JP6765842B2 - 廃棄物処理設備 - Google Patents

廃棄物処理設備 Download PDF

Info

Publication number
JP6765842B2
JP6765842B2 JP2016081887A JP2016081887A JP6765842B2 JP 6765842 B2 JP6765842 B2 JP 6765842B2 JP 2016081887 A JP2016081887 A JP 2016081887A JP 2016081887 A JP2016081887 A JP 2016081887A JP 6765842 B2 JP6765842 B2 JP 6765842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressed air
pipe
intermediate portion
combustion furnace
waste treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016081887A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017190930A (ja
Inventor
泰志 小関
泰志 小関
修策 服部
修策 服部
直人 渡邉
直人 渡邉
貴大 中出
貴大 中出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Metawater Co Ltd
Original Assignee
Metawater Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Metawater Co Ltd filed Critical Metawater Co Ltd
Priority to JP2016081887A priority Critical patent/JP6765842B2/ja
Publication of JP2017190930A publication Critical patent/JP2017190930A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6765842B2 publication Critical patent/JP6765842B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/34Indirect CO2mitigation, i.e. by acting on non CO2directly related matters of the process, e.g. pre-heating or heat recovery

Landscapes

  • Air Supply (AREA)

Description

本発明は、廃棄物処理設備に関する。
脱水汚泥などの廃棄物は、焼却、乾燥、炭化等の、汚泥の熱処理時の水分蒸発に多大なエネルギーが必要である。汚泥熱処理時の省エネルギーの観点から、そのエネルギーを有効に回収し、再利用することが期待されている。
エネルギーを再利用して廃棄物を処理する廃棄物処理設備として、特許文献1に示すような過給機を用いた廃棄物処理設備がある。この廃棄物処理設備は、燃焼炉と、過給機と、熱交換器とを備えている。燃焼炉は、廃棄物を燃焼する炉である。過給機が有するコンプレッサは、外気を取り込んで圧縮する。熱交換器は、コンプレッサの圧縮空気を燃焼炉からの排ガスと熱交換し、圧縮空気を加熱する。過給機が有するタービンは、加熱された圧縮空気のエネルギーを利用して回転軸を回転させ、その回転をコンプレッサに伝えて、コンプレッサを作動させる。タービンは、回転に利用した後の空気を、燃焼炉の燃焼用の空気として、燃焼炉に供給する。
特許第4831309号公報
