JP2008105486A - ダスト低減装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな構造変更を伴うことなく、ドア開口部から車室内へ侵入するダストを低減できるようにすることを目的とする。
【解決手段】車体のドア開口部近傍に設けられる車室内向けの空調用吹出し口28に連結された空調用ダクト14と、該空調用ダクト14から分岐した分岐ダクト16に連結されると共に空調用吹出し口28の近傍に設けられ、空調空気をドア開口部へ向けて吹出し可能なダスト低減用吹出し口18と、空調用吹出し口28側とダスト低減用吹出し口18側とで空調空気が流れる経路を選択可能な弁20(選択手段)と、選択手段の作動を車両用ドアの開閉に機械的に連動させるリンク機構22(連動手段)と、を有している。車両用ドア32を開くと、これに機械的に連動して空調空気の経路が切り替わり、ダスト低減用吹出し口18からドア開口部へ空調空気が吹き出す。これにより、簡易な構成で乗車前の乗員に付着しているダスト等を除去できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用のダスト低減装置に関する。
車両用のダスト低減装置として、車体のドア開口部が開放されているときに、該ドア開口部の縁部に設けられたエア吹出部から空気を噴出してエアカーテンを形成し、このエアカーテンによって車室の内外を仕切って車室内へのダスト類の侵入を防止する構成が開示されている(特許文献1参照)。
特開2006−01493号公報
しかしながら、上記した従来例のように、ドア開口部にエアカーテンを形成するためには、該ドア開口部の縁部へ空気を供給するために何らかの手段を用いる必要があり、構造が複雑になると考えられる。
本発明は、上記事実を考慮して、大きな構造変更を伴うことなく、ドア開口部から車室内へ侵入するダストを低減できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明は、車体のドア開口部近傍に設けられる車室内向けの空調用吹出し口に連結され、空調空気供給源から供給される空調空気を前記空調用吹出し口へ導くための空調用ダクトと、該空調用ダクトに連結された分岐ダクトと、該分岐ダクトに連結されると共に前記空調用吹出し口の近傍に設けられ、前記分岐ダクト内を流れて来た前記空調空気を、前記ドア開口部へ向けて吹出し可能なダスト低減用吹出し口と、前記空調用吹出し口側と前記ダスト低減用吹出し口側とで、前記空調空気が流れる経路を選択可能な選択手段と、前記空調空気の経路が、車両用ドアが閉じているときは前記空調用吹出し口側となり、前記車両用ドアが開いているときは前記ダスト低減用吹出し口側となるように、前記選択手段の作動を前記車両用ドアの開閉に機械的に連動させる連動手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載のダスト低減装置では、空調空気供給源から供給される空調空気を車室内向けの空調用吹出し口へ導くための空調用ダクトが、分岐ダクトにより分岐されており、該分岐ダクトは空調空気をドア開口部へ向けて吹き出すためのダスト低減用吹出し口に連結されている。空調空気が流れる経路を、空調用吹出し口側とダスト低減用吹出し口側のどちらにするかは、選択手段により選択することが可能となっており、該選択手段は、連動手段により車両用ドアの開閉に機械的に連動するようになっている。
具体的には、空調空気の経路は、車両用ドアが閉じているときは空調用吹出し口側となり、車両用ドアが開いているときにダスト低減用吹出し口側となるので、乗員が車両用ドアを開けて乗車する際に、該乗員に付着しているダストやドア開口部に浮遊しているダストを、ダスト低減用吹出し口から吹き出した空調空気により除去して低減することができる。ダスト低減用吹出し口は、空調用吹出し口の近傍に設けられているので、分岐ダクトを通じて空調空気を供給することが容易であり、大きな構造変更を伴うことなく、ドア開口部から車室内へ侵入するダストを低減することが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のダスト低減装置において、前記空調空気供給源は、乗員の乗車前に作動するように構成されていることを特徴としている。
