JP6623319B1 - 廃棄物処理設備及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼用空気の熱からタービンを保護することが可能な過給式の廃棄物処理設備を提供する。【解決手段】廃棄物処理設備は、焼却炉と、空気導入経路と、排ガス経路と、コンプレッサとタービンとを含む過給機と、空気導入経路におけるコンプレッサの下流側で且つタービンの上流側に配置されると共に排ガス経路に配置された第1予熱器と、空気導入経路における第1予熱器の下流側で且つタービンの上流側に配置されると共に、排ガス経路における第1予熱器の上流側に配置された第2予熱器と、空気導入経路におけるタービンの下流側に配置されると共に、排ガス経路における第2予熱器の下流側で且つ第1予熱器の上流側に配置された再加熱器と、第1予熱器を迂回するバイパス経路と、第1予熱器へ流入する燃焼用空気の流量とバイパス経路へ流入する燃焼用空気の流量との比率を調整する調整弁と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、廃棄物処理設備及びその運転方法に関する。
従来、特許文献1に記載されているように、下水汚泥等の廃棄物を焼却する廃棄物処理設備であって、廃棄物の焼却に必要な空気を過給機により焼却炉へ供給するものが知られている。このような過給式の廃棄物処理設備は、廃棄物を焼却する際に生じる排ガスの熱を利用して過給機を駆動させることにより焼却炉へ空気を供給するものであり、空気供給用のブロワ等を用いる設備に比べて省電力性やコストの面で優れている。
特許文献1に記載された廃棄物処理設備は、廃棄物を焼却する焼却炉と、回転軸を介して接続されたコンプレッサ及びタービンを有する過給機と、焼却炉から排出される排ガスとコンプレッサを介して吸引された空気との間で熱交換する第一熱交換器と、タービンから焼却炉へと流れる空気と焼却炉から第一熱交換器へと流れる排ガスとの間で熱交換が可能な第二熱交換器とを備えている。この廃棄物処理設備によれば、第二熱交換器を設けることにより、タービンを回転させた後の空気を効率的に再加熱し、焼却炉へ供給される補助燃料の使用量を削減可能とされている。
特許第6301676号公報
特許文献1に記載された廃棄物処理設備では、タービンへ流入する前の空気が第一熱交換器において排ガスとの熱交換により加熱され、タービンから流出した後の空気が第二熱交換器において排ガスとの熱交換により加熱される。そして、排ガスが流通する経路上において、第一熱交換器が第二熱交換器の下流側に配置されている。
したがって、この廃棄物処理設備では、焼却炉から排出された排ガスが第一熱交換器へ直接は流入せず、第二熱交換器を通過した後に第一熱交換器へ流入する。よって、第一熱交換器へ流入する排ガスの温度は、第二熱交換器の運転条件等の影響を受けて変動するため、不安定である。その結果、第一熱交換器において空気が排ガスから受ける熱量も変動し、タービンへ流入する空気の温度が不安定になるため、当該空気温度がタービンの耐用温度を超えるおそれがある。このように、従来における過給式の廃棄物処理設備では、空気の熱に対するタービンの保護に関して十分な配慮がなされていないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃焼用空気の熱からタービンを保護することが可能な過給式の廃棄物処理設備及びその運転方法を提供することである。
本発明の一局面に係る廃棄物処理設備は、廃棄物を焼却する焼却炉と、前記焼却炉へ燃焼用空気を導くための空気導入経路と、前記焼却炉から排出された排ガスが流れる排ガス経路と、前記空気導入経路に配置された過給機であって、前記燃焼用空気を圧縮するコンプレッサと、前記燃焼用空気によって回転することにより前記コンプレッサを駆動させるタービンとを含む前記過給機と、前記空気導入経路における前記コンプレッサの下流側で且つ前記タービンの上流側に配置されると共に前記排ガス経路に配置され、前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する第1予熱器と、前記空気導入経路における前記第1予熱器の下流側で且つ前記タービンの上