JP6766044B2 - 継粉形成抑制剤 - Google Patents

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Description

増粘多糖類の継粉形成抑制剤及び増粘剤等に関する技術が開示される。
増粘多糖類は、種々の技術分野で使用されており、食品分野では、例えば、飲食品にとろみを付与するための増粘剤として使用されている。このような増粘剤は、一般消費者の嗜好に合わせて、飲食品の粘度を調整し、食感を変化させるだけでなく、高齢者等による飲食品の誤嚥を防止する目的でも使用されている。このような目的で使用される増粘剤は、とろみ調整食品としても知られている。
食品分野で増粘剤として利用される増粘多糖類では、キサンタンガム及びグアガムを含む多くの種類が知られている。キサンタンガム等は、とろみの発現が速く、べたつき感が低いという優れた特性を有する。一方、キサンタンガム等は、分散性が低く、粉末の状態で水に添加した際に、その表面のみが溶解し、その内部は粉状で残る、いわゆる“ダマ(継粉、継子)”を形成し易く、また、水中で均一に分散せず、一部にゲル状の塊を形成するといった側面を有する。
キサンタンガム等の分散性の低さに起因した問題を改善する手段として、特許文献1には、粉末状のキサンタンガム等の表面にカリウム塩を結着させる技術が開示されている。また、特許文献2には、ポリ−γ−グルタミン酸又はその塩を添加する技術が開示されている。
WO2006/095756 特開2009-95341
上述のような従来のキサンタンガム等の水への分散性を向上させる技術には、改善の余地がある。例えば、特許文献1に開示される手段では、カリウム塩の使用によってキサンタンガムの水への分散性は向上するものの、とろみが付与された飲食品、特に水及び他の飲料では、カリウム塩に起因する特有の不快な風味(例えば、苦味)が伴い、飲食品本来の風味を維持することが困難であった。また、特許文献2に開示される手段では、ポリ−γ−グルタミン酸によって、増粘多糖類の溶解時の継子(継粉)の形成を抑制するものの、とろみが付与された飲食品では、独特の粘つき(糸ひき)が強く発現して、飲食品本来の瑞々しい食感を損なっていた。
上記に代表される課題を解決すべく、鋭意研究を重ねた結果、リジン又はアスパラギン酸或いはこれらの塩を用いることにより、カリウム塩と同等以上に増粘多糖類の分散性を改善できることを見出した。また、カリウム塩に代えて、前記アミノ酸又はその塩を用いることにより、カリウム塩に起因する独特の風味を飲食品に付与することなく、飲食品にとろみを付与することが可能であることを見出した。斯かる知見に基づき、更なる研究と検討の末、下記に代表される発明を提供する。
1.継粉形成抑制剤
1−1.
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種を含む、増粘多糖類の継粉形成抑制剤。
1−2.
増粘多糖類が、キサンタンガム及びグアガムから成る群から選択される少なくとも一種である、1−1に記載の継粉形成抑制剤。
1−3.
増粘多糖類がキサンタンガムである、1−1又は1−2に記載の継粉形成抑制剤。
1−4.
更に、デキストリンを含む、1−1〜1−3のいずれかに記載の継粉形成抑制剤。
2.増粘剤
2−1.
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種と、増粘多糖類とを含む、増粘剤。
2−2.
増粘多糖類が、キサンタンガム及びグアガムから成る群から選択される少なくとも一種である、2−1に記載の増粘剤。
2−3.
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種の含有量が、乾燥重量換算で、増粘剤100部に対して、1〜20部である、2−1又は2−2に記載の増粘剤。
2−4.
増粘多糖類がキサンタンガムである、2−1〜2−3のいずれかに記載の増粘剤。
2−5.
増粘多糖類の含有量が、乾燥重量換算で、増粘剤100部に対して、20〜80 部である、2−1〜2−4のいずれかに記載の増粘剤。
2−6.
更に、デキストリンを含む、2−1〜2−5に記載の増粘剤。
2−7.
