JP6776674B2 - 現像装置および画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、現像装置および画像形成装置に関する。
従来より、像保持体上に形成された静電潜像をトナーで現像してその像保持体上にトナー像を保持させる現像装置が知られている。このタイプの現像装置では、筐体内にトナーを含む現像剤を収容し、その収容した現像剤を筐体内に備えた搬送部材で撹拌しながら循環移動させる。また、このタイプの現像装置は、周回方向の一部分を筐体から露出させて回転する現像ロールを備えていて、この現像装置は、その現像ロールが像保持体に近接するように配置される。そして、この現像装置では、収容している現像剤を現像ロールの表面に保持し、その表面に保持した現像剤を、その現像ロールの回転によって、その現像ロールの、筐体から露出した部分に搬送し、像保持体上の静電潜像を現像剤中のトナーで現像する。
ここで、現像ロールが回転するとその周りに空気流を発生させ、その現像ロールと筐体との隙間から筐体内に空気が送り込まれ、筐体内の気圧の上昇を招くことがある。この現像装置を、高速プリントを行なうプリンタに採用すると、そのプリンタでの用紙の高速搬送に伴って現像ロールの回転速度も高速化され、筐体内の気圧の上昇が顕著となる。すると、その筐体内に送り込まれた空気が、現像ロールと筐体との間の隙間や筐体を構成している部品どうしの僅かな隙間から流出し、その空気と共にトナーが漏れ出し、現像装置の周りにトナーが飛散するおそれがある。
特許文献1には、筐体内の気圧上昇によるトナーの飛散を防止するために、空気抜き用の開口を設け、その開口に、トナーの排出を抑えつつ空気を排出するフィルタ部材を備えた構成が開示されている。この特許文献1にはさらに、筐体内の撹拌部材による現像剤の撹拌および搬送により跳ね上げられた現像剤やその現像剤中のトナーがそのフィルタ部材に飛翔しないように、搬送部材とフィルタ部材との間に、跳ね上げられた現像剤あるいはトナーがフィルタ部材に向かう飛翔経路を遮蔽する遮蔽部材を備えることが提案されている。
特開2014−178661号公報
しかしながら、上掲の特許文献1に開示された遮蔽部材の場合、搬送部材により跳ね上げられた現像剤あるいはトナーが壁に反射してフィルタ部材に進む経路については考慮不足であり、現像剤あるいはトナーがこの経路を辿ってフィルタ部材に付着するのを十分には抑えきれていない。このため、フィルタ部材がトナーで目詰まりしやすく、フィルタ部材の短命化が懸念される。
本発明は、上記事情に鑑み、上掲の特許文献1に開示された構造と比べ、現像剤あるいはトナーのフィルタ部材への付着をさらに抑えた現像装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
像保持体上に形成された静電潜像をトナーで現像して該像保持体上にトナー像を保持させる現像装置であって、
トナーを含む現像剤を収容する収容容器と、
各々が棒状に延びて前記収容容器内に配置され各々の回転により該収容容器内の現像剤を搬送することで該現像剤を循環移動させる一対の搬送部材と、
上下方向および該搬送部材の延びる搬送方向に広がって互いに対面する一対の内壁面を形成するとともに、下向きに開いた下方開口と上向きに開いた上方開口とを有し、前記一対の搬送部材のうちの一方の搬送部材の鉛直上方に配置されて前記収容容器内の気圧を調整する気圧調整部材とを備え、
前記気圧調整部材が、
前記上方開口を塞ぐ位置に配置された、通気性を有するとともにトナーの通過を阻止するフィルタ部材と、
前記一対の内壁面それぞれに接し該一対の内壁面それぞれから互いに向き合う相手側の内壁面に向かう方向および前記搬送方向に広がり、互いの間に上下に開いたスリット開口を形成する一対の下段遮蔽部材と、
前記スリット開口から上方に離れた、該スリット開口と前記フィルタ部材との間に配置され、鉛直方向に見たときに該スリット開口を全幅に亘って覆うとともに前記一対の内壁面双方から離間することにより該一対の内壁面各々との間に空気が上下に抜ける空気流路を形成する上段遮蔽部材とを備えたことを特徴とする現像装置である。