流側に配置されると共に、前記排ガス経路における前記第1予熱器の上流側に配置され、前記第1予熱器から流出した前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する第2予熱器と、前記空気導入経路における前記タービンの下流側に配置されると共に、前記排ガス経路における前記第2予熱器の下流側で且つ前記第1予熱器の上流側に配置され、前記タービンから流出した前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する再加熱器と、前記第1予熱器を迂回するように前記空気導入経路に接続されたバイパス経路と、前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気のうち、前記第1予熱器へ流入する前記燃焼用空気の流量と前記バイパス経路へ流入する前記燃焼用空気の流量との比率を調整する調整弁と、を備えている。
この廃棄物処理設備では、第2予熱器、再加熱器及び第1予熱器が、排ガス経路において上流側からこの順に配置されている。このため、第2予熱器では、運転温度が高く且つ燃焼用空気が排ガスとの熱交換により取得可能な熱量が安定している一方、第1予熱器では、運転温度が比較的低く且つ燃焼用空気が排ガスとの熱交換により取得可能な熱量が不安定になる。
この廃棄物処理設備は、排ガスから取得可能な熱量が安定しているが運転温度が高いためにバイパス経路及び調整弁を用いた温度調節が難しい第2予熱器と、排ガスから取得可能な熱量は不安定であるが運転温度が比較的低いためにバイパス経路及び調整弁を用いた温度調節が可能である第1予熱器とを備えている。このため、第1予熱器へ流入する燃焼用空気の流量を比較的低い運転温度にてバイパス経路及び調整弁により調整した上で、排ガスからの取得熱量が安定している第2予熱器によってタービン流入前の燃焼用空気の温度を確実に目標温度まで昇温させることができる。したがって、タービン流入前の燃焼用空気の過昇温を抑制し、タービンの耐用温度を超える燃焼用空気がタービンへ流入するのが抑制されるため、タービンを保護することが可能になる。
上記廃棄物処理設備は、前記空気導入経路における前記第2予熱器の下流側で且つ前記タービンの上流側に配置され、前記燃焼用空気の温度を検知する第1温度検知部と、前記第1温度検知部による検知温度が前記タービンの耐用温度以下の温度である第1目標温度になるように、前記調整弁を制御する制御部と、をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、調整弁を自動制御して第1予熱器へ流入する燃焼用空気の流量を調整することにより、タービン流入前の燃焼用空気の過昇温を容易に抑制することが可能である。
本発明の他の局面に係る廃棄物処理設備の運転方法は、廃棄物を焼却する焼却炉と、前記焼却炉へ燃焼用空気を導くための空気導入経路と、前記焼却炉から排出された排ガスが流れる排ガス経路と、前記空気導入経路に配置された過給機であって、前記燃焼用空気を圧縮するコンプレッサと、前記燃焼用空気によって回転することにより前記コンプレッサを駆動させるタービンとを含む前記過給機と、前記空気導入経路における前記コンプレッサの下流側で且つ前記タービンの上流側に配置されると共に前記排ガス経路に配置され、前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する第1予熱器と、前記空気導入経路における前記第1予熱器の下流側で且つ前記タービンの上流側に配置されると共に、前記排ガス経路における前記第1予熱器の上流側に配置され、前記第1予熱器から流出した前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する第2予熱器と、前記空気導入経路における前記タービンの下流側に配置されると共に、前記排ガス経路における前記第2予熱器の下流側で且つ前記第1予熱器の上流側に配置され、前記タービンから流出した前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する再加熱器と、を備えた廃棄物処理設備の運転方法である。