JP6794369B2 - 医療用クリップカートリッジ - Google Patents

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Description

本発明は、医療用のクリップとワイヤー等の線状物とを連結する際に用いる医療用クリップカートリッジに関するものである。
内視鏡を利用した処置では、患部等処置対象組織の把持のためにワイヤー等の線状物の遠位側に取り付けられた医療用クリップを患者の体内に運ぶための医療用クリップ装置が用いられる場合がある。当該処置を行う場合、クリップ装置は内視鏡の鉗子口から鉗子チャンネル内に挿入され、クリップを処置対象組織まで搬送することにより、患者の体内でのクリップによる施術が行われる。医療用のクリップは1回の施術中に複数個用いられる場合が多く、各クリッピング操作の度に、クリップ装置に新しいクリップを取り付ける必要がある。しかし、医療用のクリップの大きさはせいぜい1cm程度と非常に小さく、人の手でクリップの取り付け作業を行うことは難しく、特に熟練しない者や滅菌手袋をした者にとっては非常に難しい作業となる。一方、クリップ取り付け作業は施術中に行うことから、正確かつ速やかに行うことが望まれる。そのため、クリップを線状物に取り付ける作業を容易にするために、連結補助具としてクリップカートリッジが用いられる。
クリップカートリッジとして、例えば特許文献1には、クリップを収納するクリップ収納部と、連結フックをクリップの連結部に後方から案内するフック案内孔とが設けられたクリップ取付具であって、フック案内孔の断面形状が、後端開口部側から前方のクリップ収納部との境界部側へ向かうにしたがって、その中に通された連結フックの向きをクリップの連結部に対して係脱可能な向きに矯正するよう次第に偏平に形成されているクリップ取付具(クリップカートリッジ)が開示されている。特許文献2には、クリップの基端に連結部を装着するためのクリップカートリッジであって、クリップカートリッジの内部に位置しクリップを収納する収納部と、クリップカートリッジの外面を入口側とし収納部を出口側として貫通し、連結部が挿入される挿入孔とを備え、挿入孔の入口側から出口側に向かって延在する突条部が形成されているクリップカートリッジが開示されている。
特開2009−011769号公報 特開2014−188345号公報
特許文献1,2に開示されたクリップカートリッジを用いれば、線状物の遠位側に取り付けられた連結フックあるいは連結部を軸回転方向に適切に位置を制御してクリップに連結することができるが、さらなる効率化が可能なクリップカートリッジの開発が求められている。本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、医療用のクリップを、遠位側に連結部を有する線状物と連結するための医療用クリップカートリッジであって、連結部の軸回転方向の位置を適切に制御してクリップに連結することができるクリップカートリッジを提供することにある。
前記課題を解決することができた本発明の医療用クリップカートリッジとは、医療用のクリップを、遠位側に連結部を有する線状物の連結部と連結するための医療用クリップカートリッジであって、線状物を挿入する挿入口と、挿入口から遠位側に向かって延びる挿入路と、挿入路の遠位側に連通し、クリップを収納する収納部とを有し、挿入路には、挿入路内面から突出した突起部が設けられ、突起部は、頂面が遠位側に向かって拡幅し、かつ、挿入路内面からの高さが高くなる部分を有するところに特徴を有する。
本発明のクリップカートリッジは、線状物を挿入する挿入路に、頂面が挿入路の遠位側に向かって拡幅し、かつ、挿入路内面からの高さが高くなる部分を有する突起部が設けられているため、線状物を挿入路に挿入した際に、線状物の連結部が突起部に接触して、連結部の軸回転方向の角度や位置を適切に制御することができる。そのため、本発明のクリップカートリッジを用いれば、線状物の遠位側に設けられた連結部の向きをクリップに対して適切に制御して、クリップと連結部とを簡単に連結することができる。
突起部は、遠位側に向かって、互いに離間距離が広がるように設けられた第1側面と第2側面を有し、挿入路の延在方向となす角度が、第1側面が第2側面よりも大きくなっていることが好ましい。突起部にこのように形成された第1側面と第2側面が設けられていれば、突起部の近位側の先端に連結部が当たったときに、連結部が第2側面よりも第1側面に沿って挿入路の遠位側に移行しやすくなる。そのため、線状物を挿入路に挿入した際に、連結部が突起部の近位側の先端に引っ掛からずに、挿入路のさらに遠位側にスムーズに進みやすくなる。
挿入路には、突起部が1つのみ設けられることが好ましい。本発明のクリップカートリッジは、突起部を1つ設けるだけで、連結部の軸回転方向の角度や位置を適切に制御することができる。そのため、クリップカートリッジをシンプルに構成することができる。
挿入路は、突起部よりも遠位側に、遠位側に向かって突起部の高さ方向に対して狭くなるように形成されたテーパー部を有することが好ましい。挿入路の遠位側にテーパー部が形成されることにより、線状物を挿入路に挿入した際に連結部の遠位側がテーパー部に嵌まり込んで、連結部が収納部に収納されたクリップと適切に連結しやすくなる。
突起部は、突出方向とは反対側に押し込み可能に形成されていることが好ましい。このように突起部が形成されていれば、連結部が突起部に接触した際に、突起部が突出方向と反対側に押し込まれることで、連結部の進行方向が大きくずれずに、線状物を挿入路のさらに遠位側に挿入できる。そのため、連結部をクリップの適切な位置に確実に連結することができる。
