JP6798449B2 - 非水電解質二次電池の製造方法 - Google Patents
非水電解質二次電池の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6798449B2 JP6798449B2 JP2017155532A JP2017155532A JP6798449B2 JP 6798449 B2 JP6798449 B2 JP 6798449B2 JP 2017155532 A JP2017155532 A JP 2017155532A JP 2017155532 A JP2017155532 A JP 2017155532A JP 6798449 B2 JP6798449 B2 JP 6798449B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- negative electrode
- particles
- graphite
- paste
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
(α)第1ペーストを準備する。
(β)第2ペーストを準備する。
(γ)第1ペーストおよび第2ペーストを混合することにより、第3ペーストを準備する。
(δ)第3ペーストを集電体の表面に塗布し、乾燥することにより、負極合材層を形成する。
第1ペーストは、少なくとも酸化珪素粒子およびスチレンブタジエンゴムを含む。スチレンブタジエンゴムは、酸化珪素粒子の表面に配置されている。
第2ペーストは、少なくとも黒鉛系粒子およびポリアクリル酸を含む。ポリアクリル酸は、黒鉛系粒子の表面に配置されている。
図2は、本実施形態の非水電解質二次電池の製造方法の概略を示すフローチャートである。本実施形態の電池の製造方法は、「(A)負極の製造」、「(B)正極の製造」および「(C)電池の製造」を含む。「(A)負極の製造」および「(B)正極の製造」は、どちらが先に実行されてもよい。
本実施形態の電池の製造方法は、負極を製造することを含み得る。
図3は、本実施形態の負極の製造フローである。本実施形態の負極の製造方法は、「(α)第1ペーストの準備」、「(β)第2ペーストの準備」、「(γ)第3ペーストの準備」および「(δ)負極合材層の形成」を含む。
本実施形態の負極の製造方法は、第1ペーストを準備することを含む。第1ペーストは、少なくともSiO粒子およびSBRを含む。SBRは、SiO粒子の表面に配置されている。すなわちSBRはSiO粒子の表面に付着している。本実施形態では、第1ペーストが調製されてもよいし、購入されてもよい。
SiOx(0.5≦x≦1.5) …(I)
により表される化学組成を有してもよい。
本実施形態の負極の製造方法は、第2ペーストを準備することを含む。第2ペーストは、少なくとも黒鉛系粒子およびPAAを含む。PAAは、黒鉛系粒子の表面に配置されている。すなわちPAAは黒鉛系粒子の表面に付着している。本実施形態では、第2ペーストが調製されてもよいし、購入されてもよい。
本実施形態の負極の製造方法は、第1ペーストおよび第2ペーストを混合することにより、第3ペーストを準備することを含む。第3ペーストでは、SiO粒子の表面にSBRが配置された状態、ならびに黒鉛系粒子の表面にPAAが配置された状態が維持され得る。第3ペーストは、一般的な混合機により、第1ペーストおよび第2ペーストが混合されることにより、準備され得る。
本実施形態の負極の製造方法は、第3ペーストを集電体の表面に塗布し、乾燥することにより、負極合材層を形成することを含む。本実施形態では、負極合材層において、SBRおよびPAAが特定の位置に選択的に配置され得る。すなわち負極合材層において、SBRはSiO粒子の表面に選択的に配置され得る。かつPAAは黒鉛系粒子の表面に選択的に配置され得る。
本実施形態の電池の製造方法は、正極を製造することを含み得る。
正極の製造方法は、特に限定されるべきではない。正極は、従来公知の製造方法により製造され得る。たとえば、正極活物質、導電材(たとえばアセチレンブラック等)、バインダ(たとえばPVdF等)および溶媒(たとえばN−メチル−2−ピロリドン等)が混合されることにより、正極ペーストが調製され得る。正極ペーストが集電体の表面に塗布され、乾燥されることにより、正極合材層が形成され得る。乾燥後、正極合材層が圧縮されてもよい。以上より正極が製造され得る。正極は、電池の仕様に合わせて所定の形状(たとえば帯状等)に裁断されて使用され得る。
本実施形態の電池の製造方法は、少なくとも正極、負極および非水電解質を含む電池を製造することを含む。
本実施形態の電池は、少なくとも黒鉛系粒子およびSiO粒子を含む。したがって本実施形態の電池は、高容量を有し得る。なおかつ本実施形態の電池は、サイクル特性に優れることが期待される。これらの特性が活かされる用途としては、たとえば、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)および電気自動車(EV)等の駆動用電源が挙げられる。ただし本実施形態の電池の用途は、自動車の駆動用電源に限定されるべきではない。本実施形態の電池は、あらゆる用途に適用可能である。
〈(A)負極の製造〉
製造例No.1では、図3に示される製造フローに従って、負極が製造された。
5質量部のSiO粒子、1.5質量部のCMC、1.5質量部のCNTおよび水が混合されることにより、混合物が調製された。さらに該混合物と1.5質量部のSBRとが混合されることにより、第1ペーストが準備された。すなわち第1ペーストは、少なくともSiO粒子およびSBRを含む。SBRは、SiO粒子の表面に配置されていると考えられる。
