JP2013164503A - 走査型投影表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レーザ光源の温度の変動によるレーザ光の光強度の変動を抑えることを可能とする小型の走査型投影表示装置を提供する。
【解決手段】レーザ光源と、レーザ光源に流す電流を制御する電流制御手段と、レーザ光源からの光を水平走査する走査手段と、レーザ光源からの光のうち、走査手段による走査角の最大走査角に対する比が、所定の割合以上となる光を遮蔽する遮蔽部と、を備え、電流制御手段は、各走査期間でレーザ光源の平均温度が互いに同じとなるように、レーザ光源からの光が遮蔽部で遮蔽されている間(ブランキング期間)にレーザ光源に流す電流を制御する構成とした。
【選択図】図1
【解決手段】レーザ光源と、レーザ光源に流す電流を制御する電流制御手段と、レーザ光源からの光を水平走査する走査手段と、レーザ光源からの光のうち、走査手段による走査角の最大走査角に対する比が、所定の割合以上となる光を遮蔽する遮蔽部と、を備え、電流制御手段は、各走査期間でレーザ光源の平均温度が互いに同じとなるように、レーザ光源からの光が遮蔽部で遮蔽されている間(ブランキング期間)にレーザ光源に流す電流を制御する構成とした。
【選択図】図1
Description
本発明は、走査型投影表示装置に関し、特に、レーザビームを2次元走査して情報を表示する光走査型の走査型投影表示装置に関するものである。
近年、この走査型投影表示装置は、携帯電話、ノートパソコン等の小型情報機器への接続が可能なフライイングスポットタイプの超小型レーザプロジェクタが期待されている。このようなレーザプロジェクタは、光学系の小型化を図るため、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーが用いられ、半導体レーザ(以下、LDと記す)の出射するレーザ光の投影スポットを2次元に走査することでスクリーンに所定の情報を表示するように構成されている。
そして、レーザプロジェクタのレーザ光の投影スポットは、共振点付近で駆動されるMEMSミラーによって、走査角が時間に対して正弦波状に変化する。そのため、走査角の小さな領域の走査速度がほぼ一定の近傍でスクリーンにレーザ光の投影スポットを照射し、走査角の大きな領域の走査速度がゼロに近い部分では投影スポットを遮蔽する手段を設け、更に、走査速度がほぼ一定な領域を拡大する補正光学系を用いた走査型投影表示装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の走査型投影表示装置は、走査角の大きな領域の走査速度がゼロに近い部分に、レーザ光を遮蔽する手段を設け、このレーザ光を遮蔽する間(ブランキング期間)を短縮するだけであって、その期間を有効に活用することがなんら提示されていない。
そして、従来技術の走査型投影表示装置においては、レーザ光源の温度の変動によるレーザ光の光強度が変動してしまう問題があった。以下、参考例の図8〜図10で説明する。
図8(a)はLDの駆動電流Ifと光強度Qの関係(実線)、および、駆動電流Ifと順方向電圧Vfの関係(点線)を示した参考例である。レーザ光の光強度Qは、駆動電流Ifがレーザしきい値Ith以上の領域で、駆動電流にほぼ比例して増加する。一方、順方向電圧Vfは点線のように変化する。
故に、図8(b)に示すように、駆動電流に対してLDで消費される全電力が点線のように変化し、駆動電流に対して光として出力される成分を除いた電力、すなわち、熱に変換される電力が実線のように変化する。結局、LDの発熱は、駆動電流に対しほぼ比例の関係にある。
図9(a)の光強度の波長依存性を示す参考例のように、LDが温度上昇すると発振波長が長波長側にシフトすると共に、ピーク強度は低下することが示されている。そして、LDが他の素子に比べて温度θによる波長、光強度の変化が大きく、LDの温度を一定に
保つ必要があった。
保つ必要があった。
光の三原色の緑色を発光するレーザ光源は、赤外光を出射するLDと波長変換素子(以下、SHG素子と記す)とFBG素子(以下、FBG反射素子と記す)から構成され、それぞれの素子の特性は図9(a)、(b)、(c)の参考例に示す。
図9に示すように、LDが温度に関する特性の変化が最も大きく、SHG素子がそれに続く特性を示している。更に、LDの出射光の波長がSHG素子の入射光の波長と一致すれば変換波長の強い光が得られるが、波長が一致しないと変換波長の光が弱くなる。従って、緑色光のレーザ光源において、LDやSHG素子の温度変動を出来るだけ少なくする課題があった。
次に、図10はSHG素子による変換効率の温度依存性を示した参考例である。横軸に素子の温度、縦軸に変換効率(=緑出力パワー/赤外入力パワー)を示し、温度40℃で1064nm(赤外光)が532nm(緑)に変換され、温度が設計温度の40℃から2℃ずれると緑出力が半分に低下する。従って、SHG素子の温度を40℃に一定に保持することが重要であった。
そこで、本発明は上記課題を解決し、レーザ光源の温度の変動によるレーザ光の光強度の変動を抑えることを可能とする小型の走査型投影表示装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る走査型投影表示装置は、以下の構成を備えるものである。
