JP4927678B2 - パターン形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は半導体製造等におけるパターン形成方法に関し、特に、ダブルパターニングを用いたパターン形成方法に関する。
半導体素子の大集積化・ダウンサイジングに伴い、リソグラフィ技術の開発の加速が望まれている。現在は、水銀ランプ、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ等を光源とする光リソグラフィによりパターン形成が行われている。さらに短波長化したF2レーザの使用も検討されたが、露光装置やレジストの課題のために現在では開発が中止されている。
このような状況から、最近、従来の露光波長を用いてより微細化を進めるために、ダブルパターニングと呼ばれる方法が提案されている。この方法は、所望のマスクパターンを2枚のフォトマスクに分割して露光することにより、パターンコントラストを向上させるというものである。
リソグラフィの解像度は、k1・λ/NA(k1:プロセス定数、λ:露光波長、NA:露光装置の開口数)で定義されるが、ダブルパターニングによれば、パターンコントラストの向上がk1値を大きく低減する効果となることから、同じ露光波長を用いても解像度を大きく向上させることができる。
以下、従来のダブルパターニングを用いたパターン形成方法について、図8(a)〜(d)、図9(a)〜(d)、図10(a)〜(b)を参照しながら説明する。
まず、図8(a)に示すように、半導体基板201上に、膜厚が0.12μm程度のハードマスク(例えば、シリコン窒化膜)202を形成する。
次に、図8(b)に示すように、ハードマスク202上に、膜厚が0.15μm程度の第1のArFレジスト膜203を形成する。その後、第1のフォトマスク204を介して、NAが0.85であるArFエキシマレーザ光205を用いて1回目の露光を行う。露光後、第1のArFレジスト膜203は、ホットプレートにより約105℃の温度下で、約60秒間加熱される。
次に、図8(c)に示すように、第1のArFレジスト膜203を、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液を用いて現像を行い、第1のレジストパターン203aを形成する。
次に、図8(d)に示すように、第1のレジストパターン203aをマスクに、ハードマスク202を、フッ素系ガス等を用いてエッチングを行い、第1のハードマスクパターン202aを形成する。
次に、図9(a)に示すように、第1のレジストパターン203aを、酸素プラズマによるアッシングで除去した後、図9(b)に示すように、第1のハードマスクパターン202a上に、膜厚が0.15μm程度の第2のArFレジスト膜206を形成する。
次に、図9(c)に示すように、第2のフォトマスク207を介して、NAが0.85のArFエキシマレーザ光205を用いて2回目の露光を行う。露光後、第1のArFレジスト膜203は、ホットプレートにより約105℃の温度下で、約60秒間加熱される。
次に、図9(d)に示すように、第2のArFレジスト膜206を、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド現像液を用いて現像を行い、第2のレジストパターン206aを形成する。
次に、図10(a)に示すように、第2のレジストパターン206aをマスクに、ハードマスク202を、フッ素系ガス等を用いてエッチングを行う。その後、図10(b)に示すように、第2のレジストパターン206aを、酸素プラズマによるアッシングで除去し、第2のハードマスクパターン202bを得る。
このように、2回に分けたレジスト露光、及びハードマスクのエッチングにより、微細な第2のハードマスクパターン202bが得られ、例えば、図11に示すように、ダブルパターニングにより形成された第2のハードマスクパターン202bを用いて、半導体基板201(または、半導体基板201上に形成された被エッチング膜(不図示))をドライエッチングすることにより、半導体基板201(または被エッチング膜)を微細加工することができる。
ところで、第1のハードマスクパターン202a上に、2回目の第2のArFレジスト膜206を塗布する際、下地である第1のハードマスクパターン202aの凹凸が大きいと、塗布特性が劣化する畏れがある。その場合、2回目のレジスト露光における解像度が低下することにより、ダブルパターニングを採用しても、十分な解像度が得られない結果となる。
このような問題に対して、第1のハードマスクパターン202aを、反射防止膜であるBARC(Bottom Anti-Reflection Coating)により平坦化する方法が、非特許文献1に記載されている。
すなわち、図12に示すように、第1のハードマスクパターン202a上に、BARC208を塗布して平坦化を行い、その上に、第2のArFレジスト膜206を塗布することにより、塗布特性を向上させることができる。これにより、2回目のレジスト露光における解像度の低下を防止することができる。
M. Maenhoudt et al., "Double Patterning scheme for sub-0.25 k1 single damascene structures at NA=0.75,λ=193nm", Proc. SPIE, vol.5754, 1508 (2005)
上述のように、BARCによる平坦化プロセスを取り入れることによって、2回目のレジスト露光における解像度の低下を防止することができるが、本願発明者等は、ダブルパターニングを用いたパターン形成を検討する中、以下のような課題があることを見出した。以下、図13(a)〜(c)を参照しながら、説明する。
図13(a)〜(c)は、1回目のパターン露光を行って、第1のハードマスクパターン202aを形成した後、2回目のパターン露光を行い、第2のレジストパターン206aを形成するまでの工程を示した工程断面図で、図13(a)は図9(a)に、図13(b)は図9(c)に、図13(c)は図9(d)にそれぞれ対応するものである。
1回目のパターン露光によって形成された第1のレジストパターン203aは、酸素プラズマによるアッシングで除去されるため、図13(a)に示すように、第1のハードマスクパターン202aの表面は、酸素プラズマに暴露される(第1のレジストパターン203aを完全に除去するためには、必ず、オーバーアッシングがなされるため)ことになる。そのため、第1のハードマスクパターン202aの表面は、アッシングによる表面荒れが生じる。
