JP6779653B2 - 外気処理システム、外気処理システムの制御装置及び制御方法 - Google Patents

外気処理システム、外気処理システムの制御装置及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、デシカントロータを用いて建物内に導入する外気の温度及び湿度を調整する外気処理システム、外気処理システムの制御装置及び制御方法に関する。
建物に設置された外気処理システムは、人の呼気によってCO濃度が高くなった還気を外部へ排気し、外部から外気を導入することにより、建物内のCO濃度を一定範囲内に維持する。さらに、外気の温度や湿度に応じて外気を加熱、冷却、加湿又は除湿して、建物内部の人間の快適性を保つ。
近年、地球温暖化対策や節電対策として、冷房の設定温度を高くすることが求められている。設定温度を高めにしても不快感を低減するために、外気処理システムの除湿性能を高めることが求められている。従来の除湿方法は、主に冷却除湿によるものであったが、運転効率の悪さや冷やし過ぎ等の問題があった。近年、除湿手段として、円柱状の部材の表面に吸着材を担持させたデシカントロータが提案されている。デシカントロータは除湿と再生を連続して行うことができるため、高い除湿性能が期待される。デシカントロータの再生には、建物内から排気する還気が用いられることが多い。デシカントロータの再生によって湿度が上昇した還気は外部に排気される。
特開2012−145247号公報
外気をデシカントロータで除湿する前に、冷却して相対湿度を上げたり、予備的に除湿すると効率が良い。デシカントロータを通過すると、水分の吸着、凝縮及びデシカントロータの熱容量によって外気の温度が上昇するため、必要に応じて、除湿後にさらに冷却する必要がある。したがって、冷却や除湿のための負荷が生じる。また、デシカントロータの再生と除湿が安定して効率良く行われるようにするためには、外気量と還気量が釣り合っていることが望ましい。しかしながら、省エネのために行われるCO濃度の制御により、導入する外気量は変動する。一方、還気はトイレ等、メインの排気路以外からも排気されることがあり、外気量に釣り合う十分な量の還気が確保できない可能性がある。そのような場合には温度及び湿度の調整が不安定となり、十分な再生及び除湿の機能が発揮されない可能性がある。
本発明は、上記のような問題点を解決するために提案されたものである。本発明の目的は、再生可能なデシカントロータを備えた外気処理システムにおいて、外気の冷却や除湿にかかる負荷を低減しつつ、十分な除湿性能を発揮することができる経済性及び利便性に優れた外気処理システム、外気処理システムの制御装置及び制御方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明の外気処理システムは、外気を空調空間へ給気する給気路と、前記空調空間からの還気を排気する排気路と、前記給気路に取り込まれた外気を、前記排気路を通過する前記還気と全熱交換する全熱交換部と、前記給気路の、前記全熱交換部の下流側に設置され、前記外気を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルにより加熱された外気が通過するデシカントロータの再生側とを含む再生部と、前記給気路の、前記再生部の下流側に設置され、前記デシカントロータの再生側を通過した外気を冷却する冷却コイルと、前記冷却コイルにより冷却された外気を除湿するデシカントロータの除湿側とを含む除湿部と、前記給気路の前記除湿部の下流側に設置された加湿部と、前記給気路の、前記加湿部の下流側に配置され、前記加湿部を通過した外気を加熱する加熱部と、前記給気路の、前記加熱コイルと前記デシカントロータの再生側の間と、前記除湿部と前記加湿部の間を接続する第1のバイパス経路と、前記加熱コイルを通過した外気の前記デシカントロータへの導入を遮断して、当該外気を前記第1のバイパス経路を通過させ、前記加湿部に導入させる第1の切り替え装置と、を備える。
(2)外気処理システムは、前記給気路の、前記除湿部の下流側に配置され、前記除湿部を通過した外気を冷却する冷却部を更に備えても良い。
(4)外気処理システムは、前記空調空間の温度に応じて、冷房モード又は暖房モードを選択するモード選択部と、前記モード選択部で暖房モードが選択された場合に、前記第1の切り替え装置を動作させる機構制御部と、前記モード選択部で暖房モードが選択された場合に、外気が設定温度まで加熱されるように前記加熱部の加熱量を決定する第1の加熱量決定部と、前記モード選択部での冷房モード又は暖房モードへの選択に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定する第2の加熱量決定部と、を有する制御装置を更に備え、前記第2の加熱量決定部は、前記モード選択部で冷房モードが選択された場合には、前記デシカントロータの除湿側で要求される除湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定し、前記モード選択部で暖房モードが選択された場合には、前記加湿部で要求される加湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定しても良い。
(5)前記加湿部は気化式加湿器を備え、前記第2の加熱量決定部は、前記加湿部で加湿された外気が設定湿度となるように前記加熱コイルの加熱量を決定し、前記加湿部は、前記加熱コイルにより加熱された前記外気を設定湿度まで加湿しても良い。
(6)外気処理システムは、前記全熱交換部と前記再生部との間で、前記給気路と前記排気路を接続する第2のバイパス経路と、前記外気の前記再生部への導入を遮断して、前記排気路の還気を前記第2のバイパス経路を通過させて前記給気路に導入する第2の切り替え装置と、を更に備えるようにしても良い。
(7)外気処理システムは、前記空調空間のCO濃度に応じて、外気を前記空調空間に給気する定常運転と、還気を循環させて前記空調空間に給気する循環運転とのいずれかを選択する運転選択部と、前記運転選択部で循環運転が選択された場合に、前記第2の切り替え装置を動作させる機構制御部と、を有する制御装置を更に備えるようにしても良い。
