JP6785707B2 - 車両用サブフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用サブフレームに関し、特に、サスペンションアーム等を支持して自動車等の車両に装着される車両用サブフレームに関するものである。
近年、自動車等の車両に装着されるサブフレームにおいては、サスペンションアームやスタビライザ等のサスペンション関連部品、ステアリングギヤボックス等のステアリング関連部品、及びエンジン・トランスミッション系のマウント関連部品といった種々の外力印加部品が装着されるようになっている。
そのため、かかるサブフレームに対しては、その生産性等を向上させながら、その強度や剛性をより増大させた態様で車両の車体に装着されることが求められている。
かかる状況下で、特許文献1は、サスペンションアームを支持して車体に装着される自動車のフロントサスペンションメンバに関し、全体に中空構造を有するように、所定大きさの第1パネルと、第1パネルから下方へ間隔をおいて配置された第2パネルと、第1パネルから下方へ間隔をおいて配置された第3パネルとを備える。詳しくは、第2パネルは、前方の端部で第1パネルの前方の端部に接合されると共に、後方の端部で第1パネルの中間部に接合されている。また、第3パネルは、前方の端部で第2パネルの中間部に接合されると共に、後方の端部で第1パネルの後方の端部に接合されている。
特開2000−6833号公報
しかしながら、本発明者の検討によれば、特許文献1の構成においては、第1パネルと第2パネルとによって第1の中空構造、及び第1パネルと第2パネルと第3パネルとによって第2の中空構造が得られると共に、第2パネルの第3パネルとの接合部から第2パネルの第1パネルとの接合部までにわたる第2パネルの部分がバルクヘッドとして機能するものであるから、フロントサスペンションメンバに十分な強度と剛性を持たせることができ、これによってフロントサスペンションメンバの上下方向の振動を抑制することができると共に、バルクヘッドは第2パネルの部分であって別部品として形成したものではないこと、及び第3パネルと第2パネルとは中空構造の外部から接合が可能であることから、フロントサスペンションメンバの生産性を高めることができるものであるが、特に、サスペンションアームの前側の支持構造に関しては、何等具体的な開示や示唆をしていないものである。
また、本発明者の検討によれば、フロントサスペンションメンバ(サブフレーム)の生産性を高く維持することはもちろん必要であるが、近年は、サブフレームが適用される車両の操縦性における安定性と応答性とを高いレベルで両立することも要求されるようになっており、高い生産性を維持した態様で、操縦安定性と操縦応答性とを高いレベルで両立するために必要なサスペンションアームの支持強度や支持剛性を増大することができる新規な構成を有するサブフレームの実現が強く求められた状況にある。
本発明は、以上の検討を経てなされたもので、簡便な構成で、必要な生産性を維持しながら、サスペンションアームの支持強度や支持剛性を増大することができる車両用サブフレームを提供することを目的とする。
以上の目的を達成すべく、本発明の第1の局面は、車体に装着される車両用サブフレームであって、前記車体の前後方向に延在しながら前記車体の幅方向で互いに対向して配設される一対のサイドメンバと、閉断面を前記幅方向に連続して画成しながら前記幅方向に延在して配設されると共に、前記一対のサイドメンバを連結するクロスメンバと、を備え、前記クロスメンバは、その前記幅方向の両外端部で前記閉断面が各々開口した一対の開口端部を有すると共に、前記一対の開口端部に対応して一対のサスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部を構成し、前記クロスメンバは、上壁部を有する上部材と、前記上部材に対して前記車体の下方に配設されると共に、前記上壁部に対向する底壁部を有する下部材と、を備え、前記下部材は、前記前後方向で互いに対向すると共に前記底壁部で接続される前縦壁部及び後縦壁部を更に有し、前記上壁部は、前記幅方向における前記上部材の全長にわたって設けられると共に、前記底壁部、前記前縦壁部及び前記後縦壁部は、前記幅方向における前記下部材の全長にわたって設けられており、前記サスペンションアーム支持部は、前記クロスメンバにおけるその前記幅方向の前記両外端部で、前記クロスメンバの前記上壁部、前記底壁部、前記前縦壁部及び前記後縦壁部により囲われた前記一対の開口端部における前記前縦壁部と前記後縦壁部との間で、前記一対のサスペンションアームの取付部を支持する車両用サブフレームである。
また、本発明は、かかる第の局面に加え、前記クロスメンバの前記両外端部の側において、前記上部材から前記車体の上方に向かって突設される一対の車体取付部材を更に備えることを第面とする。
また、本発明は、かかる第の局面に加え、前記一対の車体取付部材の前記幅方向の内端部に、前記車両のステアリングギヤボックスが取付られる一対のステアリングギヤボックス取付部が対応して設定されることを第面とする。
また、本発明は、かかる第の局面に加え、更に、前記一対のサイドメンバ及び前記クロスメンバに連結されると共に前記クロスメンバの前記車体の後方に配設されるリア部材を備え、前記リア部材は、前記幅方向に延在する梁形状部を、前記クロスメンバに隣接並置する態様で有し、前記一対のステアリングギヤボックス取付部は、前記梁形状部に設定されることを第4の面とする。