請求項2は、前記上方開口が、鉛直方向に見たときに、前記上段遮蔽部材の前記一対の内壁面各々に寄った端縁双方からはみ出して広がっていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置である。
請求項3は、
前記一対の下段遮蔽部材双方が、前記相手側内壁面に向かって下り斜面に形成された上面を有し、
前記上段遮蔽部材が、双方の下り斜面の起点となる峰部と、該峰部から前記一対の内壁面の各々に向かう2つの斜面とが形成された上面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置である。
請求項4は、前記峰部が、鉛直方向に見たときに、前記スリット開口の内側にあることを特徴とする請求項3に記載の現像装置である。
請求項は、
前記搬送部材が、断面円形の回転軸と、該回転軸の周りを旋回しながら前記搬送方向に延びる螺旋羽根とを有し、
前記スリット開口が、鉛直方向に見たときに、前記回転軸の径の内側にのみ開口していることを特徴とする請求項1からのうちのいずれか1項に記載の現像装置である。
請求項は、
前記一対の下段遮蔽部材、前記上段遮蔽部材、および前記フィルタ部材は、該一対の下段遮蔽部材のうちの一方の下段遮蔽部材の、前記スリット開口を画定している縁と、該上段遮蔽部材の、他方の下段遮蔽部材寄りの縁とを結ぶ直線が該フィルタ部材と交わらない位置および形状に調整されていることを特徴とする請求項1からのうちのいずれか1項に記載の現像装置である。
請求項は、
請求項1からのうちのいずれか1項に記載の現像装置と、
前記像保持体を備え該像保持体上に静電潜像を形成する第1の像形成部と、
前記像保持体上に保持されたトナー像由来の画像を用紙上に形成する第2の像形成部と
を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の現像装置および請求項の画像形成装置によれば、特許文献1に開示された構造と比べ、現像剤あるいはトナーのフィルタ部材への付着がさらに抑えられる。
請求項の現像装置によれば、一対の下段遮蔽部材の上面が水平の場合と比べ、下段遮蔽部材上面へのトナー等の付着が抑えられる。
また、請求項の現像装置によれば、上段遮蔽部材の上面が水平の場合に比べ、上段遮蔽部材上面へのトナー等の付着が抑えられる。
請求項の現像装置によれば、鉛直方向に見たときのスリット開口が搬送部材の回転軸の径の範囲からはみ出している場合と比べ、フィルタ部材への現像剤あるいはトナーの付着が抑えられる。
請求項の現像装置によれば、この請求項7の関係を満たさない場合と比べ、フィルタ部材への現像剤あるいはトナーの付着が抑えられる。

本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。 図1に示す現像装置の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態を示す構成図である。
図1に示す画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、および、ブラック(K)の各色毎の画像形成部10Y,10M,10C,10Kを並列的に配置してなるタンデム型のカラープリンタであり、単色の画像をプリントすることができるほか、4色のトナー像からなるフルカラーの画像をプリントすることができる。
画像形成装置1には、YMCK各色のトナーを収容するトナーカートリッジ18Y,18M,18C,18Kが備えられている。
4つの画像形成部10Y,10M,10C,10Kは、使用される現像剤の色を除くと同様の構成を有しているため、ここでは、これらを代表してイエローに対応する画像形成部10Yを取り上げて説明する。画像形成部10Yは、感光体11Y、帯電器12Y、露光器13Y、現像装置14Y、1次転写器15Y、および感光体クリーナ16Yを備えている。これらの要素のうち露光器13Yおよび1次転写器15Yを除いた要素は、いわゆるプロセスカートリッジを構成しており、各プロセスカートリッジは共通の構造となっている。