(8)本発明はまた、上記(3)に記載した外気処理システムの制御装置に関するものであり、制御装置は、前記空調空間の温度に応じて、冷房モード又は暖房モードを選択するモード選択部と、前記モード選択部で暖房モードが選択された場合に、前記第1の切り替え装置を動作させる機構制御部と、前記モード選択部で暖房モードが選択された場合に、外気が設定温度まで加熱されるように前記加熱部の加熱量を決定する第1の加熱量決定部と、前記モード選択部での冷房モード又は暖房モードの選択に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定する第2の加熱量決定部と、を有し、前記第2の加熱量決定部は、前記モード選択部で冷房モードが選択された場合には、前記デシカントロータの除湿側で要求される除湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定し、前記モード選択部で暖房モードが選択された場合には、前記加湿部で要求される加湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定する。
(9)本発明はまた、上記(3)に記載した外気処理システムの制御方法に関するものであり、制御方法は、前記空調空間の温度に応じて、冷房モード又は暖房モードを選択するモード選択処理と、前記モード選択処理で暖房モードが選択された場合に、前記第1の切り替え装置を動作させる処理と、前記モード選択処理で暖房モードが選択された場合に、外気が設定温度まで加熱されるように前記加熱部の加熱量を決定する第1の加熱量決定処理と、前記モード選択処理での冷房モード又は暖房モードの選択に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定する第2の加熱量決定処理と、を有し、前記第2の加熱量決定処理は、前記モード選択処理で冷房モードが選択された場合には、前記デシカントロータの除湿側で要求される除湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定し、前記モード選択処理で暖房モードが選択された場合には、前記加湿部で要求される加湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定する。
本発明によれば、デシカントロータの再生と除湿に同一の外気を用いる。これによって、除湿と再生における給気量のバランスを取ることができ、十分な除湿性能を発揮することができる。さらに、還気との全熱交換により外気の湿度を下げてから再生に用いることにより、結果として除湿にかかる負荷を低減することができる。これにより、経済性及び利便性に優れた外気処理システムを提供することができる。
実施形態に係る外気処理システムの構成を示す図である。 外気処理システムの制御装置の機能構成を示すブロック図である。 実施形態に係る外気処理システムの、冷房定常運転時の動作を示す図である。 実施形態に係る外気処理システムの、冷房定常運転時の作用を示す空気線図である。 従来例に係る外気処理システムの、冷房定常運転時の動作を示す図である。 従来例に係る外気処理システムの、冷房定常運転時の作用を示す空気線図である。 実施形態に係る外気処理システムの、冷房運転開始時の動作を示す図である。 実施形態に係る外気処理システムの、暖房定常運転時の動作を示す図である。 実施形態に係る外気処理システムの、暖房運転開始時の動作を示す図である。
[1.構成]
以下、本発明に係る外気処理システムの実施形態について、図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、外気処理システム1は、建物内の空間(以下、「空調空間」という)Aに導入される外気の温度及び湿度を調整し制御するものである。なお、空調空間Aには室内用エアコンが設置され、室内用エアコンによって空調空間Aの加熱及び冷却が適宜行われる。
外気処理システム1は、空調空間Aに接続する給気路100と排気路200を備えている。給気路100は、外気を空調空間Aへ給気するダクトであり、一端は屋外の外気口101に接続され、他端は空調空間Aの給気口102に接続される。排気路200は、空調空間Aからの還気を排気するダクトであり、一端は空調空間Aの還気口103に接続され、他端は屋外の排気口104に接続される。なお、空調空間Aのトイレ等の設備にも、還気を外部へ排気する排気路500が設けられている。給気路100及び排気路200,500には、それぞれに流量制御のためのファン106,107,108が設置されている。
空調空間Aには、温度センサT、湿度センサH及びCO濃度センサCが設置されている。これらのセンサは後述する制御装置90に接続されている。なお、温度センサT、湿度センサHは給気口102に配置しても良く、CO濃度センサCは還気口103に配置しても良い。
給気路100の外気口101側を上流、給気口102側を下流として説明する。排気路200については、還気口103側を上流とし、排気口104側を下流として説明する。外気処理システム1は、給気路100の上流から下流に向かって設置された、全熱交換部2と、再生部3と、除湿部4と、加湿部5と、加熱部6と、冷却部7とを備えている。
以下、各部の構成を説明する。
全熱交換部2は、給気路100の外気口101の近傍と、排気路200の排気口104近傍を接続するように配置されている。全熱交換部2は、外気口101から給気路100に取り込まれた外気と、排気路200を通過する還気との間で全熱交換を行う。すなわち熱と水分を交換する。全熱交換部2として、例えば、回転型又は静止型の全熱交換器を用いることができる。
再生部3は、全熱交換部2の下流側に設置され、全熱交換部2を通過した外気を加熱する加熱コイル31と、加熱コイル31により加熱された外気が通過するデシカントロータRの再生側32とを備えている。
加熱コイル31は、加熱機等の温熱源供給装置70と、配管により接続されている。温熱源供給装置70から配管を介して温水や蒸気が供給されている。外気はこの加熱コイル31を通過することにより加熱される。加熱コイル31を通過した温水や蒸気の凝縮水は配管により温熱源供給装置70に戻るように構成されている。配管には、バルブが設けられている。バルブの開度の調整により、加熱コイル31に供給される温熱源の流量が調整され、結果として外気の加熱温度が調整される。
デシカントロータRは、円柱状の部材の表面に吸着材を担持させたものであり、中心部が回転軸に固定されている。吸着材は、ゼオライト、塩化リチウム、シリカゲル、活性炭等を用いる。ロータの内部はハニカム状に形成され、回転軸に沿った方向に多数の通路が貫通する。デシカントロータRに湿気を含んだ空気を通過させると、吸着材が湿気を吸着して空気を除湿する。湿気を吸着したデシカントロータRに対して加熱空気を通過させると、吸着材から湿気が脱着されて、デシカントロータRは再生される。デシカントロータRを、除湿対象の空気の経路と加熱空気の経路にまたがるように配置し、駆動モータにより回転軸を低速で回転させる。回転によってデシカントロータR内部の各通路は、除湿対象の空気と加熱空気に交互に接触する。これによって、空気の除湿処理と、デシカントロータの再生処理とが連続して行われる。全体から見れば、デシカントロータRは除湿側42と再生側32の2つの部分に分かれている。
