JP6785343B2 - シートベルトの設置システム - Google Patents

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本発明は、シートベルトの設置システム、特に、車両衝突時にシートベルトにより着座者の移動を抑制するシートベルトの設置システムに関する。
車両には、乗員の安全確保のためシートベルトが取り付けられている。これまで、着座者の保護をより高めるための種々のシートベルトが提案されている(例えば、特許文献1、2等)。
図5は、シートベルトの作用を説明する模式図である。着座者Mの一方の側方位置に、シートベルト14の先端を固定するベルト固定部17(係止部C)と、ベルトの後端が巻き取れられており着座者Mの体形等に応じてシートベルト14を引出し可能で車両衝突時の衝撃に応じてシートベルトを引き込みロック可能なリトラクタ12(係止部A)が設けられている。図内で数字に続く括弧内の英字は係止部の名称を表している。着座者のMの他方の側方位置に、シートベルト14の途中位置に移動可能に設けられたタングプレート19と、このタングプレート19が挿入固定されるバックル20を有する。タングプレート19とバックル20で結合部材Xを構成する。バックル20は、支持部材22により車体又はシート構成部(図示していない)に結合されている。タングプレート19をバックル20に挿入固定した場合、シートベルト14に印加される引っ張り力は、支持部材22の取付け部16で受けることになるので、支持部材22の車体又はシート構成部のへの取付け部16が係止部Bを構成する。
リトラクタ12の上部位置には、ショルダーアンカー21が設けられている。したがって、シートベルト14は一端がベルト固定部17に固定されており、他端はタングプレート19、ショルダーアンカー21を通り、リトラクタ12に巻き取られている。タングプレート19とベルト固定部17の間で、着座者Mの腰部を保護するラップストラップ14−1を形成し、タングプレート19とショルダーアンカー21の間で、着座者Mの肩部及び胸部を斜めの保護するショルダーストラップ14−2を形成している。
通常時には、リトラクタ12からシートベルト14の引き出しが可能であり、タングプレート19及びショルダーアンカー21においては、シートベルト14はそれぞれのスリップリング(図示していない)を通して自由に摺動移動可能であるので、着座者Mはシートベルト14で移動が抑制されない。
車両衝突時には、リトラクタ12がシートベルト14を引き込みロックするので、シートベルト14は、係止部Bの支持部材の取付け部16と係止部Cのベルト固定部17を基点に、ラップストラップ14−1が着座者Mの腰部の移動を抑制する。そして、係止部Bの支持部材の取付け部16と係止部Aのリトラクタ12を基点に、ショルダーストラップ14−2が着座者Mの肩部及び胸部の移動を抑制する。
車両衝突時に着座者Mの移動方向Fは、係止部Bと係止部Cを結ぶ直線及び係止部Bと係止部Aを結ぶ直線と略直角で交わるので、着座者Mの移動が効果的に抑制される。
特開2007−196881号公報 特開平5−254395号公報
上述のシートベルト14では、車両衝突時には前述のように、着座者の移動方向Fが係止部Bと係止部Cを結ぶ直線及び係止部Bと係止部Aを結ぶ直線と略直角で交わるので、着座者Mの移動を効果的に抑えることが可能である。しかし、車両の斜め前突の場合は、着座者Mには前方向へ移動する力と横方向に移動する力が掛かり、着座者Mは斜め前方向に移動する。この場合、シートベルト14は、係止部Bと係止部C及び係止部Bと係止部Aを基点とすると、着座者の横方向に移動する力に対しては殆ど作用しない。すなわち、横方向への規制力に改良の余地があった。したがって、着座者は斜め前方向へ移動し、移動方向側の腰部がシートのサイドサポート等と干渉し、寛骨臼の障害等が発生していた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、車両衝突時における着座者の斜め前方向への移動を効果的に抑制するシートベルトの配置システムを提供することにある。
