JP6668711B2 - 光源装置、画像表示装置及び物体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光源装置、画像表示装置及び物体装置に関する。
近年、光を検出する技術の開発が盛んに行われている。
例えば、特許文献1には、検出素子(光検出器)の手前に筒状素子を配置し、該筒状素子に入射された光の一部のみを検出素子に集光させることにより検出精度の低下を抑制する光センサが開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている光センサを、複数の光源からの複数の光が合成された合成光の分岐光を検出する光検出器として用いると、高コスト化を招いてしまう。
本発明は、複数の光源と、前記複数の光源からの複数の光を合成し、その合成光を分岐する光学系と、前記光学系からの分岐光を集光する集光素子と、前記集光素子を介した前記分岐光を受光する光検出器と、を備え、前記集光素子を介した前記分岐光に含まれる前記複数の光のビームウエスト位置は、前記光検出器の受光面からずれており、前記受光面は、前記集光素子と前記複数の光のビームウエスト位置との間に位置し、前記複数の光のうち少なくとも2つの光の前記光源から前記光検出器までの光路長は、互いに異なり、前記光源から前記光検出器までの光路長が長い光ほど、前記ビームウエスト位置の前記受光面からのずれ量が小さいことを特徴とする光源装置である。
本発明によれば、高コスト化を抑制しつつ検出精度の低下を抑制できる。
一実施形態のHUD装置の概略構成を示す図である。 HUD装置の制御系のハードウェア構成を示すブロック図である。 HUD装置の機能ブロック図である。 HUD装置の光偏向器について説明するための図である。 2次元走査時の走査線軌跡の一例を示す図である。 HUD装置の光源装置について説明するための図である。 図7(A)〜図7(C)は、それぞれ光源装置の光検出器への光の入射方式1〜3を説明するための図である。 図8(A)〜図8(C)は、それぞれ入射方式1〜3における光検出器への入射光量の変化について説明するための図である。 光検出器の受光面に光をデフォーカスさせることを説明するための図である。 光源から光検出器までの距離に応じて受光面への光の入射径を変化させることについて説明するための図である。 光検出器の受光面への光の入射径について説明するための図である。 深度カーブにおけるビームウエスト位置、光束径の関係を示すグラフである。 光検出器に入射する光束のα方向に対応する深度カーブにおけるビームウエスト位置、光束径の関係を示すグラフである。 光検出器に入射する光束のγ方向に対応する深度カーブにおけるビームウエスト位置、光束径の関係を示すグラフである。 変形例の光源装置を説明するための図である。
以下に、一実施形態の画像表示装置としてのHUD装置100について図面を参照して説明する。なお、「HUD」は「ヘッドアップディスプレイ」の略称である。
図1には、本実施形態のHUD装置100の全体構成が概略的に示されている。
《HUD装置の全体構成》
ところで、ヘッドアップディスプレイの投射方式は、液晶パネル、DMDパネル(デジタルミラーデバイスパネル)、蛍光表示管(VFD)のようなイメージングデバイスで中間像を形成する「パネル方式」と、レーザ光源から出射されたレーザビームを2次元走査デバイスで走査し中間像を形成する「レーザ走査方式」がある。特に後者のレーザ走査方式は、全画面発光の部分的遮光で画像を形成するパネル方式とは違い、各画素に対して発光/非発光を割り当てることができるため、一般に高コントラストの画像を形成することができる。
そこで、HUD装置100では「レーザ走査方式」を採用している。無論、投射方式として上記「パネル方式」を用いることもできる。
HUD装置100は、一例として、車両、航空機、船舶、産業用ロボット等の移動体に搭載され、該移動体のフロントウインドシールド50(図1参照)を介して該移動体の操縦に必要なナビゲーション情報(例えば移動体の速度、進行方向、目的地までの距離、現在地名称、移動体前方における物体の有無や位置、制限速度等の標識、渋滞情報などの情報)を視認可能にする。この場合、フロントウインドシールド50は、入射された光の一部を透過させ、残部の少なくとも一部を反射させる透過反射部材としても機能する。以下では、HUD装置がフロントウインドシールド50を備える自動車に搭載される例を、主に説明する。
HUD装置100は、図1に示されるように、光源装置11、光偏向器15及び走査ミラー20(例えば凹面鏡)を含む光走査手段10と、スクリーン30と、凹面ミラー40とを備え、フロントウインドシールド50に対して画像を形成する光(画像光)を照射することにより、視認者A(ここでは自動車の乗員である運転者)の視点位置から虚像Iを視認可能にする。つまり、視認者Aは、光走査手段10によりスクリーンに形成(描画)される画像(中間像)を、フロントウインドシールド50を介して虚像Iとして視認することができる。
HUD装置100は、一例として、自動車のダッシュボードの下方に配置されており、視認者Aの視点位置からフロントウインドシールド50までの距離は、数十cmから精々1m程度である。
ここでは、凹面ミラー40は、虚像Iの結像位置が所望の位置になるように、一定の集光パワーを有するように既存の光学設計シミュレーションソフトを用いて設計されている。
HUD装置100では、虚像Iが視認者Aの視点位置から1m以上かつ10m以下(好ましくは6m以下)の位置(奥行位置)に表示されるように、凹面ミラー40の集光パワーが設定されている。
なお、通常、フロントウインドシールドは、平面でなく、僅かに湾曲している。このため、凹面ミラー40とフロントウインドシールド50の曲面により、虚像Iの結像位置が決定される。
光源装置11では、画像データに応じて変調されたR,G,Bの3色のレーザ光が合成される。3色のレーザ光が合成された合成光の一部は、光偏向器15の反射面に導かれる。光偏向器15は、半導体製造プロセス等で作製されたMEMSスキャナであり、直交する2軸周りに独立に揺動可能な単一の微小ミラーを含む。なお、光偏向器15は、1軸周りに揺動可能な微小ミラーを含むMEMSスキャナを2つ組み合わせたものであっても良い。また、スキャナとして、MEMSスキャナに限らず、例えばガルバノスキャナやポリゴンスキャナを用いても良い。光源装置11、光偏向器15の詳細は、後述する。