ここで、過給機によって燃焼炉に空気を供給する際、コンプレッサから供給する空気量は、外気温度や運転状態などの変化(外乱)により、増減する場合がある。コンプレッサから供給する空気量が変化すると、燃焼炉に供給する空気量が変動するため、廃棄物を適切に燃焼できなくなるおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外乱が生じた場合であっても、廃棄物を適切に燃焼できる廃棄物処理設備を供給することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の廃棄物処理設備は、廃棄物を燃焼して排ガスを排出する燃焼炉と、取り込んだ外気を圧縮して圧縮空気を生成するコンプレッサ部と、前記コンプレッサ部に回転軸を介して接続されるタービン部と、一方の端部である上流側端部が前記コンプレッサ部に接続され、他方の端部である下流側端部が前記タービン部に接続されて、前記コンプレッサ部からの圧縮空気が前記タービン部まで流れる圧縮空気管と、前記圧縮空気管の上流側端部と下流側端部との間の中間箇所に設けられ、前記圧縮空気管を流れる圧縮空気と前記排ガスとの熱交換を行う熱交換部と、一方の端部である上流側端部が前記タービン部に接続され、他方の端部である下流側端部が前記燃焼炉に接続されて、燃焼用空気が前記燃焼炉まで流れる燃焼炉接続管と、一方の端部である上流側端部が、前記圧縮空気管の前記上流側端部と前記中間箇所との間に接続され、他方の端部である下流側端部が、前記圧縮空気管の前記中間箇所、又は前記中間箇所と前記下流側端部との間に接続される第1管と、前記第1管に設けられる第1弁と、一方の端部である上流側端部が前記圧縮空気管に接続され、他方の端部である下流側端部が前記燃焼炉接続管に接続される第2管と、前記第2管に設けられる第2弁と、を有する。
前記廃棄物処理設備において、前記圧縮空気管は、前記中間箇所の上流側端部側の端部である第1中間箇所から、前記中間箇所の下流側端部側の端部である第2中間箇所までが、前記熱交換部に取付けられ、前記第1管の下流側端部は、前記圧縮空気管の前記第1中間箇所と前記第2中間箇所との間に接続されることが好ましい。
前記廃棄物処理設備において、前記第2管の上流側端部は、前記圧縮空気管の前記上流側端部と前記中間箇所との間に接続されることが好ましい。
前記廃棄物処理設備は、外気の温度に基づき、前記第1弁の開度を制御し、前記廃棄物処理設備の運転状態に基づき、前記第2弁の開度を制御する制御部を更に有することが好ましい。
前記廃棄物処理設備において、前記制御部は、前記運転状態に基づき、前記燃焼炉が前記廃棄物を燃焼するために必要な空気量を前記コンプレッサ部が供給するよう、前記第2弁の開度を制御することが好ましい。
本発明によれば、廃棄物を適切に燃焼することができる。
本実施形態に係る廃棄物処理設備を示すブロック図である。 本実施形態に係る廃棄物処理設備の制御を模式的に示すブロック図である。
以下に、本発明の好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の実施形態の全図においては、同一または対応する部分には同一の符号を付す。また、本発明は以下に説明する実施形態によって限定されるものではない。なお、以下の説明において、前段および後段、ならびに上流および下流はそれぞれ、空気または排ガスの流れに沿った前段および後段、ならびに上流および下流を意味する。
(廃棄物処理設備の構成)
図1は、本実施形態に係る廃棄物処理設備を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、燃焼炉11と、過給機12と、熱交換部13と、制御部15と、排ガス処理設備16とを備えて構成されている。なお、排ガス処理手段としての排ガス処理設備16は、図示省略した、集塵機、スクラバ、および誘引ファンを備えている。ここで、制御部15は、例えば、情報処理部および記憶領域、ならびに記録媒体を備えたコンピュータから構成される。また、排ガス処理設備16は、従来公知の排ガス処理設備を採用できるため、詳細な説明は省略する。
燃焼炉11は、例えば汚泥などの廃棄物を燃焼、焼却し、排ガスを発生させる炉である。この廃棄物は、例えば、水分含有率が65%〜80%、好適には75%以下程度の脱水ケーキである。なお、廃棄物は汚泥以外のものであっても良く、必ずしも汚泥に限定されるものではない。脱水ケーキは、燃焼炉11に投入されて焼却される。燃焼炉11としては各種形式があるが、ダイオキシンの発生防止や設備小型化の観点から、例えば流動焼却炉を採用するのが好ましい。なお、燃焼炉11内において廃棄物を自燃させることが困難である場合には、必要に応じて燃焼炉11内に補助燃料が供給される。
