JP6796473B2 - 刈込み機 - Google Patents

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Description

本発明は、樹木や芝生の刈込みに使用する刈込み機に関する。
上記刈込み機は、特許文献1に示されるように、モータの出力軸で駆動回転されるギヤを回転支持する支軸の下部に上下一対の偏心カムが回転自在に支持され、上下一対の偏心カムをギヤの回転に伴い回転運動を行うよう上下一対の偏心カムとギヤとが連結ピンで連結されている。この連結ピンは、基端部が上下一対の偏心カムに固定され、先端部がギヤに形成の貫通孔に挿入されている。この貫通孔の大きさは、連結ピンの外径よりも大きく設定されている。上下一対の偏心カムには、ブレードが係合されており、偏心カムが偏心回転運動を行うことによりブレードが往復運動して、樹木や芝生を刈込むことができるようになっている。そして、刈込み作業時に連結ピンの外周面とギヤの貫通孔とが当接して騒音発生することがないように、連結ピンの外周面とギヤの貫通孔との間に弾性体を介在している。
また、特許文献2では、偏心カムとモータの出力軸により駆動回転されるギヤとの間に、クラッチ機構を介在している。このクラッチ機構は、回転自在に支持され、ギヤが同一軸線上で回転するように外嵌され、かつ、偏心カムにボルトにより連結されるギヤホルダと、ギヤホルダとギヤとの間に配置された摩擦板と、摩擦板とギヤとをギヤホルダに押し付ける皿バネと、ギヤホルダとカムプレートとの間に配置され前記ボルトの締め付けにより皿バネをギヤ側へ押し移動させるプレートと、を備えている。従って、刈込み作業中にブレードに草木が噛み込んで大きな負荷が加わったときは、摩擦板とギヤホルダとの間が滑ることで動力ギヤからの回転力がギヤホルダに伝達されることがない。これにより、ギヤ側の駆動側での破損及びギヤホルダや偏心カムの破損を防止することができる。
上記特許文献1では、刈込み作業時の騒音発生を弾性体により低減することができるものの、刈込み作業中にブレードに草木が噛み込んで大きな負荷が加わり弾性体の変形量が所定値を越えると、連結ピンとギヤの貫通孔とが直接当接し、その時の衝撃でギヤ等が破損してしまう可能性がある。そこで、特許文献1に、刈込み作業中にブレードに草木が噛み込んで大きな負荷が加わったときに、破損を防止することができるように特許文献2のクラッチ機構を付加することが考えられる。しかし、特許文献1に特許文献2のクラッチ機構を単に付加しても、刈込み機の大型化を招いてしまう不都合があり、改善の余地があった。
特開2012−130322号公報 実開昭64−460号公報
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、刈込み作業時の騒音発生の防止と破損防止とを大型化を抑制しながら実現することができる刈込み機を提供することを課題とする。
本発明に係る刈込み機は、駆動装置により駆動回転されるギヤを同一軸線上で回転するように外嵌させる、該ギヤに対して回転自在な回転部材と、回転運動をブレードの往復運動に変換するカムと、基端部が前記カムに固定され先端部が前記回転部材に貫通されることにより該回転部材の回転に伴い該カムを回転運動させるための連結ピンと、前記連結ピンの外周面と該連結ピンを貫通させるために前記回転部材に形成した貫通孔との間に介在される弾性部材と、前記ギヤから前記回転部材への動力伝達を断続するためのクラッチ機構と、を備え、該クラッチ機構は、前記回転部材と、前記ギヤを該回転部材へ押し付けて動力伝達を行うための皿バネと、前記回転部材に軸方向で一体化され、前記皿バネを前記ギヤ側へ押圧するロック部材と、を備え、前記ギヤには、前記回転部材に外嵌させるための貫通孔が形成され、該貫通孔には、前記皿バネの一部を受け止める受け面を有する座繰り部が形成されており、該座繰り部に前記皿バネが完全に入り込んでいることを特徴とする。
本発明によれば、連結ピンの外周面と回転部材の貫通孔とが直接当接することを弾性部材により防止することができるので、刈込み作業時の騒音発生を防止することができる。また、クラッチ機構を設けているので、刈込み作業時にブレードに草木が噛み込んで回転部材の回転が阻止された場合に、回転部材に対してギヤが滑って回転するだけで、回転部材にギヤの回転力が伝達されることがない。従って、駆動装置側及び駆動装置により回転される側の部材が破損してしまうことを防止できる。しかも、ギヤの座繰り部に皿バネが完全に入り込んでいるので、クラッチ機構をギヤの軸方向において小型化を図りながら付加することができる。
