JP7036181B2 - 表示処理装置、表示処理方法、プログラム - Google Patents

表示処理装置、表示処理方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示処理装置、表示処理方法、プログラムに関する。
従来、この種の表示処理装置としては、路面を含む領域が撮像された画像の各々について画像中の路面の状態を示す状態情報(例えば、不具合情報)と路面の位置を示す位置情報とを対応付けた情報を生成し、表示装置に表示させる表示画像として、地図の、位置情報が示す位置に、その位置の路面の状態を示す状態情報を対応付けて表示させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018-17102号公報
上述の表示画像を確認したユーザ(例えば、役所の担当者など)は、道路状態が異常の道路区間を認識することはできるものの、その異常の種別を判別することは困難である。このため、ユーザが道路の異常の種別に応じた保守計画(例えば、路面の補修計画など)の立案などを行なうのは困難である。
本発明の表示処理装置、表示処理方法、プログラムは、ユーザが道路の異常の種別に応じた保守計画の立案などをより容易に行なえるようにすることを主目的とする。
本発明の表示処理装置、表示処理方法、プログラムは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の表示処理装置は、
表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する道路状態検出部と、
前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
を備えることを要旨とする。
この本発明の表示処理装置では、複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する。そして、表示地図の道路のうち、第1異常区間については、第1表示態様で状態情報を付与し、第2異常区間については、第1表示態様とは異なる第2表示態様で状態情報を付与して表示装置に表示させる。これにより、ユーザ(例えば、役所の担当者など)が、第1異常区間と第2異常区間とを容易に判別することができ、道路の異常の種別に応じた保守計画(例えば、路面の補修計画など)の立案などをより容易に行なうことができる。ここで、道路には、公道(車道および歩道)だけでなく、私道や駐車場(例えば通路)なども含まれる。
こうした本発明の表示処理装置において、前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、前記第2異常区間が所定距離以内に第1所定数よりも多く存在する部分、または、前記第2異常区間が第2所定数よりも多く連続する部分については、前記第1表示態様および前記第2表示態様とは異なる第3表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、第2異常区間が所定距離以内に第1所定数よりも多く存在する部分や、第2異常区間が第2所定数よりも多く連続する部分を認識することができる。
また、本発明の表示処理装置において、前記道路状態検出部は、前記車両情報に基づいて、道路状態が正常の道路区間である正常区間も検出し、前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、前記正常区間については、前記第1表示態様および前記第2表示態様とは異なる第4表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、正常区間、第1異常区間、第2異常区間の何れでもない道路区間(道路状態を推定していない道路区間)を認識することができる。
さらに、本発明の表示処理装置において、前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間かつ前記第2異常区間の道路区間である重複異常区間については、前記第1表示態様かつ前記第2表示態様で、または、前記第1表示態様および前記第2表示態様とは異なる第5表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが重複異常区間を認識することができる。
本発明の表示処理装置において、前記第1異常は、路面の荒れであり、前記第2異常は、ポットホールであるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、路面の荒れの道路区間とポットホールの道路区間とを容易に判別することができる。この場合、前記道路状態検出部は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の平均値が第1変動率以上のときに、前記第1異常であると判定し、前記複数の車両の前記車輪速変動率の最大値が前記第1変動率よりも大きい第2変動率以上のときに、前記第2異常であると判定するものとしてもよい。
本発明の表示処理装置において、前記第2異常は、路面に所定深さよりも深い穴が形成された異常であるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、路面に所定深さよりも深い穴が形成された異常の道路区間と、それ以外の異常の道路区間と、を容易に判別することができる。この場合、前記道路状態検出部は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が第1変動率以上で且つ前記第1変動率よりも大きい第2変動率未満のときに、前記第1異常であると判定し、前記複数の車両の前記車輪速変動率の最大値が前記第2変動率以上のときに、前記第2異常であると判定するものとしてもよい。
本発明の表示処理装置において、前記第1異常は、第1舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間での異常であり、前記第2異常は、前記第1舗装材とは異なる第2舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間での異常であるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、第1舗装材により道路舗装が行なわれ且つ異常の道路区間と、第2舗装材により道路舗装が行なわれ且つ異常の道路区間と、を容易に判別することができる。ここで、第1舗装材としては、主流の舗装材、例えば、アスファルトを挙げることができ、第2舗装材としては、主流の舗装材以外の舗装材、例えば、コンクリートや鉄板、石、煉瓦などを挙げることができる。
本発明の処理装置において、前記第1異常は、路面異常であり、前記第2異常は、障害物が存在する異常であるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、路面異常の道路区間と、障害物が存在する異常の道路区間と、を容易に判別することができる。
本発明の表示処理装置において、前記第2異常は、撤去が容易な障害物が存在する異常であるものとしてもよい。こうすれば、ユーザが、撤去が容易な障害物が存在する異常の道路区間と、それ以外の異常の道路区間と、を容易に判別することができる。ここで、撤去が容易な障害物としては、例えば、落下物や事故車両、動物の死骸などを挙げることができる。
本発明の表示処理方法は、
表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
(a)複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出するステップと、
(b)前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
を有することを要旨とする。
この本発明の表示処理方法では、複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する。そして、表示地図の道路のうち、第1異常区間については、第1表示態様で状態情報を付与し、第2異常区間については、第1表示態様とは異なる第2表示態様で状態情報を付与して表示装置に表示させる。これにより、ユーザ(例えば、役所の担当者など)が、第1異常区間と第2異常区間とを容易に判別することができ、道路の異常の種別に応じた保守計画(例えば、路面の補修計画など)の立案などをより容易に行なうことができる。ここで、道路には、公道(車道および歩道)だけでなく、私道や駐車場(例えば通路)なども含まれる。
本発明のプログラムは、
コンピュータを、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置として機能させるためのプログラムであって、
(a)複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出するステップと、
(b)前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
を有することを要旨とする。