デキストリンの含有量が、乾燥重量換算で、増粘剤100部に対して、20〜80部である、2−6に記載の増粘剤。
2−8.
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種が増粘多糖類に結着している、2−1〜2−7のいずれかに記載の増粘剤。
2−9.
嚥下補助剤である、2−1〜2−8のいずれかに記載の増粘剤。
2−10.
2−1〜2−9のいずれかに記載の増粘剤が容器に充填されている、容器詰め増粘剤。
3.飲食品
3−1.
2−1〜2−10のいずれかに記載の増粘剤が配合された飲食品。
3−2.
嚥下補助飲食品である、3−1に記載の飲食品。
3−3.
飲食品が液状である、3−1又は3−2に記載の飲食品。
4.使用
4−1.
増粘多糖類の継粉形成を抑制するための、リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される一種以上の使用。
4−2.
増粘多糖類が、キサンタンガム及びグアガムから成る群から選択される少なくとも一種である、4−1に記載の使用。
4−3.
増粘多糖類がキサンタンガムである、4−1又は4−2に記載の使用。
4−4.
飲食品にとろみを付与するための、2−1〜2−10のいずれかに記載の増粘剤の使用。4−5.
飲食品が液状である、4−4に記載の使用。
5.増粘剤の製法
5−1.
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種が溶解した水溶液を調製すること、及び
該水溶液を、増粘多糖類に噴霧すること
を含む、増粘剤の製造方法。
5−2.
該水溶液が噴霧された増粘多糖類を乾燥させることを含む、5−1に記載の方法。
5−3
該噴霧することの前に、該少なくとも一種の増粘多糖類とデキストリンとを混合することを含む、5−1又は5−2に記載の方法。
5−4.
該水溶液がデキストリンを含む、5−1〜5−3のいずれかに記載の方法。
5−5.
増粘多糖類が、キサンタンガム及びグアガムから成る群から選択される少なくとも一種である、5−1〜5−4のいずれかに記載の方法。
6.飲食品の製造方法
6−1.
2−1〜2−10のいずれかに記載の増粘剤を飲食品に配合することを含む、とろみを有する飲食品の製造方法。
6−2.
飲食品が液状の飲食品である、6−1に記載の製造方法。
6−3.
飲食品が嚥下補助飲食品である、6−1又は6−2に記載の製造方法。
6−4.
更に、該増粘剤が配合された飲食品を撹拌することを含む、6−1〜6−3のいずれかに記載の製造方法。
7.とろみの付与方法
7−1.
2−1〜2−10のいずれかに記載の増粘剤を飲食品に配合することを含む、飲食品へのとろみの付与方法。
7−2.
飲食品が液状の飲食品である、7−1に記載の方法。
7−3.
飲食品が嚥下補助飲食品である、7−1又は7−2に記載の方法。
7−4.
更に、該増粘剤が配合された飲食品を撹拌することを含む、7−1〜7−3のいずれかに記載の方法。
本書に開示される発明によって、増粘多糖類の継粉形成を効果的に抑制することができる。また、本書に開示される発明によって、カリウム塩(例えば、塩化カリウム)に起因した独特の風味(例えば、苦味及び渋味)を飲食品に付与することなく、飲食品のとろみを調整することができる。
製造例1で得た増粘剤(処方1)を分散させた溶液を上側から撮影した写真である。 製造例1で得た増粘剤(処方2)を分散させた溶液を上側から撮影した写真である。 製造例1で得た増粘剤(処方3)を分散させた溶液を上側から撮影した写真である。
1.継粉形成抑制剤
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種を含む、増粘多糖類の継粉形成抑制剤について説明する。
リジン、アスパラギン酸、及びこれらの塩は、食品の分野で使用可能なものであればよく、その由来及び種類等は制限されない。例えば、これらは、微生物、動物、又は植物に由来する天然のものでもよく、化学合成法、又は遺伝子組換法によって得られるものであってもよい。リジン及びグルタミン酸は、L体、D体、及びこれらの混合物(例えば、ラセミ体)のいずれでもよいが、L体が好ましい。リジン、アスパラギン酸、及びこれらの塩は、水和物であっても良い。