光源装置11からの画像データに応じた光(上記合成光の一部)は、光偏向器15で偏向され、走査ミラー20で広がりを抑制されつつ折り返されてスクリーン30に照射される。そこで、スクリーン30が光走査され該スクリーン30上に中間像が形成される。なお、凹面ミラー40は、フロントウインドシールド50の影響で中間像の水平線が上または下に凸形状となる光学歪み要素を補正するように設計、配置されることが好ましい。
スクリーン30を介した光は、凹面ミラー40でフロントウインドシールド50に向けて反射される。フロントウインドシールド50への入射光束の一部はフロントウインドシールド50を透過し、残部の少なくとも一部は視認者Aの視点位置に向けて反射される。この結果、視認者Aはフロントウインドシールド50を介して中間像の拡大された虚像Iを視認可能となる、すなわち、視認者から見て虚像Iがフロントウインドシールド50越しに拡大表示される。
なお、フロントウインドシールド50よりも視認者Aの視点位置側に透過反射部材としてコンバイナを配置し、該コンバイナに凹面ミラー40からの光を照射するようにしても、フロントウインドシールド50のみの場合と同様に虚像表示を行うことができる。
《HUD装置の制御系のハードウェア構成》
図2には、HUD装置100の制御系のハードウェア構成を示すブロック図が示されている。HUD装置100の制御系は、図2に示されるように、FPGA600、CPU602、ROM604、I/F608、バスライン610、LDドライバ6111、MEMSコントローラ615を備えている。
FPGA600は、画像データ及び後述する光検出器117の出力信号に応じてLDドライバ6111を介して後述するLDを動作させ、MEMSコントローラ615を介して光偏向器15を動作させる。CPU602は、HUD装置100の各機能を制御する。ROM604は、CPU602がHUD装置の各機能を制御するために実行する画像処理用プログラムを記憶している。RAM606は、CPU602のワークエリアとして使用される。I/F608は、外部コントローラ等と通信するためのインターフェイスであり、例えば、自動車のCAN(Controller Area Network)等に接続される。
《HUD装置の機能ブロック》
図3には、HUD装置100の機能を示すブロック図が示されている。HUD装置100は、図3に示されるように、車両情報入力部800、外部情報入力部802、画像データ生成部804及び画像描画部806を備えている。車両情報入力部800には、CAN等から車両の情報(速度、走行距離、対象物までの距離、外界の明るさ等の情報)が入力される。外部情報入力部802には、外部ネットワークから車両外部の情報(GPSからのナビ情報等)が入力される。画像データ生成部804は、車両情報入力部800及び外部情報入力部802から入力される情報に基づいて、描画すべき画像の画像データを生成し、FPGA600に送る。画像描画部806は、制御部8060を備え、該制御部8060は、FPGA600に画像描画を開始もしくは終了させるための制御信号を送信する。
《光偏向器の構成》
図4には、光偏向器15の構成が示されている。光偏向器15は、半導体プロセスにて製造されたMEMSスキャナであり、図4に示されるように、反射面を有するミラー150と、X軸方向に並ぶ複数の梁を含み、隣り合う2つの梁が折り返し部を介して蛇行するように接続された一対の蛇行部152とを有する。各蛇行部152の隣り合う2つの梁は、梁A(152a)、梁B(152b)とされ、枠部材154に支持されている。複数の梁には、複数の圧電部材156(例えばPZT)が個別に設けられている。各蛇行部の隣り合う2つの梁の圧電部材に異なる電圧を印加することで、該蛇行部の隣り合う2つの梁が異なる方向に撓み、それが蓄積されて、ミラー150がX軸周り(=垂直方向)に大きな角度で回転することになる。このような構成により、X軸を中心とした垂直方向の光走査が、低電圧で可能となる。一方、Y軸を中心とした水平方向では、ミラー150に接続されたトーションバーなどを利用した共振による光走査が行われる。
以上のように構成される光偏向器15によって、スクリーン30の画像描画領域に対してレーザビームが2次元的に走査(例えばラスタースキャン)されるとともに(図5参照)、レーザビームの走査位置に応じてLDの発光制御を行うことで画素毎の描画、虚像の表示を行うことができる。なお、図5において、Psは、走査線ピッチである。
HUD装置100からは、瞬間的にはレーザビーム径に相当する点像しか投射されないが、非常に高速に走査させるため、一フレーム画像内では十分に人間の目に残像が残っている。この残像現象を利用することで、運転者には、あたかも「表示エリア」に像を投射させているように知覚される。実際には、スクリーン30に映った像が、凹面ミラー40とフロントウインドシールド50によって反射されて運転者に「表示エリア」において虚像として知覚される。このような仕組みであるので、像を表示させない場合は、LDの発光を停止すれば良い。つまり、「表示エリア」において虚像が表示される箇所以外の箇所の輝度を実質0にすることが可能となる。
すなわち、HUD装置100による虚像の結像位置は、該虚像を結像可能な所定の「表示エリア」内の任意の位置となる。この「表示エリア」は、HUD装置の設計時の仕様で決まる。
このように、「レーザ走査方式」を採用したことにより、表示したい部分以外では、表示の必要がないためLDを消灯したり、光量を低下させたりするなどの措置を取ることができる。
これに対して、例えば液晶パネル及びDMDパネルのようなイメージングデバイスで中間像を表現する「パネル方式」では、パネル全体を照明する必要があるため、画像信号としては非表示とするために黒表示であったとしても、液晶パネルやDMDパネルの特性上、完全には0にし難いため、黒部が浮き上がって見えることがあったが、レーザ走査方式ではその黒浮きを無くすことが可能となる。