また、本発明は、かかる第から第のいずれかの局面に加え、前記上部材は、前記車体の後方に向かって張り出す張出部を有し、前記下部材は、前縦壁部と後縦壁部とを接続する底壁部を有し、前記底壁部は、前記張出部に対応した前記幅方向の部位に前記車体の上方に向かって凹となるように陥設された凹部を有することを第5の面とする。
本発明の第1の局面における構成によれば、車両用サブフレームが、車体の前後方向に延在しながら車体の幅方向で互いに対向して配設される一対のサイドメンバと、閉断面を幅方向に連続して画成しながら幅方向に延在して配設されると共に、一対のサイドメンバを連結するクロスメンバと、を備え、クロスメンバが、その幅方向の両外端部で閉断面が各々開口した一対の開口端部を有すると共に、一対の開口端部に対応して一対のサスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部を構成し、クロスメンバが、上壁部を有する上部材と、上部材に対して車体の下方に配設されると共に、上壁部に対向する底壁部を有する下部材と、を備え、下部材が、前後方向で互いに対向すると共に底壁部で接続される前縦壁部及び後縦壁部を更に有し、上壁部が、幅方向における上部材の全長にわたって設けられると共に、底壁部、前縦壁部及び後縦壁部が、幅方向における下部材の全長にわたって設けられており、サスペンションアーム支持部が、クロスメンバにおけるその幅方向の両外端部で、クロスメンバの上壁部、底壁部、前縦壁部及び後縦壁部により囲われた一対の開口端部における前縦壁部と後縦壁部との間で、一対のサスペンションアームの取付部を支持するものであるため、一対のサスペンションアームをクロスメンバの一対の開口端部で対応して簡便かつ確実に支持することができると共に、各々のサスペンションアームから印加される幅方向の荷重入力を、クロスメンバの連続した縦断面で確実に受けることができ、連続した縦断面を有するクロスメンバの強度や剛性が増大されることと相まって、かかるサスペンションアームの支持強度や支持剛性を増大することができる。併せて、上部材の板厚や材質とは独立して、下部材の板厚や材質を設定することができ、重量やコストを不要に増加させない態様で、かかるサスペンションアームの支持強度や支持剛性を増大することができる。
また、本発明の第の局面における構成によれば、クロスメンバの両外端部の側において、上部材から車体の上方に向かって突設される一対の車体取付部材を更に備えるものであるため、クロスメンバと一対の車体取付部材とを接続することができ、一対の車体取付部材の支持強度や支持剛性を増大しながら、一対のサスペンションアームの支持強度や支持剛性をより増大することができると共に、かかるサスペンションアームの支持精度を向上することができる。
また、本発明の第の局面における構成によれば、一対の車体取付部材の幅方向の内端部に、車両のステアリングギヤボックスが取付られる一対のステアリングギヤボックス取付部が対応して設定されるものであるため、一対のステアリングギヤボックス取付部に装着されてこれらの間を連結するステアリングギヤボックスの支持強度や支持剛性をより増大することができると共に、かかるステアリングギヤボックスの有する強度や剛性を、クロスメンバの強度や剛性に付加することができ、一対のサスペンションアームの支持強度や支持剛性をより増大することができる。
また、本発明の第の局面における構成によれば、一対のサイドメンバ及びクロスメンバに連結されると共にクロスメンバの車体の後方に配設されるリア部材に、クロスメンバに隣接並置されながら幅方向に延在する梁形状部が設けられ、一対のステアリングギヤボックス取付部が、梁形状部に設定されるものであるため、ステアリングギヤボックスの支持強度や支持剛性をより増大することができると共に、一対のサスペンションアームの支持強度や支持剛性をより増大することができる。
また、本発明の第の局面における構成によれば、上部材が、車体の後方に向かって張り出す張出部を有し、下部材が、前縦壁部と後縦壁部とを接続する底壁部を有し、底壁部が、張出部に対応した幅方向の部位に上方に向かって凹となるように陥設された凹部を有するものであるため、かかる張出部を有する上部材の部分に、車両のエンジン・ミッション系を連結するトルクロッドを高いレイアウト自由度で装着することができると共に、底壁部に設けられた凹部を、張出部を有する上部材の部分に接合することができ、トルクロッドを装着する部分におけるクロスメンバの強度や剛性を増大することができる。
図1は、本発明の実施形態における車両用サブフレームの構成を示す平面図である。 図2は、本実施形態における車両用サブフレームの構成を示す底面図である。 図3は、本実施形態における車両用サブフレームの構成を示す左側面図である。 図4(a)は、本実施形態における車両用サブフレームの構成を示すA−A断面図であり、図4(b)は、本実施形態における車両用サブフレームの構成を示すB−B断面図である。 図5(a)は、本実施形態における車両用サブフレームの構成を示すC−C断面図であり、図5(b)は、本実施形態における車両用サブフレームの構成を示すD−D断面図である。
以下、図1から図5を適宜参照して、本発明の実施形態における車両用サブフレームにつき詳細に説明する。なお、図中、x軸、y軸及びz軸は、3軸直交座標系を成す。また、x軸の正方向が車体の左方向であり、y軸の正方向が車体の前方向であり、かつ、z軸の正方向が車体の上方向である。また、x軸の方向を幅方向又は横方向、y軸の方向を前後方向、及びz軸の方向を上下方向と呼ぶことがある。