本実施形態では、給気路100の加熱コイル31の下流側に、デシカントロータRの一部が配置される。加熱コイル31によって加熱された高温の外気がデシカントロータRを通過することにより、デシカントロータRに吸着した湿気が脱着されて再生される。すなわち、給気路100の加熱コイル31の下流側にはデシカントロータRの再生側32が配置される。
除湿部4は、再生部3の下流側に設置され、デシカントロータRの再生側32を通過した外気を冷却する冷却コイル41と、冷却コイル41により冷却された外気が通過するデシカントロータRの除湿側42とを備えている。
冷却コイル41は、例えば、冷凍機等の冷却水供給装置80と、配管により接続される。冷却水供給装置80から配管を介して冷却水が供給される。外気はこの冷却コイル41を通過することにより冷却される。冷却コイル41を通過した冷却水は配管により冷却水供給装置80に戻るように構成されている。配管には、バルブが設けられている。バルブの開度の調整により、冷却コイル41に供給される冷却水の流量が調整され、結果として外気の冷却温度が調整される。
給気路100は、冷却コイル41を通過したところで折り返し、再びデシカントロータRを通過する。給気路100が通過する部分は、再生側32の一部を除く残部、すなわち除湿側42である。冷却コイル41によって冷却された外気がデシカントロータRの除湿側42を通過することにより、外気に含まれる湿気が吸着材に吸着されて除湿される。
加湿部5は、除湿部4の下流側に設置され、通過する外気を加湿するものである。加湿部5は、例えば、気化式加湿器から構成されている。気化式加湿器は、例えば、親水性素材の上部に水を供給する装置を配置したものである。親水性素材の上部から供給した水は重力で親水性素材全体に行き渡る。親水性素材を外気が通過することによって、親水性素材に含まれた水が気化して外気が加湿される。親水性素材に供給する水の量は、必要加湿量の4倍程度とする。これによって、親水性素材への塵芥等の付着及び供給する水に含まれるシリカ等の不純物の凝縮を防止する。
加熱部6は、加湿部5の下流側に設置される。図1では、冷却部7が加熱部6の下流側に設置されているが、冷却部7はデシカントロータRの除湿側42の下流側に設置すれば良いため、加熱部6の上流側に設置されても良い。加熱部6は、再生部3の加熱コイル31と同様の構成とすることができ、配管を介して温熱源供給装置70から温熱源の供給を受ける。冷却部7は、除湿部4の冷却コイル41と同様の構成とすることができ、配管を介して冷却水供給装置80から冷却水の供給を受ける。
以上述べたように、本実施形態の外気処理システム1は、再生部3、除湿部4、加湿部5、加熱部6及び冷却部7が給気路100に沿って連続して配置されている。一方、外気処理システム1は、時季に応じて冷房モードと暖房モードに切り替える必要がある。冷房モードでは外気の冷却及び除湿を行うが、外気の温度を低くしすぎることなく除湿が可能であるため、加湿部5及び加熱部6を動作させない。一方、暖房モードでは外気の加湿及び加熱のみを行う。外気がデシカントロータRを通過して除湿されても加湿部5によって必要な湿度まで加湿することはできるが、そもそも除湿が必要ない。そのため、外気処理システム1には、暖房モードにおいてデシカントロータRを迂回するための第1のバイパス経路120が設けられている。
第1のバイパス経路120は、給気路100の、加熱コイル31とデシカントロータRの再生側32の間の部分と、除湿部4と加湿部5の間の部分とを接続する。除湿部4と加湿部5の間の部分とは、具体的にはデシカントロータRの除湿側42と加湿部5の間の部分である。外気処理システム1には、加熱コイル31を通過した外気のデシカントロータRへの導入を遮断し、その外気を第1のバイパス経路120を通過させて加湿部5に導入させる第1の切り替え装置が設けられている。
第1の切り替え装置として、本実施形態では、給気路100の開閉を切り替えるバルブ121,122,123が設置されている。バルブ121は、第1のバイパス経路120に設置されている。バルブ122は、給気路100と第1のバイパス経路120の上流側の接続点とデシカントロータRの再生側32の間に設置されている。バルブ123は、給気路100と第1のバイパス経路120の下流側の接続点とデシカントロータRの除湿側42の間に設置されている。バルブ121を開いてバルブ122,123を閉じることによって、再生部3の加熱コイル31によって加熱された外気は、デシカントロータRの再生側32、冷却コイル41及びデシカントロータRの除湿側42を通過せずに、加湿部5に直接導入される。
なお、第1の切り替え装置は、外気を第1のバイパス経路120に誘導できるものであれば良く、バルブに限定されない。例えば、第1の切り替え装置をシャッター等で構成しても良い。
また、本実施形態の外気処理システム1において、人の呼気によってCOの濃度が高くなった還気が排気路200を通って建物外に排気され、代わりに外気が給気路100を通って建物内に供給される。しかしながら、早朝等、建物に人が少ない状態では、還気のCO濃度は高くなりにくい。そのため、還気を外部に排出して外気を取り入れる必要が無い。このような場合には、外気を遮断して、還気を給気路100に導入し、再び空調空間Aに供給することが望ましい。そこで、外気処理システム1には、還気を給気路100に導入するための第2のバイパス経路110が設けられている。
第2のバイパス経路110は、給気路100の全熱交換部2と再生部3との間の部分と、排気路200の全熱交換部2の上流側の部分とを接続する。外気処理システム1には、全熱交換部2への導入を遮断して、排気路200の還気を第2のバイパス経路110を通過させて給気路100に導入する第2の切り替え装置が設けられている。第2の切り替え装置として、本実施形態では、バルブ111,112,113が設置されている。バルブ111は、第2のバイパス経路110に設置されている。バルブ112は、給気路100の、全熱交換部2と再生部3との間で、かつ第2のバイパス経路110との接続点より上流側に設置されている。バルブ113は、排気路200の、第2のバイパス経路110との接続点と全熱交換部2の間に設置されている。バルブ111を開き、バルブ112,113を閉じることで、外気の全熱交換部2から再生部3への導入が遮断される。また、還気も全熱交換部2を通って外部へ排出される代わりに、第2のバイパス経路110を通過して給気路100に入り、再生部3に供給される。
