JP6893125B2 - 刈込み機 - Google Patents

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Description

本発明は、樹木や芝生の刈込みに使用する刈込み機に関する。
上記刈込み機は、特許文献1に示されるように、モータの出力軸で駆動回転されるギヤの下方に上下一対のカムが配置されており、上下一対のカムがギヤの回転に伴い回転運動を行うよう上下一対のカムとギヤとが連結ピンで連結されている。前記連結ピンは、基端部が上下一対のカムに固定され、先端部がギヤに形成の貫通孔に挿入されている。上下一対のカムは、ブレードに形成の嵌合孔に嵌合した状態で偏心回転運動を行うことによりブレードが往復運動して、樹木や芝生を刈込むことができるようになっている。
このような刈込み機では、製造上の形状のバラツキを考慮して、カムとブレードの嵌合孔との間には隙間を設ける必要がある。この隙間があることで、刈込み作業時に、ブレードの嵌合孔がカムから瞬間的に離れ、その後ブレードの嵌合孔がカムに衝突し、その振動がカムからギヤを介してハウジングへ伝達されて、比較的大きな騒音が発生する。この騒音の発生を回避するために、前記貫通孔と連結ピンの外周面との間に弾性部材を配置して振動がハウジングへ伝達されることを防止している。また、前記貫通孔に収容された弾性部材が早期に破損しないように、ギヤには連結ピンが当接して弾性部材の変形量を規制するための貫通孔よりも小さな孔が形成されている。
特許第5701049号公報(図5参照)
上記特許文献1では、刈込み作業時の騒音発生を弾性部材により防止しつつ、弾性部材が必要以上に変形することをギヤに備えた小さな孔に連結ピンが当接することで抑制しているが、刈込み作業中にブレードに草木が噛み込んで大きな負荷が加わると、連結ピンがギヤの小さな孔に勢いよく当接してしまい、ギヤを破損してしまうことがあり、改善の余地があった。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、弾性部材が早期に破損しないように弾性部材の変形量を規制しながらも、刈込み作業中に大きな負荷が加わった場合でも、ギヤの破損を防止できる刈込み機を提供することを課題とする。
本発明に係る刈込み機は、駆動装置により駆動回転されるギヤと、該ギヤの回転をブレードの往復運動に変換するカムと、基端部が前記カムに固定され先端部が前記ギヤに挿通されることにより該ギヤの回転に伴い該カムを回転運動させるための連結ピンと、該連結ピンに外嵌され前記ギヤに形成された貫通孔に収納される弾性部材と、を備え、前記ギヤに取り付けられ、前記連結ピンが挿通して前記弾性部材の変形量を規制するためのピン規制孔が形成された板状の規制部材を備え、該規制部材のピン規制孔が、前記連結ピンの外径よりも大きく、かつ、前記弾性部材が収容される前記ギヤの貫通孔の内径よりも小さく形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、連結ピンに外嵌されギヤに形成された貫通孔に収納される弾性部材によって、刈込み作業時の騒音発生を低減することができる。また、ギヤの貫通孔の内径よりも小さく形成された規制部材のピン規制孔に連結ピンが当接することによって、弾性部材が必要以上に変形することがなく、弾性部材が早期に破損することを防止できる。また、刈込み作業中にブレードに草木が噛み込んで大きな負荷が加わった場合は、前記規制部材のピン規制孔に連結ピンが当接するので、ギヤの貫通孔の内面に連結ピンが当接することがない。したがって、ギヤが破損することを防止できる。
また、本発明に係る刈込み機は、前記ギヤの前記ブレードに近い側に前記カムが配置され、前記規制部材が、前記ギヤと前記カムとの間に配置されていることが好ましい。
かかる構成によれば、規制部材が、ギヤとカムとの間に配置されることで、ギヤのカムから離れる側に規制部材を配置した場合に比べて、カムから規制部材までの距離を短くすることができる。これにより、ピン規制孔に連結ピンの基端部側が当接することになるので、当接したときに連結ピンが受けるモーメント力が小さくなり、連結ピンの耐久性を高めることができる。
また、本発明に係る刈込み機は、前記ギヤの回転軸線に直交する方向において、前記ギヤに対する前記規制部材の位置決めを行う位置決め部を備えていることが好ましい。
