JP6795065B1 - 表示処理装置、表示処理方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが道路の保守計画の立案などをより容易に行なえるようにする。【解決手段】複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出する。そして、表示地図の道路のうち、異常区間の連続区間数(道路状態が異常の連続距離)が閾値未満の少区間異常部分については、第1表示態様で状態情報を付与し、異常区間の連続区間数が閾値以上の多区間異常部分については、第1表示態様とは異なる第2表示態様で状態情報を付与して表示装置に表示させる。【選択図】図4

Description

本発明は、表示処理装置、表示処理方法、プログラムに関する。
従来、この種の表示処理装置としては、路面を含む領域が撮像された画像の各々について画像中の路面の状態を示す状態情報(例えば、不具合情報)と路面の位置を示す位置情報とを対応付けた情報を生成し、表示装置に表示させる表示画像として、地図の、位置情報が示す位置に、その位置の路面の状態を示す状態情報を対応付けて表示させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−17102号公報
上述の表示画像を確認したユーザ(例えば、役所の担当者など)は、道路状態が異常の道路区間を認識することはできるものの、それだけでは、ユーザが道路の保守計画(例えば、路面の補修計画など)の立案などを行なうのに必要な情報として不十分である。これは、一般に、道路状態が異常の道路区間の連続区間数(道路状態が異常の連続距離)により、保守に要する期間が異なるためである。
本発明の表示処理装置、表示処理方法、プログラムは、ユーザが道路の保守計画の立案などをより容易に行なえるようにすることを主目的とする。
本発明の表示処理装置、表示処理方法、プログラムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の表示処理装置は、
表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出する道路状態検出部と、
前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の表示処理装置では、複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出する。そして、表示地図の道路のうち、異常区間の連続区間数(道路状態が異常の連続距離)が閾値未満の少区間異常部分については、第1表示態様で状態情報を付与し、異常区間の連続区間数が閾値以上の多区間異常部分については、第1表示態様とは異なる第2表示態様で状態情報を付与して表示装置に表示させる。これにより、ユーザが、道路の保守(例えば、道路の補修など)に要する期間が互いに異なる2つの部分(少区間異常部分、多区間異常部分)があることを容易に認識することができ、道路の保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。ここで、道路には、公道(車道および歩道)だけでなく、私道や駐車場(例えば通路)なども含まれる。
こうした本発明の表示処理装置において、前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、2つの前記多区間異常部分に挟まれ且つ前記所定数よりも少ない第2所定数以下の道路区間である中間部分については、所定条件が成立しているときに、前記2つの多区間異常部分と共に前記第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるものとしてもよい。こうすれば、中間部分についての所定条件が成立しているときに、ユーザが、中間部分および中間部分を挟む2つの多区間異常部分を一連の部分として認識することができる。ここで、前記所定条件は、前記中間部分の道路状態を推定できない推定不可条件を含むものとしてもよい。また、前記所定条件は、前記中間部分と前記2つの多区間異常部分との一連の道路の保守が要求される一連保守条件を含むものとしてもよい。この場合、前記一連保守条件は、前記2つの多区間異常部分のうちの少なくとも一方の連続区間数が前記所定数よりも多い第3所定数以上である条件を含むものとしてもよい。
本発明の表示処理装置において、前記表示処理部は、前記表示地図の各範囲のうち、前記範囲内の全道路区間に対する前記異常区間の割合が所定割合以上である高割合範囲については、前記高割合範囲を第3表示態様で前記表示装置に表示させる、または、前記高割合範囲内の全道路区間に第4表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、高割合範囲を認識することができる。
本発明の表示処理方法は、
表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
(a)複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出するステップと、
(b)前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
を有することを要旨とする。
この本発明の表示処理方法では、複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出する。そして、表示地図の道路のうち、異常区間の連続区間数(道路状態が異常の連続距離)が閾値未満の少区間異常部分については、第1表示態様で状態情報を付与し、異常区間の連続区間数が閾値以上の多区間異常部分については、第1表示態様とは異なる第2表示態様で状態情報を付与して表示装置に表示させる。これにより、ユーザが、道路の保守(例えば、道路の補修など)に要する期間が互いに異なる2つの部分(少区間異常部分、多区間異常部分)があることを容易に認識することができ、道路の保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。ここで、道路には、公道(車道および歩道)だけでなく、私道や駐車場(例えば通路)なども含まれる。