上記目的達成のため請求項1に係るシートベルトの配置システムは、着座者の移動を抑制するシートベルトと、前記着座者の一方側に設置され前記シートベルトを係止し車両衝突時の衝撃に応じて前記シートベルトを引き込みロックする機能を有する係止部Aと、前記着座者の一方側に設置され前記シートベルトを係止し前記シートベルトの先端を固定する機能を有する係止部Cと、前記着座者の他方側に設置され前記シートベルトの途中位置を結合部材を介して係止し前記結合部材を支持・固定する機能を有する係止部Bと、衝突発生時に前記係止部Aにて前記シートベルトの引き込みロックを制御する制御部と、を有するシートベルトの設置システムにおいて、前記係止部Bよりも後方位置でかつ前記着座者方向に変位した位置に設けられた付加係止部と、該付加係止部に基端が引込み可能に係止され、先端が前記シートベルトの前記係止部B寄り位置に結合固定された付加ベルトと、を有し、前記制御部は、衝突発生時に前記付加係止部にて前記付加ベルトを引込み動作させる制御を行うことを特徴とする。
この構成によれば、車両衝突時には、新たに設けられた付加係止部と、係止部Bとの間で付加ベルト及びシートベルトの引付け動作が行われる。したがって、付加係止部及び付加ベルトによって、ベルトの締付けの基点が変更され、すなわち左右の係止部間でのシートベルトの引込み方向とは異なる方向での着座者の保護が可能となる。これにより、着座者が衝突時に斜めに移動することへの保護を適切に行うことができる。

請求項2に記載のシートベルトの設置システムは、請求項1に記載のシートベルト設置システムにおいて、前記付加係止部が、車両床面に配置されていることを特徴とする。この構成により、付加係止部の設置は容易であり、また、付加ベルトの引込みの基点は車両床面となることから付加ベルトの引込み動作がより効果的となる付加係止部の設置場所の選択範囲が広がる。
請求項3に記載のシートベルトの設置システムは、請求項1に記載のシートベルトの設置システムにおいて、前記付加係止部が、シートに配置されていることを特徴とする。この構成により付加係止部は車両空間を狭めることなく、シートに設置することができる。また、付加ベルトの引込み基点がより着座者に近くなることから、より効果的に着座者の移動を抑制することが可能である。
請求項4に記載のシートベルトの設置システムは、請求項3に記載のシートベルトの設置システムにおいて、前記付加係止部が、シートバックに配置されていることを特徴とする。この構成により、付加係止部は車両空間を狭めることなく、シートバックに配置することができる。また、付加ベルトの引込み基点がより着座者に近くなることから、より効果的に着座者の移動を抑制することが可能である。
請求項5に記載のシートベルトの設置システムは、請求項1から4の何れか1項に記載のシートベルトの設置システムにおいて、前記付加ベルトが、シートバックとシートクッションとの隙間に通されることを特徴とする。
この構成により、車両の緊急時に付加ベルトは付加係止部に瞬時に引き込まれるが、その動作の支障にならない。
本発明のシートベルトの設置システムによれば、シートベルトを引込み動作可能な新たな付加係止部を追加設置することで、車両衝突時における着座者の斜め又は横方向への動きをより的確に規制することができる。これにより、着座者が車両の構造物、例えばサイドサポート等に横方向の動きによって干渉することを有効に回避することが可能となり、車両衝突時における着座者の保護性能をより向上させることができる。
本発明のシートベルトの設置システムの基本動作概念図である。 本発明のシートベルトの設置システムの実施の形態に係る概略構成図を示す。 図2のシートベルトの設置システムに係り、車両衝突時にバックルが回動した様子を示す概略構成図である。 図1のシートベルトの設置システムに係り、車両衝突時にバックルが回動した時の、バックルの拡大説明図である。 車輛衝突時に着座者の移動を抑制する原理を説明する模式図である。
本発明のシートベルトの設置システムの実施の形態を説明する前に、基本動作の概念について図1を用いて説明する。例として右ハンドル車の運転席(前席の右側座席)が示されている。