この本発明のプログラムでは、複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する。そして、表示地図の道路のうち、第1異常区間については、第1表示態様で状態情報を付与し、第2異常区間については、第1表示態様とは異なる第2表示態様で状態情報を付与して表示装置に表示させる。これにより、ユーザ(例えば、役所の担当者など)が、第1異常区間と第2異常区間とを容易に判別することができ、道路の異常の種別に応じた保守計画(例えば、路面の補修計画など)の立案などをより容易に行なうことができる。ここで、道路には、公道(車道および歩道)だけでなく、私道や駐車場(例えば通路)なども含まれる。
本発明の一実施例としての表示システム10の構成の概略を示す構成図である。 道路状態推定部23により実行される道路状態推定処理の一例を示すフローチャートである。 道路状態推定部23により実行されるサブ処理の一例を示すフローチャートである。 表示処理部24により実行される状態画像付与処理の一例を示すフローチャートである。 ディスプレイ43の表示画像の一例の示す説明図である。 変形例の状態画像付与処理の一例を示すフローチャートである。 変形例のディスプレイ43の表示画像の一例の示す説明図である。 変形例の状態画像付与処理の一例を示すフローチャートである。 変形例の道路状態推定処理の一例を示すフローチャートである。 変形例の道路状態推定処理の一例を示すフローチャートである。 変形例の道路状態推定処理の一例を示すフローチャートである。 変形例の道路状態推定処理の一例を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての表示システム10の構成の概略を示す構成図である。実施例の表示システム10は、図示するように、各車両50と無線により通信可能な表示処理装置としてのサーバ20と、サーバ20と有線または無線により通信可能な端末装置40とを備える。なお、以下の説明において、道路には、公道(車道および歩道)だけでなく、私道や駐車場(例えば通路)なども含まれる。
各車両50は、車両の現在位置に関する位置情報を取得するGPS装置51と、車両50の挙動に関する挙動情報を検出する検出装置52と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)53とを備える。検出装置52は、車両50の挙動を示す情報を検出するセンサや、車両50の挙動に影響を与える情報を検出するセンサ、車両50の周囲の情報を検出するセンサを有する。
ここで、車両50の挙動を示す情報としては、例えば、車速や車輪速、前後加速度、横加速度、ヨーレート、ヨー角、ロール角、ピッチ角、タイヤのスリップ率などのうちの少なくとも1つを挙げることができる。
車両50の挙動に影響を与える情報としては、例えば、運転者が操作可能な操作装置の操作状態や、車両50の走行を支援するための支援システムの動作状態を挙げることができる。ここで、操作装置の操作状態としては、例えば、ハンドルの操舵角や操舵速度、アクセルペダルの踏み込み量、ブレーキペダルの踏み込み量、シフトレバーのシフトポジション、方向指示器の操作の有無などのうちの少なくとも1つを挙げることができる。また、支援システムとしては、車線逸脱警報(LDA:Lane Departure Alert)システムや、アンチロックブレーキシステム(ABS:Anti-lock Brake System)、トラクションコントロール(TRC:TRaction Control)システム、横滑り防止(ESC:Electronic Stability Control)システムなどのうちの少なくとも1つを挙げることができる。
車両50の周囲の情報を検出するセンサとしては、例えば、カメラやレーダ、ライダー(Lidar:Light Detection and Ranging)などのうちの少なくとも1つを挙げることができる。
ECU53は、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートなどを備える。このECU53は、ハードウェアとソフトウェアとの協働による機能ブロックとして、データ取得部54と、データ送信部55とを備える。データ取得部54は、GPS装置51からの車両50の位置情報や、検出装置52からの車両50の挙動情報を取得する。データ送信部55は、データ取得部54が取得した車両50の位置情報および挙動情報を車両情報として無線によりサーバ20に送信する。
サーバ20は、演算処理部21と、記憶装置30とを備える。演算処理部21は、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、入出力ポート、通信ポートなどを備える。この演算処理部21は、ハードウェアとソフトウェアとの協働による機能ブロックとして、データ取得部22と、道路状態推定部23と、表示処理部24とを有する。データ取得部22、道路状態推定部23、表示処理部24は、それぞれ、記憶装置30とデータのやりとりを行なう。
データ取得部22は、複数の車両50からの車両情報を無線により取得して記憶装置30に記憶させる。道路状態推定部23は、複数の車両50からの車両情報に基づいて、各道路区間の道路状態を推定し、道路区間と道路状態とを関連付けて道路状態データベースを作成(更新)して記憶装置30に記憶させる。ここで、各道路区間は、例えば、数十cm~数m程度の区間として設定される。表示処理部24は、地図情報および道路状態データベースに基づいて、端末装置40のディスプレイ43に表示させる表示地図(表示範囲の地図)の道路に道路状態に関する状態画像(状態情報)を付与し、このデータを端末装置40のコンピュータ41に送信してディスプレイ43に表示させる。
記憶装置30は、ハードディスクやSSD(Solid State Drive)などとして構成されている。この記憶装置30には、演算処理部21の動作に必要な各種情報が記憶されている。記憶装置30に記憶されている情報としては、例えば、地図情報や、データ取得部22が取得した複数の車両50の車両情報、道路状態推定部23が作成した道路状態データベースなどを挙げることができる。
端末装置40は、デスクトップパソコンやノートパソコン、タブレット端末などとして構成されており、コンピュータ41と、コンピュータ41に接続された入力装置42や表示装置としてのディスプレイ43とを備える。コンピュータ41は、CPUやROM、RAM、フラッシュメモリ、記憶装置(ハードディスクやSSD)、入出力ポート、通信ポートなどを備える。入力装置42としては、例えば、マウスやキーボード、タッチパネルなどを挙げることができる。
次に、こうして構成された実施例のサーバ20の動作、特に、道路状態推定部23や表示処理部24の動作について説明する。最初に、道路状態推定部23の動作について説明する。図2は、道路状態推定部23により実行される道路状態推定処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、定期的に(例えば、各日や各週、各月など)実行される。
図2の道路状態推定処理が実行されると、道路状態推定部23は、最初に、道路状態の推定が所望される推定所望範囲の道路の各道路区間のうち対象区間に未設定の1つの道路区間を対象区間に設定する(ステップS100)。ここで、推定所望範囲は、ユーザの所望する範囲(例えば、都道府県範囲や市町村範囲など)により定められる。
続いて、対象期間に対象区間を走行した車両50の走行台数(以下、「対象台数」という)Nvを入力する(ステップS110)。ここで、対象期間としては、例えば、1日や1週間、1月などが用いられる。この対象期間は、本ルーチンの実行周期と同一であってもよいし、異なってもよい。対象台数Nvは、図示しないカウント処理により、複数の車両50からの車両情報に基づいて演算(カウント)された値が入力される。カウント処理は、道路状態推定部23により適宜実行される。
そして、対象台数Nvを閾値Nvrefと比較する(ステップS120)。ここで、閾値Nvrefは、対象区間の道路状態をある程度精度よく推定可能であるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、例えば、数台~10台程度が用いられる。
ステップS120で対象台数Nvが閾値Nvref未満のときには、対象区間の道路状態を推定することなく(ステップS130)、推定所望範囲の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定する(ステップS190)。そして、推定所望範囲の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS100に戻る。
ステップS120で対象台数Nvが閾値Nvref以上のときには、対象期間に対象区間を走行した全車両50(以下、「対象全車両」という)の対象区間の平均車輪速変動率(車輪速の単位時間当たりの変動量の平均値)ΔVaや最大車輪速変動率(車輪速の単位時間当たりの変動量の最大値)ΔVmを入力する(ステップS140)。ここで、対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVmは、図3のサブ処理により設定された値が入力される。図3のサブ処理は、道路状態推定部23により適宜実行される。以下、図2の道路状態推定処理の説明を中断し、図3のサブ処理について説明する。
