JP6766529B2 - 車載光学センサ洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車載光学センサ洗浄装置に関するものである。
近年、車両の前部や後部に車載光学センサを設け、該車載光学センサにて撮像された画像等を利用することが広く行われている。そして、このような車載光学センサのセンシング面(レンズや保護ガラス)は、泥などの異物が付着する虞があるため、ノズルから気体等の流体を噴射してセンシング面を洗浄する車載光学センサ洗浄装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−83730号公報
ところで、近年では、主に車両後進時に車両後方の斜め下方を撮像して運転席にあるディスプレイに表示させるバック用車載カメラの他にも、常に車両後方を撮像して運転席にある別のディスプレイに表示させてバックミラーの代わりとするためのバックミラー用車載カメラを車両に設ける等、複数の車載光学センサを設けることが考えられている。そして、このような場合等では、それぞれの車載光学センサに流体を噴射するためのノズルが必要となるとともに、それぞれのノズル(車載光学センサ)に応じた洗浄パターンも要求される。なお、このような場合、ポンプからの流路を電磁弁により切り替えるといったことが考えられるが、電磁弁自体や電磁弁への電気的配線が必要になる。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、簡単な構成で、複数のノズルからの洗浄パターンを変更してセンシング面を洗浄することができる車載光学センサ洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決する車載光学センサ洗浄装置は、車載光学センサのセンシング面を洗浄するための車載光学センサ洗浄装置であって、第1の流体を給送する第1のポンプと、前記第1のポンプに接続され前記第1の流体が給送されると第1の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射する第1のノズルと、第2の流体を給送する第2のポンプと、前記第2のポンプに接続され前記第2の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第2の流体を噴射する第2のノズルと、前記第1のポンプから前記第1のノズル以外に前記第1の流体を給送可能とする他用途配管と、前記第2の流体が給送されるとその圧力により前記第1のポンプから前記第1のノズルへの流路を遮断する切替弁とを備える。
同構成によれば、第1の流体を給送する第1のポンプと、第1のポンプに接続され第1の流体が給送されると第1の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射する第1のノズルとを備えるため、第1の流体が給送されると第1のノズルによって第1の車載光学センサのセンシング面を洗浄することができる。また、第2の流体を給送する第2のポンプと、第2のポンプに接続され第2の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第2の流体を噴射する第2のノズルとを備えるため、第2の流体が給送されると第2のノズルによって第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄することができる。また、第1のポンプから第1のノズル以外に第1の流体を給送可能とする他用途配管と、第2の流体が給送されるとその圧力により第1のポンプから第1のノズルへの流路を遮断する切替弁とを備えるため、電磁弁を用いることなく、第2の流体が給送される際には第1の流体を他用途配管に集中的に流すことが可能となる。よって、例えば、他用途配管に接続されたノズルに第1の流体を集中的に給送して、該ノズルから第1の流体を高圧で噴射してセンシング面を洗浄することができる。また、第2の流体が給送されない際には第1の流体を第1のノズルと他用途配管とに同時に給送することができる。これらのことから、簡単な構成で、複数のノズルからの洗浄パターンを変更してセンシング面を洗浄することが可能となる。
上記車載光学センサ洗浄装置であって、前記第1の流体は、気体又は液体であり、前記第2の流体は、気体及び液体のうち、前記第1の流体とは異なる方の流体であり、前記他用途配管は、第1の流体が給送されると前記第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射する第3のノズルに接続されることが好ましい。
同構成によれば、第1のノズルは、第1の流体が給送されると第1の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射するものであるため、第2の流体が給送されない際には、第1のポンプから第1の流体が給送されると、第1のノズルから第1の流体が噴射されて第1の車載光学センサのセンシング面が洗浄される。また、他用途配管は、第1の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射する第3のノズルに接続されるため、第1のポンプから第1の流体が給送されると、第3のノズルから第1の流体が噴射されて第2の車載光学センサのセンシング面が洗浄される。よって、第2のポンプから第2の流体が給送されずに第1のポンプから第1の流体が給送されると、第1の車載光学センサのセンシング面と第2の車載光学センサのセンシング面とが第1の流体によって洗浄される。
