JP6787193B2 - エンジンのオイル通路構造 - Google Patents
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Description
この種の機種において、オイルクーラの入口と出口をバイパスするバイパス通路がクランクケースに設けられるオイル通路構造を持ち、バイパス通路内に差圧バルブが配置される。この場合、オイルフィルタ通過後にオイルクーラホースへ向かう通路とバイパス通路に分岐している。
また、差圧バルブを配置する場合、差圧バルブを収容するための空間の確保、オイル通路の増加が必要になる。そのためオイル通路の複雑化、クランクケースの生産性(加工、鋳造性)の低下が懸念される。
本発明の一実施の形態に係るエンジンのオイル通路構造は、クランクケースの前方に配置されるオイルクーラと、エンジンの側方を覆うと共にその内側空間にオイルクーラが配置されるカウリングとを備えたエンジンにおいて、前記エンジン内にはオイルポンプから吐出されるオイルを該エンジン内各部に供給するメインギャラリと、前記オイルクーラへの入口と出口をバイパスするバイパス通路を有するエンジンのオイル通路構造であって、前記メインギャラリの下方に前記バイパス通路を開閉する差圧バルブが配置され、前記差圧バルブを収納する差圧バルブ収納部は前記クランクケースにおいて、前記メインギャラリと平行に上下に並んで配置されている。
また、メインギャラリ及び差圧バルブ収納部が平行であることで同方向から鋳抜きピンが立てられ、あるいは機械加工をすることができるので生産性が向上する。
エンジンユニット10内において、そのクランクシャフトの周辺部位(具体的には、ジャーナルベアリングやクランクピンベアリング等)や変速装置、並びにシリンダヘッド内の動弁装置等にオイルクーラ16により冷却された潤滑オイルが供給される。オイルクーラ16は、エンジンユニット10の前方においてラジエータ15の下側に配置されており、図3に参照されるように車両前面視で、その長辺がラジエータ15の下辺よりも短い長方形の形状を有している。
また、車両側面視でオイルクーラ16の下面はバイパス通路30の下端部と略同じ高さに位置している。図9から分かるようにバイパス通路30の下端部に対して、差圧バルブ34及び差圧バルブ収納部35がクランクケースロア11Aの側面から右方に突出するように配置される。また、好ましくはオイルクーラ16の下面が差圧バルブ34と略同じ高さとなり、この場合、図2に示されるようにオイルクーラ16の下面が差圧バルブ34よりも適度に高く(高さh)、即ち差圧バルブ34側が低くなるようにする。
連通路32をクランクケースロア11Aの合せ面11Cに対して垂直にすることで連通路32の加工が容易になる。この場合、連通路32がオイル通路29Aと重なることで、バイパス通路30を通ってきた潤滑オイルの排出性が向上し、メインギャラリ26やクランクジャーナルへのオイル流量が増加する。これによりクランクシャフトまわり等に対する潤滑性が向上する。
バイパス通路30は、オイルフィルタ20の後端にあるオイル流出部24からクランクケースロア11Aに穿設されて、オイルフィルタ20からバイパス通路30に繋がる通路を短くすることができる。バイパス通路30の通路長を実質的に短縮することで、バイパス通路30における潤滑オイルの流通性を円滑化し、同時に構造の簡素化を図る。
差圧バルブ収納部35自体による効果に加えて、インレットホース25及びアウトレットホース27等の周辺の部品レイアウトにおいても熱風Wがライダーの足に当たるのを防ぎ、熱風Wによるライダーの足への熱害を抑制することができる。
通常はオイルクーラの上方にはラジエータが配置されるが、下側がラジエータでも同じ効果を得ることができる。
また、バイパス通路はオイルパンに設けられてもよく、オイルパンに同様の出っ張りを設ければ同じ効果を得ることができる。
Claims (5)
- クランクケースの前方に配置されるオイルクーラと、エンジンの側方を覆うと共にその内側空間にオイルクーラが配置されるカウリングとを備えたエンジンにおいて、
前記エンジン内にはオイルポンプから吐出されるオイルを該エンジン内各部に供給するメインギャラリと、前記オイルクーラへの入口と出口をバイパスするバイパス通路を有するエンジンのオイル通路構造であって、
前記メインギャラリの下方に前記バイパス通路を開閉する差圧バルブが配置され、
前記差圧バルブを収納する差圧バルブ収納部は前記クランクケースにおいて、前記メインギャラリと平行に上下に並んで配置されていることを特徴とするエンジンのオイル通路構造。 - 車両前面視で前記オイルクーラの側面は前記差圧バルブ収納部の端部よりも車両内側に位置し、車両側面視で前記オイルクーラの下面は前記バイパス通路の下端部と略同じ高さに位置していることを特徴とする請求項1に記載のエンジンのオイル通路構造。
- 前記メインギャラリと前記バイパス通路を接続する連通路は、クランクケース合せ面に垂直に設けられ、前記連通路は車両幅方向でクランクジャーナルに潤滑オイルを供給するオイル通路と重なっていることを特徴とする請求項1又は2に記載のエンジンのオイル通路構造。
- 車両側面視で前記バイパス通路は、前記オイルフィルタと略同じ高さに位置していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のエンジンのオイル通路構造。
- 前記メインギャラリにはオイルクーラホースが取付けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエンジンのオイル通路構造。
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JP2017043798A JP6787193B2 (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | エンジンのオイル通路構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017043798A JP6787193B2 (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | エンジンのオイル通路構造 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6787193B2 true JP6787193B2 (ja) | 2020-11-18 |
Family
ID=63591034
Family Applications (1)
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JP2017043798A Active JP6787193B2 (ja) | 2017-03-08 | 2017-03-08 | エンジンのオイル通路構造 |
Country Status (1)
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2017
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