JP6775107B2 - 反射型表示装置、射出成形金型、及び反射型表示装置の製造方法 - Google Patents

反射型表示装置、射出成形金型、及び反射型表示装置の製造方法 Download PDF

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Description

本開示は、切削せずに射出成形により製造可能な反射型表示装置、射出成形金型、及び反射型表示装置の製造方法に関する。
特許文献1には、コンバイナを所定形状に切削加工する場合、切削治具の回転数及び送り速度などの切削条件により、切削と同時に粗面化することが開示されている。
特開2000−39581号公報
本開示は、切削工程を無くし、製造工程を大幅に削減可能でかつ歩留まり向上が可能な反射型表示装置、反射型表示装置を製造するための射出成形金型、及び反射型表示装置の製造方法を提供する。
本開示における射出成形金型は、可動金型と固定金型とを備えて、シクロオレフィン系樹脂で反射型表示装置の基板を射出成形する反射型表示装置の射出成形金型である。可動金型と固定金型との各キャビティは、基板の側面の表面を5μm以上の算術平均粗さに成形する梨地部と、基板の一方側の2つの角部として夫々半径1mm以上の湾曲部を形成する湾曲部形成用凹部と、基板の一方側とは反対側の他方側の2つの角部として夫々屈曲したエッジ部を形成するエッジ部形成用凹部とを有するとともに、可動金型と固定金型とは、パーティングラインを境に、基板の側面の幅寸法において、第1面側部分が第1面側部分とは反対側の第2面側部分よりも大きくなるような比率に配置されている。パーティングラインを境に、第1面側部分に対して第2面側部分が凹んで形成された段部を形成する凹部を、可動金型のキャビティが有する。
本開示における反射型表示装置、反射型表示装置を製造するための射出成形金型、及び反射型表示装置の製造方法は、切削工程を無くし、製造工程を大幅に削減可能でかつ歩留まり向上が可能である。
実施の形態1における反射型表示装置の一例としてのコンバイナの平面図 実施の形態1におけるコンバイナの正面図 図1のIII−III線断面図 実施の形態1におけるコンバイナの右側面図 図1のV部分の拡大図 図3のVI部分の拡大図 実施の形態1におけるコンバイナの射出成形金型の縦断面図 実施の形態1におけるコンバイナの基板の上側の1つの角部である湾曲部の射出成形を説明するための説明図 実施の形態1におけるコンバイナの射出成形金型でのゲートの配置の説明図 実施の形態1におけるコンバイナの射出成形金型でのゲートの配置の説明図 実施の形態1におけるコンバイナの射出成形金型でのゲートの配置の説明図 実施の形態1におけるコンバイナの射出成形金型でのゲートの配置の説明図 実施の形態1におけるコンバイナの製造工程の説明図 図13Aの工程に続く、実施の形態1におけるコンバイナの製造工程の説明図 図13Bの工程に続く、実施の形態1におけるコンバイナの製造工程の説明図 比較例のコンバイナの射出成形時の異常な型開きの説明図 比較例のコンバイナの射出成形時の別の異常な型開きの説明図 比較例のコンバイナの射出成形時のさらに別の異常な型開きの説明図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(課題)
従来のコンバイナの製造工程は以下の通りである。
第1工程として、基板としての所望寸法形状よりも一回り大きめの中間品を、ポリカーボネート製の素材で成形する。
第2工程として、その中間品を、ハードコート膜形成のためのハードコート剤の液中に浸漬して、中間品の全面の表面にハードコート層を形成する。このとき、均一厚さのハードコート膜を中間品の表裏両面に形成するための、中間品の引き上げ速度などの制御が難しい。このため、ハードコート膜の厚さのムラ、又は、外周側面の液たまり発生などにより、歩留まりは良くない。
第3工程として、ハードコート膜を乾燥させる。
第4工程として、ハードコート層が形成された中間品の外周面を所定寸法の基板として切り出すために切削するとともに、その切削された外周側面を粗面化する。これにより、外周部反射光を低減して、反射防止効果を持たせている。
従って、従来のコンバイナの製造工程としては、4つの工程が必要となっている。
そこで、本開示では、このような多数の工程を大幅に減少させる。本開示は、切削せずに射出成形により反射型表示装置を製造可能とし、製造工程削減及び歩留まり向上が可能な、反射型表示装置、反射型表示装置を製造するための射出成形金型、及び反射型表示装置の製造方法を提供する。
