JP6774819B2 - 包装食品 - Google Patents

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Description

本発明は、包装食品に関する。
飴やガム等のブロック状食品は、個装され、それらの個装体が複数個直列された状態で外装体により包装固定され、柱状の包装食品として展示販売に供されている。このような包装食品は、柱状体を一周するように外装体に固定されたティアテープおよびティアテープの端部において外装体に設けられたノッチを備え、ノッチを起点にしてティアテープを一周させて、外装体を引き裂くことで開封されている。
しかし、従来の包装食品は、ティアテープにより引き裂かれた部分近傍に位置するブロック状食品の個装体の取り出しを容易に行うことができるが、それ以降のブロック状食品の個装体を取り出しにくい。また、それ以降のブロック状食品の個装体を取り出しやすくするために、従来の包装食品では外装シートを手で引き裂く必要があり、外観上好ましくないという問題がある。
このため、複数個直列された状態のブロック状食品の個装体を容易に取り出すことができる包装食品の提供が望まれている。特許文献1には、ブロック状食品の個装体が複数個直列された状態で、外装体によって包装された包装食品であって、包装食品の仮想長手軸に沿って刻設された切れ目列を外装シートに有し、切れ目列間を開封帯とした外装体を備えることで、ブロック状食品の個装体を取り出しやすくした包装食品が提案されている。
特開2010−260592号公報
しかし、特許文献1に記載の包装食品は、切れ目列を破断させて、柱状の包装食品を長手方向に沿って開封した後、ブロック状食品の個装体の包装食品からの意図しない分離が生じやすく、また、外装体内においてブロック状食品の個装体の直列状態が乱れて、複数のブロック状食品の個装体を外装体によって固定できなくなるおそれがある。
したがって、本発明は、開封後もブロック状食品の個装体を複数個直列された状態で保持することができると共に、上記個装体の取り出しを容易に行うことができる包装食品を提供することを目的とする。
(1)本発明の実施形態に係る包装食品は、ブロック状食品および上記ブロック状食品を包装する個装シートを含む個装体が複数個直列された個装体の集積体であって、上記複数個直列された個装体を貫通する仮想長手軸を有する集積体と、上記集積体が包装された外装体であって、上記仮想長手軸を囲む側壁部を有し、上記仮想長手軸の方向に上記個装体の側方を横切るように上記側壁部に設けられた開封帯を有する外装体と、を備える包装食品であって、上記個装体は、上記仮想長手軸と交差する個装体表面を有し、少なくとも隣接する一対の上記個装体は、隣接する上記個装体表面間に配置された接着部によって相互に接着されている。
(2)本発明の実施形態に係る包装食品は、上記(1)記載の包装食品であって、上記接着部は、上記個装体表面の上記開封帯側の端部を基準として、上記個装体表面の中心点よりも奥側に偏位して、隣接する上記個装体表面間に配置されていてもよい。
(3)本発明の実施形態に係る包装食品は、上記(1)記載の包装食品であって、上記接着部は、上記個装体表面の上記開封帯側の端部から上記接着部の中心点までの距離が、上記個装体表面の上記開封帯側の端部から上記個装体表面の中心点までの距離よりも長くなるように配置されていてもよい。
(4)本発明の実施形態に係る包装食品は、上記(1)記載の包装食品であって、上記開封帯は、上記仮想長手軸と平行に設けられていてもよい。
(5)本発明の実施形態に係る包装食品は、上記(1)記載の包装食品であって、側面視において、上記開封帯は、上記仮想長手軸に対して斜めに交差して設けられていてもよい。
(6)本発明の実施形態に係る包装食品は、上記(1)記載の包装食品であって、上記開封帯は、上記側壁部を螺旋状に周回して設けられていてもよい。
(7)本発明の実施形態に係る包装食品は、上記(1)記載の包装食品であって、少なくとも隣接する一対の上記個装体は、上記接着部のみによって相互に接着されており、上記接着部によって接着された被接着領域と、上記被接着領域よりも上記開封帯の側に位置し、上記接着部によって接着されていない自由領域とを備えていてもよい。
本発明は、開封後もブロック状食品の個装体を複数個直列された状態で保持することができると共に、上記個装体の取り出しを容易に行うことができる包装食品の提供を目的とする。