この運転方法は、前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気を前記第1予熱器及び前記第2予熱器に順に通過させ、前記第1予熱器及び前記第2予熱器の各々において前記排ガスとの熱交換により加熱した後、前記タービンへ流入させることと、前記タービンへ流入する前の前記燃焼用空気の温度に基づいて、前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気のうち、前記第1予熱器へ流入する前記燃焼用空気の流量と前記第1予熱器を迂回する前記燃焼用空気の流量との比率を調整することと、を含む。
この運転方法では、第1予熱器へ流入する燃焼用空気の流量を比較的低い運転温度にて調整した上で、排ガスからの取得熱量が安定している第2予熱器によってタービン流入前の燃焼用空気の温度を確実に目標温度まで昇温させることができる。したがって、タービン流入前の燃焼用空気の過昇温を抑制し、タービンの耐用温度を超える燃焼用空気がタービンへ流入するのが抑制されるため、タービンを保護することが可能になる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、燃焼用空気の熱からタービンを保護することが可能な過給式の廃棄物処理設備及びその運転方法を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る廃棄物処理設備の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態1に係る廃棄物処理設備の運転方法を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る廃棄物処理設備の構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態2に係る廃棄物処理設備の運転方法を説明するためのフローチャートである。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態に係る廃棄物処理設備及びその運転方法を詳細に説明する。
(実施形態1)
<廃棄物処理設備>
まず、本発明の実施形態1に係る廃棄物処理設備1の構成を、図1に基づいて説明する。本実施形態に係る廃棄物処理設備1は、例えば下水汚泥等の廃棄物を焼却する設備である。図1に示すように、廃棄物処理設備1は、焼却炉10と、空気導入経路20と、排ガス経路30と、コンプレッサ41及びタービン42を含む過給機40と、第1予熱器50と、第2予熱器51と、再加熱器52と、バイパス経路60と、調整弁61と、第1温度検知部70と、制御部80とを主に備えている。以下、これらの構成要素についてそれぞれ説明する。
焼却炉10は、下水汚泥等の廃棄物を焼却する設備であり、例えば流動床式の焼却炉である。焼却炉10の下部には、燃焼用空気A1を炉内へ導入するための空気入口10Aが設けられており、焼却炉10の上部には、廃棄物を焼却する際に生じる排ガスを炉外へ排出するための排ガス出口10Bが設けられている。
空気導入経路20は、焼却炉10へ燃焼用空気A1を導くための経路である。空気導入経路20は、第1〜第5経路21〜25を有しており、燃焼用空気A1は第1〜第5経路21〜25を順に通過して焼却炉10内へ導入される。
第1経路21は、上流端がコンプレッサ41の吐出口に接続されていると共に、下流端が第1予熱器50の空気入口に接続されている。第2経路22は、上流端が第1予熱器50の空気出口に接続されていると共に、下流端が第2予熱器51の空気入口に接続されている。第3経路23は、上流端が第2予熱器51の空気出口に接続されていると共に、下流端がタービン42の流入口に接続されている。第4経路24は、上流端がタービン42の流出口に接続されていると共に、下流端が再加熱器52の空気入口に接続されている。第5経路25は、上流端が再加熱器52の空気出口に接続されていると共に、下流端が焼却炉10の空気入口10Aに接続されている。
排ガス経路30は、焼却炉10から排出された排ガスG1が流れる経路であり、第1〜第4経路31〜34を有している。第1経路31は、上流端が焼却炉10の排ガス出口10Bに接続されていると共に、下流端が第2予熱器51の排ガス入口に接続されている。第2経路32は、上流端が第2予熱器51の排ガス出口に接続されていると共に、下流端が再加熱器52の排ガス入口に接続されている。第3経路33は、上流端が再加熱器52の排ガス出口に接続されていると共に、下流端が第1予熱器50の排ガス入口に接続されている。第4経路34は、上流端が第1予熱器50の排ガス出口に接続されている。
図1に示すように、排ガス出口10Bから焼却炉10の外へ排出された排ガスG1は、第1経路31、第2予熱器51、第2経路32、再加熱器52、第3経路33、第1予熱器50及び第4経路34をこの順に流れる。その後、排ガスG1は、図略のボイラ、減温塔、バグフィルタ及び触媒反応塔等の各設備を順に通過した後、煙突から排出される。
ここで、第1経路31を流れる排ガスG1の温度は、焼却炉10への燃料の供給量等により制御されており、例えば850℃である。一方で、第2経路32、第3経路33及び第4経路34を流れる排ガスG1の温度は、制御されておらず、各経路よりも上流側の熱交換器における排ガス流量と空気流量のバランス等の影響を受けて変動する。一例として、第2経路32を流れる排ガスG1の温度が750℃であり、第3経路33を流れる排ガスG1の温度が650℃であり、第4経路34を流れる排ガスG1の温度が500℃である。また排ガスG1の温度の安定性は、第2予熱器51、再加熱器52、第1予熱器50の順に低下する。
過給機40は、空気導入経路20に配置されており、コンプレッサ41とタービン42とが回転軸43により互いに接続された構成を有している。図1に示すように、コンプレッサ41は、空気導入経路20における第1予熱器50の上流側に配置されている。タービン42は、空気導入経路20における第2予熱器51の下流側で且つ再加熱器52の上流側に配置されている。
なお、以下の説明において、空気導入経路20における「上流側及び下流側」は、燃焼用空気A1の流れ方向を基準とする。また排ガス経路30における「上流側及び下流側」は、排ガスG1の流れ方向を基準とする。
コンプレッサ41は、タービン42から回転軸43を介して伝達される回転力により駆動し、外部から吸入した燃焼用空気A1(外気)を所定の圧力まで圧縮する(昇圧させる)。コンプレッサ41は、圧縮後の燃焼用空気A1を吐出し、吐出された燃焼用空気A1は第1経路21を通過して第1予熱器50へ流入する。コンプレッサ41は、例えば遠心圧縮機であり、軸回りに回転して燃焼用空気A1を昇圧する羽根車と、当該羽根車を収容するケーシングとを含む。
タービン42は、第1予熱器50及び第2予熱器51で加熱された燃焼用空気A1によって回転することにより、コンプレッサ41を駆動させる。具体的には、タービン42は、燃焼用空気A1の流れを受けて軸回りに回転可能な翼車を有し、当該翼車の回転が回転軸43を介してコンプレッサ41へ伝達される。
第1予熱器50は、コンプレッサ41から吐出された燃焼用空気A1を排ガスG1との熱交換により加熱する熱交換器である。第1予熱器50は、空気導入経路20におけるコンプレッサ41の下流側で且つタービン42の上流側に配置されている。また第1予熱器50は、排ガス経路30における第2予熱器51及び再加熱器52の下流側に配置されている。第1予熱器50は、例えばシェル&チューブ式熱交換器でもよいが、特に限定されない。
第1予熱器50内には、燃焼用空気A1が流通する空気流路50Aと、排ガスG1が流通する排ガス流路50Bとが各々設けられており、当該空気流路50Aと排ガス流路50Bとの間で熱交換可能に構成されている。図1に示すように、空気流路50Aの入口50A1には第1経路21の下流端が接続されており、空気流路50Aの出口50A2には第2経路22の上流端が接続されている。また排ガス流路50Bの入口50B1には第3経路33の下流端が接続されており、排ガス流路50Bの出口50B2には第4経路34の上流端が接続されている。第1予熱器50においては、コンプレッサ41から吐出された後直接流入する燃焼用空気A1が、焼却炉10から排出された後第2予熱器51及び再加熱器52を順に通過した排ガスG1との熱交換により加熱される。