95質量部の黒鉛系粒子(黒鉛粒子)、1.5質量部のPAAおよび水が混合されることにより、第2ペーストが準備された。すなわち第2ペーストは、少なくとも黒鉛系粒子およびPAAを含む。PAAは、黒鉛系粒子の表面に配置されていると考えられる。
プラネタリミキサにより、常温環境で第1ペーストおよび第2ペーストが30分混合された。これにより第3ペーストが準備された。
集電体として、10μmの厚さを有するCu箔が準備された。塗工機により、第3ペーストが集電体の表面(表裏両面)に塗布され、乾燥されることにより、負極合材層が形成された。圧延機により、負極合材層が圧縮された。これにより負極が製造された。負極が帯状に裁断された。裁断後の負極において、負極合材層は以下の寸法を有する。
負極合材層の長さ:5835mm
負極合材層の厚さ:67μm
93質量部のLiNiCoMnO2、4質量部のアセチレンブラック、3質量部のPVdFおよびN−メチル−2−ピロリドンが混合されることにより、正極ペーストが調製された。
正極合材層の長さ:5681mm
正極合材層の厚さ:63.5μm
支持塩:LiPF6(1mоl/l)
下記表1に示されるように、CMC、SBRおよびPAAの量が変更されることを除いては、製造例No.1と同じ製造方法により、電池がそれぞれ製造された。
図4は、製造例No.5の負極の製造フローである。製造例No.5では、黒鉛系粒子、SiO粒子、CNT、CMC、SBR、PAAおよび溶媒が一括して混合されることにより、負極ペーストが準備された。該負極ペーストが集電体の表面に塗布され、乾燥されることにより負極合材層が形成された。これらを除いては、製造例No.1と同じ製造方法により、電池が製造された。
ULV−SEM(製品名「SU−70」、日立ハイテクノロジーズ社製)により、各製造例の負極合材層が観察された。これにより、SBRおよびPAAの配置が確認された。観察時の加速電圧は1kVである。
製造例No.5はサイクル特性が低い。製造例No.5では、充放電サイクルに伴って、SiO粒子の電気的な孤立ならびに導電ネットワークの分断が進行していると考えられる。製造例No.5では、黒鉛系粒子およびSiO粒子のそれぞれの表面において、SBRおよびPAAが共存していた。そのため、SBRの長所(高延性)およびPAAの長所(高弾性)が互いに打ち消し合っていると考えられる。
Claims (2)
- 第1ペーストを準備すること、
第2ペーストを準備すること、
前記第1ペーストおよび前記第2ペーストを混合することにより、第3ペーストを準備すること、および
前記第3ペーストを集電体の表面に塗布し、乾燥することにより、負極合材層を形成すること、
を少なくとも含み、
前記第1ペーストは、少なくとも酸化珪素粒子およびスチレンブタジエンゴムを含み、
前記スチレンブタジエンゴムは、前記酸化珪素粒子の表面に配置されており、
前記第2ペーストは、少なくとも黒鉛系粒子およびポリアクリル酸を含み、
前記ポリアクリル酸は、前記黒鉛系粒子の表面に配置されている、
非水電解質二次電池の製造方法。 - 前記負極合材層において、
前記酸化珪素粒子の表面に存在する前記スチレンブタジエンゴムの合計面積が、前記黒鉛系粒子の表面に存在する前記スチレンブタジエンゴムの合計面積よりも大きく、かつ
前記黒鉛系粒子の表面に存在する前記ポリアクリル酸の合計面積が、前記酸化珪素粒子の表面に存在する前記ポリアクリル酸の合計面積よりも大きい、
請求項1に記載の非水電解質二次電池の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017155532A JP6798449B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 非水電解質二次電池の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017155532A JP6798449B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 非水電解質二次電池の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019036416A JP2019036416A (ja) | 2019-03-07 |
JP6798449B2 true JP6798449B2 (ja) | 2020-12-09 |
Family
ID=65637645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017155532A Active JP6798449B2 (ja) | 2017-08-10 | 2017-08-10 | 非水電解質二次電池の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6798449B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7337109B2 (ja) * | 2021-02-16 | 2023-09-01 | プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 | 負極板、非水電解質二次電池、および負極板の製造方法 |