《光源装置》
以下に、光源装置11について詳細に説明する。図6には、光源装置11の構成が概略的に示されている。以下では、図6等に示されるαβγ3次元直交座標系を適宜用いて説明する。
光源装置11は、図6に示されるように、単数あるいは複数の発光点を有する複数(例えば3つ)の発光素子111R、111B、111G、複数(例えば3つ)のカップリングレンズ112R、112G、112B、複数(例えば3つ)のアパーチャ部材113R、113G、113B、2つの光路合成素子114、115、集光レンズ116、光検出器117などを備えている。
各発光素子は、例えばLD(レーザダイオード)であり、互いに異なる波長λR、λG、λBの光束を出射する。例えばλR=640nm、λG=530nm、λB=445nmである。ここでは、発光素子111R、111Gの出射方向は+β方向であり、発光素子111Bの出射方向は+α方向である。各発光素子は、FPGA600によりLDドライバ6111を介して画像データに応じて変調駆動される。
LD111R、111G、111Bから出射された波長λR、λG、λBの光束は、対応するカップリングレンズ112R、112G、112Bにより後続の光学系にカップリングされる。
カップリングされた光束は、対応するアパーチャ部材113R、113G、113Bにより整形される。各アパーチャ部材の開口形状は、光束の発散角等に応じて円形、楕円形、長方形、正方形等、様々な形状とすることができる。
アパーチャ部材113B、113Gをそれぞれ介した波長λB、λGの光束は、光路合成素子114(例えばダイクロイックミラー)で光路合成される。詳述すると、アパーチャ部材113Bを介した波長λBの光束は光路合成素子114の中心を+α方向に透過し、アパーチャ部材113Gを介した波長λGの光束は光路合成素子114の中心で+α方向に反射される。
そして、波長λB、λGの光束が合成された合成光束λBGと、アパーチャ部材113Rを介した波長λRの光束とが光路合成素子115(例えばダイクロイックミラー)で光路合成される。なお、ここでは、2つの光路合成素子114、115は、別体とされているが、一体的に設けられても良い。
詳述すると、合成光束λBGは、一部が光路合成素子115の中心を+α方向に透過し、残部が光路合成素子115の中心で+β方向に反射される。アパーチャ部材113Rを介した波長λRの光束は、一部が光路合成素子115の中心で+α方向に反射され、残部が光路合成素子115の中心を+β方向に透過する。
すなわち、光路合成素子115から、合成光束λBGの一部と光束λRの一部が合成された合成光束λRGB1が+α方向に出射され、合成光束λBGの残部と光束λRの残部が合成された合成光束λRBG2が+β方向に出射される。
合成光束λRBG1は、光偏向器15に照射され、スクリーン30上での画像描画(虚像表示)に用いられる。なお、光路合成素子115と光偏向器15との間に、例えば光偏向器15側に凹面が向くメニスカスレンズを設置しても良い。
合成光束λRGB2は、集光レンズ116を介して光検出器117に照射され、虚像の色や明るさを調整するための入射光量のモニタに利用される。
詳述すると、光検出器117は、受光した合成光束λRGB2の光量に応じた信号を、FPGA600に出力する。FPGA600は、光検出器117の出力信号に基づいて、合成光束λRBG1の光量が所望の光量になり、かつ合成光束λRGB1のR、G、Bの光量の比が表示すべき色に応じた比となるように各発光素子の発光パワー(光出力)を設定し、その設定値をLDドライバ6111に送る。LDドライバ6111は、発光素子毎に設定された発光パワーの設定値に応じた駆動電流を該発光素子に印加する。
光検出器117としては、例えばフォトダイオード(PD)やフォトトランジスタを用いることができる。
ここで、各発光素子から光路合成素子115までの光路長は互いに異なる。具体的には、発光素子111Bから光路合成素子115までの光路長が最長であり、発光素子111Rから光路合成素子115までの光路長が最短である。これは、虚像で白を構成する際、RGBの合成比率は約2.5:1:0.5であり、赤の光量が多く必要であり、逆に青の光量は小さくてよいことに由来しており、発光素子による光利用効率の低下を抑制するためである。
次に、光検出器に光束を入射させる3つの方式1〜3について説明する。
図7(A)に示される方式1は、合成光束λRGB2を光拡散部材119によって拡散光とし、光検出器117の受光面118に入射させる方式である。
図7(B)に示される方式2は、光路合成素子115と光検出器117との間に部材を設けず、合成光束λRGB2を光検出器117の受光面118に直接的に入射させる方式である。
図7(C)に示される方式3は、合成光束λRGB2を集光レンズ116によって集光し、光検出器117の受光面118に入射させる方式(本実施形態の方式)である。
ここで、上記3つの方式1〜3において、各発光素子から光検出器117までの光路上の光学部材や光学部品の初期公差、経時の位置変化や形状変化、温湿度特性変化等により、光路ズレが起こると、光検出器117に入射する光量が変化するおそれがある(図8(A)〜図8(C)参照)。
方式1では、合成光束λRGB2は、光拡散部材119によって拡散光にされる。この拡散光は面内で完全に均一な強度が保たれているわけではなく、ガウス分布を取っていることが一般的である。ゆえに、光路ズレが起こることによって光検出器117に入射する光量は変化する(図8(A)参照)。
方式2でも、合成光束λRGB2は、光路ズレが起こることによって光検出器117に入射する光量は変化する。
方式3では、合成光束λRGB2は、集光レンズ116で光検出器117に入射する光束を集光しており、光路ズレが起こった際も、その光束は光検出器117の受光面118内に入っており、光検出器117に入射する光量はほとんど変化しない。
次に、本実施形態における光検出器117に光束を入射させる方式(上記方式3)についてより詳しく説明する。