本発明の一の実施形態に係る包装食品の正面側斜視図である。 本発明の一の実施形態に係る包装食品の背面側斜視図である。 一部開封された状態の本発明の一の実施形態に係る包装食品の正面側斜視図である。 本発明の一の実施形態に係る包装食品の展開図である。 図1の包装食品から個装体の集積体のみを抜き出し、接着部の位置を説明するために一の個装体を集積体から分離して図示した部分分解図である。 本発明の一の実施形態に係る包装食品の断面図である。 本発明の一の実施形態に係る包装食品の部分拡大断面図であって、左側に示す図6の断面図内の破線で囲んだ部分を拡大した部分拡大断面図を示す。 本発明の他の実施形態に係る包装食品の正面側斜視図である。 本発明の他の実施形態に係る包装食品の断面図である。 本発明の他の実施形態に係る包装食品の部分拡大断面図であって、左側に示す図9の断面図内の破線で囲んだ部分を拡大した部分拡大断面図を示す。
図1から図7を参照して、本発明の一の実施形態に係る包装食品1について説明する。まず、図1は、包装食品1の正面側斜視図であり、図2は包装食品1の背面側斜視図であり、図3は、一部開封された状態の包装食品1の正面側斜視図である。そして、図4は、包装食品1の展開図である。なお、本明細書において、側面視とは、後述する側壁部22に垂直な方向から包装食品1を見ることをいう。
図1および図2に示すように、包装食品1は、柱状体として搬送、使用、展示販売に供される。包装食品1は外装体20を備え、外装体20は側壁部22と、側壁部22と直交し、仮想長手軸Aが貫通する端壁部24とを備えている。図4に示すように、包装食品1は、外装体20によって包装された複数個の個装体100a〜100hが直列された集積体10を備えている。図1および図4に示すように、集積体10は、複数個の個装体100a〜100hを貫通する仮想長手軸Aを有する。すなわち、仮想長手軸Aが延びる方向は、複数個の個装体100a〜100hの直列方向に沿っている。外装体20の側壁部22は、仮想長手軸Aを囲むように配置され、外装体20の端壁部24は、仮想長手軸Aが貫通するように配置されている。
図4に示すように、外装体20は、集積体10の角部に沿った破線部分において外装シート26を折ることで、図1および図2に示すように集積体の胴部12を周回する側壁部22と、集積体の端面14を覆う端壁部24とを含む立体形状とされている。外装体20は、個装体100a〜100hの位置をある程度固定するために、各個装体100a〜100hの少なくとも一部に接するように形成されている。
図示する例では、外装体20は、四角柱状の包装食品1を形成するために、図4の展開状態の外装体20を集積体の胴部12に周回させた4つの側壁面22b〜22eを含む筒状の側壁部22を備える。そして、外装体20は、図4の展開状態の外装体20において仮想長手軸Aに交差する方向の両端に位置し、合掌貼りされた背張面22a,22fと、展開状態の外装体20において仮想長手軸Aに沿った方向の両端に位置し、集積体の端面14を覆うように折り畳まれた端壁面24a,24bを含む端壁部24と、を備えている。これらの背張面22a,22fおよび端壁面24a,24bは、外装体20の立体形状を固定するために、接着や溶着によって固着されている。背張面22a,22fは、側壁面22eに背張面22fが対向するように側壁面22e側に倒されて側壁部22に固定されている。なお、外装体20は、側壁部22に背張面22a,22fを含まず、4つの側壁面と該側壁面に固着される固着面とを有し、4つの側壁面と固着面とを集積体10の胴部に周回させて、固着面を一または複数の側壁面に固着することで形成されてもよい。
外装体20は、包装食品1を開封するために、外装体20に設けられた帯状体である開封帯21を備えている。図3に示すように、包装食品1は、開封帯21を手などで引っ張って外装体20の少なくとも一部を裂開させることで、外装体20によって被覆された個装体100a〜100hの少なくとも一部を外装体20から露出させて、個装体100a〜100hを取り出すことができる。開封帯21は、外装シート26を引き裂くために外装シート26の集積体10に接する側の表面に付設されたティアテープであってもよいし、外装体20に含まれる外装シート26にハーフカットやミシン目等の略連続する切断補助線を少なくとも一対設けることで、外装シート26の一部を帯状に開封可能としたものであってもよい。開封帯21は、開封起端部に設けられた切れ込みであるノッチによって区画されていてもよい。図示する例では、外装シート26を引き裂くために外装シート26の集積体10に接する側の表面に付設されたティアテープと、開封起端部に設けられた切れ込みであるノッチとを備えている。
開封帯21は、少なくとも側壁部22に設けられた側壁部の開封帯21bを備えている。側壁部の開封帯21bは、仮想長手軸Aの方向に少なくとも一つの個装体100a〜100hの側方を横切って設けられている。そして、側壁部の開封帯21bは、仮想長手軸Aと平行に設けられている。より具体的には、側壁部の開封帯21bは、側壁部22のうち一の側壁面22c内においてのみ設けられ、かつ、個装体100の側方を一直線状に横切って設けられている。よって、側壁部の開封帯21bは、一の側壁面22c以外の他の側壁面22a,22b,22d,22e,22fには設けられていない。図示する例では、開封帯21は、仮想長手軸Aと交差する端壁部24に設けられた端壁部の開封帯21aと、端壁部の開封帯21aに連続し、側壁部22に設けられた側壁部の開封帯21bとを備えている。