図3のサブ処理が実行されると、道路状態推定部23は、最初に、対象期間に対象区間を走行した各車両50(以下、「対象各車両」という)について、対象区間の各地点(微小区間)に対して、最大車輪速変動率ΔVw1[i,k](i:各車両50に対応する変数、k:各地点に対応する変数)を設定する(ステップS200)。詳細には、自動四輪車両として構成された車両50については、対象区間の各地点に対して、左前輪、右前輪、左後輪、右後輪の各車輪速変動率のうちの最大値を最大車輪速変動率ΔVw1[i,k]に設定する。また、自動二輪車両として構成された車両50については、対象区間の各地点に対して、前輪、後輪の各車輪速変動率のうちの最大値を最大車輪速変動率ΔVw1[i,k]に設定する。
続いて、対象各車両について、対象区間の各地点の最大車輪速変動率ΔVw1[i,k]に基づいて、対象区間(全体)の平均車輪速変動率ΔVw2[i]を演算する(ステップS210)。そして、対象各車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVw2[i]に基づいて、対象全車両50の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaを演算する(ステップS220)。
続いて、対象各車両について、対象区間の各地点の最大車輪速変動率ΔVw1[i,k]のうちの最大値を、対象区間(全体)の最大車輪速変動率ΔVw3[i]に設定する(ステップS230)。そして、対象各車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVw3[i]のうちの最大値を、対象全車両50の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmに設定して(ステップS240)、図3のサブ処理を終了する。なお、対象全車両50の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVmの設定方法は、これに限定されるものではない。
図2の道路状態推定処理の説明に戻る。ステップS140で対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVmを入力すると、対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaを閾値ΔVarefと比較する(ステップS150)。ここで、閾値ΔVarefは、対象区間の道路状態が第1異常であるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、実験や解析により予め定められる。実施例では、第1異常として、路面の荒れ(陥没や轍、ひび割れ、剥がれなど)を考えるものとした。
ステップS150で対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaが閾値ΔVaref以上のときには、対象区間の道路状態が第1異常であると判定(推定)する(ステップS152)。一方、この平均車輪速変動率ΔVaが閾値ΔVaref未満のときには、ステップS152の処理を実行しない。
ここで、ステップS150,S152の処理の理由について説明する。路面の荒れが生じている道路区間を各車両50が走行すると、その影響により、各車両50の各車輪の車輪速が変動しやすくなり、車輪速変動率が大きくなると考えられる。実施例では、これを考慮して、対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaが閾値ΔVaref以上の道路区間について、道路状態が第1異常であると推定するものとした。
続いて、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを閾値ΔVarefよりも大きい閾値ΔVmrefと比較する(ステップS160)。ここで、閾値ΔVmrefは、対象区間の道路状態が第2異常であるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、実験や解析により予め定められる。実施例では、第2異常として、ポットホール(路面の荒れに比して局所的な凹凸や穴)を考えるものとした。
ステップS160で対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref以上のときには、対象区間の道路状態が第2異常であると判定(推定)する(ステップS162)。一方、この最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref未満のときには、ステップS162の処理を実行しない。
ここで、ステップS160,S162の処理の理由について説明する。一般に、ポットホールは道路幅や車両幅に比して十分に小さいことから、ポットホールが存在する道路区間を各車両50が走行する場合、ポットホールの影響を受けない車両50がある程度の割合で存在すると考えられる。このため、対象全車両の対象区間の平均車輪速変動率ΔVaを用いると、ポットホールの影響を受けていない車両50の車輪速変動率の影響により、ポットホールを検出することができない可能性がある。これに対して、ポットホールの影響を受けた車両50の車輪速変動率と、ポットホールの影響を受けていない車両50の車輪速変動率と、の差は十分に大きくなる(ポットホール以外の路面の荒れの影響を受けた車両50の車輪速変動率と、路面の荒れの影響を受けていない車両50の車輪速変動率と、の差よりも大きくなる)と考えられる。したがって、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを用いることにより、ポットホールの影響を受けた車両50の車輪速変動率が反映され、ポットホールをより適切に検出することができる。
続いて、対象区間の道路状態が第1異常および第2異常のうちの少なくとも一方であるか否かを判定する(ステップS170)。そして、対象区間の道路状態が第1異常および第2異常のうちの何れでもないと判定したときには、対象区間の道路状態が正常であると推定する(ステップS180)。一方、対象区間の道路状態が第1異常および第2異常のうちの少なくとも一方であると判定したときには、ステップS180の処理を実行しない。
そして、推定所望範囲の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定し(ステップS190)、推定所望範囲の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS100に戻る。
ステップS100~S190の処理を繰り返し実行して、ステップS190で推定所望範囲の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであると判定すると、図2の状態推定処理を終了する。こうして状態推定処理を終了すると、道路区間と道路状態とを関連付けて道路状態データベースを作成(更新)して記憶装置30に記憶させる。
こうした図2の道路状態推定処理の実行により、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち、道路状態が正常の道路区間である正常区間、道路状態が第1異常の道路区間(路面荒れの道路区間)である第1異常区間、道路状態が第2異常の道路区間(ポットホールの道路区間)である第2異常区間を検出することができる。なお、第1異常区間かつ第2異常区間の道路区間である重複異常区間を検出する場合がある。
次に、表示処理部24の動作について説明する。図4は、表示処理部24により実行される状態画像付与処理の一例を示すフローチャートである。このルーチンは、ユーザによる入力装置42の操作に応じてディスプレイ43に表示地図(表示範囲の地図)を表示させる際に実行される。なお、表示地図は、表示縮尺や、ユーザの所望する表示地域や表示地区などにより定められる。
図4の状態画像付与処理が実行されると、表示処理部24は、最初に、表示地図の各道路区間のうち対象区間に未設定の1つの道路区間を対象区間に設定する(ステップS300)。続いて、対象区間の道路状態の推定結果があるか否かを判定する(ステップS302)。この処理は、道路状態データベースを調べることにより行なわれる。対象区間の道路状態の推定結果がないと判定したときには、表示地図の道路の対象区間に道路状態に関する状態画像(状態情報)を付与することなく(ステップS310)、表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定する(ステップS390)。そして、表示地図の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS300に戻る。