突起部は、挿入路から取り外し可能に形成されていることが好ましい。突起部が挿入路から取り外し可能に形成されていれば、線状物にクリップを連結させたクリップ装置をクリップカートリッジから取り出しやすくなる。
クリップカートリッジはカートリッジ本体とカートリッジカバーを有し、カートリッジ本体は、挿入路形成用の溝と収納部形成用の凹部を有し、カートリッジ本体をカートリッジカバーで覆うことにより、挿入口と挿入路と収納部がそれぞれ形成されることが好ましい。このようにクリップカートリッジが構成されていれば、クリップカートリッジの作製が容易になり、また、クリップカートリッジにクリップをセットしたり、線状物をクリップに連結したクリップ装置をクリップカートリッジから取り出すことが容易に行えるようになる。
連結部は、遠位側が軸に垂直な方向に広く形成されていることが好ましい。このように連結部が形成されていれば、線状物が挿入路に挿入されて連結部が突起部に接触することにより、連結部の軸回転方向の角度や位置が適切に制御されやすくなる。連結部は、近位側に向かって厚みが厚くなる傾斜部を有することがさらに好ましく、この場合、傾斜部が突起部に接触することによっても連結部が軸回転しやすくなる。
本発明のクリップカートリッジは、収納部にクリップが収納されているものであってもよい。収納部にクリップが予め収納されていれば、クリップカートリッジの挿入口に線状物を挿入することにより、クリップと連結部とを簡単に連結することができる。
本発明はまた、本発明のクリップカートリッジを用いて医療用クリップ装置を製造する方法も提供する。本発明の医療用クリップ装置の製造方法は、クリップカートリッジの収納部にクリップを配置する工程と、クリップカートリッジの挿入路に、遠位側に連結部を有する線状物を挿入して、連結部をクリップに連結する工程を有する。クリップカートリッジに予めクリップが収納されている場合は、クリップカートリッジの収納部にクリップを配置する工程を省略することもできる。
本発明のクリップカートリッジは、線状物を挿入する挿入路に、頂面が挿入路の遠位側に向かって拡幅し、かつ、挿入路内面からの高さが高くなる部分を有する突起部が設けられているため、線状物を挿入路に挿入した際に、線状物の連結部が突起部に接触して、連結部の軸回転方向の角度や位置を適切に制御することができる。そのため、本発明のクリップカートリッジを用いれば、線状物の遠位側に設けられた連結部の向きをクリップに対して適切に制御して、クリップと連結部とを簡単に連結することができる。
クリップカートリッジの平面図を表す。 図1に示したクリップカートリッジのカバーを外した平面図を表す。 図2に示したクリップカートリッジの平面図を表す。 クリップカートリッジとクリップ装置を表しており、クリップカートリッジのカバーを省略して示した平面図を表す。 図1に示したクリップカートリッジのV−V断面図を表す。 クリップカートリッジの挿入路から収納部にかけての平面拡大図(一部断面図)を表す。 突起部の斜視図を表す。 規制部材の三面図を表す。 クリップ装置の遠位側の側面図を表す。 クリップ装置の連結部の斜視図を表す。
本発明は、医療用のクリップを、遠位側に連結部を有する線状物の連結部と連結するための医療用クリップカートリッジに関するものである。本発明のクリップカートリッジは、内視鏡下でクリップ装置を利用した処置を行う際に、クリップを線状物と連結するために用いられる。クリップを取り付けたクリップ装置を内視鏡の鉗子口から鉗子チャンネル内に挿入して、クリップを処置対象組織まで搬送することにより、患者の体内でクリップによる施術を行うことができる。本発明のカートリッジを用いることができるクリップ装置は、少なくともクリップと線状物とを含み、線状物は少なくとも連結部と線状物本体とを含む。
以下、下記実施の形態に基づき本発明の医療用クリップカートリッジを具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施の形態によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。なお、各図面において、便宜上、ハッチングや部材符号等を省略する場合もあるが、かかる場合、明細書や他の図面を参照するものとする。また、図面における種々部材の寸法は、本発明の特徴の理解に資することを優先しているため、実際の寸法とは異なる場合がある。
図1〜図4には、クリップカートリッジの平面図を示した。図1は、使用状態のクリップカートリッジを表し、図2は、図1に示したクリップカートリッジのカバーを外した状態を表し、図3は、図2に示したクリップカートリッジからさらに規制部材を挿入路から取り外した状態を表している。また、図4には、クリップを収納した状態のクリップカートリッジ本体を示した。実際にクリップカートリッジを用いてクリップを線状物に連結する際は、図4に示したクリップカートリッジ本体にカバーを取り付けて使用する。
クリップカートリッジについて詳しく説明する前に、図4、図9および図10を参照して、クリップ装置の構成例をまず説明する。図4は、クリップを収納した状態のクリップカートリッジ本体に、遠位側に連結部を有する線状物を挿入する様子を表し、図9は、クリップ装置の遠位側の側面図を表し、線状物にクリップを連結する様子を表し、図10は、線状物の連結部の斜視図を表している。