本発明のプログラムは、
コンピュータを、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置として機能させるためのプログラムであって、
(a)複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出するステップと、
(b)前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
を有することを要旨とする。
この本発明のプログラムでは、複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出する。そして、表示地図の道路のうち、異常区間の連続区間数(道路状態が異常の連続距離)が閾値未満の少区間異常部分については、第1表示態様で状態情報を付与し、異常区間の連続区間数が閾値以上の多区間異常部分については、第1表示態様とは異なる第2表示態様で状態情報を付与して表示装置に表示させる。これにより、ユーザが、道路の保守(例えば、道路の補修など)に要する期間が互いに異なる2つの部分(少区間異常部分、多区間異常部分)があることを容易に認識することができ、道路の保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。ここで、道路には、公道(車道および歩道)だけでなく、私道や駐車場(例えば通路)なども含まれる。
本発明の一実施例としての表示システム10の構成の概略を示す構成図である。 道路状態推定部23により実行される道路状態推定処理の一例を示すフローチャートである。 道路状態推定部23により実行されるサブ処理の一例を示すフローチャートである。 表示処理部24により実行される状態画像付与処理の一例を示すフローチャートである。 ディスプレイ43の表示画像の一例の示す説明図である。 変形例の状態画像付与処理の一例を示すフローチャートである。 変形例のディスプレイ43の表示画像の一例の示す説明図である。 変形例の状態画像付与処理の一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての表示システム10の構成の概略を示す構成図である。実施例の表示システム10は、図示するように、各車両50と無線により通信可能な表示処理装置としてのサーバ20と、サーバ20と有線または無線により通信可能な端末装置40とを備える。なお、以下の説明において、道路には、公道(車道および歩道)だけでなく、私道や駐車場(例えば通路)なども含まれる。
各車両50は、車両の現在位置に関する位置情報を取得するGPS装置51と、車両50の挙動に関する挙動情報を検出する検出装置52と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)53とを備える。検出装置52は、車両50の挙動を示す情報を検出するセンサや、車両50の挙動に影響を与える情報を検出するセンサ、車両50の周囲の情報を検出するセンサを有する。
ここで、車両50の挙動を示す情報としては、例えば、車速や車輪速、前後加速度、横加速度、ヨーレート、ヨー角、ロール角、ピッチ角、タイヤのスリップ率などのうちの少なくとも1つを挙げることができる。
車両50の挙動に影響を与える情報としては、例えば、運転者が操作可能な操作装置の操作状態や、車両50の走行を支援するための支援システムの動作状態を挙げることができる。ここで、操作装置の操作状態としては、例えば、ハンドルの操舵角や操舵速度、アクセルペダルの踏み込み量、ブレーキペダルの踏み込み量、シフトレバーのシフトポジション、方向指示器の操作の有無などのうちの少なくとも1つを挙げることができる。また、支援システムとしては、車線逸脱警報(LDA:Lane Departure Alert)システムや、アンチロックブレーキシステム(ABS:Anti-lock Brake System)、トラクションコントロール(TRC:TRaction Control)システム、横滑り防止(ESC:Electronic Stability Control)システムなどのうちの少なくとも1つを挙げることができる。
車両50の周囲の情報を検出するセンサとしては、例えば、カメラやレーダ、ライダー(Lidar:Light Detection and Ranging)などのうちの少なくとも1つを挙げることができる。
ECU53は、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートなどを備える。このECU53は、ハードウェアとソフトウェアとの協働による機能ブロックとして、データ取得部54と、データ送信部55とを備える。データ取得部54は、GPS装置51からの車両50の位置情報や、検出装置52からの車両50の挙動情報を取得する。データ送信部55は、データ取得部54が取得した車両50の位置情報および挙動情報を車両情報として無線によりサーバ20に送信する。
サーバ20は、演算処理部21と、記憶装置30とを備える。演算処理部21は、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートなどを備える。この演算処理部21は、ハードウェアとソフトウェアとの協働による機能ブロックとして、データ取得部22と、道路状態推定部23と、表示処理部24とを有する。データ取得部22、道路状態推定部23、表示処理部24は、それぞれ、記憶装置30とデータのやりとりを行なう。
データ取得部22は、複数の車両50からの車両情報を無線により取得して記憶装置30に記憶させる。道路状態推定部23は、複数の車両50からの車両情報に基づいて、各道路区間の道路状態を推定し、道路区間と道路状態とを関連付けて道路状態データベースを作成(更新)して記憶装置30に記憶させる。ここで、各道路区間は、例えば、数十cm〜数m程度の区間として設定される。表示処理部24は、地図情報および道路状態データベースに基づいて、端末装置40のディスプレイ43に表示させる表示地図(表示範囲の地図)の道路に道路状態に関する状態画像(状態情報)を付与し、このデータを端末装置40のコンピュータ41に送信してディスプレイ43に表示させる。