図5は、図1の包装食品から個装体100a〜100hの集積体10のみを抜き出し、接着部200a〜200gの位置を説明するために一の個装体100aを集積体10から分離して、個装体100aと個装体100bとの間における接着部200bの配置を図示した部分分解図である。包装食品1は、各個装体100a〜100hの間に設けられた接着部200a〜200gによって、隣接する個装体100a〜100hが接着されている。例えば、図5に示すように、個装体100bに含まれる包装シート110bは、包装シート110bの両端縁が重複した重複領域111を備え、接着層200aは、該重複領域111に設けられていてもよい。図中、重複領域111は破線で囲まれた部分である。これにより、個装体100aを分離する際に、個装体100bの包装状態を乱しにくくすることができる。
次に、図6および図7を参照して、開封帯21、個装体100a〜100hおよび接着部200a〜200gとの位置関係を説明する。図6は、包装食品1の断面図、図7は、包装食品1の部分拡大断面図であって、左側に示す図7の断面図内の破線で囲んだ部分を拡大した部分拡大断面図を示す。なお、図7の部分拡大断面図は、開封帯21、個装体100a〜100hおよび接着部200a〜200gの位置関係を示すために、個装体100d、個装体100eおよび接着部200dを含む部分を例として拡大した断面図である。説明を簡略化するために、主に隣接する一対の個装体100c,100dおよび接着部200dを用いて説明するが、全ての個装体100a〜100hおよび接着部200a〜200gに下記説明を同様に適用することができることは言うまでもない。
図6に示すように、各個装体100a〜100hは、仮想長手軸Aと交差する第1の個装体表面101a〜101hおよびそれらの裏面にあたる第2の個装体表面102a〜102hを有している。個装体100a〜100hは、飴、ガム、固形コンソメ等のブロック状食品120a〜120hが、樹脂シート、紙、金属箔またはそれらの積層シート等からなる個装シート110a〜110hによって包装されたものである。
図7の部分拡大図に示すように、集積体10は、隣接する一対の個装体100c,100dを含んでいる。隣接する一対の個装体100c,100dは、対向する第1の個装体表面102dと第2の個装体表面101eとの間に配置された接着部200dによって相互に接着されている。そして、接着部200dは、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dを基準として、第1の個装体表面102dの中心点Cよりも奥側に偏位して配置されている。図示するように、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dを基準として、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dに最近接した接着部の端部202dが、第1の個装体表面102dの中心点Cよりも奥側に偏位して配置されていてもよい。また、接着部200dは、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eを基準として、第2の個装体表面101eの中心点Dよりも奥側に偏位して配置されている。図示するように、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eを基準として、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eに最近接した接着部の端部202dが、第2の個装体表面101eの中心点Dよりも奥側に偏位して配置されていてもよい。
これにより、包装食品1の開封後も個装体100d〜100eを複数個直列された状態で保持することができると共に、個装体100d〜100eの取り出しを容易に行うことができる。すなわち、個装体100d〜100eを接着することで複数個直列された状態を保持できると共に、包装食品1を仮想長手軸に沿った方向に開封することで個装体100d〜100eを容易に取り出すことができ、かつ、個装体100d〜100eの間に手指などを差し込みやすく、個装体100d,100eの分離および個装体100dの取り出しを容易に行うことができる。