クリップ装置21は、線状物25の遠位側にクリップ22の近位側を連結し構成される。線状物25の近位側には、線状物25を操作するための操作部が設けられていることが好ましい(図示せず)。内視鏡下において、クリップ装置21の操作部を操作することにより、クリップ22の向きを変えたり、クリップ22の開閉を制御して、対象物をクリップ22により把持することができる。クリップ装置21の線状物本体26の遠位側に連結部31を設けて線状物25とすることが好ましい。線状物25の連結部31をクリップ22と連結することにより、線状物25の遠位側にクリップ22を取り付けることができる。線状物本体26と連結部31は、別体でもよく、線状物本体26の遠位側を連結部31とし直接クリップ22を取り付けてもよい。なお、クリップ装置21あるいは線状物25の近位側とは、線状物25の軸方向(延在方向)に対して、装置使用者の手元側の方向を指し、遠位側とは近位側の反対方向(すなわち処置対象側の方向)を指す。
クリップ22は、内視鏡下での処置の際、臓器の病変部等の対象物を封止したり、把持して反対牽引(カウンタートラクション)したり、止血、縫合、マーキングのために対象物を摘まむ(クリッピングする)器具である。クリップ22は、近位側を支点として、遠位側が開閉可能に形成される。クリップ22は、例えば、1枚の金属板をU字状やV字状に折り曲げることにより形成されたり、対向配置した2枚の金属板を接続することにより形成される。クリップ22は、近位側に、線状物25の連結部31と連結する基端部23を有する。
クリップ22の基端部23と、線状物25の連結部31とは、互いに連結可能な形状であれば種々の形状を選択でき、例えば図9および図10に示されるように、基端部23に爪、連結部31に開口を設けるなどして、一方に設けられた爪と他方の開口が噛み合うようにしたり、両方に爪を設け爪どうしが噛み合うようにして連結することができる。
クリップ22には、クリップ22の近位側の周囲を囲んで締付リング24が設けられていることが好ましく、後述する内筒体27と締付リング24とを接触させるなどして、締付リング24をクリップ22の遠位側に移動させることにより、クリップ22が閉じるように形成されていることが好ましい。
クリップ22や締付リング24は、高弾性と生体適合性を有する材料から構成されることが好ましい。クリップ22や締付リング24は、例えば、SUS303、SUS304、SUS631等のステンレス鋼やNi−Ti合金等から構成されることが好ましい。
線状物25は、線状に形成されており、その遠位側に連結部31を有する。詳細には、線状物25は、線状物本体26と、線状物本体26の遠位側に設けられた連結部31を有する。線状物本体26は、体腔内の形状に沿って屈曲する可撓性と、処置対象組織まで確実に到達する剛性の両方をバランス良く兼ね備えていることが望ましい。線状物本体26としては、例えば、ステンレス鋼、炭素鋼等の金属線材や、ポリアミド樹脂(例えば、ナイロン)、ポリオレフィン樹脂(例えば、ポリエチレンやポリプロピレン)、ポリエステル樹脂(例えば、PET)、芳香族ポリエーテルケトン樹脂(例えば、PEEK)、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂(例えば、PTFE、PFA、ETFE)等の合成樹脂から形成された糸条を用いることができる。当該糸条は、モノフィラメント糸であってもよく、マルチフィラメント糸であってもよく、スパン糸であってもよい。
連結部31は、生体適合性を有する材料から構成されることが好ましく、例えば、クリップ22や締付リング24と同様に、SUS303、SUS304、SUS631等のステンレス鋼やNi−Ti合金等から構成されることが好ましい。また、ポリアミド樹脂(例えば、ナイロン)、ポリオレフィン樹脂(例えば、ポリエチレンやポリプロピレン)、ポリエステル樹脂(例えば、PET)、芳香族ポリエーテルケトン樹脂(例えば、PEEK)、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂(例えば、PTFE、PFA、ETFE)等の合成樹脂から形成されていてもよい。
連結部31は、軸回転方向に指向性を有することが好ましく、これによりクリップ22の基端部23と方向を合わせて連結することができる。軸回転とは、線状物25の長軸周りの回転をいう。軸回転方向に指向性を有する連結部31としては、例えば図10に示すように、連結部31の遠位側が軸に垂直な方向に広く形成されたものが挙げられる。このような場合、クリップ22と線状物25の連結は、クリップ22の開閉方向と連結部31の遠位側の延在方向とを略垂直や略平行に係合させることにより、連結部31をクリップ22に好適に連結することができる。
連結部31は、線状物本体26に回転可能に接続されていることが好ましい。回転可能とは、線状物本体26に対して連結部31が回転してもよく、線状物本体26と連結部31とが固定されており、線状物本体26がねじれることにより連結部31が回転するなどしてもよい。
線状物25は、少なくとも一部が内筒体27内に配置されていることが好ましい。すなわち、クリップ装置21は、内腔に線状物25を配置する内筒体27を有することが好ましい。このようにクリップ装置21を構成することより、線状物25にクリップ22を連結して使用する際、線状物25を軸方向に対して近位側または遠位側に移動させて、クリップ22の開度を調整することができる。クリップ22の開度の調整は、例えば、線状物25を内筒体27に対して近位側に移動させることにより、クリップ22の締付リング24と内筒体27とが接触し、締付リング24がクリップ22の遠位側に移動することにより、クリップ22を閉じることができる。また、線状物25の連結部31を、内筒体27から出し入れ自在に形成することもできる。
