JP6766497B2 - ランプ - Google Patents

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本発明は、ランプに関する。
LED(Light Emitting Diode)のような発光素子を光源に用いたランプが広く用いられている。下記特許文献1には、発光素子が実装される実装基板を有する平板状の光源ユニットの裏面を内側に向け、ランプ中心軸の周りに、上記光源ユニットを複数配置したランプが開示されている。このランプは、光源ユニットの裏面側に、放熱フィン、及び、空気が流通する空間を設けている。
特許第5559824号公報
大光束のランプでは、発光素子の温度が高くなりやすい。発光素子の発熱により発光素子の温度が高くなると、エネルギー消費効率が低下したり、発光素子の寿命が短くなったりする。そのため、発光素子の温度が高くならないように、発光素子の熱を散逸させる放熱性を良好にすることが望まれている。大光束のランプは、例えば、天井のように気温の高い環境に設置されたり、街路灯のように密閉される器具に組み込まれたりするので、発光素子の温度上昇を抑制することが難しい。特許文献1のランプでは、放熱フィンが複数の光源ユニットで囲まれた内側の空間にあるため、当該空間に熱がこもり易く、放熱フィンからの放熱性が良くない。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、周囲への良好な配光と、フィンの放熱効率の向上とを両立できるとともに、組立性に優れたランプを提供することを目的とする。
本発明に係るランプは、ランプ軸線の周りに配置された複数の光源ユニットを備え、複数の光源ユニットのそれぞれは、発光素子が配置された発光面を有する光源基板と、光源基板の発光面の反対側にあるベース部と、ベース部に取り付けられ、光源基板の発光面を覆うカバー部材と、ベース部の光源基板と反対側の面から突出する放熱フィンと、を備え、カバー部材の少なくとも一部は、光を拡散透過させ、各々の光源ユニットは、放熱フィンが少なくとも部分的にランプ外周に面するように配置されているランプであって、各々の光源ユニットのカバー部材は、隣り合う光源ユニットのカバー部材に接するものである。
また、本発明に係るランプは、ランプ軸線の周りに配置された複数の光源ユニットを備え、複数の光源ユニットのそれぞれは、発光素子が配置された発光面を有する光源基板と、光源基板の発光面の反対側にあるベース部と、ベース部に取り付けられ、光源基板の発光面を覆うカバー部材と、ベース部の光源基板と反対側の面から突出する放熱フィンと、を備え、カバー部材の少なくとも一部は、光を拡散透過させ、各々の光源ユニットは、放熱フィンが少なくとも部分的にランプ外周に面するように配置されているランプであって、各々の光源ユニットのカバー部材は、隣り合う光源ユニットのカバー部材に面接触するものである。
また、本発明に係るランプは、ランプ軸線の周りに配置された複数の光源ユニットを備え、複数の光源ユニットのそれぞれは、発光素子が配置された発光面を有する光源基板と、光源基板の発光面の反対側にあるベース部と、ベース部に取り付けられ、光源基板の発光面を覆うカバー部材と、ベース部の光源基板と反対側の面から突出する放熱フィンと、を備え、カバー部材の少なくとも一部は、光を拡散透過させ、各々の光源ユニットは、放熱フィンが少なくとも部分的にランプ外周に面するように配置されているランプであって、隣り合う二つの光源ユニットのカバー部材の外面が、段差無く連続する箇所を備えるものである。
本発明によれば、周囲への良好な配光と、フィンの放熱効率の向上とを両立できるとともに、組立性に優れたランプを提供することが可能となる。
実施の形態1のランプの斜視図である。 実施の形態1のランプをランプ軸線の方向(ランプ先端側)から見た図である。 実施の形態1のランプの断面図である。 実施の形態1のランプが備える光源ユニットの分解斜視図である。 実施の形態1のランプが備える光源ユニットをランプ軸線の方向から見た図である。 実施の形態1のランプの周囲配光を示す配光図である。 実施の形態2のランプの斜視図である。 実施の形態2のランプをランプ軸線の方向(ランプ先端側)から見た図である。 実施の形態3のランプの断面斜視図である。 実施の形態3のランプの斜視図である。 実施の形態4のランプの斜視図である。 実施の形態5のランプの斜視図である。 実施の形態6のランプの斜視図である。 実施の形態7のランプの斜視図である。 実施の形態8のランプの斜視図である。 実施の形態9のランプをランプ軸線の方向(ランプ先端側)から見た図である。 実施の形態10のランプをランプ軸線の方向(ランプ先端側)から見た図である。 実施の形態11のランプをランプ軸線の方向(ランプ先端側)から見た図である。 実施の形態12のランプをランプ軸線の方向(ランプ先端側)から見た図である。 実施の形態13のランプをランプ軸線の方向(ランプ先端側)から見た図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1のランプ1Aの斜視図である。図2は、実施の形態1のランプ1Aをランプ軸線axの方向から見た図である。図3は、実施の形態1のランプ1Aの断面図である。図4は、実施の形態1のランプ1Aが備える光源ユニット3の分解斜視図である。図5は、実施の形態1のランプ1Aが備える光源ユニット3をランプ軸線axの方向から見た図である。