過給機12は、燃焼炉11の前段側に設けられており、コンプレッサ部12aとタービン部12bと回転軸12cとを有している。コンプレッサ部12aは、作動状態において、管20から外気を取り込み、その外気を圧縮し、圧縮空気を生成する。
コンプレッサ部12aには、圧縮空気管22が接続されている。圧縮空気管22は、一方の端部である上流側端部22aがコンプレッサ部12aの圧縮空気を排出する出口に接続される。圧縮空気管22は、他方の端部である下流側端部22bが、タービン部12bに接続される。コンプレッサ部12aが生成した圧縮空気は、圧縮空気管22を流れ、熱交換部13を経由してタービン部12bに導入される。
熱交換部13は、圧縮空気管22の上流側端部22aと下流側端部22bとの間に設けられる。熱交換部13は、空気予熱器13aを有する。空気予熱器13aは、管31aに接続されており、管31aを介して、燃焼炉11が生成した排ガスが、内部に供給される。また、空気予熱器13aは、内部に圧縮空気管22の中間箇所22cが導入されている。中間箇所22cは、圧縮空気管22の一部の箇所であり、上流側端部22aと下流側端部22bとの間の箇所である。さらに詳しくは、空気予熱器13aは、圧縮空気管22の中間箇所22cの上流側端部22a側の端部である第1中間箇所22c1から、中間箇所22cの下流側端部22b側の端部である第2中間箇所22c2までが、内部に導入されている。
熱交換部13は、空気予熱器13aの内部に供給された排ガスと、圧縮空気管22を流れる圧縮空気との熱交換を行う。さらに言えば、熱交換部13は、排ガスと圧縮空気管22を流れる圧縮空気との間において混合することなく間接的に熱交換を行う。すなわち、熱交換部13は、燃焼炉11での燃焼に用いる圧縮空気を、より高温の排ガスによって加熱する。空気予熱器13aに供給されて熱交換を行った後の排ガスは、管31bを介して排ガス処理設備16に供給される。排ガス処理設備16は、この排ガスに対して排ガス処理を行う。なお、熱交換部13は、圧縮空気管22の中間箇所22c(第1中間箇所22c1から第2中間箇所22c2までの間)に設けられ、中間箇所22cを通る圧縮空気を、排ガスと熱交換するものであれば、その構造、及び熱交換方法は任意である。
タービン部12bは、回転軸12cを介してコンプレッサ部12aに接続されている。タービン部12bは、熱交換部13を経由して加熱された圧縮空気が、圧縮空気管22を介して供給される。タービン部12bは、この加熱された圧縮空気のエネルギーによって、回転軸12cを回転駆動する。コンプレッサ部12aは、この回転軸12cの回転駆動により、管20から外気を取り込み、その外気を圧縮し、圧縮空気を生成する。換言すると、過給機12は、燃焼炉11の廃熱を、熱交換部13を通じて駆動用の動力に変換している。
また、圧縮空気管22には、流量計24が設けられている。流量計24は、圧縮空気管22の上流側端部22aと中間箇所22cとの間に設けられる。より詳しくは、流量計24は、圧縮空気管22の、上流側端部22aと、後述する第1管40及び第2管44との接続箇所と、の間に設けられる。流量計24は、コンプレッサ部12aから供給されて圧縮空気管22の内部を流れる圧縮空気の流量、より詳しくは、第1管40及び第2管44との接続箇所よりも圧縮空気の上流側を流れる圧縮空気管22の内部の圧縮空気の流量を計測する。制御部15は、流量計24の流量計測結果を取得する。
タービン部12bに供給され、回転軸12cを駆動した後の圧縮空気は、燃焼用空気として、燃焼炉接続管28を介して、燃焼炉11内に導入される。燃焼炉接続管28は、一方の端部である上流側端部28aがタービン部12bの出口に接続される。燃焼炉接続管28は、他方の端部である下流側端部28bが、燃焼炉11に接続されている。燃焼炉接続管28は、燃焼用空気が燃焼炉11まで流れる。燃焼炉11は、この燃焼用空気中の酸素を用いて、廃棄物を焼却する。なお、燃焼用空気とは、タービン部12bからの圧縮空気と、後述する第2管44を通った圧縮空気との少なくともいずれかであり、燃焼炉接続管28から燃焼炉11に供給される空気である。
