JP6787267B2 - ブロワシステム - Google Patents
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Description
特許文献1に記載の装置は、前席ドア開口部の前側のAピラーから上側のルーフサイドレールに亘って設けられた複数の空気吹出口から前席ドア開口部の下側に向けて空気を吹き出し、前席ドア開口部にエアカーテンを形成するものである。この装置は、乗員の乗降動作に伴って前席ドア開口部が開放されたとき、そのエアカーテンにより、車外から車室内に花粉などのダスト類が侵入することを防ぐものである。
この特許文献1には、複数の空気吹出口に対して空気を供給するための空気供給源を、車両に搭載された空調装置が備える送風機より構成したものが記載されている。
また、特許文献1には、その空気供給源を、車両に搭載したコンプレッサと、そのコンプレッサが圧縮した空気を貯める空気タンクにより構成したものが記載されている。
上述した特許文献1に記載の装置のように、空気供給源を空調装置が備える送風機より構成すると、その送風機と空気吹出口との距離が遠くなり、送風機と空気吹出口とを連通するダクトの通風抵抗が大きくなる。一方、蚊の飛翔速度は2.5m/s程度であることから、蚊の侵入を防ぐためには、花粉等のダスト類の侵入を防ぐよりも大きな風速および風量が必要となる。そのため、特許文献1に記載の装置では、ドア開口部からの蚊の侵入を防ぐために必要な風速および風量を得ることが困難である。
また、車両に複数人が乗車しており、そのうちの一部の人が降車する場合などでは、空調装置により車室内に空調風を送風する動作と、複数の空気吹出口からドア開口部に対して空気を吹き出す動作とを両立させる必要がある。しかし、特許文献1に記載の装置のように、空気供給源を空調装置が備える送風機によって構成すると、その2つの動作を両立させることが困難である。
さらに、上述した特許文献1に記載の装置のように、空気供給源をコンプレッサと空気タンクにより構成した場合、装置の体格が大型化すると共に、製造上のコストが高くなることが懸念される。
空気を送風する送風機(10)と、
車両の天井に設けられる天井ダクト(21)、および、BピラーまたはCピラーに沿って設けられる支柱ダクト(22、23)を有し、送風機から送風される空気が流れるダクト(20)と、
支柱ダクトを流れる空気を、前席ドア開口部または後席ドア開口部の外側へ所定の角度で吹き出し、車室内への異物の侵入を防ぐ空気流を発生させるように、前記支柱ダクトの上下方向に多連または間欠的に並べて設けられる複数の吹出ノズル(40)と、
天井ダクトを流れる空気を後席空間に向けて吹き出すサーキュレータノズル(45)と、
ダクトの内側に形成され、送風機と複数の吹出ノズルとを連通する外部吹出風路(70)と、
ダクトの内側に形成され、送風機とサーキュレータノズルとを連通するサーキュレータ風路(73)と、
車両のドアの開閉を検出するドア開閉検出装置(53)と、
送風機から外部吹出風路またはサーキュレータ風路へ通じる風路の切り替えを行う風路切替機構(30)と、
ドア開閉検出装置によりドアが開いたことが検出されると、送風機から外部吹出風路に空気が流れるように風路切替機構を作動させ、ドア開閉検出装置によりドアが閉じたことが検出されると、送風機からサーキュレータ風路に空気が流れるように風路切替機構を作動させる制御装置と、
車両に設置された送受信機(90)と、
送受信機に対して電波の送受信を行う携帯機(91)と、を備え、
複数の吹出ノズルは、前席ドア開口部の外側へ所定の角度で空気を吹き出す前席側吹出ノズル群(41)、および、後席ドア開口部の外側へ所定の角度で空気を吹き出す後席側吹出ノズル群(42)を有し、
外部吹出風路は、送風機と前席側吹出ノズル群とを連通する前席ドア側風路(71)、および、送風機と後席側吹出ノズル群とを連通する後席ドア側風路(72)を有し、
風路切替機構は、送風機から前席ドア側風路または後席ドア側風路へ通じる風路の切り替えを行うことが可能であり、