この状態で、図13(b)に示すように、2回目のパターン露光を行うと、第2のレジスト膜206の露光部(206b)に発生した酸は、第1のハードマスクパターン202aに生じた表面荒れの凹部に入り込んで動けなくなくなり、言わば酸がトラップ状態になって、酸の機能が果たせなくなる。その結果、図13(c)に示すように、第2のレジスト膜206を現像した際、露光部(206b)の酸不足に起因して、パターンエッジが揺らぐ等のパターン不良の発生や、寸法バラツキの増加等の問題が生じるおそれがある。
このように、第1のハードマスクパターン202aの表面荒れに起因するパターン不良等の発生は、化学増幅型のレジストを用いたダブルパターニングにおいて、不可避的に生じ得る固有の課題といえる。
本発明は、かかる知見に基づきなされたもので、その主な目的は、ダブルパターニング固有の上記課題を解決し、良好な形状を有する微細なパターンを得ることのできるパターン形成方法を提供することにある。
ダブルパターニングは、レジストのパターン露光を2回に分けて行うものであるが、通常、何れのパターン露光においても、良好なパターンが得られるように設計された同じレジスト材料を用いるのが普通である。
ところで、上述したダブルパターニング固有の課題、すなわち、第1のハードマスクパターン202aの表面荒れに起因するパターン不良等の発生は、2回目のパターン露光において起きるものである。本願発明者等は、この点に着目して、本発明を想到するに至った。
すなわち、本発明に係わるパターン形成方法は、ダブルパターニングにおいて、2回目のパターン露光で使用する第2のレジスト膜が、1回目のパターン露光で使用する第1のレジスト膜よりも、レジストの感度を向上させる添加物、又はレジスト露光部のアルカリ溶解性を向上させる添加物の少なくとも一方を多く含むようにしたことにある。
2回目のパターン露光において、第2のレジスト膜の露光部は、表面荒れが生じている中間層パターンの上に位置するため(図13(b)を参照)、露光により発生した酸の一部がトラップされて酸不足の状態にある。そのため、第2のレジスト膜の露光部は、実効的なレジストの感度が低下していることになる。また、この第2のレジスト膜の露光部を、酸不足のままの状態で現像を行うと、当該露光部のアルカリ溶解性が、実効的に低下していることにもなる。
そこで、2回目のパターン露光で使用する第2のレジスト膜を、1回目のパターン露光で使用する第1のレジスト膜よりも、レジストの感度を向上させる添加物を多く含ませることによって、第1のレジスト膜に比して相対的に低下した第2のレジスト膜の感度を回復させることができる。また、これと同等の効果として、2回目のパターン露光で使用する第2のレジスト膜を、1回目のパターン露光で使用する第1のレジスト膜よりも、レジスト露光部のアルカリ溶解性を向上させる添加物を多く含ませることによって、第1のレジスト膜に比して相対的に低下した第2のレジスト膜のアルカリ溶解性を回復させることができる。その結果、これらの措置を講じることにより、2回目の露光におけるパターン不良等の発生を効果的に防止することができる。
具体的には、光酸発生剤が添加物として含まれた第1のレジスト膜及び第2のレジスト膜において、かかる光酸発生剤の量を、第1のレジスト膜よりも第2のレジスト膜の方に多く含ませることによって、第2のレジスト膜の感度を第1のレジスト膜の感度よりも向上させることができる。これは、第2のレジスト膜の露光部の酸不足を、過剰に調整された光酸発生剤から発生する酸によって直接的に補填する作用によるものである。
また、第1のレジスト膜及び第2のレジスト膜が、光酸発生剤のクエンチャーとして機能する塩基を添加物として含む場合、かかる塩基の量を、第1のレジスト膜よりも第2のレジスト膜の方に少なく含ませることによっても、第2のレジスト膜の感度を第1のレジスト膜の感度よりも向上させることができる。これは、第2のレジスト膜の露光部の酸不足を、過少に調整された塩基によって間接的に補填する作用によるものである。
さらに、第2のレジスト膜に2−ニトロベンジルエーテルを含ませ、第1のレジスト膜には2−ニトロベンジルエーテルを含まないことによって、第2のレジスト膜のアルカリ溶解性を第1のレジスト膜よりも向上させることができる。これは、露光によって2−ニトロベンジルエーテルから発生したOH基によって、露光部のアルカリ溶解性が向上する作用によるものである。
本発明に係わるパターン形成方法は、基板上に下層膜を形成する工程(a)と、下層膜の上に中間層膜を形成する工程(b)と、中間層膜の上に第1のレジスト膜を形成した後、該第1のレジスト膜に第1のパターンを有する第1のフォトマスクを介して露光および現像を行い第1のレジストパターンを形成する工程(c)と、第1のレジストパターンをマスクに中間層膜をエッチングして第1の中間層パターンを形成する工程(d)と、第1のレジストパターンを除去する工程(e)と、工程(e)の後、下層膜と第1の中間層パターンとの上に第2のレジスト膜を形成した後、該第2のレジスト膜に第2のパターンを有する第2のフォトマスクを介して露光および現像を行い第2のレジストパターンを形成する工程(f)と、第2のレジストパターンをマスクに第1の中間層パターンをエッチングして第2の中間層パターンを形成する工程(g)と、第2のレジストパターンを除去する工程(h)と、工程(h)の後に、第2の中間層パターンをマスクに下層膜をエッチングして第1及び第2のパターンを有する下層膜パターンを形成する工程(i)とを含み、第1のレジスト膜及び第2のレジスト膜は化学増幅型のレジスト膜であり、第2のレジスト膜は、第1のレジスト膜よりもレジストの感度を向上させる添加物、又はレジスト露光部のアルカリ溶解性を向上させる添加物の少なくとも一方を多く含んでいることを特徴とする。
ここで、上記工程(c)又は工程(f)の少なくとも一方の工程において、第1のレジスト膜又は第2のレジスト膜の上に溶液を配した状態で液浸露光を行ってもよく、さらに、液浸露光を行う前に、第1のレジスト膜又は第2のレジスト膜の上にバリア膜を形成する工程を含んでもよい。