内筒体27は、体腔内の形状に沿って屈曲する可撓性と、処置対象組織まで確実に到達する剛性の両方をバランス良く兼ね備えていることが望ましい。内筒体27は、例えば、コイル状の金属や合成樹脂によって形成された筒体や、短筒状の関節駒を軸方向に複数連結して回動可能にした筒体、合成樹脂から形成された筒体から構成することができる。
クリップ装置21はさらに外筒体を有していてもよく、この場合、内筒体27が外筒体内に配置される(図示せず)。外筒体は、線状物25にクリップ22を連結した状態で、クリップ22が外筒体から出し入れ自在に形成されていることが好ましい。このようにクリップ装置21を構成することにより、クリップ装置21を内視鏡の鉗子口から鉗子チャンネル内に挿入し、クリップ22を対象組織の近くに搬送するまでの間に、外筒体によって、クリップ22が内視鏡内の鉗子チャンネルや病変部以外の体内組織等を傷付けることを防止することができる。
外筒体は、体腔内の形状に沿って屈曲する可撓性と、処置対象組織まで確実に到達する剛性の両方をバランス良く兼ね備えていることが望ましい。外筒体は、例えば、合成樹脂から形成された筒体や、コイル状の金属や合成樹脂によって形成された筒体、短筒状の関節駒を軸方向に複数連結して回動可能にした筒体から構成することができる。なお外筒体としては、合成樹脂から形成された筒体が好ましく用いられ、また、外筒体と内筒体との位置関係を使用者(術者)が目視で確認できるように、外筒体は透明または半透明な材料から形成されていることが好ましい。
クリップ22は1回の施術中に複数個用いられる場合が多く、各クリッピング操作の度に、クリップ装置21に新しいクリップ22を取り付ける必要がある。そのため、クリップ装置21へのクリップ22の取り付け作業は、正確かつ速やかに行うことが望ましい。しかし、医療用のクリップ22は非常に小さく、人の手で直接取り付け作業を行うことは難しい。特に、クリップ装置21として線状物25の連結部31が軸回転方向に指向性を有するものを用いることを想定しており、そのような連結部31をクリップ22に対して方向を適切に合わせて連結することは、非常に困難な作業となる。
そこで、クリップ装置21へのクリップ22の取り付け作業を容易に行うために、クリップカートリッジ1が用いられる。図1〜図4に示すように、クリップカートリッジ1は、線状物25を挿入する挿入口2と、挿入口2から遠位側に向かって延びる挿入路3と、挿入路3の遠位側に連通し、クリップ22を収納する収納部4とを有している。クリップカートリッジを使用する際は、収納部4にクリップ22を配置し、線状物25を挿入口2から挿入路3に挿入することにより、線状物25の遠位側に設けられた連結部31をクリップ22に適切に連結することができる。なお、クリップカートリッジは、挿入口側を近位側、クリップが収納される側を遠位側という。
収納部4は、クリップ22を収納する空間である。図4では、クリップ22は開いた状態で収納部4に収納されている。収納部4は、クリップ22の基端部23(クリップ22の近位側)が挿入路3に向いて配置されるように、クリップカートリッジに形成される。本発明のクリップカートリッジには、収納部4にクリップ22が収納されたものも、収納部4にクリップ22が収納されていないものも、いずれの態様も含まれる。
挿入路3は、線状物25を挿入する通路であり、挿入口2と収納部4を繋ぐように形成される。挿入路3は、通常、挿入口2から収納部4まで真っ直ぐ延びるように形成されており、挿入路3の延在方向は、挿入口2から収納部4の入口に至る方向に相当する。挿入路3の内面には、後述する突起部5のように、一部に凸部が形成されている。突起部5は、線状物25に接してその角度を制御する。挿入路3の内面には、必要に応じて凹部が形成されてもよい。挿入口2は挿入路3の入口に相当し、クリップカートリッジ1の外側面に形成される。
挿入路3に挿入される線状物25は連結部31と線状物本体26とを有し、連結部31の長軸方向の長さは、挿入路3の長さを超えるものであってもよく、挿入路3より短く、連結部31を先頭に連結部31と線状物本体26とが挿入路3に挿入される形態であってもよい。
図5には、図1に示したクリップカートリッジのV−V断面図を示すが、挿入路3の断面(挿入路3の延在方向に対する垂直断面)は、少なくとも線状物25の連結部31が通る大きさで形成され、少なくとも一部が曲線状に形成されることが好ましい。なお、挿入路3の断面の大きさは、大きすぎると、連結部31と突起部5とが適切に接触せず、線状物25の連結部31の方向を制御することが難しくなることから、少なくとも挿入路3の遠位側半分における最大断面長が、連結部31の最大断面長(線状物25の軸方向に対する垂直断面の最大長さ)の2.5倍以下となることが好ましく、2.0倍以下がより好ましい。挿入路3の断面の具体的な大きさとしては、例えば、挿入路3の遠位側半分における最大断面長が0.5mm〜4.0mmの範囲となることが好ましい。
挿入路3には、挿入路内面から突出した突起部5が設けられている。ここで、突起部について、図6〜図8を参照して詳しく説明する。図6は、クリップカートリッジの挿入路から収納部にかけての拡大図を表し、図7は、突起部の斜視図を表し、図8は、突起部が設けられた規制部材の三面図を表す。図6では、突起部の突出方向が図の下側に相当する。図7では、規制部材上の突起部の斜視図が示されており、突起部の突出方向が図の上側に相当し、図の右奥が挿入路の遠位側に相当する。
突起部5は、その周囲の部分よりも挿入路内面9から挿入路空間に突出して形成される。突起部5は、その頂部が面状に形成されていることが好ましい。図7に示すように、突起部5は、頂部が面状に形成された頂面7を有し、頂面7と挿入路内面9の間に側面8を有することができる。