圧縮空気管22には、第1管40が接続されている。第1管40は、一方の端部である上流側端部40aが、圧縮空気管22の上流側端部22aと中間箇所22cとの間に接続される。第1管40は、他方の端部である下流側端部40bが、圧縮空気管22の中間箇所22cに接続されている。より詳しくは、第1管40は、下流側端部40bが、圧縮空気管22の第1中間箇所22c1と第2中間箇所22c2との間、すなわち熱交換部13の内部に設けられている。なお、下流側端部40bは、熱交換部13をバイパスする(熱交換部13を通る経路とは別の経路を通る)ようにして、圧縮空気管22の熱交換部13よりも下流側に接続することもできる。
第1管40は、圧縮空気管22を流れる圧縮空気の一部が、内部に流れる。第1管40は、圧縮空気の一部を、第1中間箇所22c1をバイパスさせて(第1中間箇所22c1を通る経路とは別の経路で)、下流側端部40bまで流す。また、第1管40には、第1弁42が設けられる。第1弁42は、制御部15の制御により開閉し、第1管40を流れる圧縮空気の空気量を制御する。
また、圧縮空気管22には、第2管44が接続されている。第2管44は、一方の端部である上流側端部44aが、圧縮空気管22に接続される。より詳しくは、第2管44は、上流側端部44aが、圧縮空気管22の上流側端部22aと中間箇所22cとの間に接続される。第2管44は、他方の端部である下流側端部44bが、燃焼炉接続管28の上流側端部28aと下流側端部28bとの間に接続される。第2管44は、上流側端部44aが、圧縮空気管22の第1管40の上流側端部40aとの接続箇所よりも圧縮空気の上流側に設けられているが、これに限られず、圧縮空気管22の第1管40の上流側端部40aとの接続箇所よりも圧縮空気の下流側に設けられていてもよい。
第2管44は、圧縮空気管22を流れる圧縮空気の一部が、内部に流れる。第2管44は、圧縮空気の一部を、タービン12bをバイパスさせて(タービン12bを通る経路とは別の経路で)、燃焼炉接続管28まで流す。また、第2管44には、第2弁46が設けられる。第2弁46は、制御部15の制御により開閉し、第2管44を流れる圧縮空気の空気量を制御する。なお、タービン12bをバイパスできる位置であれば、圧縮空気管22における第2管44の上流側端部44aの位置は特に限定されず、上流側端部44aは、例えば、中間箇所22cと下流側端部22bとの間であってもよい。
また、廃棄物処理設備1は、温度計50を有している。温度計50は、外気の温度を計測する温度計である。制御部15は、温度計50の外気温度の測定結果を取得する。
(廃棄物処理設備の制御)
次に、廃棄物処理設備1の制御について説明する。廃棄物処理設備1は、燃焼炉11に、廃棄物を燃焼させるための空気を供給する。図2は、本実施形態に係る廃棄物処理設備の制御を模式的に示すブロック図である。
コンプレッサ部12aは、回転軸12cの回転駆動により作動しており、外気を取り込んで圧縮空気A0を生成している。コンプレッサ部12aが生成した圧縮空気A0は、圧縮空気管22を流れ、熱交換部13を通って、排ガスにより加熱される。熱交換部13を通って加熱された圧縮空気A0は、タービン部12bに導入される。タービン部12bは、この加熱された圧縮空気A0により回転軸12cを回転させ、コンプレッサ部12aの作動を続けさせる。タービン部12bで回転軸12cを回転させた後の圧縮空気A0は、燃焼炉接続管28を経由して燃焼炉11に導入される。燃焼炉11は、この圧縮空気A0により、廃棄物を燃焼させ、排ガスを発生させる。
制御部15は、第1弁42の開度を制御する。第1弁42が開いている場合、圧縮空気管22を流れる圧縮空気A0の一部は、第1管40に分岐する。第1管40を流れる圧縮空気A1は、下流側端部40bから圧縮空気管22内に戻り、圧縮空気管22を流れる圧縮空気A0に合流して、圧縮空気管22の第2中間箇所22c2を経由して、タービン部12bに導入される。圧縮空気管22を流れてきた圧縮空気A0は、第1中間箇所22c1から第2中間箇所22c2までの区間で、熱交換部13を通る。一方、第1管40を流れてきた圧縮空気A1は、下流側端部40bから第2中間箇所22c2までの区間で、熱交換部13内を通る。従って、第1管40を流れてきた圧縮空気A1は、圧縮空気管22を流れてきた圧縮空気A0よりも、熱交換部13内を通る流路が短くなる。