JP6785035B2 - レジストパターン形成方法 - Google Patents

レジストパターン形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6785035B2
JP6785035B2 JP2015167116A JP2015167116A JP6785035B2 JP 6785035 B2 JP6785035 B2 JP 6785035B2 JP 2015167116 A JP2015167116 A JP 2015167116A JP 2015167116 A JP2015167116 A JP 2015167116A JP 6785035 B2 JP6785035 B2 JP 6785035B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
component
mass
lithography
developer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015167116A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017044865A (ja
Inventor
佐藤 和史
和史 佐藤
三雄 萩原
三雄 萩原
智弥 熊谷
智弥 熊谷
真人 矢萩
真人 矢萩
鈴木 健太
健太 鈴木
貴敬 森
貴敬 森
良司 渡部
良司 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd filed Critical Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd
Priority to JP2015167116A priority Critical patent/JP6785035B2/ja
Priority to US15/241,519 priority patent/US9964851B2/en
Priority to TW105126915A priority patent/TWI736549B/zh
Priority to KR1020160107134A priority patent/KR102593066B1/ko
Publication of JP2017044865A publication Critical patent/JP2017044865A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6785035B2 publication Critical patent/JP6785035B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/32Liquid compositions therefor, e.g. developers
    • G03F7/322Aqueous alkaline compositions
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor
    • G03F7/30Imagewise removal using liquid means
    • G03F7/32Liquid compositions therefor, e.g. developers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C211/00Compounds containing amino groups bound to a carbon skeleton
    • C07C211/62Quaternary ammonium compounds
    • C07C211/63Quaternary ammonium compounds having quaternised nitrogen atoms bound to acyclic carbon atoms
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/22Masks or mask blanks for imaging by radiation of 100nm or shorter wavelength, e.g. X-ray masks, extreme ultraviolet [EUV] masks; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/26Processing photosensitive materials; Apparatus therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Toxicology (AREA)