また、第2のノズルは、第2の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第2の流体を噴射するものであるため、第2のポンプから第2の流体が給送されると、第2のノズルから第2の流体が噴射されて第2の車載光学センサのセンシング面が洗浄される。また、第2の流体が給送される際には、切替弁にて第1のノズルへの流路が遮断され、第1のポンプから第1の流体が給送されると、他用途配管に接続された第3のノズルに第1の流体が集中的に給送されて、該第3のノズルから第1の流体が高圧で噴射されて第2の車載光学センサのセンシング面が洗浄される。そして、第1の流体は、気体又は液体であり、第2の流体は、第1の流体とは異なる流体であって液体又は気体であるため、一方が高圧の気体と液体とによって第2の車載光学センサのセンシング面が強力に洗浄される。即ち、第2のポンプから第2の流体が給送され、第1のポンプから第1の流体が給送されると、第1の車載光学センサのセンシング面は洗浄されず、第2の車載光学センサのセンシング面が、一方が高圧の気体と液体とによって強力に洗浄される。
上記車載光学センサ洗浄装置であって、前記第2のノズルと前記第3のノズルとは、噴射する気体の空気噴射軸線が、噴射する液体と混合するように、かつ前記第2の車載光学センサのセンシング面に向かうように設定されることが好ましい。
同構成によれば、第2のノズルと第3のノズルとは、噴射する気体の空気噴射軸線が、噴射する液体と混合するように、かつ第2の車載光学センサのセンシング面に向かうように設定されるため、気体とセンシング面に達する前に混合された液体とによって第2の車載光学センサのセンシング面を強力に洗浄することができる。
上記車載光学センサ洗浄装置であって、前記第2のノズルと前記第3のノズルの内の気体を噴射する側の気体ノズルは、前後進可能で気体を噴射する洗浄時に前進する可動ノズルを有することが好ましい。
同構成によれば、第2のノズルと第3のノズルの内の気体を噴射する側の気体ノズルは、前後進可能で気体を噴射する洗浄時に前進する可動ノズルを有するため、洗浄時のみ可動ノズルを前進した状態として、気体を、液体と混合するように、かつ第2の車載光学センサのセンシング面に向かうように噴射させることができる。即ち、非洗浄時には可動ノズルを後進した状態として第2の車載光学センサのセンシングの邪魔になることを抑えつつ、洗浄時には可動ノズルを前進した状態として気体を液体と混合させて第2の車載光学センサのセンシング面に噴射して良好に洗浄することができる。
上記車載光学センサ洗浄装置であって、前記第3のノズルは、前後進可能で流体の圧力により前進する可動ノズルと、前記可動ノズルの噴射口に連通する噴射用導入口と、前記可動ノズルに圧力を付与するための圧力付与室に連通する可動用導入口とを有することが好ましい。
同構成によれば、第3のノズルは、前後進可能で流体の圧力により前進する可動ノズルと、前記可動ノズルの噴射口に連通する噴射用導入口と、前記可動ノズルに圧力を付与するための圧力付与室に連通する可動用導入口とを有するため、可動ノズルを前進させた後に噴射口から無駄なく流体を噴射させることができる。即ち、単一の導入口が噴射口及び圧力付与室と連通している構成では、可動ノズルが前進する過程で流体が噴射口から噴射されてしまうといった無駄が生じる虞があるが、これを回避することができる。
上記車載光学センサ洗浄装置であって、前記第1のポンプは、圧縮室の容積を可変させるピストンと、前記圧縮室が予め設定された容積となると開弁されることで圧縮された気体を噴射する吐出口とを有するものであり、前記可動用導入口には、前記圧縮室が連通され、前記噴射用導入口には、前記吐出口が連通されることが好ましい。
同構成によれば、第1のポンプは、圧縮室の容積を可変させるピストンと、圧縮室が予め設定された容積となると開弁されることで圧縮された気体を噴射する吐出口とを有するものであるため、圧縮室内の気体の圧力を徐々に高めて最終的に圧縮室内の圧縮された気体を瞬間的に吐出口から吐出することができる。そして、前記可動用導入口には、前記圧縮室が連通されるため、圧縮室内の気体の圧力が高められていく際に可動用導入口を介して圧力付与室に気体が供給されて可動ノズルが前進される。そして、前記噴射用導入口には前記吐出口が連通されるため、圧縮室が予め設定された容積となり開弁されると、圧縮室内の圧縮された気体が瞬間的に吐出口から吐出され、その気体は噴射用導入口を介して噴射口から瞬間的に噴射される。よって、単一の第1のポンプで、可動ノズルを前進させた後にその噴射口から気体を噴射させることができる。
上記車載光学センサ洗浄装置であって、前記第1の流体は、気体又は液体であり、前記第2の流体は、気体及び液体のうち、前記第1の流体とは異なる方の流体であり、前記他用途配管は、前記第2のノズル又は前記第2のノズルまでの流路に接続され、前記第2のノズルは、前記第1の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体をも噴射することが好ましい。