ステップS302で対象区間の道路状態の推定結果があると判定したときには、対象区間の道路状態を入力し(ステップS320)、対象区間の道路状態が正常であるか否かを判定する(ステップS330)。そして、対象区間の道路状態が正常であると判定したときには、表示地図の道路の対象区間に状態画像として緑色のラインを付与する(ステップS340)。そして、表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定し(ステップS390)、表示地図の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS300に戻る。
ステップS330で対象区間の道路状態が正常でないと判定したときには、対象区間の道路状態が第1異常であるか否かを判定する(ステップS350)。そして、対象区間の道路状態が第1異常であると判定したときには、表示地図の道路の対象区間に状態画像として黄色のラインを付与する(ステップS360)。一方、対象区間の道路状態が第1異常でないと判定したときには、ステップS360の処理を実行しない。
続いて、対象区間の道路状態が第2異常であるか否かを判定する(ステップS370)。そして、対象区間の道路状態が第2異常であると判定したときには、表示地図の道路の対象区間に状態画像としてピンを付与する(ステップS380)。一方、対象区間の道路状態が第2異常でないと判定したときには、ステップS380の処理を実行しない。
そして、表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであるか否かを判定し(ステップS390)、表示地図の道路の一部の道路区間を対象区間に未設定であると判定したときには、ステップS300に戻る。
ステップS300~S390の処理を繰り返し実行して、ステップS390で表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであると判定すると、図4の状態画像付与処理を終了する。このようにして図4の状態画像付与処理を実行しながら、表示地図と各道路区間の状態画像とを端末装置40のコンピュータ41に送信してディスプレイ43に表示させる。
こうした図4の状態画像付与処理の実行により、表示地図の道路の各道路区間のうち、正常区間(道路状態が正常の道路区間)については状態画像として緑色のラインを付与し、第1異常区間(道路状態が第1異常の道路区間)については状態画像として黄色のラインを付与し、第2異常区間(道路状態が第2異常の道路区間)については状態画像としてピンを付与することができる。なお、重複異常区間(第1異常区間かつ第2異常区間の道路区間)については状態画像として黄色のラインかつピンを付与するものとした。
図5は、ディスプレイ43の表示画像の一例の示す説明図である。図中、緑色のラインを意味する太点線を付与した各道路区間(例えば、破線で囲んだ領域A参照)は、正常区間を示し、黄色のラインを意味する太実線を付与した各道路区間(例えば、領域B参照)は、第1異常区間を示し、ピンを付与した各道路区間(例えば、領域C参照)は、第2異常区間を示す。そして、太実線およびピンを付与した各道路区間(例えば、領域D参照)は、重複異常区間を示す。また、ピンが密集した部分(例えば、領域E参照)は、第2異常区間が連続していることを意味する。ディスプレイ43の表示画像を図5のようにすることにより、ユーザ(例えば、役所の担当者など)が正常区間、第1異常区間(路面の荒れの道路区間)、第2異常区間(ポットホールの道路区間)を容易に判別することができる。この結果、ユーザが道路の異常の種別(第1異常、第2異常)に応じた保守計画(例えば、路面の補修計画など)の立案などをより容易に行なうことができる。例えば、保守計画として、第1異常区間については長期(例えば、月単位や年単位)で計画を立案し、第2異常区間については短期(例えば、日単位)で計画を立案することができる。
以上説明した実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、複数の車両50からの車両情報に基づいて、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち正常区間、第1異常区間、第2異常区間を検出する。そして、表示地図の道路の各道路区間のうち正常区間については状態画像として緑色のラインを付与し、第1異常区間については状態画像として黄色のラインを付与し、第2異常区間については状態画像としてピンを付与してディスプレイ43に表示させる。これにより、ユーザが、正常区間、第1異常区間、第2異常区間を容易に判別することができ、道路の異常の種別に応じた保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。また、重複異常区間については、状態画像として黄色のラインかつピンを付与するから、ユーザが重複異常区間を認識することができる。さらに、正常区間、第1異常区間、第2異常区間の何れでもない道路区間(道路状態を推定していない道路区間)については、状態画像を付与しないから、ユーザが、正常区間、第1異常区間、第2異常区間の何れでもない道路区間を認識することができる。
また、実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、複数の車両50からの車両情報に基づいて、推定所望範囲の道路の各道路区間の道路状態を推定する。これにより、推定所望範囲の道路の各道路区間の道路状態を推定するのに専用の人員や車両を用いるものに比して、この推定をより容易に且つより低コストで行なうことができる。しかも、このサーバ20では、サーバ20に車両情報を送信する車両50の数が増加するにつれて、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち、対象期間に走行した車両50の走行台数Nvが閾値Nvref未満の道路区間、即ち、道路状態を推定しない道路区間を少なくすることができる。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、図4の状態画像付与処理を実行するものとしたが、これに代えて、図6の状態画像付与処理を実行するものとしてもよい。図6の状態画像付与処理は、ステップS391,S392の処理を追加した点を除いて、図4の状態画像付与処理と同一である。したがって、重複する説明を回避するために、図6の状態画像付与処理のうち図4の状態画像付与処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図6の状態画像付与処理では、表示処理部24は、ステップS390で表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであると判定すると、表示地図の道路のうち第2異常区間(状態画像としてのピン)が密集する部分があるか否かを判定する(ステップS391)。この判定は、例えば、表示地図の道路のうち、第2異常区間が所定距離L1以内に所定数N1よりも多く存在する部分があるか否かを判定したり、第2異常区間が所定数N2よりも多く連続する部分があるか否かを判定したりすることにより行なわれる。所定距離L1や所定数N1、所定数N2は、ユーザがピンの密集を許容できる(見難くない)と想定される距離や数として定められる。所定距離L1としては、一律の値が用いられるものとしてもよいし、縮尺が広域側であるほど長い距離が用いられるものとしてもよい。所定数N1や所定数N2としては、例えば、2~5程度が用いられる。なお、所定数N1と所定数N2とは、同一の値でもよいし、異なる値でもよい。
ステップS391で表示地図の道路のうち第2異常区間(状態画像としてのピン)が密集する部分はないと判定したときには、図6の状態画像付与処理を終了する。一方、表示地図の道路のうち第2異常区間(状態画像としてのピン)が密集する部分があると判定したときには、その部分の状態画像を、複数のピンから1つのピンおよび赤色のラインに変更して(ステップS392)、図6の状態画像付与処理を終了する。
図7は、この変形例でディスプレイ43の表示画像の一例の示す説明図である。図7では、図5のピンが密集した部分(例えば、図5の領域E参照)を、赤色のラインを意味する極太実線および1つのピンに変更した。これにより、第2異常区間が密集した部分を見易くすることができる。
この変形例では、表示地図の道路のうち第2異常区間(状態画像としてのピン)が密集する部分の状態画像を複数のピンから1つのピンおよび赤色のラインに変更するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、赤色のラインだけに変更するものなどとしてもよい。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、図4の状態画像付与処理を実行するものとしたが、これに代えて、図8の状態画像付与処理を実行するものとしてもよい。図8の表示処理は、ステップS393,S394の処理を追加した点を除いて、図4の状態画像付与処理と同一である。したがって、重複する説明を回避するために、図8の状態画像付与処理のうち図4の状態画像付与処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図8の状態画像付与処理では、表示処理部24は、ステップS390で表示地図の道路の全ての道路区間を対象区間に設定済みであると判定すると、表示地図の道路のうち第2異常区間が所定数N3よりも多く連続する部分があるか否かを判定する(ステップS393)。ここで、所定数N3は、保守計画として第2異常区間(ポットホールの道路区間)について短期(例えば、日単位)で計画を立案する場合に、所定期間(例えば、1日や2日など)で補修可能な距離に相当する道路区間数として定められ、例えば、2~5程度が用いられる。