シートベルトの配置システムは、ベルトの先端を固定する係止部Cと、ベルトの後端が巻き取れられており着座者Mの体形等に応じてシートベルトを引き出し可能で車両衝突時の衝撃に応じてシートベルトを引き込みロック可能な係止部Aとを有する。シートベルトの途中位置は、係止部A、Cと左右反対側に設けられた結合部材Xに係止され、肩部及び胸部を斜めに保護するショルダーストラップ14−2と、腰部を保護するラップストラップ14−1とを形成する。結合部材Xは、係止部A、Cと左右反対側の係止部B寄り位置に設けられている。したがって、シートベルト14は、通常矢印102、103で示したように繰り出すことが可能である。
ここまでは従来のシートベルト構造と同じであり、車両衝突時には係止部Bと係止部C、及び係止部Bと係止部Aを基点としてシートベルト14により着座者Mの移動が抑制される。
本願発明の特徴は、シートベルト14の左右何れかの係止部よりも、後方位置でかつ着座者Mの方向に変位した位置に付加係止部Dが設けられていること、更に、付加係止部Dに基端が引込み可能に係止され、先端が係止部B寄り位置の結合部材Xに結合固定された付加ベルト24が設けられていることにある。
通常時には、付加ベルト24は付加係止部26に引き込まれておらず、緩んだ状態にあり、シートベルト14の通常の繰り出し等には何ら支障はない。車両衝突時には、制御部(図示していない)が付加係止部Dにて付加ベルト24を引込み動作させる制御を行う。
したがって、車両衝突時には、シートベルト14は、矢印100、101で示す方向に引き動作され、新たに設けられた付加係止部Dと係止部C、及び付加係止部Dと係止部Aとの間で付加ベルト24及びシートベルト14の引付け動作が行われる。すなわち、付加係止部D及び付加ベルト24によって、べルトの締付けの基点が変更されることとなり、左右の係止部間でのシートベルト14の引込み方向とは異なる新たな方向での着座者Mの保護が可能となる。これにより、着座者Mが衝突時に斜めに移動することへの保護を適切に行うことが可能となっている。
なお、着座者Mの衝突時の動きは、係止部Bと係止部C、及び係止部Bと係止部Cを基点としても規制されるので、着座者の斜め方向への的確な動き規制だけでなく、前方への動きの規制も十分図られている。
図2は、本発明のシートベルトの設置システムの実施の形態に係る概略構成図である。図1と同様に、例として右ハンドル車の運転席(前席の右側座席)が示されており、左前方からの斜め衝突を想定している。
着座者Mの一方の側方位置に、シートベルト14の先端を固定するベルト固定部12(係止部C)と、ベルトの後端が巻き取れられており着座者Mの体形等に応じてシートベルト14を引き出し可能で車両衝突時の衝撃に応じてシートベルトを引き込みロック可能なリトラクタ12(係止部A)が設けられている。着座者のMの他方の側方位置に、シートベルト14の途中位置に移動可能に設けられたタングプレート19と、このタングプレート19が挿入固定されるバックル20を有する。バックル20は、支持部材22によりシート構成部に取り付け支持されており、支持部材22のシート構成部への取付け部16が係止部Bを構成している。
リトラクタ12の上部位置には、ショルダーアンカー21が設けられている。したがって、シートベルト14は一端がベルト固定部17に固定され、他端はタングプレート19、ショルダーアンカー21を通り、リトラクタ12に巻き取られている。タングプレート19とベルト固定部17の間で、着座者Mの腰部を保護するラップストラップ14−1が形成され、タングプレート19とショルダーアンカー21の間で、着座者Mの肩部及び胸部を斜めに保護するショルダーストラップ14−2が形成される。
本実施の形態では、付加ベルト24は、結合部材であるバックル20に結合されており、バックル20を介して付加ベルト24の付加係止部26による引込み力をシートベルト14に伝達する構成になっている。付加係止部26は通常のリトラクタを用いており、緊急時に制御部(図示していない)により引込み動作が行われる。通常の運転状態においては、付加ベルト24は付加係止部26には引き込まれずに緩んだ状態になっている。
付加ベルト24は、本実施の形態ではシートクッション28とシートバック(図示していない)との隙間に通されており、緊急時に付加ベルト24は付加係止部26に瞬時に引き込まれるが、その動作の支障にならないように構成されている。
制御部(図示していない)は、車両の衝突を検知する検知器(図示していない)により衝突を検知した時に、リトラクタ12によりシートベルト14を引き込みロックすると同時に、付加ベルト24を付加係止部26に引き込み、更に、後述するように複数の部材にて構成されたバックル20が回動や分離する構成を取っている。