記憶装置30は、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)などとして構成されている。この記憶装置30には、演算処理部21の動作に必要な各種情報が記憶されている。記憶装置30に記憶されている情報としては、例えば、地図情報や、データ取得部22が取得した複数の車両50の車両情報、道路状態推定部23が作成した道路状態データベースなどを挙げることができる。
端末装置40は、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット端末などとして構成されており、コンピュータ41と、コンピュータ41に接続された入力装置42や表示装置としてのディスプレイ43とを備える。コンピュータ41は、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、記憶装置(ハードディスクやSSD)、入出力ポート、通信ポートなどを備える。入力装置42としては、例えば、マウスやキーボード、タッチパネルなどを挙げることができる。
次に、こうして構成された実施例のサーバ20の動作、特に、道路状態推定部23や表示処理部24の動作について説明する。最初に、道路状態推定部23の動作について説明する。図2は、道路状態推定部23により実行される道路状態推定処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、定期的に(例えば、各日や各週、各月など)実行される。
図2の道路状態推定処理が実行されると、道路状態推定部23は、最初に、道路状態の推定が所望される推定所望範囲の道路の各道路区間のうち対象区間に未だ設定していない1つの道路区間を対象区間に設定する(ステップS100)。ここで、推定所望範囲は、ユーザの所望する範囲(例えば、都道府県範囲や市町村範囲など)により定められる。
続いて、対象期間に対象区間を走行した車両50の走行台数(以下、「対象台数」という)Nvを入力する(ステップS110)。ここで、対象期間としては、例えば、1日や1週間、1月などが用いられる。この対象期間は、本ルーチンの実行周期と同一であってもよいし、異なってもよい。対象台数Nvは、図示しないカウント処理により、複数の車両50からの車両情報に基づいて演算(カウント)された値が入力される。カウント処理は、道路状態推定部23により適宜実行される。
そして、対象台数Nvを閾値Nvrefと比較する(ステップS120)。ここで、閾値Nvrefは、対象区間の道路状態をある程度精度よく推定可能であるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、数台〜10台程度が用いられる。
ステップS120で対象台数Nvが閾値Nvref未満のときには、対象区間の道路状態を推定することなく(ステップS130)、推定所望範囲の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定する(ステップS190)。そして、推定所望範囲の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS100に戻る。
ステップS120で対象台数Nvが閾値Nvref以上のときには、対象期間に対象区間を走行した全車両50(以下、「対象全車両」という)の対象区間の平均車輪速変動率(車輪速の単位時間当たりの変動量の平均値)ΔVaや最大車輪速変動率(車輪速の単位時間当たりの変動量の最大値)ΔVmを入力する(ステップS140)。ここで、対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVmは、図3のサブ処理により設定された値が入力される。図3のサブ処理は、道路状態推定部23により適宜実行される。以下、図2の道路状態推定処理の説明を中断し、図3のサブ処理について説明する。
図3のサブ処理が実行されると、道路状態推定部23は、最初に、対象期間に対象区間を走行した各車両50(以下、「対象各車両」という)について、対象区間の各地点(微小区間)に対して、最大車輪速変動率ΔVw1[i,k](i:各車両50に対応する変数、k:各地点に対応する変数)を設定する(ステップS200)。詳細には、自動四輪車両として構成された車両50については、対象区間の各地点に対して、左前輪、右前輪、左後輪、右後輪の各車輪速変動率のうちの最大値を最大車輪速変動率ΔVw1[i,k]に設定する。また、自動二輪車両として構成された車両50については、対象区間の各地点に対して、前輪、後輪の各車輪速変動率のうちの最大値を最大車輪速変動率ΔVw1[i,k]に設定する。
続いて、対象各車両について、対象区間の各地点の最大車輪速変動率ΔVw1[i,k]に基づいて、対象区間(全体)の平均車輪速変動率ΔVw2[i]を演算する(ステップS210)。そして、対象各車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVw2[i]に基づいて、対象全車両50の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaを演算する(ステップS220)。
続いて、対象各車両について、対象区間の各地点の最大車輪速変動率ΔVw1[i,k]のうちの最大値を、対象区間(全体)の最大車輪速変動率ΔVw3[i]に設定する(ステップS230)。そして、対象各車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVw3[i]のうちの最大値を、対象全車両50の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmに設定して(ステップS240)、図3のサブ処理を終了する。なお、対象全車両50の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVmの設定方法は、これに限定されるものではない。