かかる構成によれば、ギヤに対して所定の位置に規制部材を取り付けることができることで、弾性部材が収納されるギヤの貫通孔と規制部材のピン規制孔の位置関係が正しい位置関係となる。これにより、弾性部材の変形量を設計値通り規制することができるので、変形量が過大になることによる弾性部材の早期破損や、変形量が過小に規制されることによる騒音低減効果の減少と言った不具合が発生しない。また、保守のために規制部材の脱着や交換が必要となった場合でも、位置決め部によってギヤに対する規制部材の正しい取り付け位置が再現されるので、引き続き良好な騒音低減効果を長期に亘って発揮することができる。
以上の如く、本発明によれば、板状の規制部材を備えることで、弾性部材が早期に破損しないように弾性部材の変形量を規制しながらも、刈込み作業中に大きな負荷が加わった場合でも、ギヤの破損を防止できる刈込み機を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る刈込み機の一部を省略した縦断側面図である。 同刈込み機の要部を拡大した縦断側面図である。 ギヤの底面図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 図3におけるV−V線断面図である。 図3におけるVI−VI線断面図である。 別の形態のギヤの底面図である。 図7におけるVIII−VIII線断面図である。 図7におけるIX−IX線断面図である。 図7におけるX−X線断面図である。 別の形態のギヤの縦断面図である。
以下、本発明に係る刈込み機であるヘッジトリマの一実施形態について、図面に基づいて説明する。このヘッジトリマは、図1に示すように、ハウジング1と、ハウジング1から後方へ延びるように延出されたメインハンドル2と、ハウジング1の後方下部から斜め上方へ突出する補助ハンドル3と、ハウジング1の前面下部から斜め上方へ突出するガード板4と、ハウジング1の下部から前方へ突出する上下一対のブレード5,6を備える刈刃部7と、を備えている。メインハンドル2には、刈刃部7の運転操作を行うためのトリガスイッチ8を備えている。また、ハウジング1の内部には、刈刃部7を運転するための駆動部9を備えている。
駆動部9は、図1及び図2に示すように、駆動装置であるモータ10と、モータ10の出力軸10Aの下端側に形成されたピニオン11と、ピニオン11に噛み合って動力伝達されて駆動回転されるギヤ12と、ギヤ12の回転を偏心回転運動に変換して上下一対のブレード5,6を互いに往復運動させるべく、ギヤ12のブレード5,6側に近い側である下方に配置された上下一対のカムである偏心カム13,14と、基端部が偏心カム13,14に固定され先端部がギヤ12に挿通されることによりギヤ12の回転に伴い偏心カム13,14を回転運動させるための一対の連結ピン15,15と、連結ピン15,15の外周面と連結ピン15,15を挿通させるためにギヤ12に形成した一対の貫通孔16,16との間に介在される弾性部材17,17と、ギヤ12と上側の偏心カム13との間に配置された規制部材18と、を備えている。規制部材18の直下には、偏心カム13,14よりも大きなカムプレート19を配置している。尚、ギヤ12は、金属で構成されているが、合成樹脂で構成すれば更なる静音化が可能になる。
各連結ピン15は、軸方向一端から他端まで同一径を有する円柱状に構成され、硬度の高い材料であるベアリング鋼から構成されており、耐久性において有利になるが、他の金属材料で構成してもよい。
上下一対のブレード5,6は、上側に位置するブレード押え20と下側に位置するブレードホルダ21に上下から挟まれた状態で前後に移動可能に保持されている。また、ブレード5,6の後端部に形成された嵌合孔に上下の偏心カム13,14にそれぞれ係合されており、偏心カム13,14が回転することにより、ブレード5,6が互いに180度ずれた位相で前後に往復直線運動をするように構成されている。