本発明に係る走査型投影表示装置は、レーザ光源と、レーザ光源に流す電流を制御する電流制御手段と、レーザ光源からの光を水平走査する走査手段と、レーザ光源からの光のうち、走査手段による走査角の最大走査角に対する比が、所定の割合以上となる光を遮蔽する遮蔽部と、を備え、電流制御手段は、各走査期間でレーザ光源の平均温度が互いに同じとなるように、レーザ光源からの光が遮蔽部で遮蔽されている間にレーザ光源に流す電流を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る走査型投影表示装置は、上述した構成に加えて、電流制御手段は、水平走査を繰り返して1つの画面を形成する期間で、レーザ光源の平均温度が互いに同じとなるように、レーザ光源からの光が前記遮蔽部で遮蔽されている間にレーザ光源に流す電流を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る走査型投影表示装置は、上述した構成に加えて、レーザ光源は、半導体レーザと、半導体レーザのレーザ光を波長変換して出射する波長変換素子(SHG素子)とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る走査型投影表示装置は、上述した構成に加えて、半導体レーザは、DFBレーザであることを特徴とする。
また、本発明に係る走査型投影表示装置は、上述した構成に加えて、レーザ光源は、半導体レーザと、半導体レーザのレーザ光を波長変換して出射する波長変換素子(SHG素子)と、半導体レーザからのレーザ光を半導体レーザにフィードバックするためのグレーティング素子と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る走査型投影表示装置は、上述した構成に加えて、半導体レーザは、SLDレーザであることを特徴とする。
本発明の走査型投影表示装置は、レーザ光源からの光が遮蔽部で遮蔽されている間(ブランキング期間)にレーザ光源に供給する電流を制御することにより、レーザ光源の温度の変動を抑え、レーザ光の光強度の変動を抑えることが可能となる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。
なお、以下に説明する実施例において、いわゆる、RGB3色のレーザ光源から出射されたレーザ光を1本のビームに合波し、収束させたのち、MEMSミラーを揺動させて2次元に走査することでスクリーンに所定の情報を表示する走査型投影表示装置で説明する。
なお、以下に説明する実施例において、いわゆる、RGB3色のレーザ光源から出射されたレーザ光を1本のビームに合波し、収束させたのち、MEMSミラーを揺動させて2次元に走査することでスクリーンに所定の情報を表示する走査型投影表示装置で説明する。
図1は、本発明の走査型投影表示装置の構成を説明するための模式的な図面であり、図2は、この走査型投影表示装置の動作を説明するための模式的な図である。
[走査型投影表示装置の全体構成:図1]
まず、図1を用いて本発明の走査型投影表示装置の全体構成を説明する。
図1に示すように、走査型投影表示装置1は、ビデオ信号13に基づいてRGBレーザ光源20を駆動する電流制御手段10と、DFBレーザ(Distributed FeedBack Laser Diod)からなるRGBレーザ光源20から出射したレーザ光が光ファイバ21から拡散光23として出射し、この拡散光23をコリメータレンズ22によって細いレーザ光24に整形し、このレーザ光24を2次元のXY方向に走査する走査手段50と、電流制御手段10と同期して走査手段50を駆動する走査ドライバ11と、走査手段50に走査されるレーザ光24の走査領域の周囲を遮光する遮蔽部60から構成され、遮蔽部60の開口部61を透過するレーザ光24の投影スポット25がスク
リーン70として機能する壁等の表示領域71上に画像を表示する装置である。
まず、図1を用いて本発明の走査型投影表示装置の全体構成を説明する。
図1に示すように、走査型投影表示装置1は、ビデオ信号13に基づいてRGBレーザ光源20を駆動する電流制御手段10と、DFBレーザ(Distributed FeedBack Laser Diod)からなるRGBレーザ光源20から出射したレーザ光が光ファイバ21から拡散光23として出射し、この拡散光23をコリメータレンズ22によって細いレーザ光24に整形し、このレーザ光24を2次元のXY方向に走査する走査手段50と、電流制御手段10と同期して走査手段50を駆動する走査ドライバ11と、走査手段50に走査されるレーザ光24の走査領域の周囲を遮光する遮蔽部60から構成され、遮蔽部60の開口部61を透過するレーザ光24の投影スポット25がスク
リーン70として機能する壁等の表示領域71上に画像を表示する装置である。
制御回路12は、外部から入力したビデオ信号13による輝度信号に基づき、電流制御手段10にRGBレーザ光源20の光の光強度を制御する信号と、走査ドライバ11にMEMSミラーからなる走査手段50(以後、走査手段をMEMSミラーと記す)を駆動する信号の同期を取ってそれぞれに信号を出力する。