突起部5の高さは、挿入路3の突起部5が設けられた部分において、線状物25の連結部31が挿入路3を通るように形成されていれば、その高さは特に限定されないが、突起部5は、挿入路3の断面の中心(もしくは重心)に達しない高さで、挿入路内面9から突出していることが好ましい。
突起部5は、頂面7が挿入路3の遠位側に向かって拡幅し、かつ、挿入路内面9からの高さが高くなるように形成された部分を有しており、当該部分をガイド部6と称する。突起部5は、挿入路3の遠位側に向かって、互いに離間距離が広がるように側面8が設けられ、この側面8の一方側を第1側面8Aと称し、他方側を第2側面8Bと称する。図7および図8では、ガイド部6の頂面7が三角形に形成されているが、頂面7は台形等の任意の形状に形成されていてもよい。頂面7は、頂点が丸まって形成されていてもよく、また辺が曲線や曲面で構成されていてもよい。突起部5が、頂面7が挿入路3の遠位側に向かって拡幅し、かつ、挿入路内面9からの高さが高くなるように形成されたガイド部6を有していれば、線状物25を挿入路3に挿入した際に、線状物25の連結部31が突起部5のガイド部6に接触し、ガイド部6によって線状物25が軸回転し、連結部31の角度や位置などが制御されるようになる。制御するのは、角度または位置などの一の要素のみであってもよく、複数の要素であってもよい。
これについて詳しく説明する。突起部5は、頂面7が、挿入路3の遠位側に向かって、挿入路内面9からの高さが高くなる部分(ガイド部6)を有しているため、線状物25が挿入路3に挿入されて遠位側に向かって進む間に、線状物25の連結部31がガイド部6に接触する。この際、連結部31の遠位側が頂面7と接触すると、連結部31の遠位側と頂面7とが略平行になるように線状物25が軸回転する。このように、連結部31と、カートリッジの頂面7とが接触することにより、連結部31の軸回転方向の角度や位置を制御することができる。ここで、軸回転とは、線状物25の長軸周りに回転することをいう。軸回転するのは、連結部31または線状物本体26であってもよく、両方であってもよい。一方、連結部31の遠位側が軸回転方向にずれて(すなわち頂面7に対して非平行となるように)挿入路3に挿入され、連結部31の遠位側が突起部5の側面8と接触した場合は、突起部5は、頂面7が挿入路3の遠位側に向かって拡幅するように形成されているため、連結部31が突起部5の側面8に沿って挿入路3を遠位側に進む間に、線状物25が軸回転しやすくなる。すなわち、連結部31が突起部5の側面8に沿って挿入路3の遠位側に進む間に、連結部31の進行方向がずれて線状物25に歪みが生じるため、この歪みを解消もしくは軽減するように線状物25が軸回転して、連結部31が頂面7と接触する位置に移動しやすくなり、この接触により、線状物25の軸回転方向の角度や位置が適切に制御されるようになる。
ガイド部6の大きさは、連結部31の大きさや挿入路3の断面長等に応じて適宜設定すればよいが、例えば、高さが0.5mm〜2.0mm、幅(遠位側の幅)が0.5mm〜2.0mm、長さ(挿入路の延在方向の長さ)が1.0mm〜3.0mmであればよい。
ガイド部6は、連結部31の軸回転がスムーズに行われるようにする点から、近位側(挿入口側)の幅が遠位側(収納部側)の幅の40%以下であることが好ましく、25%以下がより好ましく、10%以下がさらに好ましい。また、頂面7の形状が三角形(角の丸まった三角形を含む)に形成されていることも好ましい。同様の観点から、ガイド部6は、近位側(挿入口側)の高さが遠位側(収納部側)の高さの80%以下であることが好ましく、70%以下がより好ましく、60%以下がさらに好ましい。
突起部5の側面8A,8Bは、挿入路3の延在方向に対して互いに異なる角度で設けられていることが好ましい。すなわち、突起部5では、挿入路3の延在方向となす角度が、第1側面8Aの方が第2側面8Bよりも大きくなっていることが好ましい。このように第1側面8Aと第2側面8Bが形成されていれば、突起部5の近位側の先端に連結部31の遠位側が当たったときに、連結部31が第2側面8Bに沿って進む確率よりも第1側面8Aに沿って進む確率の方が高くなる。そのため、線状物25を挿入路3に挿入した際に、連結部31が突起部5に接した後、さらに挿入路3の遠位側に第1側面8Aに沿ってスムーズに進みやすくなる。第1側面8Aに沿って進んだ線状物25は、上記に説明したように、その後、連結部31が頂面7と接触する位置に軸回転する。なお、第1側面8Aは、頂面7を上側として突起部5を挿入口2側から見たときに、図7に示すように突起部5の近位側の先端の右側に位置していてもよく、これとは逆に左側に位置していてもよく、どちら側に位置していてもよい。
側面8A,8Bは、挿入路内面9に対して直角に設けられていてもよく、90°超の角度で設けられていてもよい。後者の場合、突起部5を、挿入路3の延在方向に対する垂直断面で見ると、略台形に形成される(具体的には、両側面8A,8Bの離間距離が頂面7側よりも挿入路内面9側の方が広くなるように形成される)。このように側面8A,8Bを形成すれば、連結部31の遠位側が側面8A,8Bに当たると、線状物25が挿入路3を遠位側に向かって進む間に軸回転方向への力が付与されて、線状物25がスムーズに軸回転しやすくなる。側面8A,8Bは、挿入路内面9に対する角度が90°以上120°以下となるように設けられることが好ましく、91°以上115°以下となるように設けられることがより好ましい。
挿入路3には、突起部5が1つのみ設けられることが好ましい。本発明のクリップカートリッジでは、突起部5を1つ設けるだけで、連結部31の軸回転方向の角度や位置を適切に制御することができる。