制御装置は、送受信機が受信した携帯機の電波に基づいて携帯機の位置を検出し、携帯機が前席ドア開口部に近づいたことを検出すると、送風機から前席ドア側風路に空気が流れるように風路切替機構を作動させ、携帯機が後席ドア開口部に近づいたことを検出すると、送風機から後席ドア側風路に空気が流れるように風路切替機構を作動させる。
また、このブロワシステムは、複数の吹出ノズルに空気を供給するための送風機と、サーキュレータノズルに空気を供給するための送風機とを共通化することで、装置の体格を小型化すると共に、製造上のコストを低減することができる。
さらに、このブロワシステムは、上述した特許文献1のように圧縮機や空気タンクを備えることが無いので、装置の体格を小型化すると共に、製造上のコストを低減することができる。
第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1〜図4に示すように、本実施形態のブロワシステム1は、車両に搭載され、車室外および車室内に空気を吹き出すことが可能なものである。具体的には、ブロワシステム1は、乗員2の乗降時にドア開口部3、4に対して空気を吹き出すことで、ドア開口部3、4から車室内へ蚊などの異物が侵入することを低減するものである。さらに、本実施形態のブロワシステム1は、フロントエアコンユニット8から送風された空調風を後席側の空間に送風するためのサーキュレータとして使用することが可能なものである。
天井ダクト21は、車室内の見栄えを確保するため、車両のルーフライニングの内側に隠れ、乗員2から見えないように設けられている。2本の支柱ダクト22、23は、車両上下方向に亘ってBピラー6とCピラー7にインテグレートされた状態で設けられている。
複数の吹出ノズル40のうち、Bピラーダクト22の車両後方側と、Cピラーダクト23の車両前方側に、上下方向に多連または間欠的に並べて設けられている複数の吹出ノズル40を、後席側吹出ノズル群42と呼ぶこととする。後席側吹出ノズル群42は、後席ドア開口部4の外側へ所定の角度で空気を吹き出すことが可能である。
ステップS10で制御装置50は、ドア開閉検出装置53から伝送される信号に基づき、車両に設けられた複数のドア100、110のうち、どの位置のドアが開いたか否かを判定する。制御装置50は、車両のいずれかのドア100、110が開いたことを検出すると、処理をステップS20に移行する。
続いて、ステップS30で制御装置50は、送風機10を作動させる。これにより、送風機10からドア100、110が開いたドア開口部3、4に対応するダクト20の内側の風路に空気が流れ、そのダクト20に設けられた吹出ノズル40から空気が吹き出される。
図8、図9および図10は、送風機10から車両右側の前席ドア側風路71に空気が流れ、車両右側の前席側吹出ノズル群41からドア開口部3の外側に空気が吹き出されている状態を示している。
続いて、ステップS60で制御装置50は、フロントエアコンユニットスイッチがオフになっているか否かを判定する。制御装置50は、フロントエアコンユニットスイッチがオフになっていると判定すると、処理をステップS70に移行し、フロントエアコンユニット8の動作を停止する。
一方、ステップS60で制御装置50は、フロントエアコンユニットスイッチがオンになっていると判定すると、処理をステップS80に移行し、フロントエアコンユニット8を継続して作動させる。
一方、ステップS90で制御装置50は、サーキュレータユニットスイッチがオンになっていると判定すると、処理をステップS110に移行し、送風機10を継続して作動させる。
(1)本実施形態では、送風機10は、吹出ノズル40およびサーキュレータノズル45の両方に対して空気を供給することが可能である。
これにより、サーキュレータノズル45が設けられる天井ダクト21と、複数の吹出ノズル40が設けられる支柱ダクト22、23とは近い位置に設けられる。そのため、天井ダクト21と支柱ダクト22、23との距離が短くなるので、ダクト20の通気抵抗を低減することが可能である。したがって、このブロワシステム1は、吹出ノズル40から吹き出される風速および風量を増加させ、前席ドア開口部3または後席ドア開口部4から車室内への蚊等の異物の侵入を低減するために必要な風速および風量を得ることができる。