電流制御手段10は、制御回路12からの光の光強度を制御する信号を電流値に変換して、RGBレーザ光源20の赤色、青色、緑色のLDのそれぞれに供給する駆動電流を制御して、RGBレーザ光源20から出射するレーザ光の光強度変調を行う。
MEMSミラー50は、走査ドライバ11により水平方向(以後、X方向と記す)および垂直方向(以後、Y方向と記す)に揺動可能であって、X方向にはおよそ20KHzで共振駆動され、X方向の走査角は時間に対して正弦波状に変化し、Y方向には鋸波状の強制駆動により60Hzで駆動され、その走査角は鋸波状に変位する。
従って、レーザ光24は、X方向には、表示する画像の1ライン分の走査を高速で繰り返すと共に、Y方向には、表示する画像の1画面の走査が低速で行われる。このMEMSミラー50の駆動方式は静電方式、電磁方式、ピエゾ方式等があり、さらに水平走査と垂直走査で異種方式を組み合わせたものであってもかまわない。
すなわち、レーザ光24は、MEMSミラー50のX方向とY方向の走査角変位によって、最上部の最初のX方向の1ライン走査から、最下部の最後のX方向の1ライン走査まで正弦波で描きながらY方向に移動し、そして、最上部の最初のX方向の1ライン走査に戻る動作を繰り返し、画面単位で画像を形成するように構成されている。
[走査型投影表示装置の動作説明:図2]
図2は、図1の走査型投影表示装置1の2次元MEMSミラーにより遮蔽部の面に投影される投影スポットの軌跡Lを説明するための模式的な平面図である。
図2は、図1の走査型投影表示装置1の2次元MEMSミラーにより遮蔽部の面に投影される投影スポットの軌跡Lを説明するための模式的な平面図である。
図2に示すように、MEMSミラー50のXY方向の揺動によって、レーザ光の投影スポット25は、矢印Z方向に走査して、点線及び実線で示した軌跡Lを形成し、遮蔽部60の周辺部62を走査しているとき(点線で示す軌跡)は遮光され、遮蔽部60の開口部61を走査しているとき(実線で示す軌跡)は、スクリーン70の表示領域71(図1参照)に到達し画像を表示する。
すなわち、走査による投影スポット25の軌跡Lは、点P1を始点として点線で示す正弦波の矢印に沿って移動し、遮蔽部60の開口部61の点P2から開口部61の中の軌跡は、例えば、軌跡La1、La2は、実線の示すような軌跡を形成し、周辺部62の中の軌跡は、例えば、軌跡Lb1、Lb2は、点線で示すような正弦波の軌跡を形成して、それぞれが周期的に繰り返し、点P3でスクリーン70への描画を終了し、遮蔽部60の周辺部62で遮蔽されて点線で示す軌跡を描き最下端の点P4に到る。
そして、上方への戻りの正弦波の軌跡に沿って、開口部61を細かい点線で示す軌跡Lc1、Lc2で通過して、上方の始点P1に戻る。その結果、1画面の描画が終了する。そして、これを繰り返し、連続した画像が表示可能となっている。図2においては、走査本数を少なくして説明しているが、実際のX方向の走査本数は、800本程度ある。
MEMSミラー50の走査角度は、レーザ光の軌跡LのX方向の最大走査振幅A1にMEMSミラー50のX方向最大走査角α1が相当し、Y方向の最大走査振幅B1とY方向
最大走査角β1(図示せず)が相当する。
最大走査角β1(図示せず)が相当する。
また、遮蔽部60の開口部61は、X方向表示幅A2とY方向表示幅B2により形成され、この領域がスクリーン70(図1参照)の表示領域71に画像を表示形成する。そして、開口部61のX方向表示幅A2とMEMSミラー50のX方向表示走査角α2が一致し、Y方向表示幅B2とY方向表示走査角β2(図示せず)が一致する。
すなわち、X方向のレーザ光は正弦波状に走査角が変化するから、X方向の最大走査角α1近傍の走査速度がゼロに近い領域の光、例えば、点線で示した軌跡Lb1、Lb2の光は、遮蔽部60の周辺部62によって遮蔽されてスクリーン70に投影スポット25が達せず、X方向表示走査角α2の走査速度の変化が少ない領域の光、例えば、実線で示した軌跡La1、La2の光は、スクリーン70の表示領域71に画像を表示するように構成されている。
X方向最大走査角α1に対するX方向表示走査角α2の比は所定の割合で設定可能であって、例えば表示走査角の最大走査角に対する比を0.75以上として遮蔽することが望ましい。
本発明の特徴とするところは、この遮蔽部60の周辺部62の両端で遮光されている間の時間、すなわち、上述した軌跡Lb1、Lb2の点線で示した部分を走査している時間(最大走査角α1近傍の時間)、及び、点P1から点P2、点P3から点P4の走査時間のそれぞれのブランキング期間をより有効に活用することである。以下、実施例で詳細に説明する。
[実施例1]
図3は、図2の軌跡Lを描画するMEMSミラーのXY方向の走査角と、ビデオ信号による輝度信号と、輝度信号に基づくLDの駆動電流の時間的変化を示す1画面分のタイミングチャートである。ここで、駆動電流は、説明を分かり易くするため、3色のRGBレーザ光源20の内の1色(単色)を例として示す。
図3は、図2の軌跡Lを描画するMEMSミラーのXY方向の走査角と、ビデオ信号による輝度信号と、輝度信号に基づくLDの駆動電流の時間的変化を示す1画面分のタイミングチャートである。ここで、駆動電流は、説明を分かり易くするため、3色のRGBレーザ光源20の内の1色(単色)を例として示す。
