JP2019070996A - 道路状態測定システム、情報処理装置および測定指示生成プログラム - Google Patents

道路状態測定システム、情報処理装置および測定指示生成プログラム Download PDF

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昌樹 高梨
三田 勝史
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Abstract

【課題】回線が圧迫されずに、複数の移動体と情報を交換できる道路状態測定システムを提供する。【解決手段】道路状態測定システムは、異なる場所に設置され、各設置場所から規定される所定領域内に存在する移動体10と無線通信可能な複数の中継器20と、移動体10において測定された道路の路面に関する測定情報を、中継器20を介して受信する送信部31と、受信した測定情報を用いて、路面状態、測定場所および測定時を関連付けたマップを生成するマップ生成部302と、生成されたマップに基づいて、移動体10に特定の場所を測定させるための測定指示を生成する指示生成部303と、特定の場所を所定領域内に含む中継器20にのみ、測定指示を送信する送信部31と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、道路状態測定システム、情報処理装置および測定指示生成プログラムに関する。
道路の補修等のために、道路の状態を確認する場合がある。道路の状態を確認するためには、たとえば、カメラ等を搭載した車両が、走行しながら道路を撮影する。たとえば、特許文献1記載の発明では、撮影された画像は、位置情報や時間情報と紐付けられ、情報処理装置に集約される。
特開2017−117323号公報
しかし、特許文献1記載の発明では、調査の担当者が実際に現場に赴く必要がある。限られた調査員により、広域の道路状況を確認するのは、時間的に困難である。そこで、調査の担当者が、現場に赴かず、現場に導入された多数の調査車両等の移動体に対して、情報処理装置から指示を出すことも考えられる。
しかし、たとえば、現場に導入された多数の移動体に対して、一斉に指示を送信し、指示に対する応答が移動体から情報処理装置に返信されると、伝送される情報が過多となってしまう。これでは回線が圧迫され、情報の伝送に支障が出る虞がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、回線が圧迫されずに、複数の移動体と情報を交換できる道路状態測定システム、情報処理装置および測定指示生成プログラムを提供することを目的とする。
道路状態測定システムは、異なる場所に設置され、各設置場所から規定される所定領域内に存在する移動体と無線通信可能な複数の中継器と、移動体において測定された道路の路面に関する測定情報を、中継器を介して受信する受信部と、受信部により受信した測定情報を用いて、路面状態、測定場所および測定時を関連付けたマップを生成するマップ生成部と、マップ生成部により生成されたマップに基づいて、移動体に特定の場所を測定させるための測定指示を生成する指示生成部と、特定の場所を所定領域内に含む中継器にのみ、測定指示を送信する送信部と、を有する。
マップを表示する表示部をさらに有し、指示生成部は、表示部に表示されるマップにおいて、特定の場所の指示をユーザから受け付けることによって、測定指示を生成する。
表示部は、測定情報に含まれる路面の画像を表示可能であり、表示部により路面の画像を表示した状態において、路面の劣化の度合いである重篤度の入力を受け付ける路面状態入力部を、さらに有する。
表示部は、重篤度および測定した時の少なくとも一方によりフィルタをかけてマップ上に表示し、指示生成部は、表示部がフィルタがかかったマップを表示した状態において、ユーザによる特定の場所の入力を受け付ける。
測定情報に含まれる路面の画像から、路面の劣化の度合いである重篤度を推定する路面推定部をさらに有する。
指示生成部は、重篤度から、測定情報に示される測定した場所を次に測定するまでの猶予時間を計算し、猶予時間が所定の閾値を下回ると、当該測定情報に示される測定した場所を移動体に測定させるための測定指示を生成する。
道路を取り巻く環境に関する環境情報に基づいて、測定した場所における劣化の進行度合いを示す係数を決定する係数決定部をさらに有し、指示生成部は、定期的に、係数を猶予時間に乗算し、猶予時間が所定の閾値に対して下回るか判断する。
中継器は、移動体を確認するカメラをさらに有し、確認した移動体に対して、指向性を持たせてビーコンを送信する。
移動体は、道路の路面を撮影するカメラと、自身の位置を特定する測位システムとを有する。
情報処理装置は、異なる場所に設置される中継器と通信可能な情報処理装置であって、移動体において測定された道路の路面に関する測定情報を、中継器を介して受信する受信部と、受信部により受信した測定情報を用いて、路面状態、測定場所および測定時を関連付けたマップを生成するマップ生成部と、マップ生成部により生成されたマップに基づいて、移動体に特定の場所を測定させるための測定指示を生成する指示生成部と、移動体と無線通信可能な所定領域内に特定の場所を含む中継器にのみ、測定指示を送信する送信部と、を有する。