また、本発明に係る刈込み機は、前記ロック部材の外径寸法が、前記座繰り部の径寸法以下に設定されていることが好ましい。
かかる構成によれば、ロック部材の外径寸法が、前記座繰り部の径寸法以下に設定されていれば、ロック部材の一部又は全部を座繰り部に入り込ませることができるので、クラッチ機構のギヤの軸方向での小型化をより一層図ることができる。
また、本発明に係る刈込み機は、前記回転部材と前記ロック部材とを連結して前記一体化するための締結手段を備えるとともに、前記回転部材と前記ロック部材とが係合することにより該回転部材と該ロック部材との相対回転を防止する相対回転防止手段を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、刈込み作業中にブレードに草木が噛み込んで大きな負荷が加わったときに、回転部材とロック部材との相対回転が、回転部材とロック部材と係合することにより防止されるので、回転部材とロック部材とを連結するための締結手段に、回転部材とロック部材との相対回転が作用することがなく、締結手段の緩み発生がない。これにより、クラッチ機構の性能を長期間に亘って維持することができる。
以上の如く、本発明によれば、騒音防止の弾性部材及び破損防止のクラッチ機構を備え、クラッチ機構を構成する皿バネがギヤの座繰り部に完全に入り込んでいるので、刈込み作業時の騒音発生の防止と破損防止とを大型化を抑制しながら実現することができる刈込み機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る刈込み機の平面図である。 同刈込み機の一部省略した縦断側面図である。 同刈込み機に備えるクラッチ機構の平面図である。 図3におけるA−A線断面図である。 図3におけるB−B線断面図である。
以下、本発明に係る刈込み機であるヘッジトリマの一実施形態について、図面に基づいて説明する。このヘッジトリマは、図1及び図2に示すように、ハウジング1と、ハウジング1から後方へ延びるように延出されたメインハンドル2と、ハウジング1の後方下部から斜め上方へ突出する補助ハンドル3と、ハウジング1の前面下部から斜め上方へ突出するガード板4と、ハウジング1の下部から前方へ突出する上下一対のブレード5,6を備える刈刃部7と、を備えている。メインハンドル2には、刈刃部7の運転操作を行うためのトリガスイッチ8を備えている。また、ハウジング1の内部には、刈刃部7を運転するための駆動部9を備えている。
駆動部9は、図2及び図5に示すように、駆動装置であるモータ10と、モータ10の出力軸10Aの下端側に形成されたピニオン11と、ピニオン11に噛み合って動力伝達されるギヤ12と、ギヤ12が同一軸線上で回転するように外嵌される、ギヤ12に対して回転自在な回転部材13と、回転部材13の下方に配置され回転運動を上下一対のブレード5,6の往復運動に変換するカムとしての上下一対の偏心カム14,15と、基端部が偏心カム14,15に固定され先端部が回転部材13に貫通されることにより回転部材13の回転に伴い偏心カム14,15を回転運動させるための一対の連結ピン16,16と、連結ピン16,16の外周面と連結ピン16,16を貫通させるために回転部材13に形成した一対の貫通孔を構成する大径孔13G,13Gとの間に介在される弾性部材33,33と、ギヤ12から回転部材13への動力伝達を断続するためのクラッチ機構19と、を備えている。回転部材13の真下には、回転部材13の底面と同一の大きさのクラッチスペーサ20を配置し、このクラッチスペーサ20の真下には、偏心カム14,15よりも大きなカムプレート21を配置している。尚、クラッチスペーサ20は省略しても構わない。
上下一対のブレード5,6は、上側に位置するブレード押え22と下側に位置するブレードホルダ23に上下から挟まれた状態で保持されている。また、ブレード5,6の基端部が上下の偏心カム14,15にそれぞれ係合されており、偏心カム14,15が回転することにより、ブレード5,6が互いに180度ずれた位相で前後に往復直線運動をするように構成されている。