同構成によれば、第1のノズルは、第1の流体が給送されると第1の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射するものであるため、第2の流体が給送されない際には、第1のポンプから第1の流体が給送されると、第1のノズルから第1の流体が噴射されて第1の車載光学センサのセンシング面が洗浄される。また、他用途配管は、第1の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体をも噴射する第2のノズル又は第2のノズルまでの流路に接続されるため、第1の流体が給送されると、第2のノズルから第1の流体が噴射されて第2の車載光学センサのセンシング面が洗浄される。よって、第2のポンプから第2の流体が給送されずに第1のポンプから第1の流体が給送されると、第1の車載光学センサのセンシング面と第2の車載光学センサのセンシング面とが第1の流体によって洗浄される。
また、第2のノズルは、第2の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第2の流体を噴射するものであるため、第2のポンプから第2の流体が給送されると、第2のノズルから第2の流体が噴射されて第2の車載光学センサのセンシング面が洗浄される。また、第2の流体が給送される際には、切替弁にて第1のノズルへの流路が遮断され、第1のポンプから第1の流体が給送されると、他用途配管に接続された第2のノズルに第1の流体が集中的に給送されて、該第2のノズルから第1の流体も高圧で噴射されて第2の車載光学センサのセンシング面が洗浄される。そして、第1の流体は、気体又は液体であり、第2の流体は、第1の流体とは異なる流体であって液体又は気体であるため、一方が高圧の気体と液体とが混合された気液混合流体によって第2の車載光学センサのセンシング面が強力に洗浄される。即ち、第2のポンプから第2の流体が給送され、第1のポンプから第1の流体が給送されると、第1の車載光学センサのセンシング面は洗浄されず、第2の車載光学センサのセンシング面が、高圧の気液混合流体によって強力に洗浄される。
本発明の車載光学センサ洗浄装置では、簡単な構成で、複数のノズルからの洗浄パターンを変更してセンシング面を洗浄することができる。
一実施形態における車両の概略構成図。 一実施形態における車載光学センサ洗浄装置の概略構成図。 一実施形態におけるウォッシャノズルとポップアップノズルを説明するための説明図。 一実施形態におけるポップアップノズルの断面図。 一実施形態におけるポップアップノズルの断面図。 一実施形態における切替弁の断面図。 一実施形態における切替弁の断面図。 別例における車載光学センサ洗浄装置の概略構成図。
以下、車両の一実施形態を図1〜図7に従って説明する。
図1に示すように、車両Sの後方には、バックドアBaが設けられ、該バックドアBaには、第1の車載光学センサとしてのバックミラー用車載カメラ1及び第2の車載光学センサとしてのバック用車載カメラ2が設けられている。バックミラー用車載カメラ1のセンシング面としてのレンズ面1aは車両後方(略水平方向)に向かって露出され、バック用車載カメラ2のセンシング面としてのレンズ面2aは車両後方の斜め下方に向かって露出される。バックミラー用車載カメラ1は、常に車両Sの後方を撮像し、その撮像画像を車内のバックミラー型ディスプレイDSP1に送信して表示させる。バック用車載カメラ2は、例えば、変速装置のシフトレバーSLをリバース位置に操作すると、車両Sの後方の斜め下方を撮像し、その撮像画像を車内のディスプレイDSP2に送信して表示させる。
また、車両Sには、第1の流体としての気体である空気を給送する第1のポンプとしてのエアポンプAPと、第2の流体としての液体である洗浄液を給送する第2のポンプとしてのウォッシャポンプWPとが設けられている。本実施形態のエアポンプAPは、シリンダ内で圧縮された高圧の空気を一気に(瞬間的に)噴射可能なものである。
詳しくは、図2に示すように、エアポンプAPは、筒状のポンプケース3内にピストン4が往復動可能に支持され、ピストン4の先端とポンプケース3の先端側内面との間に圧縮室5が確保されている。
ピストン4内には、外周面にねじが刻設された駆動軸6が螺合されている。駆動軸6の基端はモータ7の出力軸7aに連結されている。そして、モータ7の作動により、駆動軸6が正転すると、ピストン4がポンプケース3の先端側(図2中、左側)に往動して圧縮室5の容積が小さくされて圧縮室5内の空気が加圧(圧縮)される。また、モータ7の作動により、駆動軸6が逆転すると、ピストン4がポンプケース3の基端側(図2中、右側)に復動して圧縮室5の容積が大きくされて圧縮室5内の空気が減圧される。
ポンプケース3の先端側の周方向の一部には圧縮室5の内外を連通する可動用導出口3aが形成されている。
また、ポンプケース3の先端には吐出口3bが設けられ、圧縮室5と吐出口3bとの間には、圧縮室5が予め設定された容積となると、往動するピストン4に操作(押圧)されて開弁(開動作)される吐出弁8が設けられている。詳しくは、吐出弁8は、コイルスプリング9により圧縮室5と吐出口3bとの間の連通孔を閉塞する方向であってピストン4の往動方向とは反対方向(即ち復動方向)に付勢されている。そして、吐出弁8には、ピストン4側に向かって突出する操作棒8aが設けられ、その操作棒8aが往動するピストン4の先端で押圧されると、圧縮室5と吐出口3bが連通するようになっている。
従って、ピストン4が往動して圧縮室5内の空気が圧縮され、ピストン4が操作棒8aを押圧すると、圧縮室5内の圧縮された高圧の空気が瞬間的に吐出口3bから吐出(噴射)される。なお、前記可動用導出口3aは、後述する装置のために一定量の空気を給送するためのものであって、圧縮室5内の気体の圧力が高められていく際に圧縮室5内から一定量の空気が導出されるが、圧縮室5はその一定量の空気が導出されても圧縮された高圧の空気を生成するのに十分な大きさに設定されている。