リジン又はアスパラギン酸の「塩」としては、食品の分野で許容される塩であれば、特に制限されない。このような塩としては、例えば、無機塩基との塩、無機酸との塩、及び有機酸との塩等が挙げられる。無機塩基との塩としては、ナトリウム、カリウム、及びリチウム等のアルカリ金属塩、カルシウム、及びマグネシウム等のアルカリ土類金属塩、並びにアンモニウム塩等が挙げられる。無機酸との塩としては、ハロゲン化水素酸(塩酸、臭化水素酸、及びヨウ化水素酸等)、硫酸、硝酸、及びリン酸等との塩が挙げられる。有機酸との塩としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、及びクエン酸等との塩が挙げられる。一実施形態において、好ましい塩は、ナトリウム塩、カリウム塩、及び塩酸塩等である。
増粘多糖類は、食品の分野で使用されるものであればよく、その種類及び由来等は制限されない。増粘多糖類としては、例えば、サクシノグリカン、ジェランガム、ネイティブジェランガム、ネイティブ型ジェランガム、脱アシル型ジェランガム、カラギーナン(κ、ι、λ、μ、ν、θ、ζ、又はπ)、ファーセレラン、キサンタンガム、グルコマンナン、ローカストビーンガム、タラガム、サイリュームシードガム、アルギン酸及びその塩、ペクチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースおよびその塩、タマリンドシードガム、アゾバクタービネランジガム、コンドロイチン硫酸及びその塩、グアガム、グアガム酵素分解物、アラビアガム、アラビノキシラン、アラビノガラクタン、カラヤガム、カシアガム、水溶性又は水不溶性大豆多糖類、サバクヨモギシードガム、マクロホモプシスガム、トラガンドガム、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、澱粉、ゼラチン、ラムザンガム、寒天、カードラン、ウェランガム、プルラン、トラガントガム、ガティガム、PGA、化工又は加工デンプン、澱粉加水分解物、シクロデキストリン、キチン、キトサン、卵白、乳清たんぱく、ラクトアルブミン、ラクトグロブリン、牛血清アルブミン、及び大豆タンパク等を挙げることができる。一実施形態において、分散性の観点から増粘多糖類は、キサンタンガム及びグアガムであることが好ましく、キサンタンガムであることがより好ましい。
継粉形成抑制剤は、リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種のみから成る構造であってもよく、必要に応じて任意の他の成分(例えば、pH調整剤及びミネラル類等)を含んでもよい。一実施形態において、継粉形成抑制剤は、継粉形成の抑制効果をより効果的に発揮する観点から、更にデキストリンを含むことが好ましい。デキストリンは、食品の分野で使用されるものであればよく、その種類及び由来等は制限されない。一実施形態において、デキストリンは、分散性の向上効果をより効果的に発揮する観点から、デキストロース当量(DE)が6〜30であることが好ましく、6〜25であることが好ましい。
継粉形成抑制剤がデキストリンを含む場合、(a)リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種と(b)デキストリンの(配合)比率は、継粉抑制効果が発揮されれば、特に制限されない。例えば、当該比率は、乾燥重量換算で、(a):(b)=30:1〜200:1である。
一実施形態において、継粉形成抑制剤は、風味や食感の観点から、塩化カリウム及び/又はポリ‐γ‐グルタミン酸を含まないことが好ましい。
継粉形成抑制剤は、増粘多糖類(又は、これを含む組成物)に配合することによって、使用することができる。
2.増粘剤
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種と増粘多糖類とを含む、増粘剤(即ち、上記1.の継粉形成抑制剤と増粘多糖類とを含む増粘剤)が提供される。一実施形態において、増粘剤とは、液体の飲食品に粘性を付与する食品(又は食品添加物)であって、「とろみ調整剤」、又は「ゲル化剤」と同義である。