図2の道路状態推定処理の説明に戻る。ステップS140で対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVmを入力すると、対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaを閾値ΔVarefと比較すると共に(ステップS150)、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを閾値ΔVarefよりも大きい閾値ΔVmrefと比較する(ステップS160)。ここで、閾値ΔVarefや閾値ΔVmrefは、対象区間の道路状態が正常であるか異常であるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、実験や解析により予め定められる。実施例では、道路状態の異常として、路面の荒れ(陥没や轍、ひび割れ、剥がれなど)や、ポットホール(路面の荒れに比して局所的な凹凸や穴)を考えるものとした。
ここで、ステップS150の処理について説明する。路面の荒れが生じている道路区間を各車両50が走行すると、その影響により、各車両50の各車輪の車輪速が変動しやすくなり、車輪速変動率が大きくなると考えられる。実施例では、これを考慮して、ステップS150の処理で、対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaを閾値ΔVarefと比較するものとした。
また、ステップS160の処理について説明する。一般に、ポットホールは、道路幅や車両幅に比して十分に小さいことから、ポットホールが存在する道路区間を各車両50が走行する場合、ポットホールの影響を受けない車両50がある程度の割合で存在すると考えられる。このため、対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaを用いると、ポットホールの影響を受けていない車両50の車輪速変動率の影響により、ポットホールを検出することができない可能性がある。これに対して、ポットホールの影響を受けた車両50の車輪速変動率と、ポットホールの影響を受けていない車両50の車輪速変動率と、の差は十分に大きくなる(ポットホール以外の路面の荒れの影響を受けた車両50の車輪速変動率と、路面の荒れの影響を受けていない車両50の車輪速変動率と、の差よりも大きくなる)と考えられる。実施例では、これらを考慮して、ステップS160の処理で、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを閾値ΔVarefと比較するものとした。
ステップS150で対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaが閾値ΔVaref未満で、且つ、ステップS160で対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref未満のときには、対象区間の道路状態が正常であると推定する(ステップS170)。一方、ステップS150で対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaが閾値ΔVaref以上のときや、ステップS160で対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref以上のときには、対象区間の道路状態が異常であると推定する(ステップS180)。
そして、推定所望範囲の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定し(ステップS190)、推定所望範囲の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS100に戻る。
ステップS100〜S190の処理を繰り返し実行して、ステップS190で推定所望範囲の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであると判定すると、図2の状態推定処理を終了する。こうして状態推定処理を終了すると、道路区間と道路状態とを関連付けて道路状態データベースを作成(更新)して記憶装置30に記憶させる。
こうした図2の道路状態推定処理の実行により、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち、道路状態が正常の道路区間である正常区間、および、道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出することができる。
次に、表示処理部24の動作について説明する。図4は、表示処理部24により実行される状態画像付与処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ユーザによる入力装置42の操作に応じてディスプレイ43に表示地図(表示範囲の地図)を表示させる際に実行される。なお、表示地図は、表示縮尺や、ユーザの所望する表示地域や表示地区などにより定められる。
図4の状態画像付与処理が実行されると、表示処理部24は、最初に、表示地図の各道路区間のうち対象区間に未だ設定していない1つの道路区間を対象区間に設定する(ステップS300)。続いて、対象区間の道路状態の推定結果があるか否かを判定する(ステップS310)。この処理は、道路状態データベースを調べることにより行なわれる。対象区間の道路状態の推定結果がないと判定したときには、表示地図の道路の対象区間に道路状態に関する状態画像(状態情報)を付与することなく(ステップS340)、表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定する(ステップS390)。そして、表示地図の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS300に戻る。