これらの図に示す本実施の形態のランプ1Aの用途は、特に限定されるものではない。ランプ1Aは、例えば、街路灯、道路灯、公園灯、高天井灯などの屋内及び屋外の照明器具に取り付け可能な、High Intensity Discharged(HID)形のランプとして使用可能なものでもよい。ランプ1Aは、例えば水銀ランプのような従来のHID形ランプの代替として使用可能なものでもよい。
図1に示すように、本実施の形態のランプ1Aは、口金2を備える。ランプ軸線axは、口金2の中心を通る。ランプ軸線axは、ランプ1Aの中心軸に相当する。口金2は、例えば、E39口金(Φ39mm)、E26口金(Φ26mm)等のねじ込み式の口金でもよい。照明器具が備えるソケット(図示省略)に口金2を差し込むことでランプ1Aが当該照明器具に装着されてもよい。ランプ1Aは、口金2が上向きまたは斜め上向き、口金2が下向きまたは斜め下向き、口金2が横向きなど、いかなる姿勢で使用されてもよい。以下の説明では、ランプ1Aの口金2側を「ランプ基端側」と称し、口金2と反対側を「ランプ先端側」と称し、ランプ軸線axを中心とする周方向を「ランプ周方向」と称する。
ランプ1Aは、ランプ軸線axの周りに配置された、複数の同形の光源ユニット3を備える。本実施の形態では、ランプ1Aは、三個の光源ユニット3を備える。図4及び図5に示すように、各々の光源ユニット3は、光源基板4、ベース部5、カバー部材6、及び放熱フィン7を備える。
光源基板4は、発光素子4aが配置された発光面を有する。光源基板4の発光素子4aは、例えば、発光ダイオード(LED)を備えるものでもよい。光源基板4の発光素子4aは、指向性を持たない配光を有する拡散発光源となるものが好ましく、例えば、チップ・オン・ボード(COB)タイプのLEDパッケージ、表面実装型LEDパッケージ、チップ・スケール・パッケージのLEDのいずれかでもよい。光源基板4の発光素子4aは、例えば、砲弾型LEDパッケージ、配光レンズ付きLEDパッケージのような、指向性を持つ配光を有するものでもよい。光源基板4の発光素子4aは、LEDを備えるものに限らず、例えば、有機エレクトロルミネセンス(EL)素子、半導体レーザなどを備えるものでもよい。
ベース部5は、光源基板4の裏面側にある。ベース部5は、光源基板4の発光面と反対側にある。ベース部5は、光源基板4、カバー部材6、及び放熱フィン7を支持する。ベース部5の形状は、板状でもよい。光源基板4の発光素子4aで発生した熱は、光源基板4の裏面からベース部5へ熱伝導する。光源基板4をベース部5に固定する方法は、例えば、ネジ止め、接着など、いかなる方法でもよい。光源基板4とベース部5との間に、例えば、熱伝導性グリス、熱伝導性シート、熱伝導性接着剤、熱伝導性両面粘着テープのような熱伝導性材料(図示せず)が挟まれていてもよい。また、光源基板4とベース部5とが一体化していてもよい。ベース部5及び放熱フィン7は、高い熱伝導率を有する材料、例えば金属材料で形成されることが望ましい。
カバー部材6は、ベース部5に取り付けられている。カバー部材6の少なくとも一部は、光を拡散透過させる。カバー部材6は、光源基板4の発光面を覆う。カバー部材6は、光源基板4の発光面側に柱状内部空間9を形成する。柱状内部空間9は、ランプ軸線axに平行な方向を長手方向とする柱状の空間である。本実施の形態におけるカバー部材6は、円柱面に沿う曲面を有する。当該曲面をランプ軸線axに垂直な平面で切断した円弧の中心角は、180°より大きい。図示の構成のように、当該中心角は、270°程度でもよいし、270°より大きくてもよい。柱状内部空間9の形状は、円柱に近い形状である。
カバー部材6をベース部5に固定する方法は、例えば、ネジ止め、嵌合、接着など、いかなる方法でもよい。本実施の形態におけるカバー部材6は、ランプ先端側及びランプ基端側が開口した形状を有する。このような構成に限らず、カバー部材6は、ランプ先端側が閉じた先端面と、ランプ基端側が閉じた基端面との両方またはいずれか一方を有するものでもよい。カバー部材6が先端面あるいは基端面を備える場合には、カバー部材6の先端面あるいは基端面からランプ先端側あるいはランプ基端側へより良好に配光できる。
放熱フィン7は、ベース部5から突出する。放熱フィン7が突出するベース部5の面は、光源基板4と反対側の面である。本実施の形態では、放熱フィン7の形状は、板状である。平行する複数の放熱フィン7が設けられている。本実施の形態における放熱フィン7は、ランプ軸線axと平行に延びる。このような構成に限らず、放熱フィン7がランプ軸線axに対して垂直な方向に延びてもよいし、放熱フィン7がランプ軸線axに対して斜めの方向に延びてもよい。放熱フィン7の形状は、板状に限らず、ピン形でもよい。放熱フィン7は、ベース部5と一体化していてもよい。放熱フィン7は、ランプ外部空間に露出する。ランプ外部空間は、柱状内部空間9の外部の空間である。