図4及び図5に示すように、クラッチ機構19は、回転部材13と、ギヤ12を回転部材13へ押し付けて動力伝達を行うための皿バネ24と、回転部材13に軸方向で重ね合わせて一体化され、皿バネ24をギヤ12側へ押圧するロック部材25と、を備えている。このロック部材25は、回転部材13に一体化することにより、皿バネ24の内周縁(外周縁よりも高くなっている部分)の上端をギヤ12側へ押し移動させて皿バネ24と回転部材13とでギヤ12を挟み込む部材である。皿バネ24は、中心に孔の開いた円盤状の板を円錐状にしたバネからなり、ロック部材25によりギヤ12側へ押されることによって、所定量変形し、その復元力によりギヤ12を回転部材13側へ押圧している。また、回転部材13とギヤ12との間に動力伝達を断続するための摩擦板としてのワッシャ26を配置している。ワッシャ26は、容易に擦り減ることがないように硬度の高い材料から構成されることが好ましい。尚、回転部材13とギヤ12とを硬度の高い材料から構成すれば、前記ワッシャ26を省略し、回転部材13とギヤ12とを直接接触させて動力伝達するようにしてもよい。また、皿バネ24を変形させる変形量を調整することによって、ギヤ12からワッシャ26を介して回転部材13に伝達することができる動力の最大値を調整することができる。
ギヤ12の径方向外側に、ピニオン11(図2参照)に噛み合う歯部12Aが形成され、ギヤ12の径方向内側に、回転部材13に外嵌させるための貫通孔12Kが形成されている。また、ギヤ12の貫通孔12Kの貫通方向一端側(上端側)の開口部に、皿バネ24の一部(ここでは外周縁)を受け止める径方向に沿った受け面27Aを有する第1座繰り部27が形成されており、第1座繰り部27に皿バネ24が完全に入り込んだ状態になっている。また、ギヤ12の貫通孔12Kの貫通方向他端側(下端側)の開口部に、ワッシャ26及び回転部材13の下端部の一部を入り込ませるための第2座繰り部28が形成されている。第1座繰り部27の径寸法と第2座繰り部28の径寸法とが、同一に構成されている。また、第1座繰り部27の深さ(径方向と直交する貫通孔12Kの貫通方向の寸法)が、第2座繰り部28の深さ(径方向と直交する貫通孔12Kの貫通方向の寸法)よりも少し深く設定されているが、同一深さであってもよいし、第2座繰り部28の深さ(径方向と直交する貫通孔12Kの貫通方向の寸法)が、第1座繰り部27の深さ(径方向と直交する貫通孔12Kの貫通方向の寸法)よりも少し深く設定されていてもよい。
上記のように、クラッチ機構19を設けているので、刈込み作業時にブレード5,6に太い枝が噛み込んで回転部材13の回転が阻止された場合には、ワッシャ26と回転部材13との間で滑ることによって、回転部材13に対してギヤ12がワッシャ26と一体回転するだけで、回転部材13にギヤ12の回転力が伝達されることがない。従って、駆動装置側及び駆動装置により回転される側の部材が破損してしまうことを防止できる。しかも、ギヤ12の第1座繰り部27に皿バネ24が完全に入り込んでいるので、クラッチ機構19をギヤ12の軸方向において小型化を図りながら付加することができる。
回転部材13は、上端部がハウジング1内に備えた軸受け29に貫通され、下端部がハウジング1に固定されるブレードホルダ23に支持された支軸30に回転自在に外嵌されている。前記支軸30は、偏心カム14,15に貫通され、偏心カム14,15の回転中心となるカム軸として兼用されている。尚、軸受け29と回転部材13との間には、スペーサ31を介在させている。また、回転部材13は、下方へ行くほど径方向で大きな外郭を有する4つの外側面13a,13b,13c,13dを形成することにより、3つの段差部13A,13B,13Cを有している。外側面13a,13b,13c,13dは、外周面として形成されている。最上部に位置する段差部13Aには、ロック部材25が載置されている。また、上から2番目の段差部13Bは、皿バネ24の収容スペースを確保するために形成されたものである。上から3番目の段差部13Cには、ワッシャ26とギヤ12の2つの座繰り部27,28間に形成された板部12Bとを載置している。そして、ギヤ12の板部12Bの内側面12b(貫通孔12K)が、回転部材13の上から3番目の外側面13cに嵌合して、ギヤ12を回転部材13の外側面13cで回転自在に支持している。