ステップS310で対象区間の道路状態の推定結果があると判定したときには、対象区間の道路状態を入力し(ステップS320)、対象区間の道路状態が正常であるか異常であるか(対象区間が正常区間であるか異常区間であるか)を判定する(ステップS330)。そして、対象区間の道路状態が正常である(対象区間が正常区間である)と判定したときには、表示地図の道路の対象区間に状態画像を付与することなく(ステップS340)、表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定し(ステップS390)、表示地図の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS300に戻る。
ステップS330で対象区間の道路状態が異常である(対象区間が異常区間である)と判定したときには、対象区間を含む異常区間の連続区間数Nasを入力し(ステップS350)、入力した異常区間の連続区間数Nasを閾値Nasrefと比較する(ステップS360)。ここで、閾値Nasrefは、道路の保守(例えば、道路の補修など)に要する期間が所定期間(例えば、1日や2日など)以内であるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、例えば、4〜6程度が用いられる。ステップS360の処理は、対象区間が、異常区間の連続区間数Nasが閾値Nasref未満の少区間異常部分と、異常区間の連続区間数Nasが閾値Nasref以上の多区間異常部分と、のうちの何れに含まれるかを判定する処理である。
ステップS360で異常区間の連続区間数Nasが閾値Nasref未満のときには、対象区間が少区間異常部分に含まれると判断し、表示地図の道路の対象区間に状態画像としてドットを付与する(ステップS370)。一方、異常区間の連続区間数Nasが閾値Nasref以上のときには、対象区間が多区間異常部分に含まれると判断し、表示地図の道路の対象区間に状態画像としてラインを付与する(ステップS380)。ここで、対象区間のラインは、対象区間の開始地点から終了地点まで連続するものとした。そして、表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定し(ステップS390)、表示地図の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS300に戻る。
ステップS300〜S390の処理を繰り返し実行して、ステップS390で表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであると判定すると、図4の状態画像付与処理を終了する。このようにして図4の状態画像付与処理を実行しながら、表示地図と各道路区間の状態画像とを端末装置40のコンピュータ41に送信してディスプレイ43に表示させる。
こうした図4の状態画像付与処理の実行により、表示地図の道路のうち、少区間異常部分についてはドットを付与し、多区間異常部分についてはラインを付与することになる。上述したように、対象区間のラインは、対象区間の開始地点から終了地点まで連続するものとしたから、多区間異常部分については、その全体に亘ってラインが連続することになる。
図5は、ディスプレイ43の表示画像の一例の示す説明図である。図中、ドット(黒丸印)を付与した部分は、少区間異常部分を示し、ライン(太実線)を付与した部分は、多区間異常部分を示す。ディスプレイ43の表示画像を図5のようにすることにより、ユーザ(例えば、役所の担当者など)は、道路の保守(例えば、道路の補修など)に要する期間が互いに異なる2つの部分(少区間異常部分、多区間異常部分)があることを容易に認識することができる。この結果、ユーザが、道路の保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。例えば、保守計画として、少区間異常部分については例えば日単位で計画を立案し、多区間異常部分については例えば月単位や年単位で計画を立案することができる。
以上説明した実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、複数の車両50からの車両情報に基づいて、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち正常区間および異常区間を検出する。そして、表示地図の道路のうち、少区間異常部分についてはドットを付与し、多区間異常部分についてはラインを付与する。これにより、ユーザが、道路の保守に要する期間が互いに異なる2つの部分(少区間異常部分、多区間異常部分)があることを容易に認識することができる。この結果、ユーザが、道路の保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。
また、実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、複数の車両50からの車両情報に基づいて、推定所望範囲の道路の各道路区間の道路状態を推定する。これにより、推定所望範囲の道路の各道路区間の道路状態を推定するのに専用の人員や車両を用いるものに比して、この推定をより容易に且つより低コストで行なうことができる。しかも、このサーバ20では、サーバ20に車両情報を送信する車両50の数が増加するにつれて、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち、対象期間に走行した車両50の走行台数Nvが閾値Nvref未満の道路区間、即ち、道路状態を推定しない道路区間を少なくすることができる。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示地図の道路のうち、少区間異常部分については、状態画像としてドットを付与し、多区間異常部分については、状態画像としてラインを付与するものとした。しかし、これに限定されるものではなく、表示地図の道路のうち、少区間異常部分と多区間異常部分とで色や形状が異なる状態画像を付与するものであればよい。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、図4の状態画像付与処理を実行するものとしたが、これに代えて、図6の状態画像付与処理を実行するものとしてもよい。図6の状態画像付与処理は、ステップS400〜S440の処理を追加した点を除いて、図4の状態画像付与処理と同一である。したがって、重複する説明を回避するために、図6の状態画像付与処理のうち図4の状態画像付与処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図6の状態画像付与処理では、表示処理部24は、ステップS390で表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであると判定すると、表示地図の各道路区間のうち第2対象区間に未だ設定していない1つの道路区間を第2対象区間に設定する(ステップS400)。