本実施形態では、図9に示されるように、集光レンズ116で集光させた合成光束λRGB2の各色の光束の焦点位置(結像位置)を光検出器117の受光面118からずらしている(デフォーカスしている)。ここでは、受光面118は、集光素子116と、合成光束λRGB2の複数の光(3色の光)のビームウエスト位置との間に位置している。
すなわち、本実施形態では、各色の光束を、集光レンズ116によって集光するものの、光検出器117の受光面118上では結像させない。これは、受光面118上で光を結像させた場合に、受光面118に付着した塵や埃、汚れが光束によって焼かれ、焦げが発生することで光検出器117の性能劣化を招くおそれがあるからである。具体的には、集光レンズ116と光検出器117の集光レンズ116の光軸方向の位置関係を、集光レンズ116を介した各色の光束の結像位置が受光面118からずれるように調整している。この調整は、光検出器117を基準として集光レンズ116をその光軸方向に移動させて行っても良いし、集光レンズ116を基準として光検出器117を集光レンズ116の光軸方向に移動させて行っても良いし、光検出器117と集光レンズ116を集光レンズ116の光軸方向に相対的に移動させて行っても良い。
各色の光束の受光面118への光の入射径(入射断面の径)すなわち受光面118上での光スポットの径は、例えば発光素子、該発光素子からの光の光路上にある光学部材等の部品の初期公差、経時の位置変化や形状変化、温湿度特性変化等(以下では「入射位置変動要因」とも呼ぶ)に起因する該光束の入射位置の変動によって受光面118へ入射する光の光量が変化しない程度まで広げることができる。
さらに、本実施形態では、受光面118への光束の入射径を、発光素子から光検出器117までの光路長が長い光束ほど小さくしている(図10参照)。具体的には、集光レンズ116での屈折率が最大であり受光面118への入射径が最小となる光束λBの発光素子111Bから光検出器117までの光路長が最長となり、集光レンズ116での屈折率が最小であり受光面118への入射径が最大となる光束λRの発光素子111Rから光検出器117までの光路長が最短となるように、発光素子111R、111G、111Bが配置されている。この配置は、前述した発光素子による光利用効率の低下を抑制するための配置と合致している。
ここで、光検出器117への光束の入射位置は、上記入射位置変動要因によって変化する。この入射位置の変化に応じて、光検出器117に入射する光の光量(以下では「入射光量」とも呼ぶ)も入射径によっては変化する。そして、入射位置変動要因による入射位置の変化は、発光素子から光検出器までの光路長(光学距離)が長い光束ほど大きくなるため、入射光量が変化したときの変化量も大きくなる。ここでは、発光素子111Bからの光束の入射光量の変化が最も大きく、発光素子111Rからの光束の入射光量の変化が最も小さい。
このため、光検出器117への入射光量全体の変化を小さくするためには、発光素子111Bからの光の光検出器117への入射径を、他の発光素子からの光の光検出器117への入射径よりも小さくすることが好ましい。また、発光素子111Gからの光の光検出器117への入射径を、発光素子111Rからの光の光検出器117への入射径よりも小さくすることが好ましい。
次に、光検出器117の受光面118に入射する光束径について図11を用いて説明する。図11では、光検出器117のφ約0.7の受光面118に、発光素子111R、111G、111Bからの光束400(λR)、401(λG)、402(λB)が入射している。
このとき、入射光束400、401、402は、入射位置変動要因によって受光面118内上の入射位置が、入射光束400では400´aや400´bや400´cや400´dまで、入射光束401では401´aや401´bや401´cや401´dまで、入射光束402では402´aや402´bや402´cや402´dまで、変化し得る。
ここで、入射位置変動要因による入射位置の変化幅は、一例として、発光素子111Rから出射された光λRに関してα:±約130μm、γ:±約155μmであり、発光素子111Gから出射された光λGに関してα:±約155μm、γ:±約170μmであり、発光素子111Bから出射された光λBに関してα:±約170μm、γ:±約180μmである。
そこで、本実施形態では、上述の如く、入射位置変動要因に対して、光検出器117に入射する各光束の光量変化を抑制し、かつ該光束の光束径を極力大きく保つために、集光レンズ116での屈折率が最小であり受光面118上での光束径が最大となる光束λRの発光素子111Rから光検出器117までの光路長が最短となり、集光レンズ116での屈折率が最大であり受光面118上での光束径が最小となる光束λBの発光素子111Bから光検出器117までの光路長が最長となるように発光素子111R、111G、111Bが配置されている。
具体的には、受光面118上での光束径は、入射位置変動要因による入射位置の変化幅を考慮して、光束λRに関してα:約350μm、γ:約480μm、光束λGに関してα:約300μm、γ:約420μm、光束λBに関してα:約240μm、γ:約350μmに調整されている。なお、受光面118上での光束径の調整は、集光レンズ116及び光検出器117の少なくとも一方の、集光レンズ116の光軸方向の位置を調整することにより行うことができる。
また、このような光束径の調整は、光学部材や光学部品の光路に沿った初期公差、経時の位置変動や形状変動が起こった際に生じる、光束径太りも考慮し、調整されることが好ましい。
図12には、光検出器117に入射する光束のビームウエスト位置と光束径の関係を示す深度カーブが示されている。
図12の横軸は光検出器117の受光面118からの集光レンズ116の光軸方向の距離(受光面118から集光レンズ116に向かう方向が正方向)であり、縦軸は集光レンズ116によって集光され光検出器117の受光面118に入射する光束の光束径である。横軸0の位置に光検出器117の受光面118が位置し、この場合、光束径約175μmで受光面118に光束が入射していることがわかる。また、深度カーブにおいて最も光束径が小さくなる、受光面118からの垂直距離をビームウエスト位置(結像位置)と呼び、該ビームウエスト位置における光束径をビームウエスト径と呼ぶ。ここでは、ビームウエスト位置は0.5mm〜1mmに設定され、ビームウエスト径は0〜10μm程度となっている。