感光体11Yは、円筒状の基板上に感光体の層を有しており、表面に形成される像を保持して円筒の軸周りである矢印a方向に回転する。帯電器12Y、露光器13Y、現像装置14Y、1次転写器15Y、および感光体クリーナ16Yは、感光体11Yの周囲にこの順に配置されている。感光体11Yは、本発明にいう像保持体の一例に相当し、現像装置14Yは、本発明の現像装置の一例に相当する。
帯電器12Yは、感光体11Yの表面を帯電させる。本実施形態における帯電器12Yは、感光体11Yの表面に接触する帯電ロールである。帯電ロールには、現像装置14Yにおけるトナーの帯電極性と同極性の電圧が印加されており、接触する感光体11Yの表面を帯電させる。なお、帯電器12Yとしては、帯電ロールの他に感光体11Yに非接触のコロナ放電器なども採用され得る。
露光器13Yは、画像形成装置1外部から供給される画像信号に基づくレーザ光を発光する発光器と、レーザ光で感光体11Yを走査するための回転多面鏡とを有しており、感光体11Yにレーザ光を照射することで、感光体11Yの表面を露光する。なお、露光器13Yとしては、レーザ光を用いる方式の他に、走査方向に沿って多数のLEDが並んだLEDアレイなども採用され得る。さらに、感光体11Y上に静電潜像を形成する方式としては、露光方式の他に、走査方向に沿って並んだ多数の電極で直接に潜像を形成する方式なども採用され得る。
現像装置14Yは、トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤を用いて感光体11Y上の静電潜像を現像する。現像装置14Yにはトナーカートリッジ18Yからトナーが供給され、トナーは現像装置14Y内の磁性キャリアと混合される。磁性キャリアは、例えばフェライト粉の表面に樹脂コーテイングを施したものである。また、トナー粒子は、例えば結着樹脂、着色剤、および離型剤を材料として形成されたものである。現像装置14Yは、磁性キャリアの粒子とトナーの粒子とが混合された現像剤を撹拌することでトナーおよび磁性キャリアを帯電し、帯電したトナーで感光体11Y上の静電潜像を現像する。
1次転写器15Yは、中間転写ベルト30を挟んで感光体11Yに対向したロールである。1次転写器15Yは、表面に導電性の弾性層を有しており、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、感光体11Y上のトナー像を中間転写ベルト30に静電的に吸引させる。感光体クリーナ16Yは、感光体11Yの表面に接触する清掃ブレードを有しており、清掃ブレードで感光体11Y表面の残留トナーを掻き落とすことにより、転写後の感光体11Yの表面を清掃する。
画像形成装置1には、中間転写ベルト30、定着装置60、用紙搬送部80、および、画像形成装置1の各部を制御する制御部1Aも備えられている。また、画像形成装置1内部の温湿度環境を検知する環境センサ1Bも備えられている。
中間転写ベルト30は、導電剤を含んだ樹脂材料からなる無端のベルトである。中間転写ベルト30は、ベルト支持ロール31〜35に架け渡されており、画像形成部10Y,10M,10C,10K、および2次転写器50を経由する矢印bに示す方向に循環移動する。中間転写ベルト30には、画像形成部10Y,10M,10C,10Kから各色のトナー像が転写される。中間転写ベルト30は、これら各色のトナー像を保持して移動する。
2次転写器50は、ベルト支持ロール31〜35の一つであるバックアップロール34との間に中間転写ベルト30および用紙を挟んで回転するロールである。2次転写器50は、表面に導電性の弾性層を有し、トナーの帯電極性とは逆極性の電圧が印加されることで、中間転写ベルト30上のトナー像を用紙に静電吸引させる。
ベルトクリーナ70は、中間転写ベルト30にブレードを接触させて中間転写ベルト30上のトナーを掻き取る。