図2及び図4に示すように、ギヤ12に形成した一対の貫通孔16,16は、弾性部材17を収容する大径孔16Aと、大径孔16Aよりも小径に構成されかつ大径孔16Aに収容された弾性部材17の軸方向一方側への移動を規制するための小径孔16Bと、を備えている。大径孔16Aは、下端から上端まで同一径に形成され、大径孔16Aの上端と小径孔16Bの下端とがテーパー面16Cで繋がっている。小径孔16Bは、大径孔16Aと同様に、下端から上端まで同一径でギヤ12の上端よりも少し下方の位置まで形成され、小径孔16Bの上端とギヤ12の上端とは上端側ほど大径となるテーパー面16Dで繋がっている。小径孔16Bの直径D2は、後述する規制部材18のピン規制孔18Aの直径D1よりも大きく形成されている。これにより、刈込み作業中にブレード5,6に草木が噛み込んで大きな負荷が加わった場合に、連結ピン15が規制部材18のピン規制孔18Aに当接するが、小径孔16Bには当接しないようになっている。尚、図4では、連結ピン15,15を省略している。尚、テーパー面16C,16Dを形成せず大径孔16Aと小径孔16Bのみで貫通孔16を形成しても良い。
ギヤ12の径方向外側に、ピニオン11(図2参照)に噛み合う歯部12Aが形成され、ギヤ12の中心部には、後述する支軸23が貫通される貫通孔12Kが形成されている。一方、ギヤ12を回転自在に支持する支軸23は、上端部が、ハウジング1内に備えた支持部材22に固定され、支軸23の下端部が、ハウジング1に固定されるブレードホルダ21の孔に嵌合している。この支軸23が、ギヤ12の貫通孔12Kに貫通され、ギヤ12の貫通孔12Kと支軸23との間に軸受け24が介在されてギヤ12が軸受け24を介して支軸23に回転自在に支持されている。また、前記支軸23は、偏心カム13,14も貫通している。
このような刈込み機では、製造上の形状のバラツキを考慮して、偏心カムとブレードの嵌合孔との間には隙間を設ける必要がある。この隙間があることで、刈込み作業時に、ブレードの嵌合孔が偏心カムから瞬間的に離れ、その後ブレードの嵌合孔が偏心カムに衝突し、その振動が偏心カムからギヤを介してハウジングへ伝達されて、比較的大きな騒音が発生する。この騒音の発生を回避するために、本発明に係る刈込み機には、前記弾性部材17が設けられている。この弾性部材17は、円筒状のゴムから構成されている。また、弾性部材17の内径は、連結ピン15の外径よりも僅かに小さく形成され、弾性部材17の外径は、貫通孔16の大径孔16Aの内径よりも僅かに大きく形成されている。このように構成することによって、連結ピン15の外面と弾性部材17の内面との間及び弾性部材17の外面と貫通孔16の大径孔16Aの内面との間に隙間が発生することがないようにしている。
ギヤ12の下面には規制部材18が当接して取り付けられている。規制部材18の中心部にはギヤ12の下面から突出した軸受け24の下端部が遊嵌される貫通孔18Cが形成されている。この規制部材18は、弾性部材17,17の変形量を規制するために設けられている。具体的には、規制部材18は、金属からなる円板状部材であって、弾性部材17,17の変形量を規制するためのピン規制孔18A,18Aが形成されている。図2に示すように、規制部材18は、ピン規制孔18A,18Aの中心線が大径孔16A,16Aの中心線と一致するようにギヤ12の下面に取り付けられている。規制部材18のピン規制孔18Aの内径は、連結ピン15の外径よりも大きく、かつ、ギヤ12の貫通孔16を構成する大径孔16Aの内径よりも小さく形成されている。尚、規制部材18は、耐久性を確保するために、比較的硬度の高い金属で形成されている。
上記のように、連結ピン15,15に外嵌されギヤ12に形成された大径孔16A,16Aに収納される弾性部材17,17によって、偏心カム13,14とブレード5,6の嵌合孔との間で発生した振動がハウジング1に伝わることを抑制できるので、刈込み作業時の騒音発生を低減することができる。また、ギヤ12の貫通孔16の小径孔16Bよりも小さく形成された規制部材18のピン規制孔18Aに連結ピン15が当接することによって、弾性部材17が必要以上に変形することがなく、弾性部材17が早期に破損することを防止できる。また、刈込み作業中にブレード5,6に草木が噛み込んで大きな負荷が加わった場合でも、前記規制部材18のピン規制孔18Aに連結ピン15が当接することによって、ギヤ12の貫通孔16の小径孔16Bに連結ピン15が当接することがなく、ギヤ12が破損することを防止できる。万一、規制部材18のピン規制孔18Aに連結ピン15が勢いよく当接することが頻繁に発生して規制部材18が破損したとしても、ピン規制孔18Aが形成されているのは規制部材18であって、ギヤ12ではないので、高価なギヤ12に比べて安価な規制部材18を新たな規制部材18に交換するだけで済み、コスト面においても有利になる。