第2予熱器51は、第1予熱器50から流出した燃焼用空気A1を排ガスG1との熱交換により加熱する熱交換器である。第2予熱器51は、空気導入経路20における第1予熱器50の下流側で且つタービン42の上流側に配置されている。また第2予熱器51は、排ガス経路30における第1予熱器50及び再加熱器52の上流側に配置されている。
第2予熱器51は、第1予熱器50と同様に、例えばシェル&チューブ式熱交換器でもよいが、特に限定されない。また第1予熱器50と第2予熱器51とは、熱交換量が互いに異なっていてもよく、すなわち第1予熱器50での熱交換量が第2予熱器51での熱交換量よりも大きくてもよいし、第1予熱器50での熱交換量が第2予熱器51での熱交換量よりも小さくてもよい。しかしこれに限定されず、第1予熱器50の熱交換量と第2予熱器51の熱交換量が同じでもよい。
第2予熱器51内には、燃焼用空気A1が流通する空気流路51Aと、排ガスG1が流通する排ガス流路51Bとが各々設けられており、当該空気流路51Aと排ガス流路51Bとの間で熱交換可能に構成されている。図1に示すように、空気流路51Aの入口51A1には第2経路22の下流端が接続されており、空気流路51Aの出口51A2には第3経路23の上流端が接続されている。また排ガス流路51Bの入口51B1には第1経路31の下流端が接続されており、排ガス流路51Bの出口51B2には第2経路32の上流端が接続されている。第2予熱器51においては、コンプレッサ41から吐出された後第1予熱器50で加熱された燃焼用空気A1が、焼却炉10から排出された後熱交換器を通過せずに直接導入される排ガスG1との熱交換により加熱される。
再加熱器52は、タービン42から流出した燃焼用空気A1を排ガスG1との熱交換により加熱する熱交換器である。すなわち、再加熱器52は、タービン42を通過することにより温度が下がった燃焼用空気A1を、焼却炉10へ導入される前に排ガスG1により再加熱する熱交換器である。
再加熱器52は、空気導入経路20におけるタービン42の下流側に配置されている。また再加熱器52は、排ガス経路30における第2予熱器51の下流側で且つ第1予熱器50の上流側に配置されている。再加熱器52は、第1予熱器50及び第2予熱器51と同様に、例えばシェル&チューブ式熱交換器でもよいが、特に限定されない。
再加熱器52内には、燃焼用空気A1が流通する空気流路52Aと、排ガスG1が流通する排ガス流路52Bとが各々設けられており、当該空気流路52Aと排ガス流路52Bとの間で熱交換可能に構成されている。図1に示すように、空気流路52Aの入口52A1には第4経路24の下流端が接続されており、空気流路52Aの出口52A2には第5経路25の上流端が接続されている。また排ガス流路52Bの入口52B1には第2経路32の下流端が接続されており、排ガス流路52Bの出口52B2には第3経路33の上流端が接続されている。再加熱器52においては、タービン42から流出した後焼却炉10内へ導入される前の燃焼用空気A1が、焼却炉10から排出された後第2予熱器51を通過した排ガスG1との熱交換により加熱される。
バイパス経路60は、第1予熱器50を迂回するように空気導入経路20に接続されている。具体的には、図1に示すように、第1経路21のうち任意の部位P1にバイパス経路60の上流端が接続されており、第2経路22のうち任意の部位P2にバイパス経路60の下流端が接続されている。
調整弁61は、開度調整が可能な弁であり、バイパス経路60に配置されている。調整弁61は、その開度によって、コンプレッサ41から吐出された燃焼用空気A1のうち、第1経路21から第1予熱器50へ流入する燃焼用空気A1の流量と、第1経路21から部位P1を経由してバイパス経路60へ流入する燃焼用空気A1の流量との比率を調整する。
具体的には、調整弁61の開度を増加させることにより、バイパス経路60へ流入する燃焼用空気A1の流量を増加させると共に、第1予熱器50へ流入する燃焼用空気A1の流量を減少させることができる。一方、調整弁61の開度を減少させることにより、バイパス経路60へ流入する燃焼用空気A1の流量を減少させると共に、第1予熱器50へ流入する燃焼用空気A1の流量を増加させることができる。本実施形態における調整弁61は、制御部80により開度制御される自動制御弁であるがこれに限定されず、手動弁でもよい。
