JP6789752B2 - 内燃機関制御装置、内燃機関制御システム、および、内燃機関制御装置の制御方法 - Google Patents

内燃機関制御装置、内燃機関制御システム、および、内燃機関制御装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、内燃機関制御装置、内燃機関制御システム、および、内燃機関制御装置の制御方法に関する発明である。
従来、キャブレタ式の内燃機関を制御する内燃機関制御システムには、内燃機関の排気管内の酸素濃度に応じたセンサー電圧を出力する酸素センサーと、この酸素センサーが出力するセンサー電圧に基づいて、気化器の制御を行う内燃機関制御装置と、を備えたものが知られている(特許文献1)。
この従来の内燃機関制御システムでは、センサー電圧に基づいて出力される制御信号の変化量の違いから、酸素センサーの故障とそれ以外の故障とを判断する手法が提案されている。しかし、例えば、気化器内部のアクチュエータの故障によりエアバルブが瞬間的に閉塞もしくは開放に至った場合には、酸素センサーの故障時と同じようなセンサー電圧の挙動を示すため両者の違いを制御信号の変化量に基づいて判断できない。
特開昭59−96451号公報
既述のように、従来の、キャブレタ式の内燃機関を制御する内燃機関制御装置では、酸素センサーのセンサー電圧のみでは、酸素センサーの短絡故障、酸素センサー断線故障、気化器のアクチュエータの閉塞故障、及びアクチュエータの開放故障を判断できない。
このため、故障要因を明確に特定できず、故障時の対応およびメンテナンス利便性の向上が困難になる問題があった。
そこで、本発明では、キャブレタ式の内燃機関を制御する内燃機関制御装置において、酸素センサーのセンサー電圧の検出信号に基づいて、酸素センサーの出力の短絡故障、酸素センサーの出力の断線故障、アクチュエータの閉塞故障、又は、アクチュエータの開放故障の少なくとも何れかを判断して、故障時の対応およびメンテナンス利便性を向上することを目的とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った内燃機関制御装置は、
キャブレタ式の内燃機関の排気管内の酸素濃度を検出する酸素センサーが、第1の検出端子と第2の検出端子との間に出力したセンサー電圧に基づいて、少なくとも気化器及び前記内燃機関の制御を行う内燃機関制御装置であって、
前記第1の検出端子に接続された第1の接続端子、および、前記第2の検出端子に接続され且つ固定電位に接続された第2の接続端子と、
前記第1の接続端子と前記第2の接続端子との間の電圧に基づいた検出信号を出力する電圧検出回路と、
前記検出信号に基づいて、前記気化器のアクチュエータを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記検出信号に基づいて、前記酸素センサーの出力の短絡故障、前記酸素センサーの出力の断線故障、前記アクチュエータの閉塞故障、又は、前記アクチュエータの開放故障の少なくとも何れかを判断する
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記制御部は、
前記検出信号の値が、予め設定した第1の異常閾値以下である場合には、前記酸素センサーに地絡故障が発生していると判断し、
前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値よりも高い第2の異常閾値以上である場合には、前記酸素センサーに断線故障が発生していると判断する
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記制御部は、
前記アクチュエータを開放状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記第2の異常閾値未満であり、前記第1の異常閾値と前記第2の異常閾値との間に設定されたリッチ/リーン判定値以下にならない場合には、前記アクチュエータに閉塞故障が発生していると判断し、
前記アクチュエータを閉塞状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値以上であり、前記リッチ/リーン判定値以上にならない場合には、前記アクチュエータに開放故障が発生していると判断する
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記電圧検出回路は、
第1の入力端子が前記第1の接続端子に接続され、第2の入力端子が出力端子に接続され、前記出力端子から前記検出信号を出力するオペアンプと、
前記第1の入力端子と前記第2の接続端子との間に接続されたコンデンサと、
一端が前記第1の入力端子に接続され、他端が電源電位に接続され、前記第1の入力端子から前記電源電位に向かう方向が順方向となる第1の整流素子と、
一端が前記第2の入力端子に接続され、他端が前記第1の入力端子に接続され、前記第2の入力端子から前記第1の入力端子に向かう方向が順方向となる第2の整流素子と、を備える
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記制御部は、
前記酸素センサーの故障及び前記アクチュエータの故障を判断した結果に基づいた警告情報を外部に出力する
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記酸素センサーは、
前記酸素センサーの温度が所定値以上になることで活性化され、
前記検出した酸素濃度が低くなった場合には、前記センサー電圧を高くし、
前記検出した酸素濃度が高くなった場合には、前記センサー電圧を低くし、
前記制御部は、
前記センサー電圧が予め設定されたセンサー活性閾値以下になった場合には、前記酸素センサーが活性化していると判断する