測定指示生成プログラムは、異なる場所に設置される中継器と通信可能な情報処理装置に用いられる測定指示生成プログラムであって、移動体において測定された道路の路面に関する測定情報を、中継器を介して受信する通信工程と、通信工程により受信した測定情報を用いて、路面状態、測定場所および測定時を関連付けたマップを生成するマップ生成工程と、マップ生成工程により生成されたマップに基づいて、移動体に特定の場所を測定させるための測定指示を生成する指示生成工程と、移動体と無線通信可能な所定領域内に特定の場所を含む中継器にのみ、測定指示を送信する送信工程と、を情報処理装置に実行させる。
本発明によれば、測定させたい特定の場所を所定領域内に含む中継器にのみ測定指示を送信する。測定指示を受信した中継器のみが、移動体に対して、測定指示ビーコンを送信するので、必要のない中継器が測定指示ビーコンを発生することがなく、必要ない測定指示ビーコンに応答して、移動体が測定を行うことがない。つまり、不必要に移動体が測定を行い、データ量が多い測定結果を回線を通じて送信することがない。結果として、回線の圧迫が発生することを回避できる。回線が圧迫されて、他の情報の伝送に支障が出ることがない。
本実施形態に係る道路状態測定システムの概略図である。 移動体のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 中継器のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態の情報処理装置の電気系要部構成を示すブロック図である。 路面状態を受け付ける画面の一例を示す図である。 生成されたマップの一例を示す図である。 フィルタリングされたマップの一例を示す図である。 情報処理装置による測定指示生成処理の流れを示すフローチャートである。 中継器の測定指示中継処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態に係る情報処理装置の電気系要部構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係る情報処理装置による測定指示生成処理の流れを示すフローチャートである。 測定した場所毎の猶予時間を示す概念図である。 測定場所毎の係数を示す概念図である。 第2実施形態に係る情報処理装置による測定指示生成処理の流れを示すフローチャートである。 係数により更新された猶予時間を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係る道路状態測定システムの概略図である。
道路状態測定システム1は、移動体10と通信可能な複数の中継器20と、中継器20と通信可能な情報処理装置30とを備える。
移動体10は、道路上を移動可能な車両であり、たとえば自動車である。移動体10は、道路を測定する専用の車両であってもよいし、汎用の車両であってもよい。移動体10は、道路を測定するための測定部11を備える。測定部11は、道路の状態を測定できるものであれば何でもよい。測定部11は、たとえば、道路の画像を取得するカメラや、道路の凹凸や形状を検出するレーザ変位計である。本実施形態では、測定部11はカメラである例について説明する。移動体10は、後述する指令に従って、道路を走行し、路面の画像を撮影する。
中継器20は、移動体10および情報処理装置30間のデータ伝送を中継する。中継器20は、複数存在し、異なる場所に設置される。各中継器20は、設置されている各場所から規定される所定領域29内に存在する移動体10と無線通信可能である。所定領域29とは、中継器20が移動体10と安定的に通信可能な射程範囲である。中継器20は、情報処理装置30からの測定指示を受信すると、所定領域29内の全ての移動体10に対して、測定指示ビーコン(信号)を送信する。また、中継器20は、測定指示に応答して、所定領域29内の移動体10が測定した測定結果(路面の画像)を受信し、情報処理装置30に送信する。
情報処理装置30は、移動体10に測定を指示するための測定指示を生成して、中継器20に測定指示を送信する。また、情報処理装置30は、測定指示に応じた測定結果を中継器20から受信する。情報処理装置30は、受信した測定結果から、道路状態を管理する。
次に、移動体10、中継器20および情報処理装置30のハードウェア構成の一例について説明する。
図2は移動体のハードウェア構成の一例を示す図、図3は中継器のハードウェア構成の一例を示す図、図4は情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図2に示すように、移動体10は、カメラ11、GPS(Global Positioning System)受信機12、通信インタフェース13、記憶部14およびCPU15を有する。カメラ11は、撮像素子を備え、路面の画像を撮影する。GPS受信機12は、衛星からの信号を受信することにより、自身の位置を特定する。また、GPS受信機12は、衛星からの信号により現在時刻も特定する。通信インタフェース13は、中継器20からの指令を受信したり、中継器20へデータを送信したりするためのインタフェースである。中継器20へ送信するデータは、たとえば、カメラ11で撮影した画像に、画像を撮影した場所(測定場所)および撮影した時間(測定時)を関連付けたデータである。記憶部14は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、不揮発性メモリ等の各種記憶媒体を含む。不揮発性メモリは、移動体10の電源をオフにしてもデータ内容が保持されるメモリであり、撮影した画像等が記憶される。CPU15は、ROMからプログラムを読み出し、RAMをワークエリアとしてプログラムを実行する。