Description

本発明は、レジストパターン形成方法及びリソグラフィー用現像液に関する。
リソグラフィー技術においては、例えば、基板の上にレジスト材料からなるレジスト膜を形成し、該レジスト膜に対し、所定のパターンが形成されたマスクを介して、光、電子線等の放射線にて選択的露光を行い、現像処理を施すことにより、前記レジスト膜に所定形状のレジストパターンを形成する方法が行われる。
露光した部分が現像液に溶解する特性に変化するレジスト材料をポジ型、露光した部分が現像液に溶解しない特性に変化するレジスト材料をネガ型という。
近年、半導体素子や液晶表示素子の製造においては、リソグラフィー技術の進歩により急速にパターンの微細化が進んでいる。
微細化の手法としては、一般に、露光光源の短波長化(高エネルギー化)が行われている。具体的には、従来は、g線、i線に代表される紫外線が用いられていたが、現在では、KrFエキシマレーザーや、ArFエキシマレーザーを用いた半導体素子の量産が開始されている。また、これらエキシマレーザーより短波長(高エネルギー)の電子線、EUV(極紫外線)やX線などについても検討が行われている。
上記レジストパターン形成方法における現像処理は、アルカリ溶液を用いたアルカリ現像または有機溶剤を用いた有機溶剤現像により行われる。
アルカリ現像には、一般的に水酸化テトラメチルアンモニウム(以下、「TMAH」と記載することがある。)の水溶液が用いられている。また、最近では、水酸化テトラブチルアンモニウム(以下、「TBAH」と記載することがある。)の水溶液の使用も提案されている。
特許文献1には、本発明者らの過去の検討による、TMAHの水溶液と、TBAHの水溶液とを含むリソグラフィー用現像液が開示されている。
特開2011−145561号公報
より微細なパターンを形成するため、パターン形成プロセスやパターン形成材料にはさらなる改良が求められる。
例えば、露光光源にEB(電子線)やEUV(極紫外線)等を用いてライン幅が25nm〜50nmの極微細なパターンを形成する場合、現像液に対するレジスト材料の溶解性がレジストパターン形成における解像力やリソグラフィーマージン(例えば露光量に対する余裕度(ELマージン))が影響する。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、より微細なパターンを形成できるレジストパターン形成方法を提供することを課題とする。
本発明者らが鋭意検討した結果、特定の現像液を用いることにより、現像液に対するレジスト材料の溶解性が高まり、レジストパターン形成における解像力やリソグラフィーマージンが向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明の第1の態様は、支持体上に、レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程1、前記レジスト膜を露光する工程2、及び前記露光後のレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程3、を有し、前記工程3における現像を、(A)下記一般式(1)で表される塩基性化合物と、(B)水酸化テトラブチルアンモニウムと、を含み、前記(B)の濃度が2.5質量%以上、2.8質量%未満である現像液を用いて行うことを特徴とするレジストパターン形成方法である。
Figure 0006785035
[一般式(1)中、R〜Rは、それぞれ独立に、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基である。R〜Rで表されるアルキル基にそれぞれ含まれる炭素原子の数の和は4〜15である。]
本発明の第2の態様は、(A)下記一般式(1)で表される塩基性化合物と、(B)水酸化テトラブチルアンモニウムと、を含み、前記(B)の濃度が2.5質量%以上、2.8質量%未満であることを特徴とするリソグラフィー用現像液である。
Figure 0006785035
[一般式(1)中、R〜Rは、それぞれ独立に、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基である。R〜Rで表されるアルキル基にそれぞれ含まれる炭素原子の数の和は4〜15である。]
本発明によれば、より微細なパターンを形成できるレジストパターン形成方法を提供するができる。
<レジストパターン形成方法>
本発明の第1の態様のレジストパターン形成方法について説明する。
本発明のレジストパターン形成方法は、支持体上に、レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程1、前記レジスト膜を露光する工程2、及び前記露光後のレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程3を有する。
[工程1]
工程1では、支持体上に、レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する。
工程1では、支持体上に後述するレジスト組成物をスピンナーなどで塗布し、ベーク(ポストアプライベーク(PAB))処理を、たとえば80〜150℃の温度条件にて40〜120秒間、好ましくは60〜90秒間施してレジスト膜を形成する。
支持体としては、特に限定されず、従来公知のものを用いることができ、例えば、電子部品用の基板や、これに所定の配線パターンが形成されたもの等を例示することができる。より具体的には、シリコンウェーハ、銅、クロム、鉄、アルミニウム等の金属製の基板や、ガラス基板等が挙げられる。配線パターンの材料としては、例えば銅、アルミニウム、ニッケル、金等が使用可能である。
また、支持体としては、上述のような基板上に、無機系および/または有機系の膜が設けられたものであってもよい。無機系の膜としては、無機反射防止膜(無機BARC)が挙げられる。有機系の膜としては、有機反射防止膜(有機BARC)や多層レジスト法における下層有機膜等の有機膜が挙げられる。
ここで、多層レジスト法とは、基板上に、少なくとも一層の有機膜(下層有機膜)と、少なくとも一層のレジスト膜(上層レジスト膜)とを設け、上層レジスト膜に形成したレジストパターンをマスクとして下層有機膜のパターニングを行う方法であり、高アスペクト比のパターンを形成できるとされている。すなわち、多層レジスト法によれば、下層有機膜により所要の厚みを確保できるため、レジスト膜を薄膜化でき、高アスペクト比の微細パターン形成が可能となる。