さらに、このブロワシステム1は、上述した特許文献1のように圧縮機や空気タンクを備えることが無いので、装置の体格を小型化すると共に、製造上のコストを低減することができる。
これによれば、乗員2の乗降時などにドア100、110が開くと、送風機10から外部吹出風路70を通じて複数の吹出ノズル40に空気を供給し、ドア開口部3、4から車室内への異物の侵入を防ぐことが可能である。一方、車両走行時などにドア100、110が閉まっていると、送風機10からサーキュレータ風路73を通じてサーキュレータノズル45に空気を供給し、車室内後席の快適性を高めることが可能である。したがって、このブロワシステム1は、車室内への異物の侵入防止と、車室内後席の快適性向上という2つの機能を、同一の送風機10により、風量または風速を低下させることなく行うことができる。
第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態に対してブロワシステム1の動作方法を変更したものであり、その他については第1実施形態と同様であるため、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
図14および図15に示すように、携帯機90が発信する電波信号は、送受信機91により受信される。送受信機91は、携帯機90から受信した電波信号を、制御装置50に伝送する。制御装置50は、携帯機90から送受信機91が受信した電波強度などから、車両に対する携帯機90の位置および距離などを検出することが可能である。
ステップS210で制御装置50は、送受信機91が携帯機90から受信した電波強度などにより、車両に対する携帯機90の位置および距離などを検出する。そして、制御装置50は、車両が備える複数のドア開口部3、4のうち、携帯機90の位置に最も近いドア開口部3、4を判定する。
具体的には、制御装置50は、携帯機90が前席ドア開口部3に近づいたことを検出すると、送風機10から前席ドア側風路71に空気が流れるように風路切替機構30を作動させる。一方、制御装置50は、携帯機90が後席ドア開口部4に近づいたことを検出すると、送風機10から後席ドア側風路72に空気が流れるように風路切替機構30を作動させる。
次に、ステップS240で制御装置50は、送風機10を作動させる。これにより、送風機10からドア100、110が開いたドア開口部3、4に対応する前席ドア側風路71または後席ドア側風路72に空気が流れ、その風路に設けられた前席側吹出ノズル群41または後席側吹出ノズル群42から空気が吹き出される。
次に、ステップS260で制御装置50は、ドア開閉検出装置53から伝送される信号に基づき、開放されていたドア100、110が閉じたか否かを判定する。制御装置50は、車両の全てのドア100、110が閉じたことを検出すると、処理をステップS270に移行し、送風機10の動作を停止する。
一方、ステップS280で制御装置50は、フロントエアコンユニットスイッチがオンになっていると判定すると、処理をステップS300に移行し、フロントエアコンユニット8を継続して作動させる。
これにより、制御装置50は、乗員2が外部から所定のドア100、110を開ける前に、風路切替機構30による風路71、72の切り替えを行う。そのため、乗員2が所定のドア100、110を開けると、その所定のドア100、110が設置されているドア開口部3、4の外側へ、吹出ノズル群41、42から瞬時に空気流が吹き出される。したがって、このブロワシステム1は、ドア開口部3、4から車室内への蚊等の異物の侵入防除率を高めることができる。
第3実施形態について説明する。第3実施形態は、第2実施形態に対して制御装置50が行う制御方法の一部を変更したものであり、その他については第2実施形態と同様であるため、第2実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