突起部5は挿入路3の途中に設けられることが好ましく、挿入路3には、突起部5よりも遠位側に、線状物25の連結部31を配置できる空間が確保されていることが好ましい。すなわち、突起部5は、収納部4の入口から少なくとも連結部31の長さ分だけ離れて、挿入路3に形成されることが好ましい。このように挿入路3に突起部5を形成することにより、突起部5によって連結部31の軸回転方向の角度や位置が適切に制御された状態で、連結部31がクリップ22に連結されやすくなる。
突起部5は、突出方向とは反対側に押し込み可能に形成されていることが好ましい。この場合、例えば、突起部5は無負荷状態で挿入路内面から突出し、連結部31が接触することにより、突起部5が突出方向と反対側に押し込み可能に形成されていることが好ましい。なお連結部31が突起部5に接触した際、突起部5は少しでも突出方向と反対側に押し込まれればよく、挿入路内面に完全に埋まるように押し込まれなくてもよい。このように突起部5が形成されていれば、連結部31が突起部5に当たった際に、突起部5が突出方向と反対側に押し込まれることで、連結部31の進行方向が大きくずれずに、線状物25の連結部31を挿入路3のさらに遠位側に挿入できる。その結果、連結部31をクリップ22の適切な位置に確実に連結することができる。押し込みは、突起部5が挿入路3に対して突出方向と反対側に移動すればよく、突起部5のスライドや、カートリッジ本体や突起部が設けられた部材(例えば規制部材17)に対するたわみなどによって実現することができる。
連結部31の軸回転方向の角度や位置を適切に制御する点からは、連結部31と突起部5とが接触する際に、突起部5は、突出方向と反対側に押し込まれるとともに、突出方向へ向かう抗力(すなわち挿入路空間に向かう抗力)が発揮されるように構成されていることが好ましい。これにより、連結部31が適切に突起部5に接触して、連結部31が所望の角度や位置に軸回転しやすくなる。一方、線状物25(連結部31)をクリップ22と連結してクリップ装置21をクリップカートリッジ1から取り出す際は、突起部5は、突出方向へ向かう抗力が大きくかからないように、挿入路3から離れる方向に移動できるように構成されていることが好ましく、これによりクリップ装置21をクリップカートリッジ1から取り出す際に突起部5が邪魔になりにくくなる。
突起部5は、挿入路3から取り外し可能に形成されていることが好ましい。例えば図3では、突起部5が規制部材17に形成され、規制部材17が図の上方にスライド可能に形成されている。突起部5の取り外しとは、カートリッジの挿入路内面9から突起部5が外れることをいい、突起部5または突起部5が設けられた部材(例えば規制部材17)がカートリッジから分離してもよく、突起部5または突起部5が設けられた部材がカートリッジにスライド可能に配置されていてもよい。このように突起部5が形成されていれば、線状物25をクリップ22と連結させた後、クリップ装置21をクリップカートリッジ1から取り出す際に、クリップ装置21が突起部5に引っ掛かっても、突起部5を取り外すことでクリップ装置21をクリップカートリッジ1から容易に取り出すことができる。また、クリップ装置21をクリップカートリッジ1から取り出す際に、予め突起部5を取り外すようにしてもよい。
クリップカートリッジ1をカートリッジ本体15とカートリッジカバー16から構成し、カートリッジ本体15に、カートリッジ本体15に対してスライド可能な部材である規制部材17を設け、規制部材17に突起部5を設けることができる。図1に示されるようにカートリッジ本体15にカートリッジカバー16を装着した際に、規制部材17上の突起部5が挿入路内面から突出するように構成することで、カートリッジカバー16によって規制部材17の動きを規制することができる。このような構成により、カートリッジカバー16を装着した場合にのみクリップ22と線状物25とが連結可能となり、連結後にカートリッジカバー16をカートリッジ本体15から外した際に、規制部材17のカートリッジカバー16による固定が解除され、突起部5を含む規制部材17が挿入路3から離脱してクリップ装置21をカートリッジ本体15から取り出すことができるようになる。このような構成により、クリップ22と線状物25の連結を確実に行うことができ、誤操作を防ぐことができる。
挿入路3は、突起部5よりも遠位側に、遠位側に向かって突起部5の高さ方向に対して狭くなるように形成されたテーパー部10を有することが好ましい(図6参照)。なお、テーパー部10の遠位側には収納部4の入口が位置している。挿入路3の遠位側にテーパー部10が形成されることにより、連結部31の遠位側がテーパー部10に嵌まり込んで、突起部5により制御された角度や位置を維持したまま、連結部31が収納部4に収納されたクリップ22と適切に連結しやすくなる。すなわち、線状物25を挿入路3に挿入すると、連結部31が突起部5のガイド部6に接触して、連結部31の遠位側が頂面7と略平行になるように軸回転方向に位置決めされ、その状態でテーパー部10に挿入されることにより、連結部31の遠位側がテーパー部10の形状に合うように嵌まり込んで、連結部31が、収納部4に収納されたクリップ22に対して適切な角度や位置に配置されるようになる。
テーパー部10は、挿入路3の断面(挿入路3の延在方向に対する垂直断面)の長さが、遠位側に向かって一方向に狭くなるように形成されるが、テーパー部10は直線的に狭くなるように形成されてもよく、曲線的に狭くなるように形成されてもよく、また不連続的に狭くなるように形成されていてもよい。挿入路内面は、テーパー部10の少なくとも一部において、例えば、挿入路3の延在方向に対して20°以上60°以下の角度を有するように形成されることが好ましい。
