JP2001069705A - 電機子 - Google Patents
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- JP2001069705A JP2001069705A JP23751599A JP23751599A JP2001069705A JP 2001069705 A JP2001069705 A JP 2001069705A JP 23751599 A JP23751599 A JP 23751599A JP 23751599 A JP23751599 A JP 23751599A JP 2001069705 A JP2001069705 A JP 2001069705A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】各スロット内の領域において、電機子巻線の占
有体積、即ち占積率を向上させること、コギングトルク
を抑制すること及び電機子巻線のスロット外への飛び出
しを阻止することのできるモータの電機子を提供する。 【解決手段】電機子は、コア1に形成されたスロット6
内に電機子巻線が巻装される。コア1は、放射状に延設
されるティース片を有するコアシート4を複数枚重合し
て、放射状に延設されるティース5を形成するととも
に、その隣り合うティース5間にスロット6を形成する
ティース部2と、鉄にシリコンを6.5%含有して燒結
した焼結品からなり、ティース部2を内嵌する筒部3と
を備える。
有体積、即ち占積率を向上させること、コギングトルク
を抑制すること及び電機子巻線のスロット外への飛び出
しを阻止することのできるモータの電機子を提供する。 【解決手段】電機子は、コア1に形成されたスロット6
内に電機子巻線が巻装される。コア1は、放射状に延設
されるティース片を有するコアシート4を複数枚重合し
て、放射状に延設されるティース5を形成するととも
に、その隣り合うティース5間にスロット6を形成する
ティース部2と、鉄にシリコンを6.5%含有して燒結
した焼結品からなり、ティース部2を内嵌する筒部3と
を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ等の電機子
に係り、詳しくは電機子を構成するコアに関するもので
ある。
に係り、詳しくは電機子を構成するコアに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、図19及び図20に示すように
モータの電機子50の中心部には同一形状に形成された
複数の薄鋼板を形状を合わせてそれぞれ結合させたコア
51が設けられている。図21に示すように、コア51
を構成する複数枚のコア・シート52はT字状の複数の
ティース片53が放射状に形成されていると共に、中心
部にはモータ回転軸54を軸通するために1個の孔55
が設けられている。通常、コア・シート52は一体成形
される。コア51はコア・シート52の各ティース片5
3間に存在する空間によって形成される複数のスロット
56をモータ回転軸方向に対して平行に備えている。コ
ア51の外周面にはスリット幅dを有するスリット57
がモータ回転軸方向に対して平行に形成されている。
モータの電機子50の中心部には同一形状に形成された
複数の薄鋼板を形状を合わせてそれぞれ結合させたコア
51が設けられている。図21に示すように、コア51
を構成する複数枚のコア・シート52はT字状の複数の
ティース片53が放射状に形成されていると共に、中心
部にはモータ回転軸54を軸通するために1個の孔55
が設けられている。通常、コア・シート52は一体成形
される。コア51はコア・シート52の各ティース片5
3間に存在する空間によって形成される複数のスロット
56をモータ回転軸方向に対して平行に備えている。コ
ア51の外周面にはスリット幅dを有するスリット57
がモータ回転軸方向に対して平行に形成されている。
【0003】図21に示すように、各スロット56内に
は電機子巻線58が各スリット57を通して巻装され
る。各スロット56内には電機子巻線58がコア51の
中心に近い場所から順にコア51の周辺付近まで巻装さ
れる。
は電機子巻線58が各スリット57を通して巻装され
る。各スロット56内には電機子巻線58がコア51の
中心に近い場所から順にコア51の周辺付近まで巻装さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スリット幅d
は狭いため、図21に示すように、巻装された際、スロ
ット56内において主にスリット57近傍の左右側にま
だ電機子巻線58によって使用されてない領域(隙間)
59が存在してしまう。このように、各スロット56内
の領域は電機子巻線58のために有効に使用されていな
い。
は狭いため、図21に示すように、巻装された際、スロ
ット56内において主にスリット57近傍の左右側にま
だ電機子巻線58によって使用されてない領域(隙間)
59が存在してしまう。このように、各スロット56内
の領域は電機子巻線58のために有効に使用されていな
い。
【0005】そこで、スリット幅dを広げて、スロット
56内に電機子巻線58をより多く巻くことが考えられ
るが、コギングトルク及び電機子巻線58のスロット5
6外への飛び出しが発生し易くなる。従って、スリット
幅dをあまり広くすることができない。
56内に電機子巻線58をより多く巻くことが考えられ
るが、コギングトルク及び電機子巻線58のスロット5
6外への飛び出しが発生し易くなる。従って、スリット
幅dをあまり広くすることができない。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、各スロット内の領域に
おいて、電機子巻線の占有体積、即ち占積率を向上させ
ること、コギングトルクを抑制すること及び電機子巻線
のスロット外への飛び出しを阻止することのできるモー
タの電機子を提供することにある。
れたものであって、その目的は、各スロット内の領域に
おいて、電機子巻線の占有体積、即ち占積率を向上させ
ること、コギングトルクを抑制すること及び電機子巻線
のスロット外への飛び出しを阻止することのできるモー
タの電機子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、コアに形成されたスロット内に電機子巻線が巻装さ
れる電機子において、前記コアは、放射状に延設される
ティース片を有するコアシートを複数枚重合して、放射
状に延設されるティースを形成するとともに、その隣り
合うティース間に前記スロットを形成するティース部
と、焼結品又は圧縮成形品からなり、前記ティース部を
内嵌する筒部とを備えたことを要旨とする。
は、コアに形成されたスロット内に電機子巻線が巻装さ
れる電機子において、前記コアは、放射状に延設される
ティース片を有するコアシートを複数枚重合して、放射
状に延設されるティースを形成するとともに、その隣り
合うティース間に前記スロットを形成するティース部
と、焼結品又は圧縮成形品からなり、前記ティース部を
内嵌する筒部とを備えたことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電機子において、前記筒部は、鉄にシリコンを5.5
〜7.8%含有して燒結した焼結品であることを要旨と
する。
の電機子において、前記筒部は、鉄にシリコンを5.5
〜7.8%含有して燒結した焼結品であることを要旨と
する。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の電機子において、前記筒部は、樹脂結合型軟質磁性材
料を圧縮成形した圧縮成形品であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、コアに形成されたスロット内
に電機子巻線が巻装される電機子において、前記コア
は、放射状に延設されるティース片を有するコアシート
を複数枚重合して、放射状に延設されるティースを形成
するとともに、その隣り合うティース間に前記スロット
を形成するティース部と、円筒形状を所定角度範囲で切
り取った形状に形成され、前記ティース部の各ティース
の径方向外側に固定されて前記スロットをほぼ閉塞する
複数の閉塞部とを備えたことを要旨とする。
の電機子において、前記筒部は、樹脂結合型軟質磁性材
料を圧縮成形した圧縮成形品であることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、コアに形成されたスロット内
に電機子巻線が巻装される電機子において、前記コア
は、放射状に延設されるティース片を有するコアシート
を複数枚重合して、放射状に延設されるティースを形成
するとともに、その隣り合うティース間に前記スロット
を形成するティース部と、円筒形状を所定角度範囲で切
り取った形状に形成され、前記ティース部の各ティース
の径方向外側に固定されて前記スロットをほぼ閉塞する
複数の閉塞部とを備えたことを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の電機子において、前記閉塞部は、焼結品又は圧縮成形
品からなることを要旨とする。請求項6に記載の発明
は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電機子におい
て、前記筒部又は前記閉塞部の軸線方向の長さを、前記
ティース部の軸線方向の長さより長く形成したことを要
旨とする。
の電機子において、前記閉塞部は、焼結品又は圧縮成形
品からなることを要旨とする。請求項6に記載の発明
は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電機子におい
て、前記筒部又は前記閉塞部の軸線方向の長さを、前記
ティース部の軸線方向の長さより長く形成したことを要
旨とする。
【0011】(作用)請求項1に記載の発明によれば、
筒部に嵌め込まれていない状態のティース部の開放され
たティース間からスロット内に巻線を挿入することがで
きる。従って、スロット内における巻線の体積占有率、
即ち巻線占積率を向上させることができる。又、巻線が
巻装されたティース部は筒部に内嵌されるため、巻線の
スロット外への飛び出しは阻止される。しかも、筒部
は、焼結品又は圧縮成形品からなり、その形状を容易に
成形することができる。
筒部に嵌め込まれていない状態のティース部の開放され
たティース間からスロット内に巻線を挿入することがで
きる。従って、スロット内における巻線の体積占有率、
即ち巻線占積率を向上させることができる。又、巻線が
巻装されたティース部は筒部に内嵌されるため、巻線の
スロット外への飛び出しは阻止される。しかも、筒部
は、焼結品又は圧縮成形品からなり、その形状を容易に
成形することができる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、筒部は、
鉄にシリコンを5.5〜7.8%含有して燒結した焼結
品であるため、透磁率が高くなる。即ち、磁束密度が高
くなる。従って、電機子を回転させるための磁気効率が
向上される。又、電気抵抗率が高くなる。従って、渦電
流損失が低減される。
鉄にシリコンを5.5〜7.8%含有して燒結した焼結
品であるため、透磁率が高くなる。即ち、磁束密度が高
くなる。従って、電機子を回転させるための磁気効率が
向上される。又、電気抵抗率が高くなる。従って、渦電
流損失が低減される。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、筒部は、
樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮成形した圧縮成形品であ
るため、電気抵抗率が極めて高くなる。従って、渦電流
損失がほとんど発生しない。又、磁束密度を高くするこ
とができる。従って、電機子を回転させるための磁気効
率を向上させることができる。
樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮成形した圧縮成形品であ
るため、電気抵抗率が極めて高くなる。従って、渦電流
損失がほとんど発生しない。又、磁束密度を高くするこ
とができる。従って、電機子を回転させるための磁気効
率を向上させることができる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、閉塞部が
固定されていない状態のティース部の開放されたティー
ス間からスロット内に巻線を挿入することができる。従
って、スロット内における巻線の体積占有率、即ち巻線
占積率を向上させることができる。又、巻線が巻装され
たティース部の各ティースの径方向外側には、円筒形状
を所定角度範囲で切り取った形状に形成されスロットを
ほぼ閉塞する複数の閉塞部が固定されるため、その隣り
合う閉塞部間の隙間を小さくすれば、巻線のスロット外
への飛び出しを防止することができる。又、隣り合う閉
塞部間の隙間を設定することにより磁力線の方向を設定
することができ、電気子を回転させるための磁気効率を
向上させたり、コギングトルクを低減することができ
る。
固定されていない状態のティース部の開放されたティー
ス間からスロット内に巻線を挿入することができる。従
って、スロット内における巻線の体積占有率、即ち巻線
占積率を向上させることができる。又、巻線が巻装され
たティース部の各ティースの径方向外側には、円筒形状
を所定角度範囲で切り取った形状に形成されスロットを
ほぼ閉塞する複数の閉塞部が固定されるため、その隣り
合う閉塞部間の隙間を小さくすれば、巻線のスロット外
への飛び出しを防止することができる。又、隣り合う閉
塞部間の隙間を設定することにより磁力線の方向を設定
することができ、電気子を回転させるための磁気効率を
向上させたり、コギングトルクを低減することができ
る。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、請求項4
に記載の効果に加えて、閉塞部は焼結品又は圧縮成形品
からなるため、その形状を容易に成形することができ
る。請求項6に記載の発明によれば、筒部(閉塞部)と
ティース部の軸線方向の長さを同じとした場合に比べ
て、同一体格での有効な(電機子を回転させるための)
磁束量を増加させることができ、ひいてはモータトルク
を大きくすることができる。
に記載の効果に加えて、閉塞部は焼結品又は圧縮成形品
からなるため、その形状を容易に成形することができ
る。請求項6に記載の発明によれば、筒部(閉塞部)と
ティース部の軸線方向の長さを同じとした場合に比べ
て、同一体格での有効な(電機子を回転させるための)
磁束量を増加させることができ、ひいてはモータトルク
を大きくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明を具体化した第1の実施形態を図1〜図8に従って説
明する。
明を具体化した第1の実施形態を図1〜図8に従って説
明する。
【0017】図6は、直流モータの電機子Aの正面図の
概略を示す。電機子Aの回転軸Sにはコア1が固着され
ている。コア1には巻線Cが巻装され、その巻端は整流
子片SGに接続されている。
概略を示す。電機子Aの回転軸Sにはコア1が固着され
ている。コア1には巻線Cが巻装され、その巻端は整流
子片SGに接続されている。
【0018】図1は、コア1の構造を示す。コア1はテ
ィース部2とそのティース部2を内嵌する筒部3から構
成されている。ティース部2は同一形状のコア・シート
4を重合させた積層鋼板から構成されている。ティース
部2は12個のティース5が等角度間隔に放射状に延び
て形成され、そのティース5間が中心から遠ざかるほど
拡開する12個のスロット6を構成している。また、テ
ィース部2の中心部には回転軸Sを軸通するための1つ
の貫通孔7が形成されている。
ィース部2とそのティース部2を内嵌する筒部3から構
成されている。ティース部2は同一形状のコア・シート
4を重合させた積層鋼板から構成されている。ティース
部2は12個のティース5が等角度間隔に放射状に延び
て形成され、そのティース5間が中心から遠ざかるほど
拡開する12個のスロット6を構成している。また、テ
ィース部2の中心部には回転軸Sを軸通するための1つ
の貫通孔7が形成されている。
【0019】図2は、前記コア・シート4の平面図を示
す。コア・シート4の中央部には前記ティース部2の貫
通孔7を構成する孔4aが形成されている。また、コア
・シート4には前記ティース部2のティース5を構成す
るティース片4bがコア・シート4の中央部から放射状
に延出形成されている。各ティース片4bは等角度間隔
に延出形成されている。従って、2つのティース片4b
によって形成される12個の空間は、コア・シート4の
中央部から遠ざかるほど拡開し、前記スロット6を構成
する。各ティース片4bの先端外周面4cはそれぞれコ
ア・シート4の軸中心点を中心とする半径Rの円弧面と
なっている。このように構成されたコア・シート4を複
数枚重ね合わせると、図1に示すティース部2が形成さ
れる。
す。コア・シート4の中央部には前記ティース部2の貫
通孔7を構成する孔4aが形成されている。また、コア
・シート4には前記ティース部2のティース5を構成す
るティース片4bがコア・シート4の中央部から放射状
に延出形成されている。各ティース片4bは等角度間隔
に延出形成されている。従って、2つのティース片4b
によって形成される12個の空間は、コア・シート4の
中央部から遠ざかるほど拡開し、前記スロット6を構成
する。各ティース片4bの先端外周面4cはそれぞれコ
ア・シート4の軸中心点を中心とする半径Rの円弧面と
なっている。このように構成されたコア・シート4を複
数枚重ね合わせると、図1に示すティース部2が形成さ
れる。
【0020】前記筒部3は図4及び図5に示すような円
筒体であって、その内径は前記コア・シート4の半径R
の2倍(=2R)である。従って、コア・シート4を複
数枚重ね合わせてなるティース部2は、筒部3に嵌め込
むことができる。
筒体であって、その内径は前記コア・シート4の半径R
の2倍(=2R)である。従って、コア・シート4を複
数枚重ね合わせてなるティース部2は、筒部3に嵌め込
むことができる。
【0021】本実施の形態の筒部3は焼結品からなる。
詳述すると、筒部3は、鉄(Fe)にシリコン(Si)
を6.5%含有して燒結した焼結品である。図7は、シ
リコンの含有量に対する最大透磁率を示す特性図であ
る。図7に示すように、本実施の形態の焼結品(シリコ
ン6.5%含有)は、鉄にシリコンを含有して燒結した
ものの中で、最大透磁率が最も高い(約25000)。
図8は、シリコンの含有量に対する電気抵抗率を示す特
性図である。図8に示すように、本実施の形態の焼結品
(シリコン6.5%含有)は、電気抵抗率が高い(約7
5μΩcm)。
詳述すると、筒部3は、鉄(Fe)にシリコン(Si)
を6.5%含有して燒結した焼結品である。図7は、シ
リコンの含有量に対する最大透磁率を示す特性図であ
る。図7に示すように、本実施の形態の焼結品(シリコ
ン6.5%含有)は、鉄にシリコンを含有して燒結した
ものの中で、最大透磁率が最も高い(約25000)。
図8は、シリコンの含有量に対する電気抵抗率を示す特
性図である。図8に示すように、本実施の形態の焼結品
(シリコン6.5%含有)は、電気抵抗率が高い(約7
5μΩcm)。
【0022】筒部3には、スリット幅dを有し、中心軸
線と平行な直線上に並ぶ3個のスリット8が形成されて
いる。そして、筒部3には、その3個のスリット8を1
つのスリット列として、12個のスリット列が等角度間
隔で形成されている。このスリット列は、図3に示すよ
うに、ティース部2が嵌められた状態で、スロット6の
中間位置に配置される。このスリット列により各ティー
ス5の先端部間の磁気抵抗が大きくされている。即ち、
本実施の形態では、スリット列が磁気抵抗の大きい領域
を構成している。
線と平行な直線上に並ぶ3個のスリット8が形成されて
いる。そして、筒部3には、その3個のスリット8を1
つのスリット列として、12個のスリット列が等角度間
隔で形成されている。このスリット列は、図3に示すよ
うに、ティース部2が嵌められた状態で、スロット6の
中間位置に配置される。このスリット列により各ティー
ス5の先端部間の磁気抵抗が大きくされている。即ち、
本実施の形態では、スリット列が磁気抵抗の大きい領域
を構成している。
【0023】次に、上記のように構成されたコア1に巻
線Cを巻装する方法について説明する。ティース部2が
回転軸Sに整流子片SGとともに固着されている状態に
おいて、ティース部2のスロット6間に巻線Cを巻装す
る。このとき、ティース部2がコア1を構成する筒部3
に嵌め込まれていない状態であることと、各スロット6
がコア・シート4の中央部から遠ざかるほど拡開した空
間であることから、広い範囲でスロット6内に巻線Cを
装入するすることができる。その結果、図2に示すよう
に、スロット6内に無駄なく緻密に(隙間なく)巻線C
を巻装することができる。即ち、巻装し易く、しかも巻
線占積率を向上させることができる。
線Cを巻装する方法について説明する。ティース部2が
回転軸Sに整流子片SGとともに固着されている状態に
おいて、ティース部2のスロット6間に巻線Cを巻装す
る。このとき、ティース部2がコア1を構成する筒部3
に嵌め込まれていない状態であることと、各スロット6
がコア・シート4の中央部から遠ざかるほど拡開した空
間であることから、広い範囲でスロット6内に巻線Cを
装入するすることができる。その結果、図2に示すよう
に、スロット6内に無駄なく緻密に(隙間なく)巻線C
を巻装することができる。即ち、巻装し易く、しかも巻
線占積率を向上させることができる。
【0024】巻線Cの巻装が完了すると、筒部3に該巻
線Cが巻装されたティース部2を嵌め込む。このとき、
図3に示すように筒部3に形成された前記スリット列が
それぞれスロット6の中間位置に配置されるようにす
る。
線Cが巻装されたティース部2を嵌め込む。このとき、
図3に示すように筒部3に形成された前記スリット列が
それぞれスロット6の中間位置に配置されるようにす
る。
【0025】次に、上記のように構成された電機子Aの
特徴的な作用効果について説明する。 (1)隣接する2つのティース5間に形成される各スロ
ット6は、ティース部2の中心から遠ざかるほど拡開す
るように形成されている。これにより、筒部3に嵌め込
まれていない状態のティース部2に巻線Cを巻装すれ
ば、図2に示すように、広い範囲でスロット6内に巻線
Cを装入することができる。従って、巻線Cのスロット
6内における体積占有率、即ち巻線占積率を向上させる
ことができる。
特徴的な作用効果について説明する。 (1)隣接する2つのティース5間に形成される各スロ
ット6は、ティース部2の中心から遠ざかるほど拡開す
るように形成されている。これにより、筒部3に嵌め込
まれていない状態のティース部2に巻線Cを巻装すれ
ば、図2に示すように、広い範囲でスロット6内に巻線
Cを装入することができる。従って、巻線Cのスロット
6内における体積占有率、即ち巻線占積率を向上させる
ことができる。
【0026】(2)巻線Cが巻装されたティース部2は
筒部3に内嵌されるため、電機子Aの回転中の遠心力等
によって巻線Cがスロット6外へ飛び出してしまうこと
がない。
筒部3に内嵌されるため、電機子Aの回転中の遠心力等
によって巻線Cがスロット6外へ飛び出してしまうこと
がない。
【0027】(3)筒部3は焼結品からなるため、その
形状を容易に成形することができる。 (4)筒部3は、鉄にシリコンを6.5%含有して燒結
した焼結品であるため、最大透磁率が極めて高くなる。
即ち、磁束密度が極めて高くなる。従って、電機子Aを
回転させるための磁気効率が向上される。
形状を容易に成形することができる。 (4)筒部3は、鉄にシリコンを6.5%含有して燒結
した焼結品であるため、最大透磁率が極めて高くなる。
即ち、磁束密度が極めて高くなる。従って、電機子Aを
回転させるための磁気効率が向上される。
【0028】(5)筒部3は、鉄にシリコンを6.5%
含有して燒結した焼結品であるため、電気抵抗率が高く
なる。従って、渦電流損失が低減される。 (6)筒部3には、中心軸線と平行な直線上に並ぶ3個
のスリット8を1つのスリット列として、12個のスリ
ット列が等角度間隔で形成されているため、各ティース
5の各先端部間の磁気抵抗はスリット列により大きくさ
れる。従って、磁力線が周方向を向きにくく、磁力線の
多くは、例えば筒部3と隣接して設けられるステータ
(磁石)方向を向き、電機子Aを回転させるために作用
し、磁気効率が向上される。
含有して燒結した焼結品であるため、電気抵抗率が高く
なる。従って、渦電流損失が低減される。 (6)筒部3には、中心軸線と平行な直線上に並ぶ3個
のスリット8を1つのスリット列として、12個のスリ
ット列が等角度間隔で形成されているため、各ティース
5の各先端部間の磁気抵抗はスリット列により大きくさ
れる。従って、磁力線が周方向を向きにくく、磁力線の
多くは、例えば筒部3と隣接して設けられるステータ
(磁石)方向を向き、電機子Aを回転させるために作用
し、磁気効率が向上される。
【0029】(7)従来技術のように巻線Cを通すため
のスリットを必要とせず、スリット8は任意に周方向の
幅dを設定できるため、その幅dを狭くすることにより
コギングトルクを低減することができる。
のスリットを必要とせず、スリット8は任意に周方向の
幅dを設定できるため、その幅dを狭くすることにより
コギングトルクを低減することができる。
【0030】(第2の実施の形態)以下、本発明を具体
化した第2の実施形態を図1〜図6に従って説明する。
尚、本実施の形態では、第1の実施の形態に比べて、筒
部を構成する材料及びその製造方法が異なるのみである
ため、第1の実施の形態と同様の図を用いて、その材料
及び製造方法についてのみ詳述する。
化した第2の実施形態を図1〜図6に従って説明する。
尚、本実施の形態では、第1の実施の形態に比べて、筒
部を構成する材料及びその製造方法が異なるのみである
ため、第1の実施の形態と同様の図を用いて、その材料
及び製造方法についてのみ詳述する。
【0031】本実施の形態の筒部11は、圧縮成形品か
らなる。詳述すると、筒部11は、樹脂結合型軟質磁性
材料(Boned Soft Magnetic Material)を圧縮成形
した圧縮成形品である。尚、この樹脂結合型軟質磁性材
料とは、軟磁性粉末の周囲に電気的絶縁性、接着性を有
する樹脂を被覆した構造の複合材料である。
らなる。詳述すると、筒部11は、樹脂結合型軟質磁性
材料(Boned Soft Magnetic Material)を圧縮成形
した圧縮成形品である。尚、この樹脂結合型軟質磁性材