図13、図14には、それぞれ光検出器117に入射する光束のα方向、γ方向に対応するビームウエスト位置と光束径の関係が示されている。ここでは、各光束のビームウエスト位置は0.5mm〜1mmに設定され、ビームウエスト径は0〜10μm程度となっている。
発光素子111Rから出射され光検出器117に入射する光束400のビームウエスト位置は約0.84mm、発光素子111Gから出射され光検出器117に入射する光束401のビームウエスト位置は約0.78mm、発光素子111Bから出射され光検出器117に入射する光束402のビームウエスト位置は約0.74mmと調整されている。つまり、光検出器117の受光面118に入射する光束の、ビームウエスト位置は発光素子から光検出器117までの光路長が短いものほど、光検出器117の受光面118から離れるように調整されている。
なお、本実施形態では、光検出器117に光束が入射される際、ビームウエスト位置を受光面118からずらすことにより入射径を大きくしたが、光路中に設けられたアパーチャ部材の開口の大きさを大きくすることなどにより、入射径を大きくしてもよい。なお、アパーチャ部材として開口径を調整可能なもの(絞り調整可能なもの)を用いることで、光源装置11の製造の際に、入射径を変更する必要がある光束に対応するアパーチャ部材の開口径を調整することができる。
以上説明した本実施形態の光源装置11は、複数の光源(発光素子111R、111G、111B)と、該複数の光源からの複数の光を合成し、その合成光を分岐する、光路合成手段(光路合成素子114、115)を含む光学系と、該光学系からの分岐光(λRGB2)を集光する集光素子(集光レンズ116)と、該集光素子を介した分岐光を受光する光検出器117と、を備え、集光素子を介した分岐光に含まれる複数の光のビームウエスト位置は、光検出器117の受光面118からずれている。
この場合、簡易な構成により、集光レンズ116を介した複数の光による受光面118での塵や埃の焦げ付きや光検出器117の損傷を抑制できる。
この結果、高コスト化を抑制しつつ検出精度の低下を抑制できる。
また、複数の光源から光検出器117までの光路長が互いに異なる場合に、光源から光検出器117までの光路長が長い光ほど、ビームウエスト位置の受光面118からのずれ量が小さいことが好ましい。
この場合、入射位置変動要因による入射位置のずれが大きくなる光ほど、受光面118上での光スポットの大きさを小さくできる。この結果、光検出器117への入射光量の変化を抑制できる。
また、複数の光源から光検出器117までの光路長は互いに異なる場合に、光源から光検出器117までの光路長が長い光ほど、受光面118への入射断面が小さいことが好ましい。
この場合、入射位置変動要因による入射位置のずれが大きくなる光ほど、受光面118上での光スポットの大きさを小さくできる。この結果、光検出器117への入射光量の変化を抑制できる。
また、少なくとも2つの光の波長が互いに異なり、受光面118が集光素子116と複数の光のビームウエスト位置の間に位置する場合に、少なくとも2つの光のうち波長が短い光ほど(集光レンズ116での屈折率が大きい光ほど)光源から光検出器117までの光路長が長いことが好ましい。
この場合、光検出器117への入射光量の変化をより確実に抑制できる。
なお、少なくとも2つの光の波長が互いに異なる場合に、複数の光のビームウエスト位置を集光素子116と受光面118の間に位置させ、少なくとも2つの光のうち波長が長い光ほど(集光レンズ116での屈折率が小さい光ほど)光源から光検出器117までの光路長を長くしても良い。
この場合も、光検出器117への入射光量の変化をより確実に抑制できる。
また、複数の光のビームウエスト位置が受光面118からずれるように、集光素子116の光軸方向の位置と光検出器117の該光軸方向の位置が設定されることが好ましい。
この場合、簡易な手法により、複数の光のビームウエスト位置を受光面118からずらすことができる。
また、複数の光源に対応して設けられ、対応する光源と光路合成手段(光学系)との間の光路上に配置された複数のアパーチャ部材(開口部材)の開口の大きさを互いに異ならせる簡易な手法によっても、複数の光の受光面118上での光スポットの大きさを調整できる。
そして、少なくとも2つの開口部材は、対応する光の光源から光検出器までの光路長が長いものほど、開口が小さいことが好ましい。
この場合、光源からの光検出器までの光路長が長い光ほど、受光面118上での光スポットの大きさを小さくすることができる。
また、複数の光の波長が互いに異なり、複数の光のうち波長が長い光ほど、光源から光検出器117までの光路長が短いため、光利用効率の低下を抑制できるとともに、入射位置変動要因による入射位置の変化が比較的小さい光の受光面118上での光スポットの大きさを大きくでき、かつ入射位置変動要因による入射位置の変化が比較的大きい光の受光面118上での光スポットの大きさを小さくできる。
また、複数の光源が、赤色光を出射する第1の光源と、緑色光を出射する第2の光源と、青色光を出射する第3の光源とを含む場合には、白を表現することができる。
また、複数の光源は、第1〜第3の光源のうち少なくとも1種類の光源を複数含んでも良い。
例えば、複数の光源が、赤色光を出射する複数の光源と、緑色光を出射する光源と、青色の光を出射する光源とを含んでも良い。この場合には、輝度を向上することができる。なお、この場合、赤色光を出射する複数の光源それぞれから光検出器117までの光路長は、略同一であることが好ましい。具体的には、例えば赤色光を出射する複数の光源をγ方向に並べて配置しても良い。
例えば、複数の光源が、赤色光を出射する光源と、緑色光を出射する複数の光源と、青色光を出射する光源とを含んでも良い。この場合にも、輝度を向上することができる。なお、この場合、緑色光を出射する複数の光源それぞれから光検出器117までの光路長は、略同一であることが好ましい。具体的には、例えば緑色光を出射する複数の光源をγ方向に並べて配置しても良い。