増粘剤に含まれ得るリジン、アスパラギン酸、及びこれらの塩、並びに増粘多糖類は、上記1.の継粉形成抑制剤の項において説明した通りである。
増粘剤に含まれるリジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種の含有量は任意であり、粘性を付与する飲食品や種類及び達成すべき飲食品の粘度等に応じて適宜設定することができる。例えば、増粘剤に含まれるリジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種の含有量は、乾燥重量換算で、増粘剤100部に対して、 1〜20部、好ましくは3〜15部、より好ましくは7〜15部である。これら数値範囲は、下限が1部であり、上限が20部、又は15部である場合、下限が3部であり、上限が20部又は15部である場合、下限が7部であり、上限が20部又は15部である場合を含む。
増粘剤に含まれる増粘多糖類の含有量は、粘性を付与する飲食品や種類及び達成する飲食品の粘度等に応じて適宜設定することができる。例えば、増粘剤に含まれる増粘多糖類の含有量は、乾燥重量換算で、増粘剤100部に対して、20〜80部、好ましくは25〜70部、より好ましくは30〜70部である。これらの数値範囲は、下限が10部であり、上限が80部、又は70部の場合、下限が25部であり、上限が80部、又は70部の場合、下限が30部の場合、上限が80部、又は70部の場合を含む。
一実施形態において、増粘剤は、デキストリンを含有することが好ましい。増粘剤がデキストリンを含有する場合、デキストリンの含有量は、例えば、乾燥重量換算で、増粘剤100部に対して、20〜80部、好ましくは25〜80部、より好ましくは30〜75部である。これらの数値範囲は、下限が20部であり、上限が80部、又は75部である場合、下限が25部であり、上限が80部、又は75部である場合、下限が30部であり、上限が80部又は75部である場合は含む。
増粘剤の構造は任意であり、所望の粘性付加効果が発揮されれば、特に制限されない。増粘剤は、増粘多糖類による継粉形成をより効果的に抑制する観点から、リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種が、増粘多糖類に結着している構造を有することが好ましい。
増粘剤の形状は、特に制限されない。例えば、増粘剤は、粉末状又は液状であり得る。増粘剤は、保存性の向上効果をより効果的に発揮する観点から、粉末状であることが好ましい。増粘剤の粒径は、細かいほど、粘度を発現しやすいが、継粉(継子)を形成しやすい。増粘剤の粒径は、250μm以下の顆粒が10%以下であることが好ましい。増粘剤の粒径が250μm以下であることは、粉末状の増粘剤を、目開きが250μmの篩(60メッシュ)にかけることで測定できる。
一実施形態において、増粘剤は、継粉形成が抑制されているだけでなく、水中において、とろみの発現が速いものが好ましい。一実施形態において、増粘剤は、100g(100ml)のイオン交換水に3gで添加し、プラスチック製の薬サジで20秒間撹拌して、5分間静置した直後の水粘度が5000mPa・s以上である。5400 mPa・s以上が好ましく、5800mPa・s以上がより好ましい。また、一実施形態において、増粘剤は、継粉形成が抑制されているだけでなく、塩水中において、とろみの発現が速いものが好ましい。一実施形態において、増粘剤は、100g(100ml)の食塩水(2重量%)に3gで添加し、プラスチック製の薬サジで20秒間撹拌して、5分間静置した直後の塩水粘度が1500 mPa・s以上である。1800mPa・s以上が好ましく、2200 mPa・s以上がより好ましい。水粘度及び塩水粘度は、例えば、B型粘度計(回転速度:12 rpm、回転時間:30秒間、ローター: M3、東機産業社製)を用いて測定することができる。