図3は、図2のシーベルト構造に係り、車両衝突時に、付加ベルト24が付加係止部26に引き込まれ、バックル20を構成する部材が回動した様子を示す概略構成図である。図4は、そのバックル20の拡大説明図である。図3では、簡略化のため着座者は示していないが、この状態においては、シートベルト14と付加ベルト24は引っ張られた状態で着座者に密着している。
バックル20は、回動部である第1バックル構成部材20aと、基体部である第2バックル構成部材20bとを有して構成され、第1バックル構成部材20aの一方の端部と第2バックル構成部材20bの一方の端部は、軸部20cにより軸着され回動可能になっている。第1バックル構成部材20aの一方の端部(軸着側端部)にシートベルト14の途中位置を係止するためのタングプレート19を挿入する挿入口20dが設けられており、この挿入口20dにタングプレート19の先端結合部19aが挿入され、タングプレート19が固定される。第1バックル構成部材20aの他方の端部(揺動側端部)に、付加ベルト24の先端が固定されている。また、タングプレート19には、シートベルト14の途中位置が摺動できるように、スリップリング19bが形成されている。更に、第2バックル構成部材20bの他方の端部には、支持部材22が取り付けられている。
車両衝突時に、付加ベルト24が付加係止部26に引き込まれる時、この引込み力によって付加ベルト24が結合固定された第1バックル構成部材20aが第2バックル構成部材20bに対して回動する。これにより、付加係止部26による付加ベルト24の引込み方向がより着座者寄りに変位する。すなわち、第1バックル構成部材20aの第2バックル構成部材20bに対しする回動により、付加ベルト24の引込み方向が着座者により近くなる。これにより、付加係止部26のシートベルト14の引付け動作を効果的に行うことができ、着座者の移動を効果的に抑制することができる。
また、本実施の形態では、バックル20は回動するが、第1バックル構成部材20aと第2バックル構成部材20bが分離しない状態が保たれているので、着座者の衝突時の動きは、新たな基点、すなわち付加係止部26とベルト固定部17、及び付加係止部26とリトラクタ12を基準とする規制だけでなく、ベルト固定部17と支持部材の取付け部16、及び支持部材の取付け部16とリトラクタ12によっても規制され、着座者の斜め方向への的確な動き規制だけでなく、前方への動きの規制も十分図られている。
本発明の他の実施の形態として(図示していないが)、車両衝突時に付加ベルト24が付加係止部26に引き込まれる時、この引込み力によってバックル20を完全に2つに分離する構成とすることも可能である。この場合、図3や図4に示したように、バックル20が2つのバックル構成部材、すなわち基体部と分離部を有する構成とされ、分離部の一方の端部にシートベルト14の途中位置が係止され、付加ベルト24の先端は、分離部の他方の端部に結合される。基体部は支持部材で支持され支持部材は車両又はシート構成部に取り付けられる。
車両衝突時に、付加ベルト24が付加係止部26に所定の力以上で引き込まれる時、この引込み力によって、基体部と分離部の2つのバックル構成部材が分離状態となる。このような構成は、例えば弾性を有する爪部材等を用いて基体部と分離部とが嵌め込み固定されるような構成を用いることができる。
車両衝突時には、2つのバックル構成部材が完全に2つに分離するので、付加係止部26により引き込まれる付加ベルト24の位置がより着座者寄りに変位することとなる。すなわち、基体部からの分離部の分離動作によって、付加ベルト24は着座者にほぼ接触する程度に近寄る。これにより付加係止部26による付加ベルト24の引込み動作及びシートベルト14の引き込みによる着座者の締付け方向の変更はより効果的なものとなり、着座者の移動をより効果的に抑制することができる。
上記の実施の形態では、右ハンドル車の運転席を想定し、ベルト固定部17、リトラクタ12、ショルダーアンカー21が右側方、タングプレート19、バックル20、支持部材22が左側方に配置され、付加係止部26は例えば運転者の後方に設置した。左ハンドル車の運転席の場合には、ベルト固定部17、リトラクタ12、ショルダーアンカー21が左側方、タングプレート19、バックル20、支持部材22が右側方に配置され、付加係止部26は例えば運転者の後方に設置される。これによって、車両衝突時に着座者の移動を的確に抑制することが可能である。