なお、第1の個装体表面102dの外形および第2の個装体表面101eの外形の少なくとも一方は、円形状、楕円形状、長方形や正方形などの方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状である。この場合、図6および図7に示すように、包装食品1は、第1の個装体表面102dの中心点Cおよび第2の個装体表面101eの中心点Dを備える。中心点Cおよび中心点Dは、接着部200d、第1の個装体表面102dおよび第2の個装体表面101eの外形が円形状、楕円形状の場合はその中心をいい、方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状の場合は対角線の交点をいう。
接着部200dの外形も、円形状、楕円形状、長方形や正方形などの方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状であってもよい。この場合、図6および図7に示すように、包装食品1は、接着部200dの中心点Eを備える。中心点Eは、接着部200dの外形が円形状、楕円形状の場合はその中心をいい、方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状の場合は対角線の交点をいう。
接着部200dの外形、第1の個装体表面102dの外形および第2の個装体表面101eの外形が全て、円形状、楕円形状、長方形や正方形などの方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状のいずれかであってもよい。この場合、図7に示す中心点C、中心点Dおよび中心点を通る断面において、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dから接着部200dの中心点Eまでの距離W1が、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dから第1の個装体表面102dの中心点Cまでの距離W2よりも長くなるように、第1の個装体表面102dに接着部200dが接着されていてもよい。これにより、接着部200dを、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dを基準として、第1の個装体表面102dの中心点Cよりも奥側に偏位させることができる。なお、接着部200d、第1の個装体表面102dの外形は同じまたは相似形である必要はなく、図示するように接着部200dの外形は円形状であり、第1の個装体表面102dの外形は長方形状であってもよい。
同様に、図7に示す中心点C、中心点Dおよび中心点を通る断面において、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eから接着部200dの中心点Eまでの距離W3が、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eから第2の個装体表面101eの中心点までの距離W4よりも長くなるように、第2の個装体表面101eの中心点から偏位した位置において、第2の個装体表面101eに接着部200dが接着されていてもよい。これにより、接着部200dを、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eを基準として、第2の個装体表面101eの中心点Dよりも奥側に偏位させることができる。なお、接着部200dおよび第2の個装体表面101eの外形は同じまたは相似形である必要はなく、図示するように接着部200dの外形は円形状であり、第2の個装体表面101eの外形は長方形状であってもよい。
これにより、複数個の個装体101d,101eを接着部200dで接着して固定することができるとともに、隣接する個装体101d,101eの間に手指などを一層挟み込みやすくすることができ、個装体101d,101eの分離および個装体100dの取り出しを一層容易に行うことができる。
接着部200dは、0.1N以上10N以下の接着強度で隣接する一対の個装体101d,101eを接着するものであってもよい。0.1N以上とすることで隣接する一対の個装体101d,101eの外装体20内での接着状態を維持し、10N以下とすることで各個装体101dを取り出す際に個装体101dを接着部200dおよび個装体101eから分離し易くすることができる。すなわち、隣接する一対の個装体101d,101eは、接着部200dによって弱く接着されており、外装体20内では固定されているが、個装体101dを取り出す際には個装体101dが接着部200dおよび個装体101eから分離可能に構成されている。例えば、接着部200dとしては、市販のシール剤やコーティング剤を所定の形状に印刷したものなどを用いることができる。
図7に示すように、少なくとも隣接する一対の個装体101d,101eは、接着部200dのみによって相互に接着されており、接着部200dによって接着された被接着領域230と、被接着領域230よりも開封帯21の側に位置し、接着部200dによって接着されていない自由領域220とを備えていてもよい。