また、ピストン4には、吸入弁(アンブレラ弁)Xが設けられている。吸入弁Xは、ピストン4が復動して圧縮室5内が負圧となるとき開いて、ポンプケース3外から連通孔10a,10b,10cを介して圧縮室5内に空気が導入される。
また、前記ウォッシャポンプWPは、貯留タンクTに貯留されている洗浄液を連続的に給送するものである。
また、車両Sのバックミラー用車載カメラ1の近傍位置には、エアポンプAPに後述する切替弁31を介して接続され、エアポンプAP(吐出口3b)から空気が給送されることに基づいてレンズ面1aを洗浄する第1のノズルとしてのエアノズル11が設けられている。
エアノズル11は、レンズ面1aの上方に配置され、空気が給送されるとレンズ面1aを洗浄すべく、その空気をレンズ面1aに向かって噴射する。
また、車両Sのバック用車載カメラ2の近傍位置には、ウォッシャポンプWPに接続され、ウォッシャポンプWPから洗浄液が給送されることに基づいてレンズ面2aを洗浄する第2のノズルとしてのウォッシャノズル12が設けられている。
図2及び図3に示すように、ウォッシャノズル12は、レンズ面2aの上方に配置され、洗浄液が給送されるとその洗浄液を噴射口12aから噴射する。図3に示すように、噴射口12aは、一対の対向面が幅狭とされることで洗浄液WAを膜状に噴射する。
また、車両Sのバック用車載カメラ2の近傍位置には、エアポンプAPに接続され、エアポンプAP(吐出口3b)から空気が給送されることに基づいてレンズ面2aを洗浄する第3のノズル及び気体ノズルとしてのポップアップノズル13が設けられている。
なお、図2に示すように、本実施形態では、バック用車載カメラ2とウォッシャノズル12とポップアップノズル13とは取付けフレーム14に組み付けられてユニット化され、そのユニットが車両SのバックドアBaに固定される。
ポップアップノズル13は、レンズ面2aの側方に配置され、前後進可能で気体を噴射する洗浄時に前進する可動ノズル15を有したものである。
詳しくは、図4及び図5に示すように、ポップアップノズル13は、略円筒状のケース16に同じく略筒状の可動ノズル15が出没可能であって前後進可能に支持され、その可動ノズル15の先端には前記前後進方向の略直角方向に開口した噴射口17が設けられている。
ケース16の基端側には、基端閉塞部材18が外嵌固定されている。基端閉塞部材18には、ケース16内において、可動ノズル15の前進方向に沿って延びる筒状の通路管18aが設けられ、該通路管18aは筒状の可動ノズル15に挿通(内嵌)され、可動ノズル15はケース16及び通路管18aに沿って前後進可能に支持されている。また、基端閉塞部材18には、ケース16の外部であって前記通路管18aとは反対側に延びつつ通路管18aを介して前記噴射口17に連通する噴射用導入口19aを有した第1の継手部19が設けられている。
ケース16内において、可動ノズル15の周囲にはコイルスプリング20が配設されている。コイルスプリング20の一端は可動ノズル15の基端部に設けられたフランジ部15aに当接し、他端はケース16の先端部に当接支持されている。そして、ケース16の先端部を支点とするコイルスプリング20の付勢力により、可動ノズル15は常に後進(没入)方向(図4及び図5において右方向)に付勢されている。
また、ケース16の基端側には、可動ノズル15の基端部(フランジ部15a)にて区画された圧力付与室21が設けられている。なお、可動ノズル15の基端部(フランジ部15a)には、シールゴム15bが固定され、該シールゴム15bがケース16の内周面及び前記通路管18aの外周面と密着(摺接)することで圧力付与室21の密閉性が保たれている。また、基端閉塞部材18には、ケース16の外部であって前記第1の継手部19とは直角方向に延びつつ前記圧力付与室21に連通する可動用導入口22aを有した第2の継手部22が設けられている。
そして、ポップアップノズル13は、可動用導入口22aを介して圧力付与室21内に空気が給送されると、可動ノズル15の基端部(フランジ部15a)に洗浄液の圧力が付与され、該可動ノズル15はコイルスプリング20の付勢力に抗してケース16から外部に向かって前進する(図5参照)。なお、可動用導入口22aに空気が給送されていない状態では、可動ノズル15はコイルスプリング20の付勢力によって後進(没入)する(図4参照)。
また、ポップアップノズル13は、噴射用導入口19aを介して空気が給送されると、その空気を噴射口17から噴射する。
なお、図3に示すように、ポップアップノズル13(可動ノズル15)の噴射口17は、可動ノズル15が前進した状態で、噴射する空気HAの空気噴射軸線Zが、ウォッシャノズル12の噴射口12aから噴射される洗浄液WAと(空気HAが)混合するように、かつレンズ面2aに向かうように設定されている。異なる見方をすると、ポップアップノズル13の噴射口17は、噴射する空気HAの空気噴射軸線Zが、ウォッシャノズル12の噴射口12aから噴射される洗浄液WAを通過しつつレンズ面2aに向かうように設定されている。言い換えると、ポップアップノズル13の噴射口17は、噴射する空気の空気噴射軸線Zがレンズ面2aに向かうように設定され、ウォッシャノズル12の噴射口12aは、噴射する洗浄液WAが前記空気噴射軸線Zと交差するように設定されている。