ステップS200〜S220までの処理は、第2実施形態で説明した処理と同一である。
次に、ステップS225で制御装置50は、携帯機90が前席ドア開口部3または後席ドア開口部4に近づいたことを検出すると、送風機10を作動させる。これにより、ステップS210で判定された携帯機90の位置に最も近いドア開口部3、4に対応するダクト20に空気が流れ、そのダクト20に設けられた吹出ノズル40から空気が吹き出される。すなわち、第3実施形態では、携帯機90を所持した乗員2によってドア100、110が開けられる前から、そのドア100、110が設置されるドア開口部3、4に対応する吹出ノズル40から空気が吹き出される。したがって、乗員2によってドア100、110が開かれると、それと同時に、吹出ノズル40から車外に向けて空気が吹き出されることとなる。
続いて、ステップS230で制御装置50は、ドア開閉検出装置53から伝送される信号に基づき、ドア100、110が開いたか否かを判定する。上述したように、乗員2によってドア100、110が開かれると、それと同時に、吹出ノズル40から車外に向けて空気が吹き出される。
続くステップS260からステップS300までの処理は、第2実施形態で説明した処理と同一である。
これによれば、制御装置50は、乗員2が外部から所定のドア100、110を開ける前に、送風機10を作動させる。そのため、乗員2が所定のドア100、110を開けると同時に、その所定のドア100、110が設置されているドア開口部3、4の外側へ、吹出ノズル群41、42から空気流が吹き出される。したがって、このブロワシステム1は、ドア開口部3、4から車室内への蚊等の異物の侵入防除率を高めることができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
上述の実施形態の一部または全部で示された第1の観点によれば、ブロワシステムは、Aピラー、BピラーおよびCピラーを有する車両に搭載され、車室外および車室内に空気を吹き出すものである。Aピラーは、前座席に対応する前席ドア開口部の前側に設けられるものである。Bピラーは、前から2列目の座席に対応する後席ドア開口部と前席ドア開口部との間に設けられるものである。Cピラーは、後席ドア開口部の後側に設けられるものである。ブロワシステムは、送風機、ダクト、複数の吹出ノズル、および、サーキュレータノズルを備える。送風機は、空気を送風する。ダクトは、車両の天井に設けられる天井ダクト、および、BピラーまたはCピラーに沿って設けられる支柱ダクトを有し、送風機から送風される空気が流れる。複数の吹出ノズルは、支柱ダクトを流れる空気を、前席ドア開口部または後席ドア開口部の外側へ所定の角度で吹き出し、車室内への異物の侵入を防ぐ空気流を発生させる。サーキュレータノズルは、天井ダクトを流れる空気を後席空間に向けて吹き出す。ここで、送風機は、吹出ノズルおよびサーキュレータノズルの両方に対して空気を供給することが可能である。
これによれば、乗員の乗降時などにドアが開くと、送風機から外部吹出風路を通じて複数の吹出ノズルに空気が供給され、吹出ノズルからの空気の吹き出しにより、ドア開口部から車室内への異物の侵入を防ぐことが可能である。一方、車両走行時などにドアが閉まっていると、送風機からサーキュレータ風路を通じてサーキュレータノズルに空気が供給され、サーキュレータノズルからの空気の吹き出しにより、車室内後席の快適性を高めることが可能である。したがって、このブロワシステムは、車室内への異物の侵入防止と、車室内後席の快適性向上という2つの機能を、同一の送風機により、風量または風速を低下させることなく行うことができる。