図3に示すように、中継器20は、通信インタフェース21、記憶部22、カメラ23およびCPU24を備える。通信インタフェース21は、移動体10および情報処理装置30と通信するためのインタフェースである。記憶部22は、ROM、RAM、不揮発性メモリ等の各種記憶媒体を含む。不揮発性メモリは、中継器20の電源をオフにしてもデータ内容が保持されるメモリであり、情報処理装置30からの指令や撮影した画像等が記憶される。カメラ23は、撮像素子を備え、通信可能な移動体10を確認する。CPU24は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。CPU24は、ROMからプログラムを読み出し、RAMをワークエリアとしてプログラムを実行する。
図4に示すように、情報処理装置30は、通信インタフェース31、記憶部32、表示部33、入力部34およびCPU35を備える。通信インタフェース31は、送信部および受信部として、中継器20と通信するためのインタフェースである。なお、情報処理装置30は、各中継器20と有線で接続されていてもよいし、あるいは、無線で情報の伝送を行ってもよい。
記憶部32は、ROM、RAM、不揮発性メモリ等の各種記憶媒体を含む。不揮発性メモリは、情報処理装置30の電源をオフにしてもデータ内容が保持されるメモリであり、中継器20から受信したデータや、データに基づいて作成したマップ等が記憶される。また、記憶部32には、各中継器20が設置されている場所と、各設置場所から規定される所定領域29とを記憶している。所定領域29は、中継器20が移動体10と通信可能な領域、すなわち、中継器20から安定的に電波が届く範囲として規定されている。
表示部33は、たとえば液晶ディスプレイなどを備え、各種画面を表示する。
入力部34は、マウスおよびキーボードなどを備えたものであり、各種の必要なデータおよびユーザによる種々の設定入力を受け付ける。また、入力部34は、タッチパネルを構成する表示部33と兼用してもよい。
次に、本実施形態の情報処理装置30の電気系要部構成について説明する。
図5は、第1実施形態の情報処理装置の電気系要部構成を示すブロック図である。図6は、路面状態を受け付ける画面の一例を示す図である。図7は、生成されたマップの一例を示す図である。図8は、フィルタリングされたマップの一例を示す図である。
図5に示すように、電気系要部構成として、情報処理装置30は、路面状態受付部301、マップ生成部302および指示生成部303を有する。各電気系要部構成は、CPU35がROM22に記憶された情報処理プログラムを読み出すことで実現される。
路面状態受付部301は、移動体10において撮影した画像(測定結果)を中継器20を介して受信した後、ユーザから路面状態についての判断結果を受け付ける。判断結果の受付は、たとえば、表示部33に表示された画面に従って、入力部34によりユーザに入力されることにより実現できる。この場合、たとえば、図6に示すような画面が表示部33に表示される。表示部33は、道路の各場所A〜Fにおいて、移動体10が撮影した画像をそれぞれ示す。各場所A〜Fの画像の傍には、それぞれ、たとえばプルダウンメニューが設けられる。ユーザは、画像から路面状態を判断して、マウス等の入力部34により、プルダウンメニューから適切な状態を選択する。図6に示す例では、場所A〜Cの路面状態はすでに判断されている。場所Bでは、画面中に先行車両が映り込んでしまい、路面の判定ができないため、判定不能となっている。場所Dにおいては、まだ路面状態が選択されておらず、ユーザは、プルダウンメニューから、「亀裂なし」、「亀裂小」、「亀裂中」、「亀裂大」、「判定不能」のいずれか一つを選択できる。「亀裂なし」、「亀裂小」、「亀裂中」、「亀裂大」は路面の劣化の度合いである重篤度を示し、「亀裂大」が最も重篤度が高く、「亀裂なし」が最も重篤度が低いことを示す。なお、本実施形態では、路面状態として、亀裂を判断する例について説明するが、これに限定されない。たとえば、路面の起伏および陥没などの凹凸等についても、路面状態として入力可能である。場所E、Fについても、場所Dと同様にプルダウンメニューからの選択により、路面状態の入力が受け付けられる。また、各場所A〜Fの画像の傍には、画像が撮影された撮影日(時間t1〜t6)も表示される。