また、規制部材18が、ギヤ12と上側の偏心カム13との間に配置されることで、ギヤ12の偏心カム13から離れる側(図2では偏心カム13の上側)に規制部材18を配置した場合に比べて、偏心カム13から規制部材18までの距離を短くすることができる。これにより、ピン規制孔18Aに連結ピン15の基端部側が当接することになるので、当接したときに連結ピン15が受けるモーメント力が小さくなり、連結ピン15の耐久性を高めることができる。
また、本発明に係る刈込み機は、ギヤ12に対して規制部材18が所定の位置に取り付けられるように、ギヤ12の回転軸線に直交する方向において、ギヤ12に対する規制部材18の位置決めを行う位置決め部X(図6参照)を備えている。この位置決め部Xは、ギヤ12及び規制部材18に板厚方向で貫通形成されたギヤ側の孔12H及び規制部材側の孔18Hと、これらを貫通することで、ギヤ12の回転軸線に直交する方向、すなわち、径方向と周方向の両方向において、ギヤ12に対する規制部材18の位置決めを実行するピン25,25と、を備えている。このピン25,25によって位置決めが実行されることで、ギヤ12の大径孔16A,16Aの中心線と規制部材18のピン規制孔18A,18Aの中心線とを容易に一致させることができる。前記位置決め部Xの他の構成としては、図示していないが、例えば、ギヤ12及び規制部材18のうちの一方に凹部を形成し、この凹部に係止することでギヤ12に対する規制部材18の軸方向と直交する方向における位置決めする凸部を他方に形成した構成でもよいが、ギヤ側の孔12H及び規制部材側の孔18Hと、これら孔12H,18Hに貫通するピン25で構成する方が加工精度を容易に高めることができ、好ましい。尚、ここでは、ピン25が軸方向一端から他端まで略同一径を有する平行ピンとして構成されているが、外周面がテーパー形状に形成されたテーパーピンであってもよい。尚、テーパーピンを採用する場合は、ギヤ側の孔12H及び規制部材側の孔18Hは、テーパー孔として形成されることになる。また、上記の実施形態は、2つの位置決め部X,Xを備えた場合を示しているが、ギヤ12の回転軸線に直交する方向において、ギヤ12に対する規制部材18の位置決めを行うことができるのであれば、位置決め部の数は、2つに限定されない。
上記のように位置決め部Xにより位置決めされた後は、図3及び図5に示すように、皿ネジ26の締め付けによりギヤ12に規制部材18を固定することができる。尚、ギヤ12に皿ネジ26が螺合する螺子孔12Nが形成され、規制部材18に皿ネジ26の頭部の外周部を受け止めるテーパー面に形成された貫通孔18Kが形成されている。
上記のようにして、ギヤ12に対して所定の位置に規制部材18が固定されることによって、ギヤ12の大径孔16A,16Aの中心線と規制部材18のピン規制孔18A,18Aの中心線とが一致することになる。これにより、弾性部材17の変形量を設計値通り規制することができるので、変形量が過大になることによる弾性部材17の早期破損や、変形量が過小に規制されることによる騒音低減効果の減少と言った不具合が発生しない。また、保守のために規制部材18の脱着や交換が必要となった場合でも、位置決め部Xによってギヤ12に対する規制部材18の取り付け位置が所定の位置に再現されるので、引き続き良好な騒音低減効果を長期に亘って発揮することができると共に、保守作業が容易になる。また、刈込み作業中に連結ピン15の衝突を規制部材18が頻繁に受けた時でも、ギヤ12の回転軸線に直交する方向において、ギヤ12に対する規制部材18の位置が不測にずれることを防止することができる。更に、2つ連結ピン15の内一方の連結ピン15のみがピン規制孔18Aに当接するようなことがないので、連結ピン15や規制部材18の耐久性が低下することを抑制できる。
尚、本発明に係る刈込み機は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、上下のブレード5,6を可動式に構成したが、一方のブレードを固定式にし、他方のブレードのみを可動式に構成して実施することもできる。また、1つの可動式のブレードのみを備える構成であってもよい。