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記電圧検出回路は、前記第1の接続端子と前記第1の入力端子との間に接続された入力抵抗をさらに備える
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記電圧検出回路は、
前記第1の接続端子と前記電源電位との間に接続された抵抗をさらに備えることを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記第1の整流素子は、アノードが前記第1の入力端子に接続され、カソードが前記電源電位に接続された第1のダイオードであり、
前記第2の整流素子は、アノードが前記第2の接続端子に接続され、カソードが前記第1の入力端子に接続された第2のダイオードある
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記制御部は、
前記内燃機関の始動後、前記内燃機関の暖機が完了したか否かを判断する工程と、
前記内燃機関の暖機が完了していないと判断した場合には、第1判定期間、前記検出信号の値が予め設定した第1の異常閾値以下であるか否かを判断し、前記第1判定期間、前記検出信号の値が前記第1の異常閾値以下である場合には、前記酸素センサーに地絡故障が発生していると判断する工程と、
前記内燃機関の暖機が完了している場合には、前記酸素センサーが活性化しているか否かを判断し、前記酸素センサーが活性化していないと判断した場合には、第2判定期間、前記検出信号の値が前記第1の異常閾値よりも高い第2の異常閾値以上であるか否かを判断し、前記第2判定期間、前記第2の異常閾値以上である場合には、前記酸素センサーに断線故障が発生していると判断する工程と、を実行する
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記制御部は、
前記酸素センサーが活性化している場合には、前記検出信号に基づいて、前記アクチュエータを制御するフィードバック制御を開始し、前記フィードバック制御の開始後、第3判定期間、前記検出信号の値が前記第2の異常閾値以上であるか否かを判断し、前記検出信号の値が、前記第3判定期間、前記第2の異常閾値以上である場合には、前記酸素センサーに断線故障が発生していると判断する工程と、
前記検出信号の値が、前記第3判定期間、前記第2の異常閾値以上ではない場合には、前記検出信号の値が、第4判定期間、前記第1の異常閾値以下であるか否かを判断し、前記検出信号の値が、前記第4判定期間、前記第1の異常閾値以下である場合には、前記酸素センサーに地絡故障が発生していると判断する工程と、
前記フィードバック制御の開始後、前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値と前記第2の異常閾値との間のリッチ/リーン判定値以上であるか否かを判断する工程と、
前記検出信号の値が、前記リッチ/リーン判定値以上である場合には、前記アクチュエータを開放状態に制御し、前記アクチュエータが開放状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記リッチ/リーン判定値未満にならない場合には、前記アクチュエータに閉塞故障が発生していると判断する工程と、
前記検出信号の値が、前記リッチ/リーン判定値未満である場合には、前記アクチュエータを閉塞状態に制御し、前記アクチュエータが閉塞状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記リッチ/リーン判定値以上にならない場合には、前記アクチュエータに開放故障が発生していると判断する工程と、を実行する
ことを特徴とする。
前記内燃機関制御装置において、
前記第3判定期間は、前記第2判定期間と異なり、前記第4判定期間は、前記第1判定期間と異なる
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った内燃機関制御システムは、
キャブレタ式の内燃機関を駆動する内燃機関制御システムであって、
前記内燃機関の排気管内の酸素濃度を検出し、検出した酸素濃度に応じたセンサー電圧を第1の検出端子と第2の検出端子との間に出力する酸素センサーと、
閉塞状態と開放状態を切り替えることで燃料と混合するための空気の吸入量を制御するアクチュエータを有し、前記アクチュエータにより制御した空気と燃料の混合気を前記内燃機関に供給する気化器と、
前記センサー電圧に基づいて、少なくとも前記気化器及び前記内燃機関の制御を行う内燃機関制御装置と、を備え、
前記内燃機関制御装置は、
前記第1の検出端子に接続された第1の接続端子、および、前記第2の検出端子に接続され且つ固定電位に接続された第2の接続端子と、
前記第1の接続端子と前記第2の接続端子との間の入力電圧に応じた検出信号を出力する電圧検出回路と、
前記検出信号に基づいて、前記気化器の前記アクチュエータを制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記センサー電圧に応じた前記検出信号に基づいて、前記酸素センサーの短絡・断線故障を判断するとともに前記アクチュエータの閉塞・開放故障を判断する
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る実施例に従った内燃機関制御装置の制御方法は、