また、図3に示すように、前記上から1番目の外側面13aは、4つの平面を有する平面視4角形状に形成されている。また、回転部材13には、ロック部材25に形成の螺子孔25N,25Nに下方から螺合させる一対の螺子32,32を挿通させるための貫通孔13D,13Dと、該貫通孔13D,13Dよりも大きな径を有し一対の螺子32,32の頭部32A,32Aを入り込ませるための収容部13Eと、を備えている。前記一対の螺子32,32は、回転部材13とロック部材25とを連結して両者を一体化するための締結手段を構成する。そして、一対の螺子32,32を回転部材13の下方から挿入してロック部材25にねじ込むと、一対の螺子32,32の頭部32A,32Aが回転部材13の収容部13E,13Eに入り込むことによって、クラッチ機構19の小型化をより一層実現することができる。一対の螺子32,32は、図3に示すように、支軸30を挟んで相対向する位置に配置され、連結ピン16,16と90度位相がずれた位置に位置している。
ロック部材25は、外形が円形状の部材から構成され、図5に示すように、皿バネ24の内縁の上端に当接する第1当接面(水平面)25Xと、皿バネ24の内側への移動を阻止する第2当接面(上下面)25Yを備えている。また、図3に示すように、ロック部材25の中心部に、前記回転部材13の外側面13aが嵌合する4角形の貫通孔25Aが形成されている。従って、ロック部材25の貫通孔25Aと回転部材13の外側面13aとを嵌合により係合させることによって、回転部材13とロック部材25とが相対回転することを防止する相対回転防止手段として機能する。従って、刈込み作業中にブレード5,6に草木が噛み込んで大きな負荷が加わっても、回転部材13とロック部材25とが相対回転することを相対回転防止手段で防止するので、螺子32,32の緩み発生がない。これにより、クラッチ機構19の性能を長期間に亘って維持することができる。また、ロック部材25の外径寸法を、前記第1座繰り部27の径寸法よりも小さく設定している。これにより、ロック部材25の略全部(一部又は全部でもよい)を第1座繰り部27に入り込ませることができるので、クラッチ機構19のギヤ12の軸方向での小型化をより一層図ることができる。
図5に示すように、連結ピン16,16は、その下端が一対の偏心カム14,15に貫通され、一対の偏心カム14,15に溶接(ロウ付け)されることにより連結ピン16,16の下端部側を一対の偏心カム14,15に固定している。連結ピン16,16の上端部側は、カムプレート21、クラッチスペーサ20、回転部材13を貫通し、ロック部材25の貫通孔25Aに少し入り込んでいる。回転部材13の貫通孔は、連結ピン16,16よりも大きく構成され、下端部の小径孔13Fと、小径孔13Fよりも径が大きな大径孔13Gと、を備え、大径孔13Gに前記弾性部材33,33が入り込んでいる。この弾性部材33,33により、連結ピン16,16の外周面と回転部材13の貫通孔である小径孔13F,13Fとが直接当接することを防止することができるので、刈込み作業時の騒音発生を防止することができる。弾性部材33,33は、ゴムや発泡合成樹脂等の弾性変形可能な材料が構成され、その硬度は、太い枝を噛み込んだ時の過負荷が発生していない通常の負荷運転において、連結ピン16,16の外周面と回転部材13の小径孔13F,13Fとが直接当接しない硬度に設定することが好ましい。連結ピン16,16は、図3に示すように、支軸30を挟んで相対向する位置に配置されている。
実施形態において、ギヤ12の歯幅内に、皿バネ24とワッシャ26だけでなく、ロック部材25の軸方向略全体と回転部材13の軸方向略全体を収容することによって、クラッチ機構19のギヤ12の軸方向での小型化をより一層図ることができる。尚、ギヤ12の歯幅内に、ワッシャ26、ロック部材25、回転部材13を完全に収容するように構成して実施することもできる。