図3(a)は、1画面分の描画において、スクリーン70(図1参照)の表示領域71の上部が暗く、下部に行くに従って明るくなる画面を例として、輝度信号の時間的変化を示すグラフで、縦軸はLDのレーザ光のよる輝度Qを表し、横軸は時間tである。以下の全てのグラフの横軸は時間軸である。図3(b)は、輝度信号に基づきLDの駆動電流の制御の時間的変化を示し、縦軸が駆動電流Iのグラフである。LDは駆動電流がしきい値以上で発光するので、図3(b)の縦軸の原点はレーザ駆動電流のしきい値Ithに設定してある。図3(c)は、レーザ光をX方向に走査するためのMEMSミラーのX方向の走査角の時間的変化を示し、縦軸が走査角αのグラフである。図3(d)は、レーザ光をY方向に走査するためのMEMSミラーのY方向の走査角の時間的変化を示し、縦軸が走査角βのグラフである。
[実施例1のLDの輝度と駆動電流と、MEMSミラーの走査角の動作説明:図2、図3]
以下、図2の投影スポット25の軌跡Lの各点P1、P2、P3、P4と対比しながら図3において、MEMSミラーの走査角、LDの駆動電流、輝度を時間軸に沿って説明する。はじめに、図2と図3(d)において、点Pと時間軸の関係について説明する。
以下、図2の投影スポット25の軌跡Lの各点P1、P2、P3、P4と対比しながら図3において、MEMSミラーの走査角、LDの駆動電流、輝度を時間軸に沿って説明する。はじめに、図2と図3(d)において、点Pと時間軸の関係について説明する。
図3(d)に示すように、時間軸において、時間t1、t2、t3、t4、t5=t1は、1画面を表示する時間の1画面描画期間Fであり、遮蔽部60上の点P1、P2、P3,P4、P5=P1のY方向変位が鋸波状に周期的に繰り返すように構成され、1周期
で1画面が形成される。
で1画面が形成される。
そして、時間t1〜t2における点P1〜P2は、遮蔽部60の周辺部62の上部でレーザ光が遮蔽される上部ブランキング期間TB1である。時間t2〜t3における点P2〜P3は、遮蔽部60の開口部61を投影スポット25が透過してスクリーン70の表示領域に表示可能な1画面表示期間TSoであり、時間t3〜t4における点P3〜P4は、遮蔽部60の周辺部62の下部でレーザ光を遮蔽する下部ブランキング期間TB2であり、時間t4〜t5(t1)における点P4〜P5(P1)は、下方に走査した投影スポット25を再び上方に戻すための戻りブランキング期間TB3である。
この戻りブランキング期間TB3は、投影スポット25が開口部61を透過する期間(図2の細かい点線Lc1、Lc2参照)を含み、その期間はLDの発光を抑える制御を行う。
そして、Y方向の走査角に関して、Y方向最大走査角β1は、図2で説明した点P1から点P4のY方向の最大走査振幅B1に相当し、Y方向表示走査角β2が点P2から点P3のY方向表示幅B2に相当する。
そして、Y方向の走査角に関して、Y方向最大走査角β1は、図2で説明した点P1から点P4のY方向の最大走査振幅B1に相当し、Y方向表示走査角β2が点P2から点P3のY方向表示幅B2に相当する。
図3(c)に示すように、X方向の走査角αは、正弦波状に周期的に繰り返し変化し、例えば、時間t1〜t2の間隔が一周期の正弦波で構成されている。そして、その周期の半分の間隔が1走査期間Ts1に相当する。そして、その1走査期間Ts1は、1走査表示期間Ta1と1走査ブランキング期間Tb1から構成され、次の1走査期間Ts2は、1走査表示期間Ta2と1走査ブランキング期間Tb2から構成される。従って、1走査期間Ts1と次の1走査期間Ts2で正弦波の1周期が構成され、X方向の走査は、この繰り返しにより形成される。
この1走査表示期間Ta1、Ta2と1走査ブランキング期間Tb1、Tb2は、図2の軌跡Lの一部分である軌跡La1(実線)、Lb1(点線)、La2(実線)、Lb2(点線)を投影スポット25が通る期間に相当して、それを繰り返すことで1画面が形成される。
図3(a)に示す輝度Qの線形の波形は、スクリーン70(図1参照)に表示される1画面において、その画面の上方が暗く、下方に行くに従って明るくなるように表示する輝度信号の例である。以下、この輝度信号に基づきLDの駆動電流の制御を説明する。
図3(b)は、図3(a)に示した輝度信号波形に基づいて、LDの出力の光強度に比例する輝度を制御する駆動電流と、LDの発熱を制御する駆動電流を、説明するための図である。LDは、図3(a)の輝度Q1、Q2、〜、Q9、Q10を発光するため、図3(b)に示す、駆動電流Ia1、Ia2、〜、Ia9、Ia10で駆動される。輝度のQ1とQ10の差と同様に駆動電流Ia1とIa10の差が大きく、図8の参考例で説明したように、LDの駆動電流と発熱は比例関係にあるから、LDの発熱に大きな差が生ずる。
そのため、駆動電流に大きな差がありながらLDの発熱を一定にして安定化するため、輝度がQ1、Q2と低く、1走査表示期間Ta1、Ta2での駆動電流Ia1、Ia2が少ないときは、1走査ブランキング期間Tb1、Tb2でそれぞれの1走査期間Ts1、Ts2の平均電流が一定値Ioになるように駆動電流Ib1、Ib2を高くする。