キャブレタ式の内燃機関の排気管内の酸素濃度を検出する酸素センサーが、第1の検出端子と第2の検出端子との間に出力したセンサー電圧に基づいて、少なくとも気化器及び前記内燃機関の制御を行う内燃機関制御装置であって、前記第1の検出端子に接続された第1の接続端子、および、前記第2の検出端子に接続され且つ固定電位に接続された第2の接続端子と、 前記第1の接続端子と前記第2の接続端子との間の電圧に基づいた検出信号を出力する電圧検出回路と、前記検出信号に基づいて、前記気化器のアクチュエータを制御する制御部と、を備えた内燃機関制御装置の制御方法であって、
前記制御部により、前記検出信号に基づいて、前記酸素センサーの出力の短絡(地絡)故障、前記酸素センサーの出力の断線故障、前記アクチュエータの閉塞故障、又は、前記アクチュエータの開放故障の少なくとも何れかを判断する
ことを特徴とする。
本発明の一態様に係る内燃機関制御装置は、キャブレタ式の内燃機関の排気管内の酸素濃度を検出する酸素センサーが、第1の検出端子と第2の検出端子との間に出力したセンサー電圧に基づいて、少なくとも気化器(キャブレタ)及び内燃機関の制御を行う内燃機関制御装置であって、第1の検出端子に接続された第1の接続端子、および、第2の検出端子に接続され且つ固定電位(接地電位)に接続された第2の接続端子と、第1の接続端子と第2の接続端子との間の電圧に基づいた検出信号を出力する電圧検出回路と、検出信号に基づいて、気化器のアクチュエータを制御する制御部と、を備える。
そして、制御部は、検出信号に基づいて、酸素センサーの出力の短絡故障、酸素センサーの出力の断線故障、アクチュエータの閉塞故障、又は、アクチュエータの開放故障の少なくとも何れかを判断する。
このように、本発明に係る内燃機関制御装置は、酸素センサーのセンサー電圧の検出信号に基づいて、酸素センサーの出力の短絡故障、酸素センサーの出力の断線故障、アクチュエータの閉塞故障、又は、アクチュエータの開放故障の少なくとも何れかを判断する。
これにより、故障要因を明確に特定できるため、故障時の対応およびメンテナンス利便性が向上することができる。
図1は、第1の実施形態に係る内燃機関制御システム100の構成の一例を示す図である。 図2は、図1に示す内燃機関制御システム100の内燃機関制御装置の構成の一例を示す図である。 図3は、図1及び図2に示す酸素センサーOSの正常時、酸素センサーOSの短絡故障時、及び酸素センサーOSの断線故障時における、検出信号VOと時間との関係の一例を示す図である。 図4は、図1及び図2に示すアクチュエータZの正常時、アクチュエータZの開放故障時、及びアクチュエータZの閉塞故障時における、検出信号VOと時間との関係の一例を示す図である。 図5は、図1および図2に示す内燃機関制御装置ECUの制御方法の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面に基づいて説明する。
第1の実施形態
図1は、第1の実施形態に係る内燃機関制御システム100の構成の一例を示す図である。また、図2は、図1に示す内燃機関制御システム100の内燃機関制御装置の構成の一例を示す図である。また、図3は、図1及び図2に示す酸素センサーOSの正常時、酸素センサーOSの短絡故障時、及び酸素センサーOSの断線故障時における、検出信号VOと時間との関係の一例を示す図である。また、図4は、図1及び図2に示すアクチュエータZの正常時、アクチュエータZの開放故障時、及びアクチュエータZの閉塞故障時における、検出信号VOと時間との関係の一例を示す図である。
この第1の実施形態に係る内燃機関制御システム100は、例えば、図1、図2に示すように、気化器(キャブレタ)Kと、内燃機関Eと、酸素センサーOSと、吸気管Zaと、排気管Zbと、内燃機関制御装置ECUと、を備える。
この内燃機関制御システム100は、例えば、二輪車等の車両に積載される。そして、この内燃機関制御システム100の内燃機関制御装置ECUは、キャブレタ式の内燃機関Eを駆動するようになっている。この場合、内燃機関Eは、該二輪車のキャブレタ式の内燃機関である。
また、吸入管Zaは、内燃機関Eに供給する空気を外部から吸入するための配管である。
また、排気管Zbは、内燃機関Eの排気ポートに接続され、内燃機関Eの排気ガスを外部に排出するための配管である。
また、気化器Kは、内燃機関Eの吸気ポートに気化した燃料を含む空気(混合気)を供給するようになっている。
この気化器Kは、例えば、図1に示すように、空気を吸入するための吸入管Zaに設けられたアクチュエータZと、このアクチュエータZを開放状態(アクチュエータZの開度を広げる制御状態)又は閉塞状態(アクチュエータZの開度を狭くする制御状態)に制御する制御装置Kaと備えている。
この制御装置Kaにより、アクチュエータZの開放状態又は閉塞状態を制御(アクチュエータZの開度を制御)することにより、内燃機関Eに吸入される空気量が制御される。
すなわち、気化器Kは、アクチュエータZの閉塞状態と開放状態を切り替えることで燃料と混合するための空気の吸入量を制御する。そして、気化器Kは、このアクチュエータZにより制御した空気と燃料の混合気を内燃機関Eに供給するようになっている。
なお、制御装置Kaは、内燃機関制御装置ECUが出力する制御信号に応じて、アクチュエータZを開放状態又は閉塞状態に制御するようになっている。
また、酸素センサーOSは、内燃機関Eの排気管Zb内の酸素濃度を検出し、検出した酸素濃度に応じたセンサー電圧VDを第1の検出端子TD1と第2の検出端子TD2との間に出力するようになっている。
そして、この酸素センサーOSは、酸素センサーOSの温度が所定値以上になることで活性化され、第1の検出端子TD1と第2の検出端子TD2との間に予め設定されたセンサー活性閾値以下のセンサー電圧VDを出力するようになっている。
そして、酸素センサーOSは、検出した酸素濃度が高くなった場合(すなわち、内燃機関Eに供給される混合気の空燃比が高くなった場合)には、第1の検出端子TD1と第2の検出端子TD2との間に出力するセンサー電圧VDを低くするようになっている。