請求項2に記載のダスト低減装置では、空調空気供給源が、乗員の乗車前に作動することで、車室内の圧力及び空調空気の風力を高めておくことができ、これによって乗員の乗車時におけるダスト除去能力をより向上させることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のダスト低減装置において、前記ダスト低減用吹出し口からの前記空調空気の吹出し時には、前記空調用吹出し口以外の空調用吹出し口においても前記空調空気の吹出しが抑制されることを特徴としている。
請求項3に記載のダスト低減装置では、ダスト低減用吹出し口からの空調空気の吹出し時に、ドア開口部近傍の空調用吹出し口以外の空調用吹出し口においても、空調空気の吹出しが抑制されるので、車両用ドアが開かれた際に空調空気をダスト低減用吹出し口に集中させることができる。これにより、ダスト低減用吹出し口から吹き出す空調空気の風力をより高めることができるので、乗員の乗車時におけるダスト除去能力をより一層向上させることが可能である。
以上説明したように、本発明に係る請求項1に記載のダスト低減装置によれば、大きな構造変更を伴うことなく、ドア開口部から車室内へ侵入するダストを低減することができる、という優れた効果が得られる。
請求項2に記載のダスト低減装置によれば、乗員の乗車時におけるダスト除去能力をより向上させることができる、という優れた効果が得られる。
請求項3に記載のダスト低減装置によれば、乗員の乗車時におけるダスト除去能力をより一層向上させることができる、という優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施の形態に係るダスト低減装置10は、例えばインストルメントパネル12の車幅方向両端部に配設されており、図2において、空調用ダクト14と、分岐ダクト16と、ダスト低減用吹出し口18と、選択手段の一例たる弁20と、連動手段の一例たるリンク機構22とを有している。
図2において、空調用ダクト14は、車体24のドア開口部26(図6)近傍に設けられる車室内向けの空調用吹出し口28に連結され、空調空気供給源(図示せず)から供給される空調空気を該空調用吹出し口28へ導くためのパイプ状部材である。図1に示されるように、空調用吹出し口28は、ドア開口部近傍となるインストルメントパネル12の車幅方向両端部に夫々設けられている。インストルメントパネル12の車幅方向中央部には、運転席側及び助手席側に夫々対応する2箇所の空調用吹出し口30が車幅方向に並列に配設されている。この空調用吹出し口30は、空調空気供給源と空調用ダクト(図示せず)により接続されており、該空調空気供給源から供給された空調空気を、必要に応じて車室内へ吹出し可能に構成されている。
図2において、分岐ダクト16は、空調用ダクト14に連結され、該空調用ダクト14内を流れる空調空気をダスト低減用吹出し口18側に分岐させるためのパイプ状部材である。具体的には、分岐ダクト16は、空調用ダクト14の車幅方向外側に連結されており、そこからインストルメントパネル12の側面12Aにおけるダスト低減用吹出し口18の位置まで延び、車両平面視において、該ダスト低減用吹出し口18に向かって先細り形状に形成されている。
ダスト低減用吹出し口18は、分岐ダクト16に連結されると共に空調用吹出し口28の近傍に設けられ、分岐ダクト16内を流れて来た空調空気を、ドア開口部26(図6)へ向けて吹出し可能に構成されている。具体的には、図1に示されるように、ダスト低減用吹出し口18は、インストルメントパネル12の側面12Aに、車両上下方向に並んで例えば4箇所設けられている。図6に示されるように、ダスト低減用吹出し口18から吹き出した空調空気が、ドア開口部26の形状に対応して、車幅方向に狭く車両上下方向に広い範囲36に広がるように、各々のダスト低減用吹出し口18の形状は、例えば縦長のスリット状に形成されている。図2に示されるように、車両用ドア32を閉じたとき、ダスト低減用吹出し口18が設けられているインストルメントパネル12の側面12Aには、例えばドアトリム34が近接対向するように構成されている。なおダスト低減用吹出し口18の形状や数、配置等については、図示の構成には限られない。
図2において、弁20は、空調用吹出し口28側とダスト低減用吹出し口18側とで、空調空気が流れる経路を選択可能な流路切替部材であって、空調用ダクト14と分岐ダクト16との連結部に配設されている。具体的には、図2,図3に示されるように、弁20は、ボス部20Aにおいて軸38に回動自在に支持されており、該軸38を中心として、例えば略90°の範囲で揺動可能に構成されている。これにより、弁20は、ダスト低減用吹出し口18側の経路、即ち分岐ダクト16と、空調用ダクト14における空調用吹出し口28側の経路14Aとを選択的に塞ぐことができるようになっている。