以降、還気を循環させる運転を「循環運転」と称し、外気を取り込み還気を排出する運転を「定常運転」と称する。
なお、第2の切り替え装置は、還気を第2のバイパス経路110に誘導できるものであれば良く、バルブに限定されない。例えば、第2の切り替え装置をシャッター等で構成しても良い。
外気処理システム1は、また、制御装置90を備えている。制御装置90は、入力部Iや出力部Oが接続された、CPUやメモリを含み所定のプログラムで動作するコンピューターや専用の電子回路で構成されている。制御装置90は、空調空間Aに設置された温度センサT及び湿度センサHとCO濃度センサCに接続している。
制御装置90は、温度センサT及び湿度センサHの測定結果を利用して、空調空間Aに供給される外気が設定温度及び設定湿度になるように、外気処理システム1の各部の制御を行う。さらに、CO濃度センサCの測定結果を利用して、外気及び還気の流量の制御と、循環運転と定常運転の切り替えを制御する。そのために、制御装置90は、図2に示す機能構成を備えている。すなわち、制御装置90は、モード選択部91、運転選択部92、第1の加熱量決定部93、第2の加熱量決定部94、冷却量決定部95、給水量決定部96、流量決定部97、機構制御部98及び記憶部99を含む。
記憶部99には、外気処理システム1の各部の制御に必要なデータが記憶されている。そのようなデータとして、例えば、外気の設定温度及び設定湿度を記憶している。設定温度及び設定湿度は、時季に応じて予め設定されたものであっても良く、あるいは温度センサT又は湿度センサHの測定結果から、所定のアルゴリズムに従って決定したものであっても良い。あるいは、空調空間Aの管理者が入力部Iを介して入力したものであっても良い。また、記憶部99には、温度センサT、湿度センサH及びCO濃度センサCから受信した測定結果が一時的に保存される。
機構制御部98は、外気処理システム1の各部の機構を制御する。特に、本実施形態では、モード選択部91、運転選択部92、第1の加熱量決定部93、第2の加熱量決定部94、冷却量決定部95、給水量決定部96及び流量決定部97での処理結果に基づいて制御を行う。
モード選択部91は、温度センサTで測定された空調空間Aの温度に応じて、外気処理システム1を、冷房モードで運転するか、暖房モードで運転するかを選択する。選択の具体的な態様としては、例えば、測定温度を記憶部99に記憶された所定の閾値と比較し、閾値以下であれば暖房モードを選択し、閾値を超えた場合は冷房モードを選択する。
機構制御部98は、モード選択部91で冷房モードが選択された場合は、第1の切り替え装置であるバルブ121,122,123を動作させない。すなわち、バルブ122,123は開き、バルブ121は閉じたままの状態にする。これによって、加熱コイル31を通過した外気がデシカントロータRの再生側32に導入される。
モード選択部91で暖房モードが選択された場合に、第1の切り替え装置であるバルブ121,122,123を動作させる。すなわち、バルブ122,123を閉じ、バルブ121を開いて、加熱コイル31を通過した外気が第1のバイパス経路120を通過して、加湿部5に導入されるようにする。
運転選択部92は、CO濃度センサCで測定された空調空間AのCO濃度に応じて、外気を空調空間Aに給気する定常運転と、還気を循環させて空調空間Aに給気する循環運転とのいずれかを選択する。選択の具体的な態様としては、例えば、測定濃度を記憶部99に記憶された所定の閾値と比較し、閾値以下であれば循環運転を選択し、閾値を超えた場合は定常運転を選択する。
運転選択部92で定常運転が選択された場合、第2の切り替え装置であるバルブ111,112,113を動作させない。すなわち、バルブ112,113は開き、バルブ111は閉じた状態にする。これによって、全熱交換部2を通過した外気が再生部3に導入される。
運転選択部92で循環運転が選択された場合、第2の切り替え装置であるバルブ111,112,113を動作させる。すなわち、バルブ112,113を閉じ、バルブ111を開いて、外気の取り込みを遮断し、排気路200の還気が第2のバイパス経路110を通過して、給気路100に導入されるようにする。
なお、モード選択部91で暖房モードが選択され、かつ運転選択部92で循環運転が選択された場合は、第1の切り替え装置と第2の切り替え装置の両方を動作させるため、第2のバイパス経路110を介して導入された還気が、加熱コイル31を通過し、さらに第1のバイパス経路120を通過して、加湿部5に導入される。
第1の加熱量決定部93は、温度センサTで測定された空調空間Aの温度に応じて、外気が設定温度まで加熱されるように加熱部6の加熱量を決定する。例えば、空調空間Aの温度を設定温度と比較し、設定温度より低ければ加熱量を増加させる。
機構制御部98は、第1の加熱量決定部93で決定された加熱量に基づいて、加熱部6の配管に設けられたバルブの開度を調整して温熱源供給装置70から供給される温熱源の流量が調整し、決定された加熱量になるように制御する。
第2の加熱量決定部94は、モード選択部91での冷房モード又は暖房モードへの選択に応じて、加熱コイル31の加熱量を決定する。冷房モードの場合に、加熱コイル31を通過した外気は、デシカントロータRの再生側32に導入される。上述したように、湿気を吸着したデシカントロータRに対して加熱空気を通過させることで、吸着材から湿気が脱着されて、デシカントロータRは再生される。すなわち、加熱量を増加させれば、湿気の脱着量が増加し、結果としてデシカントロータRの除湿量が増加する。
すなわち、第2の加熱量決定部94は、湿度センサHで測定された空調空間Aの湿度を取得し、デシカントロータRの除湿側42で外気を設定湿度まで除湿するのに要求される除湿量を算出し、その除湿量を得るために必要な加熱コイル31の加熱量を算出する。加熱量の算出は特定の方法に限定されないが、例えば、加熱コイル31の加熱量とデシカントロータRの除湿量の相関データを予め試験等を行って作成して記憶部99に記憶させ、その相関データを用いて算出すると良い。
一方、モード選択部91で暖房モードが選択された場合、加熱コイル31を通過した外気は、デシカントロータR及び冷却コイル41は通過せず、第1のバイパス経路120を迂回して加湿部5に導入される。本実施形態では加湿部5を気化式加湿器で構成している。気化式加湿器は省エネ性に優れているが、給水のオン、オフあるいは給水量の調整では、湿度を正確かつ安定して制御することが難しい。しかしながら、気化式加湿器の前段に設置された加熱コイル31での加熱温度を制御することで、加湿量の調整を正確に行うことができる。すなわち、加熱コイル31は、気化式加湿器で加湿される外気の湿度を調整するための加熱手段として作用する。第2の加熱量決定部94は、湿度センサHで測定される湿度が、設定湿度となるように、加熱コイル31の加熱量を算出する。加熱量の算出は特定の方法に限定されないが、例えば、加熱コイル31の加熱量と加湿部5の加湿量の相関データを予め試験等を行って作成して記憶部99に記憶させ、その相関データを用いて算出すると良い。