一方、酸素センサーOSは、検出した酸素濃度が低くなった場合(すなわち、内燃機関Eに供給される混合気の空燃比が低くなった場合)には、第1の検出端子TD1と第2の検出端子TD2との間に出力するセンサー電圧VDを高くするようになっている。
そして、後述のように、このセンサー電圧VDに応じた検出信号VOは、既述の空燃比が基準値に対してリーン状態若しくはリッチ状態であるかを判断するための信号である。
また、内燃機関制御装置(ECU)は、酸素センサーOSが、第1の検出端子TD1と第2の検出端子TD2との間に出力したセンサー電圧VDに基づいて、少なくとも気化器(キャブレタ)K及び内燃機関Eの制御を行うようになっている。
また、内燃機関制御装置ECUは、例えば、図1、図2に示すように、第1の接続端子TI1と、第2の接続端子TI2と、電圧検出回路DXと、制御部MCUと、制御端子EINと、制御端子AINと、を備える。
また、第1の接続端子TI1は、第1の検出端子TD1に接続されている。
また、第2の接続端子TI2は、第2の検出端子TD2に接続され且つ固定電位(接地電位)に接続されている。
また、制御端子EINは、内燃機関Eに接続されている。内燃機関Eから出力された例えば温度センサー(図示せず)の出力信号が、この制御端子EINを介して、内燃機関制御装置ECUに入力されるようになっている。
また、制御端子AINは、気化器Kに接続されている。内燃機関制御装置ECUは、この制御端子AINを介して、気化器Kの制御装置Kに、空気量を制御するための(すなわち、アクチュエータZを制御するための)制御信号を出力するようになっている。
また、電圧検出回路DXは、第1の接続端子TI1と第2の接続端子TI2との間の入力電圧に応じた検出信号VOを出力するようになっている。
この電圧検出回路DXは、例えば、図2に示すように、オペアンプAと、コンデンサCと、第1の整流素子D1と、第2の整流素子D2と、抵抗R1と、入力抵抗R2と、を備える。
オペアンプAは、非反転入力端子である第1の入力端子A1(+)が第1の接続端子TI1に接続され、反転入力端子である第2の入力端子A2(−)が出力端子A3に接続されている。このオペアンプAは、第1の入力端子A1と第2の入力端子A2とに入力された電圧に応じて、出力端子A3から検出信号VOを出力するようになっている。
また、コンデンサCは、第1の入力端子A1と第2の接続端子TI2との間に接続されている。
また、第1の整流素子D1は、一端が第1の入力端子A1に接続され、他端が電源電位VDDに接続されている。この第1の整流素子D1は、第1の入力端子A1から電源電位VDDに向かう方向が順方向となる。
この第1の整流素子D1は、例えば、図2に示すように、アノードが第1の入力端子A1に接続され、カソードが電源電位VDDに接続された第1のダイオードである。
また、第2の整流素子D2は、一端が第2の入力端子A2に接続され、他端が第1の入力端子A1に接続されている。この第2の整流素子D2は、第2の入力端子A2から第1の入力端子A1に向かう方向が順方向となる。
この第2の整流素子D2は、例えば、図2に示すように、アノードが第2の接続端子TI2に接続され、カソードが第1の入力端子A1に接続された第2のダイオードある。
また、抵抗R1は、第1の接続端子TI1と電源電位VDD(第1の整流素子D1(ダイオード)D1の他端(カソード))との間に接続されている。
また、入力抵抗R2は、第1の接続端子TI1と第1の入力端子A1との間に接続されている。
また、図2に示すように、制御部MCUは、電圧検出回路DXが出力した検出信号VOに基づいて、制御端子AINを介して、気化器Kに制御信号を出力して、制御装置Kaを制御することで、気化器KのアクチュエータZを制御するようになっている。
ここで、例えば、図1に示すように、制御装置KaによりアクチュエータZが閉塞状態から開放状態に制御されると、吸気管Zaから吸い込まれる空気量が増加するようになっている。
一方、制御装置KaによりアクチュエータZが開放状態から閉塞状態に制御されると、吸気管Zaから吸い込まれる空気量が減少するようになっている。
このようにアクチュエータZの開度により制御された空気流と燃料とが混合され、この燃料を含む混合気が内燃機関Eの内部(燃焼室)に流れ込むこととなる。
例えば、制御部MCUは、検出信号VOの値が、図3、図4に示すリッチ/リーン判定値VTH1未満に(すなわち内燃機関Eの燃料の濃度が該基準値よりも低く)なると、気化器Kに制御信号を出力して、制御装置Kaを制御することで、気化器KのアクチュエータZを閉塞状態に制御する(すなわち、アクチュエータZの開度を狭くする)。
これにより、例えば、吸気管Zaから内燃機関Eに供給される空気が減少して、内燃機関Eの燃料の濃度が上昇することとなる。
一方、制御部MCUは、検出信号VOの値が、図3、図4に示すリッチ/リーン判定値VTH1以上に(すなわち内燃機関Eの燃料の濃度が該基準値よりも高く)なると、気化器Kに制御信号を出力して、制御装置Kaを制御することで、気化器KのアクチュエータZを開放状態に制御する(すなわち、アクチュエータZの開度を広くする)。
これにより、例えば、吸気管Zaから内燃機関Eに供給される空気が増加して、内燃機関Eの燃料の濃度が低下することとなる。
この制御部MCUの上記の制御により、正常時には、検出信号VOの値が、リッチ/リーン判定値VTH1を基準として、リッチ/リーン判定値VTH1に近づくように(リッチ/リーン判定値VTH1を中心として変化するように)、制御される(図3、図4の正常時電圧のフィードバック制御)。
この制御部MCUのフィードバック制御により、内燃機関Eにおける空燃比が所定の目標値に制御されることとなる。
また、制御部MCUは、内燃機関Eから出力された信号が、この制御端子EINを介して、入力されるようになっている。