マップ生成部302は、予め記憶部32に記憶されている道路情報に、中継器20から受信した画像および路面状態受付部301により受け付けた路面状態を反映して、マップを生成する。具体的には、中継器20から受信した画像には撮影された場所を示す位置情報および撮影日(時間)が付加されているので、マップ生成部302は、位置情報に基づいて画像を道路情報に関連付ける。さらに、マップ生成部302は、路面状態受付部301により受け付けた路面状態も、対応するマップの場所に反映する。これにより、図7に示すようなマップが生成される。図7に示すマップでは、各場所の路面状態と、当該路面状態が測定された日付が示される。図7に示すマップは、表示部33に表示可能である。選択的に、図7に図6に示すような画像も併せて表示してもよい。
マップ生成部302は、さらに、路面状態の重篤度および撮影日の少なくとも一方に基づいてフィルタリングしたマップを生成することもできる。たとえば、重篤度については「亀裂中」以上、「亀裂小」以下、または「全て」といった具合に、フィルタを決定できる。また、たとえば、撮影日については、撮影から「1年以上経過」、「3ヶ月未満」、または「全て」といった具合に、フィルタを決定できる。具体例として、たとえば、重篤度として、「亀裂中」以上、撮影日として、「1年以上経過」が選択された場合、マップ生成部302は、2つの条件をいずれも満たす測定結果だけをマップに残し、他の測定結果はマップに示さない。この結果、たとえば、図8に示すように、フィルタリングされた画像を、表示部33に表示できる。
指示生成部303は、表示部33に表示されるマップにおいて、ユーザから測定したい道路の特定の場所の指示を受け付けることによって、測定指示を生成する。以下では、測定指示に含まれる特定の場所を、測定場所と呼ぶ。たとえば、図7において、場所Bの路面状態は判定不能なので、ユーザは、測定場所として、場所Bを選択し、再測定を指示できる。あるいは、ユーザは、全ての場所の路面状態が分かる場合でも、まだ測定されていない場所や、1年以上測定されていない場所等の測定されてからの時間が長い場所を、測定場所として指示できる。測定場所の指示を受け付けると、指示生成部303は、測定場所を移動体10に測定するように指示する測定指示を生成する。
次に、情報処理装置30および中継器20の作用について説明する。まず情報処理装置30の作用について説明する。
図9は、情報処理装置による測定指示生成処理の流れを示すフローチャートである。測定指示生成処理は、CPU35が記憶部32からプログラムを読み込むことによって実行される。
CPU35は、測定指示を生成する(ステップS101)。測定指示は、たとえば、初めて、道路の状態を測定する場合であれば、ユーザが、何の測定結果も示されていない道路情報(マップ)を参照して、移動体10に測定させたい測定場所を指定することによって生成される。この場合、測定指示は、移動体10に対して、測定場所を測定させる命令を含む。また、上述のように、ユーザが図7に示すマップを参照して、測定場所を指定する場合、測定指示は、移動体に対して、指定した測定場所を測定させる命令を含む。
CPU35は、生成した測定指示を中継器20に送信する(ステップS102)。ここで、CPU35は、記憶部32に記憶されている各中継器20が移動体10と通信可能な所定領域29を参照し、測定場所を所定領域29内にカバーする中継器20を特定し、特定した中継器20のみに測定指示を送信する。したがって、たとえば、測定したい場所が一ヶ所だけの場合、一つの中継器20にのみ測定指示が送信される。複数の中継器20が測定場所を所定領域29内にカバーする場合、測定場所に最も近い中継器20にのみ測定指示が送信される。測定指示は、中継器20を介して移動体10に送信され、移動体10において測定(路面の画像が撮影)される。移動体10の測定結果は、中継器20を介して、情報処理装置30に送信される。
CPU35は、中継器20から移動体10の測定結果を受信する(ステップS103)。
CPU35は、ユーザによる路面状態の入力を受け付ける(ステップS104)。この受付は、上述の通り、図6に示すような画面により行う。
CPU35は、ステップS103において受信した測定結果およびステップS104におけるユーザの入力結果に基づいて、マップを生成し(ステップS105)、表示部33にマップを表示する(ステップS106)。生成されたマップは、上述の通り、図7に示すように画面に表示される。
CPU35は、ユーザからのフィルタの指定を受け付ける(ステップS107)。ユーザは、路面状態の重篤度および撮影日の少なくとも一方をフィルタとして指定することにより、マップをフィルタリングできる。フィルタリングされたマップは、上述の通り、図8に示されるように画面に表示される。
CPU35は、ユーザによる追加の測定の指示を受け付ける(ステップS108)。ユーザは、表示部33に表示されたマップを参照して、適宜必要な場所や、さらに測定したい測定場所があれば、入力部34により指定できる。
CPU35は、追加の測定の指示があるかどうか判断する(ステップS109)。追加の測定の指示がある場合(ステップS109:YES)、CPU35は、ステップS101からの処理を繰り返す。追加の測定の指示がない場合(ステップS109:NO)、CPU35は、測定指示生成処理を終了する。
次に、中継器20の作用について説明する。
図10は、中継器の測定指示中継処理の流れを示すフローチャートである。測定指示中継は、CPU24が記憶部22からプログラムを読み込むことによって実行される。
CPU24は、情報処理装置30から測定指示を受信する(ステップS201)。
CPU24は、カメラ23により中継器20がカバーする所定領域29内の移動体10を確認する(ステップS202)。
CPU24は、確認した移動体10に向けて測定指示ビーコンの送信を開始する(ステップS203)。測定指示ビーコンは、ある程度の指向性を持ち移動体10に向けて送信される。したがって、測定場所に近い、あるいは測定場所に向かう移動体10に対して、選択的に測定場所を測定させる測定指示ビーコンを送信できる。測定指示ビーコンを受信した移動体10は、路面の測定を行い、測定結果を測定場所の情報および測定時の情報を付加して中継器20に送信する。本実施形態では、路面の測定は、路面の画像の撮影である。
CPU24は、測定結果の画像を受信し、測定場所を確認して、測定場所の全てについて測定結果が収集されたか判断する(ステップS204)。全ての測定場所における測定結果が収集されない場合(ステップS204:NO)、CPU24は、全ての測定場所における測定結果が収集されるまで待機する。
全ての測定場所における測定結果が得られた場合(ステップS204:YES)、CPU24は、測定指示ビーコンの送信を停止する(ステップS205)。CPU24は、収集した測定結果を情報処理装置30に送信して(ステップS206)、測定指示中継処理を終了する。
以上のように、第1実施形態に係る道路状態測定システムにおいては、電波が届く所定領域29内に測定場所をカバーする中継器20に対してのみ、測定指示を送信する。測定指示を受信した中継器20のみが、移動体10に対して、測定指示ビーコンを送信するので、必要のない中継器20が測定指示ビーコンを送信することがなく、必要ない測定指示ビーコンに応答して、移動体10が測定を行うことがない。つまり、不必要に移動体10が測定を行い、データ量が多い測定結果を回線を通じて送信することがない。結果として、回線の圧迫が発生することを回避できる。回線が圧迫されて、他の情報の伝送に支障が出ることがない。
また、測定場所から離れた遠隔地にある情報処理装置30により、道路の測定を指示し、測定結果を参照できる。したがって、ユーザがわざわざ現場に行く必要がなく、コストを低減できる。
また、図9のステップS106において、測定結果の全てを表示するだけでなく、ステップS107において、フィルタの指定を受け付けて、フィルタリングされたマップを表示することもできる。したがって、情報処理装置30は、測定結果で重篤度が高い場所や、長らく測定していない場所だけをユーザにマップ上で容易に確認させ、追加の測定場所の指示を受け付けられる。結果として、ユーザは、効率的に、追加の測定場所を判断し、指示できる。
また、中継器20は、移動体10の存在を確認して、測定場所に近い、あるいは測定場所に向かう移動体10に対して選択的に測定指示ビーコンを送信できる。したがって、状況に合わせて適応的に移動体10に測定を指示できる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、路面状態の入力を手動でユーザにより受け付けている。第2実施形態では、路面状態の判別を自動で実行する。また、第1実施形態では、測定指示の生成のためにはユーザによる指定が必ず必要である。第2実施形態では、第1実施形態の手動による受け付けに加えて、測定指示の一部をユーザの指示がなくても自動で生成する。
図11は、第2実施形態に係る情報処理装置の電気系要部構成を示すブロック図である。
図11に示すように、第2実施形態に係る情報処理装置30は、電気系要部構成として、路面推定部310、猶予時間計算部311、係数決定部312、マップ生成部302および指示生成部303を有する。各電気系要部構成は、CPU35がROM22に記憶された情報処理プログラムを読み出すことで実現される。マップ生成部302および指示生成部303については、第1実施形態とほぼ同じ作用なので、参照番号を同一とし、詳細な説明は省略する。
路面推定部310は、中継器20を介して受信した移動体10による測定結果から、路面の状態を推定する。たとえば、図6に示すような場所A〜場所Fの画像を測定結果として受信した場合、路面推定部310は、画像から路面状態を、「亀裂なし」、「亀裂小」、「亀裂中」、「亀裂大」、「判定不能」などに分類する。路面推定部310は、たとえば、第1実施形態によりユーザが判定した路面状態と入力された画像を教師データとして、機械学習することにより、画像から路面状態を自動で判別できる。
猶予時間計算部311は、路面推定部310が自動判別した路面状態(重篤度)に基づいて、次の測定までの目標となる猶予時間を計算する。猶予時間は、実際の時間ではなくても、基準となる閾値と比較できる値であれば良い。たとえば、路面推定部310が「亀裂大」と判定した場所については、補修の必要性が高いため、確認のために即座に再測定を行うことが好ましい。したがって、この場合、猶予時間計算部311は、閾値を下回り易いように、猶予時間を比較的小さい値とする。一方、「亀裂小」と判定された場所については、すぐに測定しなくても問題がないので、猶予時間計算部311は、猶予時間を比較的大きな値とする。このように、猶予時間計算部311は、路面の状態が悪いほど、猶予時間を短く設定する。
係数決定部312は、時間の経過に従って、猶予時間に乗算する係数を決定する。係数は、1以下の数値であり、道路の場所の環境によって決まる値である。係数は、たとえば、道路の素材、道路が敷設されている場所の天候の傾向、道路の交通量等によって決定される。このため、係数決定部312は、たとえば、天気データベース、道路素材データベース、交通量データベースと通信可能に接続されている。天気データベースは各地の天気情報を保持する。係数決定部312は、天気データベースを参照して、たとえば、雨天が多ければ、道路のダメージが大きいので、係数を小さくする。また、係数決定部312は、道路素材データベースを参照して、素材の耐久性が高いほど、係数を高くする。係数決定部312は、交通量データベースを参照して、交通量が多い程、道路の劣化が激しいので、係数を小さくする。このように、係数決定部312は、天気データベース、道路素材データベースおよび交通量データベースの参照結果に基づいて、複合的に、係数を決定する。また、天気データベース、道路素材データベース、交通量データベースは、情報処理装置30の内部構成として搭載されていてもよく、あるいは、情報処理装置30の外部で提供されるサーバーであってもよい。
第2実施形態に係る情報処理装置30の作用について説明する。第2実施形態では、情報処理装置30は、ユーザの指示に基づき測定指示を送信する場合と、自動的に判断して測定指示を送信する場合がある。先に、ユーザの指示に基づき測定指示を送信する場合について説明する。
図12は、第2実施形態に係る情報処理装置による測定指示生成処理の流れを示すフローチャートである。測定指示生成処理は、CPU35が記憶部32からプログラムを読み込むことによって実行される。図13は、測定した場所毎の猶予時間を示す概念図である。図14は、測定場所毎の係数を示す概念図である。
CPU35は、測定指示を生成する(ステップS301)。ステップS301における測定指示の生成は、ユーザの指示に基づく。測定指示は、たとえば、初めて、道路の状態を測定する場合であれば、ユーザが、何の測定結果も示されていない道路情報(マップ)参照して、測定場所を指定することによって生成される測定指示である。この場合、測定指示は、移動体10に対して、測定したい測定場所を測定させる命令を含む。また、上述のように、ユーザが図7に示すマップを参照して、測定場所を指定する場合、測定指示は、移動体に対して該当場所を測定させる命令を含む。
CPU35は、生成した測定指示を中継器20に送信する(ステップS302)。ここで、CPU35は、記憶部32に記憶されている各中継器20が移動体10と通信可能な所定領域29を参照し、測定場所を所定領域29内にカバーする中継器20を特定し、特定した中継器20のみに測定指示を送信する。したがって、たとえば、測定場所が一ヶ所だけの場合、一つの中継器20にのみ測定指示が送信される。複数の中継器20が測定場所を所定領域29内にカバーする場合、測定場所に最も近い中継器20にのみ測定指示が送信される。測定指示は、中継器20を介して移動体10に送信され、移動体10において測定(路面の画像が撮影)される。移動体10の測定結果は、中継器20を介して、情報処理装置30に送信される。
CPU35は、中継器20から移動体10の測定結果を受信する(ステップS303)。
CPU35は、測定結果が条件を充足しているか判断する(ステップS304)。ここで、条件とは、たとえば、測定指示により指示した測定場所において、適切に測定が行われていることである。たとえば、図6の場所Bの画像のように、先行する車両が道路を隠してしまっている場合、路面の状態が判断できない。この場合、CPU35は、条件が充足しないと判断する。測定が路面の画像撮影の場合、CPU35は、画像のパターンマッチングにより、道路が適切に測定されているか判断できる。あるいは、第1実施形態のようにユーザが手動で入力した路面状態において、測定不能と判断されるものを教師データとして用い、機械学習により、適切でない測定を学習してもよい。
測定結果が条件を充足しない場合(ステップS304:NO)、CPU35は、ステップS301に戻って、測定指示を生成する。しかし、この場合は、ユーザの指示に基づいて測定指示を生成するのではなく、CPU35は、適切でない測定がされた場所を、測定場所として、自動的に測定指示を生成できる。
測定結果が条件を充足する場合(ステップS304:YES)、CPU35は、路面状態を推定する(ステップS305)。第1実施形態のようにユーザが手動で入力した路面状態を教師データとして用いて機械学習することにより、路面状態の推定が可能となる。したがって、機械学習が進んでいない状況では、第1実施形態のように、ユーザに判断を入力させ、機械学習が進むと、第2実施形態のように、自動で路面状態を判別できるようになる。
CPU35は、ステップS204において受信した測定結果およびステップS305に推定した路面状態に基づいて、マップを生成する(ステップS306)。生成したマップ、たとえば、図7に示すようなマップである。