機構制御部98は、加熱量決定部で決定された加熱量に基づいて、加熱コイル31及び加熱部6の配管に設けられたバルブの開度を調整して温熱源供給装置70から供給される温熱源の流量が調整し、決定された加熱量になるように制御する。
給水量決定部96は、加湿部5の気化式加湿器への水の供給量を演算する。給水量決定部96は、通常、外気を設定湿度まで加湿するのに必要な加湿量の4倍程度を気化式加湿器への水の供給量として演算する。例えば、給水量決定部96は、気象庁から発表される予想湿度又は不図示の外気の湿度センサの測定値と全熱交換器効率から算出される湿度から、設定湿度まで加湿するために必要な加湿量を算出し、その4倍程度の量を給水量として決定すると良い。機構制御部98は、給水量決定部96の演算結果に基づいて気化式加湿器の配管に設けられたバルブの開度を調整し、決定された給水量が給水されるように制御する。
冷却量決定部95は、モード選択部91で冷房モードが選択された場合に、温度センサTの測定結果に基づいて、外気が設定温度まで冷却されるように冷却コイル41及び冷却部7の冷却量を演算する。機構制御部98は、冷却量決定部95の演算結果に基づいて、冷却コイル41及び冷却部7の配管に設けられたバルブの開度を調整し、冷却水供給装置80から供給される冷却水の流量を調整し、決定された冷却量になるように制御する。なお、冷却部7は、冷却コイル41のみで外気を設定温度まで冷却できる場合には、動作させなくても良い。
流量決定部97は、CO濃度センサCで測定されたCO濃度を取得し、CO濃度に応じて、給気路100及び排気路200での外気及び還気の流量を決定する。流量の決定は、特定の方法に限られないが、例えば、CO濃度に応じた流量を算出するための計算式を記憶部99に記憶させ、その計算式を用いて流量を演算しても良い。あるいは、CO濃度に応じた外気及び還気の流量のテーブルを記憶部99に記憶させ、テーブルを参照して測定したCO濃度に対応する流量を取得しても良い。機構制御部98は、流量決定部97で決定された流量に基づいて、給気路100及び排気路200に設置されたファン106,107のインバータを制御する。例えば、CO濃度センサCで検出されたCO濃度が低い場合には、給気路100を流れる外気及び排気路200を流れる還気の流量を絞ることで、省エネを図ることができる。
[2.動作]
本実施形態の外気処理システム1の動作を、冷房モードの定常運転、冷房モードの循環運転、暖房モードの定常運転、暖房モードの循環運転に分けて説明する。なお、以降はそれぞれを冷房定常運転、冷房循環運転、暖房定常運転、暖房循環運転として説明する。
[冷房定常運転]
冷房定常運転の外気処理システム1の動作を、図3に示している。外気の流れは破線の矢印で示している。網掛けしている部分が冷房定常運転において動作している部分である。冷房モードでは、外気の除湿及び冷却が必要となるため、設定温度及び設定湿度に従って、再生部3の加熱コイル31、除湿部4の冷却コイル41、冷却部7を動作させる。加湿部5及び加熱部6は動作させない。また、第2のバイパス経路110及び第1のバイパス経路120は連通させない。
冷房定常運転の外気処理システム1の作用をシュミレーションしたものを、図4の空気線図を用いて説明する。設定温度及び設定湿度は、温度28℃、湿度40%とし、給気路100に取り込む外気量は、2,000m/hとして計算している。図4の空気線図のA〜G点は、図3のA〜G点に対応している。A点は全熱交換部2入口、B点は全熱交換部2出口、C点は再生部3の加熱コイル31の出口、D点はデシカントロータRの再生側32の出口、E点は除湿部4の冷却コイル41の出口、F点はデシカントロータRの除湿側42の出口、G点は冷却部7の出口である。各点において記載した数字は、乾球温度[℃]/絶対湿度[g/kg(DA)]/比エンタルピー[kJ/kg(DA)]である。
外気口101から給気路100に、高温多湿の外気が導入される(A点:34.4/19.27/84.0)。全熱交換部2において、外気は排気路200を通過する低温低湿の還気と全熱交換され、除湿及び冷却される(B点:30.3/13.46/64.7)。なお、ここで全熱交換器の効率は、顕熱交換効率が64%、潜熱交換効率が59%としている。続いて、外気は再生部3の加熱コイル31によって加熱され(C点:31.9/13.46/66.4)、デシカントロータRの再生側32を通過する。デシカントロータRが吸着した水分が放出されることによって外気の湿度は上昇する一方、デシカントロータRとの熱交換によって外気の温度は下がる(D点:26.1/15.4/65.3)。続いて、外気は除湿部4の冷却コイル41によって冷却され(E点:12.9/8.77/35.1)、デシカントロータRの除湿側42を通過する。冷却コイル41で冷却された際に外気の湿度は下がるが、デシカントロータRによってさらに除湿される。一方、デシカントロータRとの熱交換によって外気の温度は上昇する(F点:19.3/7.1/37.3)。最後に、冷却部7によって外気は冷却され(G点:16.0/7.1/34.7)、給気口102から空調空間Aに供給される。
本実施形態において、再生部3での加熱コイル31での加熱負荷と、除湿部4の冷却コイル41及び冷却部7での冷却負荷が生じる。加熱負荷と冷却負荷を計算すると、以下の通りとなる。
・加熱負荷=C点−B点=(66.4-64.7)×1×2000×1.2=4080kJ/h
・冷却負荷=D点−E点+F点−G点={(65.3-35.1)+(37.3-34.7)}×2000×1.2=78720kJ/h
加熱負荷と冷却負荷の合計は、82800kJ/hである。
[比較例]
ここで、比較のために、還気を加熱せずにデシカントロータRの再生に用いる従来の外気処理システムでもシミュレーションを行った。冷房の設定は、本実施形態の例と同様に、温度28℃、湿度40%とし、給気路100Aに取り込む外気量は、2,000m3/hとして計算している。従来の外気処理システム1の構成を簡略化したものを図5に示す。従来例では、給気路100Aには、上流側から下流側に向かって除湿部4Aと冷却部7Aが配置されている。加湿部及び加熱部の図示は省略している。除湿部4Aは冷却コイル41AとデシカントロータRAの除湿側42Aから構成される。デシカントロータRAの再生側32Aは、排気路200Aに配置されている。従来例の作用を図6の空気線図に示す。図6の空気線図のH〜M点は、図5のH〜M点に対応している。H点は除湿部4Aの冷却コイル41A入口、I点は冷却コイル41A出口、J点はデシカントロータRAの除湿側42A出口、K点は冷却部7A出口、L点は排気路200AのデシカントロータRAの再生側32A入口、M点は再生側32A出口である。