続いて、第2対象区間が中間部分に含まれるか否かを判定する(ステップS410)。ここで、中間部分は、2つの多区間異常部分に挟まれ且つ上述の閾値Nasrefよりも少ない閾値Nasref2以下の道路区間全体を意味する。この変形例では、閾値Nasref2として、1が用いられるものとした。第2対象区間が中間部分に含まれないと判定したときには、表示地図の道路の全ての道路区間を第2対象区間に設定済みであるか否かを判定する(ステップS440)。そして、表示地図の道路の一部の道路区間を第2対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS400に戻る。
ステップS410で第2対象区間が中間部分に含まれると判定したときには、所定条件が成立しているか否かを判定する(ステップS420)。ここで、所定条件としては、例えば、第2対象区間の道路状態の推定に用いるデータ(例えば、平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVm)の欠損などにより第2対象区間の道路状態を推定できなかった推定不可条件や、中間部分と中間部分を挟む2つの多区間異常部分との一連の道路の保守が要求される一連保守条件などを挙げることができる。一連保守条件としては、中間部分を挟む2つの多区間異常部分のうちの少なくとも一方の多区間異常部分の連続区間数Nasが上述の閾値Nasrefよりも多い閾値Nasref3以上である条件を挙げることができる。閾値Nasref3としては、例えば、7〜10程度が用いられる。
ステップS420で所定条件が成立していないと判定したときには、表示地図の道路の全ての道路区間を第2対象区間に設定済みであるか否かを判定し(ステップS440)、表示地図の道路の一部の道路区間を第2対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS400に戻る。
ステップS420で所定条件が成立していると判定したときには、表示地図の道路の第2対象区間に状態画像としてラインを付与し(ステップS430)、表示地図の道路の全ての道路区間を第2対象区間に設定済みであるか否かを判定し(ステップS440)、表示地図の道路の一部の道路区間を第2対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS400に戻る。
ステップS400〜S440の処理を繰り返し実行して、ステップS440で表示地図の道路の全ての道路区間を第2対象区間に設定済みであると判定すると、図6の状態画像付与処理を終了する。こうした図6の状態画像付与処理の実行により、表示地図の道路のうち、中間部分について、所定条件が成立するときには、中間部分およびこの中間部分を挟む2つの多区間異常部分の全体に亘ってラインが連続することになる。これにより、ユーザは、この情報に基づいて道路の保守計画の立案などを行なうことができる。
この変形例では、閾値Nasref2として、1が用いられるものとした。しかし、閾値Nasref2として、2や3程度が用いられるものとしてもよい。この場合、1つの中間部分に複数の道路区間が含まれることがある。1つの中間部分に複数の道路区間が含まれるときには、その全ての道路区間について、ラインを付与するか付与しないかを統一するのが好ましい。例えば、1つの中間部分に含まれる複数の道路区間の全てについて所定条件が成立するときには、その全ての道路区間にラインを付与し、1つの中間部分に含まれる複数の道路区間のうちの少なくとも1つについて所定条件が成立しないときには、その全ての道路区間にラインを付与しないものとしてもよい。
図7は、ディスプレイ43の表示画像の一例の示す説明図である。図7の上図は、図5と同一であり、図7の下図は、図6の状態画像付与処理のステップS400〜S440の処理を実行した後のディスプレイ43の表示画像の一例を示す。ステップS400〜S440の処理により、図7の破線で囲んだ部分が変更される。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、図4の状態画像付与処理を実行するものとしたが、これに代えて、図8の状態画像付与処理を実行するものとしてもよい。図8の状態画像付与処理は、ステップS500〜S540の処理を追加した点を除いて、図4の状態画像付与処理と同一である。したがって、重複する説明を回避するために、図8の状態画像付与処理のうち図4の状態画像付与処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図8の状態画像付与処理では、表示処理部24は、ステップS390で表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであると判定すると、表示地図の各街区のうち対象街区に未だ設定していない1つの街区を対象街区に設定する(ステップS500)。続いて、対象街区の異常区間割合Raを入力する(ステップS510)。ここで、対象街区の異常区間割合Raは、対象街区内の、全道路区間に対する異常区間の割合として演算された値が入力される。