料とは、軟磁性粉末の周囲に電気的絶縁性、接着性を有
する樹脂を被覆した構造の複合材料である。
【0032】本実施の形態の樹脂結合型軟質磁性材料
は、鉄(Fe)にシリコン(Si)を6.5%含有した
合金粉末に有機系の樹脂を被覆したものである。そし
て、この樹脂結合型軟質磁性材料をプレスなどの成形手
段で成形することにより筒部11が形成されている。上
記のように樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮成形した圧縮
成形品は、一般の金属軟磁性材料等と比べて、電気抵抗
率が極めて高い。又、鉄(Fe)にシリコン(Si)を
6.5%含有した合金粉末を用いると、磁束密度が高く
なる。
は、鉄(Fe)にシリコン(Si)を6.5%含有した
合金粉末に有機系の樹脂を被覆したものである。そし
て、この樹脂結合型軟質磁性材料をプレスなどの成形手
段で成形することにより筒部11が形成されている。上
記のように樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮成形した圧縮
成形品は、一般の金属軟磁性材料等と比べて、電気抵抗
率が極めて高い。又、鉄(Fe)にシリコン(Si)を
6.5%含有した合金粉末を用いると、磁束密度が高く
なる。
【0033】筒部11には、スリット幅dを有し、中心
軸線と平行な直線上に並ぶ3個のスリット12が形成さ
れている。そして、筒部11には、その3個のスリット
12を1つのスリット列として、12個のスリット列が
等角度間隔で形成されている。このスリット列は、図3
に示すように、ティース部2が嵌められた状態で、スロ
ット6の中間位置に配置される。このスリット列により
各ティース5の先端部間の磁気抵抗が大きくされてい
る。即ち、本実施の形態では、スリット列が磁気抵抗の
大きい領域を構成している。
軸線と平行な直線上に並ぶ3個のスリット12が形成さ
れている。そして、筒部11には、その3個のスリット
12を1つのスリット列として、12個のスリット列が
等角度間隔で形成されている。このスリット列は、図3
に示すように、ティース部2が嵌められた状態で、スロ
ット6の中間位置に配置される。このスリット列により
各ティース5の先端部間の磁気抵抗が大きくされてい
る。即ち、本実施の形態では、スリット列が磁気抵抗の
大きい領域を構成している。
【0034】次に、上記のように構成された電機子Aの
特徴的な作用効果について説明する。 (1)隣接する2つのティース5間に形成される各スロ
ット6は、ティース部2の中心から遠ざかるほど拡開す
るように形成されている。これにより、筒部11に嵌め
込まれていない状態のティース部2に巻線Cを巻装すれ
ば、図2に示すように、広い範囲でスロット6内に巻線
Cを装入することができる。従って、巻線Cのスロット
6内における体積占有率、即ち巻線占積率を向上させる
ことができる。
特徴的な作用効果について説明する。 (1)隣接する2つのティース5間に形成される各スロ
ット6は、ティース部2の中心から遠ざかるほど拡開す
るように形成されている。これにより、筒部11に嵌め
込まれていない状態のティース部2に巻線Cを巻装すれ
ば、図2に示すように、広い範囲でスロット6内に巻線
Cを装入することができる。従って、巻線Cのスロット
6内における体積占有率、即ち巻線占積率を向上させる
ことができる。
【0035】(2)巻線Cが巻装されたティース部2は
筒部11に内嵌されるため、電機子Aの回転中の遠心力
等によって巻線Cがスロット6外へ飛び出してしまうこ
とがない。
筒部11に内嵌されるため、電機子Aの回転中の遠心力
等によって巻線Cがスロット6外へ飛び出してしまうこ
とがない。
【0036】(3)筒部11は圧縮成形品からなるた
め、その形状を容易に成形することができる。 (4)筒部11は、樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮成形
した圧縮成形品であるため、電気抵抗率が極めて高くな
る。従って、渦電流損失がほとんど発生しない。そし
て、この渦電流損失は周波数の2乗に比例して大きくな
るため、渦電流損失がほとんど発生しない筒部11は、
特に高周波数となる高速回転のモータに好適となる。
め、その形状を容易に成形することができる。 (4)筒部11は、樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮成形
した圧縮成形品であるため、電気抵抗率が極めて高くな
る。従って、渦電流損失がほとんど発生しない。そし
て、この渦電流損失は周波数の2乗に比例して大きくな
るため、渦電流損失がほとんど発生しない筒部11は、
特に高周波数となる高速回転のモータに好適となる。
【0037】(5)樹脂結合型軟質磁性材料の成分とし
て、鉄(Fe)にシリコン(Si)を6.5%含有した
合金粉末を用いたため、筒部11の磁束密度が高くな
る。従って、電機子Aを回転させるための磁気効率が向
上される。
て、鉄(Fe)にシリコン(Si)を6.5%含有した
合金粉末を用いたため、筒部11の磁束密度が高くな
る。従って、電機子Aを回転させるための磁気効率が向
上される。
【0038】(6)筒部11には、中心軸線と平行な直
線上に並ぶ3個のスリット12を1つのスリット列とし
て、12個のスリット列が等角度間隔で形成されている
ため、各ティース5の各先端部間の磁気抵抗はスリット
列により大きくされる。従って、磁力線が周方向を向き
にくく、磁力線の多くは、例えば筒部11と隣接して設
けられるステータ(磁石)方向を向き、電機子Aを回転
させるために作用し、磁気効率が向上される。
線上に並ぶ3個のスリット12を1つのスリット列とし
て、12個のスリット列が等角度間隔で形成されている
ため、各ティース5の各先端部間の磁気抵抗はスリット
列により大きくされる。従って、磁力線が周方向を向き
にくく、磁力線の多くは、例えば筒部11と隣接して設
けられるステータ(磁石)方向を向き、電機子Aを回転
させるために作用し、磁気効率が向上される。
【0039】(7)従来技術のように巻線Cを通すため
のスリットを必要とせず、スリット12は任意に周方向
の幅dを設定できるため、その幅dを狭くすることによ
りコギングトルクを低減することができる。
のスリットを必要とせず、スリット12は任意に周方向
の幅dを設定できるため、その幅dを狭くすることによ
りコギングトルクを低減することができる。
【0040】上記各実施の形態は、以下のように変更し
て実施してもよい。 ・上記第1の実施の形態では、筒部3は、鉄(Fe)に
シリコン(Si)を6.5%含有して燒結した焼結品で
あるとしたが、焼結品であればよく、例えば、鉄(F
e)にシリコン(Si)を5.5〜7.8%含有して燒
結したものとしてもよい。このようにしても、最大透磁
率が約10000を超え高くなるとともに、電気抵抗率
が約65μΩcmを超え高くなる(図7及び図8参
照)。従って、上記実施の形態の効果と同様の効果を得
ることができる。
て実施してもよい。 ・上記第1の実施の形態では、筒部3は、鉄(Fe)に
シリコン(Si)を6.5%含有して燒結した焼結品で
あるとしたが、焼結品であればよく、例えば、鉄(F
e)にシリコン(Si)を5.5〜7.8%含有して燒
結したものとしてもよい。このようにしても、最大透磁
率が約10000を超え高くなるとともに、電気抵抗率
が約65μΩcmを超え高くなる(図7及び図8参
照)。従って、上記実施の形態の効果と同様の効果を得
ることができる。
【0041】・上記第2の実施の形態では、筒部11
は、鉄(Fe)にシリコン(Si)を6.5%含有した
合金粉末に有機系の樹脂を被覆した樹脂結合型軟質磁性
材料を、プレスなどの成形手段で成形したものとした
が、圧縮成形品であればよい。
は、鉄(Fe)にシリコン(Si)を6.5%含有した
合金粉末に有機系の樹脂を被覆した樹脂結合型軟質磁性
材料を、プレスなどの成形手段で成形したものとした
が、圧縮成形品であればよい。
【0042】例えば、上記のようなFe−Si系の他
に、Fe−Ni系、Fe−Co系の合金粉末に樹脂を被
覆した樹脂結合型軟質磁性材料を用い、圧縮成形したも
のに変更してもよい。上記のような樹脂結合型軟質磁性
材料を用いると、電気抵抗率が極めて高くなり、渦電流
損失がほとんど発生しない。
に、Fe−Ni系、Fe−Co系の合金粉末に樹脂を被
覆した樹脂結合型軟質磁性材料を用い、圧縮成形したも
のに変更してもよい。上記のような樹脂結合型軟質磁性
材料を用いると、電気抵抗率が極めて高くなり、渦電流
損失がほとんど発生しない。
【0043】尚、Fe−Ni系の合金粉末としては、鉄
(Fe)にニッケル(Ni)を45%含有したもの(P
Bパーマロイ)がある。この粉末を用いると筒部11の
磁束密度が高くなる。又、Fe−Co系の合金粉末とし
ては、鉄(Fe)にコバルト(Co)を49%、バナジ
ウム(V)を2%含有したもの(パーメンジュール)が
ある。この粉末を用いると筒部11の磁束密度が極めて
高くなる。従って、電機子を回転させるための磁気効率
が向上される。
(Fe)にニッケル(Ni)を45%含有したもの(P
Bパーマロイ)がある。この粉末を用いると筒部11の
磁束密度が高くなる。又、Fe−Co系の合金粉末とし
ては、鉄(Fe)にコバルト(Co)を49%、バナジ
ウム(V)を2%含有したもの(パーメンジュール)が
ある。この粉末を用いると筒部11の磁束密度が極めて
高くなる。従って、電機子を回転させるための磁気効率
が向上される。
【0044】・第1及び第2の実施の形態における図
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図9及び
図10に示す筒部20のように変更してもよい。図9及
び図10に示す筒部20は、図1、図3〜図5に示した
筒部3,11と比べて、その内周面に12個の欠切部2
1を備える点において異なる。
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図9及び
図10に示す筒部20のように変更してもよい。図9及
び図10に示す筒部20は、図1、図3〜図5に示した
筒部3,11と比べて、その内周面に12個の欠切部2
1を備える点において異なる。
【0045】筒部20は筒部3,11と同様な円筒体で
あって、その内径はコア・シート4の半径Rの2倍(=
2R)より小さく、且つその外径はコア・シート4の半
径Rの2倍より大きい。そして、筒部20の内周面には
コア・シート4を複数枚重ね合わせてなるティース部2
をはめ込むために、12個の欠切部21が形成されてい
る。該欠切部21は筒部20の周方向にティース5の先
端部の周方向の幅を有して等角度間隔に、且つ筒部20
の中心点からコア・シート4の半径Rの位置まで径方向
に削成されている。また、それぞれの欠切部21は筒部
20の隣り合うスリット列(直線上に並ぶ3個のスリッ
ト8,12)間の中央に配置されている。又、欠切部2
1は筒部20の内周面にティース部2の軸方向の長さを
有して一端から中心軸線に対して平行に形成されてい
る。これにより、各欠切部21にティース部2の各ティ
ース5の先端部を係合させることが可能となる。従っ
て、筒部20にティース部2を嵌め込むことが可能とな
る。
あって、その内径はコア・シート4の半径Rの2倍(=
2R)より小さく、且つその外径はコア・シート4の半
径Rの2倍より大きい。そして、筒部20の内周面には
コア・シート4を複数枚重ね合わせてなるティース部2
をはめ込むために、12個の欠切部21が形成されてい
る。該欠切部21は筒部20の周方向にティース5の先
端部の周方向の幅を有して等角度間隔に、且つ筒部20
の中心点からコア・シート4の半径Rの位置まで径方向
に削成されている。また、それぞれの欠切部21は筒部
20の隣り合うスリット列(直線上に並ぶ3個のスリッ
ト8,12)間の中央に配置されている。又、欠切部2
1は筒部20の内周面にティース部2の軸方向の長さを
有して一端から中心軸線に対して平行に形成されてい
る。これにより、各欠切部21にティース部2の各ティ
ース5の先端部を係合させることが可能となる。従っ
て、筒部20にティース部2を嵌め込むことが可能とな
る。
【0046】このようにすると、上記各実施形態の効果
に加えて、筒部20とティース部2とが周方向にずれて
しまうことが防止される。又、筒部20の内周面に欠切
部21が形成されているので、筒部20の体積は筒部
3,11よりも少ない。筒部に発生する渦電流は筒部の
体積と相関関係を有する。従って、筒部3,11と比べ
て、筒部20に発生する渦電流を減少させることができ
る。
に加えて、筒部20とティース部2とが周方向にずれて
しまうことが防止される。又、筒部20の内周面に欠切
部21が形成されているので、筒部20の体積は筒部
3,11よりも少ない。筒部に発生する渦電流は筒部の
体積と相関関係を有する。従って、筒部3,11と比べ
て、筒部20に発生する渦電流を減少させることができ
る。
【0047】・第1及び第2の実施の形態における図
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図11に
示す筒部22のように変更してもよい。図11に示す筒
部22は、図10に示した筒部20の直線上に並ぶ3個
のスリット8,12(スリット列)が、繋がった1個の
長いスリット22aとなっている点において異なる。こ
の場合、スリット22aが磁気抵抗の大きい領域を構成
する。
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図11に
示す筒部22のように変更してもよい。図11に示す筒
部22は、図10に示した筒部20の直線上に並ぶ3個
のスリット8,12(スリット列)が、繋がった1個の
長いスリット22aとなっている点において異なる。こ
の場合、スリット22aが磁気抵抗の大きい領域を構成
する。
【0048】このようにしても上記筒部20の効果と同
様の効果を得ることができる。又、このようにすると、
直線上に並ぶ3個のスリット8,12(スリット列)に
比べて、磁気抵抗の大きい領域が連続となり各ティース
5の先端部間の磁気抵抗が大きくなる。従って、電機子
Aを回転させるための磁気効率が向上される。尚、勿論
筒部22を前記欠切部21がない構成としてもよい。
様の効果を得ることができる。又、このようにすると、
直線上に並ぶ3個のスリット8,12(スリット列)に
比べて、磁気抵抗の大きい領域が連続となり各ティース
5の先端部間の磁気抵抗が大きくなる。従って、電機子
Aを回転させるための磁気効率が向上される。尚、勿論
筒部22を前記欠切部21がない構成としてもよい。
【0049】・第1及び第2の実施の形態における図
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図12に
示す筒部23のように変更してもよい。図12に示す筒
部23は、図10に示した筒部20の直線上に並ぶ3個
のスリット8,12(スリット列)が、筒部23の軸線
方向略中央から一側端部まで延びて形成される一側スリ
ット23aと同軸線方向略中央から他側端部まで延びて
形成される他側スリット23bとなっている点において
異なる。この場合、一側及び他側スリット23a,23
bが磁気抵抗の大きい領域を構成する。
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図12に
示す筒部23のように変更してもよい。図12に示す筒
部23は、図10に示した筒部20の直線上に並ぶ3個
のスリット8,12(スリット列)が、筒部23の軸線
方向略中央から一側端部まで延びて形成される一側スリ
ット23aと同軸線方向略中央から他側端部まで延びて
形成される他側スリット23bとなっている点において
異なる。この場合、一側及び他側スリット23a,23
bが磁気抵抗の大きい領域を構成する。
【0050】このようにしても上記筒部20の効果と同
様の効果を得ることができる。又、このようにすると、
磁気抵抗の大きい領域が磁気抵抗の小さい領域を周方向
にほぼ仕切り、直線上に並ぶ3個のスリット8,12
(スリット列)に比べて、各ティース5の先端部間の磁
気抵抗が大きくなる。従って、電機子Aを回転させるた
めの磁気効率が向上される。しかも、筒部23は一側及
び他側スリット23a,23b間で連結された筒状をな
すため、一側及び他側端部が撓みやすく、ティース部2
を筒部23に内嵌し易くなる。尚、勿論筒部23を前記
欠切部21がない構成としてもよい。
様の効果を得ることができる。又、このようにすると、
磁気抵抗の大きい領域が磁気抵抗の小さい領域を周方向
にほぼ仕切り、直線上に並ぶ3個のスリット8,12
(スリット列)に比べて、各ティース5の先端部間の磁
気抵抗が大きくなる。従って、電機子Aを回転させるた
めの磁気効率が向上される。しかも、筒部23は一側及
び他側スリット23a,23b間で連結された筒状をな
すため、一側及び他側端部が撓みやすく、ティース部2
を筒部23に内嵌し易くなる。尚、勿論筒部23を前記
欠切部21がない構成としてもよい。
【0051】・第1及び第2の実施の形態における図
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図13に
示す筒部24のように変更してもよい。図13に示す筒
部24は、図11に示した筒部22と比べて、スリット
24aが筒部24の中心軸線に対して傾斜している点に
おいて異なる。この場合、スリット24aが磁気抵抗の
大きい領域を構成する。
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図13に
示す筒部24のように変更してもよい。図13に示す筒
部24は、図11に示した筒部22と比べて、スリット
24aが筒部24の中心軸線に対して傾斜している点に
おいて異なる。この場合、スリット24aが磁気抵抗の
大きい領域を構成する。
【0052】このようにすると、上記筒部22の効果に
加えて、コギングトルクが更に低減される。尚、勿論ス
リット24aが筒部24の中心軸線に対して傾斜してい
れば、前記欠切部21がない構成としてもよい。又、ス
リット24aを波状に形成してもよく、このようにして
もコギングトルクが低減される。
加えて、コギングトルクが更に低減される。尚、勿論ス
リット24aが筒部24の中心軸線に対して傾斜してい
れば、前記欠切部21がない構成としてもよい。又、ス
リット24aを波状に形成してもよく、このようにして
もコギングトルクが低減される。
【0053】・第1及び第2の実施の形態における図
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図14に
示す筒部25のように変更してもよい。図14に示す筒
部25は、図12に示した筒部23と比べて、一側及び
他側スリット25a,25bが筒部25の中心軸線に対
して傾斜している点において異なる。この場合、一側及
び他側スリット25a,25bが磁気抵抗の大きい領域
を構成する。
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図14に
示す筒部25のように変更してもよい。図14に示す筒
部25は、図12に示した筒部23と比べて、一側及び
他側スリット25a,25bが筒部25の中心軸線に対
して傾斜している点において異なる。この場合、一側及
び他側スリット25a,25bが磁気抵抗の大きい領域
を構成する。
【0054】このようにすると、上記筒部23の効果に
加えて、コギングトルクが更に低減される。尚、勿論一
側及び他側スリット25a,25bが筒部25の中心軸
線に対して傾斜していれば、前記欠切部21がない構成
としてもよい。又、一側及び他側スリット25a,25
bを波状に形成してもよく、このようにしてもコギング
トルクが低減される。
加えて、コギングトルクが更に低減される。尚、勿論一
側及び他側スリット25a,25bが筒部25の中心軸
線に対して傾斜していれば、前記欠切部21がない構成
としてもよい。又、一側及び他側スリット25a,25
bを波状に形成してもよく、このようにしてもコギング
トルクが低減される。
【0055】・第1及び第2の実施の形態における図
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図15に
示す筒部26のように変更してもよい。図15に示す筒
部26は、図10に示した筒部20のスリット列(直線
上に並ぶ3個のスリット8,12)が、筒部26の軸線
方向に並ぶそれぞれ傾斜した5個のスリット26aから
構成される点において異なる。この場合、5個のスリッ
ト26aからなるスリット列が磁気抵抗の大きい領域を
構成する。
1、図3〜図5に示す筒部3,11の形状を、図15に
示す筒部26のように変更してもよい。図15に示す筒
部26は、図10に示した筒部20のスリット列(直線
上に並ぶ3個のスリット8,12)が、筒部26の軸線
方向に並ぶそれぞれ傾斜した5個のスリット26aから
構成される点において異なる。この場合、5個のスリッ
ト26aからなるスリット列が磁気抵抗の大きい領域を
構成する。
【0056】このようにすると、上記筒部20の効果に
加えて、コギングトルクが更に低減される。又、筒部2
6の各スリット26aの全体積を筒部20の各スリット
8,12の全体積より大きくすることができるので、筒
部26の体積を筒部20の体積より小さくすることがで
きる。従って、筒部26は、筒部20と比べて、発生す
る渦電流を減少させることができる。尚、勿論、前記欠
切部21がない構成としてもよい。
加えて、コギングトルクが更に低減される。又、筒部2
6の各スリット26aの全体積を筒部20の各スリット
8,12の全体積より大きくすることができるので、筒
部26の体積を筒部20の体積より小さくすることがで
きる。従って、筒部26は、筒部20と比べて、発生す
る渦電流を減少させることができる。尚、勿論、前記欠
切部21がない構成としてもよい。
【0057】・図16及び図17に示すように、ティー
ス部31の各ティース32の径方向外側端部にそれぞれ
閉塞部33を固定し、その閉塞部33によりスロット3
4をほぼ閉塞するコアとしてもよい。詳述すると、ティ
ース部31は、前記ティース部2と略同様に形成されて
いる。ティース部2と異なる点として、各ティース32
の径方向外側端部には、図16に示すように、端部に向
かうほど周方向に広がる略扇形状のティース側嵌合部3
2aが形成されている。一方、各閉塞部33は、円筒形
状を所定角度範囲で切り取った形状に形成されている。
各閉塞部33の内側面には、図17に示すように、外側
面に向かうほど周方向に広がる略扇形状の嵌合凹部33
aが軸線方向に延びて形成されている。そして、ティー
ス側嵌合部32aと嵌合凹部33aとを軸線方向に嵌め
合わせることにより、閉塞部33がティース部31に固
定されている。
ス部31の各ティース32の径方向外側端部にそれぞれ
閉塞部33を固定し、その閉塞部33によりスロット3
4をほぼ閉塞するコアとしてもよい。詳述すると、ティ
ース部31は、前記ティース部2と略同様に形成されて
いる。ティース部2と異なる点として、各ティース32
の径方向外側端部には、図16に示すように、端部に向
かうほど周方向に広がる略扇形状のティース側嵌合部3
2aが形成されている。一方、各閉塞部33は、円筒形
状を所定角度範囲で切り取った形状に形成されている。
各閉塞部33の内側面には、図17に示すように、外側
面に向かうほど周方向に広がる略扇形状の嵌合凹部33
aが軸線方向に延びて形成されている。そして、ティー
ス側嵌合部32aと嵌合凹部33aとを軸線方向に嵌め
合わせることにより、閉塞部33がティース部31に固
定されている。
【0058】このようにしても、閉塞部33が固定され
ていない状態のティース部31に巻線を巻装すれば、広
い範囲でスロット34内に巻線を装入することができ
る。従って、巻線のスロット34内における体積占有
率、即ち巻線占積率を向上させることができる。又、隣
り合う閉塞部33間の隙間を小さくすれば、巻線のスロ
ット34外への飛び出しを防止することができる。
ていない状態のティース部31に巻線を巻装すれば、広
い範囲でスロット34内に巻線を装入することができ
る。従って、巻線のスロット34内における体積占有
率、即ち巻線占積率を向上させることができる。又、隣
り合う閉塞部33間の隙間を小さくすれば、巻線のスロ
ット34外への飛び出しを防止することができる。
【0059】さらに、隣り合う閉塞部33間の隙間の形
状を設定することにより磁力線の方向を設定することが
でき、電気子を回転させるための磁気効率を向上させた
り、コギングトルクを低減することができる。しかも、
ティース側嵌合部32aと嵌合凹部33aとを嵌合させ
る力は、前記筒部3に前記ティース部2を内嵌させる力
より小さくてよいため、その組付け設備を小規模とする
ことができる。尚、ティース側嵌合部32a及び嵌合凹
部33aの形状は、嵌合可能な形状であれば共に変更し
てもよい。
状を設定することにより磁力線の方向を設定することが
でき、電気子を回転させるための磁気効率を向上させた
り、コギングトルクを低減することができる。しかも、
ティース側嵌合部32aと嵌合凹部33aとを嵌合させ
る力は、前記筒部3に前記ティース部2を内嵌させる力
より小さくてよいため、その組付け設備を小規模とする
ことができる。尚、ティース側嵌合部32a及び嵌合凹
部33aの形状は、嵌合可能な形状であれば共に変更し
てもよい。
【0060】上記閉塞部33を焼結品とすれば、その形
状を容易に形成することができる。又、閉塞部33を鉄
にシリコンを6.5%含有して燒結した焼結品とすれ
ば、最大透磁率が極めて高くなるとともに、電気抵抗率
が高くなる。勿論、閉塞部33を鉄(Fe)にシリコン
(Si)を5.5〜7.8%含有して燒結したものとし
てもよい。
状を容易に形成することができる。又、閉塞部33を鉄
にシリコンを6.5%含有して燒結した焼結品とすれ
ば、最大透磁率が極めて高くなるとともに、電気抵抗率
が高くなる。勿論、閉塞部33を鉄(Fe)にシリコン
(Si)を5.5〜7.8%含有して燒結したものとし
てもよい。
【0061】又、上記閉塞部33を圧縮成形品として
も、その形状を容易に形成することができる。又、閉塞
部33を、樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮成形した圧縮
成形品とすれば、電気抵抗率が極めて高くなる。さら
に、樹脂結合型軟質磁性材料の成分として、鉄(Fe)
にシリコン(Si)を6.5%含有した合金粉末を用い
れば、閉塞部33の磁束密度が高くなる。勿論、樹脂結
合型軟質磁性材料の成分は、上記のようなFe−Si系
の他に、Fe−Ni系、Fe−Co系としてもよい。
も、その形状を容易に形成することができる。又、閉塞
部33を、樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮成形した圧縮
成形品とすれば、電気抵抗率が極めて高くなる。さら
に、樹脂結合型軟質磁性材料の成分として、鉄(Fe)
にシリコン(Si)を6.5%含有した合金粉末を用い
れば、閉塞部33の磁束密度が高くなる。勿論、樹脂結
合型軟質磁性材料の成分は、上記のようなFe−Si系
の他に、Fe−Ni系、Fe−Co系としてもよい。
【0062】・図18に示すように、筒部3,11の軸
線方向の長さL1を、ティース部2の軸線方向の長さL
2より長く形成してもよい。このようにすると、筒部3
とティース部2の軸線方向の長さを同じとした場合に比
べて、同一体格での有効な(電機子Aを回転させるため
の)磁束量を増加させることができ、ひいてはモータト
ルクを大きくすることができる。言い換えると、同様の
モータトルクを得ることができる電機子を軸線方向に小
型化することができる。尚、勿論、前記筒部20,22
〜26の軸線方向の長さを、ティース部2の軸線方向の
長さより長く形成してもよいし、前記閉塞部33の軸線
方向の長さを、ティース部2の軸線方向の長さより長く
形成してもよい。
線方向の長さL1を、ティース部2の軸線方向の長さL
2より長く形成してもよい。このようにすると、筒部3
とティース部2の軸線方向の長さを同じとした場合に比
べて、同一体格での有効な(電機子Aを回転させるため
の)磁束量を増加させることができ、ひいてはモータト
ルクを大きくすることができる。言い換えると、同様の
モータトルクを得ることができる電機子を軸線方向に小
型化することができる。尚、勿論、前記筒部20,22
〜26の軸線方向の長さを、ティース部2の軸線方向の
長さより長く形成してもよいし、前記閉塞部33の軸線
方向の長さを、ティース部2の軸線方向の長さより長く
形成してもよい。
【0063】上記実施の形態から把握できる請求項記載
以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記
載する。 (イ)請求項1に記載の電機子において、前記筒部
(3,20,22〜26)は、鉄にシリコンを6.5%
含有して燒結した焼結品であることを特徴とする電機
子。
以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記
載する。 (イ)請求項1に記載の電機子において、前記筒部
(3,20,22〜26)は、鉄にシリコンを6.5%
含有して燒結した焼結品であることを特徴とする電機
子。
【0064】このようにすると、透磁率が極めて高くな
る。即ち、磁束密度が極めて高くなる。従って、電機子
を回転させるための磁気効率が向上される。又、電気抵
抗率が高くなる。従って、渦電流損失が低減される。
る。即ち、磁束密度が極めて高くなる。従って、電機子
を回転させるための磁気効率が向上される。又、電気抵
抗率が高くなる。従って、渦電流損失が低減される。
【0065】(ロ)請求項1乃至3及び上記(イ)のい
ずれかに記載の電機子において、前記筒部(3,11,
20,22〜26)には、他より磁気抵抗が大きい領域
を形成したことを特徴とする電機子。
ずれかに記載の電機子において、前記筒部(3,11,
20,22〜26)には、他より磁気抵抗が大きい領域
を形成したことを特徴とする電機子。
【0066】このようにすると、その磁気抵抗が大きい
領域を設定することにより磁力線の方向を設定すること
ができ、電気子を回転させるための磁気効率を向上させ
たり、コギングトルクを低減することができる。
領域を設定することにより磁力線の方向を設定すること
ができ、電気子を回転させるための磁気効率を向上させ
たり、コギングトルクを低減することができる。
【0067】(ハ)上記(ロ)に記載の電気子におい
て、前記磁気抵抗が大きい領域は、前記隣り合うティー
ス(5)間における軸線方向略中央から一側端部まで延
びて形成される一側スリット(23a,25a)と、同
軸線方向略中央から他側端部まで延びて形成される他側
スリット(23b,25b)であることを特徴とする電
機子。
て、前記磁気抵抗が大きい領域は、前記隣り合うティー
ス(5)間における軸線方向略中央から一側端部まで延
びて形成される一側スリット(23a,25a)と、同
軸線方向略中央から他側端部まで延びて形成される他側
スリット(23b,25b)であることを特徴とする電
機子。
【0068】このようにすると、隣り合うティースが一
側及び他側スリットによりほぼ仕切られ、各ティースの
先端部間の磁気抵抗が大きくなる。従って、電気子を回
転させるための磁気効率が向上される。しかも、筒部は
一側及び他側スリット間で連結された筒状をなすため、
一側及び他側端部が撓みやすく、ティース部を筒部に内
嵌し易くなる。
側及び他側スリットによりほぼ仕切られ、各ティースの
先端部間の磁気抵抗が大きくなる。従って、電気子を回
転させるための磁気効率が向上される。しかも、筒部は
一側及び他側スリット間で連結された筒状をなすため、
一側及び他側端部が撓みやすく、ティース部を筒部に内
嵌し易くなる。
【0069】(ニ)請求項5に記載の電機子において、
前記閉塞部(33)は、鉄にシリコンを5.5〜7.8
%含有して燒結した焼結品であることを特徴とする電機
子。
前記閉塞部(33)は、鉄にシリコンを5.5〜7.8
%含有して燒結した焼結品であることを特徴とする電機
子。
【0070】このようにすると、閉塞部は、鉄にシリコ
ンを5.5〜7.8%含有して燒結した焼結品であるた
め、透磁率が高くなる。即ち、磁束密度が高くなる。従
って、電機子を回転させるための磁気効率が向上され
る。又、電気抵抗率が高くなる。従って、渦電流損失が
低減される。
ンを5.5〜7.8%含有して燒結した焼結品であるた
め、透磁率が高くなる。即ち、磁束密度が高くなる。従
って、電機子を回転させるための磁気効率が向上され
る。又、電気抵抗率が高くなる。従って、渦電流損失が
低減される。
【0071】(ホ)請求項5に記載の電機子において、
前記閉塞部(33)は、鉄にシリコンを6.5%含有し
て燒結した焼結品であることを特徴とする電機子。
前記閉塞部(33)は、鉄にシリコンを6.5%含有し
て燒結した焼結品であることを特徴とする電機子。
【0072】このようにすると、透磁率が極めて高くな
る。即ち、磁束密度が極めて高くなる。従って、電機子
を回転させるための磁気効率が向上される。又、電気抵
抗率が高くなる。従って、渦電流損失が低減される。
る。即ち、磁束密度が極めて高くなる。従って、電機子
を回転させるための磁気効率が向上される。又、電気抵
抗率が高くなる。従って、渦電流損失が低減される。
【0073】(ヘ)請求項5に記載の電機子において、
前記閉塞部(33)は、樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮
成形した圧縮成形品であることを特徴とする電機子。
前記閉塞部(33)は、樹脂結合型軟質磁性材料を圧縮
成形した圧縮成形品であることを特徴とする電機子。
【0074】このようにすると、閉塞部は、樹脂結合型
軟質磁性材料を圧縮成形した圧縮成形品であるため、電
気抵抗率が極めて高くなる。従って、渦電流損失がほと
んど発生しない。又、磁束密度を高くすることができ
る。従って、電機子を回転させるための磁気効率を向上
させることができる。
軟質磁性材料を圧縮成形した圧縮成形品であるため、電
気抵抗率が極めて高くなる。従って、渦電流損失がほと
んど発生しない。又、磁束密度を高くすることができ
る。従って、電機子を回転させるための磁気効率を向上
させることができる。
【0075】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
各スロット内の領域において、電機子巻線の占有体積、
即ち占積率を向上させること、コギングトルクを抑制す
ること及び電機子巻線のスロット外への飛び出しを阻止
することのできるモータの電機子を提供することができ
る。しかも、筒部は、焼結品又は圧縮成形品からなり、
その形状を容易に成形することができる。
各スロット内の領域において、電機子巻線の占有体積、
即ち占積率を向上させること、コギングトルクを抑制す
ること及び電機子巻線のスロット外への飛び出しを阻止
することのできるモータの電機子を提供することができ
る。しかも、筒部は、焼結品又は圧縮成形品からなり、
その形状を容易に成形することができる。
【図1】第1及び第2の実施の形態の筒部及びティース
部の斜視図。
部の斜視図。
【図2】第1及び第2の実施の形態のコア・シートの平
面図。
面図。
【図3】第1及び第2の実施の形態のコアの平面図。
【図4】第1及び第2の実施の形態の筒部の平面図。
【図5】第1及び第2の実施の形態の筒部の正面図。
【図6】第1及び第2の実施の形態の電機子の正面図。
【図7】焼結品のシリコンの含有量に対する最大透磁率
を示す特性図。
を示す特性図。
【図8】焼結品のシリコンの含有量に対する電気抵抗率
を示す特性図。
を示す特性図。
【図9】別例のコアの平面図。
【図10】別例の筒部の正面図。
【図11】別例の筒部の正面図。
【図12】別例の筒部の正面図。
【図13】別例の筒部の正面図。
【図14】別例の筒部の正面図。
【図15】別例の筒部の正面図。
【図16】別例のコアの平面図。
【図17】閉塞部の斜視図。
【図18】別例のコアを説明するための要部断面図。
【図19】従来技術の電機子の正面図。
【図20】従来技術のコアの斜視図。
【図21】従来技術のコア・シートの平面図。
1…コア、2,31…ティース部、3,11,20,2
2〜26…筒部、4…コアシート、5,32…ティー
ス、6,34…スロット、33…閉塞部、4b…ティー
ス片、C…巻線。
2〜26…筒部、4…コアシート、5,32…ティー
ス、6,34…スロット、33…閉塞部、4b…ティー
ス片、C…巻線。
Claims (6)
- 【請求項1】 コア(1)に形成されたスロット(6)
内に電機子巻線(C)が巻装される電機子において、 前記コア(1)は、 放射状に延設されるティース片(4b)を有するコアシ
ート(4)を複数枚重合して、放射状に延設されるティ
ース(5)を形成するとともに、その隣り合うティース
(5)間に前記スロット(6)を形成するティース部
(2)と、 焼結品又は圧縮成形品からなり、前記ティース部(2)
を内嵌する筒部(3,11,20,22〜26)とを備
えたことを特徴とする電機子。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電機子において、 前記筒部(3,20,22〜26)は、鉄にシリコンを
5.5〜7.8%含有して燒結した焼結品であることを
特徴とする電機子。 - 【請求項3】 請求項1に記載の電機子において、 前記筒部(11,20,22〜26)は、樹脂結合型軟
質磁性材料を圧縮成形した圧縮成形品であることを特徴
とする電機子。 - 【請求項4】 コアに形成されたスロット(34)内に
電機子巻線が巻装される電機子において、 前記コアは、 放射状に延設されるティース片を有するコアシートを複
数枚重合して、放射状に延設されるティース(32)を
形成するとともに、その隣り合うティース(32)間に
前記スロット(34)を形成するティース部(31)
と、 円筒形状を所定角度範囲で切り取った形状に形成され、
前記ティース部(31)の各ティース(32)の径方向
外側に固定されて前記スロット(34)をほぼ閉塞する
複数の閉塞部(33)とを備えたことを特徴とする電機
子。 - 【請求項5】 請求項4に記載の電機子において、 前記閉塞部(33)は、焼結品又は圧縮成形品からなる
ことを特徴とする電機子。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電
機子において、 前記筒部(3,11,20,22〜26)又は前記閉塞
部(33)の軸線方向の長さ(L1)を、前記ティース
部(2,32)の軸線方向の長さ(L2)より長く形成
したことを特徴とする電機子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23751599A JP2001069705A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 電機子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23751599A JP2001069705A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 電機子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001069705A true JP2001069705A (ja) | 2001-03-16 |
Family
ID=17016477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23751599A Pending JP2001069705A (ja) | 1999-08-24 | 1999-08-24 | 電機子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001069705A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6700295B2 (en) | 2001-12-11 | 2004-03-02 | Asmo Co., Ltd. | Rotor of electric motor and manufacturing method thereof |
| JP2006271088A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Ckd Corp | アウターロータ用固定子 |
| JP2015002584A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | アスモ株式会社 | ロータ及びモータ |
| KR20170060501A (ko) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 주식회사 만도 | 계자 권선형 모터용 로터 |
| US9887608B2 (en) | 2013-01-24 | 2018-02-06 | Asmo Co., Ltd. | Rotor, stator and motor |
| WO2018155218A1 (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
| DE102024208426B3 (de) * | 2024-09-05 | 2025-12-24 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Rotor eines Elektromotors |
-
1999
- 1999-08-24 JP JP23751599A patent/JP2001069705A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6700295B2 (en) | 2001-12-11 | 2004-03-02 | Asmo Co., Ltd. | Rotor of electric motor and manufacturing method thereof |
| JP2006271088A (ja) * | 2005-03-23 | 2006-10-05 | Ckd Corp | アウターロータ用固定子 |
| US9887608B2 (en) | 2013-01-24 | 2018-02-06 | Asmo Co., Ltd. | Rotor, stator and motor |
| US10862380B2 (en) | 2013-01-24 | 2020-12-08 | Denso Corporation | Rotor, stator and motor |
| JP2015002584A (ja) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | アスモ株式会社 | ロータ及びモータ |
| KR20170060501A (ko) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 주식회사 만도 | 계자 권선형 모터용 로터 |
| KR102492064B1 (ko) * | 2015-11-24 | 2023-01-26 | 에이치엘만도 주식회사 | 계자 권선형 모터용 로터 |
| WO2018155218A1 (ja) * | 2017-02-21 | 2018-08-30 | 株式会社デンソー | 回転電機 |
| US10910902B2 (en) | 2017-02-21 | 2021-02-02 | Denso Corporation | Rotary electric machine |
| DE102024208426B3 (de) * | 2024-09-05 | 2025-12-24 | Volkswagen Aktiengesellschaft | Rotor eines Elektromotors |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050920 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080924 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090224 |