JP2018034647A - 車載光学センサ洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、車両Sの後方には、バックドアBaが設けられ、該バックドアBaには、第1の車載光学センサとしてのバックミラー用車載カメラ1及び第2の車載光学センサとしてのバック用車載カメラ2が設けられている。バックミラー用車載カメラ1のセンシング面としてのレンズ面1aは車両後方(略水平方向)に向かって露出され、バック用車載カメラ2のセンシング面としてのレンズ面2aは車両後方の斜め下方に向かって露出される。バックミラー用車載カメラ1は、常に車両Sの後方を撮像し、その撮像画像を車内のバックミラー型ディスプレイDSP1に送信して表示させる。バック用車載カメラ2は、例えば、変速装置のシフトレバーSLをリバース位置に操作すると、車両Sの後方の斜め下方を撮像し、その撮像画像を車内のディスプレイDSP2に送信して表示させる。
また、ポンプケース3の先端には吐出口3bが設けられ、圧縮室5と吐出口3bとの間には、圧縮室5が予め設定された容積となると、往動するピストン4に操作(押圧)されて開弁(開動作)される吐出弁8が設けられている。詳しくは、吐出弁8は、コイルスプリング9により圧縮室5と吐出口3bとの間の連通孔を閉塞する方向であってピストン4の往動方向とは反対方向(即ち復動方向)に付勢されている。そして、吐出弁8には、ピストン4側に向かって突出する操作棒8aが設けられ、その操作棒8aが往動するピストン4の先端で押圧されると、圧縮室5と吐出口3bが連通するようになっている。
また、車両Sのバックミラー用車載カメラ1の近傍位置には、エアポンプAPに後述する切替弁31を介して接続され、エアポンプAP(吐出口3b)から空気が給送されることに基づいてレンズ面1aを洗浄する第1のノズルとしてのエアノズル11が設けられている。
また、車両Sのバック用車載カメラ2の近傍位置には、ウォッシャポンプWPに接続され、ウォッシャポンプWPから洗浄液が給送されることに基づいてレンズ面2aを洗浄する第2のノズルとしてのウォッシャノズル12が設けられている。
詳しくは、図4及び図5に示すように、ポップアップノズル13は、略円筒状のケース16に同じく略筒状の可動ノズル15が出没可能であって前後進可能に支持され、その可動ノズル15の先端には前記前後進方向の略直角方向に開口した噴射口17が設けられている。
なお、図3に示すように、ポップアップノズル13(可動ノズル15)の噴射口17は、可動ノズル15が前進した状態で、噴射する空気HAの空気噴射軸線Zが、ウォッシャノズル12の噴射口12aから噴射される洗浄液WAと(空気HAが)混合するように、かつレンズ面2aに向かうように設定されている。異なる見方をすると、ポップアップノズル13の噴射口17は、噴射する空気HAの空気噴射軸線Zが、ウォッシャノズル12の噴射口12aから噴射される洗浄液WAを通過しつつレンズ面2aに向かうように設定されている。言い換えると、ポップアップノズル13の噴射口17は、噴射する空気の空気噴射軸線Zがレンズ面2aに向かうように設定され、ウォッシャノズル12の噴射口12aは、噴射する洗浄液WAが前記空気噴射軸線Zと交差するように設定されている。
そして、シリンダ部材33の内部には、外周にシール部材36が外嵌されたピストン部材37が軸方向(図6及び図7中、左右方向)に沿って摺動可能に収容保持されている。ピストン部材37には、シリンダ部材33の底部中央孔、前記内延部32bを貫通する押圧軸37aが設けられている。尚、前記内延部32bの内周には押圧軸37aと密着(摺接)するシール部材38が設けられている。そして、シリンダ部材33の開口端には、筒状に延びて、シリンダ部材33内におけるピストン部材37の基端側(図6及び図7中、左側)のシリンダ室39と連通する洗浄液導入部34aを有した洗浄液導入部材34が固定されている。
また、ポップアップノズル13の可動用導入口22aには、配管H7を介してエアポンプAPの可動用導出口3aが接続されて前記圧縮室5が連通される。また、ポップアップノズル13の噴射用導入口19aには、他用途配管H8及び前記共通配管H2を介してエアポンプAPの吐出口3bが接続される。
制御部51は、例えば、車内に設けられた操作スイッチSWが操作された際や、変速装置のシフトレバーSLがリバース位置に操作された際等、洗浄を開始する旨の信号が入力されると、レンズ面1a,2aを洗浄すべくウォッシャポンプWP及びエアポンプAPを駆動制御する。
まず、非洗浄時であって、エアポンプAP及びウォッシャポンプWPが駆動されていない状態では、ポップアップノズル13の可動ノズル15がコイルスプリング20の付勢力によって後進(没入)した状態とされ、可動ノズル15がバック用車載カメラ2の撮像の邪魔になることが抑えられる。またこのとき、切替弁31は、弁体41がコイルスプリング42の付勢力によって内延部32bに当接し、空気導入部32aが連通孔40a及び内延筒部35aを介して導出部35bに連通される(図6参照)。