図1から図3は、各々、本実施形態における車両用サブフレームの構成を示す平面図、底面図、及び左側面図である。図4及び図5は、本実施形態における車両用サブフレームの構成を示すA−A断面図、B−B断面図、C−C断面図、及びD−D断面図であり、何れもy軸及びz軸が成すy−z平面に平行な平面で切った縦断面図である。なお、図3及び図5では、説明の便宜上、車両用サブフレームの右側の構成要素の一部を括弧書きの符号で必要に応じて併せて示している。また、図4及び図5の断面を示す斜線は、便宜上、省略している。
図1から図5に示すように、サブフレーム1は、いずれも図示を省略するが、自動車等の車両のフロントエンジンベイを画成するフロントサイドフレーム等の車体に装着されながら、サスペンションアーム等を支持するものである。かかるサブフレーム1は、典型的には、y−z平面と平行な平面であって車体の幅方向の中央を前後方向に走る中央線を通る平面に対して、左右対称(面対称)な形状を有する。
サブフレーム1においては、いずれも詳細は後述するが、車体に装着される部位として、第1車体取付部A1、第2車体取付部A2、第3車体取付部A3、第4車体取付部A4、第5車体取付部A5、及び第6車体取付部A6の6カ所が設定され、サスペンションアームを支持する部位として、第1支持部S1、第2支持部S2、第3支持部S3、及び第4支持部S4の4カ所が設定されている。
また、サブフレーム1においては、各種の外力印加部品の装着用の取付部が設定されており、かかる各種の取付部としては、いずれも詳細は後述するが、ステアリングギヤボックス左取付部A7、ステアリングギヤボックス右取付部A8、トルクロッド取付部A9、スタビライザ左取付部A10、及びスタビライザ右取付部A11が挙げられる。
具体的には、サブフレーム1は、主として、閉断面を幅方向に連続して画成しながら幅方向に延在して配設されるクロスメンバ10と、クロスメンバ10に連結されると共に前後方向に延在しながら幅方向で互いに対向して配設される一対のサイドメンバである左サイドメンバ110及び右サイドメンバ130と、クロスメンバ10、並びに左サイドメンバ110及び右サイドメンバ130に連結されると共にクロスメンバ10の後方に配設される後アッパメンバ150と、クロスメンバ10、左サイドメンバ110及び右サイドメンバ130、並び後アッパメンバ150に連結されると共に後アッパメンバ150に対向して後アッパメンバ150の下方に配設される後ロアメンバ180と、を備える。これらの部材は、各々、典型的には鋼板等の一枚の平板部材をプレス成形して得られるものであり、典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されて一体化されている。なお、後ロアメンバ180は、強度上必要とされない場合には、省略してもよい。
クロスメンバ10は、幅方向に延在する横上部材12と、横上部材12の下方でそれに対向しながら幅方向に延在して配設されると共に、横上部材12と典型的にはアーク溶接等で溶接されることにより一体化された横下部材32と、を備える。また、クロスメンバ10は、互いに一体化された横上部材12及び横下部材32により、y−z平面に平行な平面における閉断面(縦閉断面)を幅方向に連続して画成する。
横上部材12は、基本的に上方に凸の形状を呈した板部材であり、上壁部14、前縦壁部16、及び前縦壁部16の後方で前縦壁部16に対向する後縦壁部18を有する。上壁部14は、幅方向における横上部材12の全長にわたって設けられているが、前縦壁部16及び後縦壁部18は、幅方向における横上部材12の一部で実質消失している部分を有していてもよい。
上壁部14は、前縦壁部16及び後縦壁部18を接続すると共に、その幅方向の中間部において、後方に突出するように張り出した張出部20を有する。張出部20に対応する幅方向の部位における上壁部14には、それを貫通する貫通孔21が形成される。
上壁部14の張出部20に対応する部分を、その上方で覆うように、図示を省略する典型的にはトルクロッド等のマウント部材を装着するためのマウントブラケット22が配設される。マウントブラケット22は、典型的には鋼板等の一枚の平板部材をプレス成形して得られるもので、基本的に上方に凸の形状を呈する。マウントブラケット22の平板状の頂部24には、上壁部14の貫通孔21に対応して、頂部24を貫通する貫通孔25が形成され、貫通孔25に対しては、頂部24から上方に向いてナット26が起立するように固設される。また、マウントブラケット22の頂部24を幅方向で挟むように設けられた一対の裾部28の前側部分は、上壁部14に対して、典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されることにより、マウントブラケット22は、クロスメンバ10に接続されてそれと一体化されている。
横下部材32は、基本的に下方に凸の形状を呈した板部材であり、底壁部34、前縦壁部36、及び前縦壁部36の後方で前縦壁部36に対向する後縦壁部38を有する。底壁部34、前縦壁部36、及び後縦壁部38は、幅方向における横下部材32の全長にわたって設けられている。
底壁部34は、前縦壁部36及び後縦壁部38を接続すると共に、その幅方向の中間部において、横上部材12の張出部20に対応して、後方に突出するように張り出した張出部40を有する。張出部40に対応する幅方向の部位における底壁部34には、その前後方向の中間部を上方に向かって凹となるように陥設した凹部42が形成される。凹部42の平板状の奥部44には、それを貫通する貫通孔45が、横上部材12の貫通孔21に対応して形成される。また、凹部42の奥部44の平板部と、それに対向する横上部材12の上壁部14の平板部と、は、スポット溶接等で対応して溶接可能である。
