JP6792188B2 - 光走査装置及び画像表示装置 - Google Patents
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Description
ところで、ヘッドアップディスプレイの投射方式は、液晶パネル、DMDパネル(デジタルミラーデバイスパネル)、蛍光表示管(VFD)のようなイメージングデバイスで中間像を形成する「パネル方式」と、レーザ光源から射出されたレーザビームを2次元走査デバイスで走査し中間像を形成する「レーザ走査方式」がある。特に後者のレーザ走査方式は、全画面発光の部分的遮光で画像を形成するパネル方式とは違い、各画素に対して発光/非発光を割り当てることができるため、一般に高コントラストの画像を形成することができる。
図2には、HUD装置100の制御系のハードウェア構成を示すブロック図が示されている。HUD装置100の制御系は、図2に示されるように、FPGA600、CPU602、ROM604、I/F608、バスライン610、LDドライバ6111、MEMSコントローラ615を備えている。
図3には、HUD装置の機能を示すブロック図が示されている。HUD装置は、図3に示されるように、車両情報入力部800、外部情報入力部802、画像データ生成部804及び画像描画部806を備えている。車両情報入力部800には、CAN等から車両の情報(速度、走行距離、対象物までの距離、外界の明るさ等の情報)が入力される。外部情報入力部802には、外部ネットワークから車両外部の情報(GPSからのナビ情報等)が入力される。画像データ生成部804は、車両情報入力部800及び外部情報入力部802から入力される情報に基づいて、描画すべき画像の画像データを生成し、FPGA600に送る。画像描画部806は、制御部8060を備え、該制御部8060は、FPGA600に画像描画を開始もしくは終了させるための制御信号を送信する。
図4には、光源装置11の構成が示されている。光源装置11は、図4に示されるように、単数あるいは複数の発光点を有する複数の発光素子111R、111B、111Gを含む。各発光素子は、LD(レーザダイオード)であり、互いに異なる波長λR、λG、λBの光束を放射する。例えばλR=640nm、λG=530nm、λB=445nmである。LD111R、111G、111Bから放射された波長λR、λG、λBの光束は、対応するカップリングレンズ112R、112G、112Bにより後続の光学系にカップリングされる。カップリングされた光束は、対応するアパーチャ部材113R、113G、113Bにより整形される。各アパーチャ部材の開口形状は、光束の発散角等に応じて円形、楕円形、長方形、正方形等、様々な形状とすることができる。その後、対応するアパーチャ部材で整形された光束は、合成素子115により光路合成される。合成素子115は、プレート状あるいはプリズム状のダイクロイックミラーであり、波長に応じて光束を反射/透過し、1つの光路に合成する。合成された光束は、レンズ119により光偏向器15の反射面に導かれる。レンズ119は、光偏向器15側に凹面が向くメニスカスレンズである。
図5には、光偏向器15の構成が示されている。光偏向器15は、半導体プロセスにて製造された2軸のMEMSスキャナであり、図5に示されるように、反射面を有するミラー150と、X軸方向に並ぶ複数の梁を含み、隣り合う2つの梁が折り返し部を介して蛇行するように接続された一対の蛇行部152とを有する。各蛇行部152の隣り合う2つの梁は、梁A(152a)、梁B(152b)とされ、枠部材154に支持されている。複数の梁には、複数の圧電部材156(例えばPZT)が個別に設けられている。各蛇行部の隣り合う2つの梁の圧電部材に異なる電圧を印加することで、該蛇行部の隣り合う2つの梁が異なる方向に撓み、それが蓄積されて、ミラー150がX軸周り(=垂直方向)に大きな角度で回転することになる。このような構成により、X軸を中心とした垂直方向の光走査が、低電圧で可能となる。一方、Y軸を中心とした水平方向では、ミラー150に接続されたトーションバーなどを利用した共振による光走査が行われる。