ここで、この制御部MCUは、センサー電圧VDに応じた検出信号VOに基づいて、酸素センサーOSの出力の短絡(地絡)故障、酸素センサーOSの出力の断線故障、アクチュエータZの閉塞故障、又は、アクチュエータZの開放故障の少なくとも何れかを判断するようになっている。
例えば、制御部MCUは、暖機完了後、検出信号VOの値(電圧値)が、第1判定期間(若しくは第4判定期間)、予め設定した第1の異常閾値Lo以下である場合には、酸素センサーOSに地絡故障が発生していると判断するようになっている(図3の短絡故障電圧)。
また、制御部MCUは、検出信号VOの値(電圧値)が、第2判定期間(若しくは第3判定期間)、第1の異常閾値Loよりも高い第2の異常閾値Hi以上である場合には、酸素センサーOSに断線故障が発生していると判断するようになっている(図3の断線故障電圧)。
このように、制御部MCUは、酸素センサーOSの短絡・断線故障を判断するようになっている。
また、例えば、制御部MCUは、アクチュエータZを開放状態に制御したにも拘わらず、検出信号VOの値が、第2の異常閾値Hi未満であり、リッチ/リーン判定値VTH1以下に変化しない場合には、アクチュエータZに閉塞故障(アクチュエータZが閉塞した状態から変化しない故障)が発生していると判断するようになっている(図4の閉塞故障電圧)。
また、制御部MCUは、アクチュエータZを閉塞状態に制御したにも拘わらず、検出信号VOの値が、第1の異常閾値Lo以上であり、リッチ/リーン判定値VTH1以上に変化しない場合には、アクチュエータZに開放故障(アクチュエータZが開放した状態から変化しない故障)が発生していると判断するようになっている(図4の開放故障電圧)。
このように、制御部MCUは、アクチュエータZの閉塞・開放故障を判断するようになっている。
なお、この制御部MCUは、これらの酸素センサーOSの故障及びアクチュエータZの故障を判断した結果に基づいた警告情報を外部に出力するようにしてもよい。この場合、制御部MCUは、例えば、当該警告情報をインジケータ(図示せず)に出力するようにしてもよい。
また、制御部MCUは、検出信号VOが活性判断値VTH2以下になった場合(すなわち、センサー電圧VDが予め設定されたセンサー活性閾値以下になった場合)には、酸素センサーOSが活性化していると判断するようになっている。
ここで、以上のような構成を有する内燃機関制御装置ECUの制御方法の一例について説明する。図5は、図1および図2に示す内燃機関制御装置ECUの制御方法の一例を示す図である。
例えば、制御部MCUは、起動(内燃機関Eの始動)後、気化器KのアクチュエータZを制御する制御装置Kaを初期化(アクチュエータZを所定の基準位置に制御)する(ステップS1)。
そして、制御部MCUは、内燃機関Eの始動後、内燃機関Eの暖機が完了したか否かを判断する(ステップS2)。なお、制御部MCUは、例えば、既述の温度センサーの出力信号に基づいて、内燃機関Eの温度を取得し、所定時間、内燃機関Eの温度が所定温度以上になることで、内燃機関Eの暖機が完了していると判断する。
そして、制御部MCUは、ステップS2において内燃機関Eの暖機が完了していないと判断した場合には、該第1判定期間、検出信号VOの値が予め設定した第1の異常閾値Lo以下であるか(Lo側の異常に張り付いているか)否かを判断する(ステップS3)。
そして、制御部MCUは、このステップS3において、該第1判定期間、検出信号VOの値が第1の異常閾値Lo以下であると判断した場合には、酸素センサーOSに短絡(地絡)故障が発生していると判断する(ステップS4)。
また、制御部MCUは、ステップS3において、該第1判定期間、検出信号VOの値が第1の異常閾値Lo以下ではないと判断した(短絡故障ではない)場合には、既述のステップS2を再度実行して、内燃機関Eの暖機が完了したか否かを判断することとなる。
一方、制御部MCUは、既述のステップS2において内燃機関Eの暖機が完了していると判断した場合には、酸素センサーOSが活性化しているか否かを判断する(ステップS5)。
そして、制御部MCUは、このステップS5において酸素センサーOSが活性化していないと判断した場合には、該第2判定期間、検出信号VOの値が第1の異常閾値Loよりも高い第2の異常閾値Hi以上であるか否かを判断する(ステップS6)。
そして、制御部MCUは、該第2判定期間、第2の異常閾値Hi以上であると判断した場合には、酸素センサーOSに断線故障が発生していると判断する(ステップS7)。
また、制御部MCUは、ステップS6において、該第2判定期間、検出信号VOの値が第1の異常閾値Loよりも高い第2の異常閾値Hi以上ではないと判断した(断線故障ではない)場合には、既述のステップS5を再度実行して、酸素センサーOSが活性化しているか否かを判断することとなる。
そして、制御部MCUは、酸素センサーOSが活性化している場合には、検出信号VOに基づいて(検出信号VOが既述のリッチ/リーン判定値VTHに近づくように)、アクチュエータZを制御するフィードバック制御(図3、図4)を開始する(ステップS8)。
そして、制御部MCUは、ステップS8のフィードバック制御の開始後、該第3判定期間、検出信号VOの値が第2の異常閾値Hi以上であるか否かを判断する(ステップS9)。
そして、制御部MCUは、このステップS9において、検出信号VOの値が、該第3判定期間、第2の異常閾値Hi以上であると判断した場合には、酸素センサーOSに断線故障が発生していると判断する(ステップS10)。
なお、上記第3判定期間は、例えば、既述の第2判定期間と異なる(より短くなる)ように設定されている。
一方、制御部MCUは、既述のステップS9において、検出信号VOの値が、該第3判定期間、第2の異常閾値Hi以上ではないと判断した(断線故障ではない)場合には、検出信号VOの値が、該第4判定期間、第1の異常閾値Lo以下であるか否かを判断する(ステップS11)。