ここで、クロスメンバ10の左端部には、図示を省略する左側サスペンション部材を装着するための左開口端部46が設けられ、クロスメンバ10の右端部には、図示を省略する右側サスペンション部材を装着するための右開口端部50が設けられる。つまり、左開口端部46及び右開口端部50は、幅方向におけるクロスメンバ10の両外端部に設定されている。
クロスメンバ10の左端部では、横上部材12における前縦壁部16及び後縦壁部18は実質消失しているため、横上部材12の上壁部14と、横下部材32の底壁部34、前縦壁部36、及び後縦壁部38と、で囲われた矩形状の開口端部として、左開口端部46が画成される。左開口端部46において、横下部材32の前縦壁部36及び後縦壁部38は共に平板部であって互いに対向し、このように対向する一方の前縦壁部36には、それを貫通する貫通孔47が形成されると共に、貫通孔47に対しては、前縦壁部36から前方向を向いてナット48が起立するように固設される。前縦壁部36に対向する後縦壁部38には、それを貫通する貫通孔49が前縦壁部36の貫通孔47に対応して形成されている。
クロスメンバ10の右端部に画成される右開口端部50に関連する構成は、左開口端部46に関連する構成に対して、y−z平面と平行な平面であって車体の幅方向の中央を前後方向に走る中央線を通る平面に対して、左右対称なものであるため、その詳細な説明は省略するが、右開口端部50は、横上部材12の上壁部14と、横下部材32の底壁部34、前縦壁部36、及び後縦壁部38と、で囲われ、左開口端部46における貫通孔47、ナット48及び貫通孔49に対応して貫通孔51、ナット52及び貫通孔53を有する矩形状の開口端部である。
また、幅方向におけるクロスメンバ10の両外端部の側には、左開口端部46及び右開口端部50の上方でそれらに対応して並置した態様で、サブフレーム1を車体に取り付けるための一対の取付部材である左取付部材60及び右取付部材80が対応して配設される。
左取付部材60は、基本的に上方に凸の形状を呈しながらクロスメンバ10の左端部の側に配設される左連結部材62と、左連結部材62の外側に開いた部分の一部を覆う態様で左連結部材62に対して幅方向の外側に配設される左外部材64と、左外部材64の上方で左連結部材62の左端に配設される左ブラケット74と、左ブラケット74を介して左連結部材62に固定される左固定部材76と、を備える。これらの部材は、各々、典型的には鋼板等の一枚の平板部材をプレス成形して得られるものである。左連結部材62及び左外部材64、並びに左連結部材62及び左ブラケット74は、典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されて一体化される。左固定部材76は、左ブラケット74を介して左連結部材62に、ボルト77を用いて締結されて固定されると共に、左固定部材76には、図示を省略する車体取付用ボルトを挿通する貫通孔78が形成されている。
左連結部材62は、その右端部に、図示を省略するステアリングギヤボックスの複数の固定部の内の1つを取り付けるための取付座部66を有する。取付座部66が設けられた左連結部材62の部位には、それを貫通する貫通孔67が形成されると共に、かかる部位における左連結部材62内には、典型的には金属製の筒状部材であって、貫通孔67に対応して配設されるカラー部材68が収容されている。左連結部材62は、更に、取付座部66から左斜め前方に延在しながら上方に向かって突出する突出部70を有すると共に、突出部70の壁部の一部として下方に傾斜して降下した裾部72を有する。突出部70において幅方向の外側に開いた部分の下側部位には、左外部材64がアーク溶接等により接合されてそれと一体化されると共に、突出部70において幅方向の外側に開いた部分の上側部位には、左ブラケット74がアーク溶接等により接合されてそれと一体化される。裾部72における前側部分は、左開口端部46のクロスメンバ10の横上部材12の上壁部14にアーク溶接等で接合されることにより、左取付部材60は、クロスメンバ10に接続されてそれと一体化されている。
クロスメンバ10の右端部の側に配設される右取付部材80に関連する構成は、左取付部材60に関連する構成に対して、y−z平面と平行な平面であって車体の幅方向の中央を前後方向に走る中央線を通る平面に対して、左右対称なものであるため、その詳細な説明は省略するが、右取付部材80は、左取付部材60における左連結部材62、左外部材64、取付座部66、貫通孔67、カラー部材68、突出部70、裾部72、左ブラケット74、左固定部材76、ボルト77及び貫通孔78に対応して、右連結部材82、右外部材84、取付座部86、貫通孔87、カラー部材88、突出部90、裾部92、右外部材92、右ブラケット94、右固定部材96、ボルト97及び貫通孔98を有する。左連結部材62の取付座部66及び右取付部材80の取付座部86には、各々、ステアリングギヤボックスの複数の固定部の内の対応するものがボルトを用いた締結等により固定され、これらの取付座部66及び取付座部86間には、ステアリングギヤボックスが橋架される。
左サイドメンバ110は、基本的に上方に凸の形状を呈しながら左側を前後方向に延在する板状部材である左上部材112と、左上部材112の下方でそれに対向して配設されると共に基本的に下方に凸の形状を呈して前後方向に延在する板状部材である左下部材118と、を備える。これらの部材は、典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されて一体化されている。