定着装置60は、トナー像を用紙上に定着させる。定着装置60は、加熱ロール61および加圧ロール62を備えており、加熱ロール61には加熱器が内蔵されている。加熱ロール61および加圧ロール62は、定着前のトナー像が形成された用紙を挟んで通過させることによりトナー像を用紙上に定着させる。
用紙搬送部80は、用紙収容器Tに収容された用紙を取り出す取出ロール81、用紙を搬送する搬送ロール82、用紙を2次転写器50に搬送するレジストレーションロール84、および、用紙を外部に排出する排出ロール86を備えている。用紙搬送部80は、2次転写器50および定着装置60を経由する用紙搬送路Rに沿って用紙を矢印c方向に搬送する。
図1に示す画像形成装置1の基本動作を説明する。イエローの画像形成部10Yでは、感光体11Yが矢印a方向に回転駆動され、感光体11Yの表面に帯電器12Yによって電荷が付与される。露光器13Yは、外部から供給される画像信号のうちのイエローに対応する画像信号に基づく露光光を感光体11Yの表面に照射することで、感光体11Yの表面に静電潜像を形成する。現像装置14Yは、静電潜像をトナーで現像することで、トナー像を形成する。現像装置14Yには、トナーカートリッジ18Yからイエローのトナーが、随時に供給される。感光体11Yは、表面に形成されたイエローのトナー像を保持して回転する。感光体11Yの表面に形成されたトナー像は、1次転写器15Yによって中間転写ベルト30に転写される。転写後、感光体11Yに残留したトナーは、感光体クリーナ16Yによって回収・除去される。
中間転写ベルト30は、支持ロール31〜35に架け渡されていて、矢印b方向に巡回移動されている。イエロー以外の色に対応する画像形成部10M,10C,10Kは、イエローの画像形成部10Yと同様にしてそれぞれの画像形成部に対応する色のトナー像を形成し、中間転写ベルト30に、イエローの画像形成部10Yで転写されたトナー像に重ねて、それぞれの色のトナー像を転写していく。
用紙収容器Tからは、用紙Pが取出ロール81によって取り出される。用紙Pは、搬送ロール82およびレジストレーションロール84によって用紙搬送路R上を、2次転写器50に向かう矢印c方向に搬送される。レジストレーションロール84は、中間転写ベルト30上のトナー像と用紙Pが同じタイミングで2次転写器50に到達するように用紙Pを2次転写器50に送り込む。2次転写器50は、中間転写ベルト30と用紙Pとの間に転写用の電圧を印加することによって、中間転写ベルト30上のトナー像を用紙Pに転写する。トナー像が転写された用紙Pは2次転写器50から定着装置60に搬送され、用紙上に転写されたトナー像が定着される。このようにして、用紙上に画像が形成される。画像が形成された用紙は排出ロール86によって画像形成装置1の外部に排出される。2次転写器50による転写後、中間転写ベルト30に残留したトナーは、ベルトクリーナ70によって中間転写ベルト30上から除去される。
次に、現像装置について説明する。
図2は、図1に示す現像装置の断面図である。
図1に示す画像形成装置1には、4台の現像装置14Y,14M,14C,14Kが備えられているが、それらはいずれもほぼ同一の構成を有する。そこで、この図2の説明においては、トナーの色を表わすY,M,C,Kの符号を取り除いて単に現像装置14と称する。現像装置14の各構成要素についても同様である。また、図1を参照して説明するときの、現像装置14以外の構成要素についても同様である。
この現像装置14は、感光体11上に形成された静電潜像をトナーで現像してその感光体11上にトナー像を保持させる現像装置である。
この現像装置14は、その筐体140内に、第1室141と第2室142とからなる、現像剤が収容される2つの収容室が設けられている。これら2つの収容室(第1室141と第2室142)は互いの間が仕切壁143で仕切られている。そして、第1室141にはサプライオーガ144が備えられ、第2室142にはアドミックスオーガ145が備えられている。それらのサプライオーガ144およびアドミックスオーガ145は、いずれも、この図2の紙面に垂直な向きに棒状に延び、それぞれが水平に、かつ互いに平行に配置されている。サプライオーガ144は、断面円形の回転軸144aと、その回転軸144aの周りを螺旋を描いて旋回しなら回転軸144aの方向に延びる螺旋羽根144bとを有する。また、アドミックスオーガ145も、サプライオーガ144と同様、断面円形の回転軸145aと、その回転軸145aの周りを螺旋を描いて旋回しなら回転軸145aの方向に延びる螺旋羽根145bとを有する。
サプライオーガ144およびアドミックスオーガ145は、図2に示す、互いに同一の向きである矢印e,fの向きにそれぞれ回転する。サプライオーガ144の螺旋羽根144bと、アドミックスオーガ145の螺旋羽根145bは、互いに逆向きに旋回する螺旋羽根であり、サプライオーガ144およびアドミックスオーガ145が図2に矢印e,fで示す互いに同じ向きに回転すると、第1室141および第2室142内の現像剤は、撹拌されながら互いに逆向きに搬送される。例えば、サプライオーガ144が配置されている第1室141内の現像剤は、サプライオーガ144の矢印eの向きへの回転により、図2の紙面をうら面からおもて面へと貫く向きに搬送され、アドミックスオーガ145が配置されている第2室142内の現像剤は、アドミックスオーガ145の矢印fの向きへの回転により、図2の紙面をおもて面からうら面へと貫く向きに搬送される。
一方、第1室141と第2室142とを仕切る仕切壁143にはその両端部それぞれに、第1室141と第2室142とを繋ぐ窓が形成されている。このため、第1室141内を搬送されてきた現像剤は一方の端部の窓を通って第2室142に流入し、第2室142内を搬送されてきた現像剤はもう一方の窓を通って第1室142に流入する。このようにして、現像装置14内の現像剤は、第1室141と第2室142内を撹拌されながら循環移動する。これらサプライオーガ144およびアドミックスオーガ145は、本発明にいう一対の搬送部材の一例に相当し、現像装置14の筐体140は、本発明にいう収容容器の一例に相当する。
また、この現像装置14は、サプライオーガ144が配置されている第1室141に隣接した位置に、現像ロール146を備えている。この現像ロール146はその一部が筐体140から露出している。そして、この現像装置14は、その現像ロール146の露出した部分が感光体11に近接するように画像形成装置1(図1参照)内に配備されている。
この現像ロール146は、第1室141内の現像剤を磁力によりその表面に付着させて矢印dの向きに回転し、感光体11と対面した位置に現像剤を搬送する。すると、感光体11の表面に形成された静電潜像が現像剤中のトナーで現像され、感光体11の表面にトナー像が形成される。一方、トナーによる現像の後の、現像ロール146の表面に付着している現像剤は、現像ロール146の回転に伴って筐体140内に戻り、現像ロール146から離れ、第1室141内の他の現像剤と一緒になって循環移動しながら撹拌される。
ここで、図1に示す画像形成装置1は、プロセススピードが速く、画像の生産性が高い高速プリンタである。このため、感光体11の矢印aの向きへの回転も速く、それに応じて現像ロール146の矢印dの向きへの回転も速い。この現像ロール146は、回転によりその周りに空気流を発生させ、現像ロール146と筐体140との間の隙間から筐体140内に空気を流入させる。このため、現像ロール146が高速に回転すると、その分、筐体140内への空気流入量が多く、筐体140内の気圧の上昇を招く。このため、仮に、空気の抜け口を設けておかないと、筐体140内の空気が、現像ロール146と筐体140との間の隙間や、筐体140を構成している複数の部品どうしの僅かな隙間から流出し、それに伴って筐体140内の現像剤やトナーが筐体140から洩れ出るおそれがある。そこで、本実施形態の現像装置14には、筐体140内の空気を流出させることによって筐体140内の気圧を調整する気圧調整部材90が備えられている。この気圧調整部材90は、本実施形態ではユニット化されていて、そのユニット化された気圧調整部材90が筐体140に嵌め込まれている。ただし、この気圧調整部材90は、以下に説明する構造を備えたものであればよく、その一部または全部が筐体140と一体に設けられていてもよい。あるいは、ここでいう筐体140にこの気圧調整部材90を含めた構成を筐体と概念してもよい。