一方、輝度がQ9、Q10と高く、1走査表示期間での駆動電流Ia9、Ia10が高いときは、1走査ブランキング期間で1走査期間の平均電流が一定値Ioとなるように駆動電流Ib9、Ib2を低くする。
すなわち、1走査表示期間の駆動電流が低い場合は、1走査ブランキング期間の駆動電流を高く、1走査表示期間の駆動電流が高い場合は、1走査ブランキング期間の駆動電流を低くして、1走査期間内における平均電流を一定に維持して、LDの発熱による温度を所定の一定値に制御することを可能にするものである。
この1画面表示期間TSo終了後、下部ブランキング期間TB2と戻りブランキング期間TB3と上部ブランキング期間TB1を経て、次の1画面の表示を周期的に繰り返し継続して画像表示を行うこととなる。
この下部、戻り、上部ブランキング期間にあっても、X方向の1走査ごとにLDの駆動電流が平均電流Ioとなるように制御されることが望ましい。そして、戻りブランキング期間TB3において、図2に示すように、投影スポット25が点P4からP1(P5)に戻るため遮蔽部60の開口部61を通過して軌跡Lの一部である軌跡Lc1、Lc2(細かい点線)を通過する。この軌跡Lc1、Lc2の1走査表示期間Tc1、Tc2にあっては、LDの発光を抑制するから電流値はスレッシュホールド電流値以下であり、1走査表示期間Tc1、Tc2のそれぞれの後のブランキング期間に平均駆動電流がIoとなるようにLDに駆動電流Ic1、Ic2が供給される。
以上のように、1走査期間の中でLDの駆動電流を平均電流値Ioになるように電流制御することで、LDの発熱を一定にして、安定したレーザ光の出射が可能となり、レーザ光の光強度の変動を抑えることが可能となる。
[実施例2]
実施例2は、実施例1と同様に、LDの駆動電流の制御に関するものである。実施例1で説明したように1走査ごとに駆動電流が平均電流になるように制御を行ったとしても、輝度の極めて高い信号が続いた場合、或いは、輝度が極めて低い極端な状態が続くと、1走査ごとの平均電流の制御で、LDの発熱を一定温度に保持することが難しい場合もある。
実施例2は、実施例1と同様に、LDの駆動電流の制御に関するものである。実施例1で説明したように1走査ごとに駆動電流が平均電流になるように制御を行ったとしても、輝度の極めて高い信号が続いた場合、或いは、輝度が極めて低い極端な状態が続くと、1走査ごとの平均電流の制御で、LDの発熱を一定温度に保持することが難しい場合もある。
このような場合に、1走査ごとのLDの駆動電流の制御に加えて1画面の単位で駆動電流を一定に保持することを可能とするものである。すなわち、上部ブランキング期間と戻り走査ブランキング期間と下部ブランキング期間を合わせた1画面ブランキング期間で1画面ごとのLDの駆動電流を平均値Ioにするように制御することで、LDの温度を一定に保つことを可能とするものである。
[実施例2のLDの輝度と駆動電流とMEMSミラーの走査角の動作説明:図4]
図4は、図3と同様に、輝度信号、LD駆動電流、水平走査角、垂直走査角の時間的変化を説明するためのタイミングチャートであり、図3は、1つの画面に関する説明であったが、図4においては、3つの画面に関して、輝度の異なる画面の場合で説明する。
図4は、図3と同様に、輝度信号、LD駆動電流、水平走査角、垂直走査角の時間的変化を説明するためのタイミングチャートであり、図3は、1つの画面に関する説明であったが、図4においては、3つの画面に関して、輝度の異なる画面の場合で説明する。
図4(a)は、輝度信号の最大輝度の異なる3つの画面の画像表示を示す。図4(b)は、輝度信号に基づく駆動電流の時間的変化を示す。図4(c)、(d)は、図3(c)、(d)と同様に、MEMSミラーのX方向の走査角の時間的変化と、MEMSミラーのY方向の走査角の時間的変化を示す。
図4において図3と同一の構成要件には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図4において図3と同一の構成要件には同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図4(d)に示すように、時間軸において、図3と全く同様に、時間t1〜t5(t1)は、1画面描画期間Fであり、1画面描画期間Fは、点P1から順に点P4そして点P1まで、上部ブランキング期間TB1と1画面表示期間TSoと下部ブランキング期間T
B2と戻りブランキング期間TB3からなり、これを繰り返している。従って、1画面描画期間Fは、点P2から始まると見なすと、1画面表示期間TSoと1画面ブランキング期間TBo(=TB2+TB3+TB1)からなる。すなわち、表示期間とブランキング期間が交互であり、ブランキング期間の有効利用が容易に可能となることを示している。
B2と戻りブランキング期間TB3からなり、これを繰り返している。従って、1画面描画期間Fは、点P2から始まると見なすと、1画面表示期間TSoと1画面ブランキング期間TBo(=TB2+TB3+TB1)からなる。すなわち、表示期間とブランキング期間が交互であり、ブランキング期間の有効利用が容易に可能となることを示している。
なお、図4(c)、(d)のX方向の走査角α、及び、Y方向の走査角βに関しては、図3(c)、(d)と全く同様であるので説明は省略する。