テーパー部10は収納部4の入口に連続するように設けられることが好ましい。このように構成することで、線状物25が、より確実に突起部5により制御された角度や位置を維持したまま、クリップ22と連結することができる。
クリップカートリッジは、1つの部材から構成されていてもよく、2以上の部材から構成されていてもよい。なお、クリップカートリッジは内部に挿入路と収納部が形成されるものであり、これらの形成を容易にする点から、クリップカートリッジは2以上の部材から構成されることが好ましい。例えば、クリップカートリッジ1はカートリッジ本体15とカートリッジカバー16を有し、カートリッジ本体15は、挿入路形成用の溝と収納部形成用の凹部を有し、カートリッジ本体15をカートリッジカバー16で覆うことにより、挿入口2と挿入路3と収納部4がそれぞれ形成されることが好ましい。なお、通常は、挿入路形成用の溝をカートリッジカバー16を覆うことにより挿入口2と挿入路3の両方が形成されるが、必要に応じて挿入口用の溝または凹部を別途カートリッジ本体15に形成してもよい。このようにクリップカートリッジを構成すれば、クリップカートリッジの作製が容易になり、また、クリップカートリッジ1にクリップ22をセットしたり、線状物25をクリップ22に連結したクリップ装置21をクリップカートリッジ1から取り出すことが容易に行えるようになる。
カートリッジカバー16は、カートリッジ本体15の挿入路形成用の溝と収納部形成用の凹部を覆うことができるものであれば、その形状は特に限定されない。図1〜図3では、カートリッジカバー16が筒状に形成され、カートリッジ本体15を挿入路3の延在方向を軸として取り囲むように、クリップカートリッジ1が構成されている。なお、カートリッジカバーが板状に形成され、カートリッジ本体と重ね合わされるように構成されていてもよい。カートリッジカバー16がカートリッジ本体15と対向する面は、フラットに形成されていてもよく、挿入路形成用の溝と収納部形成用の凹部がカートリッジカバー16にも形成されていてもよい。
クリップカートリッジ1は、カートリッジ本体15とカートリッジカバー16に加え、突起部5が形成された規制部材17を有することが好ましい。この場合、規制部材17がカートリッジ本体15やカートリッジカバー16から取り外し可能となるため、線状物25をクリップ22に連結したクリップ装置21をクリップカートリッジ1から取り出す作業が容易に行えるようになる。
図1〜図3では、規制部材17が挿入路3の延在方向に対して略垂直方向にスライド可能に形成されるとともに、カートリッジカバー16が挿入路3の延在方向にスライド可能に形成されており、カートリッジカバー16の位置によって、規制部材17のスライドを制御している。カートリッジカバー16が規制部材17を覆う位置にあるときは、規制部材17は、突起部5が挿入路内面から突出した状態で、カートリッジ本体15に固定される。カートリッジカバー16が規制部材17を覆う位置にないときは、規制部材17はスライド可能に形成され、突起部5の挿入路内面からの突出高さを低くしたり、突起部5が挿入路内面から突出しないようにすることができる。なお図8に詳しく示されるように、規制部材17には、挿入路3の延在方向に延びる貫通溝18が形成されていることが好ましく、これにより、突起部5が突出方向とは反対側に押されたときに、突起部5が押し込み可能に形成されるとともに、突出方向に向かう抗力が好適に発揮されるようになる。
カートリッジ本体15、カートリッジカバー16、規制部材17の構成材料は特に限定されないが、精密加工が容易となり、また中に収納するクリップ22を衛生的に保ち、クリップ22の損傷を防ぐ点から、合成樹脂から形成されることが好ましい。またカートリッジカバー16は、使用者(術者)が線状物25にクリップ22を連結する作業を目で見ながら確認できるように、透明または半透明な材料から形成されていることが好ましい。
線状物25の連結部31の好適態様について、図10を参照して説明する。連結部31は、遠位側に扁平部32を有することが好ましい。連結部31の遠位側に扁平部32が形成されていれば、この扁平部32をクリップ22の基端部23と係合させることで、連結部31とクリップ22とを連結させやすくなる。なお扁平部32は、その表面が線状物25の軸方向に対して完全に平行に形成されているものに限定されず、例えば線状物25の軸方向に対して±10°以内の角度で形成されているものも含まれる。
図9および図10に示したクリップ装置21および連結部31では、連結部31の扁平部32に開口が設けられており、この開口にクリップ22の基端部23を嵌め合わせることで、連結部31がクリップ22と連結できるようになっている。なお、連結部31の遠位側の形状は図面に示した形状に限定されず、例えば、扁平部32の開口が連結部31の遠位端に繋がって形成されていてもよい。また、連結部31が、特許文献1,2に開示されるように、C字状やフック状に形成されていてもよい。
連結部31は、近位側に向かって厚みが厚くなる傾斜部33を有することが好ましい。連結部31が傾斜部33を有していれば、線状物25が挿入路3に挿入されて連結部31がガイド部6に当たった際に、ガイド部6が傾斜部33に接触することによっても、連結部31が軸回転しやすくなる。傾斜部33は、線状物25の軸方向に対して±10°超の角度で形成され、好ましくは、±20°以上の角度で形成される。