また、図1に示すように、車両Sには、ウォッシャポンプWPから洗浄液が給送されるとその圧力によりエアポンプAP(吐出口3b)から前記エアノズル11への流路を遮断して空気を他用途配管H8を介してポップアップノズル13に集中的に流すことを可能とする切替弁31が設けられている。
詳しくは、図6及び図7に示すように、切替弁31は、略円筒状のケース32と、ケース32の一方の開口端側に固定されたシリンダ部材33と、更にシリンダ部材33の開口端側に固定された洗浄液導入部材34と、ケース32の他方の開口端側に固定された導出部材35とを備える。
ケース32の軸方向中間部には、その外周の一部から径方向外側に突出し内外を連通する空気導入部32aが形成されている。また、ケース32の一方の開口端側(図6及び図7中、左側)には、径方向内側に延出した内延部32bが形成されている。
シリンダ部材33は、略有底筒状に形成され、その底部側がケース32の一方の開口端側から内延部32bと当接する位置まで挿入されて固定されている。
そして、シリンダ部材33の内部には、外周にシール部材36が外嵌されたピストン部材37が軸方向(図6及び図7中、左右方向)に沿って摺動可能に収容保持されている。ピストン部材37には、シリンダ部材33の底部中央孔、前記内延部32bを貫通する押圧軸37aが設けられている。尚、前記内延部32bの内周には押圧軸37aと密着(摺接)するシール部材38が設けられている。そして、シリンダ部材33の開口端には、筒状に延びて、シリンダ部材33内におけるピストン部材37の基端側(図6及び図7中、左側)のシリンダ室39と連通する洗浄液導入部34aを有した洗浄液導入部材34が固定されている。
導出部材35は、略有底筒状に形成され、その開口端側がケース32の他方の開口端側から挿入されて固定されている。導出部材35の底部には、前記内延部32b側に延びる内延筒部35aと、該内延筒部35aとは反対側の外部側に突出してケース32の内部と連通する導出部35bとが設けられている。
そして、ケース32内における内延筒部35aの外側には、略筒状の弁部材40が軸方向(図6及び図7中、左右方向)に沿って移動可能に収容保持されている。弁部材40における前記内延部32b側の端部には、弁部材40の開口端を塞ぐ弁体41が固定されている。また、弁部材40の内延部32b側には径方向に貫通して内外を連通する連通孔40aが周方向に複数(本実施形態では90°間隔で4つ)形成されている。また、導出部材35には、その底部に支持されつつ弁部材40(弁体41)を前記内延部32b側に付勢するコイルスプリング42が収容されている。
そして、前記ピストン部材37の押圧軸37aは、前記弁体41と当接して押圧することで該弁体41及び弁部材40をコイルスプリング42の付勢力に抗して(図6及び図7中、右側に)移動させることが可能とされている。そして、弁体41は、押圧軸37aに押圧されていない状態では、コイルスプリング42の付勢力によって内延部32bに当接し、押圧軸37aに押圧された状態では、内延筒部35aの開口端を閉塞するように設けられている。
これにより、切替弁31は、洗浄液導入部34aに洗浄液が給送されていない状態では、空気導入部32aが連通孔40a及び内延筒部35aを介して導出部35bに連通される(図6参照)。また、切替弁31は、洗浄液導入部34aを介してシリンダ室39内に洗浄液が給送されると、ピストン部材37がシリンダ部材33の底部側に移動するとともに押圧軸37aによって弁体41及び弁部材40がコイルスプリング42の付勢力に抗して(図6及び図7中、右側に)移動される。すると、弁体41によって内延筒部35aの開口端が閉塞され、空気導入部32aと導出部35bとが遮断される(図7参照)。
そして、図1及び図2に示すように、切替弁31の空気導入部32aには配管H1及び共通配管H2を介してエアポンプAP(その吐出口3b)が接続され、洗浄液導入部34aには配管H3及び共通配管H4を介してウォッシャポンプWPが接続される。また、導出部35bには配管H5を介してエアノズル11が接続される。
また、前記ウォッシャノズル12には、配管H6及び前記共通配管H4を介してウォッシャポンプWPが接続される。
また、ポップアップノズル13の可動用導入口22aには、配管H7を介してエアポンプAPの可動用導出口3aが接続されて前記圧縮室5が連通される。また、ポップアップノズル13の噴射用導入口19aには、他用途配管H8及び前記共通配管H2を介してエアポンプAPの吐出口3bが接続される。
そして、エアポンプAP及びウォッシャポンプWPは、制御部51に電気的に接続され、該制御部51によって駆動制御される。
制御部51は、例えば、車内に設けられた操作スイッチSWが操作された際や、変速装置のシフトレバーSLがリバース位置に操作された際等、洗浄を開始する旨の信号が入力されると、レンズ面1a,2aを洗浄すべくウォッシャポンプWP及びエアポンプAPを駆動制御する。
制御部51は、バックミラー用車載カメラ1のレンズ面1aやバック用車載カメラ2のレンズ面2aに水滴等が付着している場合等、エアノズル11やポップアップノズル13から空気のみを噴射させる際は、エアポンプAPのみを駆動する。
また、制御部51は、バック用車載カメラ2のレンズ面2aに乾いた泥等が付着している場合等、ウォッシャノズル12から洗浄液を噴射させつつポップアップノズル13から高圧の空気を噴射させる際は、ウォッシャポンプWP及びエアポンプAPを駆動する。
次に、上記のように構成された車載光学センサ洗浄装置の作用について説明する。
