JP6777047B2 - 車両用表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、車両に用いられる車両用表示装置に関する。
従来、車両に用いられる車両用表示装置が知られている。特許文献1に開示の装置は、情報を表示する情報表示部に設けられた表示板の外周部を、第1のケースに設けられた抑え部が押さえている。抑え部は、表示板の視認可能領域を区画すると共に、表示板に接触している。そして、表示板の接触箇所には、ゴム等の弾性部材が貼り付けられている。こうした構造により、車両用表示装置の耐振動性能を高めることができる。
特開2013−228341号公報
さて、車両用表示装置では、例えば埃、水等の異物が外部から情報表示部に侵入することが問題となることがある。具体的に、侵入した異物が情報表示部における情報の表示の妨げとなることや、異物による表示の見栄えの低下が懸念されている。
しかしながら、特許文献1の構造では、抑え部からの力が薄板状の表示板に加わることで、表示板が撓んでしまい、表示板に凹凸が生じることが懸念される。また、抑え部に寸法誤差や反り等が存在すると、抑え部から表示板へ加わる力がより不均一になってしまい、表示板の凹凸がより顕著に発生するおそれがある。そうなると、部分的に、抑え部と表示板との間に隙間が発生して、異物が侵入してしまう可能性が高くなる。
開示されるひとつの目的は、情報表示部への異物の侵入を抑制した車両用表示装置を提供することにある。
ここに開示された車両用表示装置は、情報を表示する情報表示部(30)と、
情報表示部を外周側から包囲する包囲部材(50)と、
情報表示部の表示を透過する板状に形成された透過板部(61)と、透過板部よりも外周側において包囲部材と組み合わされる組合部(62)と、を一体的に有する透過部材(60)と、
包囲部材と組合部との間の隙間の発生を規制する隙間規制部(70)と、を備え、
隙間規制部は、弾性を有し、包囲部材及び組合部のうち一方の側から突出すると共に周方向に延伸する少なくとも2つの弾性突条(73)を、包囲部材及び組合部のうち他方の側に当接するように、並列配置して形成されており、
一方は、隙間規制部とは異なる箇所から弾性突条の突出方向に突出して他方に当接することにより、隙間規制部における包囲部材と組合部との間隔を規定する規定突出部(56)を有する。
このような車両用表示装置によると、弾性突条が包囲部材及び透過部材の組合部のうち一方の部材側から突出すると共に周方向に延伸している。こうした弾性突条が少なくとも2つ、包囲部材及び組合部のうち他方の部材側に当接するように、並列配置されている。このため、包囲部材及び組合部のうち少なくとも片方に寸法誤差又は反り等が発生していたとしても、少なくとも2つの弾性突条がそれぞれ包囲部材と組合部との間の空間に合わせて弾性変形し、他方の部材側にフィットして当接する。このため、包囲部材と組合部との間の隙間は弾性突条により確実に埋められる。したがって、隙間の発生は、確実に規制されることとなるので、装置外部から当該隙間を介した情報表示部への異物の侵入を抑制することができる。
なお、括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。
一実施形態の車両用表示装置の正面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 一実施形態の反射表示部を拡大して示す拡大図であって、反射素子を説明するための図である。 図5のVI−VI線断面図である。 図3のVII部を拡大して示す拡大図である。 図7の一部分をさらに拡大して示す拡大図である。 図7において透過部材が組み合わされていない状態の包囲部材及び弾性部材を示す図である。 図8において透過部材が組み合わされていない状態の包囲部材及び弾性部材を示す図である。 図3のXI部を拡大して示す拡大図である。 図11において透過部材が組み合わされていない状態の包囲部材及び弾性部材を示す図である。 図2のXIII部を拡大して示す拡大図である。 図13において透過部材が組み合わされていない状態の包囲部材及び弾性部材を示す図である。 変形例1における図10に対応する図である。 変形例2のうち一例における図10に対応する図である。 変形例2のうち他の一例における図10に対応する図である。 変形例3における図10に対応する図である。