本発明に係るパターン形成方法によれば、中間層パターンの表面荒れに起因するダブルパターニング固有のパターン不良発生等を効果的に防止することによって、良好な形状を有する微細なパターンを形成することができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、説明の簡略化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態におけるパターン形成方法について、図1(a)〜(c)、図2(a)〜(d)、図3(a)〜(d)、及び図4(a)〜(b)を参照しながら説明する。
まず、以下の組成を有する第1のレジスト膜の形成用材料を準備する。
ポリ(2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(50mol%)−γ−ブチロラクトンメタクリレート(40mol%)−2−ヒドロキシアダマンタンメタクリレート(10mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(光酸発生剤)・・0.06g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
また、以下の組成を有する第2のレジスト膜の形成用材料を準備する。
ポリ(2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(50mol%)−γ−ブチロラクトンメタクリレート(40mol%)−2−ヒドロキシアダマンタンメタクリレート(10mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(光酸発生剤)・・0.08g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
ここで、第2のレジスト膜の形成用材料に含まれる光酸発生剤の量は、第1のレジスト膜の形成用材料に含まれる光酸発生剤の量よりも多くなっている。
まず、図1(a)に示すように、半導体基板101の上に、膜厚が0.7μm程度の下層膜102を形成する。ここで、下層膜102は、有機膜からなり、例えば、炭化水素骨格を有する物質を熱架橋等により硬化させた有機材料を用いることができる。炭化水素骨格には、アルキル基、アルケニル基、フェニル基、ハロゲン基等が付加されていてもよい。具体的には、ノボラック樹脂、フェノール樹脂等の樹脂に、エポキシ基、グリシジル基等を含有した架橋剤と、オニウム塩等の熱酸発生剤とを含む材料が好ましい。半導体基板101上に下層膜102を塗布した後、下層膜102を加熱することによって酸が発生し、この酸の働きにより架橋剤が樹脂を架橋させることによって、下層膜102を強固にすることができる。
次に、図1(b)に示すように、下層膜102の上に、膜厚が0.08μm程度の中間層膜103を形成する。中間層膜103はハードマスクとして機能する。ここで、中間層膜103は、例えば、SiO2骨格、SiN骨格、SiON骨格等のシリコンを含む材料を用いることができる。これらの骨格には、アルキル基、アルケニル基、フェニル基、ハロゲン基等が付加されていてもよい。具体的には、シロキサン樹脂、又はシルセスキオキサン樹脂からなり、これにメチル基、エチル基等が付加されていてもよい。
次に、図1(c)に示すように、中間層膜103の上に、第1のレジスト膜の形成用材料を塗布して、膜厚が0.15μm程度の第1のレジスト膜104を形成する。
次に、図2(a)に示すように、第1のパターンを有する第1のフォトマスク105を介して、NAが0.85であるArFエキシマレーザ光106により、1回目のパターン露光を行う。露光後、第1のレジスト膜104を、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱する(露光後ベーク)する。
次に、図2(b)に示すように、ベークされた第1のレジスト膜104に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)を用いて現像を行い、第1のレジスト膜104の未露光部よりなる第1のレジストパターン104aを形成する。
次に、図2(c)に示すように、第1のレジストパターン104aをマスクとして、中間層膜103を、例えば、フッ素系ガスによりエッチングした後、図2(d)に示すように、第1のレジストパターン104aを酸素プラズマによるアッシングで除去して、第1の中間層パターン103aを形成する。
次に、図3(a)に示すように、第1の中間層パターン103aの上に、第2のレジスト膜の形成用材料を塗布して、膜厚が0.15μm程度の第2のレジスト膜107を形成する。
次に、図3(b)に示すように、第2のパターンを有する第2のフォトマスク108を介して、NAが0.85であるArFエキシマレーザ光106により、2回目のパターン露光を行う。露光後、第2のレジスト膜107を、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間、露光後ベークを行う。
次に、図3(c)に示すように、ベークされた第2のレジスト膜107に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)を用いて現像を行い、第2のレジスト膜107の未露光部よりなる第2のレジストパターン107aを形成する。
次に、図3(d)に示すように、第2のレジストパターン107aをマスクとして、第1の中間層パターン103aを、例えば、フッ素系ガスによりエッチングした後、図4(a)に示すように、第2のレジストパターン107aを酸素プラズマによるアッシングで除去して、第2の中間層パターン103bを形成する。
最後に、図4(b)に示すように、第2の中間層パターン103bをマスクとして、下層膜102を酸素系ガスでエッチングして、第1及び第2のパターンを有する下層膜パターン102bを形成する。
本実施形態におけるパターン形成方法において、第1のレジストパターン104aをアッシング除去する際に、第1の中間層パターン103aに表面荒れが生じ、2回目のパターン露光の際に、第2のレジスト膜107の露光部に発生した酸の一部が、この表面荒れにトラップされて、酸不足の状態になっている。しかしながら、第2のレジスト膜107には、第1のレジスト膜104よりも光酸発生剤の量が多く含まれているため、第2のレジスト膜107の感度が向上しており、これにより、第2のレジスト膜107の露光部の酸不足を、過剰に調整された光酸発生剤から発生する酸によって補填することができる。それ故、たとえ、第1の中間層パターン103aにアッシングによる表面荒れが生じていても、2回目のパターン露光においても、1回目のパターン露光と同程度の良好な第2のレジストパターン107aを形成することができる。その結果、最終的に、良好な形状を有する微細な下層膜パターン102bを得ることができる。