まず、非洗浄時であって、エアポンプAP及びウォッシャポンプWPが駆動されていない状態では、ポップアップノズル13の可動ノズル15がコイルスプリング20の付勢力によって後進(没入)した状態とされ、可動ノズル15がバック用車載カメラ2の撮像の邪魔になることが抑えられる。またこのとき、切替弁31は、弁体41がコイルスプリング42の付勢力によって内延部32bに当接し、空気導入部32aが連通孔40a及び内延筒部35aを介して導出部35bに連通される(図6参照)。
そして、例えば、バックミラー用車載カメラ1のレンズ面1aやバック用車載カメラ2のレンズ面2aに水滴等が付着している場合であって、空気のみを噴射させるべく操作スイッチSWが操作されると、エアポンプAPが駆動される。すると、エアポンプAPから切替弁31を介してエアノズル11に空気が給送されるとともに、エアポンプAPからポップアップノズル13に空気が給送される。すると、エアノズル11からバックミラー用車載カメラ1のレンズ面1aに空気が噴射される。また、このとき、ポップアップノズル13の圧力付与室21には、エアポンプAPの圧縮室5内の気体の圧力が高められていく際に空気が給送され、可動ノズル15が前進し、その後、圧縮室5内の圧縮された気体が瞬間的に吐出口3bから吐出されると、ポップアップノズル13(可動ノズル15)の噴射口17から空気が噴射される。これにより、レンズ面1a,2aに付着した水滴等が吹き飛ばされて、レンズ面1a,2aが洗浄される。
また、例えば、バック用車載カメラ2のレンズ面2aに乾いた泥等が付着している場合であって、空気と洗浄液とを噴射させるべく操作スイッチSWが操作されると、ウォッシャポンプWP及びエアポンプAPが駆動される。このとき、ウォッシャポンプWPから切替弁31の洗浄液導入部34a(シリンダ室39)に洗浄液が給送されると、その圧力によりピストン部材37がシリンダ部材33の底部側に移動するとともに押圧軸37aによって弁体41及び弁部材40がコイルスプリング42の付勢力に抗して移動される(図7参照)。そして、弁体41によって内延筒部35aの開口端が閉塞され、エアポンプAP(吐出口3b)からエアノズル11への流路が遮断され、エアポンプAPからの空気は他用途配管H8を介してポップアップノズル13に集中的に流れることになる。また、ウォッシャポンプWPからウォッシャノズル12に洗浄液が給送されると、ウォッシャノズル12から洗浄液が噴射される。そして、ポップアップノズル13の圧力付与室21には、エアポンプAPの圧縮室5内の気体の圧力が高められていく際に空気が給送され、可動ノズル15が前進し、その後、圧縮室5内の圧縮された気体が瞬間的に吐出口3bから吐出されると、ポップアップノズル13(可動ノズル15)の噴射口17から空気が噴射される。すると、図3に示すように、レンズ面2aには高圧の空気HAとともにレンズ面2aに達する前に混合された洗浄液WAの微粒子が吹き付けられ、レンズ面2aに付着した乾いた泥等が洗い流されて、レンズ面2aが洗浄される。
なお、本実施形態では、バックミラー用車載カメラ1は、常に撮像画像をバックミラー型ディスプレイDSP1に表示させるものであり、例えばレンズ面1aに泥等が付着しても運転手がすぐに(泥等が乾く前に)気付く可能性が高く、洗浄液による洗浄が必要となる頻度が少ないため、空気のみを噴射するようにしている。
逆に、バック用車載カメラ2は、撮像画像をディスプレイDSP2に表示されるのがシフトレバーSLをリバース位置に操作した際等に限られ、例えばレンズ面2aに泥等が付着しても運転手が気付かずに泥等が乾く可能性が高く、洗浄液による洗浄が必要となる頻度が多いため、洗浄液と高圧の空気を噴射可能としている。
次に、上記実施形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)空気を給送するエアポンプAPと、エアポンプAPに接続され空気が給送されることに基づいてレンズ面1aを洗浄するエアノズル11と、洗浄液を給送するウォッシャポンプWPと、ウォッシャポンプWPに接続され洗浄液が給送されることに基づいてレンズ面2aを洗浄するウォッシャノズル12とを備える。また、エアポンプAPからエアノズル11以外に空気を給送可能とする他用途配管H8と、洗浄液が給送されるとその圧力によりエアポンプAPからエアノズル11への流路を遮断する切替弁31とを備えるため、電磁弁を用いることなく、洗浄液が給送される際には空気を他用途配管H8(ポップアップノズル13)に集中的に流すことが可能となる。よって、例えば、他用途配管H8を介してポップアップノズル13に空気を集中的に給送して、ポップアップノズル13(その噴射口17)から空気を高圧で噴射してレンズ面2aを洗浄することができる。また、洗浄液が給送されない際には空気をエアノズル11とポップアップノズル13とに同時に給送することができる。これらのことから、簡単な構成で、複数のノズルからの洗浄パターンを変更してレンズ面1a,2aを洗浄することが可能となる。
(2)第1の流体を空気とし、第2の流体を洗浄液としたため、高圧の気体と液体とによってバック用車載カメラ2のレンズ面2aを強力に洗浄することができる。具体的には、例えば、乾いた泥等を溶かしつつ吹き飛ばすことができる。
(3)ポップアップノズル13は、噴射する空気の空気噴射軸線Zが、ウォッシャノズル12が噴射する洗浄液と混合するように、かつバック用車載カメラ2のレンズ面2aに向かうように設定されるため、空気とレンズ面2aに達する前に混合された洗浄液とによってレンズ面2aを強力に洗浄することができる。
(4)ポップアップノズル13は、前後進可能で空気を噴射する洗浄時に前進する可動ノズル15を有するため、洗浄時のみ可動ノズル15を前進した状態として、空気を、洗浄液と混合するように、かつバック用車載カメラ2のレンズ面2aに向かうように噴射させることができる。即ち、非洗浄時には可動ノズル15を後進した状態としてバック用車載カメラ2の撮像の邪魔になることを抑えつつ、洗浄時には可動ノズル15を前進した状態として空気を洗浄液と混合させてバック用車載カメラ2のレンズ面2aに噴射して良好に洗浄することができる。
(5)ポップアップノズル13は、前後進可能で流体の圧力により前進する可動ノズル15と可動ノズル15の噴射口17に連通する噴射用導入口19aと可動ノズル15に圧力を付与するための圧力付与室21に連通する可動用導入口22aとを有するため、可動ノズル15を前進させた後に噴射口17から無駄なく流体を噴射させることができる。即ち、単一の導入口が噴射口及び圧力付与室と連通している構成とすると、可動ノズルが前進する過程で流体が噴射口から噴射されてしまうといった無駄が生じる虞があるが、これを回避することができる。
(6)エアポンプAPは、圧縮室5の容積を可変させるピストン4と、圧縮室5が予め設定された容積となると開弁されることで圧縮された空気を噴射する吐出口3bとを有するものであるため、圧縮室5内の空気の圧力を徐々に高めて最終的に圧縮室5内の圧縮された空気を瞬間的に吐出口3bから吐出することができる。そして、前記可動用導入口22aには、圧縮室5が連通されるため、圧縮室5内の空気の圧力が高められていく際に可動用導入口22aを介して圧力付与室21に空気が供給されて可動ノズル15が前進される。そして、前記噴射用導入口19aには吐出口3bが連通されるため、圧縮室5が予め設定された容積となり開弁されると、圧縮室5内の圧縮された空気が瞬間的に吐出口3bから吐出され、その空気は噴射用導入口19aを介して噴射口17から瞬間的に噴射される。よって、単一のエアポンプAPで、可動ノズル15を前進させた後にその噴射口17から空気を噴射させることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、他用途配管H8が第3のノズルとしてのポップアップノズル13に接続される構成としたが、これに限定されず、他用途配管H8は他のノズルに接続してもよい。
例えば、図8に示すように、変更してもよい。この例では、上記実施形態の第2のノズルとしてのウォッシャノズル12が、空気が給送されると空気を噴射し、空気と洗浄液が給送されるとそれらを内部で混合し気液混合流体として噴射するノズル61とされている。そして、ノズル61にはウォッシャポンプWPが接続されるとともに他用途配管H8を介してエアポンプAPが接続されている。このようにしても、ウォッシャポンプWPから洗浄液が給送されずにエアポンプAPから空気が給送されると、バックミラー用車載カメラ1のレンズ面1aとバック用車載カメラ2のレンズ面2aとが空気によって洗浄される。また、ウォッシャポンプWPから洗浄液が給送され、エアポンプAPから空気が給送されると、バックミラー用車載カメラ1のレンズ面1aは洗浄されず、バック用車載カメラ2のレンズ面2aが高圧の気液混合流体によって強力に洗浄される。なお、この例では、他用途配管H8はノズル61に接続されるとしが、他用途配管H8をノズル61までの流路、即ち配管H6に接続して、ノズル61に達するまでに洗浄液と空気とを混合させてノズル61から噴射する構成としてもよい。また、これらの例の場合、勿論、エアポンプAPの可動用導出口3aは不要となる。また、このような場合、エアポンプAPは、ダイヤフラム式やインペラ式のものとしてもよい。
・上記実施形態では、ポップアップノズル13とは、噴射する空気の空気噴射軸線Zが、ウォッシャノズル12が噴射する洗浄液とレンズ面2aに達する前に混合するように、かつレンズ面2aに向かうように設定されるとしたが、これに限定されず、例えば、ウォッシャノズル12もレンズ面2aに向かって洗浄液を噴射するようにしてもよい。
・上記実施形態では、第3のノズルを、前後進可能で空気を噴射する洗浄時に前進する可動ノズル15を有するポップアップノズル13としたが、これに限定されず、可動ノズル15を有していない(可動しない)ノズルに変更してもよい。また、ポップアップノズル13は、噴射用導入口19aと可動用導入口22aとを有するものとしたが、単一の導入口を有し、該導入口が噴射口及び圧力付与室と連通している構成のポップアップノズルとしてもよい。なお、これらの場合、勿論、エアポンプAPの可動用導出口3aは不要となる。
・上記実施形態では、ウォッシャポンプWPやエアポンプAPが操作スイッチSWの操作に基づいて動作する例について説明したが、これに限定されず、例えば、制御部51は、バックミラー用車載カメラ1やバック用車載カメラ2の撮像画像に基づいて(汚れ具合を判定して)ウォッシャポンプWPやエアポンプAPを駆動ようにしてもよい。
・上記実施形態では、洗浄対象(センシング面)がバックミラー用車載カメラ1のレンズ面1aとバック用車載カメラ2のレンズ面2aである車載光学センサ洗浄装置としたが、これに限定されず、洗浄対象が1つや3つである車載光学センサ洗浄装置としてもよい。