連結部31は線状物本体26よりも太く形成されていることが好ましい。このように線状物25が形成されていれば、線状物25を挿入路3に挿入した際に、連結部31が突起部5に当たりやすくなる。また、連結部31が突起部5を通過した後は、連結部31を挿入路3の突起部5よりも遠位側に安定して収めて、連結部31とクリップ22との連結を容易にすることができる。連結部31の近位側は、線状物本体26に向かって縮径するように傾斜が形成されていることが好ましい。この傾斜は、軸方向とのなす角が20°以上60°以下であることが好ましい。このように傾斜が形成されていれば、連結部31を内筒体27に引っ掛かることなく引き込むことができる。
クリップカートリッジ1を用いれば、クリップ22を線状物25と連結して、クリップ装置21を簡単に製造することができる。例えば、クリップカートリッジ1の収納部4にクリップ22を配置する工程と、クリップカートリッジ1の挿入路3に、遠位側に連結部31を有する線状物25を挿入して、連結部31をクリップ22に連結する工程を行うことにより、クリップ装置21を製造することができる。クリップカートリッジ1には予め収納部4にクリップ22が収納されていてもよく、この場合のクリップ装置の製造方法は、クリップカートリッジ1の挿入路3に、遠位側に連結部31を有する線状物25を挿入して、連結部31をクリップ22に連結する工程を有するものとなる。
本願は、2015年11月30日に出願された日本国特許出願第2015−233971号に基づく優先権の利益を主張するものである。2015年11月30日に出願された日本国特許出願第2015−233971号の明細書の全内容が、本願に参考のために援用される。
1:クリップカートリッジ
2:挿入口
3:挿入路
4:収納部
5:突起部
6:ガイド部
7:頂面
8:側面、8A:第1側面、8B:第2側面
9:挿入路内面
10:テーパー部
15:カートリッジ本体
16:カートリッジカバー
17:規制部材
21:クリップ装置
22:クリップ
23:基端部
24:締付リング
25:線状物
26:線状物本体
27:内筒体
31:連結部
32:扁平部
33:傾斜部

Claims (12)

  1. 医療用のクリップを、遠位側に連結部を有する線状物の連結部と連結するための医療用クリップカートリッジであって、
    線状物を挿入する挿入口と、
    前記挿入口から遠位側に向かって延びる挿入路と、
    前記挿入路の遠位側に連通し、クリップを収納する収納部とを有し、
    前記挿入路には、前記挿入路内面から前記挿入路の延在方向に垂直な断面中心に向かって突出した突起部が設けられ、
    前記突起部は、頂面が遠位側に向かって拡幅し、かつ、前記挿入路内面からの高さが遠位側に向かって高くなる部分を有することを特徴とする医療用クリップカートリッジ。
  2. 前記突起部は多面体であり、
    前記突起部は、前記挿入路の延在方向に垂直な方向において前記頂面を挟んだ一方側に第1側面を、他方側に第2側面を有し、
    前記第1側面と前記第2側面は、遠位側に向かって、互いに離間距離が広がるように設けられており、
    前記挿入路の延在方向となす角度が、前記第1側面が前記第2側面よりも大きくなっている請求項1に記載のクリップカートリッジ。
  3. 前記挿入路には、前記突起部が1つのみ設けられる請求項1または2に記載のクリップカートリッジ。
  4. 前記挿入路は、前記突起部よりも遠位側に、遠位側に向かって前記突起部の高さ方向に対して狭くなるように形成されたテーパー部を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  5. 前記突起部は、突出方向とは反対側に押し込み可能に形成されている請求項1〜4のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  6. 前記突起部は、前記挿入路から取り外し可能に形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  7. 前記クリップカートリッジは、カートリッジ本体とカートリッジカバーを有し、
    前記カートリッジ本体の表面に前記挿入路形成するための溝と、前記収納部形成するための凹部が設けられており、前記カートリッジ本体を前記カートリッジカバーで覆うことにより、前記挿入口と前記挿入路と前記収納部がそれぞれ形成される請求項1〜6のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  8. 前記連結部は、遠位側が軸に垂直な方向に広く形成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  9. 前記連結部は、近位側に向かって厚みが厚くなるように、前記連結部の表面が前記線状物の長手方向に対して傾斜している傾斜部を有する請求項8に記載のクリップカートリッジ。
  10. 前記収納部にクリップが収納されている請求項1〜9のいずれか一項に記載のクリップカートリッジ。
  11. 請求項1〜9のいずれか一項に記載のクリップカートリッジを用いて医療用クリップ装置を製造する方法であって、
    前記クリップカートリッジの収納部にクリップを配置する工程と、
    前記クリップカートリッジの挿入路に、遠位側に連結部を有する線状物を挿入して、前記連結部を前記クリップに連結する工程を有することを特徴とする医療用クリップ装置の製造方法。
  12. 請求項10に記載のクリップカートリッジを用いて医療用クリップ装置を製造する方法であって、
    前記クリップカートリッジの挿入路に、遠位側に連結部を有する線状物を挿入して、前記連結部を前記クリップに連結する工程を有することを特徴とする医療用クリップ装置の製造方法。
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