ここで、第2のレジスト膜107に含まれる光酸発生剤の添加量は、レジスト中に含まれる他の添加物や露光条件、その他種々の条件によって最適な値が決められるが、好適には、第2のレジスト膜107に含まれる光酸発生剤の添加量は、第1のレジスト膜104に含まれる光酸発生剤の添加量の110wt%〜150wt%の範囲にあることが望ましい。110wt%より少ない場合は、酸の補填の程度が少なく、正常なパターン形成ができない場合がある。また、150wt%より多い場合には、酸の量が過剰になって、露光領域以外にも酸が拡散して、不良形状のパターンが形成される場合がある。
また、光酸発生剤としては、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸、トリフェニルスルフォニウムノナフルオロブタンスルフォン酸、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルフォン酸、ジフェニルヨードニウムノナフルオロブタンスルフォン酸、(t−ブチルフェニル)ジフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸、または(t−ブチルフェニル)ジフェニルスルフォニウムノナフルオロブタンスルフォン酸等を、一または二以上を組み合わせて用いることができる。
図5は、本実施形態により形成した下層膜パターン102bを用いて、半導体基板101(または、半導体基板101上に形成された被エッチング膜(不図示))をドライエッチングしたときの断面図である。良好な形状を有する微細な下層膜パターン102bを用いることによって、半導体基板101(または被エッチング膜)も、良好な形状で微細加工することができる。
なお、本発明により形成した下層膜パターン102bは、ドライエッチング用のマスクだけでなく、半導体装置の製造プロセスにおける種々の工程で使用されるマスク(例えば、イオン注入用のマスク等)に適用できることは勿論である。
また、本発明における下層膜102、中間層膜103の材料は、本実施形態で例示した材料に限定されず、下層膜102/中間層膜103を用いたダブルパターニングによるパターン形成方法において、第1及び第2のレジスト膜104、107に用いられる材料や露光条件、あるいは、本発明により形成した下層膜パターン102bを利用して行う後工程の内容(例えば、エッチングやイオン注入等)等により、適宜、最適な材料を選択することができる。
(第1の実施形態の変形例)
本発明におけるダブルパターニングを用いたパターン形成方法において、第2のレジスト膜107に所定量の過剰な光酸発生剤を添加することによって、良好な形状を有するパターンを形成することができるが、さらに、液浸露光技術を用いることにより、ダブルパターニングの解像度をより向上させることができる。
図6(a)、(b)は、第1の実施形態で説明したダブルパターニングの工程に液浸露光技術を適用した例を示した工程断面図で、(a)は、1回目のレジスト露光に、(b)は、2回目のレジスト露光に、それぞれ液浸露光を適用した工程断面図である。
図6(a)は、図2(a)に対応した工程断面図で、第1のレジスト膜104の上に、例えば、パドル(液盛り)法により水よりなる液浸露光用の液体(液浸溶液)150を配し、ArFエキシマレーザ光106を、第1のフォトマスク105を介して第1のレジスト膜104に照射して、1回目のパターン露光を行うものである。
図6(b)は、図3(b)に対応した工程断面図で、第2のレジスト膜107の上に、同じく、パドル法により水よりなる液浸溶液150を配し、ArFエキシマレーザ光106を、第2のフォトマスク108を介して第2のレジスト膜107に照射して、2回目のパターン露光を行うものである。
このように、液浸露光技術を適用することにより、露光装置内のレンズと基板上のレジスト膜との間が、屈折率nの液体(液浸溶液)で満たされることになるために、露光装置のNA(開口数)がn・NAとなり、レジストの解像度が向上する。そのため、通常の露光技術を用いた場合に比べて、より良好な形状を有する微細パターンを形成することができる。
ここで、液浸溶液150としては、例えば、水または酸性溶液等を用いることができる。酸性溶液としては、例えば、硫酸セシウム水溶液、リン酸水溶液等が用いられ、また、液浸溶液150に、界面活性剤などの添加物を含んでいてもよい。
ところで、液浸露光技術を適用した場合、図6(a)、(b)に示すように、レジスト膜104、107上に液浸溶液150が配された場合、レジスト膜104、107からレジストの成分が液浸溶液150に溶出(染み出し)したり、逆に、液浸溶液150がレジスト膜104、107中に浸透(染み込み)するおそれがあり、いずれの場合も、解像度を劣化させる要因となる。
そこで、このような場合の対策として、図7(a)、(b)に示すように、レジスト膜104、107上にバリア膜160を形成しておくことが有効である。図7(a)は、図1(c)に対応した工程断面図で、第1のレジスト膜104の上に、膜厚が0.1μm程度のバリア膜160を形成したもので、その後、図6(a)に示したような液浸露光を行う。また、図7(b)は、図3(a)に対応した工程断面図で、第2のレジスト膜107の上に、膜厚が0.1μm程度のバリア膜160を形成したもので、その後、図6(b)に示したような液浸露光を行う。
ここで、バリア膜としては、例えば、フッ素を含むアルカリ可溶性の材料を用いることができる。また、バリア膜160を形成した後、バリア膜160の緻密性を向上させるために、ホットプレートで120℃の温度下で、約90秒間加熱を行ってもよい。なお、バリア膜160の緻密性が過度に向上すると、バリア膜160の溶解除去が困難になるために、適当な温度範囲で加熱することが好ましい。例えば、バリア膜160の緻密性を向上させるために、バリア膜160を加熱する適当な温度は、100〜150℃の範囲である。