(実施の形態1)
以下、図1〜図14を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.コンバイナの基本的な構成]
図1は、実施の形態1における反射型表示装置の一例としてのコンバイナ10の平面図である。図2は、実施の形態1におけるコンバイナ10の正面図である。図3は、図1のIII−III線断面図である。図4は、コンバイナ10の右側面図である。図5は、図1のV部分の拡大図である。図6は、図3のVI部分の拡大図である。
コンバイナ10は、基板11と、蒸着膜12とを備えている。
基板11は、シクロオレフィン系樹脂製の材料で射出成形された、長方形の板状の部材で構成されている。基板11の上下左右の側面11aの表面全面は、5μm以上の算術平均粗さの粗面11gとなっている。これは、射出成形時に金型の側面11aに対応するキャビティ内面部分を、後述する梨地部にするなどしてシボ加工すれば、成形できる。この結果、後加工での粗面化を不要としている。
なお、基板11の下部(取付側部分)には、一例として3個の取付穴11hが貫通している。
蒸着膜12は、基板11の表面11bに形成されたSiOx(xは1以上2以下)から構成されており、映像が表示される面を構成している。
従来は、基板の材料として、ポリカーボネートを使用している。ポリカーボネートの基板は、傷がつきやすいため、ハードコート層が必要となる。一方、ポリカーボネートの基板は、吸湿性があるため、例えば、切削された外周側面から水分が基板の内部に侵入して、基板にひび割れが発生する可能性がある。また、ポリカーボネートの基板の性質として、基板の内部に複屈折が多く発生し、偏光メガネをかけて基板を見ると、表示部での表示が真っ黒になって見えない場合もある。そこで、本開示では、基板11の材料をポリカーボネートからシクロオレフィン系樹脂に変更する。これにより、基板11の表面硬度を上げて傷がつきにくくして、ハードコート層を不要としている。また、シクロオレフィン系樹脂自体の性質として、吸水率が0.01%以下であるので、耐湿性の向上を期待できる。さらに、基板11は、複屈折も少ないといった効果もあり、従来の問題を解決することができる。
基板11の厚さは、一例としては3mmである。
[1−2.基板の湾曲部]
基板11の上側の2つの角部は、各々、半径1mm以上の半球面状の湾曲部11cとしている。この湾曲部11cの半径は、基板11の幅寸法Wの1/2の寸法もしくは高さ寸法Hよりも小さくする。半径がこれらの数値よりも大きい場合には、湾曲部11cとして形成できない。また、半径が1mmより小さい場合には、湾曲部11cとしての金型離脱易さ等の機能を期待できない。すなわち、基板11の上側の2つの角部を湾曲部11cとすることにより、金型型開き時に金型に引っかからずに、金型から離型しやすくなる。
[1−3.基板のエッジ部]
基板11の下側の2つの角部は、湾曲部ではなく、夫々、例えば互いに直交するX軸方向、Y軸方向、Z軸方向にそれぞれ伸びたエッジ部11dとしている。
これは以下の理由による。すなわち、基板11である射出成形品はエッジ部に樹脂の内部応力が集中する。このため、射出成形時の射出及び保圧の圧力は、他のエッジでない部分(例えば湾曲部11c)よりも、エッジ部分(例えばエッジ部11d)に圧力がかかり、内部応力が高くなり、金型に引っかかりやすくなる。そこで、エジェクタピンで突き出し不可能な基板11の表示部側の部分である基板11の上側の2つの角部には、射出成形品にエッジ部応力が作用するのを極力無くすため、半径1mm以上の湾曲部11cとする。一方、金型型開き時にエジェクタピンで突き出し可能な基板11の下部の取付側部分を、言い換えれば、基板11の下側の2つの角部をエッジ部11dとする。これにより、金型に引っかかりやすくしている。言い換えれば、金型から抜け出しにくくしている。これにより、射出成形品に対して作用するエッジ部応力を利用して、射出成形品を、固定金型ではなく、可動金型に保持させることができる。
[1−4.パーティングラインPL(Parting line)の配置]
図7は、実施の形態1におけるコンバイナの射出成形金型の縦断面図である。固定金型22側に、基板11である射出成形品30が取られないように、必ず、可動金型21側に対する製品かかり量を固定金型22側の製品かかり量よりも多くする。ここで、製品かかり量とは、離型の際に最も影響する、パーティングラインPLで割った場合の側面かかり量であり、射出成形品30の側面面積である。