光源基板4から発せられた光は、柱状内部空間9へ放射される。柱状内部空間9へ放射された光は、カバー部材6を透過してランプ外部空間へ放射される。カバー部材6は、光を拡散透過させる。カバー部材6からランプ外部空間へ放射される光は、カバー部材6の表面の法線方向に放射されるだけでなく、カバー部材6の表面からあらゆる方向へ向かって放射される。
光源ユニット3は、柱状内部空間9内で光源基板4の発光面側を覆う光源カバー(図示省略)をさらに備えてもよい。当該光源カバーは、光を正透過させる、透明であることが望ましい。当該光源カバーは、光源基板4の全体を覆うようにして、ベース部5に対して取り付けられてもよい。すなわち、当該光源カバー及びベース部5で囲まれる閉空間に光源基板4が収納されてもよい。当該光源カバーは、例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル系樹脂、ポリスチレン樹脂などの樹脂材料で構成されてもよい。当該光源カバーの表面にハードコート処理が施されてもよい。当該光源カバーは、防水性を有してもよい。当該光源カバーとベース部5との接合部に、防水性を有するシール材または接着剤(図示省略)が備えられてもよい。当該シール材または接着剤は、例えば、軟性樹脂材料、シリコーン系などのシーリング材料、ゴム系材料などで構成されてもよい。当該光源カバーを設けることで、光源基板4を汚れあるいは水などから確実に保護することができ、発光素子4aの劣化あるいは故障を確実に抑制できる。
図1に示すように、各々の光源ユニット3は、放熱フィン7が少なくとも部分的にランプ外周に面するように配置されている。本実施の形態では、各々の光源ユニット3は、すべての放熱フィン7がランプ外周に面するように配置されている。
光源基板4の発光素子4aで発生した熱は、ベース部5から放熱フィン7へ熱伝導する。ベース部5及び放熱フィン7の表面から対流及び輻射により熱が散逸する。本実施の形態であれば、以下の効果が得られる。放熱フィン7を備えたことで、表面積を大きくできるので、放熱を促進できる。放熱フィン7がランプ外周に面しているので、放熱フィン7の近くに熱気がこもらない。放熱フィン7への通気性を良好にできる。対流及び輻射による放熱フィン7の放熱効率を高くできる。光源基板4の発光素子4aの温度を低くできる。光源基板4の発光素子4aの発光効率を高くできる。光源基板4の発光素子4aの寿命を長くできる。光源基板4の発光素子4aの搭載個数を多くした場合でも、放熱面積を十分に確保可能であるため、発光素子の温度を低くして発光効率を向上できる。よって、ランプ1Aの大光束化への対応に有利である。
本実施の形態における光源ユニット3は、ランプ軸線axに対して平行な方向を長手方向とする形状を有する。光源ユニット3の長手方向の長さを大きくすることで、ランプ1Aの配光特性に影響することなく、光源基板4の面積を大きくできる。このため、ランプ1Aの大光束化への対応に有利である。本実施の形態の構成に代えて、光源ユニット3の形状は、ランプ軸線axに対して傾斜した方向を長手方向とする形状でもよい。その場合でも、本実施の形態と類似の効果が得られる。光源ユニット3は、例えば、リフレクター、レンズなどの他の構成要素(図示省略)をさらに備えてもよい。
図1に示すように、本実施の形態のランプ1Aは、支持体10及び口金保持部11を備える。各々の光源ユニット3は、支持体10に固定されている。支持体10に口金保持部11が接続されている。口金保持部11に口金2が保持されている。図2に示すように、支持体10は、各々の光源ユニット3へ向かって放射状に突出する複数の腕部10aを有する。光源ユニット3のベース部5は、腕部10aに対して固定されている。光源ユニット3と支持体10との固定方法は、例えば、ネジ止め、凹部と凸部との嵌合、差し込み、スライド、接着、溶接など、いかなる方法でもよい。
図3は、ランプ軸線axを含む平面でランプ1Aを切断した断面図である。図3では、ランプ1Aが備える三個の光源ユニット3のうちの1個の光源ユニット3のみを図示し、他の二個の光源ユニット3の図示を省略する。図3に示すように、口金2と光源基板4との間は、配線12を介して電気的に接続されている。口金2に印加された電力が配線12により光源基板4へ給電されることで、ランプ1Aが点灯する。配線12は、口金2、口金保持部11及び支持体10の内部に形成された空洞に収納されている。本実施の形態であれば、光源基板4に給電する配線12が外部空間に露出せずに収納されていることで、配線12を汚れなどから確実に保護できる。光源基板4は、配線12と接続されるコネクタ4bを備える。ランプ1Aの組立時に、コネクタ4bにより配線12を光源基板4に電気的に接続できるので、組立性を良好にできる。
ベース部5、放熱フィン7、支持体10、及び口金保持部11の表面特性は、光拡散性及び高反射性を有することが望ましい。例えば、ベース部5、放熱フィン7、口金保持部11、及び支持体10の表面に、高反射白色塗装が施されてもよい。これらの構成によれば、ランプ1Aの周囲への光の拡散を向上でき、広配光化が図れる。