また、接着部200dは、図示するように小点状に設けられてもよいし、線状などの他の形状で設けられてもよく、図示するように一つ設けられたものでもよく、複数設けられたものであってもよい。
図6に示すように、集積体10の最端面となる個装体表面101a,102hは、それぞれ外装体20に接着されていてもよいし、接着されていなくともよい。集積体10の最端面となる個装体表面101a,102hがそれぞれ外装体20aに接着されている場合、包装食品1の開封後もブロック状食品120が複数個直列された状態を一層保持しやすくすることができる。
なお、包装食品1の形状は、上述のように柱状を呈しており、仮想長手軸Aに沿った方向の長さが、仮想長手軸Aに交差する方向の長さよりも長くなるように設けられている。包装食品1の形状は、例えば四角柱状、六角柱状などの角柱、真円柱状、楕円注状などの円柱状などであってもよい。角柱状である場合には、各角は面取りがなされていてもよい。これにより、包装食品1は、搬送、使用、展示販売の際に、複数の包装食品1をコンパクトに纏めることができる。
また、複数のブロック状食品120a〜120hは、少なくとも外形が略同一になるように成形された塊状食品である。個装体100a〜100hは、対向する一対の個装体表面101a〜101h,102a〜102hの少なくとも一部に、対向する平面部分を有していてもよい。これにより、個装体100a〜100hを直列させやすくすることができる。複数個の個装体100a〜100hは、図示の例では8個のものを示しているが、個装体100の個数は限定されず、複数であればいくつであっても構わない。
さらにまた、外装シート26は、集積体10を包装するシート材である。外装シート26の材質は問わないが、外装シート26としては、紙および樹脂フィルムの少なくとも一方を有するものを例示することができる。例えば、外装シート26としては、包装食品1の内側から外側に向かって、紙とアルミニウム箔等の金属層と樹脂フィルムとが積層された積層シート、紙とアルミニウム箔等の金属層と絵柄層と樹脂フィルムとが積層された積層シートなどを用いることができる。外装シート26は、集積体10の全面を包囲することができる程度の大きさであることが望ましい。
次に、図8ないし図10を参照して、本発明の他の実施形態に係る包装食品1Aについて説明する。図8は、包装食品1Aの正面側斜視図である。図9は、包装食品1Aの断面図、図10は、包装食品1Aの部分拡大断面図であって、左側に示す図9の断面図内の破線で囲んだ部分を拡大した部分拡大断面図を示す。包装食品1Aは、開封帯21の代わりに開封帯29を含む外装体20aを備える点において、一の実施形態の包装食品1と異なる。なお、これ以外の構成は一の実施形態の包装食品1と同じであるため、一の実施形態と同一の符号を用いることで説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態に係る包装食品1Aは、包装食品1Aを開封するために設けられた帯状体である開封帯29を備える外装体20aを含んでいる。開封帯29は、外装体20aに含まれる外装シート26の内面に付設されたティアテープであってもよいし、外装体20aに含まれる外装シート26にハーフカットやミシン目等の略連続する少なくとも一対の切断補助線を設けることで、外装シート26の一部を帯状に開封可能としたものであってもよい。本実施形態の開封帯29は仮想長手軸Aの周りに螺旋状に設けられており、側面視において、仮想長手軸Aに対して斜めに交差して設けられている。より具体的には、開封帯29は、側壁部22を螺旋状に周回しながら、個装体100の側方を斜めに横切って設けられている。
次に、図9および図10を参照して、開封帯29、個装体100a〜100hおよび接着部200a〜200gとの位置関係を説明する。説明を簡略化するために、隣接する一対の個装体100c,100dおよび接着部200dを用いて説明するが、全ての個装体100a〜100hおよび接着部200a〜200gに下記説明を同様に適用することができる。
図10の部分拡大図に示すように、集積体10は、隣接する一対の個装体100c,100dを含んでいる。隣接する一対の個装体100c,100dは、対向する第1の個装体表面102dと第2の個装体表面101eとの間に配置された接着部200dによって相互に接着されている。図示するように、開封帯29の少なくとも一部が、対向する第1の個装体表面102dと第2の個装体表面101eとの間の側方に位置するように、外装体20aが設けられている。そして、接着部200dは、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dを基準として、第1の個装体表面102dの中心点Cよりも奥側に偏位して配置されている。