一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、本開示の一実施形態による車両用表示装置100は、車両に搭載され、当該装置100を視認する乗員が着座する座席と対向するインストルメントパネルに設置されている。車両用表示装置100は、情報表示部30により、座席に着座した乗員が位置することとなる視認側へ向けて情報を表示可能となっている。
なお、本実施形態において上下は、水平面上の車両が基準となるように定義される。左右は、インストルメントパネルと対向する座席に着座した乗員を基準として定義される。
このような車両用表示装置100は、図2〜4にも示すように、ケース部10、実装基板20、情報表示部30、包囲部材50、透過部材60及び隙間規制部70等により構成されている。
ケース部10は、背面側ケース部品11及び視認側ケース部品12を組み合わせて形成されている。背面側ケース部品11は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されており、実装基板20を視認側とは反対側の背面側から覆っている。視認側ケース部品12は、例えば合成樹脂により遮光性に形成されており、実装基板20を視認側から部分的に覆っている。
実装基板20は、例えば合成樹脂により平板状に形成されており、背面側ケース部品11と、視認側ケース部品12との間に挟まれている。実装基板20には、発光素子32、ステッピングモータ35等が実装及び保持されている。
情報表示部30は、車両用表示装置100において視認側へ向けて情報を表示する表示部分を構成している。具体的に本実施形態の情報表示部30は、背面側表示板31、画像表示部38、複数の指針部34、及び透光表示部40を有し、これらを組み合わせた表示を実施する。
背面側表示板31は、一般的に文字板と呼ばれており、例えばアクリル樹脂又はポリカーボネイト樹脂等の透光性を有する基材の表面に、半透光性又は遮光性の印刷が全体的又は部分的に施されて、平板状に形成されている。なお、印刷に代えて、塗装が施されていてもよい。こうした背面側表示板31は、実装基板20が視認側から視認されないように、視認側ケース部品12を視認側から覆っている。
図2に示すように、実装基板20に配置された発光素子32からの光が背面側表示板31へ導光されることで、当該背面側表示板31において、印刷等が施されない又は半透光性の印刷等が施された発光領域が背面側から照明されて発光するようになっている。
画像表示部38は、情報表示部30のうち中央の領域に設けられている。図1〜3に示すように、画像表示部38は、背面側表示板31において印刷が施されないこと又は開口することにより設けられた窓部31aに対して、背面側に近接して配置されている。
本実施形態の画像表示部38は、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor、TFT)を用いた液晶パネルであって、2次元方向に配列された複数の液晶画素から形成されるアクティブマトリクス型の液晶パネルが採用された液晶表示器となっている。画像表示部38は、視認側に矩形状の表示面38aを形成している。表示面38aに表示される画像が窓部31aを透過して表示されるようになっている。ここで、画像表示部38により表示される情報としては、例えば車両のシフトレンジ、走行距離、電子メールの情報等が挙げられる。なお、画像表示部38には、液晶表示器以外の有機ELディスプレイ等を採用することができる。
図1,2に示す指針部34は、情報表示部30のうち左の領域及び右の領域にそれぞれ設けられ、画像表示部38を挟むように配置されている。各指針部34は、一対のステッピングモータ35及び指針36を有している。ステッピングモータ35は、実装基板20の背面側に保持されている。