支持体10は、高い熱伝導率を有する材料、例えば金属材料で構成することが望ましい。ベース部5から支持体10へ熱伝導することで、支持体10の表面からも放熱でき、放熱性がさらに向上する。口金保持部11の少なくとも一部は、絶縁性を有する樹脂材料で構成されてもよい。
本実施の形態であれば、ランプ1Aの点灯時に、各光源ユニット3の柱状内部空間9の光がカバー部材6を透過することで、あらゆる方向に拡散された光がランプ外部空間へ放射される。これにより、以下の効果が得られる。ランプ周方向の照射むらが少なく、全周囲配光、または全周囲配光に近い配光が得られる。すなわち、ランプ軸線axからの光度が、方向によらず、ほぼ均一にできる。輝度むらを小さくできる。カバー部材6の表面に、光源基板4の光源のイメージあるいは輪郭が目立たないようになる。
図6は、実施の形態1のランプ1Aの周囲配光を示す配光図である。図6に示す周囲配光形状50は、実施の形態1のランプ1Aのランプ軸線axから遠く離れた位置における周囲配光形状である。このように、本実施の形態のランプ1Aの周囲配光形状50は、ほぼ円形であり、極めて良好な形状である。すなわち、ランプ軸線axから遠い距離におけるランプ1Aの照度分布は、ランプ周方向に沿ってほぼ一定になる。比較例の周囲配光形状60は、ランプ1Aのカバー部材6が無いと仮定した場合の周囲配光形状である。カバー部材6が無いと仮定した場合には、各光源ユニット3から光源基板4の法線方向に光が放射され、その放射された光の一部は、他の光源ユニット3によって遮られる。このため、比較例の周囲配光形状60は、各光源ユニット3から放射された光が、他の二つの光源ユニット3の間を通ってランプ周囲へ放射される形状となり、良好な周囲配光形状とならない。
カバー部材6は、拡散剤となる粒子が基材に分散された乳白色の樹脂材料で構成されることが望ましい。カバー部材6は、高い曇り度(ヘーズ)及び高い全光線透過率を有することが望ましい。カバー部材6の基材は、例えば、優れた強度耐性、耐熱性、及び耐水性を有するポリカーボネート樹脂でもよい。カバー部材6の基材がポリカーボネート樹脂である場合には、カバー部材6の表面及び裏面にアクリル系樹脂のハードコート処理を施すことで、耐光性(耐変色)をさらに向上してもよい。カバー部材6の基材は、その他の樹脂、例えば、アクリル系樹脂、ポリスチレン樹脂などでもよい。カバー部材6の拡散剤は、例えば、シリコーン系微粒子、アクリル系微粒子、ポリスチレン微粒子などでもよい。カバー部材6が上記のような樹脂材料で構成されることで、上述したカバー部材6による効果をより確実に奏することが可能となる。
カバー部材6は、上記の構成に代えて、透明基材の表面にディンプル加工あるいはシボ加工のような微細な凹凸を形成したものでもよい。その場合には、ランプ1Aの点灯時、カバー部材6の表面に、光源基板4の各光源のイメージあるいは輪郭が目立つ可能性がある。
図2に示すように、ランプ1Aが備える三個の光源ユニット3は、ランプ軸線axから等距離、かつ、ランプ軸線axの周りに等角度間隔(本実施の形態1では120°間隔)で配置されている。各々の光源ユニット3は、他の光源ユニット3をランプ軸線axを中心に回転移動した位置にある。各々の光源ユニット3は、隣り合う光源ユニット3をランプ軸線axを中心に120°回転移動した位置にある。
本実施の形態であれば、カバー部材6が円柱面に沿う曲面を有することで、各々のカバー部材6の表面から周囲の広い方向へ光を放射できる。このため、配光形状の均一性がより高くなる。
本実施の形態では、各々の光源ユニット3のカバー部材6は、当該光源ユニット3に隣り合う光源ユニット3のカバー部材6に対して非接触である。各々の光源ユニット3のカバー部材6と、当該光源ユニット3に隣り合う光源ユニット3のカバー部材6との間には、空間がある。本実施の形態であれば、各々の光源ユニット3から放射された光の一部は、他の二つの光源ユニット3のカバー部材6の間の空間を通って、ランプ1Aの外側へ放射されることが可能である。このため、配光形状の均一性がより高くなる。
図4及び図5に示すように、光源基板4、ベース部5、カバー部材6、及び放熱フィン7が一体となって一つの光源ユニット3が形成される。本実施の形態であれば、そのような光源ユニット3を複数組み合わせることで、ランプ1Aの主要部を組み立てることが可能である。このため、ランプ1Aは、組立性に優れており、製造コストの低減に有利である。また、光源ユニット3の搭載個数を変えることで、光束クラスの異なるランプを容易に製造できる。光源ユニット3の搭載個数を変えるには、例えば、支持体10を形の異なるものに変えればよい。例えば、四個の光源ユニット3を取り付け可能な支持体10を用意することで、ランプ1Aよりも光束の大きいランプを製造できる。
実施の形態1では、ランプ1Aが備える光源ユニット3の数が三個の例を説明した。このような構成に限らず、本発明のランプが備える光源ユニット3の数は、二個でもよいし、四個以上でもよい。複数の光源ユニット3は、ランプ軸線axから等距離、かつ、ランプ軸線axの周りに等角度間隔で配置されることが望ましい。ランプが三個以上の光源ユニット3を備える場合には、ランプ周方向における配光むら及び輝度むらを小さくする上で特に有利になる。
実施の形態2.
次に、図7及び図8を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図7は、実施の形態2のランプ1Bの斜視図である。図8は、実施の形態2のランプ1Bをランプ軸線axの方向(ランプ先端側)から見た図である。本実施の形態2は、下記の事項以外は、実施の形態1と同様である。
図7及び図8に示すように、本実施の形態2のランプ1Bが備える各々の光源ユニット3のカバー部材6は、当該光源ユニット3に隣り合う光源ユニット3のカバー部材6に対して接する。ランプ1Bでは、複数の光源ユニット3のカバー部材6で囲まれる中央空間13が形成される。
本実施の形態2であれば、実施の形態1と類似の効果に加えて、以下の効果が得られる。ランプ1Bの製造時に、カバー部材6の位置決めをする際、カバー部材6を適正な位置に容易に位置決めできる。組立作業が容易になり、組立性が向上する。ランプ1Bの使用状態において、例えば、周囲から振動が伝わった場合であっても、カバー部材6が振動することを確実に抑制でき、カバー部材6の劣化及び破損を確実に抑制できる。
カバー部材6とカバー部材6とが接する箇所に、嵌合部を設けたり、接着部を設けたりすることで、隣接するカバー部材6同士を連結してもよい。そのようにすることで、より強固な組み立て状態が得られ、振動に対してカバー部材6をより確実に保護することが可能となる。
実施の形態3.
次に、図9及び図10を参照して、実施の形態3について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図9は、実施の形態3のランプ1Cの断面斜視図である。図10は、実施の形態3のランプ1Cの斜視図である。図9は、ランプ軸線axに垂直な平面でランプ1Cを切断した図である。図10は、ランプ1Cが備える三個のカバー部材6を除去した状態の図である。
これらの図に示すように、本実施の形態3のランプ1Cは、複数の光源ユニット3のカバー部材6で囲まれる中央空間13に配置されるリフレクター14を備える。リフレクター14は、中央空間13の内面に対向する反射面14aを備える。カバー部材6から中央空間13へ向けて出射した光は、反射面14aで反射して柱状内部空間9に戻る。柱状内部空間9に戻ったその光は、カバー部材6の他の位置からカバー部材6を透過してランプ外部空間へ放射される。
前述した実施の形態2では、カバー部材6から中央空間13へ出射した光が、中央空間13内で反射を繰り返すことで光エネルギーが損なわれる可能性がある。これに対し、本実施の形態3であれば、そのような光エネルギーの損失を防ぐことができる。本実施の形態3であれば、そのほか、実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態4.
次に、図11を参照して、実施の形態4について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図11は、実施の形態4のランプ1Dの斜視図である。
図11に示すように、本実施の形態4のランプ1Dにおけるカバー部材6は、反射面6aを備える。反射面6aは、複数の光源ユニット3のカバー部材6で囲まれる中央空間13に面する領域にある。反射面6aは、例えば、蒸着などにより形成した金属膜でもよいし、反射フィルムを貼り付けることで形成されたものでもよい。本実施の形態であれば、柱状内部空間9の光が反射面6aで反射されるため、柱状内部空間9の光が中央空間13へ出射することが抑制される。反射面6aで反射した光は、カバー部材6の他の位置からカバー部材6を透過してランプ外部空間へ放射される。
前述した実施の形態2では、カバー部材6から中央空間13へ出射した光が、中央空間13内で反射を繰り返すことで光エネルギーが損なわれる可能性がある。これに対し、本実施の形態4であれば、そのような光エネルギーの損失を防ぐことができる。本実施の形態4であれば、そのほか、実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態5.
次に、図12を参照して、実施の形態5について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図12は、実施の形態5のランプ1Eの斜視図である。
図12に示すように、本実施の形態4のランプ1Eにおけるカバー部材6は、透明領域6bを備える。透明領域6bは、複数の光源ユニット3のカバー部材6で囲まれる中央空間13に面する領域にある。透明領域6bは、透明である。透明領域6bは、光を正透過させる。本実施の形態であれば、柱状内部空間9から透明領域6bを透過して中央空間13へ出射した光が、再び透明領域6bを透過して柱状内部空間9へ容易に戻ることができる。
前述した実施の形態2では、カバー部材6から中央空間13へ出射した光が、中央空間13内で反射を繰り返すことで光エネルギーが損なわれる可能性がある。これに対し、本実施の形態5であれば、その反射回数を減らすことができ、光エネルギーの損失を防ぐことができる。本実施の形態5であれば、そのほか、実施の形態2と同様の効果が得られる。
実施の形態6.