上記のように構成された刈込み機で草木の刈込み作業を行う場合には、作業者は、一方の手でメインハンドル2を把持し、もう一方の手で補助ハンドル3を把持した状態で、トリガスイッチ8を操作する。これによりモータ10が駆動し、ピニオン11を介してギヤ12が回転する。これに伴い、クラッチ機構19に回転が伝達され、回転部材13の回転により偏心カム14,15が回転することで、上下のブレード5,6が往復動し、草木を刈込むことができる。そして、草木の刈込み作業中に、太い枝を噛み込んだ時の過負荷が発生すると、ワッシャ26の下面とこれと接触する回転部材13の接触部とが滑ることで、ギヤ12のみが回転してギヤ12から回転部材13への動力伝達が断たれる。この過負荷発生時は、連結ピン16の外周面と小径孔13Fとが直接当接することになる。尚、ロック部材25による皿バネ24の変形量を調整することによって、ワッシャ26(ギヤ12)の回転部材13に対する滑りが発生する負荷値を調整することができる。
尚、本発明に係る刈込み機は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、上下のブレード5,6を可動式に構成したが、一方のブレードを固定式にし、他方のブレードのみを可動式に構成して実施することもできる。
また、前記実施形態では、刈込み機としてヘッジトリマを用いたが、芝生バリカンや芝刈り機を用いてもよい。
また、前記実施形態においては、ギヤ12に2つの座繰り部27,28を形成したが、1つの座繰り部のみを形成して実施することもできる。
また、前記実施形態では、回転部材13に形成した4角形状の外側面13aとロック部材25に形成した4角形の貫通孔25Aとを嵌合により係合させたが、嵌合させる形状としては、4角形だけでなく、楕円形状、小判形状、三角形以上の多角形状であってもよい。また、前記実施形態では、ロック部材25と回転部材13とを嵌合させることによって両者が相対回転することを防止するようにしたが、嵌合させるのではなく、ロック部材25と回転部材13とが当接する当接部を備えることにより、両者が当接による係合によって相対回転することを防止するようにしてもよい。
1…ハウジング、2…メインハンドル、3…補助ハンドル、4…ガード板、5,6…ブレード、7…刈刃部、8…トリガスイッチ、9…駆動部、10…モータ、10A…出力軸、11…ピニオン、12…ギヤ、12A…歯部、12B…板部、12K…貫通孔、12b…内側面、13…回転部材、13A,13B,13C…段差部、13D…貫通孔、13E…収容部、13F…小径孔、13G…大径孔、13a,13b,13c,13d…外側面、14,15…偏心カム、16…連結ピン、19…クラッチ機構、20…クラッチスペーサ、21…カムプレート、23…ブレードホルダ、24…皿バネ、25…ロック部材、25A…貫通孔、25N…螺子孔、25X…第1当接面、25Y…第2当接面、26…ワッシャ、27…第1座繰り部、27A…受け面、28…第2座繰り部、30…支軸、31…スペーサ、32…螺子、32A…頭部、33…弾性部材

Claims (3)

  1. 駆動装置により駆動回転されるギヤを同一軸線上で回転するように外嵌させる、該ギヤに対して回転自在な回転部材と、回転運動をブレードの往復運動に変換するカムと、基端部が前記カムに固定され先端部が前記回転部材に貫通されることにより該回転部材の回転に伴い該カムを回転運動させるための連結ピンと、前記連結ピンの外周面と該連結ピンを貫通させるために前記回転部材に形成した貫通孔との間に介在される弾性部材と、前記ギヤから前記回転部材への動力伝達を断続するためのクラッチ機構と、を備え、
    該クラッチ機構は、前記回転部材と、前記ギヤを該回転部材へ押し付けて動力伝達を行うための皿バネと、前記回転部材に軸方向で一体化され、前記皿バネを前記ギヤ側へ押圧するロック部材と、を備え、
    前記ギヤには、前記回転部材に外嵌させるための貫通孔が形成され、該貫通孔には、前記皿バネの一部を受け止める受け面を有する座繰り部が形成されており、該座繰り部に前記皿バネが完全に入り込んでいることを特徴とする刈込み機。
  2. 前記ロック部材の外径寸法が、前記座繰り部の径寸法以下に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の刈込み機。
  3. 前記回転部材と前記ロック部材とを連結して前記一体化するための締結手段を備えるとともに、前記回転部材と前記ロック部材とが係合することにより該回転部材と該ロック部材との相対回転を防止する相対回転防止手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の刈込み機。
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