13と係合した状態において、第2透光板10及びカメラ基板12を収納する空間を形成する。なお、以下の説明においては、この第2透光板10及びカメラ基板12を収納する空間を、カメラユニット1内部と称する。
カメラ基板12は、カメラレンズ11、カメラレンズ11を保持する鏡筒11a、及びカメラレンズ11に入射した可視光を、アナログ出力からデジタル出力に変換する各種電子部品(撮像素子)が設けられたものである。
このカメラ基板12は、カメラホルダー蓋13に押しつけられて、カメラユニット1内部に設けられている。すなわち、カメラ基板12は、基板の背面がカメラホルダー蓋13と接触し、基板の前面の縁がカメラホルダー8の背面と接触している。さらに、カメラ基板12の鏡筒11aの先端は、第2透光板10と接触するように、環状部8dの背面側に設けられている。これにより、カメラ基板12は、カメラユニット1内部にて固定される。
第1透光板9は、カメラレンズ11に塵や埃などが付着することを抑制するものである。第1透光板9は、凸設部8aの前面(環状部8dの前側)に設けられ、前面側からカメラホルダー開口部8bを覆っている。なお、第1透光板9は、凸設部8aに、たとえば接着剤などで取り付けられているとよい。また、第1透光板の色は、カメラレンズ11に室内の可視光が入射するように、透明な色とするとよい。
第2透光板10は、第1透光板9と同様に、カメラレンズ11に塵や埃などが付着することを抑制するものである。第2透光板10は、第1透光板9に対して所定の間隔Dを空けて、凸設部8aの背面側(環状部8dの後側)に設けられている。すなわち、第2透光板10は、背面側からカメラホルダー開口部8bを覆っている。この所定の間隔D、すなわち、第1透光板9、第2透光板10及び環状部8dによって形成される空間は、閉じられた空間となっている。これにより、第1透光板9と第2透光板10の間に空気層を設けることができ、室内とカメラレンズ11との断熱効果が向上し、カメラレンズ11にひずみが生じたり、カメラレンズ11が結露したりすることを抑制することができる。なお、この空間は、完全に密閉はされていない。
第2透光板10は、カメラホルダー蓋13の作用によって押しつけられたカメラ基板12の鏡筒11aの先端と、内部正面パネル6によって前側への動きが規制されたカメラホルダー8(凸設部8a)の環状部8dとによって挟み込まれて固定されている。このように、カメラユニット1のカメラレンズ11は、2つの透光板9、10によって保護されているので、レンズ表面に塵や埃などが付着してしまうことが抑制される。
第2透光板10のうちカメラレンズ11の対向位置以外の色は、前面意匠パネルユニット2と同色系の色を採用するとよい。すなわち、前面意匠パネルユニット2の色が白色である場合には、第2透光板10を白色とするとよい。なお、第2透光板10のうちカメラレンズ11の対向位置以外とは、図7に図示される第2透光板10の斜線部の領域Fをさす。また、第2透光板10のうち、領域F以外については、カメラレンズ11に室内の可視光が入射するように、透明な色とするとよい。このように、前面意匠パネルユニット2と、第2透光板10の領域Fとを同色とすることにより、室内機100の意匠性を向上させることができる。
また、第2透光板10の領域Fの色は、カメラレンズ11が室内機100に搭載された状態における色である黒色を採用してもよい。このように、第2透光板10の領域Fを黒色とすることで、第2開口部27を介してカメラ基板12が露出することを抑制し、室内機100の意匠性を向上させることができる。
なお、第1透光板9及び第2透光板10は、たとえばPET(ポリエチレンテレフタレート)などで構成するとよい。
また、カメラユニット1には、2つの透光板9、10が設けられた場合を例に説明しているが、その数に限定されるものではなく、たとえば3つ以上の透光板が設けられていてもよい。
さらに、仮に、第1透光板9に塵や埃などが付着した場合には、ユーザーが第1透光板9を布などで拭えばよい。ここで、カメラユニット1に2つの透光板9、10が設けられていないと、カメラレンズ11を直接布などで拭わなければならず、カメラレンズ11に傷付けてしまう可能性がある。しかしながら、室内機100は、2つの透光板9、10が設けられているので、清掃時などにカメラレンズ11を傷付けてしまうことを抑制することができる。
カメラホルダー蓋13は、カメラホルダー8の開放部分を閉塞し、カメラユニット1の背面を構成するものである。また、カメラホルダー蓋13は、カメラホルダー8と係合するための固定ツメ13bを有している。さらに、カメラホルダー蓋13の前面とカメラ基板12の背面とは、カメラホルダー8と係合した状態において、押しつけ合うように接触している。これにより、カメラレンズ11と第2透光板10とが接触するとともに、カメラ基板12の前側の縁とカメラホルダー8の背面とが接触し、カメラユニット1内部でカメラ基板12が所定の位置で固定される。
カメラホルダー蓋13の背面には、弾性部材14が設けられる凹部13aが形成されている。なお、凹部13aは、カメラホルダー蓋13の背面から前面に向かう方向に凹んでいる。
ここで、図5に図示される表示部ホルダー7には、カメラユニット1が取り付けられる部分に、凸部7aが形成されている。カメラユニット1は、凹部13aが、この凸部7aに挿入されるように、本体3に取り付けられる。
弾性部材14は、カメラホルダー蓋13の凹部13aと、内部正面パネル6との間に設けられるものである。なお、この弾性部材14として、バネなどを採用した例を示している。
[カメラ基板12の組み込み方法]
次に、カメラ基板12のカメラホルダー8への組み込み方法を、図9及び図10を参照して説明する。
第2透光板10は、第2透光板10の縁とカメラホルダー8の環状部8dとが接触するように取り付けられる(図10(a)から図10(b)の状態)。
カメラ基板12は、カメラレンズ11と第2透光板10とが接触するとともに、カメラ基板12の前面の縁とカメラホルダー8の背面とが接触するように、カメラホルダー8に取り付けられる(図10(b)から図10(c)の状態)。
カメラホルダー蓋13は、カメラホルダー蓋13の前面とカメラ基板12の背面とが接触するように、カメラホルダー8と係合する。
このようにして、カメラ基板12は、カメラホルダー8及びカメラホルダー蓋13に組み込まれる。なお、カメラ基板12は、第2透光板10、カメラホルダー8の背面、及びカメラホルダー蓋13の前面と押しつけ合うように接触し、カメラユニット1内部で固定される。
[カメラユニット1の室内機100に対する保持方法]
次に、図11を参照して、カメラユニット1の室内機100に対する保持方法について説明する。
カメラユニットホルダーでもある表示部ホルダー7に、カメラユニット1が取り付けられた状態においては、カメラホルダー蓋13の凹部13aが、表示部ホルダー7の凸部7aの形成位置に配置される。なお、凸部7aと凹部13aとの間には、弾性部材14が設けられる。この弾性部材14により、凹部13aは前側に押される力が発生する。すなわち、カメラユニット1には、前側に押される力が発生する。
一方、カメラユニット1が表示部ホルダー7に取り付けられた状態においては、カメラホルダー8は、内部正面パネル6によって、所定位置より前側に行かないように(前側に移動しないように)動きが規制されている。すなわち、カメラユニット1は、内部正面パネル6によって、所定位置より前側に行かないように(前側に移動しないように)規制されている。
このように、カメラホルダー蓋13が弾性部材14により前側に押し出されると、それに対応してカメラホルダー8も前側に押し出される。そして、カメラホルダー8が所定位置までくると内部正面パネル6の作用によって、これ以上カメラホルダー8(カメラユニット1)が前側に行かないように(前側に移動しないように)規制される。これにより、カメラユニット1は、所定位置で固定されることになる。
なお、凸設部8aは弾性部材14により前側に押し出されることにより、下部意匠パネル2bに形成された第2開口部27に押し当てられる。これにより、凸設部8aと下部意匠パネル2bとの隙間が形成されることが抑制され、室内機100の意匠性を向上させることができる。
また、カメラホルダー8とカメラホルダー蓋13とは固定ツメ8cと固定ツメ13bとが係合して固定されているが、カメラホルダー蓋13がこの弾性部材14により前側に押し出されると、その分、カメラホルダー8とカメラホルダー蓋13との密着性が向上する。すなわち、カメラホルダー8とカメラホルダー蓋13との密着性が向上することにより、カメラユニット1内部に塵や埃が侵入してしまうことが抑制され、カメラレンズ11に埃が付着することが抑制される。
また、カメラホルダー蓋13がこの弾性部材14により前側に押し出されると、カメラホルダー蓋13がカメラ基板12の鏡筒11aを、第2透光板10に押さえつける。すなわち、第2透光板10は、鏡筒11aによって、凸設部8aに押さえつけられ、確実に固定される。