増粘剤は、液体の飲食品に添加して使用することができる。増粘剤を液体の飲食品に添加することにより、食品に粘性を付加することができる。液体の飲食品に粘性を付加することは、嚥下補助に資する。よって、一実施形態において、増粘剤は、嚥下補助剤として使用される。
飲食品に配合される増粘剤の量は任意であり、目的とする粘度の強さ等に応じて適宜設定することができる。例えば、増粘剤は、飲料には、100mlあたり0.5〜5重量%、好ましくは1〜3重量%で配合することができる。これらの数値範囲は、下限が0.5重量%であり、上限が5重量%又は3重量%の場合、及び、下限が1重量%であり、上限が5重量%又は3重量%の場合を含む。
増粘剤が配合される飲食品は任意であり、液状の飲食品であれば、特に制限されない。飲食品としては、例えば、水、茶飲料、ジュース、清涼飲料水、牛乳、発酵乳飲料、及び乳酸菌飲料等の飲料、スープ、味噌汁、ドレッシング、ラーメン、うどん、スープパスタ、流動食、及びミキサー食等の食品を挙げることができる。一実施形態において、増粘剤は、液状の医薬品、及び化粧品に粘性を付与するために使用することもできる。
増粘剤を任意の容器に充填して、容器詰め増粘剤とすることができる。増粘剤を充填するための容器は、食品の保存に適していれば、特に制限されない。例えば、増粘剤が粉末状である場合、増粘剤を充填するための容器として、例えば、合成樹脂製の袋、バリア性層(例えば、アルミニウム等の金属箔、エチレン−ビニルアルコール共重合体、又は塩化ビニリデン系重合体等)とヒートシール性樹脂層とを含む積層材袋、PETボトル、金属缶、紙容器等を挙げることができる。増粘剤を充填するための容器は、充填の効率及び保存性の観点から、バリア性層(アルミニウム等の金属箔)とヒートシール性樹脂層とを含む積層材袋が好ましく、リパックできる形態及び/又は1回分を包装できる形態の積層袋がより好ましい。このような容器には、増粘剤だけを充填しても良いが、必要に応じて、任意の他の成分(例えば、乾燥剤)を加えて充填しても良い。
増粘剤が液体状(液状)である場合、増粘剤を充填するための容器として、例えば、合成樹脂製の袋、バリア性層(アルミニウム等の金属箔、エチレン−ビニルアルコール共重合体、又は塩化ビニリデン系重合体等)とヒートシール性樹脂層とを含む積層材袋、遮光性フィルム付きのチューブ、遮光性フィルム付きのPETボトル、金属缶、及び紙容器等を挙げることができる。増粘剤を充填するための容器は、保存性の観点から、バリア性層(アルミニウム等の金属箔)とヒートシール性樹脂層とを含む積層材袋、チューブ、及び金属缶が好ましく、PETボトル等を用いる場合には、光や酸素を透過しないフィルムで覆うことが好ましい。
上記のように容器詰めされた増粘剤は、必要に応じて任意の他の食品を組み合わせた飲食品とすることができる。
3.飲食品
上記2.で説明した増粘剤が配合された飲食品が提供される。ここで、飲食品に配合される成分については、上記1〜2.に説明した通りである。増粘剤が配合された飲食品は、上述の飲料及び食品に限らず、ゼリー状又はゲル状の飲食品も含まれる。増粘剤が配合された飲食品は、粘性が付加されているため、嚥下補助食品として利用することができる。
4.使用
上記の通り、リジン、アスパラギン酸、又はこれらの塩によって増粘多糖類による継粉の形成を抑制することができる。従って、増粘多糖類による継粉の形成を抑制するためのリジン、アスパラギン酸、又はこれらの塩の使用(又は使用方法)が提供される。
上述する増粘剤を飲食品に配合することにより、継粉の形成を抑制しながら、飲食品に粘性(又はとろみ)を付与することができる。よって、飲食品にとろみを付与するための増粘剤の使用(又はとろみ付与方法)が提供される。飲食品への増粘剤の配合割合等は上述の通りである。
5.増粘剤の製法
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種と、増粘多糖類とを含む増粘剤の製造方法は任意である。例えば、リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種と増粘多糖類と必要に応じてデキストリンとを混合して増粘剤を得ることができる。この混合は、粉末状で行っても、水溶液(液体)中で行ってもよい。各成分の混合の順序は任意である。
