JP6788718B1 - 窯炉の吹付け補修方法 - Google Patents

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【課題】特別な補修装置を用いることなく、一般的な吹付け用ランスを用いる場合において、良好な操作性や作業性を確保することができ、作業時間を短縮できる窯炉の吹付け補修方法を提供する。【解決手段】常温以上の雰囲気の窯炉1内に吹付け用ランス5を支持するための支持耐火物2を固定する工程と、吹付け用ランス5を支持耐火物2に支持しながら、当該吹付け用ランスにより窯炉を吹付け補修する工程とを含む。支持耐火物2の固定は、耐火粉末の吹付け施工により実施する。【選択図】図2

Description

本発明は、コークス炉等の窯炉の吹付け補修方法に関する。
例えば、コークス炉の炭化室の熱間吹付け補修において、窯口から奥側(炭化室中央部)の吹付け補修を行う際は、窯口から炭化室中央部までの距離(例えば6〜8m程度)に見合う長尺(例えば4〜6m程度)の吹付け用ランスを用いる必要がある。
しかし、このような長尺の吹付け用ランスを用いて、窯口から炭化室中央部の吹付け補修を行う場合、その長尺の吹付け用ランスが撓むため、吹付け用ランスの操作性や作業性が悪くなり、結果として作業時間が長くなるという問題があった。
一方、特許文献1には、吹付けノズルを有するランスヘッドをランスに回転自在に設け、サーボモータのピニオンとランスヘッド内に固定した内歯歯車を噛み合わせてランスヘッドを360度に近い角度で回転させるようにしたコークス炉炉壁の補修装置が開示されている。
しかし、特許文献1のような特別な補修装置を用いる場合、補修装置の搬入や設置に時間を要し、結果的に全体の作業時間は長くなるし、補修装置を用いる分、コストが高くなるという問題があった。
特開2001−181641号公報
本発明が課題しようとする課題は、特別な補修装置を用いることなく、一般的な吹付け用ランスを用いる場合において、良好な操作性や作業性を確保することができ、作業時間を短縮できる窯炉の吹付け補修方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、次の窯炉の吹付け補修方法が提供される。
常温以上の雰囲気の窯炉内に吹付け用ランスを支持するための支持耐火物を固定する工程と、
吹付け用ランスを前記支持耐火物に支持しながら、当該吹付け用ランスにより窯炉を吹付け補修する工程と、を含み、
前記支持耐火物の固定は、耐火粉末の吹付け施工により実施することを特徴とする窯炉の吹付け補修方法。
本発明によれば、窯炉内に固定した支持耐火物で吹付け用ランスを支持しながら窯炉を吹付け補修することから、吹付け用ランスの操作性や作業性が向上する。また、支持耐火物の固定は耐火粉末の吹付け施工により実施することから、支持耐火物の固定を容易に実施することができるとともに、吹付け補修終了後の支持耐火物の撤去も容易に実施することができる。以上より、吹付け補修の作業時間を短縮できる。
本発明の窯炉の吹付け補修方法において、窯炉内に支持耐火物を固定する工程の一実施形態を示す図。 本発明の窯炉の吹付け補修方法において、吹付け用ランスにより窯炉を吹付け補修する工程の一実施形態を示す図。
本発明の窯炉の吹付け補修方法は、常温以上の雰囲気の窯炉内に吹付け用ランスを支持するための支持耐火物を固定する工程(以下、単に「固定工程」という。)と、吹付け用ランスを前記支持耐火物に支持しながら、当該吹付け用ランスにより窯炉を吹付け補修する工程(以下、単に「補修工程」という。)とを含む。そして固定工程において、支持耐火物の固定は、耐火粉末の吹付け施工により実施する。
図1に固定工程、図2に補修工程の一実施形態を示している。この実施形態は、本発明の吹付け補修方法をコークス炉の炭化室の熱間吹付け補修に適用したものである。なお、「熱間」とは概ね600℃以上の雰囲気のことをいう。
まず、図1に示す固定工程の実施形態について説明する。
この実施形態では、コークス炉の炭化室1内に支持耐火物2を固定する。具体的には、支持耐火物2を治具3の先端に保持し、その治具3の操作により支持耐火物2を炭化室1内の所定の位置に配置する。ここで、支持耐火物2の長さは、炭化室炉壁1a,1a間の間隔よりわずかに短いものとする。そうすると、支持耐火物2は炭化室炉壁1a,1a間を架橋するように配置される。
続いて、支持耐火物2の両端部にそれぞれ耐火粉末を吹付け施工して、その支持耐火物2を炭化室炉壁1a,1a間に固定する。この実施形態では、テルミット溶射用ランス4を用いて耐火粉末をテルミット溶射施工する。テルミット溶射施工用の耐火粉末としては、シリカ質原料、アルミナ質原料及びアルミナ−シリカ質原料から選択される少なくとも一種と、金属粉末とを含有するものを好適に用いることができる。