さらに、カメラホルダー蓋13がカメラ基板12の鏡筒11aを、第2透光板10に押さえつけることにより、仮にカメラユニット1内部に埃などが入ってしまっても、その埃などが、鏡筒11a、第2透光板10、及びカメラレンズ11により形成される空間Xに侵入してしまうことが抑制される。すなわち、カメラレンズ11に塵や埃などが付着することを抑制することができる。
[室内機100の有する効果]
本実施の形態に係る室内機100は、第1透光板9と第2透光板10とが所定の間隔Dを空けて、カメラホルダー開口部8bを覆うように設けられている。このように、カメラユニット1のカメラレンズ11は、2つの透光板9、10によって保護されているので、レンズ表面に塵や埃などが付着してしまうことが抑制される。また、第1透光板9、第2透光板10及び環状部8dによって形成された空間は、閉じられた空間となっているので、室内とカメラレンズ11との断熱効果が向上し、カメラレンズ11にひずみが生じたり、カメラレンズ11が結露したりすることを抑制することができる。
1 カメラユニット、2 前面意匠パネルユニット、2a 上部意匠パネル、2b 下部意匠パネル、3 本体、4 送風ファン、5 熱交換器、6 内部正面パネル、7 表示部ホルダー、7a 凸部、8 カメラホルダー、8a 凸設部、8b カメラホルダー開口部、8c 固定ツメ、8d 環状部、9 第1透光板、10 第2透光板、11 カメラレンズ、11a 鏡筒、12 カメラ基板、13 カメラホルダー蓋、13a 凹部、13b 固定ツメ、14 弾性部材、20 吸込口、21 吹出口、22 フラップ、23 赤外線センサー、24 表示装置ユニット、25 風路、26 第1開口部、27 第2開口部、28 ドレンパンユニット、29 フィルター自動清掃ユニット、100 室内機、D 所定の間隔、X 空間。

Claims (5)

  1. 少なくとも熱交換器及び送風ファンを備えた本体と、
    前記本体の前側に設けられ、開口部が形成された前面パネルと、
    前記前面パネルの開口部を介して空調対象空間を撮像可能に前記本体に設けられたカメラユニットと
    前記本体に設けられ、前記カメラユニットが取り付けられるカメラユニットホルダーと、
    前記カメラユニットホルダーより前面側であって前記本体に設けられる内部正面パネルと、
    前記カメラユニットの背面と前記カメラユニットホルダーの前面との間に設けられる弾性部材と、
    を備え、
    前記カメラユニットは、
    カメラレンズ及び撮像素子を備えたカメラ基板と、
    先端側に開口部が形成され、当該開口部の後方に前記カメラレンズが設けられるように前記カメラ基板が取り付けられるカメラホルダーと、
    前記カメラ基板を収容し、前記弾性部材によって背面が押されて前記カメラホルダーに密着するように押しつけられるカメラホルダー蓋と、
    前記カメラホルダーの開口部に設けられた複数の透光板と、
    を備え、
    前記カメラホルダーは、
    前記カメラホルダー蓋に押されて前記内部正面パネルに押しつけられ、
    前記複数の透光板は、
    所定の間隔を空けて設けられ、前記カメラホルダーの開口部を閉塞する
    ことを特徴とする空気調和装置の室内機。
  2. 前記カメラ基板は、
    前記カメラレンズの縁を保持する鏡筒を備え、
    前記カメラホルダーは、
    当該カメラホルダーの開口部の内側に突出して形成された環状部を有し、
    前記複数の透光板のうちの一部は、
    前記環状部と前記鏡筒の先端とに挟まれることで固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の室内機。
  3. 前記環状部と前記鏡筒の先端とに挟まれる前記透光板は、
    前記カメラレンズと対向する部分以外の色を、前記前面パネルと同色とした
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和装置の室内機。
  4. 前記環状部と前記鏡筒の先端とに挟まれる前記透光板は、
    前記カメラレンズと対向する部分以外の色を、黒色とした
    ことを特徴とする請求項に記載の空気調和装置の室内機。
  5. 少なくとも圧縮機及び前記熱交換器とは異なる熱交換器が設けられた室外機と、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の室内機とを備えた
    ことを特徴とする空気調和装置。
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