・上記実施形態では、第1のポンプをエアポンプAPとして第1の流体を空気とし、第2のポンプをウォッシャポンプWPとして第2の流体を洗浄液としたが、これに限定されず、例えば、逆に、第1のポンプをウォッシャポンプとして第1の流体を洗浄液とし、第2のポンプをエアポンプとして第2の流体を空気とする等、どのように変更してもよい。なお、勿論、上記別例の構成を採用しつつ、第1のポンプや第1の流体や第2のポンプや第2の流体を適宜変更してもよい。例えば、第1及び第2のポンプをエアポンプAPとして第1及び第2の流体を空気とする、または第1及び第2のポンプをウォッシャポンプWPとして第1及び第2の流体を洗浄液としてもよい。
・上記実施形態の切替弁31は、上記実施形態と同様に作用すれば、他の構成に変更してもよい。
1…バックミラー用車載カメラ(第1の車載光学センサ)、1a…レンズ面(センシング面)、2…バック用車載カメラ(第2の車載光学センサ)、2a…レンズ面(センシング面)、3b…吐出口、4…ピストン、5…圧縮室、11…エアノズル(第1のノズル)、12…ウォッシャノズル(第2のノズル)、13…ポップアップノズル(第3のノズル及び気体ノズル)、15…可動ノズル、17…噴射口、19a…噴射用導入口、21…圧力付与室、22a…可動用導入口、31…切替弁、61…ノズル(第2のノズル)、Z…空気噴射軸線、AP…エアポンプ(第1のポンプ)、H8…他用途配管、WP…ウォッシャポンプ(第2のポンプ)。

Claims (7)

  1. 車載光学センサのセンシング面を洗浄するための車載光学センサ洗浄装置であって、
    第1の流体を給送する第1のポンプと、
    前記第1のポンプに接続され前記第1の流体が給送されると第1の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射する第1のノズルと、
    第2の流体を給送する第2のポンプと、
    前記第2のポンプに接続され前記第2の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第2の流体を噴射する第2のノズルと、
    前記第1のポンプから前記第1のノズル以外に前記第1の流体を給送可能とする他用途配管と、
    前記第2の流体が給送されるとその圧力により前記第1のポンプから前記第1のノズルへの流路を遮断する切替弁と
    を備えたことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
    記第1の流体は、気体又は液体であり、
    前記第2の流体は、気体及び液体のうち、前記第1の流体とは異なる方の流体であり、
    前記他用途配管は、第1の流体が給送されると前記第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射する第3のノズルに接続されたことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
    前記第2のノズルと前記第3のノズルとは、
    噴射する気体の空気噴射軸線が、噴射する液体と混合するように、かつ前記第2の車載光学センサのセンシング面に向かうように設定されたことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。
  4. 請求項3に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
    前記第2のノズルと前記第3のノズルの内の気体を噴射する側の気体ノズルは、前後進可能で気体を噴射する洗浄時に前進する可動ノズルを有したことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。
  5. 請求項2又は3に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
    前記第3のノズルは、
    前後進可能で流体の圧力により前進する可動ノズルと、
    前記可動ノズルの噴射口に連通する噴射用導入口と、
    前記可動ノズルに圧力を付与するための圧力付与室に連通する可動用導入口とを有したことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。
  6. 請求項5に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
    前記第1のポンプは、圧縮室の容積を可変させるピストンと、前記圧縮室が予め設定された容積となると開弁されることで圧縮された気体を噴射する吐出口とを有するものであり、
    前記可動用導入口には、前記圧縮室が連通され、
    前記噴射用導入口には、前記吐出口が連通されたことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。
  7. 請求項1に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
    記第1の流体は、気体又は液体であり、
    前記第2の流体は、気体及び液体のうち、前記第1の流体とは異なる方の流体であり、
    前記他用途配管は、前記第2のノズル又は前記第2のノズルまでの流路に接続され、
    前記第2のノズルは、前記第1の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体をも噴射することを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。
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