外気口101Aから給気路100Aに、高温多湿の外気が導入される(H点:34.4/19.27/84.0)。外気は除湿部4Aの冷却コイル41Aによって冷却され(I点:12.9/8.77/35.1)、デシカントロータRAの除湿側42Aを通過する。外気に含まれる水分がデシカントロータRAに吸着されて除湿される一方、熱交換によって温度は上昇する(J点:18.2/7.13/36.4)。続いて、外気は冷却部7Aを通過して冷却され(K点:16.0/7.1/34.7)、空調空間Aに供給される。
比較例でかかる負荷は、除湿部4Aの冷却コイル41Aと、冷却部7Aでの冷却負荷である。冷却負荷を計算すると以下の通りである。
・冷却負荷=H−I+J−K={(84.0-35.1)+(36.4-34.7)}×2000×1.2=121440kJ/h
本実施形態と比較例の冷却負荷を比較すると、本実施形態は比較例よりもおよそ35%低減することができる。本実施形態の加熱負荷と冷却負荷の合計と比較例の冷却負荷を比較しても、本実施形態は比較例より32%低減することができる。これは、本実施形態においてシステム内に供給する外気そのものを必要量のみ加熱してデシカントロータRの再生に利用することによって、除湿の際の冷却に必要な負荷を減らすことができ、全体の負荷の低減につながっている。
[冷房循環運転]
冷房循環運転の外気処理システム1の動作を、図7に示している。二点鎖線の矢印は、還気の流れを示している。網掛けしている部分が冷房循環運転時に動作している部分である。冷房循環運転では、定常運転時と同様に、再生部3の加熱コイル31、除湿部4及び冷却部7を動作させる。加湿部5及び加熱部6は動作させない。バルブ112,113を閉じて、外気の再生部3への導入を遮断し、還気の外部への排出を遮断する。バルブ111を開いて第2のバイパス経路110を連通させる。これによって、還気が第2のバイパス経路110を通過して給気路100に入り、再生部3に導入される。還気は、加熱コイル31によって所定温度まで加熱され、デシカントロータRの再生側32を通過してデシカントロータRを再生する。さらに還気は冷却コイル41によって冷却され、デシカントロータRの除湿側42を通過して除湿される。還気はさらに必要に応じて冷却部7で冷却され、空調空間Aに供給される。
[暖房定常運転]
暖房定常運転時の外気処理システム1の動作を、図8に示している。破線の矢印は、外気の流れを示している。網掛けしている部分が暖房の定常運転時に動作している部分である。暖房モードでは、外気の加熱及び加湿が必要となる。設定湿度に従って、再生部3の加熱コイル31及び加湿部5を動作させ、かつ設定温度に従って加熱部6を動作させる。冷却部7の冷却コイル41は動作させない。除湿も必要無いため、外気はデシカントロータRを迂回するように給気路100を通過させる。すなわち、バルブ122,123を閉じて再生部3の加熱コイル31とデシカントロータRの再生側32との間を遮断し、バルブ121を開いて第1のバイパス経路120を連通させる。
外気口101から給気路100に、低温低湿の外気が導入される。全熱交換部2において、外気は排気路200を通過する高温多湿の還気と全熱交換され、加湿及び加熱される。続いて、外気は再生部3の加熱コイル31によって加熱される。加熱された外気は、デシカントロータRを迂回して、第1のバイパス経路120を通って加湿部5に導入される。加湿部5によって設定湿度まで加湿された外気は、加熱部6によって設定温度まで加熱され、給気口102から空調空間Aに供給される。
[暖房循環運転]
暖房循環運転の外気処理システム1の動作を、図9に示している。二点鎖線の矢印は、還気の流れを示している。網掛けしている部分が暖房循環運転時に動作している部分である。循環運転の際には、定常運転時と同様に、再生部3の加熱コイル31、加湿部5及び加熱部6を動作させ、冷却部7は動作させない。また、デシカントロータRを迂回させるため、第1のバイパス経路120を連通させる。さらに、バルブ112,113を閉じて、外気の再生部3への通過を遮断し、還気の外部への排出を遮断する。バルブ111を開いて第2のバイパス経路110を連通させる。これによって、還気が第2のバイパス経路110を通過して給気路100に入り、再生部3の加熱コイル31を通過する。その後は定常運転と同様に、第1のバイパス経路120を通って加湿部5及び加熱部6を通過し、給気口102から空調空間Aに供給される。
[3.効果]
以上のような本実施形態の効果は、以下のとおりである。
(1)本実施形態の外気処理システム1は、外気を空調空間Aへ給気する給気路100と、空調空間Aからの還気を排気する排気路200と、給気路100に取り込まれた外気を、排気路200を通過する還気と全熱交換する全熱交換部2と、給気路100の、全熱交換部2の下流側に設置され、外気を加熱する加熱コイル31と、加熱コイル31により加熱された外気が通過するデシカントロータRの再生側32とを含む再生部3と、給気路100の、再生部3の下流側に設置され、デシカントロータRの再生側32を通過した外気を冷却する冷却コイル41と、冷却コイル41により冷却された外気を除湿するデシカントロータRの除湿側42とを含む除湿部4と、を備える。
デシカントロータRの再生に還気ではなく、室内に導入するために除湿する対象である外気を用いることによって、除湿と再生における給気量のバランスを取ることができ、十分な除湿性能を発揮することができる。さらに、還気との全熱交換により外気の湿度を下げてから再生に用いることにより、結果として除湿にかかる負荷を低減することができる。これにより、経済性及び利便性に優れた外気処理システム1を提供することができる。
(2)外気処理システム1は、給気路100の、除湿部4の下流側に配置され、除湿部4を通過した外気を冷却する冷却部7を更に備えるようにしても良い。除湿部4に設置した冷却コイル41によって外気を冷却することができるが、デシカントロータRの再生側32を通過すると温度が上昇するため、冷却が十分でない場合もある。除湿部4の下流側に冷却部7を設けることによって、外気を設定温度まで確実に冷却することができる。