多層レジスト法には、基本的に、上層レジスト膜と、下層有機膜との二層構造とする方法(2層レジスト法)と、上層レジスト膜と下層有機膜との間に一層以上の中間層(金属薄膜等)を設けた三層以上の多層構造とする方法(3層レジスト法)とに分けられる。
[工程2]
工程2は、前記工程1で得たレジスト膜を露光する工程である。
工程2では、前記工程1で得たレジスト膜に対し、例えばArF露光装置、電子線描画装置、EUV露光装置等の露光装置を用いて、所定のパターンが形成されたマスク(マスクパターン)を介した露光またはマスクパターンを介さない電子線の直接照射による描画等による選択的露光を行った後、ベーク(ポストエクスポージャーベーク(PEB))処理を、たとえば80〜150℃の温度条件にて40〜120秒間、好ましくは60〜90秒間施す。
露光に用いる波長は、特に限定されず、ArFエキシマレーザー、KrFエキシマレーザー、Fエキシマレーザー、EUV(極紫外線)、VUV(真空紫外線)、EB(電子線)、X線、軟X線等の放射線を用いて行うことができる。これらの中でも、電子線描画装置又はEUV露光装置を用いて、EB、EUVを用いて行う場合に、本発明のレジストパターン形成方法は特に有用である。
レジスト膜の露光方法は、空気や窒素等の不活性ガス中で行う通常の露光(ドライ露光)であってもよく、液浸露光(Liquid Immersion Lithography)であってもよい。
液浸露光は、予めレジスト膜と露光装置の最下位置のレンズ間を、空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する溶媒(液浸媒体)で満たし、その状態で露光(浸漬露光)を行う露光方法である。
液浸媒体としては、空気の屈折率よりも大きく、かつ露光されるレジスト膜の有する屈折率よりも小さい屈折率を有する溶媒が好ましい。かかる溶媒の屈折率としては、前記範囲内であれば特に制限されない。
空気の屈折率よりも大きく、かつ前記レジスト膜の屈折率よりも小さい屈折率を有する溶媒としては、例えば、水、フッ素系不活性液体、シリコン系溶剤、炭化水素系溶剤等が挙げられる。
フッ素系不活性液体の具体例としては、CHCl、COCH、COC、C等のフッ素系化合物を主成分とする液体等が挙げられ、沸点が70〜180℃のものが好ましく、80〜160℃のものがより好ましい。フッ素系不活性液体が上記範囲の沸点を有するものであると、露光終了後に、液浸に用いた媒体の除去を、簡便な方法で行えることから好ましい。
フッ素系不活性液体としては、特に、アルキル基の水素原子が全てフッ素原子で置換されたパーフルオロアルキル化合物が好ましい。パーフルオロアルキル化合物としては、具体的には、パーフルオロアルキルエーテル化合物やパーフルオロアルキルアミン化合物を挙げることができる。
さらに、具体的には、前記パーフルオロアルキルエーテル化合物としては、パーフルオロ(2−ブチル−テトラヒドロフラン)(沸点102℃)を挙げることができ、前記パーフルオロアルキルアミン化合物としては、パーフルオロトリブチルアミン(沸点174℃)を挙げることができる。
液浸媒体としては、コスト、安全性、環境問題、汎用性等の観点から、水が好ましく用いられる。
[工程3]
工程3は、前記露光後のレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程である。
工程3における現像処理は、(A)一般式(1)で表される塩基性化合物と、(B)水酸化テトラブチルアンモニウムと、を含み、前記(B)の濃度が2.5質量%以上、2.8質量%未満であるリソグラフィー用現像液を用いて行う。該リソグラフィー用現像液の濃度は、現像処理で使用する際の濃度である。工程3に用いる現像液については、後述する本発明の第2の態様において詳細に説明する。
現像時間は5〜120秒間が好ましく、10〜100秒間がより好ましい。
現像温度は半導体素子の量産が行われるクリーンルーム内の温度であればよく、リソグラフィー用現像液の液温が10〜30℃であることが好ましく、15〜25℃であることがより好ましい。
現像処理後、好ましくはリンス処理を行う。リンス処理は、アルカリ現像プロセスの場合は、純水を用いた水リンスが好ましく、溶剤現像プロセスの場合は、有機溶剤を含有するリンス液を用いることが好ましい。
現像処理後またはリンス処理後、乾燥を行う。また、場合によっては、上記現像処理後にベーク処理(ポストベーク)を行ってもよい。このようにして、レジストパターンを得ることができる。
現像処理は、公知の現像方法により実施することが可能であり、たとえば現像液中に支持体を一定時間浸漬する方法(ディップ法)、支持体表面に現像液を表面張力によって盛り上げて一定時間静止する方法(パドル法)、支持体表面に現像液を噴霧する方法(スプレー法)、一定速度で回転している支持体上に一定速度で現像液塗出ノズルをスキャンしながら現像液を塗出しつづける方法(ダイナミックディスペンス法)等が挙げられる。
リンス液を用いたリンス処理(洗浄処理)は、公知のリンス方法により実施できる。該方法としては、たとえば一定速度で回転している支持体上にリンス液を塗出し続ける方法(回転塗布法)、リンス液中に支持体を一定時間浸漬する方法(ディップ法)、支持体表面にリンス液を噴霧する方法(スプレー法)等が挙げられる。
第1実施形態は所定の現像液を用いて現像する工程を有していることにより、現像液に対するレジスト膜の溶解性が向上し、高解像でかつリソグラフィーマージンに優れたレジストパターンを形成できる。
本発明においては、特に電子線描画装置、EUV露光装置等の露光装置を用いてライン幅が25〜50nm、特に25〜32nmの極微細なパターンを形成する場合でも、高解像のレジストパターンを形成でき、さらにレジストパターンのリソグラフィーマージンを良好なものとすることができる。
<リソグラフィー用現像液>
本発明の第2の態様は、(A)一般式(1)で表される塩基性化合物と、(B)水酸化テトラブチルアンモニウムと、を含む。
本発明のリソグラフィー用現像液は、レジスト膜を紫外線や電子線等の放射線により選択露光した後に、当該レジスト膜からアルカリ可溶性部分を溶解除去する現像処理で使用される。このような現像処理を経ることにより、レジスト膜は、所定のパターン形状を有するレジストパターンとなる。
本発明のリソグラフィー用現像液は、水酸化テトラブチルアンモニウムの濃度が所定の濃度であることにより、レジスト膜のアルカリ可溶性部分の溶解性を向上でき、高解像のレジストパターンを形成でき、さらにレジストパターンのリソグラフィーマージンを良好なものとすることができる。