分岐ダクト16には、弁20が該分岐ダクト16を閉じているときに当接する座面40が設けられており、弁20が座面40に当接することで、ダスト低減用吹出し口18側への空調空気の漏れが抑制されるようになっている。また空調用ダクト14にも、弁20が該空調用ダクト14における空調用吹出し口28側の経路14Aを閉じているときに当接する座面42が設けられており、弁20が座面42に当接することで、空調用吹出し口28側への空調空気の漏れが抑制されるようになっている。
図4,図5において、リンク機構22は、空調空気の経路が、車両用ドア32が閉じているときは空調用吹出し口28側となり、車両用ドア32が開いているときはダスト低減用吹出し口18側となるように、弁20の作動を車両用ドア32の開閉に機械的に連動させる機構であって、図1に示されるように、例えばダスト低減用吹出し口18及び空調用吹出し口28の車両下方に設けられている。具体的には、図4,図5に示されるように、リンク機構22は、インストルメントパネル12の側面12Aに対して車幅方向に摺動可能に構成されると共に、圧縮コイルばね44により車幅方向外側に付勢されたスライダ46と、一端48Aにおいてスライダ46とピン結合されたリンク48とを有している。
図4に示されるように、スライダ46の車幅方向外側端部には、車両用ドア32を閉じたときにドアトリム34と当接する荷重受け部46Aが設けられている。インストルメントパネル12の側面12Aには、スライダ46が車幅方向内側へ移動した際に、荷重受け部46Aが収まる凹部12Bが設けられている。圧縮コイルばね44は、荷重受け部46Aと凹部12Bとの間に配設されており、荷重受け部46Aに対して付勢力を与えることで、車両用ドア32を開いた際には、図5に示されるように、スライダ46が車幅方向外側へ移動して、荷重受け部46Aがインストルメントパネル12の側面12Aから突出するようになっている。
図4,図5において、弁20のボス部20Aには、該弁20とは異なる方角に延びるクランク部50が固設されており、該クランク部50の端部は、リンク48の他端48Bとピン結合されている。このような構成により、リンク機構22では、車幅方向におけるスライダ46の直進運動をクランク部50の回転運動に変換して、弁20を揺動させることができるようになっている。なおリンク機構22は、上記構成に限られるものではない。
空調空気供給源は、例えばインストルメントパネル12内に配設された空調ユニットであり、乗員52(図6)の乗車前に作動させることができるように構成されている。具体的には、ダスト低減装置10では、スマートキーシステム等の遠隔操作装置(図示せず)を利用することで、乗員52の乗車前にエンジン(図示せず)及び空調空気供給源を作動させることができるようになっている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図4において、ダスト低減装置10では、空調空気供給源からの空調空気を流すことができる経路として、空調用吹出し口28側とダスト低減用吹出し口18側とを有しており、どちらに空調空気を流すかは、弁20により選択することができる。この弁20は、リンク機構22により車両用ドア32の開閉に機械的に連動するようになっており、該車両用ドア32が閉じているときには、空調空気が流れる経路として、空調用ダクト14における空調用吹出し口28側の経路14Aが選択される。
具体的には、図4に示されるように、車両用ドア32が閉じているとき、車両用ドア32のドアトリム34は、インストルメントパネル12の側面12Aに近接対向すると共に、リンク機構22におけるスライダ46の荷重受け部46Aに当接しており、スライダ46は、該ドアトリム34により圧縮コイルばね44の付勢力に抗して押し込まれ、車幅方向内側へ移動した状態となっている。
ここで、リンク機構22では、車幅方向におけるスライダ46の直進運動をクランク部50の回転運動に変換して、弁20を揺動させることができるので、スライダ46が車幅方向内側に移動した状態において、弁20は、座面40に当接するまで紙面反時計回りに揺動して、分岐ダクト16を塞いでいる。即ち、車両用ドア32が閉じているとき、空調空気が流れる経路は空調用吹出し口28側の経路14Aとなっているので、図2に示されるように、空調空気は、空調用ダクト14内を矢印A方向に流れて空調用吹出し口28から車室内へ吹き出す。このように、ダスト低減装置10では、車両用ドア32が閉じた状態において、空調用吹出し口28から従来と同様の空調空気を得ることができる。なお、このとき、図1に示される空調用吹出し口30からも、従来と同様の空調空気を得ることが可能である。