例えば、複数の光源は、赤色光を出射する複数の光源と、緑色光を出射する複数の光源と、青色光を出射する光源とを含んでも良い。この場合にも、輝度を向上することができる。なお、この場合、赤色光を出射する複数の光源それぞれから光検出器117までの光路長は、略同一であることが好ましい。また、緑色光を出射する複数の光源それぞれから光検出器117までの光路長は、略同一であることが好ましい。具体的には、例えば赤色光を出射する複数の光源や緑色光を出射する複数の光源をそれぞれγ方向に並べて配置しても良い。
例えば、複数の光源は、赤色光を出射する複数の光源と、緑色光を出射する複数の光源と、青色光を出射する複数の光源とを含んでも良い。この場合にも、輝度を向上することができる。なお、この場合、赤色光を出射する複数の光源それぞれから光検出器117までの光路長は、略同一であることが好ましい。また、緑色光を出射する複数の光源それぞれから光検出器117までの光路長は、略同一であることが好ましい。また、青色光を出射する複数の光源それぞれから光検出器117までの光路長は、略同一であることが好ましい。具体的には、例えば赤色光を出射する複数の光源や緑色光を出射する複数の光源や青色光を出射する複数の光源をそれぞれγ方向に並べて配置しても良い。
また、HUD装置100は、光源装置11と、光源装置11からの光により画像を形成する光偏向器15(画像形成素子)と、を備えているため、高コスト化を抑制しつつ視認性の良い画像(所望の輝度、色の画像)を安定して表示できる。
また、HUD装置100は、光源装置11の光検出器117からの信号に基づいて各光源(発光素子)の出力を制御する、FPGA600及びLDドライバ6111を含む制御系を更に備えるため、該光源の出力を安定して精度良く制御できる。
また、HUD装置100は、画像を形成した光が照射されるスクリーン30を更に備えるため、該スクリーン30に中間像を形成できる。
また、光源装置11、光偏向器15及びスクリーン30は、複数の光のうち波長が長い光ほど光源装置11からスクリーン30までの光路長が短くなるように配置されているため、スクリーン30に形成される中間像の輝度を向上することができる。
また、スクリーン30を介した光を透過反射部材(例えばフロントウインドシールド50)に向けて投射する凹面ミラー40(投射部)を更に備えるため、スクリーン30を介した光をフロントウインドシールド50の所望の領域に照射することができる。
また、HUD装置100と、該HUD装置100が搭載される移動体(例えば自動車)と、を備える移動体装置によれば、移動体の操縦者に視認性の良い画像(虚像)を安定して提供することができる。
また、本実施形態の光検出方法は、複数の光源(発光素子)からの複数の光を合成し、複数の光の合成光を分岐する工程と、合成光の分岐光に含まれる複数の光を光検出器117の受光面118からずれた位置に結像させる工程と、を含む。
この場合、簡易な手法により、分岐光に含まれる複数の光による受光面118での塵や埃の焦げ付きや光検出器117の損傷を抑制できる。
この結果、高コスト化を抑制しつつ検出精度の低下を抑制できる。
また、結像させる工程では、分岐光に含まれる複数の光が結像する位置の受光面118からのずれ量を、光源から光検出器117までの光路長が長い光ほど小さくすることが好ましい。
この場合、入射位置変動要因による入射位置のずれが大きくなる光路長が長い光ほど、受光面118上での光スポットの大きさを小さくできる。この結果、光検出器117への入射光量の変化を抑制できる。
また、本実施形態の光源装置11の製造方法は、複数の光源(発光素子)からの複数の光を合成し、その合成光を分岐し、その分岐光を集光素子(集光レンズ116)を介して光検出器117で受光する光源装置の製造方法において、集光素子を介した分岐光に含まれる複数の光のビームウエスト位置が光検出器117の受光面からずれるように集光素子と光検出器117の少なくとも一方の集光素子の光軸方向に関する位置を調整する工程を含む。
この場合、簡易な手法により、複数の光による受光面118の損傷等を抑制できる。
また、複数の光源からの複数の光の波長が互いに異なり、受光面118が集光素子116と複数の光のビームウエスト位置の間に位置する場合に、分岐光に含まれる複数の光のビームウエスト位置の受光面118からのずれ量が、波長が短い光ほど光源から光検出器117までの光路長が長くなるように複数の光源を配置することが好ましい。
この場合、入射位置変動要因による入射位置のずれが大きくなる光路長が長い光(波長が短い光)ほど、受光面118上での光スポットの大きさを小さくできる。この結果、光検出器117への入射光量の変化を抑制できる。
また、複数の光源からの複数の光の波長が互いに異なり、複数の光のビームウエスト位置が集光素子116と受光面118の間に位置する場合に、分岐光に含まれる複数の光のビームウエスト位置の受光面118からのずれ量が、波長が長い光ほど光源から光検出器117までの光路長が長くなるように複数の光源を配置することが好ましい。
この場合、入射位置変動要因による入射位置のずれが大きくなる光路長が長い光(波長が長い光)ほど、受光面118上での光スポットの大きさを小さくできる。この結果、光検出器117への入射光量の変化を抑制できる。
また、分岐光に含まれる複数の光の光源から光検出器117までの光路長は互いに異なり、複数の光源からの複数の光が開口径を調整可能な複数の開口部材(アパーチャ部材113R、113G、113B)で個別に整形された後に合成される場合に、複数の光の受光面118上での入射断面の大きさが、光源から光検出器117までの光路長が長いものほど小さくなるように複数の開口部材の開口径を調整する工程を更に含むことが好ましい。
この場合、入射位置変動要因による入射位置のずれが大きくなる光路長が長い光ほど、受光面118上での光スポットの大きさを小さくできる。この結果、光検出器117への入射光量の変化を抑制できる。