本発明のリソグラフィー用現像液としては、後述する1液型のものと2液型のものが挙げられる。(A)一般式(1)で表される塩基性化合物と、(B)水酸化テトラブチルアンモニウムと、を含み、前記(B)の濃度が2.5質量%以上、2.8質量%未満であることを特徴とする。該リソグラフィー用現像液の濃度は、現像処理で使用する際の濃度である。
[(A)塩基性化合物]
第1実施形態のリソグラフィー用現像液が含む塩基性化合物について説明する。
第1実施形態のリソグラフィー用現像液は、下記一般式(1)で表される塩基性化合物(以下、「(A)成分」と記載することがある。)を含む。
Figure 0006785035
[一般式(1)中、R〜Rは、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基である。R〜Rにそれぞれ含まれる炭素原子の数の和は4〜15である。]
上記一般式(1)中、R〜Rは、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基である。そして、R〜Rにそれぞれ含まれる炭素原子の数の和は、4〜15である。この炭素原子の数の和が15以下であることにより、(A)成分の水溶性が保持され、現像液における(A)成分の析出を抑制することができる。R〜Rにそれぞれ含まれる炭素原子の数の和は、4〜12であることが好ましく、4〜8であることがより好ましい。
このような(A)成分として、水酸化ジペンチルジメチルアンモニウム、水酸化ジペンチルエチルメチルアンモニウム、水酸化ジペンチルジエチルアンモニウム、水酸化ジペンチルエチルプロピルアンモニウム、水酸化トリブチルエチルアンモニウム、水酸化トリブチルプロピルアンモニウム、水酸化トリブチルメチルアンモニウム、水酸化ジブチルジメチルアンモニウム、水酸化ジブチルメチルエチルアンモニウム、水酸化ジブチルジエチルアンモニウム、水酸化ジブチルエチルプロピルアンモニウム、水酸化ジブチルジプロピルアンモニウム、水酸化テトラプロピルアンモニウム、水酸化トリプロピルペンチルアンモニウム、水酸化トリプロピルブチルアンモニウム、水酸化トリプロピルエチルアンモニウム、水酸化トリプロピルメチルアンモニウム、水酸化ジプロピルブチルエチルアンモニウム、水酸化ジプロピルブチルメチルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化トリエチルペンチルアンモニウム、水酸化トリエチルブチルアンモニウム、水酸化トリエチルプロピルアンモニウム、水酸化トリエチルメチルアンモニウム、水酸化ジエチルジメチルアンモニウム、水酸化テトラメチルアンモニウム等が例示される。これらの中でも、(A)成分として、水酸化テトラプロピルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラメチルアンモニウムが入手性の点から好ましく使用される。なお、これらは、1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
リソグラフィー用現像液における(A)成分の濃度は特に限定されず、1.0質量%以上5.0質量%以下であることが好ましい。リソグラフィー用現像液における(A)成分の含有量が1.0質量%以上であることにより、レジスト膜のアルカリ可溶性部分の溶解性を十分に得ることができる。
リソグラフィー用現像液における(A)成分の濃度は、1.2質量%以上1.7質量%以下であることがより好ましく、1.3質量%以上1.6質量%以下であることが最も好ましい。
[(B)水酸化テトラブチルアンモニウム]
第1実施形態のリソグラフィー用現像液において、(B)成分として使用される水酸化テトラブチルアンモニウム(TBAH)は、露光処理後のレジスト膜を現像するのに必要となるアルカリ性の液性をリソグラフィー用現像液に付与する。レジスト膜は、未露光状態でアルカリ不溶性であるポジ型レジストであれば、露光部分がアルカリ可溶性に変化し、未露光状態でアルカリ可溶性であるネガ型レジストであれば、露光部分がアルカリ不溶性に変化する。そのため、露光後にアルカリ性のリソグラフィー用現像液で処理をすることにより、アルカリ不溶性の箇所がレジストパターンとして残ることになる。このような処理に必要とされるアルカリ性の液性をリソグラフィー用現像液に付与するために、(B)成分が現像液に添加される。
本発明において、リソグラフィー用現像液における(B)成分の含有量は、2.5質量%以上、2.8質量%未満である。
リソグラフィー用現像液における(B)成分の含有量が2.5質量%以上であることにより、アルカリ性の液性をリソグラフィー用現像液に付与でき、露光処理後のレジスト膜のアルカリ可溶性部分の溶解性を向上させることができる。また、リソグラフィー用現像液における(B)成分の含有量が2.8質量%未満であることにより、リソグラフィーマージンを良好なものとすることができる。
リソグラフィー用現像液における(B)成分の含有量は、2.55質量%以上、2.79質量%以下であることがより好ましく、2.60質量%以上、2.78質量%以下であることが最も好ましい。
また、上記(A)成分の含有量と上記(B)成分の含有量との比は、(A)成分:(B)成分=1:1.5〜1:1.8の質量比が好ましく、(A)成分:(B)成分=1:1.55〜1:1.75がより好ましい。(A)成分と(B)成分の含有量との比が上記範囲であることにより、現像液に対するレジスト膜のアルカリ可溶性部分の溶解性を向上させることができる。
[任意の成分]
本発明のリソグラフィー用現像液は、上記(A)成分、(B)成分の他に任意の成分を有していてもよい。該任意成分としては、例えば、溶解補助成分等が挙げられる。
・(C)溶解補助成分
本発明の現像液には、(C)成分として、溶解補助成分が添加されていてもよい。(C)成分は、(C1)水溶性有機溶剤、(C2)界面活性剤及び(C3)包接化合物からなる群より選択される少なくとも1つの成分が挙げられる。(C)成分が現像液に添加されることにより、(B)成分の溶解性が大きくなり、現像液中における(B)成分の析出を防止できる。
本発明のリソグラフィー用現像液には、その他の成分として上記(A)〜(C)成分以外の成分が添加されてもよい。本発明の現像液に使用される上記(A)〜(C)成分以外の成分としては、水が挙げられる。金属塩などの不純物が現像液に含まれることにより、作製される半導体素子の歩留まりが低下することを防止するとの観点からは、使用される水は、イオン交換水や蒸留水のように高度に精製された精製水であることが好ましい。