左上部材112は、その前端部に貫通孔113を有すると共に、その後端部に接続部114を有する。接続部114がクロスメンバ10の前端部分に対して典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されることにより、左上部材112は、クロスメンバ10と一体化されている。
左下部材118は、左上部材112の前端部に下方で対向する前端部、及び後アッパメンバ150の後端部に下方で対向する後端部を有し、クロスメンバ10に対しては、その下方をそれに接しながら前後方向に延在している。左下部材118は、その前端部に貫通孔119を有すると共に、貫通孔119から後方に向かって順に、溶接孔120、並びに貫通孔121、122、123及び124を有する。貫通孔119は、左上部材112の貫通孔113の下方で対向し、貫通孔113及び貫通孔119に対応して、左サイドメンバ110の内部に、典型的には金属製の筒状部材であって図示を省略するカラー部材が固設されている。溶接孔120は、その孔周縁がクロスメンバ10の下部に溶接されるための孔部であり、このように孔周縁が溶接されることにより、左下部材118は、クロスメンバ10と一体化されている。なお、左下部材118は、1枚の板部材で構成しているが、必要に応じて、前後方向の途中で分割した複数の板部材で構成してもよい。
左サイドメンバ110の右側でそれと幅方向で対向して配設される右サイドメンバ130に関連する構成は、左サイドメンバ110に関連する構成に対して、y−z平面と平行な平面であって車体の幅方向の中央を前後方向に走る中央線を通る平面に対して、左右対称なものであるため、その詳細な説明は省略するが、左サイドメンバ110の左上部材112、貫通孔113、接続部114、左下部材118、貫通孔119、溶接孔120、並びに貫通孔121、122、123及び124に対応して、右上部材132、貫通孔133、接続部134、右下部材138、貫通孔139、溶接孔140、並びに貫通孔141、142、143及び144を有する。
後アッパメンバ150は、幅方向に延在するその前端部が上下方向でクロスメンバ10の上後端部に重なり、前後方向に各々延在するその左右の端部が上下方向で左サイドメンバ110の上左端部及び右サイドメンバ130の上右端部に対応して重なる板部材である。このように後アッパメンバ150の重なる部分が典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されることにより、後アッパメンバ150は、クロスメンバ10、並びに左サイドメンバ110及び右サイドメンバ130と一体化されている。また、後アッパメンバ150は、幅方向に延在するその後端部が後ロアメンバ180に典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されている。
後アッパメンバ150は、幅方向に延在するその前端部において、梁形状部152を有する。梁形状部152は、基本的に上方に凸の形状を呈しながら、クロスメンバ10に隣接しながらそれに並置されて幅方向に延在する形状部であり、梁形状部152の上には、左取付部材60における左連結部材62の取付座部66を有する部分、及び右取付部材80における右連結部材82の取付座部86を有する部分が配置される。左連結部材62及び右連結部材82のこれらの部分における裾部72の一部及び裾部92の一部が梁形状部152に典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されることにより、左取付部材60及び右取付部材80は、後アッパメンバ150とも一体化されている。かかる取付座部66の貫通孔67及び取付座部86の貫通孔87に対応して、梁形状部152には、貫通孔155及び156が設けられ、かつ、取付座部66のカラー部材68及び取付座部86のカラー部材88が固設される。梁形状部152は、クロスメンバ10における横上部材12の張出部20及び横下部材32の張出部40に対応した部位で、下方に陥設した陥設部154を有しながら、これらの張出部20及び張出部40に接続して溶接されている。梁形状部152には、マウントブラケット22の一対の裾部28の後側部分が典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されることにより、マウントブラケット22は、後アッパメンバ150とも一体化されている。
後アッパメンバ150は、更に、梁形状部152の左右の端部に貫通孔157及び158を有すると共に、貫通孔157及び158の後方に対応して貫通孔159及び160を設ける。貫通孔157及び159の間、並びに貫通孔158及び160の間には、後アッパメンバ150の一部を下方に陥設して形成されると共に図示を省略するスタビライザバーを幅方向に挿通自在な溝部162及び164が対応して設けられている。後アッパメンバ150は、また更に、貫通孔159の後方に、貫通孔165、166を有すると共に、貫通孔160の後方に、貫通孔167、168を有する。左側の貫通孔157、159、165及び166は、左サイドメンバ110の左下部材118の貫通孔121、122、123及び124に対応して設けられ、これらの貫通孔には対応して典型的には金属製の筒状部材であってカラー部材が配されるが、貫通孔166に対して配されたカラー部材169以外のものは、図示を省略している。同様に、右側の貫通孔158、160、167及び168は、右サイドメンバ130の右下部材138の貫通孔141、142、143及び144に対応して設けられ、これらの貫通孔には対応して典型的には金属製の筒状部材であってカラー部材が配されるが、貫通孔168に対して配されたカラー部材170以外のものは、図示を省略している。