図4(a)に示すように、一番目の画面の輝度信号Faと二番目の画面の輝度信号Fbと三番目の画面の輝度信号Fcの最大輝度が、Qa>Qb>Qcの場合であり、Faの輝度が極端に高く、Fbが中程度であり、Fcが極端に暗い3つの画面が継続する場合で説明する。
図4(b)の輝度信号Faの高い輝度Qaに対応するLDの駆動電流は、1画面表示期間TSoにおける平均の駆動電流値Iaが平均電流Ioより高くなってしまうから、1画面ブランキング期間TBo(上部ブランキング期間、下部ブランキング期間、戻り走査ブランキング期間の合計)で補完するように、この期間で供給する電流値を平均電流値Ioより低い駆動電流IFaで駆動し、その平均電流Ifaによって、1画面表示期間TSoで上昇したLDの温度を低下させる制御を行っている。
同様に、輝度信号Fbの中程度の輝度Qbに対応するLDの駆動電流は、1画面表示期間TSoにおける平均の駆動電流値が平均電流Ioと同じであるから、駆動電流IFbで駆動し、その平均電流Ioによって、LDの発熱を一定に保持する制御を行っている。
更に、輝度信号Fcの低い輝度Qcに対応するLDの駆動電流は、平均の駆動電流値Icが平均電流Ioより低いから、1画面ブランキング期間TBoで補完するように、この期間で供給する電流値を平均電流値Ioより高い駆動電流IFcで駆動し、その平均電流Ifcによって、1画面表示期間TSoで下がったLDの温度を上昇させる制御を行っている。
従って、1走査期間のLD駆動電流が必ずしも平均電流に設定出来なかったとしても1画面描画期間Fで補正することが可能となるから、LDの発熱を一定にして、安定したレーザ光の出射が可能となり、レーザ光の光強度の変動を抑えることが可能となる。
[実施例3]
図5〜図7は実施例3のレーザ光源の構成を説明するための図面であり、図5は、走査型投影表示装置のRGBレーザ光源の構成を説明するための模式的な図であり、図6は、RGBレーザ光源のうち、緑色レーザ光源の高密度に集積化された構成を説明するための断面図であり、図7は、緑色レーザ光源の構成を説明するための光学的なブロック図である。
図5〜図7は実施例3のレーザ光源の構成を説明するための図面であり、図5は、走査型投影表示装置のRGBレーザ光源の構成を説明するための模式的な図であり、図6は、RGBレーザ光源のうち、緑色レーザ光源の高密度に集積化された構成を説明するための断面図であり、図7は、緑色レーザ光源の構成を説明するための光学的なブロック図である。
[実施例3のレーザ光源の構成の説明:図5〜図7]
次に、本発明の走査型投影表示装置に用いられるレーザ光源に関して説明する。
図5はレーザ光源の赤色、緑色、青色のRGBレーザ光源31、32、33の構成を示す図である。RGBレーザ光源は、それぞれファイバ出力型のレーザ光源であって、ファイバ型光コンバイナ35で3色を合波して一本の光ファイバ21から拡散光23を出力する。赤色および青色レーザ光源31、33には直接発光型のLDを使用し、緑色レーザ光源32には励起用半導体レーザとSHG素子を用いたSHGレーザを使用しているが、3色ともSHGレーザを用いてもよい。
次に、本発明の走査型投影表示装置に用いられるレーザ光源に関して説明する。
図5はレーザ光源の赤色、緑色、青色のRGBレーザ光源31、32、33の構成を示す図である。RGBレーザ光源は、それぞれファイバ出力型のレーザ光源であって、ファイバ型光コンバイナ35で3色を合波して一本の光ファイバ21から拡散光23を出力する。赤色および青色レーザ光源31、33には直接発光型のLDを使用し、緑色レーザ光源32には励起用半導体レーザとSHG素子を用いたSHGレーザを使用しているが、3色ともSHGレーザを用いてもよい。
図6は、SHG素子を用いた緑色を発光するレーザ光源32であって、特に高集積度に実装された構成の緑色レーザ光源を示す断面図である。
緑色レーザ光源32は、Siプラットホーム40上に励起用の近赤外LD41と導波路タイプのSHG素子43と光ファイバ45を搭載し、Siプラットホームの下面に熱伝導性の良い金属材料からなるベース部48を介して恒温ブロック49、例えば、ペルチェ素子が固着されている。近赤外LD41は幅広い発光スペクトルを有するSLD(Super Luminessence Diode)タイプのLDであり、グレーティング素子と組み合わせて外部共振回路を形成し、特定の波長でレーザ発振させて用いる。なお、Siプラットホーム40はSi基板に配線パターン、ランド、ロジックLSI、温度センサ等を形成し、更に、光配線、回路となる導波路も形成しているものである。
緑色レーザ光源32は、Siプラットホーム40上に励起用の近赤外LD41と導波路タイプのSHG素子43と光ファイバ45を搭載し、Siプラットホームの下面に熱伝導性の良い金属材料からなるベース部48を介して恒温ブロック49、例えば、ペルチェ素子が固着されている。近赤外LD41は幅広い発光スペクトルを有するSLD(Super Luminessence Diode)タイプのLDであり、グレーティング素子と組み合わせて外部共振回路を形成し、特定の波長でレーザ発振させて用いる。なお、Siプラットホーム40はSi基板に配線パターン、ランド、ロジックLSI、温度センサ等を形成し、更に、光配線、回路となる導波路も形成しているものである。