このため、製造時の金型型開き時に、固定金型22側に射出成形品30が保持されずに、可動金型21側に射出成形品30が保持される。よって、パーティングラインPLの位置を、側面積で半分よりも固定金型22側に持ってきて、射出成形品30の大部分が可動金型21側で支持される。これにより、固定金型22から射出成形品30が抜け出しやすくしている。
図8の(a)は、実施の形態1におけるコンバイナ10の基板11の上側の1つの角部である湾曲部11cの射出成形を説明するための説明図、図8の(b)は、段部付近の拡大図である。具体的には、パーティングラインPLは、基板11の側面11aの幅寸法SWにおいて、表面側部分11fが裏面側部分11rよりも大きくなるような比率に配置されている。基板11は、パーティングラインPLを境に、表面側部分11fに対して裏面側部分11rが凹んで形成された段部11eを有している。この比率の一例としては、表面側部分11f:裏面側部分11r=2:1である。ここで、表面側部分11fとは、射出成形金型20の可動金型21で成形される部分を意味し、裏面側部分11rとは、射出成形金型20の固定金型22で成形される部分を意味している。
[1−5.パーティングラインPLの段差]
コンバイナ用基板11である射出成形品を、可動金型21と固定金型22とで構成される射出成形金型20で製造するとき、必ず、両金型の型締め部分にパーティングラインPLができる。実際には、パーティングラインPLに立体的な段差ができてしまうが、そのパーティングラインPLを表示部(凹面側)から見えないようにする工夫が必要である。そこで、本実施の形態では、表示部側を凸として、表示部側からは、段差が見えないようにしている。
具体的には、図8に示すように、外周側面のパーティングラインPLに段部11eを設けている。図8の(a)の円で囲まれた部分を図8の(b)に拡大して示すように、段部11eは、表面側部分11fが高く、裏面側部分11rが低くしている。このように構成すれば、表面側部分11f側、すなわち、表示側から見て、段差が見えないようにすることができて、外観に優れたものとなる。なお、段部11eの一例としての段差寸法は30μmである。
[1−6.射出成形金型の基本的構成]
図7に示すように、射出成形金型20は、可動金型21と固定金型22とで構成される。射出成形金型20に、シクロオレフィン系樹脂を注入して、コンバイナ10の基板11を射出成形する。
可動金型21と固定金型22とは、それぞれキャビティ21a,22aを有している。それぞれのキャビティ21a,22aは、梨地部21b,22bと、湾曲部形成用凹部21c,22cと、エッジ部形成用凹部21d,22dとをそれぞれ有している。
梨地部21b,22bは、基板11の側面11aの表面を5μm以上の算術平均粗さの粗面11gに成形するためのものである。梨地部21b,22bは、キャビティ21a,22aの側面の全周に配置されている。
湾曲部形成用凹部21c,22cは、基板11の上側の2つの角部として、夫々半径1mm以上の湾曲部11cを形成するためのものである。湾曲部形成用凹部21c,22cは、キャビティ21a,22aの基板11の上側の2つの角部に配置されている。
エッジ部形成用凹部21d,22dは、基板11の下側の2つの角部として、夫々屈曲したエッジ部11dを形成するためのものである。エッジ部形成用凹部21d,22dは、キャビティ21a,22aの基板11の下側の2つの角部に配置されている。
可動金型21と固定金型22とは、パーティングラインPLを境に、基板11の側面11aの幅寸法SWにおいて、表面側部分11fが裏面側部分11rよりも大きくなるような比率に配置されている。パーティングラインPLを境に、表面側部分11fに対して裏面側部分11rが凹んで形成された段部11eを形成するための凹部21eを、可動金型21のキャビティ21aがさらに有している。
なお、図7の下部には、ゲート24を介して、ランナ25とスプルー26とが図示されている。ランナ25とスプルー26は、樹脂が流れて通る為に必要なものである。樹脂は、スプルー26、ランナ25、ゲート24、製品へと流れる。
[1−7.射出成形金型のゲートの配置]