本発明のリソグラフィー用現像液において、ハロゲンの含有量は、10ppm以下であることが好ましく、1ppm以下であることがより好ましい。ハロゲンとしては、臭素及び塩素が例示される。ハロゲンの含有量が上記範囲であることにより、製造される半導体素子の歩留まりを向上させることができる。
また、本発明のリソグラフィー用現像液において、金属イオンの含有量は、100ppb以下であることが好ましく、10ppb以下であることがより好ましい、金属イオンの含有量が上記範囲であることにより、製造される半導体素子の歩留まりを向上させることができる。
さらに、本発明のリソグラフィー用現像液において、炭酸イオンの含有量は、1質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以下であることがより好ましい。炭酸イオンの含有量が上記範囲であることにより、現像性を良好に維持することができる。
[リソグラフィー用現像液の調製方法]
本発明のリソグラフィー用現像液は、上記の各成分を混合することにより調製される。上記の各成分を混合する方法は、特に限定されない。
本発明のリソグラフィー用現像液は、1液型のものでも2液型のもの等が挙げられる。
1液型のものとしては、例えば、前記(A)成分を1.0質量%以上5.0質量%以下と、前記(B)成分を2.5質量%以上、2.8質量%未満とを含有する水溶液であってもよく、該水溶液を濃縮したものであってもよい。
2液型のものとしては、例えば、(A)の水溶液と(B)の水溶液とを別々に用意し、現像処理の際に、少なくとも(B)の濃度が2.5質量%以上、2.8質量%未満となるように混合する形態が挙げられる。
本発明のリソグラフィー用現像液によれば、選択露光されたレジスト膜を現像する際に、レジスト膜のアルカリ可溶性部分の溶解性を向上させることができる。このため、リソグラフィー加工によって、ライン幅が50nm未満である半導体素子を製造する際に好ましく使用される。なかでも、電子線描画装置、EUV露光装置等の露光装置を用いてライン幅が25〜50nm、特に25〜32nmの極微細なパターンを形成する場合でも高解像のレジストパターンを形成でき、さらにレジストパターンのリソグラフィーマージンを良好なものとすることができる。
<レジスト組成物>
本発明のレジストパターン形成方法に好適に用いることができるレジスト組成物について説明する。
本発明のレジストパターン形成方法に用いることができるレジスト組成物は公知の各種のレジスト組成物を用いることができ、特に限定されない。
中でも、本発明のレジストパターン形成方法に好適に用いることができるレジスト組成物としては、基材成分、酸発生剤成分及び有機溶剤成分を含むレジスト組成物が挙げられる。
[基材成分]
本発明において、レジスト組成物が含有する基材成分は、酸の作用により極性が増大する酸分解性基を含む構成単位(以下、「構成単位(a1)」という。)、−SO−含有環式基、ラクトン含有環式基、カーボネート含有環式基又はこれら以外の複素環式基を有する構成単位(以下、「構成単位(a2)」という。)、構成単位(st)等を有することが好ましい。
(構成単位(a1))
構成単位(a1)は、酸の作用により極性が増大する酸分解性基を含む構成単位である。
「酸分解性基」は、酸の作用により、当該酸分解性基の構造中の少なくとも一部の結合が開裂し得る酸分解性を有する基である。
酸の作用により極性が増大する酸分解性基としては、たとえば、酸の作用により分解して極性基を生じる基が挙げられる。
極性基としては、たとえばカルボキシ基、水酸基、アミノ基、スルホ基(−SOH)等が挙げられる。これらのなかでも、構造中に−OHを含有する極性基(以下「OH含有極性基」ということがある。)が好ましく、カルボキシ基または水酸基が好ましく、カルボキシ基が特に好ましい。
酸分解性基としてより具体的には、前記極性基が酸解離性基で保護された基(たとえばOH含有極性基の水素原子を、酸解離性基で保護した基)が挙げられる。
基材成分が有する構成単位(a1)は1種でも2種以上でもよい。
基材成分中の構成単位(a1)の割合は、基材成分を構成する全構成単位に対し、1〜80モル%が好ましく、5〜75モル%がより好ましく、7〜70モル%がさらに好ましい。下限値以上とすることによって、感度、解像性、LWR等のリソグラフィー特性も向上する。また、上限値以下とすることにより他の構成単位とのバランスをとることができる。
(構成単位(a2))
構成単位(a2)は、−SO−含有環式基、ラクトン含有環式基、カーボネート含有環式基又はこれら以外の複素環式基を有する構成単位である。
構成単位(a2)の−SO−含有環式基、ラクトン含有環式基、カーボネート含有環式基又はこれら以外の複素環式基は、基材成分をレジスト膜の形成に用いた場合に、レジスト膜の基板への密着性を高めるうえで有効なものである。
基材成分が有する構成単位(a2)は1種でも2種以上でもよい。
基材成分が構成単位(a2)を有する場合、構成単位(a2)の割合は、当該(A)成分を構成する全構成単位の合計に対し、1〜80モル%であることが好ましく、5〜70モル%であることがより好ましく、10〜65モル%であることがさらに好ましく、10〜60モル%が特に好ましい。下限値以上とすることにより構成単位(a2)を含有させることによる効果が充分に得られ、上限値以下とすることにより他の構成単位とのバランスをとることができ、種々のリソグラフィー特性及びパターン形状が良好となる。
(構成単位(st))
構成単位(st)は、ヒドロキシスチレンから誘導される構成単位である。
ここで、「ヒドロキシスチレン」とは、ヒドロキシスチレン、およびヒドロキシスチレンのα位の炭素原子に結合した水素原子がハロゲン原子、アルキル基、ハロゲン化アルキル基等の他の置換基に置換されたもの、ならびにそれらの誘導体(好適には、ベンゼン環に上述のような置換基が結合したもの等)を含む概念とする。ヒドロキシスチレンのベンゼン環に結合した水酸基の数は、1〜3の整数であることが好ましく、1であることがより好ましい。なお、ヒドロキシスチレンのα位(α位の炭素原子)とは、特に断りがない限り、ベンゼン環が結合している炭素原子のことである。
「ヒドロキシスチレンから誘導される構成単位」とは、ヒドロキシスチレンのエチレン性二重結合が開裂して構成される構成単位を意味する。
基材成分が有する構成単位(st)は1種でも2種以上でもよい。
基材成分中の構成単位(st)の割合は、基材成分を構成する全構成単位に対し、20〜80モル%が好ましく、20〜75モル%がより好ましく、25〜70モル%がさらに好ましい。下限値以上とすることによって、感度、解像性、LWR等のリソグラフィー特性も向上する。また、上限値以下とすることにより他の構成単位とのバランスをとることができる。