次に、図13を参照して、実施の形態6について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図13は、実施の形態6のランプ1Fの斜視図である。
図13に示すように、本実施の形態6のランプ1Fにおけるカバー部材6の外形は、角柱状である。カバー部材6により形成される柱状内部空間9の形状は、五角柱に近い形状である。ランプ1Fが備える各々の光源ユニット3のカバー部材6は、当該光源ユニット3に隣り合う光源ユニット3のカバー部材6に対して接する。ランプ1Fは、面接触部15を備える。隣り合う光源ユニット3のカバー部材6同士は、面接触部15にて面接触する。面接触部15では、カバー部材6が形成する角柱の側面と、当該カバー部材6に隣り合うカバー部材6が形成する角柱の側面とが面接触する。
本実施の形態6であれば、実施の形態1と類似の効果に加えて、以下の効果が得られる。ランプ1Fの製造時に、カバー部材6の位置決めをする際、カバー部材6を適正な位置に容易に位置決めできる。組立作業が容易になり、組立性が向上する。ランプ1Fの使用状態において、例えば、周囲から振動が伝わった場合であっても、カバー部材6が振動することを確実に抑制でき、カバー部材6の劣化及び破損を確実に抑制できる。特に、カバー部材6同士が面接触部15にて面接触することで、上記の効果をより確実に奏することが可能となる。
カバー部材6とカバー部材6とが接する箇所に、嵌合部を設けたり、接着部を設けたりすることで、隣接するカバー部材6同士を連結してもよい。そのようにすることで、より強固な組み立て状態が得られ、振動に対してカバー部材6をより確実に保護することが可能となる。カバー部材6の面接触部15を透明にしてもよい。カバー部材6の面接触部15は、光を正透過させてもよい。そのようにすることで、光が面接触部15を透過するときのロスを低減できる。
本実施の形態のランプ1Fは、隣り合う二つの光源ユニット3のカバー部材6同士の外面が、段差無く連続する連続箇所16を備える。本実施の形態であれば、連続箇所16を備えることで、隣り合う二つの光源ユニット3のカバー部材6同士の継ぎ目が目立たないようにすることが可能となる。
実施の形態7.
次に、図14を参照して、実施の形態7について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図14は、実施の形態7のランプ1Gの斜視図である。
本実施の形態7のランプ1Gは、実施の形態2のランプ1Bと比べて、放熱フィン7の形態が異なること以外は同じである。図14に示すように、本実施の形態における光源ユニット3は、実施の形態2に比べて、長さが短く、数が多い放熱フィン7を備える。これらの放熱フィン7は、千鳥配置になっている。
前述した実施の形態2のランプ1Bが、ランプ軸線axを鉛直方向とする姿勢で使用される場合を想定すると、以下のようになる。下の部分の放熱フィン7から熱を受けて温まった空気が放熱フィン7に沿って上昇する。放熱フィン7の上部では、そのような自然対流により温まった温度境界層が厚みを持ち、放熱性が低下する可能性がある。
これに対し、本実施の形態7であれば、放熱フィン7を千鳥配置としたことで、以下の効果が得られる。各々の放熱フィン7の長さが短いため、放熱フィン7の表面の温度境界層が大きな厚みを持たないようにすることができ、放熱フィン7の放熱効率が高まる。隣り合う放熱フィン7同士の温度境界層の厚みが重ならないように、放熱フィン7をずらして配置することで、高い放熱効果が得られる。
実施の形態8.
次に、図15を参照して、実施の形態8について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図15は、実施の形態8のランプ1Hの斜視図である。
本実施の形態8のランプ1Hは、実施の形態2のランプ1Bと比べて、放熱フィン7の形態が異なること以外は同じである。図15に示すように、本実施の形態8における放熱フィン7の形状は、ランプ軸線axに対して斜めの方向に延びる板状である。
本実施の形態8であれば、以下の効果が得られる。ランプ軸線axを鉛直方向とする姿勢でランプ1Hが使用される場合だけでなく、ランプ軸線axを水平方向とする姿勢でランプ1Hが使用される場合においても、放熱フィン7の表面に沿って自然対流を良好に生じさせることが可能となる。このため、ランプ1Hが設置される向きにかかわらず、高い放熱効果が得られる。
実施の形態9.
次に、図16を参照して、実施の形態9について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図16は、実施の形態9のランプ1Jをランプ軸線axの方向(ランプ先端側)から見た図である。図16では、ランプ1Jが備える複数の光源ユニット3のみを図示し、口金2、支持体10、口金保持部11等の他の構成要素の図示を省略する。
図16に示すように、ランプ1Jが備える三個の光源ユニット3の各々は、放熱フィン7が少なくとも部分的にランプ外周に面するように配置されている。ランプ軸線axに垂直な平面において、各々の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70は、他の光源ユニット3と交わらず、かつ、他の二つの光源ユニット3の間を通らない。
三個以上の光源ユニット3を備える場合には、上記のように、ランプ軸線axに垂直な平面において、各々の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70が、他の光源ユニット3と交わらず、かつ、他の二つの光源ユニット3の間を通らないように各光源ユニット3を配置することで、以下の効果が得られる。各々の光源ユニット3の放熱フィン7が少なくとも部分的にランプ外周に面することとなるため、放熱フィン7の近くに熱気がこもらず、放熱フィン7への通気性を良好にできる。すなわち、実施の形態1と類似の効果が得られる。
実施の形態10.