JP7496855B2 (ja) | 2022-05-30 | 2024-06-07 | プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社 | 負極及び非水電解質二次電池 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002050360A (ja) * | 2000-08-07 | 2002-02-15 | Nippon Zeon Co Ltd | リチウムイオン二次電池電極用バインダー及びその利用 |
JP4852700B2 (ja) * | 2006-04-19 | 2012-01-11 | 国立大学法人岩手大学 | リチウムイオン二次電池 |
JP2008277156A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 非水電解液二次電池用負極 |
JP5481904B2 (ja) * | 2009-03-30 | 2014-04-23 | 日産自動車株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極およびこれを用いたリチウムイオン二次電池 |
JP2011014262A (ja) * | 2009-06-30 | 2011-01-20 | Panasonic Corp | 非水電解質二次電池用電極の製造方法 |
JP5754855B2 (ja) * | 2012-04-25 | 2015-07-29 | 信越化学工業株式会社 | 非水電解質二次電池用負極及び非水電解質二次電池 |
JP2014049288A (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-17 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池用負極、その製造方法及び非水電解質二次電池 |
-
2017
- 2017-08-10 JP JP2017155532A patent/JP6798449B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019036416A (ja) | 2019-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5561559B2 (ja) | リチウム二次電池の製造方法 | |
JP6268293B2 (ja) | 非水電解質二次電池用負極材及び負極活物質粒子の製造方法 | |
JP6897253B2 (ja) | リチウムイオン二次電池用負極 | |
JP6822372B2 (ja) | 負極板および非水電解質二次電池 | |
KR20150114902A (ko) | 비수전해질 이차 전지용 부극 및 비수전해질 이차 전지 | |
JP2019075237A (ja) | リチウムイオン二次電池用電極およびリチウムイオン二次電池 | |
JP6798449B2 (ja) | 非水電解質二次電池の製造方法 | |
JP2018067480A (ja) | リチウムイオン二次電池用負極の製造方法 | |
JP2020123465A (ja) | 負極及び負極の製造方法 | |
JP6798531B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
JP6844602B2 (ja) | 電極 | |
JP7230798B2 (ja) | 非水電解質蓄電素子及びその製造方法 | |
WO2022202576A1 (ja) | 非水電解質蓄電素子 | |
JP7532898B2 (ja) | 正極及び蓄電素子 | |
JP2018113125A (ja) | リチウムイオン二次電池用のセパレータ層付き負極 | |
JP6981344B2 (ja) | 非水電解質二次電池の製造方法 | |
JP7540218B2 (ja) | 蓄電素子及びその製造方法 | |
JP7288479B2 (ja) | 非水電解質二次電池 | |
CN113346053B (zh) | 锂离子二次电池用正极活性物质复合体、锂离子二次电池用正极、及锂离子二次电池 | |
WO2022239861A1 (ja) | 蓄電素子 | |
WO2023100801A1 (ja) | 非水電解質蓄電素子、機器及び非水電解質蓄電素子の使用方法 | |
WO2022163422A1 (ja) | 蓄電素子及び蓄電素子用の負極 | |
WO2022239520A1 (ja) | 蓄電素子、その製造方法及び蓄電装置 | |
WO2023167235A1 (ja) | 蓄電素子及び蓄電装置 | |
WO2024014376A1 (ja) | 蓄電素子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190709 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200331 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200512 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201020 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201102 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6798449 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |