JP6773019B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、感光体ドラム等の像担持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像装置を備えている。この現像装置は、例えば、回転可能に設けられ、現像剤を担持する現像剤担持体と、現像剤担持体に担持された現像剤の厚みを規制する規制部材と、を備えている(特許文献1参照)。
特開平5−297696号公報
このような現像装置では、温湿度の上昇や現像剤の経時劣化等の様々な原因により、現像剤の流動性が低下することがある。このように現像剤の流動性が低下すると、規制部材の裏側に滞留している現像剤が規制部材に押し付けられた際に、現像剤の凝集体が形成されやすくなる。このような現像剤の凝集体がそのまま放置されると、現像剤担持体と規制部材の対向間隔に現像剤の凝集体が入り込み、現像剤担持体と規制部材の対向間隔が不均一になる。このような事態が発生すると、現像剤担持体に担持された現像剤の厚みを規制部材によって均一化することができなくなり、画像不良につながる恐れがある。
そこで、現像剤の凝集体を一旦ほぐすために、画像形成動作の合間に現像剤担持体を逆回転させることが考えられる。しかしながら、そのためには、「現像剤担持体を減速させ、停止させる」→「現像剤担持体を逆回転させる」→「現像剤担持体を減速させ、停止させる」→「現像剤担持体を順方向に回転させる」という複雑な工程が必要となる。そのため、現像剤の凝集体をほぐすために現像剤担持体を頻繁に逆回転させると、現像剤の凝集体をほぐすための制御の所要時間が長くなり、画像形成装置の生産性が低下する恐れがある。
そこで、本発明は、画像形成装置の生産性の低下を抑制しつつ、現像剤担持体に担持された現像剤の厚みを均一化することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、回転可能に設けられ、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持された現像剤の厚みを規制する規制部材と、前記規制部材に固定され、現像剤の圧力を検出する圧力センサーと、を備えた現像装置と、前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が所定の閾値以上になった場合に、前記現像剤担持体を画像形成動作の実行時よりも低速で回転させる低速回転モードを実行する制御部と、を備えていることを特徴とする。
前記制御部は、前記低速回転モードを一定時間実行してから所定時間内に前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が再び前記閾値以上になった場合に、前記低速回転モードを前記一定時間よりも長い時間実行しても良い。
前記制御部は、画像形成動作が所定回数以上実行され、且つ、前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上になった場合に、前記低速回転モードを実行しても良い。
前記制御部は、画像形成動作を保留した状態で前記低速回転モードを実行し、前記低速回転モードの実行後に前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値未満になった場合には画像形成動作の保留を解除し、前記低速回転モードの実行後に前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上のままの場合には前記低速回転モードを再び実行しても良い。
前記制御部は、前記低速回転モードを所定回数実行しても前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上のままの場合には、前記現像剤担持体を画像形成動作の実行時とは逆方向に回転させる逆回転モードを実行しても良い。
前記制御部は、前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上になっている状態が連続している期間の長さに関わらず、前記低速回転モードを実行しても良い。
前記制御部は、前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上になっている状態が一定期間以上連続している場合に、前記低速回転モードを実行しても良い。
本発明によれば、画像形成装置の生産性の低下を抑制しつつ、現像剤担持体に担持された現像剤の厚みを均一化することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る現像装置を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の制御システムを示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の第1の制御例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の第2の制御例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像形成装置の第3の制御例を示すフローチャートである。 本発明の他の異なる実施形態に係る現像装置を示す断面図である。 本発明の他の異なる実施形態に係る現像装置を示す断面図である。 本発明の他の異なる実施形態に係る現像装置を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1について説明する。
まず、画像形成装置1の全体の構成について説明する。画像形成装置1は、例えば、プリンターである。なお、図1、図2に付される矢印L、R、U、Loは、それぞれ画像形成装置1の左側、右側、上側、下側を示している。
図1を参照して、画像形成装置1は、箱型の装置本体2を備えている。装置本体2の下部には、用紙S(記録媒体の一例)を収納する給紙カセット3が収容されている。装置本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。装置本体2の上部には、排紙トレイ4の下側に露光器5が収容されている。
装置本体2の内部には、用紙Sの搬送経路Pが設けられている。搬送経路Pの上流端部には、給紙部6が設けられている。搬送経路Pの中流部には、画像形成部7が設けられている。画像形成部7は、感光体ドラム8(像担持体の一例)と現像装置9を有する。搬送経路Pの下流部には、定着装置10が設けられている。
次に、画像形成装置1の動作について説明する。
まず、露光器5からのレーザー光(図1の破線参照)により感光体ドラム8上に静電潜像が形成される。次に、現像装置9が感光体ドラム8上の静電潜像を現像し、感光体ドラム8上にトナー像を形成する。これにより、画像形成動作が完了する。
一方、給紙部6によって給紙カセット3から取り出された用紙Sは、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて画像形成部7へと搬送され、この画像形成部7において上記のトナー像が感光体ドラム8から用紙Sに転写される。トナー像を転写された用紙Sは定着装置10に進入し、この定着装置10において用紙Sにトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、搬送経路Pの下流端部から排紙トレイ4に排出される。
次に、現像装置9について更に説明する。
図2を参照して、現像装置9は、筐体21と、筐体21に収容されている左右一対の撹拌スクリュー22、23(撹拌部材の一例)と、左側の撹拌スクリュー22の左方に配置されている現像スリーブ24(現像剤担持体の一例)と、現像スリーブ24の上方に配置されている規制ブレード25(規制部材の一例)と、規制ブレード25に固定されている圧力センサー26及びマグネット27と、を備えている。
現像装置9の筐体21は、磁性トナー(以下、「トナー」と略称する)によって構成される一成分現像剤を収容している。つまり、本実施形態の現像装置9は、一成分現像方式を採用している。
筐体21は、本体部31と、本体部31の上方を覆う蓋部32と、を備えている。本体部31の右側部には、隔壁33が設けられている。隔壁33は、筐体21の内部空間を左右に区画している。蓋部32の下面(内面)の左端部には、固定凹部34が設けられている。固定凹部34は、上側に向かって凹んでいる。
現像装置9の左右一対の撹拌スクリュー22、23は、回転可能に設けられている。左側の撹拌スクリュー22は、筐体21の隔壁33の左側に配置されており、右側の撹拌スクリュー23は、筐体21の隔壁33の右側に配置されている。
現像装置9の現像スリーブ24は、回転可能に設けられている。現像スリーブ24は、例えば金属によって形成されており、円筒状を成している。現像スリーブ24の直径は、例えば、20mmである。現像スリーブ24には、磁石ローラー36が内蔵されている。現像スリーブ24の表面の左側部は、感光体ドラム8の表面と対向間隔Xを介して対向している。なお、図2の矢印RDは、画像形成動作の実行時における現像スリーブ24の回転方向(以下、「回転方向RD」と称する)を示している。
現像装置9の規制ブレード25は、例えば磁性を有する金属によって形成されており、L字状を成している。規制ブレード25の基端部は、筐体21の固定凹部34に固定されている。規制ブレード25の先端部(下端部)は、断面三角形状(先鋭形状)を成している。規制ブレード25の先端面25A(下端面)は、現像スリーブ24の表面と対向間隔Yを介して対向している。対向間隔Yは、回転方向RDにおける上流側から下流側に向かって狭くなっている。規制ブレード25の右面25B(回転方向RDにおける上流側の面)は、平面状を成しており、突部や凹部を有していない。
現像装置9の圧力センサー26は、規制ブレード25の右面25Bの下端部に固定されている。圧力センサー26は、例えば、圧電素子によって構成されている。圧力センサー26は、規制ブレード25の右側(回転方向RDにおける上流側)に滞留しているトナーT(以下、「滞留トナーRT」と称する)によって押圧されることで、滞留トナーRTの圧力を検出する。
現像装置9のマグネット27は、規制ブレード25の右面25Bの下部に固定されている。マグネット27は、規制ブレード25の先端面25Aに所定の極性の磁極を誘起することで、規制ブレード25の先端面25Aと磁石ローラー36の間に互いに引き合う向きの磁界を発生させている。マグネット27は、圧力センサー26の上側(規制ブレード25の先端面25Aから離間する側)に配置されており、圧力センサー26と接触している。
次に、画像形成装置1の制御システムについて説明する。
画像形成装置1は、制御部41を備えている。制御部41は、例えば、CPU(Central Processing Unit)によって構成されている。
制御部41は、現像モーター42に接続されている。現像モーター42は、正逆駆動可能に設けられている。現像モーター42は、左右一対の撹拌スクリュー22、23及び現像スリーブ24に接続されており、制御部41からの信号に基づいて左右一対の撹拌スクリュー22、23及び現像スリーブ24を回転させる。
制御部41は、現像バイアス印加部43に接続されている。現像バイアス印加部43は、現像スリーブ24に接続されており、制御部41からの信号に基づいて現像スリーブ24に現像バイアスVdを印加する。この現像バイアスVdは、例えば、直流電圧に交流電圧が重畳された重畳電圧である。
制御部41は、圧力センサー26に接続されている。圧力センサー26は、滞留トナーRTの圧力を検出し、制御部41に送信する。以下、圧力センサー26が検出する滞留トナーRTの圧力のことを、「検出圧力Pd」と称する。
制御部41は、記憶部44に接続されている。記憶部44は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)を備えている。記憶部44は、画像形成動作のカウント値Nに関する閾値Ntを記憶している。記憶部44は、検出圧力Pdに関する閾値Ptを記憶している。この閾値Ptは、例えば、異常圧力Paから余裕値(マージン)を差し引くことで算出される。異常圧力Paは、滞留トナーRTの凝集体によってトナーの薄層の形成が阻害され、画像不良が生じる時の圧力であり、予め実験によって求められる。記憶部44は、低速回転モードのカウント値Mに関する閾値Mtを記憶している。
上記のように構成された画像形成装置1において、画像形成動作の実行時には、現像モーター42が正方向に駆動する。これに伴って、各撹拌スクリュー22、23が一方向に回転する。これにより、筐体21に収容されたトナーが各撹拌スクリュー22、23によって撹拌されつつ前後方向に搬送され、筐体21内を循環する。筐体21内を循環するトナーは、磁石ローラー36の磁力によって引き付けられ、現像スリーブ24の表面に担持される。
また、上記のように現像モーター42が正方向に駆動すると、これに伴って、現像スリーブ24が回転方向RDに回転する。これにより、現像スリーブ24の表面に担持されたトナーが現像スリーブ24の表面と規制ブレード25の先端面25Aの対向間隔Yに移動する。対向間隔Yに移動したトナーは、規制ブレード25によって厚みを規制される。規制ブレード25によって厚みを規制されたトナーは、現像スリーブ24の表面と感光体ドラム8の表面の対向間隔Xに移動する。
また、画像形成動作の実行時には、現像バイアス印加部43が現像スリーブ24に現像バイアスVdを印加し、現像スリーブ24の表面と感光体ドラム8の表面の間に所定の電位差を発生させる。この電位差により、対向間隔Xに移動したトナーが現像スリーブ24の表面から感光体ドラム8の表面に移動する。これにより、感光体ドラム8の表面に形成された静電潜像が現像装置9によって現像され、感光体ドラム8の表面にトナー像が形成される。
前記のように、本実施形態の現像装置9は、一成分現像方式を採用している。このような一成分現像方式の現像装置9では、規制ブレード25の先端面25A付近において現像スリーブ24の表面とトナーが摩擦することでトナーが帯電し、現像スリーブ24の表面にトナーの薄層が形成される。
このように現像スリーブ24の表面にトナーの薄層が形成される際に、トナーの流動性が高い場合には、現像スリーブ24の表面とトナーの摩擦が小さくなるため、トナーの薄層の帯電量が不十分になりやすい。一方で、トナーの流動性が低い場合には、現像スリーブ24の表面とトナーの摩擦が大きくなるため、現像スリーブ24の表面上を比較的帯電量の大きいトナーが占有し、その上に比較的帯電量の小さいトナーが載ることになる。その結果、トナーの薄層にむらが発生しやすくなる。また、トナーの流動性が低い場合には、滞留トナーRTの圧力が高まることでトナーの劣化が促進され、トナーの凝集体が形成されやすくなる。トナーの凝集体が形成されると、現像スリーブ24の表面と規制ブレード25の先端面25Aの対向間隔Yにトナーの凝集体が入り込んで対向間隔Yが不均一になるため、トナーの薄層も不均一になり、画像不良につながる恐れがある。
以上のように、トナーの帯電量の確保とトナーの薄層の均一化はトレードオフの関係にあり、両者のバランスを取ることが求められる。そこで、本実施形態では以下のような制御によって、トナーの帯電量の確保とトナーの薄層の均一化を両立させている。
<第1の制御例>
まず、本実施形態に係る画像形成装置1の第1の制御例について、図4を参照しつつ説明する。
まず、制御部41は、画像形成部7に画像形成動作を実行させる(ステップS101)。この時、画像形成動作の速度は、例えば60ppmであり、現像スリーブ24の線速は、例えば566mm/secである。また、現像スリーブ24は、回転方向RDに回転する。
ステップS101が終了すると、制御部41は、画像形成動作のカウント値N(初期値0の整数)に1を加算してN=N+1とする(ステップS102)。
ステップS102が終了すると、制御部41は、画像形成動作のカウント値Nが閾値Nt以上であるか否かを判定する(ステップS103)。ステップS103の判定がNoの場合には、制御部41は、画像形成部7に画像形成動作を実行させる(ステップS101)。
一方で、ステップS103の判定がYesの場合には、制御部41は、圧力センサー26から検出圧力Pdを受信し、検出圧力Pdが閾値Pt以上であるか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104の判定は、検出圧力Pdが閾値Pt以上になっている状態が連続している期間の長さに関わらず、検出圧力Pdが一瞬でも閾値Pt以上になったか否かに基づいて実行される。ステップS104の判定がNoの場合には、制御部41は、画像形成部7に画像形成動作を実行させる(ステップS101)。
一方で、ステップS104の判定がYesの場合には、制御部41は、画像形成動作を保留する(ステップS105)。
ステップS105が終了すると、制御部41は、現像スリーブ24を画像形成動作の実行時よりも低速で回転させる低速回転モードを一定時間実行する(ステップS106)。この時、現像スリーブ24の線速は、例えば142mm/secであり、画像形成動作の実行時における現像スリーブ24の線速(566mm/sec)の半分以下である。また、現像スリーブ24は、画像形成動作の実行時と同一の方向(回転方向RD)に回転する。
ステップS106が終了すると、制御部41は、画像形成動作の保留を解除し、画像形成部7に画像形成動作を再開させる(ステップS107)。これにより、第1の制御例が終了する。
<第2の制御例>
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の第2の制御例について、図5を参照しつつ説明する。なお、第2の制御例のステップS201〜S206は、第1の制御例のステップS101〜S106と同様であるため、説明を省略する。
ステップS206が終了すると、制御部41は、圧力センサー26から検出圧力Pdを再び受信し、検出圧力Pdが閾値Pt以上であるか否かを再び判定する(ステップS207)。ステップS207の判定がYesの場合には、制御部41は、画像形成動作の保留を解除することなく、低速回転モードを再び一定時間実行する(ステップS206)。低速回転モードの内容は、第1の制御例と同様であるため、説明を省略する。
一方で、ステップS207の判定がNoの場合には、制御部41は、画像形成動作の保留を解除し、画像形成部7に画像形成動作を再開させる(ステップS208)。これにより、第2の制御例が終了する。
<第3の制御例>
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の第3の制御例について、図6を参照しつつ説明する。なお、第3の制御例のステップS301〜S305は、第1の制御例のステップS101〜S105と同様であるため、説明を省略する。
ステップS305が終了すると、制御部41は、低速回転モードのカウント値M(初期値0の整数)に1を加算してM=M+1とする(ステップS306)。
ステップS306が終了すると、制御部41は、低速回転モードのカウント値Mが閾値Mt以上であるか否かを判定する(ステップS307)。
ステップS307の判定がNoの場合には、制御部41は、低速回転モードを一定時間実行する(ステップS308)。低速回転モードの内容は、第1の制御例と同様であるため、説明を省略する。
ステップS308が終了すると、制御部41は、圧力センサー26から検出圧力Pdを再び受信し、検出圧力Pdが閾値Pt以上であるか否かを再び判定する(ステップS309)。ステップS309の判定がYesの場合には、制御部41は、低速回転モードのカウント値Mに1を加算してM=M+1とする(ステップS306)。
一方で、ステップS309の判定がNoの場合には、制御部41は、画像形成動作の保留を解除し、画像形成部7に画像形成動作を再開させる(ステップS310)。これにより、第3の制御例が終了する。
また、ステップS307の判定がYesの場合には、制御部41は、現像スリーブ24を画像形成動作の実行時とは逆方向(回転方向RDとは逆方向)に回転させる逆回転モードを実行する(ステップS311)。なお、前述のように、各撹拌スクリュー22、23と現像スリーブ24は同一の現像モーター42によって駆動されている。その関係で、現像スリーブ24が画像形成動作の実行時とは逆方向に回転すると、各撹拌スクリュー22、23も画像形成動作の実行時とは逆方向に回転する。
ステップS311が終了すると、制御部41は、画像形成動作の保留を解除し、画像形成部7に画像形成動作を再開させる(ステップS310)。これにより、第3の制御例が終了する。
以上のように、第1〜第3の制御例では、検出圧力Pdが閾値Pt以上になった場合に、制御部41が低速回転モードを実行している。このように低速回転モードを実行することで、滞留トナーRTの流れを変えることが可能となり、トナーの凝集体をほぐすことが可能となる。そのため、現像スリーブ24の表面と規制ブレード25の先端面25Aの対向間隔Yにトナーの凝集体が入り込んで対向間隔Yが不均一になるのを抑制することが可能となる。これに伴って、トナーの薄層を均一化し、画像不良を抑制することが可能となる。
また、画像形成動作の合間に逆回転モードを実行するためには、「現像スリーブ24を減速させ、停止させる」→「現像スリーブ24を逆回転させる」→「現像スリーブ24を減速させ、停止させる」→「現像スリーブ24を順方向に回転させる」という複雑な工程が必要となる。これに対して、画像形成動作の合間に低速回転モードを実行するためには、「現像スリーブ24を減速させる」→「現像スリーブ24を増速させる」という簡易な工程で済み、上記のような複雑な工程は不要である。そのため、逆回転モードの代わりに低速回転モードを実行することで、トナーの凝集体をほぐすための制御の所要時間を短くすることが可能となり、画像形成装置1の生産性の低下を抑制することが可能となる。
また、滞留トナーRTの流動性が低くなってくると、現像スリーブ24の表面と規制ブレード25の先端面25Aの対向間隔Yを滞留トナーRTが通過しにくくなるため、滞留トナーRTの圧力が高まり、検出圧力Pdが上昇する。この点を考慮し、本実施形態では、検出圧力Pdが閾値Pt以上になった場合に低速回転モードを実行している。このような制御を採用することで、滞留トナーRTの流動性が高く滞留トナーRTが凝集しにくい状態で、不要な低速回転モードが実行されるのを抑制することが可能となる。
また、第1〜第3の制御例では、画像形成動作が所定回数以上実行され、且つ、検出圧力Pdが閾値Pt以上になった場合に、制御部41が低速回転モードを実行している。このような制御を採用することで、低速回転モードを適切な頻度で実行することが可能となり、画像形成装置1の生産性の低下を一層効果的に抑制することが可能となる。
また、第2の制御例では、画像形成動作を保留した状態で制御部41が低速回転モードを実行し、低速回転モードの実行後に検出圧力Pdが閾値Pt未満になった場合には制御部41が画像形成動作の保留を解除し、低速回転モードの実行後に検出圧力Pdが閾値Pt以上のままの場合には制御部41が低速回転モードを再び実行している。このような制御を採用することで、トナーの凝集体がほぐれたことを確認してから画像形成動作を再開することが可能となり、画像不良の発生を一層確実に抑制することが可能となる。
また、第3の制御例では、低速回転モードを所定回数実行しても検出圧力Pdが閾値Pt以上のままの場合には、制御部41が逆回転モードを実行している。このような制御を採用することで、検出圧力Pdが閾値Pt以上のままの状態が続くような場合に、トナーの凝集体をほぐす効果が低速回転モードよりも高い逆回転モードを実行し、トナーの凝集体を強制的にほぐすことが可能となる。
また、制御部41は、検出圧力Pdが閾値Pt以上になっている状態が連続している期間の長さに関わらず、低速回転モードを実行している。このような制御を採用することで、トナーの凝集体を確実にほぐすことが可能となる。
本実施形態では、制御部41は、検出圧力Pdが閾値Pt以上になっている状態が連続している期間の長さに関わらず、低速回転モードを実行している。一方で、他の異なる実施形態では、制御部41は、検出圧力Pdが閾値Pt以上になっている状態が一定期間以上連続している場合に、低速回転モードを実行しても良い。このような制御を採用することで、現像装置9の駆動開始時等に検出圧力Pdが一時的に上昇したような場合に、不要な低速回転モードが実行されるのを抑制することが可能となる。
本実施形態では、低速回転モードが常に一定時間実行されている。一方で、他の異なる実施形態では、制御部41が低速回転モードを一定時間実行してから所定時間内に検出圧力Pdが再び閾値Pt以上になった場合に、制御部41が低速回転モードを上記一定時間よりも長い時間実行しても良い。このような構成を採用することで、検出圧力Pdが閾値Pt以上になっている状態を速やかに解消することが可能となる。