なお、上記の液浸露光、またはバリア膜160の形成は、1回目及び2回目のパターン露光の両方に適用してもよいし、あるいは、いずれか一方のパターン露光に適用しても勿論かまわない。
(第2の実施形態)
第1の実施形態においては、第2のレジスト膜107に所定量の過剰な光酸発生剤を添加することによって、第1の中間層パターン103aの表面荒れに起因するパターン不良の発生を防止したが、本実施形態においては、第2のレジスト膜107に含まれる光酸発生剤のクエンチャーとして機能する塩基の量を調整することによって、第1の実施形態と同様の効果を奏するようにしたものである。
本実施形態におけるパターン形成方法は、第1の実施形態で説明した方法と同様の方法を用いて行うことができ、以下、図1(a)〜(c)、図2(a)〜(d)、図3(a)〜(d)、及び図4(a)〜(b)を再び参照しながら説明する。なお、ここでは、第1の実施形態の説明と重複する部分については、詳細な説明は省略する。
まず、以下の組成を有する第1のレジスト膜の形成用材料を準備する。
ポリ(2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(50mol%)−γ−ブチロラクトンメタクリレート(40mol%)−2−ヒドロキシアダマンタンメタクリレート(10mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(光酸発生剤)・・0.06g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
また、以下の組成を有する第2のレジスト膜の形成用材料を準備する。
ポリ(2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(50mol%)−γ−ブチロラクトンメタクリレート(40mol%)−2−ヒドロキシアダマンタンメタクリレート(10mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(光酸発生剤)・・0.06g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.0018g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
ここで、第2のレジスト膜の形成用材料に含まれるクエンチャー(塩基)の量は、第1のレジスト膜の形成用材料に含まれるクエンチャー(塩基)の量よりも少なくなっている。
まず、図1(a)に示すように、半導体基板101の上に、膜厚が0.7μm程度の下層膜102を形成した後、図1(b)に示すように、下層膜102の上に、膜厚が0.08μm程度の中間層膜103を形成する。
次に、図1(c)に示すように、中間層膜103の上に、第1のレジスト膜の形成用材料を塗布して、膜厚が0.15μm程度の第1のレジスト膜104を形成する。
次に、図2(a)に示すように、第1のパターンを有する第1のフォトマスク105を介して、NAが0.85であるArFエキシマレーザ光106により、1回目のパターン露光を行う。露光後、第1のレジスト膜104を、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱する(露光後ベーク)する。
次に、図2(b)に示すように、ベークされた第1のレジスト膜104に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)を用いて現像を行い、第1のレジスト膜104の未露光部よりなる第1のレジストパターン104aを形成する。
次に、図2(c)に示すように、第1のレジストパターン104aをマスクとして、中間層膜103を、例えば、フッ素系ガスによりエッチングした後、図2(d)に示すように、第1のレジストパターン104aを酸素プラズマによるアッシングで除去して、第1の中間層パターン103aを形成する。
次に、図3(a)に示すように、第1の中間層パターン103aの上に、第2のレジスト膜の形成用材料を塗布して、膜厚が0.15μm程度の第2のレジスト膜107を形成する。
次に、図3(b)に示すように、第2のパターンを有する第2のフォトマスク108を介して、NAが0.85であるArFエキシマレーザ光106により、2回目のパターン露光を行う。露光後、第2のレジスト膜107を、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間、露光後ベークを行う。
次に、図3(c)に示すように、ベークされた第2のレジスト膜107に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)を用いて現像を行い、第2のレジスト膜107の未露光部よりなる第2のレジストパターン107aを形成する。
次に、図3(d)に示すように、第2のレジストパターン107aをマスクとして、第1の中間層パターン103aを、例えば、フッ素系ガスによりエッチングした後、図4(a)に示すように、第2のレジストパターン107aを酸素プラズマによるアッシングで除去して、第2の中間層パターン103bを形成する。
最後に、図4(b)に示すように、第2の中間層パターン103bをマスクとして、下層膜102を酸素系ガスでエッチングして、第1及び第2のパターンを有する下層膜パターン102bを形成する。
本実施形態におけるパターン形成方法において、第1のレジストパターン104aをアッシング除去する際に、第1の中間層パターン103aに表面荒れが生じ、2回目のパターン露光の際に、第2のレジスト膜107の露光部に発生した酸の一部が、この表面荒れにトラップされて、酸不足の状態になっている。しかしながら、第2のレジスト膜107には、第1のレジスト膜104よりもクエンチャー(塩基)の量が少なく含まれているため、第2のレジスト膜107の感度が相対的に向上しており、これにより、第2のレジスト膜107の露光部の酸不足を、過少に調整された塩基によって間接的に補填することができる。それ故、たとえ、第1の中間層パターン103aにアッシングによる表面荒れが生じていても、2回目のパターン露光においても、1回目のパターン露光と同程度の良好な第2のレジストパターン107aを形成することができる。その結果、最終的に、良好な形状を有する微細な下層膜パターン102bを得ることができる。
ここで、第2のレジスト膜107に含まれるクエンチャー(塩基)の添加量は、レジスト中に含まれる他の添加物や露光条件、その他種々の条件によって最適な値が決められるが、好適には、第2のレジスト膜107に含まれる塩基の添加量は、第1のレジスト膜104に含まれる塩基の添加量の50wt%〜90wt%の範囲にあることが望ましい。90wt%より多い場合は、酸の量が少なく、正常なパターン形成ができない場合がある。また、50wt%より少ない場合には、酸の量が過剰になって、露光領域以外にも酸が拡散して、不良形状のパターンが形成される場合がある。
また、クエンチャー(塩基)としては、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリメタノールアミン、トリメチルアミン、トリイソプロパノールアミン、トリイソプロピルアミン、トリt−ブタノールアミン、トリt−ブチルアミン、トリn−ブタノールアミン、トリn−ブチルアミン、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、ジメタノールアミン、ジメチルアミン、ジイソプロパノールアミン、ジイソプロピルアミン、ジt−ブタノールアミン、ジt−ブチルアミン、ジn−ブタノールアミン、ジn−ブチルアミン、エタノールアミン、エチルアミン、メタノールアミン、メチルアミン、イソプロパノールアミン、イソプロピルアミン、t−ブタノールアミン、t−ブチルアミン、n−ブタノールアミン、又はn−ブチルアミン等を、一または二以上を組み合わせて用いることができる。
なお、本実施形態においても、1回目及び/または2回目のパターン露光において、第1の実施形態の変形例で説明した液浸露光及び/またはバリア膜の形成を適用することは勿論可能である。
(第3の実施形態)
第1及び第2の実施形態においては、第2のレジスト膜107の感度を、第1のレジスト膜104の感度よりも相対的に向上させることによって、第1の中間層パターン103aの表面荒れに起因するパターン不良の発生を防止したが、本実施形態においては、第2のレジスト膜107に2−ニトロベンジルエーテルを含ませ、第1のレジスト膜104には2−ニトロベンジルエーテルを含まないことによって、第1及び第2の実施形態と同等の効果を奏するようにしたものである。
本実施形態におけるパターン形成方法は、第1の実施形態で説明した方法と同様の方法を用いて行うことができ、以下、図1(a)〜(c)、図2(a)〜(d)、図3(a)〜(d)、及び図4(a)〜(b)を再び参照しながら説明する。なお、ここでは、第1の実施形態の説明と重複する部分については、詳細な説明は省略する。
まず、以下の組成を有する第1のレジスト膜の形成用材料を準備する。
ポリ(2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(50mol%)−γ−ブチロラクトンメタクリレート(40mol%)−2−ヒドロキシアダマンタンメタクリレート(10mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(光酸発生剤)・・0.06g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
また、以下の組成を有する第2のレジスト膜の形成用材料を準備する。
ポリ(2−メチル−2−アダマンチルメタクリレート(50mol%)−γ−ブチロラクトンメタクリレート(40mol%)−2−ヒドロキシアダマンタンメタクリレート(10mol%))(ベースポリマー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2g
トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸(光酸発生剤)・・0.06g
トリエタノールアミン(クエンチャー)・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.002g
2−ニトロベンジルt−ブチルエーテル・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.5g
プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(溶媒)・・・・・・・・・20g
ここで、第2のレジスト膜の形成用材料には、2−ニトロベンジルt−ブチルエーテルが含まれているが、第1のレジスト膜の形成用材料には、2−ニトロベンジルt−ブチルエーテルが含まれていない。
まず、図1(a)に示すように、半導体基板101の上に、膜厚が0.7μm程度の下層膜102を形成した後、図1(b)に示すように、下層膜102の上に、膜厚が0.08μm程度の中間層膜103を形成する。
次に、図1(c)に示すように、中間層膜103の上に、第1のレジスト膜の形成用材料を塗布して、膜厚が0.15μm程度の第1のレジスト膜104を形成する。
次に、図2(a)に示すように、第1のパターンを有する第1のフォトマスク105を介して、NAが0.85であるArFエキシマレーザ光106により、1回目のパターン露光を行う。露光後、第1のレジスト膜104を、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間加熱する(露光後ベーク)する。
次に、図2(b)に示すように、ベークされた第1のレジスト膜104に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)を用いて現像を行い、第1のレジスト膜104の未露光部よりなる第1のレジストパターン104aを形成する。
次に、図2(c)に示すように、第1のレジストパターン104aをマスクとして、中間層膜103を、例えば、フッ素系ガスによりエッチングした後、図2(d)に示すように、第1のレジストパターン104aを酸素プラズマによるアッシングで除去して、第1の中間層パターン103aを形成する。
次に、図3(a)に示すように、第1の中間層パターン103aの上に、第2のレジスト膜の形成用材料を塗布して、膜厚が0.15μm程度の第2のレジスト膜107を形成する。