なお、上記実施の形態では、運転席についてのみ説明したが、助手席に対しても適用可能であり、右ハンドル車の場合、助手席の着座者は車両の衝突により、運転席との間にある車両構造物(サイドサポードなど)と干渉する恐れがある。これに対しては、助手席着座者の左側方にベルト固定部、リトラクタ、ショルダーアンカーが、右側方にタングプレート、バックル、支持部材が配置され、付加係止部は例えばそれらの左右方向の中間位置で且つ助手席着座者の身体より後方に設置される。
本実施の形態によれば、シートベルト14に結合固定された付加ベルト24を引込み可能な新たな付加係止部26を追加設置することで、車両衝突時における着座者の斜め又は横方向への動きをより的確に規制することができる。これにより、着座者が車両の構造物、例えばサイドサポート等に横方向の動きによって干渉することを有効に回避することが可能となり、車両衝突時における着座者の保護性能をより向上させることができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に示した範囲に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々の変更が可能である。例えば、付加係止部26はリトラクタにより構成したが、プリテンショナ、モータリトラクタ等を用いて構成しても良い。更に、付加係止部26はシートクッション28の下部後方で車両の床部に設置したが、シート構成部に設置しても良い。また、付加ベルト24は、シートクッション28とシートバックとの隙間を通したが、シートクッション28に別途ガイド部を設け、このガイド部に沿って移動するようにしても良い。
10 シートベルトの設置システム
12 リトラクタ(係止部A)
14 シートベルト
16 支持部材の取り付け部(係止部B)
17 ベルト固定部(係止部C)
19 タングプレート
20 バックル
20a 第1バックル構成部材(回動部)
20b 第2バックル構成部材(基体部)
20c 軸部
21 ショルダーアンカー
22 支持部材
24 付加ベルト
26 付加係止部(係止部D)
28 シートクッション
M 着座者

Claims (5)

  1. 着座者の移動を抑制するシートベルトと、前記着座者の一方側に設置され前記シートベルトを係止し車両衝突時の衝撃に応じて前記シートベルトを引き込みロックする機能を有する係止部Aと、前記着座者の一方側に設置され前記シートベルトを係止し前記シートベルトの先端を固定する機能を有する係止部Cと、前記着座者の他方側に設置され前記シートベルトの途中位置を結合部材を介して係止し前記結合部材を支持・固定する機能を有する係止部Bと、衝突発生時に前記係止部Aにて前記シートベルトの引き込みロックを制御する制御部と、を有するシートベルトの設置システムにおいて、
    前記係止部Bよりも後方位置でかつ前記着座者方向に変位した位置に設けられた付加係止部と、
    該付加係止部に基端が引込み可能に係止され、先端が前記シートベルトの前記係止部B寄り位置に結合固定された付加ベルトと、を有し、
    前記制御部は、衝突発生時に前記付加係止部にて前記付加ベルトを引込み動作させる制御を行うことを特徴とするシートベルトの配置システム。
  2. 前記付加係止部が、車両床面に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシートベルトの設置システム。
  3. 前記付加係止部が、シートに配置されていることを特徴とする請求項1に記載のシートベルトの設置システム。
  4. 前記付加係止部が、シートバックに配置されていることを特徴とする請求項3に記載のシートベルトの設置システム。
  5. 前記付加ベルトが、シートバックとシートクッションとの隙間に通されることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のシートベルトの配置システム。
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