基材成分は、構成単位(a2)及び(a1)を有する共重合体1と、構成単位(st)、及び(a1)を有する共重合体2とを混合したものが好ましい。
[酸発生剤成分]
本発明において、レジスト組成物は、露光により酸を発生する酸発生剤成分を含有していてもよい。酸発生剤成分としては、特に限定されず、これまで化学増幅型レジスト用の酸発生剤として提案されているものを使用することができる。
このような酸発生剤としては、ヨードニウム塩やスルホニウム塩などのオニウム塩系酸発生剤、オキシムスルホネート系酸発生剤、ビスアルキルまたはビスアリールスルホニルジアゾメタン類、ポリ(ビススルホニル)ジアゾメタン類などのジアゾメタン系酸発生剤、ニトロベンジルスルホネート系酸発生剤、イミノスルホネート系酸発生剤、ジスルホン系酸発生剤など多種のものが挙げられる。なかでも、オニウム塩系酸発生剤を用いるのが好ましい。
酸発生剤成分は、上述した酸発生剤を1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
酸発生剤成分の含有量は、基材成分100質量部に対して0.5〜60質量部が好ましく、1〜50質量部がより好ましく、1〜40質量部がさらに好ましい。酸発生剤成分の含有量を上記範囲とすることで、パターン形成が充分に行われる。また、レジスト組成物の各成分を有機溶剤に溶解した際、均一な溶液が得られ、保存安定性が良好となるため好ましい。
[有機溶剤成分]
本発明において、レジスト組成物は、上述の基材成分又は酸発生剤成分等の材料を有機溶剤(以下、(S)成分ということがある)に溶解させて製造することができる。
また、(S)成分として、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)等が好ましい。
(S)成分の使用量は特に限定されず、基板等に塗布可能な濃度で、塗布膜厚に応じて適宜設定される。一般的にはレジスト組成物の固形分濃度が1〜20質量%、好ましくは2〜15質量%の範囲内となるように用いられる。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
[リソグラフィー用現像液の調製]
塩基性化合物としての水酸化テトラメチルアンモニウム(TMAH)及び水酸化テトラブチルアンモニウム(TBAH)を、表1に示す濃度(質量%)で純水に溶解し、実施例1〜3、比較例1〜16のリソグラフィー用現像液を調製した。
Figure 0006785035
[レジスト組成物の調製]
表2に示す各成分を混合して溶解し、レジスト組成物を調製した。
Figure 0006785035
上記表2中の各略号は以下の意味を有する。また、[ ]内の数値は配合量(質量部)である。
(A)−1〜(A)−2:下記高分子化合物1〜2。
(B)−1:下記化合物(B)−1。
(D)−1:トリ−n−オクチルアミン。
(E)−1:サリチル酸。
(S)−1:PGMEA/PGME(質量比60/40)の混合溶媒。
Figure 0006785035
Figure 0006785035
<レジストパターンの形成>
ヘキサメチルジシラザン(HMDS)処理を施した8インチシリコン基板上に上記のレジスト組成物をスピンナーを用いて塗布し、ホットプレート上で、温度100℃で60秒間の条件でプレベーク(PAB)処理を行い、乾燥することにより、膜厚30nmのレジスト膜を形成した。
次に、前記レジスト膜に対し、電子線描画装置JEOL−JBX−9300FS(日本電子株式会社製)を用い、加速電圧100kVにて、ターゲットサイズをライン幅50〜26nmの1:1ラインアンドスペースパターン(以下、「LSパターン」)とする描画(露光)を行った。
その後、110℃(PEB(℃))で60秒間の露光後加熱処理を行った。
次いで、実施例1〜3、比較例1〜16の各現像液を用いて、23℃で60秒間のアルカリ現像を行った。その後、純水を用いて60秒間水リンスした。
その結果、実施例1〜3、比較例1〜16のいずれの現像液を用いた場合にもライン幅50nmの1:1のLSパターンがそれぞれ形成された。
[最適露光量(Eop)の評価]
前記のレジストパターンの形成方法によって形成されたライン幅50nmのLSパターンが形成される最適露光量Eop(μC/cm)を求めた。その結果を「感度(μC/cm)」として表3に示した。
[LWR(ラインワイズラフネス)の評価]
上記<レジストパターンの形成>で形成したライン幅50nmのLSパターンについて、LWRを示す尺度である3σを求めた。
「3σ」は、走査型電子顕微鏡(加速電圧800V、商品名:S−9380、日立ハイテクノロジーズ社製)により、ラインの長手方向にラインポジションを400箇所測定し、その測定結果から求めた標準偏差(σ)の3倍値(3σ)(単位:nm)を示す。
該3σの値が小さいほど、ライン側壁のラフネスが小さく、より均一な幅のLSパターンが得られたことを意味する。その結果を「LWR(nm)」として表3に示す。
[露光余裕度(マージン)の評価]
上記LSパターンが形成される露光量において、LSパターンのラインがターゲット寸法の±5%の範囲内で形成される際の露光量を求め、下記の評価基準に従って評価した。
(評価基準)
Under Margin○:30nmLSで解像ショットがEopに対して7%以上
Under Margin×:30nmLSで解像ショットがEopに対して7%以下
Over Margin○:30nmLSで解像ショットがEopに対して7%以上
Over Margin×:30nmLSで解像ショットがEopに対して7%以下
[形状の評価]
前記<レジストパターンの形成>で形成されたライン幅50nmのLSパターンの状態を、下記の評価基準に従って評価した。その結果を「形状」として表3に示した。
(評価基準)
○:基板全体に渡って高解像のLSパターンが形成されている。
×:部分的にライン部分が欠けており、解像不良が認められる。
Figure 0006785035
上記結果に示したとおり、実施例1〜3の現像液を用いて現像した場合、Eop、LWRは比較例1〜15と同等であったものの、underマージン、overマージン及び形状等のリソグラフィー特性がすべて良好なレジストパターンを形成することができた。
なお、比較例16は解像せず、LWRが測定できなかった。
さらに、実施例1〜3の各現像液を用いた場合、表4に示すようなライン幅50〜26nmの1:1のLSパターンがそれぞれ形成された。下記表4中、「○」は、表4に示す各ライン幅のLSパターンが形成されたことを意味する。
Figure 0006785035