そして、制御部MCUは、このステップS11において、検出信号VOの値が、該第4判定期間、第1の異常閾値Lo以下であると判断した場合には、酸素センサーOSに短絡(地絡)故障が発生していると判断する(ステップS12)。
なお、上記第4判定期間は、例えば、既述の第1判定期間と異なる(より短くなる)ように設定されている。
一方、制御部MCUは、既述のステップS11において、検出信号VOの値が、該第4判定期間、第1の異常閾値Lo以下ではないと判断した(短絡故障ではない)場合には、検出信号VOの値が、第1の異常閾値Loと第2の異常閾値Hiとの間のリッチ/リーン判定値VTH1以上であるか否かを判断する(ステップS13)。
そして、制御部MCUは、このステップS13において、検出信号VOの値が、リッチ/リーン判定値VTH1以上であると判断した場合には、その後、検出信号VOの値が、第2の異常閾値Hi未満であり、リッチ/リーン判定値VTH1未満にならないか否かを判断する(ステップS14)。
すなわち、制御部MCUは、このステップS14において、アクチュエータZを開放状態に制御したにも拘わらず、所定時間VO2の値がリーン側に変化しないかを判断する。
そして、制御部MCUは、このステップS14において、アクチュエータZが開き切っていない場合には、アクチュエータZを開放状態に制御する(ステップS15)。そして、制御部MCUは、このステップS15の後、ステップS9の判断を再度実行することとなる。
一方、制御部MCUは、既述のステップS14において、アクチュエータZが開放状態に制御したにも拘わらず、検出信号VOの値が、該リッチ/リーン判定値VTH1未満にならない場合には、アクチュエータZに閉塞故障が発生していると判断する(ステップS16)。
また、制御部MCUは、既述のステップS13において、検出信号VOの値が、リッチ/リーン判定値VTH1未満であると判断した場合には、その後、検出信号VOの値が、第1の異常閾値Lo以上であり、リッチ/リーン判定値VTH1以上にならないか否かを判断する(ステップS17)。
すなわち、制御部MCUは、このステップS17において、アクチュエータZを閉塞状態に制御したにも拘わらず、所定時間VO2の値がリッチ側に変化しないかを判断する。
そして、制御部MCUは、このステップS17において、アクチュエータZが閉じ切っていない場合には、アクチュエータZを閉塞状態に制御する(ステップS18)。そして、制御部MCUは、このステップS18の後、ステップS9の判断を再度実行することとなる。
一方、制御部MCUは、既述のステップS17において、アクチュエータZが閉塞状態に制御したにも拘わらず、検出信号VOの値が、リッチ/リーン判定値VTH1以上にならない場合には、アクチュエータZに開放故障が発生していると判断する(ステップS19)。
このように、内燃機関制御装置ECUの制御方法では、以上のステップS1〜S19で規定される工程を実行することで、酸素センサーのセンサー電圧の検出信号VOに基づいて、酸素センサーの出力の短絡故障、酸素センサーの出力の断線故障、アクチュエータZの閉塞故障、又は、アクチュエータZの開放故障の少なくとも何れかを判断するものである。
以上のように、本発明の一態様に係る内燃機関制御装置ECUは、キャブレタ式の内燃機関Eの排気管Zb内の酸素濃度を検出する酸素センサーOSが、第1の検出端子TD1と第2の検出端子TD2との間に出力したセンサー電圧VDに基づいて、少なくとも気化器(キャブレタ)K及び内燃機関Eの制御を行う内燃機関制御装置ECUであって、第1の検出端子TD1に接続された第1の接続端子TI1、および、第2の検出端子TD2に接続され且つ固定電位(接地電位)に接続された第2の接続端子TI2と、第1の接続端子TI1と第2の接続端子TI2との間の電圧に基づいた検出信号VOを出力する電圧検出回路DXと、検出信号VOに基づいて、気化器のアクチュエータZを制御する制御部MCUと、を備える。
そして、制御部は、検出信号VOに基づいて、酸素センサーOSの出力の短絡故障、酸素センサーOSの出力の断線故障、アクチュエータZの閉塞故障、又は、アクチュエータZの開放故障の少なくとも何れかを判断する。
このように、本発明に係る内燃機関制御装置は、酸素センサーのセンサー電圧の検出信号VOに基づいて、酸素センサーの出力の短絡故障、酸素センサーの出力の断線故障、アクチュエータZの閉塞故障、又は、アクチュエータZの開放故障の少なくとも何れかを判断する。
これにより、故障要因を明確に特定できるため、故障時の対応およびメンテナンス利便性が向上することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
100 内燃機関制御システム
K 気化器(キャブレタ)
E 内燃機関
OS 酸素センサー
Za 吸気管
Zb 排気管
ECU 内燃機関制御装置
TI1 第1の接続端子
TI2 第2の接続端子
DX 電圧検出回路
MCU 制御部
EIN 制御端子
AIN 制御端子
R1 抵抗
R2 入力抵抗

Claims (12)

  1. キャブレタ式の内燃機関の排気管内の酸素濃度を検出する酸素センサーが、第1の検出端子と第2の検出端子との間に出力したセンサー電圧に基づいて、少なくとも気化器及び前記内燃機関の制御を行う内燃機関制御装置であって、
    前記第1の検出端子に接続された第1の接続端子、および、前記第2の検出端子に接続され且つ固定電位に接続された第2の接続端子と、
    前記第1の接続端子と前記第2の接続端子との間の電圧に基づいた検出信号を出力する電圧検出回路と、