次に、図17を参照して、実施の形態10について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図17は、実施の形態10のランプ1Kをランプ軸線axの方向(ランプ先端側)から見た図である。図17では、ランプ1Kが備える複数の光源ユニット3のみを図示し、口金2、支持体10、口金保持部11等の他の構成要素の図示を省略する。
図17に示すように、ランプ1Kは、三個の光源ユニット3を備える。ランプ軸線axに垂直な平面において、各々の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70は、他の光源ユニット3と交わらず、かつ、他の二つの光源ユニット3の間を通らない。ランプ軸線axに垂直な平面において、各々の光源ユニット3の上記の半直線70と、当該光源ユニット3の中心71とランプ軸線axとを結ぶ直線72との間の劣角θは、90°以上である。
上記のように、ランプ軸線axに垂直な平面において、各々の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70と、当該光源ユニット3の中心71とランプ軸線axとを結ぶ直線72との間の劣角θが90°以上であれば、以下の効果が得られる。各々の光源ユニット3の放熱フィン7が少なくとも部分的にランプ外周に面することとなるため、放熱フィン7の近くに熱気がこもらず、放熱フィン7への通気性を良好にできる。すなわち、実施の形態2と類似の効果が得られる。
実施の形態11.
次に、図18を参照して、実施の形態11について説明するが、前述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図18は、実施の形態11のランプ1Lをランプ軸線axの方向(ランプ先端側)から見た図である。図18では、ランプ1Lが備える複数の光源ユニット3のみを図示し、口金2、支持体10、口金保持部11等の他の構成要素の図示を省略する。
図18に示すように、ランプ1Lは、二個の光源ユニット3を備える。ランプ1Lの一方の光源ユニット3のカバー部材6は、他方の光源ユニット3のカバー部材6に接する。ランプ1Lの一方の光源ユニット3は、他方の光源ユニット3を、ランプ軸線axを中心に180°回転移動した位置にある。このように、光源ユニット3を二個備える場合には、一方の光源ユニット3の配置が、他方の光源ユニット3を、ランプ軸線axを中心に180°回転移動した配置になるようにすることで、ランプ周囲への配光形状を良好にできる。
ランプ軸線axに垂直な平面において、ランプ1Lの一方の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70は、他方の光源ユニット3と交わらず、かつ、他方の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70は、一方の光源ユニット3と交わらない。このような構成により、以下の効果が得られる。各々の光源ユニット3の放熱フィン7が少なくとも部分的にランプ外周に面することとなるため、放熱フィン7の近くに熱気がこもらず、放熱フィン7への通気性を良好にできる。すなわち、実施の形態2と類似の効果が得られる。
実施の形態12.
次に、図19を参照して、実施の形態12について説明するが、前述した実施の形態11との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図19は、実施の形態12のランプ1Mをランプ軸線axの方向(ランプ先端側)から見た図である。図19では、ランプ1Mが備える複数の光源ユニット3のみを図示し、口金2、支持体10、口金保持部11等の他の構成要素の図示を省略する。
図19に示すように、ランプ1Mは、二個の光源ユニット3を備える。ランプ1Mの一方の光源ユニット3のカバー部材6は、他方の光源ユニット3のカバー部材6に対して非接触である。ランプ1Mの一方の光源ユニット3は、他方の光源ユニット3を、ランプ軸線axを中心に180°回転移動した位置にある。ランプ軸線axに垂直な平面において、ランプ1Mの一方の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70は、他方の光源ユニット3と交わらず、かつ、他方の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70は、一方の光源ユニット3と交わらない。本実施の形態12であれば、実施の形態11と類似の効果が得られる。
実施の形態13.