これによれば、制御装置は、乗員が外部から所定のドアを開ける前に、その所定のドアが設置されているドア開口部の外側へ空気を吹き出すための吹出ノズル群に対し、送風機から所定の風路を通じて空気を供給できるよう、風路切替機構による風路の切替を行う。そのため、乗員が所定のドアを開けると、その所定のドアが設置されているドア開口部の外側へ、吹出ノズル群から瞬時に空気流が吹き出される。したがって、このブロワシステムは、ドア開口部から車室内への蚊等の異物の侵入防除率を向上することができる。
これによれば、制御装置は、乗員が外部から所定のドアを開ける前に、送風機を作動させる。そのため、乗員が所定のドアを開けると同時に、その所定のドアが設置されているドア開口部の外側へ、吹出ノズル群から空気流が吹き出される。したがって、このブロワシステムは、ドア開口部から車室内への蚊等の異物の侵入防除率を向上することができる。
5 Aピラー
6 Bピラー
7 Cピラー
10 送風機
20 ダクト
21 天井ダクト
22、23 支柱ダクト
40 吹出ノズル
45 サーキュレータノズル
Claims (2)
- 前座席に対応する前席ドア開口部(3)の前側に設けられるAピラー(5)、前から2列目の座席に対応する後席ドア開口部(4)と前記前席ドア開口部との間に設けられるBピラー(6)、および、前記後席ドア開口部の後側に設けられるCピラー(7)を有する車両に搭載され、車室外および車室内に空気を吹き出すブロワシステムであって、
空気を送風する送風機(10)と、
車両の天井に設けられる天井ダクト(21)、および、前記Bピラーまたは前記Cピラーに沿って設けられる支柱ダクト(22、23)を有し、前記送風機から送風される空気が流れるダクト(20)と、
前記支柱ダクトを流れる空気を、前記前席ドア開口部または前記後席ドア開口部の外側へ所定の角度で吹き出し、車室内への異物の侵入を防ぐ空気流を発生させるように、前記支柱ダクトの上下方向に多連または間欠的に並べて設けられる複数の吹出ノズル(40)と、
前記天井ダクトを流れる空気を後席空間に向けて吹き出すサーキュレータノズル(45)と、
前記ダクトの内側に形成され、前記送風機と複数の前記吹出ノズルとを連通する外部吹出風路(70)と、
前記ダクトの内側に形成され、前記送風機と前記サーキュレータノズルとを連通するサーキュレータ風路(73)と、
車両のドアの開閉を検出するドア開閉検出装置(53)と、
前記送風機から前記外部吹出風路または前記サーキュレータ風路へ通じる風路の切り替えを行う風路切替機構(30)と、
前記ドア開閉検出装置によりドアが開いたことが検出されると、前記送風機から前記外部吹出風路に空気が流れるように前記風路切替機構を作動させ、前記ドア開閉検出装置によりドアが閉じたことが検出されると、前記送風機から前記サーキュレータ風路に空気が流れるように前記風路切替機構を作動させる制御装置と、
車両に設置された送受信機(90)と、
前記送受信機に対して電波の送受信を行う携帯機(91)と、を備え、
複数の前記吹出ノズルは、前記前席ドア開口部の外側へ所定の角度で空気を吹き出す前席側吹出ノズル群(41)、および、前記後席ドア開口部の外側へ所定の角度で空気を吹き出す後席側吹出ノズル群(42)を有し、
前記外部吹出風路は、前記送風機と前記前席側吹出ノズル群とを連通する前席ドア側風路(71)、および、前記送風機と前記後席側吹出ノズル群とを連通する後席ドア側風路(72)を有し、
前記風路切替機構は、前記送風機から前記前席ドア側風路または前記後席ドア側風路へ通じる風路の切り替えを行うことが可能であり、
前記制御装置は、前記送受信機が受信した前記携帯機の電波に基づいて前記携帯機の位置を検出し、前記携帯機が前記前席ドア開口部に近づいたことを検出すると、前記送風機から前記前席ドア側風路に空気が流れるように前記風路切替機構を作動させ、前記携帯機が前記後席ドア開口部に近づいたことを検出すると、前記送風機から前記後席ドア側風路に空気が流れるように前記風路切替機構を作動させる、ブロワシステム。 - 前記制御装置は、前記携帯機が前記前席ドア開口部または前記後席ドア開口部に近づいたことを検出すると、前記送風機を作動させる、請求項1に記載のブロワシステム。
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