ステップS393で表示地図の道路のうち第2異常区間が所定数N3よりも多く連続する部分がないと判定したときには、図8の状態画像付与処理を終了する。一方、表示地図の道路のうち第2異常区間が所定数N3よりも多く連続する部分があると判定したときには、その部分の状態画像を、複数のピンから1つのピンおよび橙色のラインに変更して(ステップS394)、図8の状態画像付与処理を終了する。この場合、ディスプレイ43の表示画像は、図7と同様になる。これにより、ユーザは、1つの第2異常区間または連続する複数の第2異常区間について、所定期間で補修が可能か否かを容易に認識することができる。
この変形例では、表示処理部24は、表示地図の道路のうち第2異常区間が所定数N3よりも多く連続する部分の状態画像を複数のピンから1つのピンおよび橙色のラインに変更するものとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、橙色のラインだけに変更するものなどとしてもよい。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、表示地図の道路のうち正常区間について、状態画像として緑色のラインを付与するものとした。しかし、表示地図の道路のうち正常区間が所定数N4よりも多く連続する部分について、状態画像として、緑色のラインおよび1つのピンを付与するものとしてもよい。所定数N4としては、例えば、2~5程度が用いられる。また、表示地図の道路のうち正常区間について、状態画像を付与しない(道路状態の推定結果がない道路区間と表示態様を同一にする)ものとしてもよい。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、表示地図の道路のうち第1異常区間について、状態画像として黄色のラインを付与するものとした。しかし、表示地図の道路のうち第1異常区間が所定数N5よりも多く連続する部分について、状態画像として、黄色のラインおよび1つのピンを付与するものとしてもよい。所定数N5としては、例えば、2~5程度が用いられる。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、表示地図の道路のうち第2異常区間について、状態画像としてピンを付与するものとした。しかし、第2異常区間について、状態画像として、正常区間や第1異常区間とは異なる色のラインを付与するものとしてもよい。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、表示地図の道路のうち重複異常区間(第1異常区間かつ第2異常区間である道路区間)について、状態画像として、第1異常区間の黄色のラインかつ第2異常区間のピンを付与するものとした。しかし、重複異常区間について、状態画像として、黄色のラインやピンとは異なる画像、例えば、青色のラインなどを付与するものとしてもよい。また、重複異常区間について、状態画像として、黄色のラインおよびピンのうちの何れかだけを付与するものとしてもよい。
実施例や変形例の表示システム10が備えるサーバ20では、表示処理部24は、表示地図の道路の各道路区間について、道路状態に基づいて緑色や黄色などのラインを付与したりピンを付与したりするものとした。しかし、ラインやピンの色については、適宜設定可能である。また、ラインやピンに、道路状態の詳細な種別や保守の状況などを文字や図柄などで加えて付与するものとしてもよい。道路状態の詳細な種別としては、例えば、路面の荒れのうち陥没や轍、ひび割れ、剥がれなどを挙げることができる。また、保守の状況としては、例えば、未着手、工事(補修)の発注済、工事中、工事完了などを挙げることができる。なお、道路状態の詳細な種別は、例えば、パトロールカーでの確認結果や付近の住民からの通報結果に基づいてユーザ(例えば、役所の担当者など)により設定される。また、保守の状況は、例えば、ユーザや工事業者により設定される。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、道路状態推定部23は、図2の道路状態推定処理を実行するものとしたが、これに代えて、図9の道路状態推定処理を実行するものとしてもよい。図9の道路状態推定処理は、ステップS140~S180の処理に代えてステップS400~S450の処理を実行する点を除いて、図2の道路状態推定処理と同一である。したがって、重複する説明を回避するために、図9の道路状態推定処理のうち図2の道路状態推定処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図9の道路状態推定処理では、道路状態推定部23は、ステップS120で対象台数Nvが閾値Nvref以上のときには、図2の道路状態推定処理のステップS140の処理と同様に、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを入力する(ステップS400)。
続いて、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを閾値ΔVmref1と比較する(ステップS410)。ここで、閾値ΔVmref1は、対象区間の道路状態が異常であるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、実験や解析により予め定められる。対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref1未満のときには、対象区間の道路状態が正常であると判定(推定)して(ステップS420)、上述のステップS190の処理に進む。
ステップS410で対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref1以上のときには、対象区間の道路状態が異常である(第1異常または第2異常である)と判断する。そして、この最大車輪速変動率ΔVmを閾値ΔVmref1よりも大きい閾値ΔVmref2と比較する(ステップS430)。ここで、閾値ΔVmref2は、対象区間の道路状態の異常が第1異常および第2異常のうちの何れであるかを判定するのに用いられる閾値であり、実験や解析により予め定められる。この変形例では、第2異常として、路面に所定深さよりも深い穴が形成された異常を考えると共に、第1異常として、第2異常以外の異常を考えるものとした。
ステップS430で対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref2未満のときには、対象区間の道路状態が第1異常であると判定して(ステップS440)、ステップS190に進む。一方、この最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref2以上のときには、対象区間の道路状態が第2異常であると判定して(ステップS450)、ステップS190に進む。
こうした図9の道路状態推定処理の実行により、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち、正常区間、第1異常区間、第2異常区間(路面に所定深さよりも深い穴が形成された異常の道路区間)を検出することができる。そして、表示処理部24が図3の状態画像付与処理などを実行することにより、ユーザが正常区間、第1異常区間、第2異常区間を容易に判別することができる。この結果、ユーザが道路の異常の種別(第1異常、第2異常)に応じた保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、道路状態推定部23は、図2の道路状態推定処理を実行するものとしたが、これに代えて、図10の道路状態推定処理を実行するものとしてもよい。図10の道路状態推定処理は、ステップS140~S180の処理に代えてステップS500~S560の処理を実行する点を除いて、図2の道路状態推定処理と同一である。したがって、重複する説明を回避するために、図10の道路状態推定処理のうち図2の道路状態推定処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。なお、この変形例では、記憶装置30に、道路区間と道路の舗装材の種別とが関連付けられた舗装材データベースも記憶されている。
図10の道路状態推定処理では、表示処理部24は、ステップS120で対象台数Nvが閾値Nvref以上のときには、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを入力する(ステップS500)。続いて、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを閾値ΔVmref1と比較し(ステップS510)、この最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref1未満のときには、対象区間の道路状態が正常であると判定(推定)して(ステップS520)、上述のステップS190の処理に進む。ステップS500~S520の処理は、図9の道路状態推定処理のステップS400~S420の処理と同様に行なわれる。