光源装置11の製造手順について簡単に説明する。光源装置11を構成する複数の構成部品を例えば図6に示される所定の配置(発光素子111Bから光検出器117までの光路長が最長となり、発光素子111Rから光検出器117までの光路長が最短となる配置)となるように筐体内において保持体(不図示)に位置決め固定した(但し集光レンズ116は仮固定)後、3つの発光素子111R、111G、111Bを点灯させて、受光面118上での3色の光束を顕微鏡等で確認しながら、各光束のビームウエスト位置が受光面118からずれるように集光レンズ116の光軸方向の位置を調整する。そして、集光レンズ116を調整後の状態で保持体に位置決め固定する。なお、各光束のビームウエスト位置を受光面118からずらすために、集光レンズ116に代えて又は加えて光検出器117を仮固定し、光検出器117の集光レンズ116光軸方向の位置調整を行っても良い。
なお、上記実施形態では、集光素子として集光レンズを用いているが、集光ミラーであっても良い。また、集光素子は、複数のレンズの組み合わせでも良いし、複数のミラーの組み合わせでも良いし、レンズとミラーの組み合わせでも良い。
また、上記実施形態では、複数の光源それぞれから光検出器117までの光の光路長が互いに異なっているが、これに限らず、要は、複数の光源からの複数の光のうち少なくとも2つの光の光路長が互いに異なっていることが好ましい。そして、光路長が互いに異なる少なくとも2つの光のうち光源から光検出器までの光路長が長いものほど受光面上での光スポットの大きさが小さいこと、すなわちビームウエスト位置の受光面からのずれ量が小さいこと又は対応するアパーチャ部材の開口の大きさが小さいことが好ましい。
また、上記実施形態では、光源から光検出器までの光路長を波長が長い光ほど短くしているが、これに限られない。すなわち、発光素子111R、111G、111Bの配置を適宜入れ替えても良い。
また、上記実施形態では、集光レンズ116を介した3つの光のビームウエスト位置が受光面から集光レンズ116側にずれているが、少なくとも1つの光のビームウエスト位置が集光レンズ116とは反対側にずれていても良い。
また、本発明の光源装置の構成は、上記実施形態で説明したものに限らず、適宜変更可能である。例えば、図15に示される変形例の光源装置11´のような構成を採用しても良い。
光源装置11´では、3つの発光素子111R、111G、111Bがβ方向に並べられ、各発光素子の出射方向が+α方向とされている。発光素子111Bからの光束λBがダイクロイックミラー120で反射され、光路合成素子114により発光素子111Gからの光束λGと光路合成され、その合成光束λRGが光路合成素子115により発光素子111Rからの光束λRと合成される。その合成光束λRGBは光路合成素子115で合成光束λRGB1、λRGB2に分岐され、λRGB1は光偏向器15側に凹面が向くメニスカスレンズ121を介して光偏向器15へ入射され、λRGB2は集光レンズ116を介して光検出器117に入射される。ここでは、光路長は、λB>λG>λRとなっているが、これに限らず、適宜変更可能である。
光源装置11´においても、上記実施形態の光源装置11と同様の手法を導入することにより、光源装置11と同様の作用・効果を得ることができる。
また、上記実施形態では、投光部は、凹面ミラー40から構成されているが、これに限らず、例えば、凸面鏡から構成されても良い。
また、上記実施形態では、走査ミラー20を有しているが、有していなくても良い。すなわち、光偏向器15で偏向された光を、光路を折り返さずに、スクリーン30に直接照射もしくは凸面レンズを介して照射するようにしても良い。また、走査ミラー20として平面鏡を用いても良い。
また、上記実施形態では、集光レンズ116及び光検出器117は、筐体内に配置されたが、これらの少なくとも一方は、筐体外に配置されても良い。
また、上記実施形態では、光源としてLDを用いているが、例えばVCSEL等の他のレーザ等を用いても良い。
また、透過反射部材は、移動体のフロントガラスに限らず、例えばサイドガラス、リアガラス等であっても良く、要は、透過反射部材は、移動体に設けられ、移動体の搭乗者が該移動体の外部を視認するための窓部材(ウインドシールド)であることが好ましい。
また、上記実施形態では、画像表示装置(HUD)は、例えば車両、航空機、船舶、産業用ロボット等の移動体に搭載用のものとして説明したが、要は、物体に搭載されるものであれば良い。なお、「物体」は、移動体の他、恒常的に設置されるものや運搬可能なものを含む。
また、本発明の画像表示装置は、HUD装置のみならず、例えばヘッドマウントディスプレイ装置、プロンプタ装置、プロジェクタ装置への適用も可能である。
例えば、プロジェクタ装置に適用する場合には、該プロジェクタ装置をHUD装置100と同様に構成することができる。すなわち、凹面ミラー40を介した画像光を映写幕や壁面等に投影すれば良い。なお、凹面ミラー40を設けずにスクリーン30を介した画像光を映写幕や壁面等に投影しても良い。また、凹面ミラー40の代わりに自由曲面ミラーを用いても良い。
また、上記各実施形態に記載した具体的な数値、形状等は、一例であって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更である。
以下に、発明者が上記実施形態を発案するに至った思考プロセスを説明する。
ヘッドアップディスプレイにおいて、フロントガラスやコンバイナに投影される虚像の色や明るさは画像生成部(イメージャ)内の光をフォトダイオード(光検出素子)などで検出し、モニタリングすることによって制御している。
つまり、レーザから出射された光は虚像を生成するための光と、虚像の色や明るさを制御するために光検出素子に入射しモニタリングするための光に分けられる。
また、制御はモニタリングされた光の強度に対して、虚像の色や明るさがどうなっているかを初期状態での光学素子の効率などをもとにフィードバック計算し、行うという技術がある。