後アッパメンバ150の下方でそれと対向する後ロアメンバ180は、幅方向に延在するその前端部が上下方向でクロスメンバ10の下後端部に重なり、前後方向に各々延在するその左右の端部が上下方向で左サイドメンバ110の下右端部及び右サイドメンバ130の下左端部に対応して重なる板部材である。このように後ロアメンバ180の重なる部分が典型的にはアーク溶接等で対応して溶接されることにより、後ロアメンバ180は、クロスメンバ10、並びに左サイドメンバ110及び右サイドメンバ130と一体化されている。また、後ロアメンバ180は、幅方向に延在するその後端部が後アッパメンバ150の後端部に典型的にはアーク溶接等で溶接されており、これにより、後ロアメンバ180は、後アッパメンバ150と一体化されている。また、クロスメンバ10、左サイドメンバ110の左下部材118、右サイドメンバ130の右下部材138、後アッパメンバ150、及び後ロアメンバ180で囲まれる部分は、孔等が形成されてはいるが実用上の閉断面を画成することになる。
後ロアメンバ180は、後アッパメンバ150の貫通孔155及び156を、後ロアメンバ180を介して露出させるように対応して設けられた貫通孔181及び182を有する。また、後アッパメンバ150及び後ロアメンバ180は、サブフレーム1に所要の骨格部を画成するように、対応して窄孔された貫通孔HL及びHRを有する。但し、後ロアメンバ180が省略される場合には、後アッパメンバ150のみを窄孔して貫通孔HL及びHRを設ければよい。
以上の構成において、サブフレーム1が車体に装着される各種部位の内、左前の第1車体取付部A1としては、左サイドメンバ110の左上部材112に設けられた貫通孔113、左サイドメンバ110の左下部材118に設けられた貫通孔119、及びこれらに対応して設けられて図示を省略するカラー部材が相当し、右前の第2車体取付部A2としては、右サイドメンバ130の右上部材132に設けられた貫通孔133、右サイドメンバ130の右下部材138に設けられた貫通孔139、及びこれらに対応して設けられて図示を省略するカラー部材が相当し、左中の第3車体取付部A3としては、左取付部材60の左固定部材76に設けられた貫通孔78が相当し、右中の第4車体取付部A4としては、右取付部材80の右固定部材96に設けられた貫通孔98が相当し、左後ろの第5車体取付部A5としては、左サイドメンバ110の左下部材118に設けられた貫通孔124、後アッパメンバ150に設けられた貫通孔166、及びこれらに対応して設けられたカラー部材169が相当し、並びに右後ろの第6車体取付部A6としては、右サイドメンバ130の右下部材138に設けられた貫通孔144、後アッパメンバ150に設けられた貫通孔168、及びこれらに対応して設けられたカラー部材170が相当する。なお、これらの部位は、いずれも典型的にはボルト等の締結部材を用いる締結用の部位である。また、これらの部位としては、サブフレームマウント部材を介在させないリジット構造を採用した例を想定しているが、サブフレームマウント部材を介在させたフローティング構造を採用するものであってもかまわない。
また、サブフレーム1がサスペンションアームの内側ピボット部を各々支持する各種部位の内、左前の第1支持部S1としては、クロスメンバ10において貫通孔47、ナット48及び貫通孔49を有する左開口端部46が相当し、右前の第2支持部S2としては、クロスメンバ10において貫通孔51、ナット52及び貫通孔53を有する右開口端部50が相当し、左後ろの第3支持部S3としては、左サイドメンバ110の左下部材118に設けられた貫通孔123、後アッパメンバ150に設けられた貫通孔165、及びこれらに対応して設けられて図示を省略するカラー部材が相当し、並びに右後ろの第4支持部S4としては、右サイドメンバ130の右下部材138に設けられた貫通孔143、後アッパメンバ150に設けられた貫通孔167、及びこれらに対応して設けられて図示を省略するカラー部材が相当する。なお、これらの部位は、いずれも典型的にはボルト等の締結部材を用いる締結用の部位である。また、これらの部位に適用されるサスペンションアームとして、L型ロアアームを採用する例を想定しているが、A型ロアアームや2本のI型ロアアームを採用するものであってもかまわない。また、左前の第1支持部S1及び右前の第2支持部S2では、図示を省略するインシュレータブッシュ部材の内筒が各々締結される例を想定し、左後ろの第3支持部S3及び右後ろの第4支持部S4では、いずれも図示を省略するが、ブラケットが各々締結されて、かかるブラケットにインシュレータブッシュ部材が装着される例を想定している。