次に、図3(b)に示すように、第2のパターンを有する第2のフォトマスク108を介して、NAが0.85であるArFエキシマレーザ光106により、2回目のパターン露光を行う。露光後、第2のレジスト膜107を、ホットプレートにより105℃の温度下で60秒間、露光後ベークを行う。
次に、図3(c)に示すように、ベークされた第2のレジスト膜107に対して、2.38wt%のテトラメチルアンモニウムハイドロキサイド水溶液(アルカリ性現像液)を用いて現像を行い、第2のレジスト膜107の未露光部よりなる第2のレジストパターン107aを形成する。
次に、図3(d)に示すように、第2のレジストパターン107aをマスクとして、第1の中間層パターン103aを、例えば、フッ素系ガスによりエッチングした後、図4(a)に示すように、第2のレジストパターン107aを酸素プラズマによるアッシングで除去して、第2の中間層パターン103bを形成する。
最後に、図4(b)に示すように、第2の中間層パターン103bをマスクとして、下層膜102を酸素系ガスでエッチングして、第1及び第2のパターンを有する下層膜パターン102bを形成する。
本実施形態におけるパターン形成方法において、第1のレジストパターン104aをアッシング除去する際に、第1の中間層パターン103aに表面荒れが生じ、2回目のパターン露光の際に、第2のレジスト膜107の露光部に発生した酸の一部が、この表面荒れにトラップされて、酸不足の状態になっている。しかしながら、第2のレジスト膜107に2−ニトロベンジルエーテルを含まることによって、露光によって2−ニトロベンジルエーテルから発生したOH基が、露光部のアルカリ溶解性を向上させることができ、これにより、第2のレジスト膜107の相対的に低下したアルカリ溶解性を回復させることができる。それ故、たとえ、第1の中間層パターン103aにアッシングによる表面荒れが生じていても、2回目のパターン露光においても、1回目のパターン露光と同程度の良好な第2のレジストパターン107aを形成することができる。その結果、最終的に、良好な形状を有する微細な下層膜パターン102bを得ることができる。
ここで、第2のレジスト膜107に含まれる2−ニトロベンジルエーテルの添加量は、レジスト中に含まれる他の添加物や露光条件、その他種々の条件によって最適な値が決められるが、好適には、第2のレジスト膜107に含まれる2−ニトロベンジルエーテルの添加量は、第2のレジスト膜107を構成するベースポリマーの10wt%〜30wt%の範囲にあることが望ましい。10wt%より少ない場合は、生成するOH基の量が相対的に少なく、露光部のアルカリ溶解性の向上が十分でないため、正常なパターン形成ができない場合がある。また、30wt%より多い場合には、OH基の量が相対的に過剰となって、未露光部の一部が溶解して、不良形状のパターンが形成される場合がある。
また、2−ニトロベンジルエーテルとしては、本実施形態で例示した2−ニトロベンジルt−ブチルエーテルの他、2−ニトロベンジルイソプロピルエーテル、2−ニトロベンジルトリフルオロメチルエーテル、または2−ニトロベンジルノナフルオロブチルエーテル等を、一または二以上を組み合わせて用いることができる。
なお、本実施形態においても、1回目及び/または2回目のパターン露光において、第1の実施形態の変形例で説明した液浸露光及び/またはバリア膜の形成を適用することは勿論可能である。
以上、本発明を好適な実施形態により説明してきたが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の改変が可能である。例えば、上記実施形態においては、レジスト露光をArFエキシマレーザ光で行ったが、それに限定されず、例えば、KrFエキシマレーザ光、Xe2レーザ光、F2レーザ光、KrArレーザ光、又はAr2レーザ光等を用いてもよい。また、第2の実施形態において説明した、第1の中間層パターン103aの表面荒れに起因するパターン不良の劣化は、従来のハードマスクを用いたダブルパターニングにおいても、共通の課題と考えられ、上記実施形態において説明した種々の対策は、従来のハードマスクを用いたダブルパターニングにも適用することが可能である。
本発明に係るダブルパターニングを用いたパターン形成方法によると、良好な形状を有する微細パターンを得ることができ、半導体装置の製造プロセス等において用いられる微細パターンの形成方法に有用である。
(a)〜(c)は、本発明の第1の実施形態におけるパターン形成方法を示した工程断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態におけるパターン形成方法を示した工程断面図である。 (a)〜(d)は、本発明の第1の実施形態におけるパターン形成方法を示した工程断面図である。 (a)〜(b)は、本発明の第1の実施形態におけるパターン形成方法を示した工程断面図である。 本発明の第1の実施形態におけるパターン形成方法で形成したパターンを用いて、半導体基板をエッチングする工程を示した工程断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施形態の変形例を示した図で、(a)は、1回目のパターン露光における液浸露光の工程を示した工程断面図、(b)は、2回目のパターン露光における液浸露光の工程を示した工程断面図である。 (a)、(b)は、本発明の第1の実施形態の変形例を示した図で、(a)は、1回目のパターン露光前におけるバリア膜を形成する工程を示した工程断面図、(b)は、2回目のパターン露光前におけるバリア膜を形成する工程を示した工程断面図である。 (a)〜(d)は、従来のダブルパターニングを用いたパターン形成方法を示した工程断面図である。 (a)〜(d)は、従来のダブルパターニングを用いたパターン形成方法を示した工程断面図である。 (a)〜(b)は、従来のダブルパターニングを用いたパターン形成方法を示した工程断面図である。 従来のダブルパターニングを用いたパターン形成方法で形成したパターンを用いて、半導体基板をエッチングする工程を示した工程断面図である。 従来のBARC平坦化工程を用いたダブルパターニングの方法を示した工程断面図である。 (a)〜(c)は、従来のダブルパターニングにおける課題を説明する工程断面図である。
符号の説明
101 半導体基板
102 下層膜
102b 下層膜パターン
103 中間層膜
103a 第1の中間層パターン
103b 第2の中間層パターン
104 第1のレジスト膜