指針36は、連結部36a及び指示部36bを一体的に有している。連結部36aは、背面側表示板31に開けられた貫通穴を通して配置されており、ステッピングモータ35の回転軸と連結されている。指示部36bは、背面側表示板31よりも視認側に配置されており、針状を呈している。指針36は、ステッピングモータ35の出力に応じて回動するようになっており、指示部36bの指示位置に応じた車両の情報が表示されるようになっている。ここで、指示部36bにより表示される情報としては、例えば車両の速度、エンジン回転数、燃料残量、電動モータの電流値等が挙げられる。
透光表示部40は、各指針部34よりも視認側に配置された透光表示板42を用いて、図1に示すような図柄40aを表示する。具体的に、透光表示部40は、光源部41及び透光表示板42を有している。
図2に示すように、光源部41は、情報表示部30に対する左右の側方部において、視認側ケース部品12と包囲部材50との間に設けられた配置空間SPに、配置されている。光源部41は、光源用基板41aと、光源用基板に実装された複数の発光素子41bとを有している。複数の発光素子41bは、透光表示板42の外縁部と少しだけ間隔を空けて対向するように、透光表示板42の沿設方向に沿って配列されている。各発光素子41bには、発光ダイオードが採用されており、各発光素子41bは光源用基板41a上の導通パターンを通じて電源と接続されることで発光する。複数の発光素子41bは、同時に点灯又は消灯を切り替え可能に設けられ、互いに実質同一の色及び実質同じ輝度で光源光を発するようになっている。このようにして、光源部41は、外縁部を介して透光表示板42の内部に光源光を提供する。
透光表示板42は、例えばアクリル樹脂又はポリカーボネイト樹脂等により、透光性に形成され、視認側板面42a及び背面側板面42bを有する平面状を呈している。視認側板面42aは、視認側を向いて形成されており、背面側板面42bは、背面側を向くことで、背面側表示板31と対向している。本実施形態において、透光表示板42は、背面側表示板31と実質平行に設けられている。透光表示板42が透光性に形成されていることにより、背面側表示板31及び指針部34が視認側から乗員により視認されるようになっている。
透光表示板42は、光源部41からの光源光の透光表示板42内部への導入に対応して、反射表示部43を有している。図5,6に示すように、反射表示部43は、背面側板面42bから視認側板面42a側に凹んで形成された素子であって、凹み深さ5〜20μm程度の微細なサイズの反射素子44を複数有している。反射表示部43は、複数の反射素子44を定義配置することにより、巨視的に乗員から視認可能な図柄40aを形成している。特に本実施形態では、複数の反射素子44を、互いに平坦部45を介するように離間させつつ、背面側板面42bに沿って2次元に配列することにより、図柄40aが形成されている。
各反射素子44が透光表示板42内部に導入された光源光を視認側に反射する反射面44aを有することにより、図柄40aが面光源状に光輝して、表示されるようになっている。なお、光源部41が消灯され、光源光が透光表示板42内部に導入されないときには、各反射素子44が微細かつ平坦部45を介して形成されていることによって、図柄40aは殆ど視認されないようになっている。
特に本実施形態の図柄40aは、図1に示すように、指針36に指示される対象である目盛の形状をなした目盛図柄となっているが、他の図柄であってもよい。
このような情報表示部30に、例えば埃、塵ないしは水等の異物が侵入及び付着すると、情報表示部30における情報の表示の妨げとなることや、異物による表示の見栄えの低下が懸念される。特に、透光表示板42の板面42a,42bに異物が付着すると、光源光が透光表示板42内部に導入された際に、図柄40aと同時に異物も光輝してしまうため、問題はより深刻となる。本実施形態には、このような異物の侵入を効果的に抑制することを意図して、包囲部材50と透過部材60とを組み合わせて情報表示部30を囲い込む以下の構造を採用している。