図9〜図12は、実施の形態1におけるコンバイナの射出成形金型でのゲート24の配置の説明図である。基板11の左右側部及び上部はゲート設定不可領域31であるため、基板11の下部にゲート24を配置することになる。このとき、図9及び図10に示すように、基板11の下部の中央に取付穴11hがある場合は、取付穴11hの左右どちらか(点線又は実線)にゲート24を配置している。図10では、右側にのみゲート24を示しているが、左側にゲート24を配置してもよい。また、図11及び図12に示すように、基板11の下部の中央に取付穴11hが無い場合は、中央位置にゲート24を配置してもよい。
図9及び図11は、ゲート24として、汎用されている、幅均一のサイドゲートを示している。図10及び図12は、ゲート24として、ファンゲート形状のゲートを示している。
図9〜図12において、斜線領域は、反射した画像の表示領域29である。
[1−8.コンバイナ10の製造工程]
コンバイナ10の製造工程は以下の通りである。図13Aは、実施の形態1におけるコンバイナ10の製造工程の説明図である。図13Bは、図13Aの工程に続く、実施の形態1におけるコンバイナ10の製造工程の説明図である。図13Cは、図13Bの工程に続く、実施の形態1におけるコンバイナ10の製造工程の説明図である。
まず、射出成形金型20の可動金型21を移動して、固定金型22に接触させて可動金型21と固定金型22とを型締めする。シクロオレフィン系樹脂でコンバイナ10の基板11を射出成形する(図13Aを参照)。なお、必要に応じて、型締め前に、固定金型22の内面に公知の離型剤を予めコーティングしてもよい。
次いで、可動金型21の製品かかり量の比率が、固定金型22よりも大きいため、基板11の2つの湾曲部11cは、可動金型21の湾曲部形成用凹部21c内に保持される。基板11の2つのエッジ部11dは、その内部応力で可動金型21のエッジ部形成用凹部21d内に引っかかっているため、射出成形品30は可動金型21に保持されている。このように、射出成形品30が可動金型21に保持された状態で、可動金型21を固定金型22に対して後退させて、型開きを行う(図13Bを参照)。
次いで、エジェクタピン33を駆動して、射出成形品30を可動金型21から突き出して取り外す(図13Cを参照)。
次いで、SiOx(xは1以上2以下)からなるハーフミラー用の蒸着膜12を射出成形品30の基板11の表示部側の凹面に蒸着形成する。同時に、ゲート24などの不要部分を取り外す。その後、必要に応じて、両面にアンチフィンガー剤の薄膜(図示せず)を例えば5nmの厚さで形成する。このとき、表面側と裏面側との両側から蒸着形成することにより、外周側面も覆う。この結果、外周側面でも、アンチフィンガー効果を奏することができる。
ハーフミラー用の蒸着膜形成時、外周側面の湾曲部11cには蒸着膜12が形成されないように制御して、外周側面からの反射を防ぐようにしている。
従来は、切削であるため、外周側面には湾曲部が十分に形成されていない場合もある。エッジが立っている場合には、蒸着膜が一部付着してしまい、反射による弊害がある。
以上で、コンバイナ10の製造が完了する。
[1−9.射出成形金型の離型異常]
上記したように、基板11の表示部側の上部には、離型時に不利となる成形品応力を溜めないように湾曲部11cを設けている。一方、基板11の取付部側の下部には可動金型側に必ず保持されるようにエッジ部11dを設けている。
これに対して、このような構成が無い場合の不具合について説明する。比較例として、可動金型21A及び固定金型22Aに湾曲部が形成されておらず、全てエッジ部である場合とする。また、パーティングラインPLも表面側部分と裏面側部分とが1:1と仮定している。
図14Aは、比較例のコンバイナの射出成形時の異常な型開きの説明図である。図14Aに示す異常な型開き状態は、射出成形品35の上側のエッジ部が固定金型22Aのキャビティ22Aaに引っかかっている。一方、射出成形品35の下側のエッジ部が可動金型21Aのキャビティ21Aaに引っかかっている。その結果、射出成形品35の上部は固定金型22Aに保持され、射出成形品35の下部は可動金型21Aに保持されて、射出成形品35に引っ張り応力が作用してしまう。このような状態になると、コンバイナの映像表示面と固定金型面の貼り付き、又は、コンバイナ映像表示面エッジの金型との干渉で、離型不良が発生してしまい、コンバイナの映像面形状に異常が発生してしまう。
図14Aの異常な型開き状態を防止するためには、基板11の上側の2つの角部に湾曲部11cを形成するとともに、可動金型21の製品かかり量の比率が固定金型22の製品かかり量の比率よりも大きくする。これにより、固定金型22から抜け出しやすく、かつ可動金型21で保持しやすい。