また、前記実施形態では、刈込み機としてヘッジトリマを示したが、レシプロソー、芝生バリカン、芝刈り機等であってもよい。
また、前記実施形態では、規制部材18をギヤ12と偏心カム13との間に配置したが、ギヤ12の偏心カム13から離間する側に配置して実施してもよい。具体的には、図7〜図10に示すように、ギヤ12の上面側に規制部材18が入り込む凹部12Bを形成し、その凹部12Bに規制部材18を入り込ませてから、前述と同様に位置決め部Xを構成するピン25,25により位置決めする。この位置決めした状態から前述と同様に皿ネジ26,26によりギヤ12に規制部材18を固定する。この規制部材18が、弾性部材17,17が大径孔16Aの上面側開口から上方へ抜けないようにするためのカバー部材を兼用している。また、規制部材18のピン規制孔18Aが、ギヤ12の小径孔16Bよりも小さく構成されており、刈込み作業中にブレード5,6に草木が噛み込んで大きな負荷が加わった場合に、連結ピン15が規制部材18のピン規制孔18Aに当接するが、小径孔16Bには当接しないようになっている。尚、説明しなかった構成は、図1〜図6のものと同一である。また、ギヤ12の上面部に規制部材18が入り込む凹部12Bを形成することによって、上下方向の大きさを小さく抑えることができるが、凹部12Bを形成しないで、ギヤ12の上面に当接した状態で規制部材18を配置してもよい。
また、前記実施形態では、貫通孔16は、大径孔16Aに収容された弾性部材17の軸方向一方側への移動を規制するための小径孔16Bを備えたが、図11に示すように、小径孔16Bを省略した貫通孔16であってもよい。この場合、図8と同様に規制部材18をギヤ12の上面部に形成した凹部12Bに入り込ませている場合を示しているが、図4と同様にギヤ12の下面に当接した状態であってもよい。図11の場合、弾性部材17,17が貫通孔16,16の上面側開口から上方へ抜けることを規制部材18で阻止することができる。また、図示していないが、弾性部材17,17が貫通孔16,16の下端から下方へ移動することを阻止するカバー部材をギヤ12の下面に当接する状態で設けることもできる。
また、前記実施形態では、カムとして偏心カムを採用した構成を示したが、カムは、偏心カムに限定されない。回転運動をブレードの往復運動に変換することができるカムであればよい。
1…ハウジング、2…メインハンドル、3…補助ハンドル、4…ガード板、5,6…ブレード、7…刈刃部、8…トリガスイッチ、9…駆動部、10…モータ、10A…出力軸、11…ピニオン、12…ギヤ、12A…歯部、12B…凹部、12H,18H…孔、12K…貫通孔、12N…螺子孔、13,14…偏心カム、15…連結ピン、16…貫通孔、16A…大径孔、16B…小径孔、16C…テーパー面、16D…テーパー面、17…弾性部材、18…規制部材、18A…ピン規制孔、18C…貫通孔、18H…孔、18K…貫通孔、19…カムプレート、21…ブレードホルダ、22…支持部材、23…支軸、24…軸受け、25…ピン、26…皿ネジ、D1,D2…直径、X…位置決め部

Claims (3)

  1. 駆動装置により駆動回転されるギヤと、該ギヤの回転をブレードの往復運動に変換するカムと、基端部が前記カムに固定され先端部が前記ギヤに挿通されることにより該ギヤの回転に伴い該カムを回転運動させるための連結ピンと、該連結ピンに外嵌され前記ギヤに形成された貫通孔に収納される弾性部材と、を備え、
    前記ギヤに取り付けられ、前記連結ピンが挿通して前記弾性部材の変形量を規制するためのピン規制孔が形成された板状の規制部材を備え、該規制部材のピン規制孔が、前記連結ピンの外径よりも大きく、かつ、前記弾性部材が収容される前記ギヤの貫通孔の内径よりも小さく形成されていることを特徴とする刈込み機。
  2. 前記ギヤの前記ブレードに近い側に前記カムが配置され、前記規制部材が、前記ギヤと前記カムとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の刈込み機。
  3. 前記ギヤの回転軸線に直交する方向において、前記ギヤに対する前記規制部材の位置決めを行う位置決め部を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の刈込み機。
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