ステップS510で対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref1以上のときには、対象区間の道路状態が異常である(第1異常または第2異常である)と判断する。そして、記憶装置30の舗装材データベースから対象区間の道路の舗装材の種別を入力し(ステップS530)、対象区間の道路の舗装材が第1舗装材であるか第2舗装材であるかを判定する(ステップS540)。ステップS540の処理は、対象区間の道路状態の異常が第1異常および第2異常のうちの何れであるかを判定する処理である。この変形例では、第1異常として、第1舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間での異常を考えると共に、第2異常として、第1舗装材とは異なる第2舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間での異常を考えるものとした。第1舗装材としては、主流の舗装材、例えば、アスファルトを挙げることができ、第2舗装材としては、主流の舗装材以外の舗装材、例えば、コンクリートや鉄板、石、煉瓦などを挙げることができる。
ステップS540で対象区間の道路の舗装材が第1舗装材であると判定したときには、対象区間の道路状態が第1異常であると判定して(ステップS550)、ステップS190に進む。一方、対象区間の道路の舗装材が第2舗装材であると判定したときには、対象区間の道路状態が第2異常であると判定して(ステップS560)、ステップS190に進む。
こうした図10の道路状態推定処理の実行により、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち、正常区間、第1異常区間(第1舗装材により道路舗装が行なわれ且つ異常の道路区間)、第2異常区間(第2舗装材により道路舗装が行なわれ且つ異常の道路区間)を検出することができる。そして、表示処理部24が図3の状態画像付与処理などを実行することにより、ユーザが正常区間、第1異常区間、第2異常区間を容易に判別することができる。この結果、ユーザが道路の異常の種別(第1異常、第2異常)に応じた保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。
実施例や変形例の表示システム10が備えるサーバ20では、道路状態推定部23は、図2や図9、図10の道路状態推定処理の実行により、推定所望範囲の道路の各道路区間について、複数の車両50の平均車輪速変動率ΔVaや最大車輪速変動率ΔVmに基づいて道路状態を推定するものとした。しかし、複数の車両50の車速や前後加速度、横加速度、ヨーレート、ヨー角、ロール角、ピッチ角、タイヤのスリップ率などのうちの少なくとも1つの単位時間当たりの変動量の平均値や最大値に基づいて道路状態を推定するものとしてもよい。また、複数の車両50のカメラによる撮影画像に基づいて道路状態を推定するものとしてもよい。さらに、これらを適宜組み合わせて道路状態を推定するものとしてもよい。
実施例の表示システム10が備えるサーバ20では、道路状態推定部23は、図2の道路状態推定処理を実行するものとしたが、これに代えて、図11の道路状態推定処理を実行するものとしてもよい。図11の道路状態推定処理は、ステップS140~S180の処理に代えてステップS600~S680の処理を実行する点を除いて、図2の道路状態推定処理と同一である。したがって、重複する説明を回避するために、図11の道路状態推定処理のうち図2の道路状態推定処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。
図11の道路状態推定処理では、表示処理部24は、ステップS120で対象台数Nvが閾値Nvref以上のときには、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを入力し(ステップS600)、対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmを閾値ΔVmref1と比較する(ステップS610)。このステップS600,S610の処理は、図9の道路状態推定処理のステップS400,S410の処理と同様に行なわれる。
ステップS610で対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref1未満のときには、対象台数Nvに対する対象区間で回避挙動を行なった車両50の台数の割合である回避挙動割合Raを入力する(ステップS620)。ここで、対象区間で回避挙動を行なった車両50とは、回避挙動を対象区間またはそれよりも進行方向における手前側の道路区間で開始し、且つ、回避挙動を対象区間またはそれよりも進行方向における奥側の道路区間で終了した車両50を意味する。回避挙動としては、例えば、車両50が元の走行車線からセンターラインや車両境界線を一時的に跨いで(車線変更を含む)その後に元の走行車線に戻った挙動や、車両50が方向指示器を操作されることなくセンターラインや車両境界線を跨いだ挙動、車両50が急減速や急停止した挙動などを挙げることができる。各車両50について、対象区間で回避挙動を行なったか否かは、例えば、各車両50の対象区間での車速や車輪速、前後加速度、横加速度、ヨーレート、ヨー角、ロール角、ピッチ角、タイヤのスリップ率などのうちの少なくとも1つの単位時間当たりの変動量の平均値や最大値、対象区間でカメラにより撮影された撮影画像などを用いて判定することができる。
続いて、回避挙動割合Raを閾値Rarefと比較する(ステップS630)。ここで、閾値Rarefは、ステップS610の処理で用いる閾値ΔVmref1と同様に、対象区間の道路状態が異常であるか否かを判定するのに用いられる閾値であり、実験や解析により予め定められる。回避挙動割合Raが閾値Raref未満のときには、対象区間の道路状態が正常であると判定(推定)して(ステップS640)、上述のステップS190の処理に進む。
ステップS610で対象全車両の対象区間の最大車輪速変動率ΔVmが閾値ΔVmref1以上のときや、ステップS630で回避挙動割合Raが閾値Raref以上のときには、対象区間の道路状態が異常である(第1異常または第2異常である)と判断し、対象区間の障害物に関する障害物情報を入力する(ステップS650)。ここで、障害物情報は、障害物の存在の有無に関する情報であり、図示しない障害物判別処理により特定された情報が入力される。障害物判別処理は、道路状態推定部23により適宜実行される。障害物判別処理では、道路状態推定部23は、対象区間を走行した各車両50のカメラにより撮影されてデータ取得部22が車両情報の一部として取得して記憶装置30に記憶させた複数の撮影画像を入力し、入力した複数の撮影画像に基づいて障害物の有無を判定する。なお、障害物の有無の判別には、例えば、教師あり学習により生成された学習済みモデルが用いられる。
続いて、入力した障害物情報に基づいて、対象区間に障害物が存在するか否かを判定し(ステップS660)、対象区間に障害物が存在しないと判定したときには、対象区間の道路状態が第1異常であると判定して(ステップS670)、ステップS190に進む。一方、対象区間に障害物が存在すると判定したときには、対象区間の道路状態が第2異常であると判定して(ステップS680)、ステップS190に進む。この変形例では、第1異常として、路面異常、例えば、路面の荒れやポットホールなどを考えると共に、第2異常として、障害物が存在する異常を考えたと言える。
こうした図11の道路状態推定処理の実行により、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち、正常区間、第1異常区間(路面異常の区間)、第2異常区間(障害物が存在する異常の道路区間)を検出することができる。そして、表示処理部24が図3の状態画像付与処理などを実行することにより、ユーザが正常区間、第1異常区間、第2異常区間を容易に判別することができる。この結果、ユーザが道路の異常の種別(第1異常、第2異常)に応じた保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。
この変形例では、道路状態推定部23は、図11の道路状態推定処理を実行するものとしたが、これに代えて、図12の道路状態推定処理を実行するものとしてもよい。図12の道路状態推定処理は、ステップS670,S680の処理に代えてステップS690~S692の処理を実行する点を除いて、図11の道路状態推定処理と同一である。したがって、重複する説明を回避するために、図12の道路状態推定処理のうち図11の道路状態推定処理と同一の処理については、同一のステップ番号を付し、詳細な説明を省略する。なお、この場合、ステップS650で入力する障害物情報には、障害物の存在の有無に関する情報だけでなく、障害物の種別に関する情報も含まれる。