104a 第1のレジストパターン
105 第1のフォトマスク
106 ArFエキシマレーザ光
107 第2のレジスト膜
107a 第2のレジストパターン
108 第2のフォトマスク
150 液浸溶液
160 バリア膜
201 半導体基板
202 ハードマスク
202a 第1のハードマスクパターン
202b 第2のハードマスクパターン
203 第1のArFレジスト膜
203a 第1のレジストパターン
204 第1のフォトマスク
205 ArFエキシマレーザ光
206 第2のArFレジスト膜
206a 第2のレジストパターン
206b 露光部
207 第2のフォトマスク
208 BARC

Claims (14)

  1. 基板上に下層膜を形成する工程(a)と、
    前記下層膜の上に中間層膜を形成する工程(b)と、
    前記中間層膜の上に第1のレジスト膜を形成した後、該第1のレジスト膜に第1のパターンを有する第1のフォトマスクを介して露光および現像を行い、第1のレジストパターンを形成する工程(c)と、
    前記第1のレジストパターンをマスクに、前記中間層膜をエッチングして、第1の中間層パターンを形成する工程(d)と、
    前記第1のレジストパターンを除去する工程(e)と、
    前記工程(e)の後、前記下層膜と前記第1の中間層パターンとの上に第2のレジスト膜を形成した後、該第2のレジスト膜に第2のパターンを有する第2のフォトマスクを介して露光および現像を行い、第2のレジストパターンを形成する工程(f)と、
    前記第2のレジストパターンをマスクに、前記第1の中間層パターンをエッチングして、第2の中間層パターンを形成する工程(g)と、
    前記第2のレジストパターンを除去する工程(h)と、
    前記工程(h)の後に、前記第2の中間層パターンをマスクに、前記下層膜をエッチングして、前記第1及び第2のパターンを有する下層膜パターンを形成する工程(i)と
    を含むパターン形成方法において、
    前記第1のレジスト膜及び前記第2のレジスト膜は、化学増幅型のレジスト膜であり、
    前記第2のレジスト膜は、前記第1のレジスト膜よりも、レジストの感度を向上させる添加物、又はレジスト露光部のアルカリ溶解性を向上させる添加物の少なくとも一方を多く含んでいる、パターン形成方法。
  2. 前記第1のレジスト膜及び前記第2のレジスト膜は、光酸発生剤が添加物として含まれており、
    前記第2のレジスト膜は、前記第1のレジスト膜よりも、前記光酸発生剤を多く含んでいる、請求項1に記載のパターン形成方法。
  3. 前記第1のレジスト膜及び前記第2のレジスト膜は、塩基が添加物として含まれており、
    前記第2のレジスト膜は、前記第1のレジスト膜よりも、前記塩基を少なく含んでいる、請求項1に記載のパターン形成方法。
  4. 前記第2のレジスト膜は、2−ニトロベンジルエーテルを含み、前記第1のレジスト膜は、2−ニトロベンジルエーテルを含まない、請求項1に記載のパターン形成方法。
  5. 前記工程(c)又は前記工程(f)の少なくとも一方の工程において、前記第1のレジスト膜又は第2のレジスト膜の上に液体を配した状態で液浸露光を行う、請求項1〜4の何れか一つに記載のパターン形成方法。
  6. 前記液浸露光を行う前に、前記第1のレジスト膜又は第2のレジスト膜の上にバリア膜を形成する工程をさらに含む、請求項5に記載のパターン形成方法。
  7. 前記液体は、水又は酸性溶液である、請求項5に記載のパターン形成方法。
  8. 前記酸性溶液は、硫酸セシウム水溶液又はリン酸水溶液である、請求項7に記載のパターン形成方法。
  9. 前記第2のレジスト膜に含まれる光酸発生剤の添加量は、前記第1のレジスト膜に含まれる光酸発生剤の添加量の110wt%〜150wt%の範囲にある、請求項2に記載のパターン形成方法。
  10. 前記光酸発生剤は、トリフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸、トリフェニルスルフォニウムノナフルオロブタンスルフォン酸、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルフォン酸、ジフェニルヨードニウムノナフルオロブタンスルフォン酸、(t−ブチルフェニル)ジフェニルスルフォニウムトリフルオロメタンスルフォン酸、及び(t−ブチルフェニル)ジフェニルスルフォニウムノナフルオロブタンスルフォン酸からなる群から選択された1種以上の材料からなる、請求項2に記載のパターン形成方法。
  11. 前記第2のレジスト膜に含まれる塩基の添加量は、前記第1のレジスト膜に含まれる塩基の添加量の50wt%〜90wt%の範囲にある、請求項3に記載のパターン形成方法。
  12. 前記塩基は、トリエタノールアミン、トリエチルアミン、トリメタノールアミン、トリメチルアミン、トリイソプロパノールアミン、トリイソプロピルアミン、トリt−ブタノールアミン、トリt−ブチルアミン、トリn−ブタノールアミン、トリn−ブチルアミン、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、ジメタノールアミン、ジメチルアミン、ジイソプロパノールアミン、ジイソプロピルアミン、ジt−ブタノールアミン、ジt−ブチルアミン、ジn−ブタノールアミン、ジn−ブチルアミン、エタノールアミン、エチルアミン、メタノールアミン、メチルアミン、イソプロパノールアミン、イソプロピルアミン、t−ブタノールアミン、t−ブチルアミン、n−ブタノールアミン、及びn−ブチルアミンからなる群から選択された1種以上の材料からなる、請求項3に記載のパターン形成方法。
  13. 前記第2のレジスト膜に含まれる2−ニトロベンジルエーテルの添加量は、前記第2のレジスト膜を構成するベースポリマーの10wt%〜30wt%の範囲にある、請求項4に記載のパターン形成方法。
  14. 前記2−ニトロベンジルエーテルは、2−ニトロベンジルt−ブチルエーテル、2−ニトロベンジルイソプロピルエーテル、2−ニトロベンジルトリフルオロメチルエーテル、及び2−ニトロベンジルノナフルオロブチルエーテルからなる群から選択された1種以上の材料からなる、請求項4に記載のパターン形成方法。
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