言い換えれば、第1管40を流れてきた圧縮空気A1は、圧縮空気管22を流れてきた圧縮空気A0よりも、排ガスとの熱交換量が低い。従って、タービン部12bに導入される圧縮空気A0は、第1管40を流れる圧縮空気A1の空気量が多いほど、すなわち第1弁42の開度が大きいほど、排ガスとの熱交換量が低くなり、温度、すなわち回転軸12cを回転させるためのエネルギーが低くなる。従って、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量は、第1管40を流れる圧縮空気A1の空気量が多いほど、すなわち第1弁42の開度が大きいほど、小さくなる。逆に、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量は、第1管40を流れる圧縮空気A1の空気量が少ないほど、すなわち第1弁42の開度が小さいほど、多くなる。
具体的には、制御部15は、温度計50から外気の温度の計測結果を取得する。制御部15は、外気の温度の計測結果に基づき、第1弁42の開度を制御することで、第1管40を流れる圧縮空気A1の流量を制御する。ただし、制御部15は、外気の温度に基づき、第1弁42の開度を調整するものであれば、上述の制御方法に限られない。例えば、制御部15は、温度計50による外気温度の計測結果を用いずに、例えば予め設定して記憶しておいた外気温度の情報(テーブル)に基づき、第1弁42の開度を調整してもよい。すなわち、制御部15が第1弁42の開度を調整するために用いる外気の温度とは、実際に計測した外気の温度計測結果でなくてもよく、例えば計算結果や、予め設定した情報などであってもよい。
また、制御部15は、第2弁46の開度を制御する。第2弁46が開いている場合、圧縮空気管22を流れる圧縮空気A0の一部が、第2管44の上流側端部44aから、第2管44に分岐する。第2管44を流れる圧縮空気A2は、下流側端部44bから燃焼炉接続管28内に流入し、タービン部12bを経由して燃焼炉接続管28を流れる圧縮空気A0に合流して、燃焼炉11に導入される。第2管44を流れる圧縮空気A2は、タービン部12bに導入されない。従って、タービン部12bに導入される圧縮空気A0の流量は、第2管44を流れる圧縮空気A2の空気量が多いほど、すなわち第2弁46の開度が大きいほど、少なくなる。そのため、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量は、第2管44を流れる圧縮空気A2の空気量が多いほど、すなわち第2弁46の開度が大きいほど、少なくなる。逆に、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量は、第2管44を流れる圧縮空気A2の空気量が少ないほど、すなわち第2弁46の開度が小さいほど、多くなる。
具体的には、制御部15は、廃棄物処理設備1の運転状態として、流量計24からコンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量の計測結果を取得する。また、制御部15は、燃焼炉11が廃棄物を燃焼させるために必要な空気量(必要空気量)の情報を取得する。この必要空気量は、例えば、焼却炉11に投入される廃棄物の量に基づき、その廃棄物を十分に燃焼できる空気量である。
制御部15は、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量の計測結果に基づき、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量が必要空気量となるように、第2弁46の開度を制御する。
ここで、コンプレッサ部12aは、排ガスのエネルギーによる自立運転で圧縮空気A0を供給している。従って、圧縮空気A0の供給量を制御しない場合、コンプレッサ部12aは、燃焼炉11への空気供給量が過剰になったり不足したりして、適切な量の圧縮空気A0を供給できなくなるおそれがある。本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、第1弁42が設けられた第1管40と、第2弁46が設けられた第2管44とを有するため、タービン部12bに導入する圧縮空気A0の量やそのエネルギーを調整することができる。従って、本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、コンプレッサ部12aから供給する圧縮空気A0の流量を制御して、燃焼炉11に適切な量の圧縮空気A0を供給することが可能となる。