また、光検出素子に光を入射する光学系として大きく分類して三つが挙げられる1つ目は光検出素子前に光を拡散する拡散部材を配置し、光を拡散して光検出素子に入射させる系、2つ目は光検出素子前に光を集光する集光部材を配置し、光を集光して光検出素子に入射させる系、3つ目は光検出素子前には何も配置せず、そのまま光検出素子に入射させる方法がある。この三つの方法の中で、光検出素子に入射する光量が初期公差や経時温度特性による素子の位置変動によって変化しにくいのは光検出素子前に光を集光する集光部材を配置し、光を集光して光検出素子に入射する系であることが既に知られている。
しかし、従来の集光部材を用いて光検出素子に光を入射させる光学系では、光検出素子上で光を限界まで集光し、光を入射させていることから、光検出素子上に付着した塵や埃を焦がしてしまう可能性や光検出素子自体を破壊してしまう可能性があり、虚像の色や明るさの制御が困難になる危険性があるという問題があった。
また、特許文献1には、集光により検出素子が高温となるため、検出素子の検出結果においてノイズ又は誤差が発生したり、検出素子の劣化が早まること等により、検出精度が悪化するという問題を解決するために、検出素子の手前に筒状素子を備え、且つ適度に光量が筒状素子から放出され、適度に反射を繰り返し検出素子に入射し、当該課題を解決する方法が開示されている。
しかし、筒状素子は複雑な意匠を持っているため、コストが増大するという問題があった。
そこで、発明者らは、この問題を解決するために、上記実施形態を発案するに至った。
11…光源装置、15…光偏向器(画像形成素子)、30…スクリーン、40…凹面ミラー(投光部)、50…フロントウインドシールド(透過反射部材)、100…HUD装置(画像表示装置)、113R、113G、113B…アパーチャ部材(開口部材)、114…光路合成素子(光学系の一部)、115…光路合成素子(光学系の一部)、111R、111G、111B…発光素子(光源)、600…FPGA(制御系の一部)6111…LDドライバ(制御系の一部)。
特開2015‐108555号公報

Claims (15)

  1. 複数の光源と
    前記複数の光源からの複数の光を合成し、その合成光を分岐する光学系と、
    前記光学系からの分岐光を集光する集光素子と、
    前記集光素子を介した前記分岐光を受光する光検出器と、を備え、
    前記集光素子を介した前記分岐光に含まれる前記複数の光のビームウエスト位置は、前記光検出器の受光面からずれており、
    前記受光面は、前記集光素子と前記複数の光のビームウエスト位置との間に位置し、
    前記複数の光のうち少なくとも2つの光の前記光源から前記光検出器までの光路長は、互いに異なり、
    前記光源から前記光検出器までの光路長が長い光ほど、前記ビームウエスト位置の前記受光面からのずれ量が小さいことを特徴とする光源装置。
  2. 複数の光源と
    前記複数の光源からの複数の光を合成し、その合成光を分岐する光学系と、
    前記光学系からの分岐光を集光する集光素子と、
    前記集光素子を介した前記分岐光を受光する光検出器と、を備え、
    前記集光素子を介した前記分岐光に含まれる前記複数の光のビームウエスト位置は、前記光検出器の受光面からずれており、
    前記受光面は、前記集光素子と前記複数の光のビームウエスト位置との間に位置し、
    前記複数の光のうち少なくとも2つの光の前記光源から前記光検出器までの光路長は、互いに異なり、
    前記光源から前記光検出器までの光路長が長い光ほど、前記受光面への入射断面が小さいことを特徴とする光源装置。
  3. 前記少なくとも2つの光の波長は、互いに異なり、
    前記少なくとも2つの光のうち波長が短い光ほど前記光路長が長いことを特徴とする請求項1又は2に記載の光源装置。
  4. 前記複数の光のビームウエスト位置が前記受光面からずれるように、前記集光素子の光軸方向の位置と前記光検出器の前記光軸方向の位置が設定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の光源装置。
  5. 前記複数の光源に対応して設けられ、対応する前記光源と前記光学系との間の光路上に配置された複数の開口部材を更に備え、
    前記複数の開口部材のうち前記少なくとも2つの光に対応する少なくとも2つの開口部材の開口の大きさは、互いに異なることを特徴とする請求項に記載の光源装置。
  6. 前記少なくとも2つの開口部材は、対応する光の前記光源から前記光検出器までの光路長が長いものほど、開口が小さいことを特徴とする請求項に記載の光源装置。
  7. 前記複数の光源は、
    赤色光を出射する第1の光源と、
    緑色光を出射する第2の光源と、
    青色光を出射する第3の光源と、を含むことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の光源装置。
  8. 前記複数の光源は、前記第1〜第3の光源のうち少なくとも1種類の光源を複数含むことを特徴とする請求項に記載の光源装置。
  9. 請求項1〜のいずれか一項に記載の光源装置と、
    前記光源装置からの光により画像を形成する画像形成素子と、を備える画像表示装置。
  10. 前記光源装置の光検出器の出力信号に基づいて前記光源の出力を制御する制御系を更に備える請求項に記載の画像表示装置。
  11. 前記画像を形成した光が照射されるスクリーンを更に備えることを特徴とする請求項又は10に記載の画像表示装置。
  12. 前記光源装置、前記画像形成素子及び前記スクリーンは、前記複数の光のうち波長が長い光ほど前記光源装置から前記スクリーンまでの光路長が短くなるように配置されていることを特徴とする請求項11に記載の画像表示装置。
  13. 前記スクリーンを介した光を透過反射部材に向けて投射する投光部を更に備えることを特徴とする請求項11又は12に記載の画像表示装置。
  14. 請求項13に記載の画像表示装置と、
    前記画像表示装置が搭載される物体と、を備える物体装置。
  15. 前記物体は、移動体であることを特徴とする請求項14に記載の物体装置。
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