図2〜4,7〜14に示す包囲部材50は、一般的に見返し板とも呼ばれ、例えば合成樹脂等により遮光性を有し、情報表示部30を外周側から全周に亘って包囲する筒状に形成されている。包囲部材50は、視認側及び背面側の両側に開口部50aを有している。包囲部材50は、その表面を暗色(例えば黒色)に形成していることで、包囲部材50において内周側を向く内周壁面部51により情報表示部30の奥行感を演出すると共に、入射してくる外光の反射を抑制して情報表示部30の視認側の視認性を高めつつも、それ自身は目立ち難くなっている。
包囲部材50において外周側を向く外周壁面部52からは、全周に亘って外周側に張り出す張出部53がフランジ状に形成されている。張出部53は、凹部54及び複数の嵌合穴55を有している。凹部54は、張出部53において視認側を向くことで透過部材60の組合部62と対向する対向面53a側において、当該対向面53aから背面側に断面矩形状に凹み、外周壁面部52に沿って周方向に延伸する有底溝状に設けられている。複数の嵌合穴55は、凹部54よりも外周側において、互いに間隔を空けた4箇所に配置されている(図1も参照)。
また、図3,4に示すように、包囲部材50の内周壁面部51及び外周壁面部52において、上側に位置する上辺部40cは、下側に位置する下辺部40dよりもその筒長を大きく形成されている。これにより、上辺部40cと下辺部40dとの間に高低差が現出しており、上辺部40cが下辺部40dよりも大きく視認側に張り出している。
図2〜4,7,8,11〜13に示す透過部材60は、例えばアクリル樹脂又はポリカーボネイト樹脂等により、透光性に形成され、透過板部61と組合部62とを一体的に形成している。なお、本実施形態の透過部材60は、スモーク調の着色により、透過率が30%程度に設定されているが、30%以上の任意の値に設定されていてもよい。
透過板部61は、図2〜4に示すように、包囲部材50の視認側の開口部50aのうち全領域を塞ぐ板状に形成されている。より詳細に、透過板部61は、包囲部材50に設けられた上述の高低差に適合した曲面板状に形成されている。透過板部61は、その透光性により、情報表示部30の表示を、乗員から視認可能に透過する。
組合部62は、透過板部61の外周と全周に亘って接続され、透過板部61よりも外周側において、包囲部材50と組み合わされる。より詳細に、組合部62は、透過板部61の外周から背面側へ向かって突出する筒状に形成されている。組合部62は、その内周側の側面部64と包囲部材50との外周壁面部52とを全周に亘って対向させた姿勢にて、当該包囲部材50と組み合わされる。
より詳細に、図7,11に拡大して示すように、組合部62は、包囲部材50の嵌合穴55と同数の嵌合爪66を、外周側に有している。各嵌合爪66は、嵌合穴55に対応した位置において当該嵌合穴55と個別に対応して配置されている。嵌合爪66と嵌合穴55とがスナップフィットにより嵌合されることで、透過部材60は、包囲部材50に対して係止される。
ここで、包囲部材50は、図7,9に示すように、凹部54と各嵌合穴55との間において、視認側に突出する規定突出部56を有している。規定突出部56は、突起状に形成されており、その先端を、組合部62にて嵌合爪66の基端側に設けられた爪基端平面63aに当接させている。これにより、対向面53aと組合部62との間に僅かな隙間が形成されることで、包囲部材50と組合部62との間隔が規定されている。
隙間規制部70は、こうして規定突出部56により間隔寸法が規定された包囲部材50と組合部62との間の隙間の発生を規制している。より詳細に、隙間規制部70は、2つのビード状の弾性突条73を一体的に形成した弾性部材71を有している。
弾性部材71は、例えば合成ゴム等のエストラマにより、弾性を有してリング状に形成されている。特に本実施形態において弾性部材71は、図8,10に拡大して示すように、包囲部材50との二色成形により、包囲部材50に対して接合されていることで、張出部53に設けられた凹部54に埋め込まれた状態の基端部72を有している。基端部72は、各弾性突条73に対して共通化されている。