次に、図14Bは、比較例のコンバイナの射出成形時の別の異常な型開きの説明図である。図14Bに示す異常な型開き状態は、図14Aとは逆に、射出成形品35の下側のエッジ部が固定金型22Aのキャビティ22Aaに引っかかっている。一方、射出成形品35の上側のエッジ部が可動金型21Aのキャビティ21Aaに引っかかっている。その結果、射出成形品35の下部は固定金型22Aに保持され、射出成形品35の上部は可動金型21Aに保持されて、射出成形品35に引っ張り応力が作用してしまう。このような状態になると、コンバイナの映像表示面と固定金型面の貼り付き、又は、コンバイナ映像表示面エッジの金型との干渉で、離型不良が発生してしまい、コンバイナの映像面形状に異常が発生してしまう。
図14Bの異常な型開き状態を防止するためには、基板11の下側の2つの角部にエッジ部11dにし、かつ、可動金型21の製品かかり量の比率が固定金型22の製品かかり量の比率よりも大きくする。よって、固定金型22側よりも可動金型21側のエッジ部11dに大きな応力が作用して、固定金型22側よりも可動金型21との離型抵抗を増やして引っかかりやすくなる。したがって、固定金型22から抜け出しやすく、かつ可動金型21で保持しやすくなり、図14Bの異常な型開き状態になり難くすることができる。
なお、本実施の形態では、可動金型21側の基板下部は、後で、エジェクタピン33で突き出されるので、可動金型21側にしっかりと喰らいつかせても、安定して離型させる事が可能である。
次に、図14Cは比較例のコンバイナの射出成形時のさらに別の異常な型開きの説明図である。図14Cに示す異常な型開き状態は、射出成形品35を可動金型21に保持して型開きしたのち、エジェクタピン36で射出成形品35を可動金型21から取りはずそうとしたとき、射出成形品35の基板の上部が可動金型21の湾曲部形成用凹部21c内に引っかかってしまい、射出成形品35に不要な応力が作用してしまう状態である。このような状態になると、コンバイナの映像表示面と可動金型面の貼り付き、又は、コンバイナ映像表示面エッジの金型との干渉で、突出し不良が発生してしまい、コンバイナの映像面形状に異常が発生してしまう。
図14Cの異常な製品突き出し状態を防止するためには、突き出し時のバランスが大事である。基板11の上部角部に湾曲部11cを設けることで可動金型21から離型しやすくする。一方、基板11の下部角部にエッジ部11dに設けることで、離型しづらくすればよい。このように構成することで、エジェクタピン36での突き出し時に、その突き出し力を、まず、離型しやすい基板11の上部側に伝えてから、基板11の下部側が突き出されるようにすることができる。
なお、この比較例では、基板上部の角部に湾曲部が無くてエッジ部が設けられているため、指紋などがつきやすいといった問題もある。しかし、湾曲部11cを設けることにより、そのような問題も解消される。
[1−10.効果等]
以上のように、本実施の形態における反射型表示装置、反射型表示装置を製造するための射出成形金型、及び反射型表示装置の製造方法は、切削工程を無くし、射出成形工程と蒸着膜形成工程とだけで製造することができて、製造工程を大幅に削減可能でかつ歩留まり向上が可能である。
特に、射出成形品30の基板11の外周側面のパーティングラインPLに段部11eを設けて、表面側部分11fが高く、裏面側部分11rが低くしている。このように構成すれば、表面側部分11f側、すなわち、表示側から見て、パーティングラインPLの段差が見えないようにすることができて、外観に優れたものとなる。
また、射出成形品30における長方形板状の基板11の上側の2つの角部に湾曲部11cを設けることにより、固定金型22から抜け出しやすくしている。また、基板11の側面11aの幅寸法SWにおいて、表面側部分11fが裏面側部分11rよりも大きくなるような比率とする。このため、基板11の上側の2つの角部の湾曲部11cは、可動金型21の湾曲部形成用凹部21c内に保持されている。一方、基板11の下側の2つの角部のエッジ部11dは、その内部応力で可動金型21のエッジ部形成用凹部21d内に引っかかっている。このため、射出成形品30は可動金型21に保持されている。このように構成することで、射出成形品30が可動金型21に保持された状態で、可動金型21を固定金型22に対して後退させて、型開きを行うことができる。また、可動金型21から射出成形品30をエジェクタピン33で突き出すときも、射出成形品30における基板11の上側の2つの角部に湾曲部11cを設けることにより、可動金型21から抜け出しやすくしている。射出成形品30の上部が可動金型21から抜け出したのち、エジェクタピン33の突出し力で射出成形品30の下部が可動金型21から抜け出すようにしている。よって、コンバイナの映像表示面と可動金型面の貼り付き、又はコンバイナの映像面形状に異常が発生するなどの異常が、射出成形品30に発生することなく、射出成形品30を可動金型21から安定して取り出すことができる。