Claims (2)

  1. 支持体上に、レジスト組成物を用いてレジスト膜を形成する工程1、
    前記レジスト膜を電子線描画装置又はEUV露光装置を用いて露光する工程2、及び、
    前記露光後のレジスト膜を現像してレジストパターンを形成する工程3、を有し、
    前記工程3における現像を、
    (A)下記一般式(1)で表される塩基性化合物と、(B)水酸化テトラブチルアンモニウムとを含み、前記(A)の濃度が1.2質量%以上、1.7質量%以下であり、前記(B)の濃度が2.5質量%以上、2.8質量%未満であり、前記(A)の含有量と前記(B)の含有量との質量比が(A):(B)=1:1.5〜1:1.8であるリソグラフィー用現像液を用いて行うことを特徴とする電子線描画装置又はEUV露光装置を用いて露光を行うレジストパターン形成方法。
    Figure 0006785035
    [一般式(1)中、R〜Rは、それぞれ独立に、直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基である。R〜Rで表されるそれぞれのアルキル基に含まれる炭素原子の数の和は4〜15である。]
  2. 前記(A)の濃度が1.55質量%である、請求項1に記載のレジストパターン形成方法。
JP2015167116A 2015-08-26 2015-08-26 レジストパターン形成方法 Active JP6785035B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015167116A JP6785035B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 レジストパターン形成方法
US15/241,519 US9964851B2 (en) 2015-08-26 2016-08-19 Resist pattern forming method and developer for lithography
TW105126915A TWI736549B (zh) 2015-08-26 2016-08-23 光阻圖型形成方法及微影術用顯像液
KR1020160107134A KR102593066B1 (ko) 2015-08-26 2016-08-23 레지스트 패턴 형성 방법 및 리소그래피용 현상액