本実施形態では、規制ブレード25の右面25B(回転方向RDにおける上流側の面)が平面状を成しており、突部や凹部を有していない。一方で、他の異なる実施形態では、図7に示されるように、規制ブレード25の右面25Bに嵌合凹部51が設けられ、この嵌合凹部51に圧力センサー26が嵌合していても良い。このような構成を採用することで、圧力センサー26の右面(回転方向RDにおける上流側の面)を規制ブレード25の右面25Bと面一にすることが可能となる。
本実施形態では、規制ブレード25の右面25Bの下部にマグネット27が固定されている。一方で、他の異なる実施形態では、規制ブレード25にマグネット27が固定されていなくても良い。
本実施形態では、規制ブレード25の先端部(下端部)が断面三角形状を成している。一方で、他の異なる実施形態では、図8Aに示されるように、規制ブレード25の先端部が断面四角形状を成していても良いし、図8Bに示されるように、規制ブレード25の先端部が下方に向かって円弧状に湾曲していても良い。このように、規制ブレード25の先端部は、どのような形状を成していても良い。
本実施形態では、画像形成装置1がプリンターである。一方で、他の異なる実施形態では、画像形成装置1がコピー機、ファクシミリ、複合機(プリント機能、コピー機能及びファックス機能等を複合的に備えた画像形成装置1)等であっても良い。
1 画像形成装置
9 現像装置
24 現像スリーブ(現像剤担持体の一例)
25 規制ブレード(規制部材の一例)
26 圧力センサー
41 制御部

Claims (7)

  1. 回転可能に設けられ、現像剤を担持する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に担持された現像剤の厚みを規制する規制部材と、前記規制部材に固定され、現像剤の圧力を検出する圧力センサーと、を備えた現像装置と、
    前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が所定の閾値以上になった場合に、前記現像剤担持体を画像形成動作の実行時よりも低速で回転させる低速回転モードを実行する制御部と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記低速回転モードを一定時間実行してから所定時間内に前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が再び前記閾値以上になった場合に、前記低速回転モードを前記一定時間よりも長い時間実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、画像形成動作が所定回数以上実行され、且つ、前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上になった場合に、前記低速回転モードを実行することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、画像形成動作を保留した状態で前記低速回転モードを実行し、前記低速回転モードの実行後に前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値未満になった場合には画像形成動作の保留を解除し、前記低速回転モードの実行後に前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上のままの場合には前記低速回転モードを再び実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、前記低速回転モードを所定回数実行しても前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上のままの場合には、前記現像剤担持体を画像形成動作の実行時とは逆方向に回転させる逆回転モードを実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記制御部は、前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上になっている状態が連続している期間の長さに関わらず、前記低速回転モードを実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記圧力センサーが検出する現像剤の圧力が前記閾値以上になっている状態が一定期間以上連続している場合に、前記低速回転モードを実行することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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