緑色レーザ光源32は、Siプラットホーム40の上面にLD41とSHG素子43がその各々の導波路42、44が光結合するように位置決め接合されている。そして、光ファイバ45もそのコア46とSHG素子43の導波路44と光結合するように位置決め接合されている。
LD41とSHG素子43は極めて近接して配置固着され、LD41の導波路42から出射する近赤外光は、SHG素子43の導波路44に直接光結合により入射し、導波路44内で緑色光に変換されてSHG素子43より出力される。出力された緑色光はさらに光ファイバ45のコア46に導かれる。一方、変換されずに透過した近赤外光が光ファイバ45に組み込んだFBG(Fiber Bragg Grating)型の反射素子47により反射して、LD41とFBG反射素子47で外部共振器を形成し、ここで選択的に反射された共振波長でSHG素子43に入射して変換効率を高めて緑色変換光82が出射する。
緑色レーザ光源32の温度管理は、恒温ブロック49のペルチェ素子により制御されているが、高集積度で実装されているLD41、SHG素子43、反射素子47は、LD41の短時間の急激な温度変化の影響をまともに受けることになる。
すなわち、図8、図9の参考例で説明したように、LDの駆動電流による発熱によってLDの出射光の波長及び光強度、SHG素子の波長と波長変換効率、FBGの波長と反射率が多大な影響を受けるから、本発明の実施例1、2で説明した駆動電流の制御を行うことによって、LDの発熱を一定に保持し、高密度実装されたSHG素子、反射素子であっても、波長変換に悪影響することなく、緑色レーザ光源の安定した発光が可能となる。
図7は、光学系のブロック図であり、図7(a)は図6で示した緑色レーザ光源32を光学系のブロック図で示したものである。図において、同一の構成部材には同一の番号を付して重複する説明は省略する。
図7(a)において、図6と同様に、LD41が発生する励起光81はSHG素子43に入射され、同素子で532nmに波長変換された緑色変換光82、及び、変換されずに透過した励起光81がさらにFBG反射素子47に入射される。
FBG反射素子47は光ファイバのコア部分に特定の波長(例えば1064nm)のみを反射するグレーティングを形成した光ファバであり、波長1064nmの励起光の一部を反射してフィードバック経路83を介してLD41に戻すことで光共振回路を構成し、レーザの発振波長を1064nmに定めている。
これらの3つの構成要素のLD41、SHG素子43、FBG反射素子47のうち、図9に示すように、LD41が温度変化に対して最も波長、光強度が変化するから、LD41の駆動電流を制御して電流の平均値を一定にして、発熱を安定させることで、光強度の安定化を図ることが可能となる。
図7(b)は緑色レーザ光源32の別の構成を示した一例であり、図7(a)とはSHG素子43とFBG反射素子47が入れ替わった構成であり、外部共振回路を構成するフィードバック経路84が異なる以外、基本的な動作は図7(a)の場合と同じである。しかし、SHG素子43は、LD41から遠ざかる分、LD41の温度変化に対し影響を受けることが少なくなる利点を有する。
上述した集積度が極めて高い高密度実装された緑色レーザ光源にあっては、LDの発熱による急激な温度変化は、LDのみならずSHG素子にも大きな影響を及ぼすから、常にLDの発熱を制御するように、輝度信号に応じてブランキング期間の間に、駆動電流の平均値が一定になるように制御することによって、LDの発熱量を制御し、レーザ光源の温度を安定化してレーザ光の光強度の変動を抑制することが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施の態様を説明してきたが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、励起用レーザ光源としてSLDレーザを使用したもので説明したが、励起用レーザ光源はDFBレーザであってもよく、その場合、光共振回路はDFBレーザに内蔵されているので、外部共振回路を形成するためのグレーティング素子は不要となる。
さらにはLDの温度に依存してその発光強度が変化する場合においては本発明を適用することが可能である。
さらにはLDの温度に依存してその発光強度が変化する場合においては本発明を適用することが可能である。
なお、本発明は、上述した走査型投影表示装置の実施例に限定されることはなく、それらの全てを行う必要もなく、特許請求の範囲の各請求項に記載した内容の範囲で種々に変更や省略をすることが出来ることは言うまでもない。
1 走査型投影表示装置
10 電流制御装置
11 走査ドライバ
12 制御回路
13 ビデオ信号
20 RGBレーザ光源
21 光ファイバ
22 コリメータレンズ
23 拡散光
24 レーザ光
25 投影スポット
31 赤色レーザ光源
32 緑色レーザ光源
33 青色レーザ光源
34 光ファイバ
35 ファイバ型光コンバイナ
40 Siプラットホーム
41 LD(半導体レーザ)
42、44 導波路
45 光ファイバ
46 コア
47 FBG反射素子