また、サブフレーム1が各種の外力印加部品を装着する各種取付部の内、ステアリングギヤボックス左取付部A7としては、左取付部材60の左連結部材62に設けられた取付座部66及び貫通孔67、後アッパメンバ150に設けられた貫通孔155、並びにこれらに対応して設けられたカラー部材68が相当し、ステアリングギヤボックス右取付部A8としては、右取付部材80の右連結部材82に設けられた取付座部86及び貫通孔87、後アッパメンバ150に設けられた貫通孔156、並びにこれらに対応して設けられたカラー部材88が相当し、トルクロッド取付部A9としては、クロスメンバ10の横上部材12に設けられた張出部20及び貫通孔21、クロスメンバ10の横下部材32に設けられた張出部40及び貫通孔45、並びにマウントブラケット22に設けられた貫通孔25及びナット26が相当し、スタビライザ左取付部A10としては、左サイドメンバ110の左下部材118に設けられた貫通孔121及び122、後アッパメンバ150に設けられた貫通孔157及び159、並びにこれらに対応して設けられて図示を省略するカラー部材が相当し、スタビライザ右取付部A11としては、右サイドメンバ130の右下部材138に設けられた貫通孔141及び142、後アッパメンバ150に設けられた貫通孔158及び160、並びにこれらに対応して設けられて図示を省略するカラー部材が相当する。なお、これらの部位は、いずれも典型的にはボルト等の締結部材を用いる締結用の部位である。また、ステアリングギヤボックス左取付部A7及びステアリングギヤボックス右取付部A8では、ステアリングギヤボックス本体の左右の取付座が対応して締結される例を想定し、トルクロッド取付部A9では、エンジン・トランスミッション系のマウント部材の内筒が締結される例を想定し、並びにスタビライザ左取付部A10及びスタビライザ右取付部A11では、いずれも図示を省略するが、ブラケットが各々締結されて、かかるブラケットにブッシュ部材を介してスタビライザバーが装着される例を想定している。
以上の本実施形態におけるサブフレーム1においては、車体の前後方向に延在しながら車体の幅方向で互いに対向して配設される一対のサイドメンバ110、130と、閉断面を幅方向に連続して画成しながら幅方向に延在して配設されると共に、一対のサイドメンバ110、130を連結するクロスメンバ10と、を備え、クロスメンバ10が、その幅方向の両外端部で閉断面が各々開口した一対の開口端部46、50を画成すると共に、一対の開口端部46、50に対応して一対のサスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部S1、S2を構成するものであるため、一対のサスペンションアームをクロスメンバ10の一対の開口端部46、50で対応して簡便かつ確実に支持することができると共に、各々のサスペンションアームから印加される幅方向の荷重入力を、クロスメンバ10の連続した縦断面で確実に受けることができ、連続した縦断面を有するクロスメンバの強度や剛性が増大されることと相まって、かかるサスペンションアームの支持強度や支持剛性を増大することができる。
また、本実施形態におけるサブフレーム1においては、クロスメンバ10が、上部材12と、上部材12に対して車体の下方に配設される下部材32と、を備え、下部材32が、前後方向で互いに対向する前縦壁部36と後縦壁部38とを有し、一対のサスペンション支持部S1、S2が、一対の開口端部46、50における前縦壁部36と後縦壁部38との間で一対のサスペンションアームの取付部を支持するものであるため一対のサスペンションアームを簡便かつ確実に支持することができると共に、上部材12の板厚や材質とは独立して、下部材32の板厚や材質を設定することができ、重量やコストを不要に増加させない態様で、かかるサスペンションアームの支持強度や支持剛性を増大することができる。
また、本実施形態におけるサブフレーム1においては、クロスメンバ10の両外端部の側において、上部材12から車体の上方に突設される一対の車体取付部材60、80を更に備えるものであるため、クロスメンバ10と一対の車体取付部材60、80とを接続することができ、一対の車体取付部材60、80の支持強度や支持剛性を増大しながら、一対のサスペンションアームの支持強度や支持剛性をより増大することができると共に、かかるサスペンションアームの支持精度を向上することができる。
また、本実施形態におけるサブフレーム1においては、一対の車体取付部材60、80の幅方向の内端部に、車両のステアリングギヤボックスが取付られる一対のステアリングギヤボックス取付部66、86が設定されるものであるため、一対のステアリングギヤボックス取付部66、86に装着されてこれらの間を連結するステアリングギヤボックスの支持強度や支持剛性をより増大することができると共に、かかるステアリングギヤボックスの有する強度や剛性を、クロスメンバ10の強度や剛性に付加することができ、一対のサスペンションアームの支持強度や支持剛性をより増大することができる。
また、本実施形態におけるサブフレーム1においては、一対のサイドメンバ110、130及びクロスメンバ10に連結されると共にクロスメンバ10の車体の後方に配設されるリア部材150に、クロスメンバ10に隣接並置されながら幅方向に延在する梁形状部152が設けられ、一対のステアリングギヤボックス取付部66、86が、梁形状部152に設定されるものであるため、ステアリングギヤボックスの支持強度や支持剛性をより増大することができると共に、一対のサスペンションアームの支持強度や支持剛性をより増大することができる。
また、本実施形態におけるサブフレーム1においては、上部材12が、車体の後方に向かって張り出す張出部20を有し、下部材32が、前縦壁部36と後縦壁部38とを接続する底壁部34を有し、底壁部34が、張出部20に対応した幅方向の部位に上方に向かって凹となるように陥設された凹部42を有するものであるため、かかる張出部20を有する上部材12の部分に、車両のエンジン・ミッション系を連結するトルクロッドを高いレイアウト自由度で装着することができると共に、底壁部34に設けられた凹部42を、張出部20を有する上部材12の部分に接合することができ、トルクロッドを装着する部分におけるクロスメンバ10の強度や剛性を増大することができる。