こうして対象街区の異常区間割合Raを入力すると、入力した対象街区の異常区間割合Raを閾値Rarefと比較する(ステップS520)。ここで、閾値Rarefとしては、例えば、0.6〜0.8程度が用いられる。対象街区の異常区間割合Raが閾値Raref未満のときには、表示地図の全ての街区を対象街区に設定済みであるか否かを判定する(ステップS540)。そして、表示地図の各街区のうち一部の街区を対象街区に未設定であると判定したときには、ステップS500に戻る。
ステップS520で対象街区の異常区間割合Raが閾値Raref以上のときには、対象街区を色づけし(ステップS530)、表示地図の全ての街区を対象街区に設定済みであるか否かを判定し(ステップS540)、表示地図の各街区のうち一部の街区を対象街区に未設定であると判定したときには、ステップS500に戻る。
ステップS500〜S540の処理を繰り返し実行して、ステップS540で表示地図の全ての街区を対象街区に設定済みであると判定すると、図8の状態画像付与処理を終了する。こうした図4の状態画像付与処理のステップS500〜S540の処理により、ユーザが、異常感割合Raが大きい街区を認識することができる。この結果、ユーザが、その街区をまとめて保守するなどの、道路の保守計画の立案などに用いることができる。
この変形例では、対象街区の異常区間割合Raが閾値Raref以上のときには、対象街区を色づけするものとした。しかし、対象街区をドットやラインとは異なる表示態様で表示するものであればよい。また、対象街区内の全道路区間に、色づけを行なうなど、ドットやラインとは異なる状態画像を付与するものとしてもよい。
また、この変形例では、表示地図の街区単位で色づけを行なうか否かを判定するものとした。しかし、街区単位に代えて、地区単位などとしてもよい。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示地図の道路のうち、少区間異常部分についてはドットを付与し、多区間異常部分についてはラインを付与するものとした。しかし、ドットやラインに、道路状態の詳細な種別や保守の状況などを文字や図柄などで加えて付与するものとしてもよい。道路状態の詳細な種別としては、例えば、路面の荒れやポットホールなどを挙げることができる。なお、路面の荒れに代えて、より詳細に、陥没や轍、ひび割れ、剥がれなどとしてもよい。また、保守の状況としては、例えば、未着手、工事(補修)の発注済、工事中、工事完了などを挙げることができる。なお、道路状態の詳細な種別は、例えば、パトロールカーでの確認結果や付近の住民からの通報結果に基づいてユーザ(例えば、役所の担当者など)により設定される。また、保守の状況は、例えば、ユーザや工事業者により設定される。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、道路状態推定部23は、図2の道路状態推定処理の実行により、推定所望範囲の道路の各道路区間について、複数の車両50の平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVmに基づいて道路状態を推定するものとした。しかし、複数の車両50の車速や前後加速度、横加速度、ヨーレート、ヨー角、ロール角、ピッチ角、タイヤのスリップ率などのうちの少なくとも1つの単位時間当たりの変動量の平均値や最大値に基づいて道路状態を推定するものとしてもよい。また、複数の車両50のカメラによる撮影画像に基づいて道路状態を推定するものとしてもよい。さらに、走行した車両50の台数に対する回避挙動を行なった車両50の割合である回避挙動割合に基づいて道路状態を推定するものとしてもよい。加えて、これらを適宜組み合わせて道路状態を推定するものとしてもよい。なお、回避挙動としては、例えば、車両50が元の走行車線からセンターラインや車両境界線を一時的に跨いで(車線変更を含む)その後に元の走行車線に戻った挙動や、車両50が方向指示器を操作されることなくセンターラインや車両境界線を跨いだ挙動、車両50が急減速や急停止した挙動などを挙げることができる。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示地図の道路のうち、道路状態の推定結果がない道路区間、および、正常区間については、状態画像を付与しないものとした。しかし、表示地図の道路のうち、正常区間については、少区間異常部分や多区間異常部分とは色や形状が異なる状態画像を付与するものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、正常区間と、少区間異常部分と、多区間異常部分と、道路状態の推定結果がない道路区間と、を容易に判別することができる。
実施例では、本発明を、表示地図の道路に状態情報を付与して端末装置40のディスプレイ43に表示させる表示処理装置としてのサーバ20の形態や、表示地図の道路に状態情報を付与して端末装置40のディスプレイ43に表示させる表示方法の形態に適用するものとしたが、サーバ20を表示処理装置として機能させるためのプログラムの形態に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、道路状態推定部23が「道路状態検出部」に相当し、表示処理部24が「表示処理部」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、表示処理装置、表示処理方法、プログラムの製造産業などに利用可能である。
10 表示システム、20 サーバ、21 演算処理部、22 データ取得部、23 道路状態推定部、24 表示処理部、30 記憶装置、40 端末装置、41 コンピュータ、42 入力装置、43 ディスプレイ、50 車両、51 GPS装置、52 検出装置、53 ECU、54 データ取得部、55 データ送信部。

Claims (8)

  1. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
    複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出する道路状態検出部と、
    前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
    を備え
