JP6766679B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関するものである。
回転電機では、古くから効率を改善するために様々な取り組みがなされている。電磁機械の損失としては、主に固定子銅線に電流が流れることで発生する銅損や、固定子及び回転子の鉄心に交流磁束が通過することで発生する鉄損が挙げられる。銅損の低減対策としては、断面積が略四角形の導体を鉄心のスロット内に整列巻装するとともに、コイルエンド部分を幾何学的に非干渉としかつ無駄銅線を廃止した分布巻き巻線を実現することが行われている。
一方、鉄損の低減対策としては、鉄心材料として、可能な限り磁束飽和を緩和しつつ少しでも鉄損係数の小さい材料を用いることが行われている。例えば、鉄損係数の小さい鉄−ケイ素系の合金の粒子を絶縁層で覆った磁性粉末材を用いて鉄心を成形する構成が知られている。しかしながら、鉄心材料として鉄損係数の小さい磁性粉末材を用いる場合には、飽和磁束密度が小さくなるため、必要な磁束を通過させるのに磁路断面積を大きくせざるを得ず、機器の大型化を招くことが懸念される。また、近年のインバータ駆動機では、通電電流の歪率を極限まで抑えるためにスイッチング周波数を上げて波形整形が行われるため、スイッチング周波数に同期した微小変動磁束による超高周波の鉄損が鉄心表面に発生することが懸念される。
例えば特許文献1には、主磁気回路を形成する磁性体の一部として、所定のカットオフ周波数以上の高調波の交番磁束の通過を抑制する高調波磁束抑制要素が設けられる構成が示されている。高調波磁束抑制要素は、主磁気回路を形成する磁性体の他の部分と比較して鉄損が発生しやすい磁性体よりなり、高調波成分のエネルギを高調波磁束抑制要素に集約させ、高調波磁束抑制要素での発熱として消費することで、超高周波鉄損を抑止するようにしている。
特開2008−295203号公報
特許文献1の技術では、スイッチング周波数の如き超高周波磁束は遮断できるものの、スイッチング周波数よりも小さい高調波磁束の除去は困難であると考えられる。つまり、スイッチング周波数には限界があることから通電電流を十分にきれいな正弦波にすることは困難であり、そのためにスイッチング周波数よりは小さいが基本周波数の数倍の高調波磁束が生じることが考えられ、その高調波磁束の除去が困難となっている。加えて、近年のリラクタンストルク併用型の回転電機の駆動においては、回転子側の形状により固定子が発生する回転磁界による空間磁束が変調を受け、電流に含まれる高調波成分以上の高調波磁束が発生しやすい状況になっている。こうした実情において、改善の余地があると考えられる。
なお、車両用オルタネータなど、ダイオードでの全波整流が行われる回転電機においても、低力率領域での電流波形歪に起因する高調波成分が問題視されている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、機器の大型化を避けつつ鉄損を効果的に低減することができる回転電機を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、及びその作用効果について説明する。なお以下においては、理解の容易のため、発明の実施の形態において対応する構成の符号を括弧書き等で適宜示すが、この括弧書き等で示した具体的構成に限定されるものではない。
第1の手段では、
回転自在に支持された回転子(12)と、
前記回転子と同軸配置され、多相交流電流が通電される固定子巻線(30)が巻装された固定子コア(25)を備える固定子(13)と、
を備え、
前記固定子コアは、複数の鋼板を積層して構成され、環状のヨーク(26)と、該ヨークから径方向に延びる複数のティース(27)とを有しており、
前記ティースには、前記鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなり、かつ前記ティースの表面の少なくとも一部を覆う被覆部(40,50,62)が設けられている。
上記構成では、固定子コアにおいてティースの表面の少なくとも一部が、鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる被覆部により覆われており、言うなれば固定子コアにおいて鉄損の発生しやすいティースの表面部分に限定して、鉄損係数の低い軟磁性材による被覆が行われている。この場合、回転子の主磁束や固定子巻線の反作用磁束の妨げにならずに、鉄損、特に渦電流損を効果的に低減することが可能となる。また、固定子コアの全体を低鉄損材料とする場合に比べて、固定子コアの大型化を抑制できる。その結果、機器の大型化を避けつつ鉄損を効果的に低減することができる。
第2の手段では、前記ティースにおいて前記回転子に対向する対向面の少なくとも一部が前記被覆部により覆われている。
ティースにおいて回転子に対向する対向面に、鉄損係数の低い軟磁性材からなる被覆部が設けられているため、径方向に互いに対向するティース先端部と回転子との間を通過する交流磁束の鉄損低減を好適に実現できる。
第3の手段では、前記固定子コアの前記ティースの先端側において、隣り合うティースどうしの間に空隙が設けられており、前記ティースにおいて前記回転子に対向する対向面の少なくとも一部が前記被覆部により覆われている。
固定子コアのヨークとは逆のティースの先端側において隣り合うティースどうしの間に空隙が設けられている回転電機では、回転しながら磁束が固定子コアに出入りする場合に、磁極部とティースとの位置関係に応じて磁気抵抗の変化が生じる。これにより、回転子の回転に伴い、ティース近傍において空間磁束の粗密が発生する。特に、回転子の磁極部の端部がティースを通過する前後において空間磁束の微小変動が大きくなると考えられる。空間磁束の変動はティースの数に応じた周波数で発生し、渦電流損は変動周波数の2乗に比例するというのが定説である。この点、上記構成では、ティースにおいて回転子に対向する対向面に鉄損係数の低い軟磁性材からなる被覆部が設けられているため、空間磁束の変動に起因する渦電流損を低減し、ひいては高効率化を図る上で極めて効果的であると考えられる。
第4の手段では、前記ティースは、前記回転子側の先端部に周方向に延びる鍔部(28)を有しており、前記ティースにおいて前記回転子に対向する対向面と前記鍔部の周方向の側面とが前記被覆部により覆われている。
ティースにおいて回転子側の先端部に鍔部が設けられている構成では、ティースにおいて磁束を受ける面積が増えて鎖交磁束が増えることで出力性能がアップする反面、鍔部の側面部から磁束の出入りが生じるために渦電流損発生部位が増える。この点、ティースにおいて回転子に対向する対向面と鍔部の周方向の側面とが被覆部により覆われていることで、出力増大効果と渦電流損の低減効果とを大いに期待できると考えられる。
第5の手段では、前記固定子コアは、前記鋼板と同じ平面形状を有し前記鋼板に重ねて配置される重なり部(63)と、前記重なり部において前記ティースに相当する部分の先端部にて前記鋼板の積層方向に延びる延伸部(64)とを有する部材(62)を備え、前記部材は、前記鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなり、前記延伸部により前記被覆部が構成されている。
上記構成では、鋼板と同じ平面形状を有し鋼板に重ねて配置される重なり部と、ティースに相当する部分の先端部にて鋼板の積層方向に延びる延伸部とを一体に設け、その一体の部材を用いたため、固定子コアにおいて延伸部によって被覆部を好適に設けることができる。
第6の手段では、前記ティースにおいて周方向の側面の少なくとも一部が前記被覆部により覆われている。
固定子巻線に電流が流れると、スロット内に導体の周りに反作用磁束が発生し、その反作用磁束に起因して渦電流損が発生することが懸念される。かかる場合において、被覆部によりティースの周方向側面を覆うことで、ティースを横断する磁束流による渦電流損を低減することが可能となる。
第7の手段では、前記ティースの側面に設けられた前記被覆部は、径方向内側と径方向外側とで厚みが異なり、前記回転子に対向する側ほど厚くなっている。
固定子コアでは、回転子側のティース先端部において交流磁束の鉄損が生じ、ティース側面部において導体電流による反作用磁束の鉄損が生じる。その前提の下、ティースの側面被覆部を、回転子に対向する側ほど厚くした。この場合、ティース先端部における交流磁束の鉄損低減と、ティース側面部における反作用磁束の鉄損低減とを実現できる。
なお、内周側に回転子を配置し、外周側に固定子を配置するインナロータ式の回転電機においては、ティースを、回転子に対向する側ほど周方向幅を狭くするとともに、ティース側面の被覆部を、回転子に対向する側ほど厚くするとよい。この場合、ティースは先端側ほど周方向幅が狭いため、被覆部がティース先端側ほど厚くなっていても、スロットの径方向内側の幅が過度に狭くなることを抑制できる。
第8の手段では、前記被覆部は、前記軟磁性体として鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体を用いその磁性粉体の成形体により構成されている。
上記構成では、鉄−ケイ素系合金という比較的透磁率の高いベース素材を利用しつつ、合金内に電気抵抗となる絶縁層を粒子単位で形成できるため、磁束密度を維持しつつ渦電流損失を低減することが可能となる。加えて、粉末の圧縮成形体であるため、形状自由度が担保されており、ティースの先端にのみ適用する等、選択的な部位に適用するには好都合である。
第9の手段では、前記回転子は、前記固定子と対向する側において周方向に配置された複数の磁極部(22)とを有しており、前記回転子において前記磁極部の表面の少なくとも一部が、前記鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる被覆部(70)により覆われている。
回転電機では、回転子の磁極表面(すなわち固定子に対向している面)にも渦電流損が発生することが懸念される。そのため、回転子において磁極部の表面の少なくとも一部が、鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる被覆部により覆われていることが望ましい。
回転電機の縦断面図。 回転子と固定子コアとを示す横断面図。 ティース部分の構成を示す平面図。 回転子の回転に伴うティース近傍の磁束変化を説明する図。 (a)はB−H特性を示す図、(b)は変動周波数と渦電流損との関係を示す図。 鉄損解析の結果を示す図。 ティース部分の構成を示す平面図。 被覆部の構成を示す斜視図。 ティースと被覆部とを示す斜視図。 ティースを横断する反作用磁束を説明する図。 組付け部材を用いた固定子コアの構成を示す斜視図。 回転子の構成を示す平面図。 別例においてティースの構成を示す平面図。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態における回転電機は、例えば車両動力源として用いられるものとなっている。ただし、回転電機は、産業用、車両用、家電用、OA機器用、遊技機用などとして広く用いられることが可能となっている。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一又は均等である部分には、図中、同一符号を付しており、同一符号の部分についてはその説明を援用する。
本実施形態に係る回転電機10は、インナロータ式(内転式)の多相交流モータであり、その概要を図1及び図2に示す。図1は、回転電機10の回転軸11に沿う方向での縦断面図であり、図2は、回転軸11に直交する方向での回転子12及び固定子13の横断面図である。以下の記載では、回転軸11が延びる方向を軸方向とし、回転軸11を中心として放射状に延びる方向を径方向とし、回転軸11を中心として円周状に延びる方向を周方向としている。
回転電機10は、回転軸11に固定された回転子12と、回転子12を包囲する位置に設けられる固定子13と、これら回転子12及び固定子13を収容するハウジング14とを備えている。回転子12及び固定子13は同軸に配置されている。ハウジング14は、有底筒状の一対のハウジング部材14a,14bを有し、ハウジング部材14a,14bが開口部同士で接合された状態でボルト15の締結により一体化されている。ハウジング14には軸受け16,17が設けられ、この軸受け16,17により回転軸11及び回転子12が回転自在に支持されている。
回転子12は回転子コア21を有し、その回転子コア21の外周部(すなわち固定子13の内周部に対して径方向に対向する側)には、周方向に複数の磁極部22が設けられている。回転子コア21は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層し、カシメ等により固定することで構成されている。磁極部22は永久磁石を有し、極性が交互に異なるようにして周方向に所定間隔で配置されている。本実施形態では、回転子12の磁極を8磁極としているが、その磁極数に限定されるものではない。永久磁石は、希土類磁石でもフェライト磁石でもよく、磁石形状が断面直方状をなすもの以外に、円弧状をなすものやV字状をなすものでもよい。また、磁極部22は、埋め込み磁石型でなくても、磁極表面に永久磁石を配置した表面磁石型であってもよい。
固定子13は、周方向に複数のスロット24を有する円環状の固定子コア25と、固定子コア25の各スロット24に分布巻で巻装された3相(U相、V相、W相)の固定子巻線30とを備えている(図2では固定子巻線30を略している)。固定子コア25は、円環状の複数の電磁鋼板を軸方向に積層し、カシメ等により固定することで構成されている。固定子コア25は、円環状のヨーク26と、ヨーク26から径方向内側へ突出し周方向に所定距離を隔てて配列された複数のティース27とを有し、隣り合うティース27の間にスロット24が形成されている。各ティース27は、周方向に等間隔でそれぞれ設けられている。各スロット24は、固定子コア25の径方向を長手として延びる開口形状をなしている。なお、各ティース27が周方向に不等間隔でそれぞれ設けられる構成であってもよい。
固定子コア25に形成されたスロット24の数は、回転子12の磁極数(8磁極)に対し、固定子巻線30の1相あたり2個の割合となっている。本実施形態では、8×3×2=48により、スロット数が48個となっている。48個のスロット24は、周方向に繰り返し2個ずつ配置されたU相スロット、V相スロット及びW相スロットよりなる。
各スロット24には、ティース27に巻回されるようにして固定子巻線30が巻装されている。固定子巻線30は、例えば複数の導体セグメントが互いに接合されることで構成されている。
回転電機10を駆動させる駆動システムでは、各相の固定子巻線30に、相ごとに通電電流を調整するインバータ100が接続されている。インバータ100は、相巻線の相数と同数の上下アームを有するブリッジ回路であり、各アームにはスイッチ(半導体スイッチング素子)がそれぞれ設けられている。インバータ100では、例えば力行トルク指令値や発電電圧指令値に基づいて、所定のスイッチング周波数(キャリア周波数)で各スイッチがオンオフされ、これにより回転電機10の各相電流についてフィードバック制御が実施される。
ところで、本実施形態では、回転電機10の出力効率を高めるべく、固定子コア25に、電磁鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなり、かつティース27の表面の少なくとも一部を覆う被覆部40を設ける構成としている。
固定子コア25におけるティース部分の構成を図3に示す。ティース27は、ヨーク26から径方向内側へ突出するように形成されており、その先端部、すなわち回転子12側の先端部には、ティース先端面を覆う被覆部40が設けられている。被覆部40は、軟磁性材料である鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体を用い、その磁性粉体の圧縮成形により形成された板状の部材である。そして、その板状の部材がエポキシ系の接着剤等により鋼板積層部に接合されることで、ティース先端面に被覆部40が形成されている。図3では、周方向において被覆部40の厚さを均一になっている。
ここで、固定子コア25のティース先端部においては隣り合うティースどうしの間に空隙が設けられており、かかる構成では、回転しながら磁束が固定子コア25に出入りする場合に、磁極部22とティース27との位置関係に応じて磁気抵抗の変化が生じる。これにより、回転子12の回転に伴い、ティース近傍において空間磁束の粗密が発生する。特に、回転子12の磁極部22の端部が各ティース27を通過する前後において空間磁束の微小変動が生じると考えられる。これを、図4を用いて補足する。なお、図4(a)、(b)には、時刻t1とその直後の時刻t2とにおけるティース近傍の磁束発生状況が示されている。
図4(a)の位置に磁極部22がある場合、主磁束は、磁極部22に対向する位置にあるティース27を通り図示の大きなループ矢印の如く流れる。また、磁極部22の端部では、複数のティース27のうちティース27A,27Bの先端を跨ぎながら磁束Φa,Φbが流れる。そして、時刻t1から時刻t2に移ると、図4(b)に示すように、回転子12の回転に伴う磁極部22の移動により、ティース27Aの磁束Φaは増強される一方、ティース27Bの磁束Φbは減衰される。また、回転方向前方に存在するティース27Cにおいて新たに磁束Φcが発生する。つまり、回転子磁極端から見ると、磁束がティース27Aからティース27Cに遷移したことになる。こうして固定子コア25では、回転子12の磁界が回転方向に配列された各ティース27で順次授受される。この際、隣り合うティース27間の空隙により、磁束が一瞬減少する。これにより、回転子12の回転に伴い、ティース近傍において空間磁束の粗密が発生する。
空間磁束の変動はティース27の数に応じた周波数で発生する。例えばティース数が48の固定子13では、1回転あたり48回の変動が発生するため、仮に回転電機10が1000rpmで運転されているとその変動周波数は800Hzに及ぶ。2000rpmなら1600Hzという高周波になる。渦電流損は、磁束変動の周波数の2乗に比例するというのが定説である。
本実施形態では、ティース27の表面に、鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体からなる被覆部40を設けることとしており、その磁性粉体は、粒界を跨ぐ渦電流が絶縁層により阻害されるために渦電流損が極めて小さく、渦電流損の低減により低鉄損材料となっている。本実施形態で用いた磁性粉体と厚さ0.35mmの電磁鋼板とについて、図5(a)にはB−H特性を示し、図5(b)には変動周波数と渦電流損との関係を示す。図5において実線は磁性粉体の特性であり、一点鎖線は電磁鋼板の特性である。図5によれば、磁性粉体では、電磁鋼板と比べて例えば1000Hzでの渦電流損が約1/5程度に低減されている。
以上から、ティース27の先端部に、固定子コア鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる被覆部40を設けることで、回転電機10の高効率化に極めて効果的に寄与できると言える。なお、渦電流損は、空間磁束の変動周波数の2乗に比例するとされるのが定説であるため、回転速度上昇とともに等比級的に増加し、温度上昇を引き起こすことが考えられる。そのために冷却能力を担保しておく必要がある。この点、上述のとおり低鉄損材料である磁性紛体によりティース先端部を被覆した構成では、渦電流損が低減されているため、冷却のための構成の簡素化を図ることも可能となる。
被覆部40の厚さを変更して鉄損の解析を行った結果を図6に示す。解析した対象モータは、固定子コア外径が約210mm、コア軸長が約50mmの8極48スロットの内転式IPMモータであり、図6の結果はそのモータを正弦波電流で駆動して得られたものである。回転速度は1500rpm、基本周波数は1000Hz、スロットリップル周波数は12kHzである。通電電流は約150Arms、発生軸トルクは約160Nmである。被覆部40を設けない場合と比べて、被覆部40の厚さを2mmにした場合には鉄損が約80W低減され、被覆部40の厚さを4mmにした場合には鉄損が約100W低減されることが確認された。
図7に示すように、固定子コア25において、ティース27の先端部に周方向に延びる鍔部としてのフランジ28を設ける構成としてもよい。この場合、ティース27の先端面とフランジ28の周方向側面とを被覆部40により覆う構成とする。
ティース27の先端部にフランジ28が設けられている構成では、ティース27において回転子12との対向面積が増えるため、磁束を受ける面積が増えて鎖交磁束が増えることで出力性能がアップする。ただしその反面、フランジ28の側面部から磁束の出入りが生じるために渦電流損発生部位が増える。この点、ティース27の先端面とフランジ28の周方向側面とが被覆部40により覆われることで渦電流損が低減される。
被覆部40は、例えば図8(a)、(b)のように構成されるとよい。図8(a)において、被覆部40は、ティース27の先端面を覆う先端被覆部41と、先端被覆部41に対して直交する方向(径方向外側となる方向)に延び、フランジ28の周方向側面を被覆する側面被覆部42とを有している。また、図8(b)において、被覆部40は、先端被覆部41及び側面被覆部42に加え、これら各被覆部41,42に対して直交する方向(径方向外側となる方向)に延び、フランジ28の軸方向側面を被覆する軸面被覆部43を有している。
図8(a)、(b)に示す各被覆部40は、既述の構成と同様に、鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなり、具体的には、軟磁性材料である鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体を用い、その磁性粉体の圧縮成形により形成された部材である。この場合、これら各被覆部40は、ティース27に対して、接着剤等を用いた接合により組み付けられるか、又は嵌着により組み付けられるとよい。なお、図8(a)、(b)に示す各被覆部40は、フランジ28を有していないティース27に対しても適用可能である。
図9に示すように、ティース27において周方向の側面を被覆部50により覆う構成としてもよい。被覆部50は、ティース27の周方向側面を覆う一対の側面被覆部51と、その一対の側面被覆部51を軸方向一端側で互いに連結する連結部52とを有する。被覆部50は、既述の構成と同様に、鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなり、具体的には、軟磁性材料である鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体を用い、その磁性粉体の圧縮成形により形成された部材である。被覆部50は、各ティース27に対して軸方向から装着されるとよい。なお、被覆部50として平板状の部材を用い、これをティース27の周方向両方の側面に接合する構成であってもよい。
回転電機10の運転時には、固定子巻線30への通電に伴い固定子13側において反作用磁束が生じ、その反作用磁束に起因して渦電流損が発生することが懸念される。この場合特に、回転速度の高い領域でいわゆる弱め界磁制御が実施される際には、固定子13側の反作用磁束による渦電流損が無視できない量になることが考えられる。固定子巻線30の通電により発生する磁束流について図10を用いて説明する。図10において、固定子巻線30に電流が流れている状態では、電流の向きに応じて環状に反作用磁界が発し、この反作用磁界は通電状態にある導体に近いほど強く、磁束流も多くなる。この場合、導体に近い磁束は、回転子12に到達することなく他のティース27やスロット24を横断してループを形成する。つまり、ティース27の側面から垂直方向に磁束が貫通するため、ティース側面において渦電流損が発生する。
この点、図9のように被覆部50によりティース27の周方向側面を覆うことで、ティース27を横断する磁束流による渦電流損を低減することが可能となる。なお、回転電機10では、図3や図7のようにティース27の先端部に被覆部40を設ける構成と、図9のようにティース27の側面に被覆部50を設ける構成とのうち両方を採用してもよいし、いずれか一方のみを採用してもよい。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
上記構成では、固定子コア25においてティース27の表面の少なくとも一部が、鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる被覆部40により覆われており、言うなれば固定子コア25において鉄損の発生しやすいティース27の表面部分に限定して、鉄損係数の低い軟磁性材による被覆が行われている。この場合、回転子12の主磁束や固定子巻線30の反作用磁束の妨げにならずに、鉄損、特に渦電流損を効果的に低減することが可能となる。また、固定子コア25の全体を低鉄損材料とする場合に比べて、固定子コア25の大型化を抑制できる。その結果、機器の大型化を避けつつ鉄損を効果的に低減することができる。
ティース27において回転子12に対向する対向面(ティース先端面)に被覆部40を設ける構成としたため、径方向に互いに対向するティース先端面と回転子12との間を通過する交流磁束の鉄損低減を好適に実現できる。
固定子コア25において各ティース27の先端部どうしの間に空隙が設けられている構成では、空間磁束の微小変動が大きくなると考えられる。この点、ティース27において回転子12に対向する対向面に被覆部40を設けたため、空間磁束の変動に起因する渦電流損を低減し、ひいては高効率化を図る上で極めて効果的であると考えられる。
また、ティース27の先端面とフランジ28の周方向の側面とを被覆部40により覆う構成とすることで、出力増大効果と渦電流損の低減効果とを大いに期待できると考えられる。
また、被覆部40によりティース27の周方向側面を覆う構成とすることで、ティース27を横断する磁束流による渦電流損を低減することが可能となる。
被覆部40を、軟磁性体として鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体を用いた成形体により構成した。これにより、鉄−ケイ素系合金という比較的透磁率の高いベース素材を利用しつつ、合金内に電気抵抗となる絶縁層を粒子単位で形成できるため、磁束密度を維持しつつ渦電流損失を低減することが可能となる。加えて、粉末の圧縮成形体であるため、形状自由度が担保されており、ティース27の先端にのみ適用する等、選択的な部位に適用するには好都合である。
(他の実施形態)
上記実施形態を例えば次のように変更してもよい。
・ティース27の表面を被覆する被覆部として以下の構成を用いてもよい。図11(a)に示す固定子コア25は、複数の鋼板が積層されてなる鋼板積層部61と、その鋼板積層部61に一体に組付けられる組付け部材62とを有している。組付け部材62は、鋼板(鋼板積層部61)と同じ平面形状を有し鋼板に重ねて配置される重なり部63と、重なり部63においてティース27に相当する部分の先端部にて鋼板の積層方向に延びる延伸部64とを有している。組付け部材62は、鋼板積層部61の鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる薄板部材であり、具体的には、上記と同様に、軟磁性材料である鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体を用い、その磁性粉体の圧縮成形により形成された部材である。重なり部63は、鋼板積層部61におけるヨーク部分及びティース部分と同じ形状を有している。延伸部64は、重なり部63の内周側端部から垂直方向片側に延伸するように形成され、その延伸部64により被覆部が構成されている。なお、鋼板積層部61の軸方向両端にそれぞれ組付け部材62を組付ける構成であってもよい。
組付け部材62を図11(b)のように構成してもよい。図11(b)では、延伸部64は、重なり部63の内周側端部から垂直方向両側に延伸するように形成されている、この場合、重なり部63の両側に鋼板積層部61が一体化されている。つまり、組付け部材62は、一対の鋼板積層部61に挟まれた状態で組付けられている。
上記各構成では、複数の鋼板と共に重なり部63を積層する構成とし、その積層により組付け部材62を鋼板積層部61に一体化するようにしたため、ティース27の先端面に被覆部(延伸部64)を好適に設けることができる。
・ティース27の先端面に被覆部40を設ける構成(図3参照)において、その先端面の全面を覆うように被覆部40を設ける構成に代えて、先端面の一部を覆うように被覆部40を設ける構成としてもよい。例えば、ティース27の先端面において周方向の両端部にのみ被覆部40を設けたり、ティース27の先端面において軸方向の両端部にのみ被覆部40を設けたりしてもよい。
・ティース27において周方向側面に被覆部50を設ける構成(図9参照)において、その側面の全面を覆うように被覆部50を設ける構成に代えて、側面の一部を覆うように被覆部50を設ける構成としてもよい。例えば、ティース27の側面において径方向内周寄りの部分にのみ被覆部50を設けたり、ティース27の両側面のうち一方にのみ被覆部50を設けたりしてもよい。
・回転電機10では、回転子12の磁極表面(すなわち固定子13に対向している面)にも渦電流損が発生することが懸念される。そのため、図12に示すように、回転子12において磁極部の表面の少なくとも一部が、鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる被覆部70により覆われているとよい。被覆部70は、既述の構成と同様に、軟磁性材料である鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体を用い、その磁性粉体の圧縮成形により形成された部材であるとよい。なお、回転子12の磁極表面には、全て又は一部に被覆部70が設けられているとよい。
特に、積層鉄心が表面に露出している埋め込み磁石式や磁石を使わない同期リラクタンス式の回転電機、カゴ型導体を備える誘導電動機などでは、回転子表面に渦電流損が発生することが知られている。そのため、回転子12の磁極表面に被覆部を設けることは、固定子コア25のティース27に被覆部を設けることと同様に効果的である。なお、表面に永久磁石が露出している回転子においても永久磁石表面にて渦電流損が発生することが考えられるため、永久磁石の表面を低鉄損材料により被覆することが望ましい。
・ティース先端面において被覆部40の厚さを周方向に不同一にしてもよい。この場合、例えば図13(a)、(b)に示すように、ティース27における周方向の各角部の付近となる部位を、周方向の中央となる部位よりも厚くするとよい。図13(a)では、平坦面であるティース先端面に対して不同一厚さの被覆部40が設けられ、図13(b)では、中央部が盛り上がった凸状面であるティース先端面に対して不同一厚さの被覆部40が設けられている。図13(b)では、被覆部40における回転子12との対向面が平坦面となっている。
・図13(c)に示すように、ティース27の側面に設けられた被覆部50を、径方向内側と径方向外側とで厚みを異ならせ、回転子12に対向する側ほど厚くしてもよい。
固定子コア25では、回転子12側のティース先端部において交流磁束の鉄損が生じ、ティース側面部において導体電流による反作用磁束の鉄損が生じる。その前提の下、ティース側面の被覆部50を、ティース先端側(回転子12に対向する側)ほど厚くした。この場合、ティース先端部における交流磁束の鉄損低減と、ティース側面部における反作用磁束の鉄損低減とを実現できる。
なお、インナロータ式の回転電機10では、ティース27を、回転子12に対向する側ほど周方向幅を狭くするとともに、ティース側面の被覆部50を、回転子12に対向する側ほど厚くするとよい。この場合、ティースは先端側ほど周方向幅が狭いため、被覆部がティース先端側ほど厚くなっていても、スロットの径方向内側の幅が過度に狭くなることを抑制できる。
・固定子コア25において、ティース27の径方向内側、すなわち回転子12側の端部が周方向に閉じている構成であってもよい。つまり、スロット24が、コア内周側のスロット端部がティース先端部により閉鎖されたクローズドスロットであってもよい。
・回転電機10は、内周側に回転子12を配置し、外周側に固定子13を配置したインナロータ式(内転式)である以外に、外周側に回転子12を配置し、内周側に固定子13を配置したアウタロータ式(外転式)であってもよい。
・回転電機10として、かご型導体の誘導電動機への適用も可能である。その他、クローポール巻線界磁型、突極リラクタンス型、磁気変調リラクタンス型の回転電機への適用も可能である。また、8極12スロットや10極12スロットといった、いわゆる集中巻仕様の回転電機に適用することも可能である。3相交流モータ以外に、6相交流モータへの適用も可能である。
・受動的発電機への適用も可能である。つまり、車両用オルタネータなど、ダイオード(整流素子)での全波整流が行われる回転電機への適用も可能である。
10…回転電機、12…回転子、13…固定子、26…ヨーク、27…ティース、40,50,62…被覆部、100…インバータ。

Claims (5)

  1. 回転自在に支持され周方向に複数の磁極部(22)を有する回転子(12)と、
    前記回転子と同軸配置され、多相交流電流が通電される固定子巻線(30)が巻装された固定子コア(25)を備える固定子(13)と、
    を備え、
    前記固定子コアは、複数の鋼板を積層して構成され、環状のヨーク(26)と、該ヨークから径方向に延びる複数のティース(27)とを有しており、
    前記固定子コアの前記ティースの先端側において、隣り合うティースどうしの間に空隙が設けられており、
    前記固定子巻線は、前記磁極部ごとに導線が分布巻により巻装されることで構成されており、
    前記固定子コアにおいて前記複数の鋼板が積層されてなる鋼板積層部(61)に、前記鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる組付け部材(62)が一体に組み付けられており、
    前記組付け部材は、前記鋼板と同じ平面形状を有し前記鋼板積層部に重ねて配置される重なり部(63)と、前記重なり部において前記ティースに相当する部分の先端部にて前記鋼板の積層方向に延びてティース先端面を覆う延伸部(64)と、を有する回転電機。
  2. 前記重なり部は、前記延伸部の軸方向両端の間の中間位置に設けられ、前記重なり部の軸方向両側に前記鋼板積層部が設けられている請求項1に記載の回転電機。
  3. 前記固定子コアには、1極1相当たり2個ずつの前記ティースが設けられている請求項1又は2に記載の回転電機。
  4. 前記組付け部材は、前記軟磁性体として鉄−ケイ素系合金の粒子を絶縁層で覆った磁性紛体を用いその磁性粉体の成形体により構成されている請求項1乃至のいずれか1項に記載の回転電機。
  5. 前記回転子は、前記固定子と対向する側において周方向に配置された複数の磁極部(22)を有しており、
    前記回転子において前記磁極部の表面の少なくとも一部が、前記鋼板よりも鉄損係数の低い軟磁性体からなる被覆部(70)により覆われている請求項1乃至のいずれか1項に記載の回転電機。
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