なお、本発明は、部材の種類、形状、配置、個数などは前述の実施形態に限定されるものではなく、その構成要素を同等の作用効果を奏するものに適宜置換する等、発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることはもちろんである。
以上のように、本発明においては、簡便な構成で、必要な生産性を維持しながら、サスペンションアームの支持強度や支持剛性を増大することができる車両用サブフレームを提供することができるものであるため、その汎用普遍的な性格から広範に車両等の移動体のサブフレームの分野に適用され得るものと期待される。
1…サブフレーム
10…クロスメンバ
12…横上部材
14…上壁部
16…前縦壁部
18…後縦壁部
20…張出部
21…貫通孔
22…マウントブラケット
24…頂部
25…貫通孔
26…ナット
28…裾部
32…横下部材
34…底壁部
36…前縦壁部
38…後縦壁部
40…張出部
42…凹部
44…奥部
45…貫通孔
46…左開口端部
47…貫通孔
48…ナット
49…貫通孔
50…右開口端部
51…貫通孔
52…ナット
53…貫通孔
60…左取付部材
62…左連結部材
64…左外部材
66…ステアリングギヤボックス取付部
66…取付座部
67…貫通孔
68…カラー部材
70…突出部
72…裾部
74…左ブラケット
76…左固定部材
77…ボルト
78…貫通孔
80…右取付部材
82…右連結部材
84…右外部材
86…取付座部
87…貫通孔
88…カラー部材
90…突出部
92…右外部材
92…裾部
94…右ブラケット
96…右固定部材
97…ボルト
98…貫通孔
110…サイドメンバ
110…左サイドメンバ
112…左上部材
113…貫通孔
114…接続部
118…左下部材
119…貫通孔
120…溶接孔
121、122、123、124…貫通孔
130…右サイドメンバ
132…右上部材
133…貫通孔
134…接続部
138…右下部材
139…貫通孔
140…溶接孔
141、142、143、144…貫通孔
150…後アッパメンバ
152…梁形状部
154…陥設部
155、156、157、158、159、160…貫通孔
162、164…溝部
165、166、167、168…貫通孔
169、170…カラー部材、
180…後ロアメンバ
181、182…貫通孔
HL、HR…貫通孔
A1…第1車体取付部
A2…第2車体取付部
A3…第3車体取付部
A4…第4車体取付部
A5…第5車体取付部
A6…第6車体取付部
A7…ステアリングギヤボックス左取付部
A8…ステアリングギヤボックス右取付部
A9…トルクロッド取付部
A10…スタビライザ左取付部
A11…スタビライザ右取付部
S1…第1支持部
S2…第2支持部
S3…第3支持部
S4…第4支持部

Claims (5)

  1. 車体に装着される車両用サブフレームであって、
    前記車体の前後方向に延在しながら前記車体の幅方向で互いに対向して配設される一対のサイドメンバと、
    閉断面を前記幅方向に連続して画成しながら前記幅方向に延在して配設されると共に、前記一対のサイドメンバを連結するクロスメンバと、
    を備え、
    前記クロスメンバは、その前記幅方向の両外端部で前記閉断面が各々開口した一対の開口端部を有すると共に、前記一対の開口端部に対応して一対のサスペンションアームを支持するサスペンションアーム支持部を構成し、
    前記クロスメンバは、上壁部を有する上部材と、前記上部材に対して前記車体の下方に配設されると共に、前記上壁部に対向する底壁部を有する下部材と、を備え、
    前記下部材は、前記前後方向で互いに対向すると共に前記底壁部で接続される前縦壁部及び後縦壁部を更に有し、
    前記上壁部は、前記幅方向における前記上部材の全長にわたって設けられると共に、前記底壁部、前記前縦壁部及び前記後縦壁部は、前記幅方向における前記下部材の全長にわたって設けられており、
    前記サスペンションアーム支持部は、前記クロスメンバにおけるその前記幅方向の前記両外端部で、前記クロスメンバの前記上壁部、前記底壁部、前記前縦壁部及び前記後縦壁部により囲われた前記一対の開口端部における前記前縦壁部と前記後縦壁部との間で、前記一対のサスペンションアームの取付部を支持する車両用サブフレーム。
  2. 前記クロスメンバの前記両外端部の側において、前記上部材から前記車体の上方に向かって突設される一対の車体取付部材を更に備える請求項に記載の車両用サブフレーム。
  3. 前記一対の車体取付部材の前記幅方向の内端部の側に、前記車両のステアリングギヤボックスが取付られる一対のステアリングギヤボックス取付部が対応して設定される請求項に記載の車両用サブフレーム。
  4. 更に、前記一対のサイドメンバ及び前記クロスメンバに連結されると共に前記クロスメンバの前記車体の後方に配設されるリア部材を備え、
    前記リア部材は、前記幅方向に延在する梁形状部を、前記クロスメンバに隣接並置する態様で有し、前記一対のステアリングギヤボックス取付部は、前記梁形状部に設定される請求項に記載の車両用サブフレーム。
  5. 前記上部材は、前記車体の後方に向かって張り出す張出部を有し、前記下部材は、前縦壁部と後縦壁部とを接続する底壁部を有し、前記底壁部は、前記張出部に対応した前記幅方向の部位に前記車体の上方に向かって凹となるように陥設された凹部を有する請求項からのいずれかに記載の車両用サブフレーム。
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