(3)外気処理システム1は、給気路100の除湿部4の下流側に設置された加湿部5と、給気路100の、加湿部5の下流側に配置され、加湿部5を通過した外気を加熱する加熱部6と、給気路100の、加熱コイル31とデシカントロータRの再生側32の間と、除湿部4と加湿部5の間を接続する第1のバイパス経路120と、加熱コイル31を通過した外気のデシカントロータRへの導入を遮断して、その外気を第1のバイパス経路120を通過させ、加湿部5に導入させる第1の切り替え装置として、バルブ121,122,123を更に備えるようにしても良い。
外気処理システム1に、デシカントロータRを迂回する第1のバイパス経路120を設けることで、一つの給気路100において暖房モードと冷房モードの双方への対応が可能となり、空調設備をコンパクトにすることができる。また、加熱コイル31は、冷房モードではデシカントロータRを再生させる再生部3の一部として作用するが、暖房モードでデシカントロータRを迂回することによって、加熱コイル31は加湿部5の前段に位置することになる。これによって、加熱コイル31は、加湿の前に、外気を加熱する加熱手段として作用する。これによって、外気処理システム1を、効率的かつコンパクトな構成とすることができる。
(4)外気処理システム1は、制御装置90を備える。制御装置90は、空調空間Aの温度に応じて、冷房モード又は暖房モードを選択するモード選択部91と、モード選択部91で暖房モードが選択された場合に、第1の切り替え装置を動作させる機構制御部98と、モード選択部91で暖房モードが選択された場合に、外気が設定温度まで加熱されるように加熱部6の加熱量を決定する第1の加熱量決定部93と、モード選択部91での冷房モード又は暖房モードへの選択に応じて、加熱コイル31の加熱量を決定する第2の加熱量決定部94と、を有する。第2の加熱量決定部94は、モード選択部91で冷房モードが選択された場合には、デシカントロータRの除湿側42で要求される除湿量に応じて、加熱コイル31の加熱量を決定し、モード選択部91で暖房モードが選択された場合には、加湿部5で要求される加湿量に応じて、加熱コイル31の加熱量を決定する。
モード選択部91での冷房モード又は暖房モードの選択に応じて、第2の加熱量決定部94で加熱コイル31の加熱量の決定を行うことで、加湿及び除湿の両方において、適切な湿度制御を行うことができる。また、加熱部6によって、外気を設定温度まで加熱することによって、室内の快適性を保つことができる。
(5)加湿部5は気化式加湿器を備え、第2の加熱量決定部94は、加湿部5で加湿された外気が設定湿度となるように加熱コイル31の加熱量を決定し、加湿部5は、加熱コイル31により加熱された外気を設定湿度まで加湿する。気化式加湿は省エネ性に優れているが、従来は、給水のオン、オフあるいは給水量の調整によって湿度の制御を行っていたため、安定した湿度制御ができていないという問題があった。本実施形態では、加熱コイル31で加熱量を調整することで、加湿部5での加湿量を精密に制御することができるため、湿度の制御を正確かつ安定して行うことができる。
(6)外気処理システム1は、全熱交換部2と再生部3との間で、給気路100と排気路200を接続する第2のバイパス経路110と、外気の再生部3への導入を遮断して、排気路200の還気を第2のバイパス経路110を通過させて給気路100に導入する第2の切り替え装置として、バルブ111,112,113を備える。
建物内の人がいない、あるいは少ないときは、CO排出量も少ない。そのような場合でも還気を定量的に排出して外気を取り入れてしまうと、外気の冷却及び除湿に余分なコストがかかることになる。そこで、還気を給気路100に取り込む第2のバイパス経路110を設けることによって、循環運転を行うことができるようにした。還気は、夏季であれば外気より低温低湿であり、冬季は外気より高温高湿である。よって、還気を用いることで外気処理にかかる負荷を低減することができ、コストを削減することができる。
(7)制御装置90は、空調空間AのCO濃度に応じて、外気を空調空間Aに給気する定常運転と、還気を循環させて空調空間Aに給気する循環運転とのいずれかを選択する運転選択部92と、運転選択部92で循環運転が選択された場合に、バルブ111,112,113を動作させる機構制御部98と、を有する。これによって、空調空間AのCO濃度に応じて定常運転と循環運転を適切に切り替えることができ、空調空間Aの快適性を保ちつつ、コストを削減することができる。
[その他の実施の形態]
上述の実施形態では、加熱部6及び冷却部7をそれぞれ別個の加熱コイル及び冷却コイルで構成する例を説明したが、これに限られない。例えば、加熱部6及び冷却部7を、冷水及び温水の供給を切り換え可能な一つのコイルで構成しても良い。一つのコイルで冷水の供給によって外気を冷却し、温水の供給によって外気を加熱することによって、省スペースを達成することができる。
上述の実施形態では、CO濃度センサで測定した空調空間AのCO濃度を基準として、循環運転と定常運転の切り替えを行っていたが、CO濃度を直接的な基準とせず、CO濃度の増減に影響を与える基準を用いても良い。例えば、空調空間Aに人感センサを設置し、人感センサで検出される人の数が所定の閾値以上になったところで循環運転から定常運転に切り替えても良い。あるいは、空調空間Aがオフィスビル等の場合には、制御装置90にタイマを備え、始業時間に循環運転から定常運転への切り替えを行っても良い。あるいは、手動により定常運転への切り替えを行っても良い。また、定常運転と循環運転の完全な切り替え運転に限られない。CO濃度に応じて還気を一部のみ循環し、還気の排気分に応じて外気を導入する、混合方式を用いても良い。
本発明は上述の実施形態そのままに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で構成要素を適宜変形することができる。また、上述の実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせても良い。例えば、上述の実施形態に示される構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよく、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 外気処理システム
2 全熱交換部
3 再生部
4 除湿部
5 加湿部
6 加熱部
7 冷却部
31 加熱コイル
32 デシカントロータの再生側
41 冷却コイル
42 デシカントロータの除湿側
70 温熱源供給装置
80 冷却水供給装置
90 制御装置
91 モード選択部
92 運転選択部
93 第1の加熱量決定部
94 第2の加熱量決定部
95 冷却量決定部
96 給水量決定部
97 流量決定部
98 機構制御部
99 記憶部
100 給気路
101 外気口