一方、支持耐火物2としては、シリカ質、アルミナ質又はアルミナ−シリカ質の耐火物を好適に用いることができる。
なお、固定工程における耐火粉末の吹付け施工の工法は、テルミット溶射施工には限定されず、火炎溶射施工等の他の溶射施工や乾式吹付け施工とすることもできる。
次に、図2に示す補修工程の実施形態について説明する。
補修工程では、吹付け用ランス5を前述の固定工程で炭化室1内に固定した支持耐火物2の上に載置し、支持耐火物2で吹付け用ランス5を支持しながら、吹付け用ランス5により炭化室1(炭化室炉壁1a)を吹付け補修する。この実施形態では、吹付け用ランス5による吹付け補修は、前述の固定工程における吹付け施工と同一工法であるテルミット溶射施工としている。したがって、この補修工程で使用する吹付け用ランス5は、固定工程で使用したテルミット溶射用ランス4を使用することができる。このようにこの実施形態では、固定工程と補修工程とで同一の吹付け施工法を採用しているため、作業効率が向上し作業時間をより短縮することができる。
補修工程において、吹付け用ランス5を支持するための支持耐火物2の設置(固定)位置は、炭化室1内における被補修箇所の窯口からの距離に応じて適宜変更することができる。すなわち、被補修箇所が窯口近傍であれば支持耐火物2も窯口近傍に設置し、被補修箇所が炭化室中央部側になるほど支持耐火物2も炭化室中央部側に設置する。この場合、予め複数箇所に支持耐火物2を設置してもよいし、被補修箇所が窯口近傍から炭化室中央部側になるにつれて、図2に破線で示しているように順次、支持耐火物2を炭化室中央部側に設置することもできる。後者の場合、炭化室中央部側に支持耐火物2を設置する際に、その手前に設置していた支持耐火物2に吹付け用ランス5を支持しながら、その吹付け用ランス5により炭化室中央部側に支持耐火物2を設置することができる。このように補修工程の進捗に合わせて支持耐火物2の設置位置を容易に変更できるようにする点からも、固定工程と補修工程とで同一の吹付け施工法を採用することが好ましい。
なお、支持耐火物2は、吹付け補修終了後、あるいは吹付け補修の途中で順次撤去する。この支持耐火物2の撤去は、支持耐火物2を叩き落とすなどの簡単な作業で行うことができるので、作業時間は殆んど要しない。
なお、以上の実施形態では、支持耐火物2の両端部をそれぞれ炭化室炉壁1aに固定するようにしたが、支持耐火物2の一端部のみを炭化室炉壁1aに固定するようにしてもよい。
また、以上の実施形態ではコークス炉を吹付け補修の対象としたが、本発明の吹付け補修方法はコークス炉以外の窯炉の吹付け補修にも適用可能である。この場合、支持耐火物は例えばその一端部を窯炉の炉壁に固定することができる。
長さ5mの吹付け用ランスを用いて、コークス炉炭化室の窯口から4m程度奥側の炭化室炉壁の吹付け補修を実施し、作業開始から作業終了までの作業時間を計測した。その結果を表1に示す。表1では、作業時間が45分未満の場合を◎(優)、45分以上60分未満の場合を○(良)、60分以上の場合を×(不良)と表記した。
Figure 0006788718
表1中、実施例1〜3は、前述の固定工程と補修工程を含む吹付け補修方法であり、作業時間の評価は◎(優)又は○(良)となり良好であった。特に、固定工程と補修工程とで同一の吹付け施工法を採用した実施例1と実施例3では作業時間の評価が◎(優)となり、作業時間をより短縮することができた。
これに対して、比較例は前述の固定工程を含まない吹付け補修方法である。すなわち、比較例では支持耐火物を用いることなく、コークス炉炭化室の窯口から吹付け用ランスを単に差し込んで吹付け補修を実施した。その結果、吹付け用ランスが大きく撓んでしまい、吹付け用ランスの操作性や作業性が悪くなり、作業時間が長くなった。
1 コークス炉の炭化室
1a 炭化室炉壁
2 支持耐火物
3 治具
4 テルミット溶射用ランス
5 吹付け用ランス

Claims (3)

  1. 常温以上の雰囲気の窯炉内に吹付け用ランスを支持するための支持耐火物を固定する工程と、
    吹付け用ランスを前記支持耐火物に支持しながら、当該吹付け用ランスにより窯炉を吹付け補修する工程と、を含み、
    前記支持耐火物の固定は、耐火粉末の吹付け施工により実施することを特徴とする窯炉の吹付け補修方法。
  2. 前記吹付け施工は、乾式吹付け施工又は溶射施工である、請求項1に記載の窯炉の吹付補修方法。
  3. 前記吹付け用ランスによる吹付け補修は、前記支持耐火物を固定するための吹付け施工と同一工法である、請求項1又は2に記載の窯炉の吹付け補修方法。
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