また、コンプレッサ部12aから供給する圧縮空気A0の流量は、外気温度や、廃棄物処理設備1の運転状態などの変化により、増減する場合がある。コンプレッサ部12aから供給する空気量が変化すると、燃焼炉11に供給する空気量が変動するため、廃棄物を適切に燃焼できなくなるおそれがある。制御部15は、外気の温度に基づき第1弁42の開度を調整し、運転状態に基づき第2弁46の開度を調整して、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量を制御するため、廃棄物を適切に燃焼させることが可能となる。
以上説明したように、廃棄物処理設備1は、第1弁42が設けられた第1管40と、第2弁46が設けられた第2管44とを有するため、タービン部12bに導入する圧縮空気A0の量やそのエネルギーを調整することができる。従って、本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、コンプレッサ部12aから供給する圧縮空気A0の流量を制御することで、燃焼炉11に適切な量の圧縮空気A0を供給して、例えば外気温度や運転状態などの変化、すなわち外乱があった場合においても、廃棄物を適切に燃焼させることが可能となる。
また、圧縮空気管22は、中間箇所22cの上流側端部22a側の端部である第1中間箇所22c1から、中間箇所22cの下流側端部22b側の端部である第2中間箇所22c2までが、熱交換部13に取付けられる。そして、第1管40の下流側端部40bは、圧縮空気管22の第1中間箇所22c1と第2中間箇所22c2との間に接続される。この第1管40を流れてきた圧縮空気A1は、圧縮空気管22を流れてきた圧縮空気A0よりも、排ガスとの熱交換量が低くなる。従って、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量は、第1弁42の開度が大きいほど、小さくなり、第1弁42の開度が小さいほど、多くなる。そのため、この廃棄物処理設備1は、第1弁42の開度を調整することで、タービン12bに付与するエネルギーを調整し、燃焼炉11に適切な量の圧縮空気A0を供給して、外乱があった場合においても、廃棄物を適切に燃焼させることが可能となる。
また、第2管44の上流側端部44aは、圧縮空気管22の上流側端部22aと中間箇所22cとの間に接続される。第2管44を流れる圧縮空気A2は、タービン部12bを通らない。従って、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量は、第2弁46の開度が大きいほど少なくなり、第2弁46の開度が小さいほど多くなる。そのため、この廃棄物処理設備1は、第2弁46の開度を調整することで、燃焼炉11に適切な量の圧縮空気A0を供給して、廃棄物を適切に燃焼させることが可能となる。
また、制御部15は、外気の温度に基づき、第1弁42の開度を制御し、廃棄物処理設備1の運転状態に基づき、第2弁46の開度を制御する。これにより、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量を制御して、廃棄物を適切に燃焼させることが可能となる。
また、制御部15は、運転状態に基づき、燃焼炉11が廃棄物を燃焼するために必要な空気量をコンプレッサ部12aが供給するよう、第2弁46の開度を制御する。この制御部15は、コンプレッサ部12aが供給する圧縮空気A0の流量を、燃焼炉11が廃棄物を燃焼するために必要な空気量とするように、第2弁46の開度を制御する。従って、この制御部15は、廃棄物を適切に燃焼させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
1 廃棄物処理設備
11 燃焼炉
12 過給機
12a コンプレッサ部
12b タービン部
12c 回転軸
13 熱交換部
15 制御部
22 圧縮空気管
28 燃焼炉接続管
40 第1管
42 第1弁
44 第2管
46 第2弁
A0、A1、A2 圧縮空気