一実施形態において、増粘剤による継粉の形成を効果的に抑制する観点から、増粘剤は、(1)リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種が溶解した水溶液を調製すること、及び(2)該水溶液を、増粘多糖類に噴霧することを含む方法で製造することが好ましい。
リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種が溶解した水溶液は、リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種を水に添加し、必要に応じて撹拌することによって得ることができる。この水溶液はバインダー液と呼ばれることもある。水溶液中のリジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種の濃度は特に制限されないが、例えば、水溶液(液体)中のリジン、アスパラギン酸、又はこれらの塩の濃度は、0.5〜15重量%であり、好ましくは1〜13重量%であり、より好ましくは1〜11重量%である。これらの数値範囲は、下限が0.5重量%であり、上限が15重量%、13重量%、又は11重量%の場合、及び、下限が1重量%であり、上限が15重量%、13重量%、又は11重量%の場合を含む。
一実施形態において、上記水溶液は、デキストリンを含有することが好ましい。水溶液中のデキストリンの濃度は特に制限されないが、例えば、20〜40重量%であり、好ましくは25〜35重量%である。これらの数値範囲は、下限が20重量%であり、上限が40重量%又は35重量%の場合、及び、下限が25重量%であり、上限が40重量%又は35重量%の場合を含む。水溶液にデキストリンを配合することにより、リジン、アスパラギン酸、又はこれらの塩を増粘多糖類に結着させ易くすることができる。
上記水溶液を調製する条件は、特に制限されず、例えば、常圧常温下で調整することができる。上記水溶液のpHは、特に制限されないが、例えば、3〜8である。上記水溶液とリジン、アスパラギン酸、又はこれらの塩との風味の相性の観点から、4〜7.5が好ましい。
上記水溶液を増粘多糖類へ任意の手段で噴霧することができるが、上記水溶液を増粘多糖類に均一に噴霧することが好ましい。そして、水溶液が噴霧された増粘多糖類は必要に応じて乾燥される。この噴霧は、例えば、液体を噴霧しながら、粉体を造粒することができる装置(例えば、SFC−LABO、フロイント産業(株)製)で行うことができる。乾燥された増粘多糖類の水分含量は、分散性や保存性の向上効果をより効果的に発揮する観点から、例えば、8%重量以下である。7%重量以下が好ましく、6%重量以下がより好ましい。
上記水溶液を増粘多糖類のみに噴霧してもよいが、上記水溶液を増粘多糖類とデキストリンとの混合物に噴霧することが好ましい。また、増粘剤の特性及び継粉形成抑制効果(作用)が阻害されなければ、この混合物に任意の他の成分を含ませてもよい。この混合物において、増粘多糖類とデキストリンの(配合)比率は、増粘剤の特性及び継粉抑制効果が阻害されなければ、特に制限されない。例えば、当該比率は、乾燥重量換算で、増粘多糖類:デキストリン=1〜3:1〜5である。分散性の観点から、当該比率は、1〜2:1〜5が好ましい。
増粘多糖類又は上記混合物に噴霧する上記水溶液の量は所望の継粉形成抑制効果(作用)が得られれば、特に制限されない。例えば、増粘多糖類又は上記混合物と上記水溶液との割合は、80〜90重量部(増粘多糖類又は混合物)に対して20〜30重量部(水溶液)である。
以下、実施例により、本発明について、さらに詳細に説明するが、本発明は、これらに制限されるものではない。
製造例1:増粘剤の調製(塩化カリウム、リジン、グリン)
表1に示す通り、58重量部のデキストリン及び33重量部のキサンタンガムを混合して、混合粉末を得た。また、8重量部のデキストリンを15重量部の水に溶解してから、1重量部の塩化カリウムを添加して溶解させて、バインダー液を得た。造粒装置(SFC−LABO、フロイント産業(株)製))を用いて、デキストリンとキサンタンガムとの混合粉末にバインダー液(全量)を噴霧しながら、デキストリンとキサンタンガムとの混合粉末を造粒し、増粘剤(処方1)を得た。