この気圧調整部材90は、一対の内壁面91と、下向きに開いた下方開口92と、上向きに開いた上方開口93とを有し、本実施形態では、アドミックスオーガ145が配置されている第2室142の鉛直上方に設けられている。ここで、一対の内壁面91は、上下方向と、アドミックスオーガ145が延びる、第2室142内の現像剤の搬送方向との2次元に広がっていて、互いに対面している壁面である。また、下方開口92は、アドミックスオーガ145が配置されている第2室142に向かって開いている。また、上方開口93は、この現像装置14の筐体140の外部に開いている。したがって、下方開口92を通ってこの気圧調整部材90に流入した筐体140内の空気は、さらに上方開口93を通って現像装置14の外部に流出する。そして、この現像装置14の外部に流れ出た空気は、この現像装置14が搭載されている画像形成装置1(図1参照)内の空気の流れに沿って流れ、その画像形成装置1の機外に排気される。
なお、この一対の内壁面91や下方開口92、上方開口93の搬送方向の長さは筐体140内の気圧調整の作用を成すのに十分な長さであればよく、筐体140内の、現像剤を収容している収容室(第2室142)の全長に亘る長さであってもよく、その一部分のみに亘る長さであってもよい。
また、この気圧調整部材90には、フィルタ部材94と、一対の下段遮蔽部材95と、上段遮蔽部材96とが備えられている。ここで、フィルタ部材94は、上方開口93を塞ぐ位置に配置されていて、通気性を有するとともにトナーの通過を阻止する材質からなる部材である。また、一対の下段遮蔽部材95は、それぞれの一方の縁95aが一対の内壁面91のそれぞれに固定され(あるいは内壁面91を形成している部材と一体の部材からなり)、それら一対の内壁面91のそれぞれから互いに向き合う相手側の内壁面91に向かう方向および図2の紙面に垂直な搬送方向に広がって、互いの間に、上下に開いて搬送方向に延びるスリット開口97を形成している部材である。さらに、上段遮蔽部材96は、一対の下段遮蔽部材95によって形成されたスリット開口97とフィルタ部材94との間に配置され、鉛直方向に見たときにスリット開口97を全幅および全長に亘って覆う部材である。
本実施形態における気圧調整部材90は、各々の内壁面91側の縁91aが各内壁面91それぞれに固着されていて、それらの内壁面91から相手側内壁面91に向かって広がっている。このため、矢印Xで示すように内壁面91に反射する向きに跳ね上げられた現像剤あるいはトナーは、下段遮蔽部材95に行く手を阻まれ、フィルタ部材94には到達し難い。また、上段遮蔽部材96は、鉛直方向に見たときにスリット開口97を全幅および全長に亘って覆っているため、矢印Yに示すようにほぼ鉛直に跳ね上げられた現像剤あるいはトナーは、内壁面91近傍では下段遮蔽部材95に阻まれるとともに、内壁面91どうしのほぼ中央では、スリット開口97を通過するほどの勢いで跳ね上げられても上段遮蔽部材96によって行く手が阻まれる。このように、この一対の下段遮蔽部材95と上段遮蔽部材96との組合せによれば、搬送部材(ここではアドミックスオーガ145)によって跳ね上げられた現像剤あるいはトナーは、下段遮蔽部材95あるいは上段遮蔽部材96によって行く手が阻まれ、フィルタ部材94には到達し難い構造となっている。