以上のように、本実施の形態のコンバイナ10に相当する反射型表示装置は、側面11aの表面が5μm以上の算術平均粗さを有し、かつ射出成形されたシクロオレフィン系樹脂製の基板11と、基板11の表面11bに相当する第1面に形成されたSiOx(xは1以上2以下)からなる蒸着膜12とを備える。基板11の上側に相当する一方側の2つの角部は、夫々、半径1mm以上の湾曲部11cを有する。基板11の一方側とは反対側の下側に相当する他方側の2つの角部は、夫々、屈曲したエッジ部11dを有する。基板11の側面11aの幅寸法において、表面側部分11fに相当する第1面側部分が第1面側部分とは反対側の裏面側部分11rに相当する第2面側部分よりも大きくなるような比率に配置されたパーティングラインPLを境に、表面側部分11fに相当する第1面側部分に対して裏面側部分11rに相当する第2面側部分が凹んで形成された段部11eを有する。
これにより、切削工程を無くし、製造工程を大幅に削減可能でかつ歩留まり向上が可能である。
また、湾曲部11cの半径は、基板11の幅寸法Wの1/2の寸法もしくは高さ寸法Hよりも小さくてもよい。これにより、金型型開き時に金型に引っかからずに、基板11を金型から離型しやすくなる。
また、本実施の形態のコンバイナ10に相当する反射型表示装置の射出成形金型20は、可動金型21と固定金型22とを備えて、シクロオレフィン系樹脂でコンバイナ10に相当する反射型表示装置の基板11を射出成形する。また、可動金型21と固定金型22との各キャビティ21a、22bは、基板11の側面11aの表面を5μm以上の算術平均粗さに成形する梨地部21b、22bと、基板11の上側に相当する一方側の2つの角部として夫々半径1mm以上の湾曲部11cを形成する湾曲部形成用凹部21c、22cと、基板の一方側とは反対側の下側に相当する他方側の2つの角部として夫々屈曲したエッジ部11dを形成するエッジ部形成用凹部21d、22dとを有する。また、可動金型21と固定金型22とは、パーティングラインPLを境に、基板11の側面11aの幅寸法において、表面側部分11fに相当する第1面側部分が第1面側部分とは反対側の裏面側部分11rに相当する第2面側部分よりも大きくなるような比率に配置されている。また、パーティングラインPLを境に、表面側部分11fに相当する第1面側部分に対して裏面側部分11rに相当する第2面側部分が凹んで形成された段部11eを形成する凹部21eを、可動金型21のキャビティ21aが有する。
これにより、切削工程を無くし、製造工程を大幅に削減可能でかつ歩留まり向上が可能である。
また、本実施の形態のコンバイナ10に相当する反射型表示装置の製造方法は、射出成形金型20を使用して、コンバイナ10に相当する反射型表示装置を製造する。本実施の形態の製造方法は、射出成形金型20の可動金型21と固定金型22とを型締めし、シクロオレフィン系樹脂で射出成形して基板11を形成する工程と、可動金型21が射出成形された基板11を保持しつつ、可動金型21を固定金22から離型させる工程と、を有する。また、可動金型21から基板11を取り出す工程と、基板11の表面に相当する第1面にSiOx(xは1以上2以下)からなる蒸着膜12を形成して、コンバイナ10に相当する反射型表示装置を製造する工程と、を有する。
これにより、切削工程を無くし、製造工程を大幅に削減可能でかつ歩留まり向上が可能である。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。例えば、上記様々な実施の形態又は変形例のうちの任意の実施の形態、又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施の形態同士の組み合わせ、実施例同士の組み合わせ、又は実施の形態と実施例との組み合わせが可能である。さらに、異なる実施の形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本開示にかる反射型表示装置、射出成形金型、及び反射型表示装置の製造方法は、車両、船舶、航空機などのウインド近傍などに配置されて、表示機器から出射する光を、観察者に向けて反射するコンバイナなどに、適用可能である。