    前記検出信号に基づいて、前記気化器のアクチュエータを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記検出信号に基づいて、前記酸素センサーの出力の短絡故障、前記酸素センサーの出力の断線故障、前記アクチュエータの閉塞故障、又は、前記アクチュエータの開放故障の少なくとも何れかを判断するものであり、
    前記検出信号の値が、予め設定した第1の異常閾値以下である場合には、前記酸素センサーに地絡故障が発生していると判断し、
    前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値よりも高い第2の異常閾値以上である場合には、前記酸素センサーに断線故障が発生していると判断するものであり、
    前記アクチュエータを開放状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記第2の異常閾値未満であり、前記第1の異常閾値と前記第2の異常閾値との間に設定されたリッチ/リーン判定値以下にならない場合には、前記アクチュエータに閉塞故障が発生していると判断し、
    前記アクチュエータを閉塞状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値以上であり、前記リッチ/リーン判定値以上にならない場合には、前記アクチュエータに開放故障が発生していると判断することを特徴とする内燃機関制御装置。
  2. 前記電圧検出回路は、
    第1の入力端子が前記第1の接続端子に接続され、第2の入力端子が出力端子に接続され、前記出力端子から前記検出信号を出力するオペアンプと、
    前記第1の入力端子と前記第2の接続端子との間に接続されたコンデンサと、
    一端が前記第1の入力端子に接続され、他端が電源電位に接続され、前記第1の入力端子から前記電源電位に向かう方向が順方向となる第1の整流素子と、
    一端が前記第2の入力端子に接続され、他端が前記第1の入力端子に接続され、前記第2の入力端子から前記第1の入力端子に向かう方向が順方向となる第2の整流素子と、を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  3. 前記制御部は、
    前記酸素センサーの故障及び前記アクチュエータの故障を判断した結果に基づいた警告情報を外部に出力する
    ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関制御装置。
  4. 前記酸素センサーは、
    前記酸素センサーの温度が所定値以上になることで活性化され、
    前記検出した酸素濃度が低くなった場合には、前記センサー電圧を高くし、
    前記検出した酸素濃度が高くなった場合には、前記センサー電圧を低くし、
    前記制御部は、
    前記センサー電圧が予め設定されたセンサー活性閾値以下になった場合には、前記酸素センサーが活性化していると判断する
    ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関制御装置。
  5. 前記電圧検出回路は、前記第1の接続端子と前記第1の入力端子との間に接続された入力抵抗をさらに備える
    ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関制御装置。
  6. 前記電圧検出回路は、
    前記第1の接続端子と前記電源電位との間に接続された抵抗をさらに備えることを特徴とする請求項に記載の内燃機関制御装置。
  7. 前記第1の整流素子は、アノードが前記第1の入力端子に接続され、カソードが前記電源電位に接続された第1のダイオードであり、
    前記第2の整流素子は、アノードが前記第2の接続端子に接続され、カソードが前記第1の入力端子に接続された第2のダイオードある
    ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関制御装置。
  8. 前記制御部は、
    前記内燃機関の始動後、前記内燃機関の暖機が完了したか否かを判断する工程と、
    前記内燃機関の暖機が完了していないと判断した場合には、第1判定期間、前記検出信号の値が予め設定した第1の異常閾値以下であるか否かを判断し、前記第1判定期間、前記検出信号の値が前記第1の異常閾値以下である場合には、前記酸素センサーに地絡故障が発生していると判断する工程と、
    前記内燃機関の暖機が完了している場合には、前記酸素センサーが活性化しているか否かを判断し、前記酸素センサーが活性化していないと判断した場合には、第2判定期間、前記検出信号の値が前記第1の異常閾値よりも高い第2の異常閾値以上であるか否かを判断し、前記第2判定期間、前記第2の異常閾値以上である場合には、前記酸素センサーに断線故障が発生していると判断する工程と、を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関制御装置。
  9. 前記制御部は、
    前記酸素センサーが活性化している場合には、前記検出信号に基づいて、前記アクチュエータを制御するフィードバック制御を開始し、前記フィードバック制御の開始後、第3判定期間、前記検出信号の値が前記第2の異常閾値以上であるか否かを判断し、前記検出信号の値が、前記第3判定期間、前記第2の異常閾値以上である場合には、前記酸素センサーに断線故障が発生していると判断する工程と、
    前記検出信号の値が、前記第3判定期間、前記第2の異常閾値以上ではない場合には、前記検出信号の値が、第4判定期間、前記第1の異常閾値以下であるか否かを判断し、前記検出信号の値が、前記第4判定期間、前記第1の異常閾値以下である場合には、前記酸素センサーに地絡故障が発生していると判断する工程と、