図示するように、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dを基準として、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dに最近接した接着部の端部202dが、第1の個装体表面102dの中心点Cよりも奥側に偏位して配置されていてもよい。また、接着部200dは、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eを基準として、第2の個装体表面101eの中心点Dよりも奥側に偏位して配置されている。図示するように、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eを基準として、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eに最近接した接着部の端部202dが、第2の個装体表面101eの中心点Dよりも奥側に偏位して配置されていてもよい。
これにより、包装食品1Aの開封後も個装体100d〜100eを複数個直列された状態で保持することができると共に、個装体100dの取り出しを容易に行うことができる。すなわち、個装体100d〜100eを接着することで複数個直列された状態を保持できると共に、仮想長手軸Aを中心とした螺旋方向に包装食品1Aを開封することで個装体100d〜100eを容易に取り出すことができ、かつ、個装体100d〜100eの間に手指などを差し込みやすく、個装体100d,100eの分離および個装体100dの取り出しを容易に行うことができる。
なお、第1の個装体表面102dの外形および第2の個装体表面101eの外形の少なくとも一方は、図4に示すように円形状、楕円形状、長方形や正方形などの方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状である。この場合、図9および図10に示すように、包装食品1Aは、第1の個装体表面102dの中心点Cおよび第2の個装体表面101eの中心点Dを備える。中心点Cおよび中心点Dは、接着部200d、第1の個装体表面102dおよび第2の個装体表面101eの外形が円形状、楕円形状の場合はその中心をいい、方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状の場合は対角線の交点をいう。
接着部200dの外形も、円形状、楕円形状、長方形や正方形などの方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状であってもよい。この場合、図9および図10に示すように、包装食品1Aは、接着部200dの中心点Eを備える。中心点Eは、接着部200dの外形が円形状、楕円形状の場合はその中心をいい、方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状の場合は対角線の交点をいう。
接着部200dの外形、第1の個装体表面102dの外形および第2の個装体表面101eの外形は全て、円形状、楕円形状、長方形や正方形などの方形状、正多角形状または面取りされたそれらの形状のいずれかであってもよい。この場合、接着部200dは、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dから接着部200dの中心点Eまでの距離W1が、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dから第1の個装体表面102dの中心点Cまでの距離W2よりも長くなるように、第1の個装体表面102dに接着されていてもよい。これにより、接着部200dは、第1の個装体表面102dの開封帯側の端部103dを基準として、第1の個装体表面102dの中心点Cよりも奥側に偏位させることができる。なお、接着部200d、第1の個装体表面102dの外形は同じまたは相似形である必要はなく、図示するように接着部200dの外形は円形状であり、第1の個装体表面102dの外形は長方形状であってもよい。
同様に、接着部200dは、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eから接着部200dの中心点Eまでの距離W3が、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eから第2の個装体表面101eの中心点までの距離W4よりも長くなるように、第2の個装体表面101eの中心点から偏位した位置において、第2の個装体表面101eに接着されていてもよい。これにより、接着部200dは、第2の個装体表面101eの開封帯側の端部103eを基準として、第2の個装体表面101eの中心点Dよりも奥側に偏位させることができる。なお、接着部200dおよび第2の個装体表面101eの外形は同じまたは相似形である必要はなく、図示するように接着部200dの外形は円形状であり、第2の個装体表面101eの外形は長方形状であってもよい。