    前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、2つの前記多区間異常部分に挟まれ且つ前記所定数よりも少ない第2所定数以下の道路区間である中間部分については、所定条件が成立しているときに、前記2つの多区間異常部分と共に前記第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させ、
    前記所定条件は、前記中間部分の道路状態を推定できない推定不可条件を含む、
    表示処理装置。
  2. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
    複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出する道路状態検出部と、
    前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
    を備え
    前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、2つの前記多区間異常部分に挟まれ且つ前記所定数よりも少ない第2所定数以下の道路区間である中間部分については、所定条件が成立しているときに、前記2つの多区間異常部分と共に前記第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させ、
    前記所定条件は、前記中間部分と前記2つの多区間異常部分との一連の道路の保守が要求される一連保守条件を含む、
    表示処理装置。
  3. 請求項記載の表示処理装置であって、
    前記一連保守条件は、前記2つの多区間異常部分のうちの少なくとも一方の連続区間数が前記所定数よりも多い第3所定数以上である条件を含む、
    表示処理装置。
  4. 請求項1ないし3のうちの何れか1つの請求項に記載の表示処理装置であって、
    前記表示処理部は、前記表示地図の各範囲のうち、前記範囲内の全道路区間に対する前記異常区間の割合が所定割合以上である高割合範囲については、前記高割合範囲を第3表示態様で前記表示装置に表示させる、または、前記高割合範囲内の全道路区間に第4表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる、
    表示処理装置。
  5. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を有し、
    前記ステップ(b)は、前記表示地図の道路のうち、2つの前記多区間異常部分に挟まれ且つ前記所定数よりも少ない第2所定数以下の道路区間である中間部分については、所定条件が成立しているときに、前記2つの多区間異常部分と共に前記第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させ、
    前記所定条件は、前記中間部分の道路状態を推定できない推定不可条件を含む、
    表示処理方法。
  6. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を有し、
    前記ステップ(b)は、前記表示地図の道路のうち、2つの前記多区間異常部分に挟まれ且つ前記所定数よりも少ない第2所定数以下の道路区間である中間部分については、所定条件が成立しているときに、前記2つの多区間異常部分と共に前記第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させ、
    前記所定条件は、前記中間部分と前記2つの多区間異常部分との一連の道路の保守が要求される一連保守条件を含む、
    表示処理方法。
  7. コンピュータを、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置として機能させるためのプログラムであって、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を有し、
    前記ステップ(b)は、前記表示地図の道路のうち、2つの前記多区間異常部分に挟まれ且つ前記所定数よりも少ない第2所定数以下の道路区間である中間部分については、所定条件が成立しているときに、前記2つの多区間異常部分と共に前記第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させ、
    前記所定条件は、前記中間部分の道路状態を推定できない推定不可条件を含む、
    プログラム。
  8. コンピュータを、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置として機能させるためのプログラムであって、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、各道路区間のうち道路状態が異常の道路区間である異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記異常区間の連続区間数が所定数未満の少区間異常部分については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記異常区間の連続区間数が前記所定数以上の多区間異常部分については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を有し、
    前記ステップ(b)は、前記表示地図の道路のうち、2つの前記多区間異常部分に挟まれ且つ前記所定数よりも少ない第2所定数以下の道路区間である中間部分については、所定条件が成立しているときに、前記2つの多区間異常部分と共に前記第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させ、
    前記所定条件は、前記中間部分と前記2つの多区間異常部分との一連の道路の保守が要求される一連保守条件を含む、
    プログラム。
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