各弾性突条73は、共通の基端部72から視認側に突出している。換言すると、各弾性突条73は、包囲部材50及び組合部62のうち包囲部材50側から組合部62側へ突出している。これと共に、各弾性突条73は、基端側が矩形状かつ先端側が半円状の断面を以って周方向に延伸している。特に本実施形態では、各弾性突条73が延伸により張出部53を一周することで、全周に亘るリング状に形成されている。各弾性突条73は、組合部62に当接するように、互いに並列配置されている。
一方、図7,11,13に示すように、透過部材60の組合部62では、各弾性突条73の突出方向に包囲部材50の張出部53と対向する押圧面部63が設けられている。押圧面部63は、当該押圧面部63の向きとは交差した方向(例えばおよそ90度をなす方向)を向く側面部64と、全周に亘って接続されている。具体的に押圧面部63は、周方向のうち嵌合爪66が設けられた箇所においては、図8に拡大して示すように嵌合爪66の基端部分としても機能する上述の爪基端平面63aを有する。それ以外の箇所において押圧面部63は、図13に示すように組合部62の筒先端部をなす筒先端面63bを有している。
隙間規制部70は、図8,10に拡大して示すように、こうした弾性突条73として、押圧弾性突条74、及び当該押圧弾性突条74に隣接する隣接弾性突条75を有している。本実施形態では、並列配置された2つの弾性突条73のうち、外周側の弾性突条73が押圧弾性突条74に該当し、内周側の弾性突条73が隣接弾性突条75に該当している。本実施形態では、弾性部材71が弾性変形していない自然な状態(図10参照)において、隣接弾性突条75の突出高さは、押圧弾性突条74の突出高さと実質等しく形成されている。なお、隣接弾性突条75の突出高さが押圧弾性突条74の突出高さよりも高くなるように形成されていてもよい。
図8に示すように、一方の押圧弾性突条74は、押圧面部63からの押圧により、弾性変形状態となることにより、押圧面部63と当接している。より詳細に、嵌合爪66と嵌合穴55との嵌合によって押圧面部63が押圧弾性突条74を押圧する圧力によって、当該押圧弾性突条74は、押し潰されて座屈した状態となっている。
他方の隣接弾性突条75は、押圧面部63よりも内周側にずれて配置されていることにより、当該押圧面部63からの圧力を直接的に受けないようになっている。隣接弾性突条75は、自然形状をある程度維持したまま、その側部75aを組合部62の側面部64に沿わせて突出していることにより、当該側面部64と当接している。ここで、押圧弾性突条74が押圧面部63からの押圧により弾性変形状態となることで、基端部72のうち表面部分が押圧弾性突条74側に引っ張られている。この引張り力に追従して、隣接弾性突条75が押圧弾性突条74側、すなわち外周側の側面部64の方へ傾き、倒れ込もうとするので、当該隣接弾性突条75の側部75aは、組合部62の側面部64に密着する。こうして、2つの弾性突条73により組合部62は包囲部材50との隙間を全周に亘ってL字状に塞がれている。
本実施形態では、規定突出部56により隙間寸法が全周に亘って略一定範囲に管理されている。このため、押圧面部63からの押圧弾性突条74への圧力も全周に亘って均一性の高い構成となっている。
(作用効果)
以上説明した本実施形態の作用効果を以下に改めて説明する。
本実施形態によると、弾性突条73が包囲部材50及び透過部材60の組合部62のうち一方の部材50側から突出すると共に周方向に延伸している。こうした弾性突条73が少なくとも2つ、他方の部材62側に当接するように、並列配置されている。このため、包囲部材50及び組合部62のうち少なくとも片方に寸法誤差又は反り等が発生していたとしても、少なくとも2つの弾性突条73がそれぞれ包囲部材50と組合部62との間の空間に合わせて弾性変形し、他方の部材62側にフィットして当接する。このため、包囲部材50と組合部62との間の隙間は弾性突条73により確実に埋められる。したがって、隙間の発生は、確実に規制されることとなるので、装置外部から当該隙間を介した情報表示部30への異物の侵入を抑制することができる。