(1)空気を給送するエアポンプAPと、エアポンプAPに接続され空気が給送されることに基づいてレンズ面1aを洗浄するエアノズル11と、洗浄液を給送するウォッシャポンプWPと、ウォッシャポンプWPに接続され洗浄液が給送されることに基づいてレンズ面2aを洗浄するウォッシャノズル12とを備える。また、エアポンプAPからエアノズル11以外に空気を給送可能とする他用途配管H8と、洗浄液が給送されるとその圧力によりエアポンプAPからエアノズル11への流路を遮断する切替弁31とを備えるため、電磁弁を用いることなく、洗浄液が給送される際には空気を他用途配管H8(ポップアップノズル13)に集中的に流すことが可能となる。よって、例えば、他用途配管H8を介してポップアップノズル13に空気を集中的に給送して、ポップアップノズル13(その噴射口17)から空気を高圧で噴射してレンズ面2aを洗浄することができる。また、洗浄液が給送されない際には空気をエアノズル11とポップアップノズル13とに同時に給送することができる。これらのことから、簡単な構成で、複数のノズルからの洗浄パターンを変更してレンズ面1a,2aを洗浄することが可能となる。
・上記実施形態では、他用途配管H8が第3のノズルとしてのポップアップノズル13に接続される構成としたが、これに限定されず、他用途配管H8は他のノズルに接続してもよい。
Claims (7)
- 車載光学センサのセンシング面を洗浄するための車載光学センサ洗浄装置であって、
第1の流体を給送する第1のポンプと、
前記第1のポンプに接続され前記第1の流体が給送されることに基づいてセンシング面を洗浄する第1のノズルと、
第2の流体を給送する第2のポンプと、
前記第2のポンプに接続され前記第2の流体が給送されることに基づいてセンシング面を洗浄する第2のノズルと、
前記第1のポンプから前記第1のノズル以外に前記第1の流体を給送可能とする他用途配管と、
前記第2の流体が給送されるとその圧力により前記第1のポンプから前記第1のノズルへの流路を遮断する切替弁と
を備えたことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。 - 請求項1に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
前記第1のノズルは、前記第1の流体が給送されると第1の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射するものであり、
前記第2のノズルは、前記第2の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第2の流体を噴射するものであり、
前記第1の流体は、気体又は液体であり、
前記第2の流体は、前記第1の流体とは異なる流体であって液体又は気体であり、
前記他用途配管は、第1の流体が給送されると前記第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射する第3のノズルに接続されたことを特徴と車載光学センサ洗浄装置。 - 請求項2に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
前記第2のノズルと前記第3のノズルとは、
噴射する気体の空気噴射軸線が、噴射する液体と混合するように、かつ前記第2の車載光学センサのセンシング面に向かうように設定されたことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。 - 請求項3に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
前記第2のノズルと前記第3のノズルの内の気体を噴射する側の気体ノズルは、前後進可能で気体を噴射する洗浄時に前進する可動ノズルを有したことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。 - 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
前記第3のノズルは、
前後進可能で流体の圧力により前進する可動ノズルと、
前記可動ノズルの噴射口に連通する噴射用導入口と、
前記可動ノズルに圧力を付与するための圧力付与室に連通する可動用導入口とを有したことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。 - 請求項5に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
前記第1のポンプは、圧縮室の容積を可変させるピストンと、前記圧縮室が予め設定された容積となると開弁されることで圧縮された気体を噴射する吐出口とを有するものであり、
前記可動用導入口には、前記圧縮室が連通され、
前記噴射用導入口には、前記吐出口が連通されたことを特徴とする車載光学センサ洗浄装置。 - 請求項1に記載の車載光学センサ洗浄装置であって、
前記第1のノズルは、前記第1の流体が給送されると第1の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体を噴射するものであり、
前記第2のノズルは、前記第2の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第2の流体を噴射するものであり、
前記第1の流体は、気体又は液体であり、
前記第2の流体は、前記第1の流体とは異なる流体であって液体又は気体であり、
前記他用途配管は、前記第2のノズル又は前記第2のノズルまでの流路に接続され、
前記第2のノズルは、前記第1の流体が給送されると第2の車載光学センサのセンシング面を洗浄すべく第1の流体をも噴射することを特徴と車載光学センサ洗浄装置。
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