Claims (5)

  1. 廃棄物を燃焼して排ガスを排出する燃焼炉と、
    取り込んだ外気を圧縮して圧縮空気を生成するコンプレッサ部と、
    前記コンプレッサ部に回転軸を介して接続されるタービン部と、
    一方の端部である上流側端部が前記コンプレッサ部に接続され、他方の端部である下流側端部が前記タービン部に接続されて、前記コンプレッサ部からの圧縮空気が前記タービン部まで流れる圧縮空気管と、
    前記圧縮空気管の上流側端部と下流側端部との間の中間箇所に設けられ、前記圧縮空気管を流れる圧縮空気と前記排ガスとの熱交換を行う熱交換部と、
    一方の端部である上流側端部が前記タービン部に接続され、他方の端部である下流側端部が前記燃焼炉に接続されて、燃焼用空気が前記燃焼炉まで流れる燃焼炉接続管と、
    一方の端部である上流側端部が、前記圧縮空気管の前記上流側端部と前記中間箇所との間に接続され、他方の端部である下流側端部が、前記圧縮空気管の前記中間箇所、又は前記中間箇所と前記下流側端部との間に接続される第1管と、
    前記第1管に設けられる第1弁と、
    一方の端部である上流側端部が前記圧縮空気管に接続され、他方の端部である下流側端部が前記燃焼炉接続管に接続される第2管と、
    前記第2管に設けられる第2弁と、
    前記燃焼炉における必要空気量及び前記コンプレッサ部の供給する圧縮空気の流量計測値に基づいて、前記第2弁の開度を制御する制御部と、
    を有する廃棄物処理設備。
  2. 前記圧縮空気管は、前記中間箇所の上流側端部側の端部である第1中間箇所から、前記中間箇所の下流側端部側の端部である第2中間箇所までが、前記熱交換部に取付けられ、
    前記第1管の下流側端部は、前記圧縮空気管の前記第1中間箇所と前記第2中間箇所との間に接続される、
    請求項1に記載の廃棄物処理設備。
  3. 前記第2管の上流側端部は、前記圧縮空気管の前記上流側端部と前記中間箇所との間に接続される、
    請求項1又は請求項2に記載の廃棄物処理設備。
  4. 前記制御部は、外気の温度に基づき、前記第1弁の開度を制御する
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の廃棄物処理設備。
  5. 前記制御部は、前記燃焼炉が前記廃棄物を燃焼するために必要な空気量を前記コンプレッサ部が供給するよう、前記第2弁の開度を制御する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の廃棄物処理設備。
JP2016081887A 2016-04-15 2016-04-15 廃棄物処理設備 Active JP6765842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081887A JP6765842B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 廃棄物処理設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081887A JP6765842B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 廃棄物処理設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017190930A JP2017190930A (ja) 2017-10-19
JP6765842B2 true JP6765842B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=60084790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016081887A Active JP6765842B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 廃棄物処理設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6765842B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6411682B1 (ja) * 2018-01-23 2018-10-24 株式会社神鋼環境ソリューション 廃棄物処理設備
JP6363310B1 (ja) * 2018-01-30 2018-07-25 株式会社神鋼環境ソリューション 廃棄物処理設備
JP6363311B1 (ja) * 2018-01-31 2018-07-25 株式会社神鋼環境ソリューション 廃棄物処理設備
JP7156923B2 (ja) * 2018-11-29 2022-10-19 株式会社クボタ 廃棄物処理設備及び廃棄物処理設備の運転方法
JP7156922B2 (ja) * 2018-11-29 2022-10-19 株式会社クボタ 廃棄物処理設備及び廃棄物処理設備の運転方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5834946U (ja) * 1981-09-02 1983-03-07 石川島播磨重工業株式会社 加熱給気装置
JP6266440B2 (ja) * 2014-05-30 2018-01-24 メタウォーター株式会社 廃棄物処理設備および廃棄物処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017190930A (ja) 2017-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6765842B2 (ja) 廃棄物処理設備
JP6266440B2 (ja) 廃棄物処理設備および廃棄物処理方法
JP6490466B2 (ja) 廃棄物処理設備及び廃棄物処理設備の操炉方法
JP6655467B2 (ja) 廃棄物処理設備の操炉方法及び廃棄物処理設備
JP6683531B2 (ja) 廃棄物処理設備
JP2010014114A (ja) 蒸気タービン過負荷バルブ及びそれに関連する方法
JP2019095174A (ja) ボイラシステム、および、ボイラシステムの運転方法
JP6297417B2 (ja) 廃棄物処理設備および廃棄物処理方法
JP4920388B2 (ja) 乾燥機を備えた熱処理システム及びその運転方法
JP2024009139A (ja) 廃棄物処理設備
JP6280596B2 (ja) 廃棄物処理システム及びその起動方法
JP7185507B2 (ja) 蒸気タービン設備、蒸気タービン設備の始動方法およびコンバインドサイクルプラント
JP5400850B2 (ja) 排熱ボイラシステムの制御方法および制御装置
KR102043025B1 (ko) 배기가스 폐열회수장치
JP5711795B2 (ja) 加圧流動焼却炉設備、及び加圧流動焼却炉設備の制御方法
JP2006266085A (ja) 再生サイクル式ガスタービン発電システム
JP2022097537A (ja) 過給機付き焼却炉
JP6623319B1 (ja) 廃棄物処理設備及びその運転方法
JP2018105566A (ja) 廃棄物焼却システム
JP7156922B2 (ja) 廃棄物処理設備及び廃棄物処理設備の運転方法
JP5574911B2 (ja) 焼却設備及びその運転方法
WO2023112768A1 (ja) 焼却システム
JP2006266086A (ja) 再生サイクル式ガスタービン発電システム
JP2004092426A (ja) 熱電併給方法及び熱電併給システム
JP7093709B2 (ja) 焼却炉

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200901

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200916

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6765842

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250