一方、図5に示されるように、車両用ドア32(図6参照)が開かれると、弁20が切り替えられ、空調空気が流れる経路として、ダスト低減用吹出し口18側の経路、即ち分岐ダクト16が選択される。該ダスト低減用吹出し口18は、インストルメントパネル12の側面12Aに設けられているので、図2に示されるように、車両用ドア32を閉じた状態では露出していないが、図6に示されるように、車両用ドア32を開くことで、車両用ドア32のドアトリム34(図4参照)がインストルメントパネル12の側面12Aから離れて、ドア開口部26に露出した状態となる。
また車両用ドア32を開くと、ドアトリム34が側面12Aから離れるため、図5に示されるように、スライダ46が圧縮コイルばね44の付勢力により車幅方向外側へ移動し、荷重受け部46Aが側面12Aから突出した状態となる。ここで、リンク機構22では、車幅方向におけるスライダ46の直進運動をクランク部50の回転運動に変換して、弁20を揺動させることができるので、スライダ46が車幅方向外側に移動した状態において、弁20は、座面42に当接するまで紙面時計回りに揺動して、空調用ダクト14における空調用吹出し口28側の経路14Aを塞ぐ。即ち、車両用ドア32が開くと、空調空気が流れる経路はダスト低減用吹出し口18側の分岐ダクト16に切り替られるので、図3に示されるように、空調空気は、分岐ダクト16内を矢印B方向に流れてダスト低減用吹出し口18から吹き出す。図3等に示されるように、分岐ダクト16は、車両平面視でダスト低減用吹出し口18に向かって先細り形状とされているので、該ダスト低減用吹出し口18から吹き出す空調空気の流速を増加させることができる。
図6に示されるように、インストルメントパネル12の側面12Aには、ダスト低減用吹出し口18が、例えば該インストルメントパネル12の湾曲に沿って、車両上下方向に4箇所並んで設けられており、各々のダスト低減用吹出し口18は、例えば縦長のスリット状に形成されているので、該ダスト低減用吹出し口18から矢印C方向に吹き出した空調空気は、ドア開口部26の形状に対応して、車幅方向に狭く車両上下方向に広い範囲36に広がる。この範囲36は、ドア開口部26の近傍の乗込み位置に起立した乗員52の全身を覆う程度に設定されることが望ましい。空調空気を乗員52の全身にまんべんなく当てて効率的にダストの除去を行うことができるからである。
このように、ダスト低減装置10では、乗員52が車両用ドア32を開けて乗車する際に、該乗員52に付着しているダストやドア開口部26に浮遊しているダストを、ダスト低減用吹出し口18から吹き出した空調空気により除去して低減することができる。特に、分岐ダクト16を先細り形状としてダスト低減用吹出し口18から吹き出す空調空気の流速を増加させることで、該空調空気によるダストに対する除去能力を向上させることが可能である。またダスト低減装置10では、ダスト低減用吹出し口18は、空調用吹出し口28の近傍に設けられているので、分岐ダクト16を通じて空調空気を供給することが容易であり、大きな構造変更を伴うことなく、ドア開口部26から車室内へ侵入するダストを低減することが可能である。
スマートキーシステム等の遠隔操作装置により、乗員52の乗車前にエンジンを始動し、空調空気供給手段を作動させておくと、事前に車室内の圧力が高まるので、該車室内へのダストの侵入をより一層抑制でき、また事前に分岐ダクト16への風力を高めておくことができるので、乗員52に付着しているダストやドア開口部26に浮遊しているダストに対する除去能力をより一層を向上させることができる。夏場においては、ダスト低減用吹出し口18から冷たい空調空気が吹き出して乗員52に当たるので、快適である。
なお上記したように、車両用ドア32を開いた際には、空調用吹出し口28からの空調空気の吹出しが抑制されるが、該空調用吹出し口28以外の空調用吹出し口、例えばインストルメントパネル12の車幅方向中央部の空調用吹出し口30(図1)や、後席用の空調用吹出し口等(図示せず)においても、空調空気の吹出しを抑制するように構成してもよい。この場合、ダスト低減用吹出し口18からの空調空気の吹出し時に、空調用吹出し口28以外の空調用吹出し口30等においても、空調空気の吹出しが抑制されるので、車両用ドア32が開かれた際に、空調空気をダスト低減用吹出し口18に集中させることができる。これにより、ダスト低減用吹出し口18から吹き出す空調空気の風力をより高めることができるので、乗員の乗車時におけるダスト除去能力をより一層向上させることが可能である。