また、本実施形態によると、押圧弾性突条74が押圧面部63の押圧により弾性変形状態で当該押圧面部63と当接していると共に、隣接弾性突条75がその側部75aを側面部64に沿わせることにより当該側面部64と当接している。このようにすると、押圧面部63が設けられた箇所にて、押圧弾性突条74が押圧面部63の形状に合わせて弾性変形しているので、包囲部材50と組合部62との隙間は確実に塞がれる。さらに、側面部64が設けられた箇所にて、隣接弾性突条75の側部75aが当該側面部64に当接して、包囲部材50と組合部62との隙間が塞がれる。すなわち、異なる方向を向く二面にて、二重に隙間の規制が実現されるので、当該隙間を介した情報表示部30への異物侵入抑制効果は、格別なものとなる。
また、本実施形態によると、押圧弾性突条74と隣接弾性突条75とは、共通の基端部72から突出することにより、一体的に形成されている。このようにすると、押圧弾性突条74が押圧面部63に押圧されて押し潰されたときに、当該押圧弾性突条74が基端部72を通じて隣接弾性突条75を押圧弾性突条74側に引っ張る。こうして隣接弾性突条75が押圧弾性突条74の弾性変形に追随して側面部64に倒れ込もうとするので、当該隣接弾性突条75と側面部64との当接における密着度合が増し、包囲部材50と組合部62との隙間はより確実に塞がれる。したがって、当該隙間を介した情報表示部30への異物侵入抑制効果は、際立って格別なものとなる。
また、本実施形態によると、隣接弾性突条75の突出高さは、押圧弾性突条74の突出高さ以上に形成されている。このようにすると、隣接弾性突条75と側面部64との接触面積を増大させることができるので、異物の侵入抑制効果を高めることができる。
また、本実施形態によると、基端部72は、一方の部材50に対して接合されている。こうした接合により、各弾性突条73を当接させる際の圧力によっても、基端部72全体が移動してしまうことが抑制されるので、各弾性突条73を他方の部材62に対して正確な位置に当接させることができる。したがって、二重の隙間の規制が確実に実現される。
また、本実施形態によると、一方の部材50は、隙間規制部70とは異なる箇所から弾性突条73の突出方向に突出して他方の部材62に当接することにより、隙間規制部70における包囲部材50と組合部62との間隔を規定する規定突出部56を有する。こうして包囲部材50と組合部62との間隔が規定されることにより、各弾性突条73が他方の部材62に当接する際の圧力を、所望の圧力にコントロールすることができる。
また、本実施形態によると、各弾性突条73は、全周に亘って設けられている。したがって、装置外部から情報表示部30への侵入経路は隙間規制部70によって全周塞がれるので、異物の侵入はより困難となるのである。
(他の実施形態)
以上、一実施形態について説明したが、本開示は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
具体的に変形例1としては、図15に示すように、各弾性突条73は、三角形状断面を以って周方向に延伸している。
変形例2としては、隙間規制部70において、弾性突条73は3つ以上設けられていてもよい。図16の例では、弾性部材71の共通の基端部72から、3つの弾性突条73がそれぞれ突出して形成されている。図17の例では、弾性部材71の共通の基端部72から、4つの弾性突条73がそれぞれ突出している。こうした構成では、包囲部材50と透過部材60の組合部62とを組み合わせる際に、製造誤差により、包囲部材50と組合部62との相対位置が規定の位置から外周側又は内周側に少しずれてしまったとしても、いずれかの隣接弾性突条75の側部75aが側面部64に沿う配置となる。故に、異物侵入抑制効果が高い車両用表示装置100を容易に製造することができる。
このとき、3つ以上の弾性突条73の全てが組合部62と当接する必要はなく、少なくとも2つの弾性突条73が、組合部62に当接するように配置されていれば、こうした異物侵入抑制効果は十分に発揮される。
変形例3としては、図18に示すように、各弾性突条73が個別の基端部72から突出することで、各弾性突条73が互いに分離された状態で配置されていてもよい。図18の例では、2つの弾性突条73が分離した状態で、その基端部72を張出部53の凹部54とそれぞれ接合されて、隙間規制部70が構成されている。