図12の道路状態推定処理では、表示処理部24は、ステップS660で対象区間に障害物が存在すると判定したときには、その障害物が撤去が容易な障害物であるか否かを判定する(ステップS690)。ステップS690の処理は、ステップS660の処理と同様に、対象区間の道路状態の異常が第1異常および第2異常のうちの何れであるかを判定する処理である。この変形例では、第2異常として、撤去が容易な障害物が存在する異常を考えるものとした。撤去が容易な障害物としては、例えば、落下物や事故車両、動物の死骸などを挙げることができる。また、第1異常として、第2異常以外の異常、例えば、障害物が存在しない異常(路面異常)や、撤去が容易でない障害物が存在する異常を考えるものとした。撤去が容易でない障害物としては、例えば、落石などを挙げることができる。
ステップS660で対象区間に障害物が存在しないと判定したときや、ステップS690で障害物が撤去が容易でない障害物であると判定したときには、対象区間の道路状態が第1異常であると判定して(ステップS691)、ステップS190に進む。一方、ステップS690で障害物が撤去が容易な障害物であると判定したときには、対象区間の道路状態が第2異常であると判定して(ステップS692)、ステップS190に進む。
こうした図12の道路状態推定処理の実行により、推定所望範囲の道路の各道路区間のうち、正常区間、第1異常区間、第2異常区間(撤去が容易な障害物が存在する異常の道路区間)を検出することができる。そして、表示処理部24が図3の状態画像付与処理などを実行することにより、ユーザが正常区間、第1異常区間、第2異常区間を容易に判別することができる。この結果、ユーザが道路の異常の種別(第1異常、第2異常)に応じた保守計画の立案などをより容易に行なうことができる。
この変形例では、道路状態推定部23は、対象区間の道路状態が異常である(第1異常または第2異常である)ときにおいて、対象区間に障害物が存在しないときや、対象区間に撤去容易でない障害物が存在するときには、第1異常であると判定し、対象区間に撤去容易な障害物が存在するときには、第2異常であると判定するものとした。しかし、対象区間に障害物が存在しないときや、対象区間に撤去容易な障害物が存在するときには、第1異常であると判定し、対象区間に撤去容易でない障害物が存在するときには、第2異常であると判定するものとしてもよい。また、対象区間に撤去容易な障害物が存在するときには、第1異常であると判定し、対象区間に撤去容易でない障害物が存在するときには、第2異常であると判定し、対象区間に障害物が存在しないときには、第3異常であると判定するものとしてもよい。この場合、表示処理部24は、表示地図の道路の各道路区間のうち道路状態が第3異常の道路区間については、正常区間や第1異常区間、第2異常区間とは異なる表示態様(例えば、異なる色のラインやピンなど)で状態画像を付与すればよい。
実施例では、本発明を、表示地図の道路に状態情報を付与して端末装置40のディスプレイ43に表示させる表示処理装置としてのサーバ20の形態や、表示地図の道路に状態情報を付与して端末装置40のディスプレイ43に表示させる表示方法の形態に適用するものとしたが、サーバ20を表示処理装置として機能させるためのプログラムの形態に適用するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、道路状態推定部23が「道路状態検出部」に相当し、表示処理部24が「表示処理部」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、表示処理装置の製造産業などに利用可能である。
10 表示システム、20 サーバ、21 演算処理部、22 データ取得部、23 道路状態推定部、24 表示処理部、30 記憶装置、40 端末装置、41 コンピュータ、42 入力装置、43 ディスプレイ、50 車両、51 GPS装置、52 検出装置、53 ECU、54 データ取得部、55 データ送信部。

Claims (14)

  1. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
    複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する道路状態検出部と、
    前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
    を備え、
    前記道路状態検出部は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第1異常は、路面の荒れであり、
    前記第2異常は、ポットホールであり、
    前記道路状態検出部は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の平均値が第1変動率以上のときに、前記第1異常であると判定し、前記複数の車両の前記車輪速変動率の最大値が前記第1変動率よりも大きい第2変動率以上のときに、前記第2異常であると判定する、
    表示処理装置。
  2. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
    複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する道路状態検出部と、
    前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
    を備え、
    前記道路状態検出部は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第2異常は、路面に所定深さよりも深い穴が形成された異常であり、
    前記第1異常は、前記第2異常以外の異常であり、
    前記道路状態検出部は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が第1変動率以上で且つ前記第1変動率よりも大きい第2変動率未満のときに、前記第1異常であると判定し、前記複数の車両の前記車輪速変動率の最大値が前記第2変動率以上のときに、前記第2異常であると判定する、
    表示処理装置。
  3. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
    複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する道路状態検出部と、
    前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
    を備え、
    前記道路状態検出部は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第1異常は、第1舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間での異常であり、
    前記第2異常は、前記第1舗装材とは異なる第2舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間での異常であり、
    前記道路状態検出部は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が所定変動率以上のときにおいて、前記第1舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間であるときには、前記第1異常であると判定し、前記第2舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間であるときには、前記第2異常であると判定する、
    表示処理装置。
  4. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
    複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する道路状態検出部と、
    前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
    を備え、
    前記道路状態検出部は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第1異常は、路面異常であり、
    前記第2異常は、障害物が存在する異常であり、
    前記道路状態検出部は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が所定変動率以上のとき、および、所定期間に走行した前記車両の台数に対する回避挙動を行なった前記車両の台数の割合である回避挙動割合が所定割合以上のときにおいて、前記障害物が存在しないときには、前記第1異常であると判定し、前記障害物があるときには、前記第2異常であると判定する、
    表示処理装置。
  5. 表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理装置であって、
    複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出する道路状態検出部と、