なお上記実施形態では、助手席側のドア開口部26においてダストを低減するダスト低減装置10について説明したが、ダスト低減装置10が設けられるのは助手席側だけに限られるものではなく、運転席側にも設けることが可能である。またミニバン等の車種では、例えばBピラーの上部に空調用吹出し口が設けられる場合があるので、該空調用吹出し口の近傍にダスト低減用吹出し口を追加することで、後部座席のドア開口部においても低コストで車室内に侵入するダストの低減を図ることが可能である。
また上記実施形態においては、選択手段の一例として弁20を挙げて説明したが、選択手段は該弁20に限られるものではなく、ダスト低減用吹出し口18側の経路、即ち分岐ダクト16と、空調用吹出し口28側の経路14Aとを選択的に塞ぐことができる構成であればよい。また連動手段の一例としてリンク機構22を挙げて説明したが、連動手段は該リンク機構22に限られるものではない。従って、例えば弁20をアクチュエータ(図示せず)により駆動するように構成し、ドアカーテシスイッチ(図示せず)を用いることで、アクチュエータの作動を車両用ドア32の開閉に連動させて弁20を駆動するようにしてもよい。
助手席側のダスト低減装置を示す斜視図である。 車両用ドアが閉じているときに、空調空気が流れる経路として、空調用吹出し口側が選択されている状態を示す、図1における2−2矢視断面図である。 車両用ドアが開いたときに、空調空気が流れる経路として、ダスト低減用吹出し口側が選択されている状態を示す、図1における3−3矢視断面図である。 車両用ドアが閉じている状態において、リンク機構を介して紙面反時計回りに揺動した弁が、分岐ダクトを塞ぐことで、空調空気が流れる経路として、空調用吹出し口側が選択されている状態を示す、図1における4−4矢視断面図である。 車両用ドアが開いた状態において、リンク機構を介して紙面時計回りに揺動した弁が、空調用ダクトにおける空調用吹出し口側の経路を塞ぐことで、空調空気が流れる経路として、ダスト低減用吹出し口側が選択されている状態を示す、図1における5−5矢視断面図である。 ダスト低減用吹出し口から吹き出した空調空気が、ドア開口部の近傍に起立した乗員に当たっている状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 ダスト低減装置
14 空調用ダクト
16 分岐ダクト
18 ダスト低減用吹出し口
20 弁(選択手段)
22 リンク機構(連動手段)
24 車体
26 ドア開口部
28 空調用吹出し口
32 車両用ドア

Claims (3)

  1. 車体のドア開口部近傍に設けられる車室内向けの空調用吹出し口に連結され、空調空気供給源から供給される空調空気を前記空調用吹出し口へ導くための空調用ダクトと、
    該空調用ダクトに連結された分岐ダクトと、
    該分岐ダクトに連結されると共に前記空調用吹出し口の近傍に設けられ、前記分岐ダクト内を流れて来た前記空調空気を、前記ドア開口部へ向けて吹出し可能なダスト低減用吹出し口と、
    前記空調用吹出し口側と前記ダスト低減用吹出し口側とで、前記空調空気が流れる経路を選択可能な選択手段と、
    前記空調空気の経路が、車両用ドアが閉じているときは前記空調用吹出し口側となり、前記車両用ドアが開いているときは前記ダスト低減用吹出し口側となるように、前記選択手段の作動を前記車両用ドアの開閉に機械的に連動させる連動手段と、
    を有することを特徴とするダスト低減装置。
  2. 前記空調空気供給源は、乗員の乗車前に作動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のダスト低減装置。
  3. 前記ダスト低減用吹出し口からの前記空調空気の吹出し時には、前記空調用吹出し口以外の前記車室内向けの空調用吹出し口においても前記空調空気の吹出しが抑制されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のダスト低減装置。
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