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015167116A JP6785035B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 レジストパターン形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017044865A JP2017044865A (ja) 2017-03-02
JP6785035B2 true JP6785035B2 (ja) 2020-11-18

Family

ID=58097225

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015167116A Active JP6785035B2 (ja) 2015-08-26 2015-08-26 レジストパターン形成方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US9964851B2 (ja)
JP (1) JP6785035B2 (ja)
KR (1) KR102593066B1 (ja)
TW (1) TWI736549B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102554985B1 (ko) * 2015-01-16 2023-07-12 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 레지스트 조성물 및 레지스트 패턴 형성 방법
US10324377B2 (en) 2015-06-15 2019-06-18 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Resist composition and method of forming resist pattern

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5024922A (en) * 1988-11-07 1991-06-18 Moss Mary G Positive working polyamic acid/imide and diazoquinone photoresist with high temperature pre-bake
JP3691897B2 (ja) * 1996-03-07 2005-09-07 富士通株式会社 レジスト材料及びレジストパターンの形成方法
JP2011145561A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd フォトリソグラフィ用現像液
KR101742815B1 (ko) * 2010-07-23 2017-06-01 삼성전자 주식회사 Duv 필터링용 코팅 조성물, 이를 이용한 포토레지스트 패턴 형성 방법 및 반도체 소자의 제조 방법
JP6002430B2 (ja) * 2012-05-08 2016-10-05 東京応化工業株式会社 レジスト組成物、レジストパターン形成方法、化合物
JP2014153440A (ja) * 2013-02-05 2014-08-25 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd レジスト組成物、高分子化合物、化合物及びレジストパターン形成方法
JP6228796B2 (ja) * 2013-09-26 2017-11-08 東京応化工業株式会社 レジスト組成物、レジストパターン形成方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR20170026187A (ko) 2017-03-08
US20170059994A1 (en) 2017-03-02
JP2017044865A (ja) 2017-03-02
TW201726605A (zh) 2017-08-01
KR102593066B1 (ko) 2023-10-23
TWI736549B (zh) 2021-08-21
US9964851B2 (en) 2018-05-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101766289B1 (ko) 전자 장치 형성 방법
TWI598691B (zh) 溶劑顯影負型光阻組成物、光阻圖型之形成方法
JP2023145543A (ja) 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、パターン形成方法、レジスト膜、電子デバイスの製造方法
WO2012067755A2 (en) Photoresist composition for negative development and pattern forming method using thereof
US20140057437A1 (en) Rinsing agent for lithography, method for forming a resist pattern, and method for producing a semiconductor device
KR20170003362A (ko) 극자외선 리소그래피용 네가티브 톤 현상액 조성물
US6225019B1 (en) Photosensitive resin, resist based on the photosensitive resin, exposure apparatus and exposure method using the resist, and semiconductor device obtained by the exposure method
TW201312277A (zh) 光阻圖型之形成方法
WO2017065207A1 (ja) レジスト組成物およびレジストパターン形成方法
KR101609030B1 (ko) 패턴 형성 방법
WO2016190368A1 (ja) 基板処理方法、樹脂組成物及び電子デバイスの製造方法
JP7029462B2 (ja) 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、レジスト膜、パターン形成方法、電子デバイスの製造方法
JP6785035B2 (ja) レジストパターン形成方法
JP6336136B2 (ja) 感放射線性又は感活性光線性組成物、並びに、それを用いた膜、マスクブランクス、レジストパターン形成方法、及び電子デバイスの製造方法
JP6539499B2 (ja) レジストパターン形成方法
US6641971B2 (en) Resist compositions comprising silyl ketals and methods of use thereof
JP4927678B2 (ja) パターン形成方法
WO2021106536A1 (ja) レジスト下層膜形成用組成物、パターン形成方法、及び、電子デバイスの製造方法
JP3175697B2 (ja) 化学増幅系フォトレジスト
JP2016071345A (ja) レジストパターン形成方法、レジストパターンスプリット剤、スプリットパターン改善化剤及びレジストパターンスプリット材料
WO2019131447A1 (ja) レジストパターン形成方法
JP7301152B2 (ja) 下層膜形成用組成物、レジストパターン形成方法、電子デバイスの製造方法
WO2021106537A1 (ja) レジスト下層膜形成用組成物、パターン形成方法、及び、電子デバイスの製造方法
JP2024045305A (ja) 感活性光線性又は感放射線性樹脂組成物、感活性光線性又は感放射線性膜、パターン形成方法、及び、電子デバイスの製造方法
WO1999042903A1 (en) RADIATION SENSITIVE TERPOLYMER, PHOTORESIST COMPOSITIONS THEREOF AND 193 nm BILAYER SYSTEMS

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150827

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190617

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200929

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201026

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6785035

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150