図8のグラフを用いて、実施例1を説明する。図8の横軸は、1フレーム分の走査時間(2次元走査の1周期)を例えば14分割して得られた連続する14個の時間帯tk(1≦k≦14)で単位が任意である。図8の縦軸は、光偏向器への照射光量で単位は任意である。すなわち、図8では、連続する2つの時間帯tk、tk+1(1≦k≦13)での照射光量を表すプロットを繋いで照射光量の変化を示している。ここでは、各時間帯tkは、t1を除いて長さが同一であり、具体的には主走査方向に片道走査を所定回行うのに要する時間に相当する。なお、時間帯t1は、走査光検出部1、2と、画像領域と、照射光量調整領域1、2の少なくとも一方とを光走査する時間、すなわち走査光検出部1、2と、画像領域と、照射光量調整領域1、2の少なくとも一方とに光を照射する時間を含む時間帯である。時間帯t2〜t14は、それぞれ画像領域と、照射光量調整領域1、2の少なくとも一方とを光走査する時間、すなわち画像領域、照射光量調整領域1、2の少なくとも一方とに光を照射する時間を含む時間帯である。
実施例2は、総照射光量:∫P(tk)dtの値を常には高くならないように抑える例である。こここでは、照射光量2:∫Pb(tk)dtを低減することによって、総照射光量:∫P(tk)dtが一定にはならないが、照射光量1:∫Pa(tk)dtのみの変化に比べて、総照射光量:∫P(tk)dtの変化幅を小さくすることができる。この場合、総照射光量:∫P(tk)dtの変化幅を極力小さくすることが好ましい。
Claims (14)
- 有効走査領域とその周辺領域を含む走査範囲を光走査する光走査装置であって、
光源を含む光源装置と、
前記光源装置からの光を偏向する光偏向器と、
前記光源及び前記光偏向器を制御する制御系と、を備え、
前記制御系は、前記有効走査領域を光走査するときの前記光偏向器への照射光量である第1の照射光量の変化に応じて、前記周辺領域を光走査するときの前記光偏向器への照射光量である第2の照射光量を変化させ、
前記周辺領域には、前記第2の照射光量を調整するための光が走査される少なくとも1つの調整用走査領域が存在し、該調整用走査領域は遮光性を有することを特徴とする光走査装置。 - 前記制御系は、前記光源の出力を調整することにより、前記第1及び第2の照射光量を変化させることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
- 前記制御系は、前記光源の点灯時間を調整することにより、前記第1及び第2の照射光量を変化させることを特徴とする請求項1又は2に記載の光走査装置。
- 前記制御系は、前記第1の照射光量の増加に応じて前記第2の照射光量を減少させ、前記第1の照射光量の減少に応じて前記第2の照射光量を増加させることを特徴とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の光走査装置。
- 前記制御系は、前記第1の照射光量の変化量が大きいほど前記第2の照射光量の変化量を大きくすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光走査装置。
- 前記第1の照射光量の変化の軌跡と前記第2の照射光量の変化の軌跡は、略線対称であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光走査装置。
- 前記第1の照射光量と前記第2の照射光量の和の軌跡は、概ね一定であることを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
- 前記第1の照射光量と前記第2の照射光量の和の変化量は、前記第1の照射光量の変化量以下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光走査装置。
- 前記第1の照射光量と前記第2の照射光量の和の変化の軌跡の最大値と最小値の差は、前記第1の照射光量の変化の軌跡の最大値と最小値の差よりも小さいことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の光走査装置。
- 前記走査範囲を走査するときの、主走査方向の走査周期が主走査方向に略直交する副走査方向の走査周期よりも短く、
少なくとも1つの前記調整用走査領域と前記有効走査領域は、少なくとも主走査方向に離間していることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の光走査装置。 - 前記調整用走査領域は、前記周辺領域に複数存在することを特徴とする請求項10に記載の光走査装置。
- 前記周辺領域に配置された少なくとも1つの光検出器を更に備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の光走査装置。
- 前記光検出器は、前記調整用走査領域に配置されていることを特徴とする請求項12に記載の光走査装置。
- 請求項1〜13のいずれか一項に記載の光走査装置を備える画像表示装置。
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