CPU35は、路面状態に基づいて、各測定場所における猶予時間を算出する(ステップS307)。猶予時間の算出は、上述の猶予時間計算部311の通りである。猶予時間は、たとえば、概念的には、図13に示すようになる。図13では、場所A〜場所Fの猶予時間が棒グラフとして示される。場所Bにおいては、猶予時間が0になっている。これは、一端受信した路面の画像が、先行車両により路面の状態の判定が不能であったためである。上述のステップS304に続くステップS301により、場所Bについては、再度の測定指示が送信されているので、測定結果が受信されれば、測定結果から推定した路面状態に基づき、猶予時間が更新される。
CPU35は、猶予時間を更新するための係数を決定する(ステップS308)。係数の決定は、上述の係数決定部312の通りである。CPU35は、天気データベース、道路素材データベース、交通量データベースを参照して、場所毎に係数を決定する。係数は、1以下の数値である。CPU35は、総合的に見て、道路の劣化が激しい場所ほど係数を小さい値に決定する。係数は、たとえば、概念的には、図14に示すように、場所毎の値として決定される。
CPU35は、ステップS307において算出した猶予時間およびステップS308で決定した係数を、記憶部32に記憶する(ステップS309)。
以上のように、図12に示す測定指示生成処理では、猶予時間および係数を記憶している。猶予時間を係数により更新することにより、情報処理装置30は、以降の測定を自動化できる。
図15は、第2実施形態に係る情報処理装置による測定指示生成処理の流れを示すフローチャートである。図15に示す測定指示生成処理では、図12と異なり、情報処理装置30が自身で判断して測定指示を生成し、送信する。図15の処理は、図12と並行して実行可能である。測定指示生成処理は、CPU35が記憶部32からプログラムを読み込むことによって実行される。図16は、係数により更新された猶予時間を示す概念図である。
CPU35は、猶予時間の更新タイミングになったか判断する(ステップS401)。更新タイミングは、たとえば、毎日、毎週または毎月の決まった時間である。更新タイミングは任意に決定可能であり、上述の係数の値を考慮した上で、実際の道路の劣化と対応するように決定されうる。
更新タイミングになっていない場合(ステップS401:NO)、CPU35は、更新タイミングになるまで待機する。更新タイミングになった場合(ステップS401:YES)、CPU35は、各測定場所の猶予時間および係数を読み出す(ステップS402)。
CPU35は、猶予時間に係数を乗算することにより、猶予時間を更新する(ステップS403)。猶予時間の更新は、概念的には、図16に示すように、猶予時間が、一点鎖線から実線の棒グラフに短くなるように表される。係数は、1以下で、さらに、測定場所毎に異なるため、猶予時間の減り具合は、測定場所によって異なる。
CPU35は、猶予時間が所定の閾値未満の測定場所があるかどうか判断する(ステップS404)。猶予時間が閾値未満の測定場所がない場合(ステップS404:NO)、CPU35は、ステップS401からの処理を繰り返す。なぜなら、いずれの測定場所も猶予時間が十分にあり、即座に測定する必要がないからである。
猶予時間が閾値未満の測定場所がある場合(ステップS404:YES)、CPU35は、閾値未満となった測定場所を移動体10に測定させるための測定指示を生成する(ステップS405)。ステップS406からステップS413までの処理は、図12のステップS302からステップS309までの処理と同様であるため、説明は省略する。
以上のように、第2実施形態においては、測定場所毎に猶予時間という概念を設け、さらに猶予時間に係数を乗算して、道路の劣化の進行とみなし、猶予時間が閾値未満になると、該当する測定場所を測定するための測定指示を自動的に生成する。したがって、第1実施形態においてユーザが手動で行っていたことを自動化でき、より効率的に、低コストで道路の状態を測定できる。
なお、上記実施形態では、猶予時間に係数を乗算することで、道路の劣化の進行とみなしているが、これに限定されない。猶予時間の更新タイミングごとに、猶予時間から、所定の値を減算することによって、道路の劣化の進行とみなしてもよい。この場合、所定の値は、係数の場合と同様に、天気データベース、道路素材データベース、交通量データベースを参照して決定できる。
また、ステップS306においてマップを生成した後、マップを表示していない。しかし、第2実施形態においても、第1実施形態と同様に、マップを表示して、追加の測定場所の入力をユーザから受け付けても良い。
なお、上記各実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した測定指示生成処理および測定指示中継処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field−Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、測定指示生成処理および測定指示中継処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記各実施形態では、測定指示生成処理および測定指示中継処理のプログラムが記憶部32、22に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 道路状態測定システム