    前記フィードバック制御の開始後、前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値と前記第2の異常閾値との間のリッチ/リーン判定値以上であるか否かを判断する工程と、
    前記検出信号の値が、前記リッチ/リーン判定値以上である場合には、前記アクチュエータを開放状態に制御し、前記アクチュエータが開放状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記リッチ/リーン判定値未満にならない場合には、前記アクチュエータに閉塞故障が発生していると判断する工程と、
    前記検出信号の値が、前記リッチ/リーン判定値未満である場合には、前記アクチュエータを閉塞状態に制御し、前記アクチュエータが閉塞状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記リッチ/リーン判定値以上にならない場合には、前記アクチュエータに開放故障が発生していると判断する工程と、を実行する
    ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関制御装置。
  10. 前記第3判定期間は、前記第2判定期間と異なり、前記第4判定期間は、前記第1判定期間と異なる
    ことを特徴とする請求項に記載の内燃機関制御装置。
  11. キャブレタ式の内燃機関を駆動する内燃機関制御システムであって、
    前記内燃機関の排気管内の酸素濃度を検出し、検出した酸素濃度に応じたセンサー電圧を第1の検出端子と第2の検出端子との間に出力する酸素センサーと、
    閉塞状態と開放状態を切り替えることで燃料と混合するための空気の吸入量を制御するアクチュエータを有し、前記アクチュエータにより制御した空気と燃料の混合気を前記内燃機関に供給する気化器と、
    前記センサー電圧に基づいて、少なくとも前記気化器及び前記内燃機関の制御を行う内燃機関制御装置と、を備え、
    前記内燃機関制御装置は、
    前記第1の検出端子に接続された第1の接続端子、および、前記第2の検出端子に接続され且つ固定電位に接続された第2の接続端子と、
    前記第1の接続端子と前記第2の接続端子との間の入力電圧に応じた検出信号を出力する電圧検出回路と、
    前記検出信号に基づいて、前記気化器の前記アクチュエータを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記センサー電圧に応じた前記検出信号に基づいて、前記酸素センサーの短絡・断線故障を判断するとともに前記アクチュエータの閉塞・開放故障を判断するものであり、 前記検出信号の値が、予め設定した第1の異常閾値以下である場合には、前記酸素センサーに地絡故障が発生していると判断し、
    前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値よりも高い第2の異常閾値以上である場合には、前記酸素センサーに断線故障が発生していると判断するものであり、
    前記アクチュエータを開放状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記第2の異常閾値未満であり、前記第1の異常閾値と前記第2の異常閾値との間に設定されたリッチ/リーン判定値以下にならない場合には、前記アクチュエータに閉塞故障が発生していると判断し、
    前記アクチュエータを閉塞状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値以上であり、前記リッチ/リーン判定値以上にならない場合には、前記アクチュエータに開放故障が発生していると判断することを特徴とする内燃機関制御システム。
  12. キャブレタ式の内燃機関の排気管内の酸素濃度を検出する酸素センサーが、第1の検出端子と第2の検出端子との間に出力したセンサー電圧に基づいて、少なくとも気化器及び前記内燃機関の制御を行う内燃機関制御装置であって、前記第1の検出端子に接続された第1の接続端子、および、前記第2の検出端子に接続され且つ固定電位に接続された第2の接続端子と、 前記第1の接続端子と前記第2の接続端子との間の電圧に基づいた検出信号を出力する電圧検出回路と、前記検出信号に基づいて、前記気化器のアクチュエータを制御する制御部と、を備えた内燃機関制御装置の制御方法であって、
    前記制御部により、前記検出信号に基づいて、前記酸素センサーの出力の短絡(地絡)故障、前記酸素センサーの出力の断線故障、前記アクチュエータの閉塞故障、又は、前記アクチュエータの開放故障の少なくとも何れかを判断するものであり、前記検出信号の値が、予め設定した第1の異常閾値以下である場合には、前記酸素センサーに地絡故障が発生していると判断し、前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値よりも高い第2の異常閾値以上である場合には、前記酸素センサーに断線故障が発生していると判断するものであり、
    前記アクチュエータを開放状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記第2の異常閾値未満であり、前記第1の異常閾値と前記第2の異常閾値との間に設定されたリッチ/リーン判定値以下にならない場合には、前記アクチュエータに閉塞故障が発生していると判断し、
    前記アクチュエータを閉塞状態に制御したにも拘わらず、前記検出信号の値が、前記第1の異常閾値以上であり、前記リッチ/リーン判定値以上にならない場合には、前記アクチュエータに開放故障が発生していると判断することを特徴とする内燃機関制御装置の制御方法。
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