    前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる表示処理部と、
    を備え、
    前記道路状態検出部は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第2異常は、撤去が容易な障害物が存在する異常であり、
    前記第1異常は、前記第2異常以外の異常であり、
    前記道路状態検出部は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が所定変動率以上のとき、および、所定期間に走行した前記車両の台数に対する回避挙動を行なった前記車両の台数の割合である回避挙動割合が所定割合以上のときにおいて、前記障害物が存在しないときおよび前記障害物が撤去が容易でないものであるときには、前記第1異常であると判定し、前記障害物が存在し且つ前記障害物が撤去が容易なものであるときには、前記第2異常であると判定する、
    表示処理装置。
  6. 請求項1ないし5のうちの何れか1つの請求項に記載の表示処理装置であって、
    前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、前記第2異常区間が所定距離以内に第1所定数よりも多く存在する部分、または、前記第2異常区間が第2所定数よりも多く連続する部分については、前記第1表示態様および前記第2表示態様とは異なる第3表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる、
    表示処理装置。
  7. 請求項1ないし6のうちの何れか1つの請求項に記載の表示処理装置であって、
    前記道路状態検出部は、前記車両情報に基づいて、道路状態が正常の道路区間である正常区間も検出し、
    前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、前記正常区間については、前記第1表示態様および前記第2表示態様とは異なる第4表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる、
    表示処理装置。
  8. 請求項1ないしのうちの何れか1つの請求項に記載の表示処理装置であって、
    前記表示処理部は、前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間かつ前記第2異常区間の道路区間である重複異常区間については、前記第1表示態様かつ前記第2表示態様で、または、前記第1表示態様および前記第2表示態様とは異なる第5表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させる、
    表示処理装置。
  9. コンピュータが、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
    前記コンピュータは、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行し、
    前記ステップ(a)は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第1異常は、路面の荒れであり、
    前記第2異常は、ポットホールであり、
    前記ステップ(a)は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単
    位時間当たりの変動量である車輪速変動率の平均値が第1変動率以上のときに、前記第1異常であると判定し、前記複数の車両の前記車輪速変動率の最大値が前記第1変動率よりも大きい第2変動率以上のときに、前記第2異常であると判定する、
    表示処理方法。
  10. コンピュータが、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
    前記コンピュータは、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行し、
    前記ステップ(a)は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第2異常は、路面に所定深さよりも深い穴が形成された異常であり、
    前記第1異常は、前記第2異常以外の異常であり、
    前記ステップ(a)は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が第1変動率以上で且つ前記第1変動率よりも大きい第2変動率未満のときに、前記第1異常であると判定し、前記複数の車両の前記車輪速変動率の最大値が前記第2変動率以上のときに、前記第2異常であると判定する、
    表示処理方法。
  11. コンピュータが、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
    前記コンピュータは、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行し、
    前記ステップ(a)は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第1異常は、第1舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間での異常であり、
    前記第2異常は、前記第1舗装材とは異なる第2舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間での異常であり、
    前記ステップ(a)は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が所定変動率以上のときにおいて、前記第1舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間であるときには、前記第1異常であると判定し、前記第2舗装材により道路舗装が行なわれた道路区間であるときには、前記第2異常であると判定する、
    表示処理方法。
  12. コンピュータが、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
    前記コンピュータは、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行し、
    前記ステップ(a)は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第1異常は、路面異常であり、
    前記第2異常は、障害物が存在する異常であり、
    前記ステップ(a)は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が所定変動率以上のとき、および、所定期間に走行した前記車両の台数に対する回避挙動を行なった前記車両の台数の割合である回避挙動割合が所定割合以上のときにおいて、前記障害物が存在しないときには、前記第1異常であると判定し、前記障害物があるときには、前記第2異常であると判定する、
    表示処理方法。
  13. コンピュータが、表示範囲の地図である表示地図の道路に道路状態に関する状態情報を付与して表示装置に表示させる表示処理方法であって、
    前記コンピュータは、
    (a)複数の車両からの車両情報に基づいて、道路状態が第1異常の道路区間である第1異常区間、道路状態が前記第1異常とは異なる第2異常の道路区間である第2異常区間を検出するステップと、
    (b)前記表示地図の道路のうち、前記第1異常区間については、第1表示態様で前記状態情報を付与し、前記第2異常区間については、前記第1表示態様とは異なる第2表示態様で前記状態情報を付与して前記表示装置に表示させるステップと、
    を実行し、
    前記ステップ(a)は、各道路区間について、対象期間に走行した車両の走行台数である対象台数が所定台数以上であるときには、道路状態を検出し、前記対象台数が前記所定台数未満のときには、道路状態を検出せずに、
    前記第2異常は、撤去が容易な障害物が存在する異常であり、
    前記第1異常は、前記第2異常以外の異常であり、
    前記ステップ(a)は、各道路区間の道路状態について、前記複数の車両の車輪速の単位時間当たりの変動量である車輪速変動率の最大値が所定変動率以上のとき、および、所定期間に走行した前記車両の台数に対する回避挙動を行なった前記車両の台数の割合である回避挙動割合が所定割合以上のときにおいて、前記障害物が存在しないときおよび前記障害物が撤去が容易でないものであるときには、前記第1異常であると判定し、前記障害物が存在し且つ前記障害物が撤去が容易なものであるときには、前記第2異常であると判定する、
    表示処理方法。
  14. 請求項9ないし13のうちの何れか1つの請求項に記載の表示処理方法の各ステップをコンピュータに実行させるプログラム。
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