10 コンバイナ
11 基板
11a 側面
11b 表面
11c 湾曲部
11d エッジ部
11e 段部
11f 表面側部分
11g 粗面
11h 取付穴
11r 裏面側部分
12 蒸着膜
20 射出成形金型
21 可動金型
21a キャビティ
21b 梨地部
21c 湾曲部形成用凹部
21d エッジ部形成用凹部
21e 凹部
21A 可動金型
21Aa キャビティ
22 固定金型
22a キャビティ
22b 梨地部
22c 湾曲部形成用凹部
22d エッジ部形成用凹部
22A 固定金型
22Aa キャビティ
24 ゲート
25 ランナ
26 スプルー
29 表示領域
30 射出成形品
31 ゲート設定不可領域
33 エジェクタピン
35 射出成形品
36 エジェクタピン
PL パーティングライン
SW 幅寸法
W 幅寸法

Claims (4)

  1. 可動金型と固定金型とを備えて、シクロオレフィン系樹脂で反射型表示装置の基板を射出成形する反射型表示装置の射出成形金型であって、
    前記可動金型と前記固定金型との各キャビティは、
    前記基板の側面の表面を5μm以上の算術平均粗さに成形する梨地部と、
    前記基板の一方側の2つの角部として夫々半径1mm以上の湾曲部を形成する湾曲部形成用凹部と、
    前記基板の前記一方側とは反対側の他方側の2つの角部として夫々屈曲したエッジ部を形成するエッジ部形成用凹部とを有するとともに、
    前記可動金型と前記固定金型とは、パーティングラインを境に、前記基板の前記側面の幅寸法において、第1面側部分が前記第1面側部分とは反対側の第2面側部分よりも大きくなるような比率に配置されており、
    前記パーティングラインを境に、前記第1面側部分に対して前記第2面側部分が凹んで形成された段部を形成する凹部を、前記可動金型の前記キャビティが有する、
    反射型表示装置の射出成形金型。
  2. 請求項に記載の反射型表示装置の射出成形金型を使用して、反射型表示装置を製造する反射型表示装置の製造方法であって、
    前記射出成形金型の前記可動金型と前記固定金型とを型締めし、シクロオレフィン系樹脂で射出成形して前記基板を形成する工程と、
    前記可動金型が前記射出成形された前記基板を保持しつつ、前記可動金型を前記固定金型から離型させる工程と、
    前記可動金型から前記基板を取り出す工程と、
    前記基板の第1面にSiOx(xは1以上2以下)からなる蒸着膜を形成して、前記反射型表示装置を製造する工程と、
    を有する反射型表示装置の製造方法。
  3. 可動金型と固定金型とを備えて、シクロオレフィン系樹脂で反射型表示装置の基板を射出成形する反射型表示装置の射出成形金型であって、
    前記可動金型と前記固定金型との各キャビティは、前記基板の側面の表面を5μm以上の算術平均粗さに成形する梨地部を有し、
    前記可動金型と前記固定金型とは、パーティングラインを境に、前記基板の前記側面の幅寸法において、第1面側部分が前記第1面側部分とは反対側の第2面側部分よりも大きくなるような比率に配置されており、
    前記パーティングラインを境に、前記第1面側部分に対して前記第2面側部分が凹んで形成された段部を形成する凹部を、前記可動金型の前記キャビティが有する、
    反射型表示装置の射出成形金型。
  4. 請求項に記載の反射型表示装置の射出成形金型を使用して、反射型表示装置を製造する反射型表示装置の製造方法であって、
    前記射出成形金型の前記可動金型と前記固定金型とを型締めし、シクロオレフィン系樹脂で射出成形して前記基板を形成する工程と、
    前記可動金型が前記射出成形された前記基板を保持しつつ、前記可動金型を前記固定金型から離型させる工程と、
    前記可動金型から前記基板を取り出す工程と、
    前記基板の第1面にSiOx(xは1以上2以下)からなる蒸着膜を形成して、前記反射型表示装置を製造する工程と、
    を有し、
    前記基板にハードコート層を形成する工程を有しない、
    反射型表示装置の製造方法。
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