次に、図20を参照して、実施の形態13について説明するが、前述した実施の形態11との相違点を中心に説明し、前述した要素と共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。図20は、実施の形態13のランプ1Nをランプ軸線axの方向(ランプ先端側)から見た図である。図20では、ランプ1Nが備える複数の光源ユニット3のみを図示し、口金2、支持体10、口金保持部11等の他の構成要素の図示を省略する。
図20に示すように、ランプ1Nは、二個の光源ユニット3を備える。ランプ1Nの一方の光源ユニット3は、他方の光源ユニット3を、ランプ軸線axを中心に180°回転移動した位置にある。ランプ軸線axに垂直な平面において、ランプ1Nの一方の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70は、他方の光源ユニット3と交わらず、かつ、他方の光源ユニット3の中心線を放熱フィン7が突出する側へ延ばした半直線70は、一方の光源ユニット3と交わらない。ランプ軸線axに垂直な平面において、各々の光源ユニット3の上記の半直線70と、当該光源ユニット3の中心71とランプ軸線axとを結ぶ直線72との間の劣角θは、90°である。この劣角θが90°以上であれば、放熱フィン7への通気性を十分に良好にできる。
1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1J,1K,1L,1M,1N ランプ、 2 口金、 3 光源ユニット、 4 光源基板、 4a 発光素子、 4b コネクタ、 5 ベース部、 6 カバー部材、 6a 反射面、 6b 透明領域、 7 放熱フィン、 9 柱状内部空間、 10 支持体、 10a 腕部、 11 口金保持部、 12 配線、 13 中央空間、 14 リフレクター、 14a 反射面、 15 面接触部、 16 連続箇所、 50 周囲配光形状、 60 周囲配光形状、 70 半直線、 71 中心、 72 直線

Claims (15)

  1. ランプ軸線の周りに配置された複数の光源ユニットを備え、
    前記複数の光源ユニットのそれぞれは、
    発光素子が配置された発光面を有する光源基板と、
    前記光源基板の前記発光面の反対側にあるベース部と、
    前記ベース部に取り付けられ、前記光源基板の前記発光面を覆うカバー部材と、
    前記ベース部の前記光源基板と反対側の面から突出する放熱フィンと、
    を備え、
    前記カバー部材の少なくとも一部は、光を拡散透過させ、
    各々の前記光源ユニットは、前記放熱フィンが少なくとも部分的にランプ外周に面するように配置されているランプであって、
    各々の前記光源ユニットの前記カバー部材は、隣り合う前記光源ユニットの前記カバー部材に接するランプ
  2. 前記カバー部材は、円柱面に沿う曲面を有する請求項1に記載のランプ。
  3. ランプ軸線の周りに配置された複数の光源ユニットを備え、
    前記複数の光源ユニットのそれぞれは、
    発光素子が配置された発光面を有する光源基板と、
    前記光源基板の前記発光面の反対側にあるベース部と、
    前記ベース部に取り付けられ、前記光源基板の前記発光面を覆うカバー部材と、
    前記ベース部の前記光源基板と反対側の面から突出する放熱フィンと、
    を備え、
    前記カバー部材の少なくとも一部は、光を拡散透過させ、
    各々の前記光源ユニットは、前記放熱フィンが少なくとも部分的にランプ外周に面するように配置されているランプであって、
    各々の前記光源ユニットの前記カバー部材は、隣り合う前記光源ユニットの前記カバー部材に面接触するランプ
  4. ランプ軸線の周りに配置された複数の光源ユニットを備え、
    前記複数の光源ユニットのそれぞれは、
    発光素子が配置された発光面を有する光源基板と、
    前記光源基板の前記発光面の反対側にあるベース部と、
    前記ベース部に取り付けられ、前記光源基板の前記発光面を覆うカバー部材と、
    前記ベース部の前記光源基板と反対側の面から突出する放熱フィンと、
    を備え、
    前記カバー部材の少なくとも一部は、光を拡散透過させ、
    各々の前記光源ユニットは、前記放熱フィンが少なくとも部分的にランプ外周に面するように配置されているランプであって、
    隣り合う二つの前記光源ユニットの前記カバー部材の外面が、段差無く連続する箇所を備えるランプ
  5. 前記カバー部材の外形が角柱状である請求項3または請求項4に記載のランプ。
  6. 前記複数の光源ユニットの前記カバー部材で囲まれる中央空間が形成され、
    前記中央空間に配置されるリフレクターを備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載のランプ。
  7. 前記複数の光源ユニットの前記カバー部材で囲まれる中央空間が形成され、
    前記カバー部材は、前記中央空間に面する領域にある反射面を備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載のランプ。
  8. 前記複数の光源ユニットの前記カバー部材で囲まれる中央空間が形成され、
    前記カバー部材は、前記中央空間に面する領域にある透明領域を備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載のランプ。
  9. ねじ込み式の口金を備える請求項1から請求項のいずれか一項に記載のランプ。
  10. 前記複数の光源ユニットのうちの少なくとも一つは、前記ランプ軸線に対して平行または傾斜した方向を長手方向とする形状を有する請求項1から請求項のいずれか一項に記載のランプ。
  11. 前記光源基板は、配線と接続されるコネクタを備える請求項1から請求項1のいずれか一項に記載のランプ。
  12. 前記光源基板に給電する配線が外部空間に露出せずに収納されている請求項1から請求項1のいずれか一項に記載のランプ。
  13. 三個以上の前記光源ユニットを備え、
    前記ランプ軸線に垂直な平面において、各々の前記光源ユニットの中心線を前記放熱フィンが突出する側へ延ばした半直線が、他の前記光源ユニットと交わらず、かつ、他の二つの前記光源ユニットの間を通らない請求項1から請求項1のいずれか一項に記載のランプ。
  14. 二個の前記光源ユニットを備え、
    一方の前記光源ユニットは、他方の前記光源ユニットを前記ランプ軸線を中心に180°回転移動した位置にあり、
    前記ランプ軸線に垂直な平面において、前記一方の前記光源ユニットの中心線を前記放熱フィンが突出する側へ延ばした半直線が、前記他方の前記光源ユニットと交わらず、かつ、前記他方の前記光源ユニットの中心線を前記放熱フィンが突出する側へ延ばした半直線が、前記一方の前記光源ユニットと交わらない請求項1から請求項1のいずれか一項に記載のランプ。
  15. 前記ランプ軸線に垂直な平面において、各々の前記光源ユニットの中心線を前記放熱フィンが突出する側へ延ばした半直線と、当該光源ユニットの中心と前記ランプ軸線とを結ぶ直線との間の劣角が90°以上である請求項1から請求項1のいずれか一項に記載のランプ。
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