表1に示す通り、混合粉末に含まれるデキストリンの配合量を56重量部に変更し、バインダー液に配合される塩化カリウムを3重量部のリジン塩酸塩に変更した以外は、処方1と同様にして、増粘剤(処方2)を得た。
表1に示す通り、バインダー液に配合される塩化カリウムを1重量部のグリンに変更した以外は、処方1と同様にして、増粘剤(処方3)を得た。
Figure 0006766044
試験例1:とろみの発現及び分散性の評価
次の評価方法を用いて、製造例1で得た各増粘剤について、とろみ(粘度)の発現性、及び分散性(継粉形成の抑制効果)を評価した。増粘剤は、所定の水、又は塩水において、トロミの発現が速いこと、ダマが形成されないこと、及びダマ(形成される場合)が小さいことが望ましい。
とろみ(粘度)の発現の評価方法
ガラス製のビーカー(100ml容)に100gのイオン交換水を用意し、室温で3gの増粘剤を加え、プラスチック製の薬サジで20秒間撹拌して、5分間静置した後、水粘度を測定した。水粘度が5000 mPa・s以上の場合に、とろみの発現が良好であると評価した。
ガラス製のビーカー(100ml容)に100gの食塩水(2重量%)を用意し、3gの増粘剤を加え 、プラスチック製の薬サジで20秒間撹拌して、5分間静置した後、塩水粘度を測定した。塩水粘度が1500 mPa・s以上の場合に、塩水における、とろみの発現が良好であると評価した。
B型粘度計(回転速度:12 rpm、回転時間:30秒間、ローター: M3、東機産業社製)を用いて、水粘度及び塩水粘度を測定した。
分散性の評価方法
ガラス製のビーカー(100ml容)に、100gの食塩水(0.025重量%)を用意し、2gの増粘剤を加え、2秒間静置し、マグネティック式のスターラー(スターラーバーの長さ:4cm)で10秒間撹拌した後、ダマの状態を確認した。そして、表2に示す4段階で、増粘剤の分散性を評価した。各増粘剤の分散性は3回ずつで評価した。
Figure 0006766044
処方1〜3について、とろみの発現性に関する評価結果を表3に示し、分散性に関する評価結果を表4に示す。また、処方1〜3について、各増粘剤を分散させた溶液を上側から撮影した写真を図1に示す。
Figure 0006766044
Figure 0006766044
表3及び表4並びに図1に示す通り、リジンを配合した処方2の増粘剤では、塩化カリウムを配合した処方1の増粘剤と同等に、とろみの発現性及び分散性が良好であることが確認された。一方、塩化カリウムに代えて、グリンを配合した処方3の増粘剤では、とろみの発現性は良好であるものの、直径が10mm以上のダマが形成され、分散性が十分に改善されないことが確認された。これらの結果から、増粘剤において、塩化カリウムに代えて、リジンを用いることにより、塩化カリウムと同等のとろみ調整(付与)作用、及び、継粉形成抑制作用が得られることが確認された。
製造例2:増粘剤の調製(アスパラギン酸)
表5に示す通り、54重量部のデキストリン及び33重量部のキサンタンガムを混合して、混合粉末を得た。また、8重量部のデキストリンを15重量部の水に溶解してから、5重量部のアスパラギン酸ナトリウム一水和物を添加して溶解させて、バインダー液を得た。製造例1と同様に、デキストリンとキサンタンガムとの混合粉末にバインダー液(全量)を噴霧しながら、デキストリンとキサンタンガムとの混合粉末を造粒し、増粘剤(処方4)を得た。
表5に示す通り、57重量部のデキストリン及び33重量部のキサンタンガムを混合して、混合粉末を得た。また、8重量部のデキストリンを15重量部の水に溶解してから、2重量部のアスパラギン酸ナトリウム一水和物を添加して溶解させて、バインダー液を得た。製造例1と同様に、デキストリンとキサンタンガムとの混合粉末にバインダー液(全量)を噴霧し、増粘剤(処方5)を得た。