48 ベース部
49 恒温ブロック
50 走査手段、MEMSミラー
60 遮蔽部
61 開口部
62 周辺部
70 スクリーン
71 表示領域
81 励起光
82 緑色変換光
83、84 フィードバック経路
A1 X方向の最大走査振幅
A2 X方向表示幅
B1 Y方向の最大走査振幅
B2 Y方向表示幅
L 軌跡
F 1画面描画期間
Fa、Fb、Fc 輝度信号
Qa、Qb、Qc 最大輝度
TB1 上部ブランキング期間
TB2 下部ブランキング期間
TB3 戻りブランキング期間
TBo 1画面ブランキング期間
TSo 1画面表示期間
Ta1、Ta2 1走査表示期間
Tb1、Tb2 1走査ブランキング期間
Tc1、Tc2 1走査表示期間
Ts1、Ts2 1走査期間
Ia1〜Ia10 駆動電流(1走査表示期間)
Ib1〜Ib10 駆動電流(1走査ブランキング期間)
Ic1、Ic2 駆動電流(1走査表示期間)
IFa、IFb、IFc 駆動電流(1画面ブランキング期間)
Io 平均電流値
Ifa、Ifc 平均電流
Q1〜Q10 輝度
α1 X方向最大走査角
α2 X方向表示走査角
β1 Y方向最大走査角
β2 Y方向表示走査角
10 電流制御装置
11 走査ドライバ
12 制御回路
13 ビデオ信号
20 RGBレーザ光源
21 光ファイバ
22 コリメータレンズ
23 拡散光
24 レーザ光
25 投影スポット
31 赤色レーザ光源
32 緑色レーザ光源
33 青色レーザ光源
34 光ファイバ
35 ファイバ型光コンバイナ
40 Siプラットホーム
41 LD(半導体レーザ)
42、44 導波路
45 光ファイバ
46 コア
47 FBG反射素子
48 ベース部
49 恒温ブロック
50 走査手段、MEMSミラー
60 遮蔽部
61 開口部
62 周辺部
70 スクリーン
71 表示領域
81 励起光
82 緑色変換光
83、84 フィードバック経路
A1 X方向の最大走査振幅
A2 X方向表示幅
B1 Y方向の最大走査振幅
B2 Y方向表示幅
L 軌跡
F 1画面描画期間
Fa、Fb、Fc 輝度信号
Qa、Qb、Qc 最大輝度
TB1 上部ブランキング期間
TB2 下部ブランキング期間
TB3 戻りブランキング期間
TBo 1画面ブランキング期間
TSo 1画面表示期間
Ta1、Ta2 1走査表示期間
Tb1、Tb2 1走査ブランキング期間
Tc1、Tc2 1走査表示期間
Ts1、Ts2 1走査期間
Ia1〜Ia10 駆動電流(1走査表示期間)
Ib1〜Ib10 駆動電流(1走査ブランキング期間)
Ic1、Ic2 駆動電流(1走査表示期間)
IFa、IFb、IFc 駆動電流(1画面ブランキング期間)
Io 平均電流値
Ifa、Ifc 平均電流
Q1〜Q10 輝度
α1 X方向最大走査角
α2 X方向表示走査角
β1 Y方向最大走査角
β2 Y方向表示走査角
Claims (6)
- レーザ光源と、
前記レーザ光源に流す電流を制御する電流制御手段と、
前記レーザ光源からの光を水平走査する走査手段と、
前記レーザ光源からの光のうち、前記走査手段による走査角の最大走査角に対する比が、所定の割合以上となる光を遮蔽する遮蔽部と、を備え、
前記電流制御手段は、各走査期間で前記レーザ光源の平均温度が互いに同じとなるように、前記レーザ光源からの光が前記遮蔽部で遮蔽されている間に前記レーザ光源に流す電流を制御する
ことを特徴とする走査型投影表示装置。 - 前記電流制御手段は、前記水平走査を繰り返して1つの画面を形成する期間で、前記レーザ光源の平均温度が互いに同じとなるように、前記レーザ光源からの光が前記遮蔽部で遮蔽されている間に前記レーザ光源に流す電流を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の走査型投影表示装置。 - 前記レーザ光源は、半導体レーザと、前記半導体レーザのレーザ光を波長変換して出射する波長変換素子と、を有する
ことを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載の走査型投影表示装置。 - 前記半導体レーザは、DFBレーザである
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の走査型投影表示装置。 - 前記レーザ光源は、半導体レーザと、前記半導体レーザのレーザ光を波長変換して出射する波長変換素子と、半導体レーザからのレーザ光を半導体レーザにフィードバックするためのグレーティング素子と、を有することを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載の走査型投影表示装置。
- 前記半導体レーザは、SLDレーザである
ことを特徴とする請求項1から2と請求項5のいずれか1項に記載の走査型投影表示装置。
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-
2012
- 2012-02-10 JP JP2012027296A patent/JP2013164503A/ja active Pending
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