これにより、複数個の個装体101d,101eを接着部200dで接着して固定することができるとともに、隣接する個装体101d,101eの間に指などを挟み込みやすくすることができ、個装体101d,101eの分離および個装体100dの取り出しを容易にすることができる。また、開封帯29によって、外装体20aを開裂すると個装体101d,101eを部分的に露出させやすくすることができ、個装体101d,101eの取り出しを一層容易に行うことができる。
接着部200dは、0.1N以上10N以下の接着強度で隣接する一対の個装体101d,101eを接着するものであってもよい。0.1N以上とすることで隣接する一対の個装体101d,101eの外装体20a内での接着状態を維持し、10N以下とすることで個装体101dを取り出す際には個装体101dを接着部200dおよび個装体100eから分離させることができる。すなわち、隣接する一対の個装体101d,101eは、接着部200dによって弱く接着されており、外装体20a内では固定されているが、個装体101dを取り出す際には個装体101dが接着部200dおよび個装体101eから分離可能に構成されている。例えば、接着部200dとしては、市販のシール剤やコーティング剤を所定の形状に印刷したものなどを用いることができる。
図10に示すように、少なくとも隣接する一対の個装体101d,101eは、接着部200dのみによって相互に接着されており、接着部200dによって接着された被接着領域230と、被接着領域230よりも開封帯21の側に位置し、接着部200dによって接着されていない自由領域220とを備えていてもよい。
また、接着部200dは、図示するように形状は小点状、線状その他のいずれの形状で設けられてもよく、また数量も一つであっても、複数であってもよい。
これにより、包装食品1Aの開封後もブロック状食品120a〜120hの個装体100a〜100hを複数個直列された状態で保持することができると共に、個装体100a〜100hの取り出しを容易に行うことができる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、開封帯21および29の幅は可変であり、図示したものよりも太幅又は細幅とすることができる。
1,1A 包装食品
10 集積体
12 集積体の胴部
14 集積体の端面
20,20a 外装体
22 側壁部
24 端壁部
26 外装シート
21,29 開封帯
100a〜100h 個装体
101a〜101h 第1の個装体表面
102a〜102h 第2の個装体表面
110a〜110h 個装シート
120a〜120h ブロック状食品
200a〜200g 接着部
202d 接着部の端部
220 自由領域
230 被接着領域
A 仮想長手軸
C 第1の個装体表面の中心点
D 第2の個装体表面の中心点
E 接着部の中心点

Claims (7)

  1. ブロック状食品および前記ブロック状食品を包装する個装シートを含む個装体が複数個直列された個装体の集積体であって、前記複数個直列された個装体を貫通する仮想長手軸を有する集積体と、
    前記集積体が包装された外装体であって、前記仮想長手軸を囲む側壁部を有し、前記仮想長手軸の方向に前記個装体の側方を横切るように前記側壁部に設けられた開封帯を有する外装体と、を備える包装食品であって、
    前記個装体は、前記仮想長手軸と交差する個装体表面を有し、
    全ての隣接する前記個装体同士は、隣接する前記個装体表面間に配置された接着部によって相互に接着されている包装食品。
  2. 前記接着部は、前記個装体表面の前記開封帯側の端部を基準として、前記個装体表面の中心点よりも奥側に偏位して、隣接する前記個装体表面間に配置されている請求項1記載の包装食品。
  3. 前記接着部は、前記個装体表面の前記開封帯側の端部から前記接着部の中心点までの距離が、前記個装体表面の前記開封帯側の端部から前記個装体表面の中心点までの距離よりも長くなるように配置されている請求項1記載の包装食品。
  4. 前記開封帯は、前記仮想長手軸と平行に設けられている請求項1記載の包装食品。
  5. 側面視において、前記開封帯は、前記仮想長手軸に対して斜めに交差して設けられている請求項1記載の包装食品。
  6. 前記開封帯は、前記側壁部を螺旋状に周回して設けられている請求項1記載の包装食品。
  7. 少なくとも隣接する一対の前記個装体は、前記接着部のみによって相互に接着されており、前記接着部によって接着された被接着領域と、前記被接着領域よりも前記開封帯の側に位置し、前記接着部によって接着されていない自由領域とを備えている請求項1記載の包装食品。
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