102 給気口
103 還気口
104 排気口
106,107,108 ファン
110 第2のバイパス経路
111,112,113 バルブ(第2の切り替え装置)
120 第1のバイパス経路
121,122,123 バルブ(第1の切り替え装置)
200 排気路
500 トイレの排気路
A 空調空間
R デシカントロータ
I 入力部
O 出力部

Claims (8)

  1. 外気を空調空間へ給気する給気路と、
    前記空調空間からの還気を排気する排気路と、
    前記給気路に取り込まれた外気を、前記排気路を通過する前記還気と全熱交換する全熱交換部と、
    前記給気路の、前記全熱交換部の下流側に設置され、前記外気を加熱する加熱コイルと、前記加熱コイルにより加熱された外気が通過するデシカントロータの再生側とを含む再生部と、
    前記給気路の、前記再生部の下流側に設置され、前記デシカントロータの再生側を通過した外気を冷却する冷却コイルと、前記冷却コイルにより冷却された外気を除湿するデシカントロータの除湿側とを含む除湿部と、
    前記給気路の前記除湿部の下流側に設置された加湿部と、
    前記給気路の、前記加湿部の下流側に配置され、前記加湿部を通過した外気を加熱する加熱部と、
    前記給気路の、前記加熱コイルと前記デシカントロータの再生側の間と、前記除湿部と前記加湿部の間を接続する第1のバイパス経路と、
    前記加熱コイルを通過した外気の前記デシカントロータへの導入を遮断して、当該外気を前記第1のバイパス経路を通過させ、前記加湿部に導入させる第1の切り替え装置と、を備えることを特徴とする外気処理システム。
  2. 前記給気路の、前記除湿部の下流側に配置され、前記除湿部を通過した外気を冷却する冷却部を更に備えることを特徴とする請求項1記載の外気処理システム。
  3. 前記空調空間の温度に応じて、冷房モード又は暖房モードを選択するモード選択部と、
    前記モード選択部で暖房モードが選択された場合に、前記第1の切り替え装置を動作させる機構制御部と、
    前記モード選択部で暖房モードが選択された場合に、外気が設定温度まで加熱されるように前記加熱部の加熱量を決定する第1の加熱量決定部と、
    前記モード選択部での冷房モード又は暖房モードへの選択に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定する第2の加熱量決定部と、を有する制御装置を更に備え、
    前記第2の加熱量決定部は、前記モード選択部で冷房モードが選択された場合には、前記デシカントロータの除湿側で要求される除湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定し、前記モード選択部で暖房モードが選択された場合には、前記加湿部で要求される加湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定することを特徴とする請求項記載の外気処理システム。
  4. 前記加湿部は気化式加湿器を備え、前記第2の加熱量決定部は、前記加湿部で加湿された外気が設定湿度となるように前記加熱コイルの加熱量を決定し、前記加湿部は、前記加熱コイルにより加熱された前記外気を設定湿度まで加湿することを特徴とする請求項記載の外気処理システム。
  5. 前記全熱交換部と前記再生部との間で、前記給気路と前記排気路を接続する第2のバイパス経路と、
    前記外気の前記再生部への導入を遮断して、前記排気路の還気を前記第2のバイパス経路を通過させて前記給気路に導入する第2の切り替え装置と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の外気処理システム。
  6. 前記空調空間のCO濃度に応じて、外気を前記空調空間に給気する定常運転と、還気
    を循環させて前記空調空間に給気する循環運転とのいずれかを選択する運転選択部と、
    前記運転選択部で循環運転が選択された場合に、前記第2の切り替え装置を動作させる機構制御部と、を有する制御装置を更に備えることを特徴とする請求項記載の外気処理システム。
  7. 請求項に記載の外気処理システムの制御装置であって、
    前記空調空間の温度に応じて、冷房モード又は暖房モードを選択するモード選択部と、
    前記モード選択部で暖房モードが選択された場合に、前記第1の切り替え装置を動作させる機構制御部と、
    前記モード選択部で暖房モードが選択された場合に、外気が設定温度まで加熱されるように前記加熱部の加熱量を決定する第1の加熱量決定部と、
    前記モード選択部での冷房モード又は暖房モードの選択に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定する第2の加熱量決定部と、を有し、
    前記第2の加熱量決定部は、前記モード選択部で冷房モードが選択された場合には、前記デシカントロータの除湿側で要求される除湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定し、前記モード選択部で暖房モードが選択された場合には、前記加湿部で要求される加湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定することを特徴とする外気処理システムの制御装置。
  8. 請求項に記載の外気処理システムの制御方法であって、
    前記空調空間の温度に応じて、冷房モード又は暖房モードを選択するモード選択処理と、
    前記モード選択処理で暖房モードが選択された場合に、前記第1の切り替え装置を動作させる処理と、
    前記モード選択処理で暖房モードが選択された場合に、外気が設定温度まで加熱されるように前記加熱部の加熱量を決定する第1の加熱量決定処理と、
    前記モード選択処理での冷房モード又は暖房モードの選択に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定する第2の加熱量決定処理と、を有し、
    前記第2の加熱量決定処理は、前記モード選択処理で冷房モードが選択された場合には、前記デシカントロータの除湿側で要求される除湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定し、前記モード選択処理で暖房モードが選択された場合には、前記加湿部で要求される加湿量に応じて、前記加熱コイルの加熱量を決定することを特徴とする外気処理システムの制御方法。
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