JP6787362B2 - ハット形鋼矢板の造形圧延方法 - Google Patents
ハット形鋼矢板の造形圧延方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6787362B2 JP6787362B2 JP2018087186A JP2018087186A JP6787362B2 JP 6787362 B2 JP6787362 B2 JP 6787362B2 JP 2018087186 A JP2018087186 A JP 2018087186A JP 2018087186 A JP2018087186 A JP 2018087186A JP 6787362 B2 JP6787362 B2 JP 6787362B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- hole
- hole type
- hat
- steel sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 title claims description 193
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims description 56
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims description 56
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 75
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 claims description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 19
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 13
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 8
- 235000013372 meat Nutrition 0.000 description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 3
- 230000007812 deficiency Effects 0.000 description 3
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 3
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000007688 edging Methods 0.000 description 2
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Description
また、特許文献2には、初期造形での継手部を主とした形状不良や肉不足の防止を目的に、規格が45Hや50Hの大型のハット形鋼矢板の造形圧延において、素材の断面形状を矩形断面形状と略ハット形断面形状との間の中間形状に造形する予備整形孔型を用いる圧延方法が開示されている。
このような問題に対して、特許文献1の圧延方法は、中間圧延を主とした改良を行ったものであり、突起部のつぶれを解消することを目的としている。このため、造形圧延の初期における継手部の造形を安定して行うものであるとは言い難く、爪肉量不足や全長での寸法変動の問題を解決できるものではない。
そこで、本発明は、上記の課題に着目してなされたものであり、新たな圧延設備を追加で設けることなく、継手部の造形を安定して行うことができるハット形鋼矢板の造形圧延方法を提供することを目的としている。
(装置構成)
図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態に係るハット形鋼矢板の造形圧延方法について説明をする。本実施形態では、図2に示す圧延設備1で、複数の孔型を用いて、矩形断面のスラブを造形圧延することで、ハット形鋼矢板を製造する。圧延設備1は、加熱炉2と、粗圧延機3と、中間圧延機4と、仕上げ圧延機5とを備える。加熱炉2は、連続鋳造機等で鋳造された鋼材であるスラブを、圧延される所定の温度まで加熱する。粗圧延機3、中間圧延機4及び仕上げ圧延機5は、加熱炉2で加熱されたスラブを順に造形圧延し、図3に示すような、最終的な製品の断面形状のハット形鋼矢板を製造する。なお、以下では、圧延前のスラブ及び仕上げ圧延での最終的な圧延を除く造形圧延が施されたスラブを、総称して素材ともいう。
まず、素材であるスラブが加熱炉2で所定の温度まで加熱される。
次いで、加熱された素材が加熱炉2から抽出され、粗圧延機3へと送られ粗圧延が行われる。粗圧延の前には、素材の搬送ラインの加熱炉2と粗圧延機3との間に配されたエッジャ圧延機によって、素材の幅方向へのエッジング(圧下)が行われてもよい。粗圧延では、素材に対して、粗圧延機3の第1孔型33で複数パス(回数)の圧延が行われることで、素材が第1孔型33の応じた断面形状となる。その後、素材に対して、粗圧延機3の第2孔型で複数パスの圧延が行われる。
粗圧延機3による粗圧延が終了した後、中間圧延機4による中間圧延及び仕上げ圧延機5による仕上げ圧延が行われることで、最終的な製品形状であるハット形鋼矢板6が造形される。なお、中間圧延においても、粗圧延と同様に、中間圧延機4の各孔型の形状を、ウェブ領域及び腕領域が折り曲げられた形状として圧延が行われることが好ましい。このようにすることで、第1孔型33での圧延と同様に、素材7の継手部が過不足なく形成され、フランジ部の引き伸ばし効果を十分に得ることができるようになる。
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態とともに種々の変形例を含む本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲に記載された発明の実施形態には、本明細書に記載したこれらの変形例を単独または組み合わせて含む実施形態も網羅すると解すべきである。
つまり、本発明によれば、新たな圧延設備を追加で設けることなく、継手部の造形を安定して行うことができることが確認できた。
2 加熱炉
3 粗圧延機
31,31a 上ロール
32,32a 下ロール
33,33a 第1孔型
331,331a ウェブ領域
332,332a フランジ領域
333,333a 腕領域
334,334a 継手領域
4 中間圧延機
5 仕上げ圧延機
6,6A,6B,6C ハット形鋼矢板
61 ウェブ部
62 フランジ部
63 腕部
64 継手部
65 突起部
7 素材
Claims (5)
- スラブを素材として複数の孔型で圧延することでハット形鋼矢板を造形圧延する、ハット形鋼矢板の造形圧延方法であって、
前記複数の孔型による圧延において最初に用いられる孔型であり、前記素材の変形量が最も大きな圧延に用いられる第1孔型で圧延をする際に、圧延される前記素材の長手方向に直交する断面において、前記素材に一対の腕部を造形する一対の腕領域が、前記第1孔型が形成されたロールの軸方向に平行な左右方向に対して、左右方向の外側が内側よりも高くなるように、5度以上、10度以下の傾きで傾いた前記第1孔型を用いる、ハット形鋼矢板の造形圧延方法。 - 前記第1孔型として、前記断面において、前記素材にウェブ部を造形するウェブ領域の前記左右方向の両端側が、中央に比べて高くなるように、5度以上、10度以下の傾きで傾いた前記第1孔型を用いる、請求項1に記載のハット形鋼矢板の造形圧延方法。
- 前記第1孔型での圧延以降に行われる、前記第1孔型を除いた複数の孔型で圧延を行う際に、