ここで、下段遮蔽部材95の上面95bや上段遮蔽部材96の上面96aに現像剤あるいはトナーが付着して堆積すると、下方開口92から流入して上方開口93から流出する空気の流れが妨げられることになる。また、下段遮蔽部材95や上段遮蔽部材96は第2室142内の現像剤あるいはトナーと比べ、フィルタ部材94の近くに存在する。このため、下段遮蔽部材95の上面95bや上段遮蔽部材96の上面96aにトナー等が堆積すると、筐体140あるいは気圧調整部材90の僅かな振動等によってそこから離れ、空気流に乗ってフィルタ部材94に付着しやすい。そこで、本実施形態では、先ずは一対の下段遮蔽部材95に関し、その上面95bは、相手側の内壁面91に向かって下り斜面に形成されている。このため、この下段遮蔽部材95の上面95bへの現像剤あるいはトナーの付着が抑制される。さらに、本実施形態の場合、この下段遮蔽部材95の上面95bは、この現像装置14の筐体140内に収容されている現像剤中のトナーの安息角を超える斜度を有する下り斜面に形成されている。このため、下段遮蔽部材95の上面95bにトナーが付着したとしても、その付着したトナーの上に乗ったトナーは滑り落ちることになり、その上面95bへのトナーの堆積は生じ難い。また、これと同様に、上段遮蔽部材96の上面96aも、斜面に形成されている。本実施形態における上段遮蔽部材96の上面96aは、この図2に示す断面図にあらわれている、内壁面91どうしを結ぶ幅方向中央を図2に紙面を貫く向きに延びる稜線を起点として幅方向両側に下った斜面に形成されているが、これに限らず、上段遮蔽部材96の上面96aは、幅方向一方の縁から他方の縁に向かって下った斜面に形成されていてもよい。この上段遮蔽部材96の上面96aが斜面に形成されていることによって、この上段遮蔽部材96の上面96aへの現像剤あるいはトナーの付着も抑えられる。さらに、本実施形態では、この上段遮蔽部材96の上面96aも、この現像装置14の筐体140内に収容されている現像剤中のトナーの安息角を超える斜度を有する。このため、上段遮蔽部材96の上面96aにトナーが付着したとしても、その付着したトナーの上に乗ったトナーは滑り落ちることになり、その上面96aへのトナーの堆積は生じ難い。
さらに、本実施形態の気圧調整部材90における、一対の下段遮蔽部材95によって形成されたスリット開口97は、鉛直方向に見たときに、図2に示す、アドミックスオーガ145の回転軸154aの径を表わす範囲Dの内側にのみ開口している。アドミックスオーガ145がその回転により現像剤あるいはトナーを跳ね上げるのは、回転軸145aよりも外側にある螺旋羽根145bであり、回転軸145aは現像剤あるいはトナーには跳ね上げる力を及ぼさない。したがって、スリット開口97を、アドミックスオーガ145の回転軸154aの径の内側にのみ開いた開口とすることによって、跳ね上げられてスリット開口97を通過する現像剤あるいはトナーの量を抑えることができる。
さらに、本実施形態の気圧調整部材90の場合、一対の下段遮蔽部材95、上段遮蔽部材96、およびフィルタ部材94は、、図2に示す直線L、すなわち、一対の下段遮蔽部材95のうちの一方の下段遮蔽部材95の、スリット開口97を画定している縁95cと、上段遮蔽部材96の、他方の下段遮蔽部材95寄りの縁96bとを結ぶ直線Lが、フィルタ部材94とは交わらない位置および形状に調整されている。一対の下段遮蔽部材95、上段遮蔽部材96、およびフィルタ部材94の位置および形状がこのように調整されていることにより、スリット開口97を通過し、さらに上段遮蔽部材96の脇を通過するように強力に跳ね上げられた現像剤あるいはトナーであっても、フィルタ部材94に到達することが回避される。
本実施形態における気圧調整部材90は、上記の構造を有し、アドミックスオーガ145で跳ね上げられた現像剤あるいはトナーは、一対の下段遮蔽部材95および上段遮蔽部材96で強力にブロックされてフィルタ部材94への到達が阻止される。このため、本実施形態における気圧調整部材90によれば、フィルタ部材94の目詰まりが生じ難く、長寿命化が達成される。
なお、ここでは、本発明を、図1に示す、いわゆるタンデム方式の画像形成装置1に備えられる現像装置14に適用した例について説明したが、本発明は、図1に示すタイプの画像形成装置に限られず、例えばモノクロプリンタ等であってもよく、様々なタイプの画像形成装置に適用するすることができる。
1 画像形成装置
10 像形成部
11 感光体
14 現像装置