10 移動体
11 測定部(カメラ)
12 GPS受信機
13、21、31 通信インタフェース
14、22、32 記憶部
15、24、35 CPU
20 中継器
23 カメラ
29 所定領域
30 情報処理装置
33 表示部
34 入力部
301 路面状態受付部
302 マップ生成部
303 指示生成部
310 路面推定部
311 猶予時間計算部
312 係数決定部
A〜F 場所

Claims (11)

  1. 異なる場所に設置され、各設置場所から規定される所定領域内に存在する移動体と無線通信可能な複数の中継器と、
    前記移動体において測定された道路の路面に関する測定情報を、前記中継器を介して受信する受信部と、
    前記受信部により受信した前記測定情報を用いて、路面状態、測定場所および測定時を関連付けたマップを生成するマップ生成部と、
    前記マップ生成部により生成された前記マップに基づいて、前記移動体に特定の場所を測定させるための測定指示を生成する指示生成部と、
    前記特定の場所を前記所定領域内に含む前記中継器にのみ、前記測定指示を送信する送信部と、
    を有する道路状態測定システム。
  2. 前記マップを表示する表示部をさらに有し、
    前記指示生成部は、前記表示部に表示されるマップにおいて、前記特定の場所の指示をユーザから受け付けることによって、前記測定指示を生成する請求項1に記載の道路状態測定システム。
  3. 前記表示部は、前記測定情報に含まれる路面の画像を表示可能であり、
    前記表示部により前記路面の画像を表示した状態において、前記路面の劣化の度合いである重篤度の入力を受け付ける路面状態入力部を、さらに有する請求項2に記載の道路状態測定システム。
  4. 前記表示部は、前記重篤度および前記測定した時の少なくとも一方によりフィルタをかけて前記マップ上に表示し、
    前記指示生成部は、前記表示部が前記フィルタがかかった前記マップを表示した状態において、ユーザによる前記特定の場所の入力を受け付ける請求項3に記載の道路状態測定システム。
  5. 前記測定情報に含まれる路面の画像から、前記路面の劣化の度合いである重篤度を推定する路面推定部をさらに有する請求項1〜4のいずれか一項に記載の道路状態測定システム。
  6. 前記指示生成部は、前記重篤度から、前記測定情報に示される前記測定した場所を次に測定するまでの猶予時間を計算し、猶予時間が所定の閾値を下回ると、当該測定情報に示される前記測定した場所を前記移動体に測定させるための測定指示を生成する請求項3〜5のいずれか一項に記載の道路状態測定システム。
  7. 道路を取り巻く環境に関する環境情報に基づいて、前記測定した場所における劣化の進行度合いを示す係数を決定する係数決定部をさらに有し、
    前記指示生成部は、定期的に、前記係数を前記猶予時間に乗算し、前記猶予時間が前記所定の閾値に対して下回るか判断する請求項6に記載の道路状態測定システム。
  8. 前記中継器は、前記移動体を確認するカメラをさらに有し、
    確認した移動体に対して、指向性を持たせてビーコンを送信する請求項1〜7のいずれか一項に記載の道路状態測定システム。
  9. 前記移動体は、道路の路面を撮影するカメラと、自身の位置を特定する測位システムとを有する請求項1〜8のいずれか一項に記載の道路状態測定システム。
  10. 異なる場所に設置される中継器と通信可能な情報処理装置であって、
    移動体において測定された道路の路面に関する測定情報を、前記中継器を介して受信する送信部と、
    前記送信部により受信した前記測定情報を用いて、路面状態、測定場所および測定時を関連付けたマップを生成するマップ生成部と、
    前記マップ生成部により生成された前記マップに基づいて、前記移動体に特定の場所を測定させるための測定指示を生成する指示生成部と、
    前記移動体と無線通信可能な所定領域内に前記特定の場所を含む前記中継器にのみ、前記測定指示を送信する送信部と、
    を有する情報処理装置。
  11. 異なる場所に設置される中継器と通信可能な情報処理装置に用いられる測定指示生成プログラムであって、
    移動体において測定された道路の路面に関する測定情報を、前記中継器を介して受信する送信工程と、
    前記送信工程により受信した前記測定情報を用いて、路面状態、測定場所および測定時を関連付けたマップを生成するマップ生成工程と、
    前記マップ生成工程により生成された前記マップに基づいて、前記移動体に特定の場所を測定させるための測定指示を生成する指示生成工程と、
    前記移動体と無線通信可能な所定領域内に前記特定の場所を含む前記中継器にのみ、前記測定指示を送信する送信工程と、
    を情報処理装置に実行させる測定指示生成プログラム。
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