前記第1孔型を除いた複数の孔型のうち、仕上げ圧延機の孔型を除いた複数の孔型として、圧延される前記素材の長手方向に直交する断面において、前記素材に一対の腕部を造形する一対の腕領域が、それぞれの孔型が形成されたロールの軸方向に平行な左右方向に対して、左右方向の外側が内側よりも高くなるように傾いた孔型を用い、
前記仕上げ圧延機の孔型として、圧延される前記素材の長手方向に直交する断面において、前記素材に一対の腕部を造形する一対の腕領域が、前記仕上げ圧延機の孔型が形成されたロールの軸方向に平行な左右方向に対して平行な孔型を用い、
前記第1孔型及び前記仕上げ圧延機の孔型を除いた複数の孔型の前記一対の腕領域の傾きは、前記第1孔型の前記一対の腕領域の傾きよりも小さく、且つ圧延順の後半になるほど小さくなる、請求項1又は2に記載のハット形鋼矢板の造形圧延方法。 - 前記第1孔型での圧延以降に行われる、前記第1孔型を除いた複数の孔型で圧延を行う際に、
前記第1孔型を除いた複数の孔型のうち、仕上げ圧延機の孔型を除いた複数の孔型として、圧延される前記素材の長手方向に直交する断面において、前記素材にウェブ部を造形するウェブ領域が、それぞれの孔型が形成されたロールの軸方向に平行な左右方向に対して、左右方向の外側が内側よりも高くなるように傾いた孔型を用い、
前記仕上げ圧延機の孔型として、圧延される前記素材の長手方向に直交する断面において、前記素材にウェブ部を造形するウェブ領域が、前記仕上げ圧延機の孔型が形成されたロールの軸方向に平行な左右方向に対して平行な孔型を用い、
前記第1孔型及び前記仕上げ圧延機の孔型を除いた複数の孔型の前記ウェブ領域の傾きは、前記第1孔型の前記ウェブ領域の傾きよりも小さく、且つ圧延順の後半になるほど小さくなる、請求項2又は3に記載のハット形鋼矢板の造形圧延方法。 - 造形圧延される前記ハット形鋼矢板は、フランジ高さが350mm以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のハット形鋼矢板の造形圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018087186A JP6787362B2 (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | ハット形鋼矢板の造形圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018087186A JP6787362B2 (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | ハット形鋼矢板の造形圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019188458A JP2019188458A (ja) | 2019-10-31 |
JP6787362B2 true JP6787362B2 (ja) | 2020-11-18 |
Family
ID=68389833
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018087186A Active JP6787362B2 (ja) | 2018-04-27 | 2018-04-27 | ハット形鋼矢板の造形圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6787362B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4238701B2 (ja) * | 2003-11-14 | 2009-03-18 | Jfeスチール株式会社 | 継手に突条を有する鋼矢板の製造に用いる粗圧延ロールおよび粗圧延方法 |
JP3709889B1 (ja) * | 2004-09-22 | 2005-10-26 | Jfeスチール株式会社 | ハット型鋼矢板の製造方法 |
JP4464865B2 (ja) * | 2005-04-28 | 2010-05-19 | 新日本製鐵株式会社 | 非対称ハット型断面材の製造方法,圧延機 |
JP6229491B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-11-15 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼矢板の製造方法 |
JP2015123478A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 新日鐵住金株式会社 | 鋼矢板の圧延設備及び製造方法 |
-
2018
- 2018-04-27 JP JP2018087186A patent/JP6787362B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019188458A (ja) | 2019-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019111584A (ja) | 圧延h形鋼 | |
JP6787362B2 (ja) | ハット形鋼矢板の造形圧延方法 | |
JP6447286B2 (ja) | H形鋼の製造方法及びh形鋼製品 | |
JP6281515B2 (ja) | 異形棒鋼の圧延方法 | |
JP6724672B2 (ja) | H形鋼の製造方法 | |
JP6446716B2 (ja) | H形鋼の製造方法 | |
JP7003841B2 (ja) | H形鋼の製造方法 | |
JP6686809B2 (ja) | H形鋼の製造方法 | |
JP6597321B2 (ja) | H形鋼の製造方法及びh形鋼製品 | |
JP6565691B2 (ja) | H形鋼の製造方法及びh形鋼製品 | |
JP7074110B2 (ja) | ハット形鋼矢板の圧延方法及び粗圧延機 | |
JP6593457B2 (ja) | H形鋼の製造方法及び圧延装置 | |
JP6825463B2 (ja) | H形鋼の製造方法 | |
JPWO2019156078A1 (ja) | H形鋼の製造方法 | |
JP6515365B1 (ja) | H形鋼の製造方法 | |
JP6501047B1 (ja) | H形鋼の製造方法 | |
JP6436181B2 (ja) | 鋼矢板の曲がり矯正方法及び曲がり矯正装置 | |
JP6642784B1 (ja) | ハット形鋼矢板の製造方法 | |
JP2571308B2 (ja) | 左右非対称継手を有する直線型形鋼およびその製造方法 | |
JP6880887B2 (ja) | 金属サイディング用金属板の製造方法 | |
JP3812513B2 (ja) | フランジ内面突起付形鋼の製造方法及びそれに使用される仕上ユニバーサル圧延機 | |
KR101277918B1 (ko) | 직선파일 제조방법 | |
JP2022031515A (ja) | 鋼矢板の製造方法及び鋼矢板製造用の圧延設備列 | |
JP2023113156A (ja) | ハット形鋼矢板の製造方法 | |
JP3658433B2 (ja) | 連続継手型形鋼の圧延方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191122 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200929 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201012 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6787362 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |