JP6785980B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発熱部を冷媒回路の冷媒で冷却するように構成された空気調和装置に関するものである。
空気調和装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器が配管で接続された冷媒回路を備えている。そして、従来より、たとえば圧縮機を制御するためのインバータ回路などの制御装置の発熱部を、冷媒回路を流れる冷媒を用いて冷却するようにしている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1では、膨張弁の上流の冷媒を分岐して圧縮機の吐出側に接続する冷却回路を、冷媒回路とは別に設け、冷却回路を流れる冷媒で発熱部を冷却している。
特開2015−21659号公報
ところで、従来より、凝縮器と膨張弁との間に過冷却熱交換器を設け、過冷却熱交換器の高圧側の冷媒を、過冷却熱交換器の低圧側の冷媒と熱交換して過冷却することで、冷凍効率の向上を図る空気調和装置がある。このような空気調和装置に対して、特許文献1の技術を適用して制御装置の発熱部を冷却することが考えられる。
しかし、特許文献1では、発熱部を冷却するため専用の冷却回路を設ける必要があり、製品の大型化及び冷媒回路の複雑化を招く。このため、発熱部を冷却するため専用の冷却回路を設けずに冷媒回路を流れる冷媒で発熱部を冷却することが望ましい。
冷媒回路を流れる冷媒で発熱部を冷却するには、冷媒回路の低圧側の低温冷媒を用いる方法が考えられる。しかし、この方法では、発熱部が空気の露点温度以下まで冷却されて制御装置内部で結露が生じる可能性があるため、凝縮器と過冷却熱交換器との間の高圧側の冷媒を用いると良い。
発熱部の冷却に高圧側の冷媒を用いる場合には、凝縮器と過冷却熱交換器との間の配管を発熱部を冷却する冷却配管として用いると共に、冷却配管の上流に電子膨張弁を設け、電子膨張弁によって冷却配管を通過する冷媒の温度を調整して発熱部を冷却する。この構成において、発熱部の温度が過昇した場合、電子膨張弁の開度を比較的大きく絞って冷却配管を通過する冷媒温度を下げることになる。しかし、電子膨張弁の開度を絞り過ぎると、電子膨張弁の下流側の圧力が低下し、冷房運転時に、電子膨張弁の下流側に位置する過冷却熱交換器の出口で過冷却度が確保できず、冷房能力の低下を招くという問題があった。また、過冷却熱交換器の出口で過冷却度が確保できない場合、過冷却熱交換器の下流側に位置する膨張弁に流入する冷媒が気液二相状態となり、膨張弁で冷媒流動音が発生するという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、冷媒を用いて制御装置を冷却する構成の空気調和装置において、冷媒回路の複雑化を招くことなく制御装置の冷却を行え、また、冷房運転時の能力低下及び冷媒流動音の発生の抑制を行うことが可能な空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明に係る空気調和装置は、圧縮機と、室外熱交換器と、膨張弁と、室内熱交換器とが配管で接続されて冷媒が循環する冷媒回路と、冷媒回路における冷媒の流れを切り替えて冷房運転と暖房運転とを可能とする四方弁と、冷媒回路を制御する制御装置と、室外熱交換器と膨張弁との間から分岐して圧縮機の吸入側に接続されたバイパス配管と、バイパス配管に設けられたバイパス流量調整弁と、室外熱交換器と膨張弁との間の冷媒とバイパス配管のバイパス流量調整弁の下流の冷媒とを熱交換する過冷却熱交換器と、室外熱交換器と過冷却熱交換器との間の配管のうち、制御装置が接触して配置されて制御装置を冷却する冷却配管と、室外熱交換器と冷却配管との間に設けられ、冷却配管を通過する冷媒の温度を調整する温度調整弁とを備え、制御装置は、冷房運転時において制御装置の発熱部の温度が予め設定された基準値未満となるように温度調整弁を制御すると共に、過冷却熱交換器の出口の過冷却度が予め設定された設定値を上回るようにバイパス流量調整弁を制御し、暖房運転時において冷却配管による冷却により制御装置で結露が生じないように温度調整弁を制御すると共に、冷媒回路における運転状態が暖房能力を発揮できない不暖状態とならないように温度調整弁を制御し、制御装置で結露が生じる可能性がある場合、温度調整弁の開度を絞る動作を、結露が生じる可能性が無くなるまで繰り返し行い、結露が生じる可能性が無くなり、そして、冷媒回路における運転状態が不暖状態となっている場合、温度調整弁の開度を開く動作を、不暖状態が解消されるまで繰り返すものである。
本発明によれば、冷媒回路の構成を複雑化することなく、冷房運転時の能力低下及び冷媒流動音の発生の抑制を行うことが可能である。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置における冷房運転時の制御処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置における暖房運転時の制御処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態に係る空気調和装置について図面を参照しながら説明する。ここで、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態の全文において共通することとする。そして、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、明細書に記載された形態に限定するものではない。また、温度及び圧力の高低については、特に絶対的な値との関係で高低が定まっているものではなく、空気調和装置における状態及び動作等において相対的に定まるものとする。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路構成を示す冷媒回路図である。図1に基づいて、空気調和装置の回路構成及び動作について説明する。この空気調和装置は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用して、冷房運転または暖房運転を行なうものである。なお、図1では、実線矢印が冷房運転時における冷媒回路を、破線矢印が暖房運転時における冷媒回路を、それぞれ示している。また、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
図1に示すように、空気調和装置は、熱源機である室外機10と、利用側ユニットである室内機50a及び室内機50bと、が冷媒配管で接続されて構成されている。室内機50a及び室内機50bは、室外機10に並列接続されている。つまり、空気調和装置は、室外機10に搭載される各機器と、室内機50a及び室内機50bのそれぞれに搭載される各機器と、を冷媒配管で接続することで冷媒回路を形成している。なお、ここでは、室外機10が1台に対して室内機が2台接続された構成を示しているが、室内機の台数は1台でも良いし、さらに複数台でもよい。また、室外機10の台数も1台に限らず、さらに複数台としてもよい。
空気調和装置の冷媒配管は、ガス配管と液配管とを備えている。ガス配管は、室外機10と接続されているガス配管204と、各室内機に接続されているガス枝管206a及びガス枝管206bとからなる。ガス枝管206aは室内機50aに接続され、ガス枝管206bは室内機50bに接続されている。液配管は、室外機10と接続されている液配管205と、各室内機に接続されている液枝管207a及び液枝管207bと、からなる。液枝管207aは室内機50aに接続され、液枝管207bは室内機50bに接続されている。
室外機10と室内機50aとは、ガス配管204、ガス枝管206a、液枝管207a及び液配管205、を介して接続されている。また、室外機10と室内機50bとは、ガス配管204、ガス枝管206b、液枝管207b及び液配管205、を介して接続されている。
[室外機]
室外機10は、圧縮機1と、四方弁4と、室外熱交換器5と、液側開閉弁9と、ガス側開閉弁11と、アキュムレータ12と、を備えている。
圧縮機1は、吸入した冷媒を圧縮して高温且つ高圧の状態にするものである。圧縮機1はインバータ回路を有しており、インバータ回路による電源周波数変換により圧縮機回転数が制御され、容量制御されるタイプの圧縮機である。
四方弁4は、流路切替装置として機能し、冷房運転時と暖房運転時とで冷媒の流れを切り替えるものである。室外熱交換器5は、冷房運転時には凝縮器または放熱器として機能し、暖房運転時には蒸発器として機能し、図示省略の室外送風機から供給される空気と冷媒との間で熱交換を行なうものである。
液側開閉弁9は、制御装置27による自動またはユーザによる手動で開閉されることで、冷媒を導通したりしなかったりするものである。ガス側開閉弁11も同様に、制御装置27による自動またはユーザによる手動で開閉されることで、冷媒を導通したりしなかったりするものである。液側開閉弁9及びガス側開閉弁11は、開閉されることによって、冷凍サイクル内の圧力変動を調整するために設置されている。
アキュムレータ12は、圧縮機1の吸入側に設けられており、冷媒回路を循環する過剰な冷媒を貯留するものである。
室外機10はさらに、室外熱交換器5と液側開閉弁9との間の液配管26から分岐して圧縮機1の吸入側、具体的にはアキュムレータ12の入口側に接続されたバイパス配管23と、バイパス配管23に設けられたバイパス流量調整弁7とを備えている。バイパス流量調整弁7は、減圧弁または膨張弁として機能し、冷媒を減圧して膨張させるものである。このバイパス流量調整弁7は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。また、室外機10は、室外熱交換器5と液側開閉弁9との間の高圧側冷媒と、バイパス配管23のバイパス流量調整弁7で減圧した低圧側冷媒とを熱交換して高圧側冷媒を冷却する過冷却熱交換器6を備えている。
なお、以下の説明において、液配管26とバイパス配管23とが接続しているポイントを接続点25、バイパス配管23とアキュムレータ12の上流側配管とが接続しているポイントを接続点24と称する。アキュムレータ12の上流側配管とは、四方弁4とアキュムレータ12との間における冷媒配管を指す。
室外機10はさらに、オイルセパレータ2と、返油バイパス回路30と、逆止弁3とを備えている。オイルセパレータ2は、圧縮機1の吐出側に設けられており、圧縮機1から吐出されて冷凍機油が混在している冷媒ガスから冷凍機油成分を分離する機能を有している。
返油バイパス回路30は、オイルセパレータ2で分離された冷凍機油を圧縮機1の吸入側に戻すものである。返油バイパス回路30の配管には、返油バイパスキャピラリ13と返油バイパス用電磁弁14とを並列に接続した回路が接続されており、圧縮機1に戻す冷凍機油の流量が調整されるようになっている。具体的には、返油バイパス用電磁弁14が開の場合、オイルセパレータ2で分離された冷凍機油は返油バイパス用電磁弁14を通ってそのまま圧縮機1の吸入側に返油される。一方、返油バイパス用電磁弁14が閉の場合、オイルセパレータ2で分離された冷凍機油は返油バイパスキャピラリ13を通過して流量が低減されて圧縮機1の吸入側に返油される。
逆止弁3は、オイルセパレータ2と四方弁4との間における冷媒配管に設けられており、圧縮機1の停止時に四方弁4側から圧縮機1の吐出側への冷媒の逆流を防止するためのものである。
また、室外機10は、室外熱交換器5と過冷却熱交換器6とを接続する配管を通る冷媒で後述の制御装置27の発熱部を冷却するようにしている。室外熱交換器5と過冷却熱交換器6とを接続する配管のうち、制御装置27に接触して配置されて発熱部を冷却する配管を以下では冷却配管40という。そして、室外熱交換器5と冷却配管40との間には、冷却配管40を通過する冷媒の温度を調整する温度調整弁8が設けられている。温度調整弁8は、減圧弁または膨張弁として機能し、冷媒を減圧して膨張させるものである。この温度調整弁8は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。
また、室外機10には、室外機10に搭載されている各アクチュエータの駆動を制御する制御装置27が搭載されている。制御装置27は、後に詳述するが、各圧力センサ及び各温度センサから送信される信号に基づいて、各アクチュエータを制御するものである。アクチュエータとは、たとえば、圧縮機1、四方弁4及び図示省略の室外送風機などが該当する。この制御装置27は、特に種類を限定するものではないが、たとえば室外機10に搭載される各アクチュエータを制御できるようなマイクロコンピュータ等で構成するとよい。
制御装置27は、圧縮機1のモータを駆動するインバータ回路を備えており、インバータ回路のパワーモジュールが圧縮機1の駆動時に発熱して高温となる。本実施の形態1では、このようなパワーモジュール等の発熱部を上述したように冷媒回路の冷媒で冷却するようにしている。
[室外機のセンサ]
室外機10には、複数の圧力センサ及び複数の温度センサが設けられている。具体的には、室外機10には、第1圧力センサ15、第1温度センサ18、第2温度センサ19、第3温度センサ20及び第4温度センサ21が設けられている。
第1圧力センサ15は、オイルセパレータ2と四方弁4との間に設けられ、圧縮機1から吐出された冷媒の圧力を計測するものである。
第1温度センサ18は、制御装置27の発熱部に設けられ、発熱部の温度を計測するものである。第2温度センサ19は、接続点25と液側開閉弁9との間に設けられ、接続点25と液側開閉弁9との間における液配管26を通る冷媒の温度を計測するものである。第3温度センサ20は、室外機10の周囲の外気温度を計測するものである。第4温度センサ21は、冷却配管40と過冷却熱交換器6との間に設けられ、冷却配管40と過冷却熱交換器6との間を通る冷媒の温度を計測するものである。第3温度センサ20は、本発明の外気温度センサに相当し、第4温度センサ21は、本発明の冷却冷媒温度センサに相当する。
そして、各圧力センサで計測された圧力情報、及び、各温度センサで計測された温度情報は、信号として制御装置27に送られるようになっている。なお、ここでは、以下の制御で用いられるセンサについて説明したが、室外機10にはその他にもセンサが設けられ、空気調和装置における各種制御に用いられる。
[室内機]
室内機50aには、室内熱交換器100aと膨張弁101aとが、ガス枝管206a及び液枝管207aで直列に接続されて搭載されている。また、室内機50aには、室内機50aに搭載されている各アクチュエータの駆動を制御する制御装置102aが搭載されている。アクチュエータとは、たとえば、膨張弁101a及び図示省略の室内送風機などが該当する。さらに、室内機50aには、室内熱交換器100aに接続している液枝管207aに、室内熱交換器100aの液側出口における冷媒の温度を計測する第5温度センサ103aが設けられている。
室内熱交換器100aは、冷房運転時には蒸発器、暖房運転時には凝縮器または放熱器として機能し、冷媒と空気との間で熱交換を行なうものである。膨張弁101aは、減圧弁または膨張弁として機能し、冷媒を減圧して膨張させるものである。この膨張弁101aは、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。
そして、第5温度センサ103aで計測された温度情報は、信号として制御装置102aに送られるようになっている。なお、ここでは、以下の制御で用いられるセンサについて説明したが、室内機にはその他にもセンサが設けられ、制御装置102aは、各温度センサから送信される信号に基づいて、各アクチュエータを制御するようになっている。この制御装置102aは、特に種類を限定するものではないが、たとえば室内機50aに搭載される各アクチュエータを制御できるようなマイクロコンピュータ等で構成するとよい。
ところで、室内機50bは、室内機50aと同様の構成となっている。つまり、室内機50aの構成部品の「a」を「b」に変更すれば室内機50bの構成部品となる。なお、以下において室内機50aと室内機50bとを区別しない場合は室内機50という。また、室内機50aと室内機50bとのそれぞれにおける構成部品を区別しない場合は、「a」、「b」を付与せず、総称してたとえば膨張弁であれば膨張弁101とすることがある。
なお、図1では、室内機50a及び室内機50bの双方に制御装置が搭載されている状態を例に示しているが、1つの制御装置で室内機50a及び室内機50bの双方を制御するようにしてもよい。また、室内機50a及び室内機50bの双方に制御装置が搭載されている状態では、互いの制御装置が有線または無線で通信可能になっている。さらに、室内機に搭載されている制御装置は、室外機10に搭載されている制御装置と有線または無線で通信可能になっている。
ところで、従来は、冷媒回路を循環する冷媒で制御装置を冷却するにあたり、制御装置を冷却するための専用の回路を設ける必要があった。このため、冷媒回路の複雑化及び製品コストの増加を伴うことになる。一方、図1に示した本実施の形態1では、温度調整弁8と過冷却熱交換器6とを接続する配管の一部である冷却配管40に制御装置27の発熱部を接触させることで、発熱部の冷却を可能とする構成としている。このため、冷媒回路の複雑化を招かない。
そして、本実施の形態1は、冷房運転時に温度調整弁8及びバイパス流量調整弁7を制御して、制御装置27の発熱部の冷却性能を確保しつつ、冷房運転時の能力低下を抑制することを特徴としている。以下、温度調整弁8及びバイパス流量調整弁7の制御について説明する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置における冷房運転時の制御処理の流れを示すフローチャートである。図2に基づいて、実施の形態1の特徴事項である制御装置27が実行する制御処理の流れについて詳細に説明する。
まず、空気調和装置を操作するためのリモコン(図示せず)のスイッチがユーザによりONされると、圧縮機1が駆動を開始する。圧縮機1が駆動されることで冷房運転が開始される(ステップS1)。
制御装置27は、運転開始から一定時間経過後に、制御装置27の発熱部に取り付けられた第1温度センサ18の計測温度THHSが、予め定められた基準値(たとえば、100℃)以上であるかを判定する(ステップS2)。制御装置27は、計測温度THHSが基準値以上の場合、発熱部の温度が許容温度を超えたと判定し、温度調整弁8を以下のように制御する。
すなわち、計測温度THHSに応じた開度幅ΔLEV2(THHS)、温度調整弁8を閉じる旨の弁開度指令を温度調整弁8に出力する(ステップS3)。制御装置27から発せられる具体的な指令開度LEV2は以下の(1)式で求める開度となる。
指令開度LEV2=LEV2(NOW)−ΔLEV2(THHS)
・・・(1)
LEV2(NOW):現在の温度調整弁8の開度(前回の指令開度に相当)
ΔLEV2(THHS):計測温度THHSに応じたLEV2の開度幅
ここで、開度幅ΔLEV2(THHS)は、計測温度THHSが高くなるに連れて大きくなる値であり、計測温度THHSと開度幅ΔLEV2(THHS)との対応関係が予め求められて制御装置27に記憶されている。
このように、温度調整弁8を開度幅ΔLEV2(THHS)、閉じることで、温度調整弁8の下流側の冷媒の圧力及び温度を低下させる。つまり、制御装置27の発熱部を冷却する冷媒の温度を低下させて冷却性能を高めることで、計測温度THHSを低下させる。
制御装置27は、一定時間経過後に、計測温度THHSがステップS2と同様の基準値を下回ったかを判定する(ステップS4)。計測温度THHSが基準値を下回っていない場合、再度ステップS3に戻り、温度調整弁8を開度幅ΔLEV2(THHS)、閉じる制御を行う(ステップS3)。そして、制御装置27は、ステップS3及びステップS4の処理を、計測温度THHSが基準値を下回るまで、一定時間間隔で繰り返す。そして、計測温度THHSが基準値を下回ると、制御装置27はステップS5の処理に移行する。
ステップS5以降では、制御装置27は、ステップS3の処理を実施することでの冷房運転での弊害に対する是正処置を行う。つまり、温度調整弁8の開度が絞られることで、冷媒回路における過冷却熱交換器6の出口部分、言い換えれば室内機50a及び室内機50bの入口部分において過冷却度が確保されない弊害が生じる可能性がある。このため、この弊害を是正する処理を行う。
具体的には、まず、制御装置27は、過冷却熱交換器6の出口部分の過冷却度SCC1を算出し、過冷却度SCC1が0℃を上回っているかを判定する(ステップS5)。過冷却度SCC1は、第1圧力センサ15で計測した高圧圧力の飽和温度TCから第2温度センサ19の計測温度TH2を減算して求められる。
過冷却度SCC1が0℃以下の場合、過冷却度が不足しており、室内機50a及び室内機50bで冷房能力が不足している状態である。このため、制御装置27は、過冷却度SCC1に応じた開度幅ΔLEV1(SCC1)、バイパス流量調整弁7を開く旨の弁開度指令をバイパス流量調整弁7に出力する(ステップS6)。制御装置27から発せられる具体的な指令開度は以下の(2)式で求める開度となる。なお、「過冷却度」は0℃以上の温度を指すため、「TC−TH2」の演算結果が0℃未満となる場合を過冷却度SCC1と表現するのは適切ではないが、説明の便宜上、この表現を用いることにする。
指令開度LEV1=LEV1(NOW)−ΔLEV1(SCC1)
・・・(2)
LEV(NOW):現在のバイパス流量調整弁7の開度(前回の指令開度)
ΔLEV1(SCC1):過冷却度SCC1に応じたLEV1の開度幅
ここで、開度幅ΔLEV1(SCC1)とは、過冷却度SCC1の絶対値が大きくなるに連れて大きくなる値であり、過冷却度SCC1の絶対値と開度幅ΔLEV1(SCC1)との対応関係が予め求められて制御装置27に記憶されている。
このように、制御装置27は、ステップS5において過冷却度SCC1が0℃以下の場合、過冷却度SCC1に応じた開度幅ΔLEV1(SCC1)、バイパス流量調整弁7を開く。これにより、バイパス配管23への冷媒流入量が増加する。その結果、過冷却熱交換器6で熱交換される熱量が増加して過冷却度SCC1が上昇し、過冷却度SCC1が0℃を上回るまで、一定時間間隔でステップS6の処理を繰り返す。そして、過冷却度SCC1が0℃を上回ると、ステップS2に戻って同様の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施の形態1によれば、冷媒回路を構成する室外熱交換器5と過冷却熱交換器6との間の配管で制御装置27を冷却する構成としたので、冷却専用の回路が不要であり、冷媒回路の複雑化を招くことなく制御装置27の冷却を行える。また、温度調整弁8とバイパス流量調整弁7の開度制御により、制御装置27の冷却性能を確保しつつ、冷房運転時の能力低下を抑制することが可能である。また、室内機50の入口部分において過冷却度が確保され、膨張弁101に流入する冷媒が液冷媒となるため、冷媒流動音の発生を抑制できる。
なお、本実施の形態1では、ステップS5において過冷却度SCC1が0℃よりも上回っているかを判定したが、過冷却熱交換器6の出口で確保したい過冷却度がある場合には以下のようにしてもよい。すなわち、過冷却熱交換器6の出口で確保したい過冷却度を設定値として用い、過冷却度SCC1が設定値よりも上回っているかを判定するようにしてもよい。
また、本実施の形態1では、開度幅ΔLEV2(THHS)を、計測温度THHSに応じた可変幅としており、これにより計測温度THHSが速やかに低下するようにしたが、必ずしも可変幅に限らず、一定幅としてもよい。開度幅ΔLEV1(SCC1)についても同様であり、一定幅としてもよい。
実施の形態2.
上記実施の形態1では冷房運転時における冷却能力の低下の抑制技術について説明したが、実施の形態2では暖房運転時における制御装置27の結露防止技術について説明する。以下、実施の形態2が実施の形態1と異なる点を中心に説明する。空気調和装置の構成は実施の形態1と同じである。
冷房運転では、室外熱交換器5と過冷却熱交換器6との間の高圧側の高温冷媒を用いて制御装置27を冷却していたが、暖房運転では、膨張弁101で減圧された後の低圧側の低温冷媒を用いて制御装置27を冷却する。このため、暖房運転では、冷房運転と異なり、計測温度THHSが過昇することはない。しかし、逆に、冷却配管40の内を通過する冷媒の温度が低すぎて制御装置27の温度が空気の露点温度を下回った場合、制御装置27において結露が生じる。具体的にはたとえば、制御装置27内の制御基板(図示せず)に結露が生じる可能性がある。この場合、制御基板に実装された充電部がショートする可能性があり、冷房運転と同様、製品品質を損なう可能性がある。
そこで、実施の形態2は、温度調整弁8を制御して、このような結露を防止しつつ暖房運転時の能力低下を抑制することを特徴としている。以下、温度調整弁8の制御について説明する。
図3は、本発明の実施の形態2に係る空気調和装置における暖房運転時の制御処理の流れを示すフローチャートである。図3に基づいて、実施の形態2の特徴事項である制御装置27が実行する制御処理の流れについて詳細に説明する。なお、暖房運転時はバイパス流量調整弁7は閉じられ、バイパス配管23には冷媒が流れないようになっている。
まず、空気調和装置を操作するためのリモコン(図示せず)のスイッチがユーザによりONされると、圧縮機1が駆動を開始する。圧縮機1が駆動されることで暖房運転が開始される(ステップS11)。
制御装置27は、運転開始から一定時間経過後、制御装置27において結露が生じる可能性があるかを判定する。具体的には、第3温度センサ20で計測された外気温度TH3と、第4温度センサ21で計測された冷却配管40に流入する冷媒の温度(以下、計測温度TH4という)とに基づいて、以下の(3)の条件式を満たす場合には結露する可能性があると判定する。
TH3+α≧TH4 ・・・(3)
αは、補正値として、制御基板の充電部の周囲構造などにより選定するものとする(ステップS12)。
制御装置27は、TH3+αがTH4未満であれば、結露が生じる可能性はないと判定し、温度調整弁8の現在の開度を維持する。一方、TH3+αがTH4以上の場合、制御装置27は、結露が生じる可能性があると判定し、温度調整弁8を以下のように制御する。
すなわち、まず、上記(3)の条件式の左項から右項を減算して得た温度差DIFF1、つまり「(TH3+α)−TH4」を演算して温度差DIFF1を得る。そして、温度差DIFF1に応じた開度幅ΔLEV2(DIFF1)、温度調整弁8を閉じる旨の弁開度指令を温度調整弁8に出力する(ステップS13)。制御装置27から発せられる具体的な指令開度は以下の(4)式で求める開度となる。
指令開度LEV2=LEV2(NOW)−ΔLEV2(DIFF1)
・・・(4)
LEV(NOW):現在の温度調整弁8の開度(前回の指令開度に相当)
ΔLEV2(DIFF1):温度差DIFF1に応じたLEV2の開度幅
ここで、温度差DIFF1に応じたLEV2の開度幅ΔLEV2(DIFF1)は、温度差DIFF1が大きくなるに連れて大きくなる値であり、温度差DIFF1と開度幅ΔLEV2(DIFF1)との対応関係が予め求められて制御装置27に記憶されている。
このように、制御装置27は、結露が生じる可能性があると判定した場合、温度差DIFF1に応じた開度幅ΔLEV2(DIFF1)、温度調整弁8を閉じる。これにより、冷却配管40を通過する冷媒量が減少して温度調整弁8の上流側の圧力及び温度が上昇し、第4温度センサ21で計測される計測温度TH4が上昇する。
そして、制御装置27は、一定時間経過後に、TH3+αがTH4未満であるかを判定する(ステップS14)。TH3+αがTH4未満となっていない場合には、再度ステップS13に戻り、開度幅ΔLEV2(DIFF1)、温度調整弁8を閉じる制御を行う。ステップS13及びステップS14の処理を、TH3+αがTH4未満となるまで一定時間間隔で繰り返す。そして、TH3+αがTH4未満となると、制御装置27は、制御基板の充電部が露点温度以上となった判定し、つまり結露の防止が可能と判定し、ステップS15の処理に移行する。
ステップS15以降では、制御装置27は、ステップS13の処理を実施することでの暖房運転への弊害について、是正処置を行う。つまり、温度調整弁8の開度が絞られることで、室内機50の膨張弁101の開度が絞り不足となる。そして、最終的に温度調整弁8の開度が小さすぎることで流量不足に陥り、十分に暖房能力が発揮できない可能性がある。
そこで、制御装置27は、現在の運転状態が暖房能力を十分に発揮できない不暖状態となっているかどうかを判定する(ステップS15)。ここで、不暖状態となっているかどうかの判定は以下のようにして行う。すなわち、以下(1)、(2)及び(3)の全てを満足する場合に不暖状態と判断する。
(1)ユーザ設定温度>室内機吸込み温度(室温)
(2)圧縮機1の駆動周波数Fが、室温に応じた目標周波数よりも低い。
(3)第1圧力センサ15で計測した圧力から換算した飽和温度=凝縮温度が目標凝縮温度に到達している。つまり暖房能力が発揮できていると誤認識。
なお、不暖状態の判定方法はこの方法に限られたものではなく、任意の方法を採用できる。
不暖状態となっていない場合は現状の制御を継続して問題ない。このため、制御装置27は、ステップS12に戻り、これまでの制御を繰り返す。一方、不暖状態となっている場合は、不暖状態を解消するため、温度調整弁8を以下のように制御する。
すなわち、室内熱交換器100の出口の過冷却度SCC2に応じた開度幅ΔLEV2(SCC2)だけ温度調整弁8を開く旨の弁開度指令を温度調整弁8に出力する(ステップS16)。過冷却度SCC2は、第1圧力センサ15で計測した高圧圧力の飽和温度TCから第2温度センサ19の計測温度TH5を減算して得られる。制御装置27から発せられる具体的な指令開度LEV2は以下の(5)式で求める開度となる。
指令開度LEV2=LEV2(NOW)+ΔLEV2(SCC2)
・・・(5)
LEV(NOW):現在の温度調整弁8の開度(前回の指令開度)
ΔLEV2(SCC2):過冷却度SCC2に応じたLEV2の開度幅
ここで、開度幅ΔLEV2(SCC2)は、過冷却度SCC2が高くなるに連れて大きくなる値であり、過冷却度SCC2と開度幅ΔLEV2(SCC2)との対応関係が予め求められて制御装置27に記憶されている。
このように、過冷却度SCC2に応じた開度幅ΔLEV2(SCC2)、温度調整弁8を開く。これにより、室内熱交換器100に流れる冷媒流量が増加する。そして、制御装置27は、不暖状態が解消されるまで、一定時間間隔でステップS16の処理を繰り返す。そして、不暖状態が解消されると、制御装置27は、ステップS12に戻って同様の処理を繰り返す。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られると共に、温度調整弁8の開度制御により、暖房運転時の結露防止及び暖房能力の低下抑制が可能となる。
1 圧縮機、2 オイルセパレータ、3 逆止弁、4 四方弁、5 室外熱交換器、6 過冷却熱交換器、7 バイパス流量調整弁、8 温度調整弁、9 液側開閉弁、10 室外機、11 ガス側開閉弁、12 アキュムレータ、13 返油バイパスキャピラリ、14 返油バイパス用電磁弁、15 第1圧力センサ、18 第1温度センサ、19 第2温度センサ、20 第3温度センサ、21 第4温度センサ、23 バイパス配管、24 接続点、25 接続点、26 液配管、27 制御装置、30 返油バイパス回路、40 冷却配管、50 室内機、50a 室内機、50b 室内機、100a 室内熱交換器、100b 室内熱交換器、101a 膨張弁、101b 膨張弁、102a 制御装置、102b 制御装置、103a 第5温度センサ、103b 第5温度センサ、204 ガス配管、205 液配管、206a ガス枝管、206b ガス枝管、207a 液枝管、207b 液枝管。

Claims (4)

  1. 圧縮機と、室外熱交換器と、膨張弁と、室内熱交換器とが配管で接続されて冷媒が循環する冷媒回路と、
    前記冷媒回路における冷媒の流れを切り替えて冷房運転と暖房運転とを可能とする四方弁と、
    前記冷媒回路を制御する制御装置と、
    前記室外熱交換器と前記膨張弁との間から分岐して前記圧縮機の吸入側に接続されたバイパス配管と、
    前記バイパス配管に設けられたバイパス流量調整弁と、
    前記室外熱交換器と前記膨張弁との間の冷媒と前記バイパス配管の前記バイパス流量調整弁の下流の冷媒とを熱交換する過冷却熱交換器と、
    前記室外熱交換器と前記過冷却熱交換器との間の前記配管のうち、前記制御装置が接触して配置されて前記制御装置を冷却する冷却配管と、
    前記室外熱交換器と前記冷却配管との間に設けられ、前記冷却配管を通過する冷媒の温度を調整する温度調整弁とを備え、
    前記制御装置は、
    前記冷房運転時において前記制御装置の発熱部の温度が予め設定された基準値未満となるように前記温度調整弁を制御すると共に、前記過冷却熱交換器の出口の過冷却度が予め設定された設定値を上回るように前記バイパス流量調整弁を制御し、
    前記暖房運転時において前記冷却配管による冷却により前記制御装置で結露が生じないように前記温度調整弁を制御すると共に、前記冷媒回路における運転状態が暖房能力を発揮できない不暖状態とならないように前記温度調整弁を制御し、
    前記制御装置で結露が生じる可能性がある場合、前記温度調整弁の開度を絞る動作を、結露が生じる可能性が無くなるまで繰り返し行い、
    結露が生じる可能性が無くなり、そして、前記冷媒回路における運転状態が前記不暖状態となっている場合、前記温度調整弁の開度を開く動作を、前記不暖状態が解消されるまで繰り返す空気調和装置。
  2. 前記制御装置は、前記冷房運転時において前記発熱部の温度が前記基準値以上の場合、前記温度調整弁の開度を絞る動作を、前記発熱部の温度が前記基準値未満となるまで繰り返し行い、
    前記発熱部の温度が前記基準値未満となり、そして、前記過冷却熱交換器の出口の前記過冷却度が前記設定値以下の場合、前記バイパス流量調整弁の開度を大きくする動作を、前記過冷却度が前記設定値を上回るまで繰り返す請求項1記載の空気調和装置。
  3. 圧縮機と、室外熱交換器と、膨張弁と、室内熱交換器とが配管で接続されて冷媒が循環する冷媒回路と、
    前記冷媒回路を制御する制御装置と、
    前記室外熱交換器と前記膨張弁との間から分岐して前記圧縮機の吸入側に接続されたバイパス配管と、
    前記バイパス配管に設けられたバイパス流量調整弁と、
    前記室外熱交換器と前記膨張弁との間の冷媒と前記バイパス配管の前記バイパス流量調整弁の下流の冷媒とを熱交換する過冷却熱交換器と、
    前記室外熱交換器と前記過冷却熱交換器との間の前記配管のうち、前記制御装置が接触して配置されて前記制御装置を冷却する冷却配管と、
    前記室外熱交換器と前記冷却配管との間に設けられ、前記冷却配管を通過する冷媒の温度を調整する温度調整弁とを備え、
    前記制御装置は、
    暖房運転時において前記冷却配管による冷却により前記制御装置で結露が生じないように前記温度調整弁を制御すると共に、前記冷媒回路における運転状態が暖房能力を発揮できない不暖状態とならないように前記温度調整弁を制御し、
    前記制御装置で結露が生じる可能性がある場合、前記温度調整弁の開度を絞る動作を、結露が生じる可能性が無くなるまで繰り返し行い、
    結露が生じる可能性が無くなり、そして、前記冷媒回路における運転状態が前記不暖状態となっている場合、前記温度調整弁の開度を開く動作を、前記不暖状態が解消されるまで繰り返す空気調和装置。
  4. 外気温度を計測する外気温度センサと、
    前記暖房運転時に前記冷却配管に流入する冷媒の温度を計測する冷却冷媒温度センサとを備え、
    前記制御装置は、前記外気温度センサの計測温度と前記冷却冷媒温度センサの計測温度とに基づいて前記制御装置で結露が生じる可能性があるかどうかを判定する請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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