表5に示す通り、混合粉末に含まれるデキストリンの配合量を58重量部に変更し、バインダー液に配合されるアスパラギン酸ナトリウム一水和物の配合量を1重量部に変更した以外は、処方4と同様にして、増粘剤(処方6)を得た。
表5に示す通り、混合粉末に含まれるデキストリンの配合量を59重量部及びキサンタンガムの配合量を32.5重量部に変更し、バインダー液に配合されるアスパラギン酸ナトリウム一水和物の配合量を0.5重量部に変更した以外は、処方4と同様にして、増粘剤(処方7)を得た。
Figure 0006766044
試験例2:とろみの発現及び分散性の評価
試験例1と同じ評価方法を用いて、製造例2で得た各増粘剤について、とろみ(粘度)の発現性、及び分散性(継粉形成の抑制効果)を評価した。この結果を表6及び表7に示す。
Figure 0006766044
Figure 0006766044
表6及び表7に示す通り、アスパラギン酸の配合量に関係なく、とろみの発現が良好であることが確認された。一方、アスパラギン酸の配合量の増加に伴って、分散性が改善されることが確認された。
試験例3:風味評価
処方4の増粘剤、及び処方4のアスパラギン酸一水和物を塩化カリウムに変更した以外は、処方4と同様にして製造した増粘剤(処方8)について、次の手順に従って、風味への影響を評価した。
処方4、又は処方8の増粘剤をイオン交換水に3重量%で添加してから撹拌し、イオン交換水にとろみを付与して、とろみ水を得た。とろみ水を7名の専門パネルが摂取し、次の評価系に従って、この後味及び塩味を評価した。
後味評価:処方4の増粘剤を用いた場合の後味を基準とし、処方8の増粘剤について、次の5段階で評価した(5; 明らかに軽減されている、4;やや軽減されている、3; 同じ、2;やや強い、1; 明らかに強い)。
塩味評価:処方4の増粘剤を用いた場合の塩味を基準とし、処方8の増粘剤について、次の5段階で評価した(5: 明らかに強い、4:やや強い、3: 同じ、2:やや軽減されている、1: 明らかに軽減されている)。
処方8の増粘剤を用いた場合の後味の評価は、平均で1.3であり、塩化カリウムを用いた処方8と比べて、処方4の増粘剤では、後味が有意(P<0.05)に改善されることが確認された。また、処方8の増粘剤を用いた場合の塩味の評価は、平均で3.9であり、塩化カリウムを用いた処方8と比べて、処方4の増粘剤では、塩味が有意(P<0.05)に改善されることが確認された。

Claims (12)

  1. リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種を含む、増粘多糖類の継粉形成抑制剤。
  2. 増粘多糖類が、キサンタンガム及びグアガムから成る群から選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の継粉形成抑制剤。
  3. リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される少なくとも一種と、増粘多糖類とを含み、前記少なくとも一種が増粘多糖類に結着している、増粘剤。
  4. 増粘多糖類が、キサンタンガム及びグアガムから成る群から選択される少なくとも一種である、請求項3に記載の増粘剤。
  5. 更に、デキストリンを含む、請求項3又は4に記載の増粘剤。
  6. 請求項3〜のいずれかに記載の増粘剤が容器に充填されている、容器詰め増粘剤。
  7. 請求項3〜のいずれかに記載の増粘剤が配合された飲食品。
  8. 嚥下補助食品である、請求項に記載の飲食品。
  9. 増粘多糖類の継粉形成を抑制するための、リジン及びアスパラギン酸並びにこれらの塩から成る群から選択される一種以上の使用。
  10. 増粘多糖類が、キサンタンガム及びグアガムから成る群から選択される少なくとも一種である、請求項に記載の使用。
  11. 請求項3〜のいずれかに記載の増粘剤を飲食品に配合することを含む、とろみを有する飲食品の製造方法。
  12. 請求項3〜のいずれかに記載の増粘剤を飲食品に配合することを含む、飲食品へのとろみの付与方法。
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