90 気圧調整部材
91 内壁面
92 下方開口
93 上方開口
94 フィルタ部材
95 下段遮蔽部材
95a,95c 縁
95b 上面
96 上段遮蔽部材
96a 上面
96a 縁
97 スリット開口
140 筐体
141 第1室
142 第2室
143 仕切壁
144 サプライオーガ
144a 回転軸
144b 螺旋羽根
145 アドミクスオーガ
145a 回転軸
145b 螺旋羽根
146 現像ロール

Claims (7)

  1. 像保持体上に形成された静電潜像をトナーで現像して該像保持体上にトナー像を保持させる現像装置であって、
    トナーを含む現像剤を収容する収容容器と、
    各々が棒状に延びて前記収容容器内に配置され各々の回転により該収容容器内の現像剤を搬送することで該現像剤を循環移動させる一対の搬送部材と、
    上下方向および該搬送部材の延びる搬送方向に広がって互いに対面する一対の内壁面を形成するとともに、下向きに開いた下方開口と上向きに開いた上方開口とを有し、前記一対の搬送部材のうちの一方の搬送部材の鉛直上方に配置されて前記収容容器内の気圧を調整する気圧調整部材とを備え、
    前記気圧調整部材が、
    前記上方開口を塞ぐ位置に配置された、通気性を有するとともにトナーの通過を阻止するフィルタ部材と、
    前記一対の内壁面それぞれに接し該一対の内壁面それぞれから互いに向き合う相手側の内壁面に向かう方向および前記搬送方向に広がり、互いの間に上下に開いたスリット開口を形成する一対の下段遮蔽部材と、
    前記スリット開口から上方に離れた、該スリット開口と前記フィルタ部材との間に配置され、鉛直方向に見たときに該スリット開口を全幅に亘って覆うとともに前記一対の内壁面双方から離間することにより該一対の内壁面各々との間に空気が上下に抜ける空気流路を形成する上段遮蔽部材とを備えたことを特徴とする現像装置。
  2. 前記上方開口が、鉛直方向に見たときに、前記上段遮蔽部材の前記一対の内壁面各々に寄った端縁双方からはみ出して広がっていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記一対の下段遮蔽部材双方が、前記相手側内壁面に向かって下り斜面に形成された上面を有し、
    前記上段遮蔽部材が、双方の下り斜面の起点となる峰部と、該峰部から前記一対の内壁面の各々に向かう2つの斜面とが形成された上面を有することを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置
  4. 前記峰部が、鉛直方向に見たときに、前記スリット開口の内側にあることを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記搬送部材が、断面円形の回転軸と、該回転軸の周りを旋回しながら前記搬送方向に延びる螺旋羽根とを有し、
    前記スリット開口が、鉛直方向に見たときに、前記回転軸の径の内側にのみ開口していることを特徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記一対の下段遮蔽部材、前記上段遮蔽部材、および前記フィルタ部材は、該一対の下段遮蔽部材のうちの一方の下段遮蔽部材の、前記スリット開口を画定している縁と、該上段遮蔽部材の、他方の下段遮蔽部材寄りの縁とを結ぶ直線が該フィルタ部材と交わらない位置および形状に調整されていることを特徴とする請求項1から5のうちのいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の現像装置と、
    前記像保持体を備え該像保持体上に静電潜像を形成する第1の像形成部と、
    前記像保持体上に保持されたトナー像由来の画像を用紙上に形成する第2の像形成部とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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