変形例4としては、各弾性突条73は、包囲部材50に対して接合される代わりに、透過部材60の組合部62に対して接合され、組合部62の側から包囲部材50の側へ突出するようにしてもよい。
変形例5としては、並列配置された2つの弾性突条73のうち、内周側の弾性突条73が押圧弾性突条74となり、外周側の弾性突条73が隣接弾性突条75となるように、隙間規制部70を構成してもよい。
変形例6としては、各弾性突条73は、包囲部材50又は透過部材60に対して接合されていなくてもよい。例えば、各弾性突条73が包囲部材50に設けられた爪等により係止されていてもよい。
変形例7としては、リング状の弾性部材71に対して、その周方向の一部にのみ、少なくとも2つの弾性突条73を、並列配置した構成であってもよい。
変形例8としては、各弾性突条73又は弾性部材71は、内部に空洞を有する発泡ゴムにより形成されていてもよい。また各弾性突条73又は弾性部材71は、エストラマ以外の、例えばポリウレタン等の合成樹脂からなるスポンジ材により、弾性を有して形成されていてもよい。
変形例9としては、透過部材60は、嵌合爪66を設ける代わりに、例えば螺合、接着等により包囲部材50に係止されていてもよい。
変形例10としては、情報表示部30として、様々な構成を採用することができる。例えば、情報表示部30が透光表示部40を有していなくてもよい。また例えば、情報表示部30が画像表示部38を有していなくてもよい。逆に情報表示部30が画像表示部38のみで構成されていてもよい。
100 車両用表示装置、30 情報表示部、50 包囲部材、60 透過部材、61 透過板部、62 組合部、70 隙間規制部、73 弾性突条

Claims (6)

  1. 情報を表示する情報表示部(30)と、
    前記情報表示部を外周側から包囲する包囲部材(50)と、
    前記情報表示部の表示を透過する板状に形成された透過板部(61)と、前記透過板部よりも外周側において前記包囲部材と組み合わされる組合部(62)と、を一体的に有する透過部材(60)と、
    前記包囲部材と前記組合部との間の隙間の発生を規制する隙間規制部(70)と、を備え、
    前記隙間規制部は、弾性を有し、前記包囲部材及び前記組合部のうち一方の側から突出すると共に周方向に延伸する少なくとも2つの弾性突条(73)を、前記包囲部材及び前記組合部のうち他方の側に当接するように、並列配置して形成されており、
    前記一方は、前記隙間規制部とは異なる箇所から前記弾性突条の突出方向に突出して前記他方に当接することにより、前記隙間規制部における前記包囲部材と前記組合部との間隔を規定する規定突出部(56)を有する車両用表示装置。
  2. 前記他方は、
    記突出方向に前記包囲部材と対向する押圧面部(63)と、
    前記押圧面部に隣接し、前記押圧面部の向きとは交差した方向を向く側面部(64)と、を有し、
    前記隙間規制部は、前記弾性突条として、押圧弾性突条(74)と、前記押圧弾性突条に隣接する隣接弾性突条(75)と、を有し、
    前記押圧弾性突条は、前記押圧面部の押圧により弾性変形状態となることにより、前記押圧面部と当接していると共に、前記隣接弾性突条は、その側部(75a)を前記側面部に沿わせることにより、前記側面部と当接している請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記押圧弾性突条と前記隣接弾性突条とは、共通の基端部(72)から突出することにより、一体的に形成されている請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 前記隣接弾性突条の突出高さは、前記押圧弾性突条の突出高さ以上に形成されている請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 前記基端部は、前記一方に対して接合されている請求項3又は4に記載の車両用表示装置。
  6. 各前記弾性突条は、全周に亘って設けられている請求項1からのいずれか1項に記載の車両用表示装置。
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