第1温度検知部70は、燃焼用空気A1の温度を検知する温度センサであり、空気導入経路20における第2予熱器51の下流側で且つタービン42の上流側、すなわち第3経路23に配置されている。第1温度検知部70は、燃焼用空気A1の検知温度に応じた信号を制御部80へ出力する。
制御部80は、廃棄物処理設備1の各種動作を制御するコンピュータであり、受付部81と、判定部82と、記憶部83と、弁制御部84とを含む。受付部81、判定部82及び弁制御部84は、上記コンピュータを構成する中央演算処理装置(CPU;Central Processing Unit)により実行される各機能である。記憶部83は、メモリ等の記憶装置により構成されている。
受付部81は、第1温度検知部70から出力される検知信号を受信する。記憶部83には、第1温度検知部70の目標温度である第1目標温度の情報が格納されている。第1目標温度は、過給機40の自立運転を維持可能(コンプレッサ41を駆動可能)な温度であり、且つタービン42の耐用温度以下の温度である。「タービン42の耐用温度」とは、タービン42の熱破損が生じない限界温度であり、例えば600℃であるが、特に限定されない。
判定部82は、受付部81により受信された検知温度の情報及び記憶部83に格納された目標温度の情報を参照し、これらの比較判定を行う。すなわち、判定部82は、第1温度検知部70による検知温度と第1目標温度とを比較し、その大小関係を判定する。
弁制御部84は、判定部82による判定処理の結果に基づき、第1温度検知部70による検知温度が第1目標温度になるように、調整弁61の開度を制御する。具体的には、第1温度検知部70による検知温度が第1目標温度よりも低い場合には、弁制御部84が調整弁61の開度を減少させる。一方で、第1温度検知部70による検知温度が第1目標温度よりも高い場合には、弁制御部84が調整弁61の開度を増加させる。
<廃棄物処理設備の運転方法>
次に、上記廃棄物処理設備1の運転方法について、図2のフローチャートに従って説明する。
まず、廃棄物処理設備1の立上げ運転を行う(ステップS10)。廃棄物処理設備1の運転開始直後では、焼却炉10から排出される排ガスG1の温度が低いため、当該排ガスG1の熱により燃焼用空気A1を十分に加熱することが困難である。よって、タービン42へ流入する燃焼用空気A1の温度がコンプレッサ41を駆動可能な温度に達しておらず、過給機40の自立運転を維持できない。このため、ステップS10では、排ガスG1の温度が十分に上昇するまでの間、焼却炉10へ廃棄物を投入しつつ、図略の補助ブロワ及びバーナを用いて焼却炉10へ燃焼用空気を供給することにより、廃棄物の焼却処理を行う。
そして、過給機40の自立条件が成立すると(ステップS20のYES)、すなわち第1予熱器50及び第2予熱器51において排ガスG1により加熱された燃焼用空気A1の温度が過給機40の自立運転が可能な温度に達すると、上記立上げ運転から定常運転へ移行する(ステップS30)。定常運転では、上記補助ブロワ及びバーナを停止し、過給機40により燃焼用空気A1を焼却炉10へ継続的に供給する。
具体的には、まず、以下のようにして、コンプレッサ41から吐出された燃焼用空気A1を第1予熱器50及び第2予熱器51に順に通過させ、第1予熱器50及び第2予熱器51の各々において排ガスG1との熱交換により加熱した後、タービン42へ流入させる。はじめに、コンプレッサ41が外気を燃焼用空気A1として吸入し、所定の圧力まで圧縮する。この時、燃焼用空気A1は、圧縮に伴って常温から所定の温度(例えば150℃)まで昇温する。そして、圧縮後の燃焼用空気A1が、第1経路21を通じて第1予熱器50へ流入する。
燃焼用空気A1は、第1予熱器50において排ガスG1との熱交換によりさらに加熱され(例えば500℃まで加熱され)、その後、第2経路22を通じて第2予熱器51へ流入する。そして、燃焼用空気A1は、第2予熱器51において排ガスG1との熱交換によりさらに加熱された後(例えば600℃まで加熱された後)、第3経路23を通じてタービン42へ流入する。
タービン42は、燃焼用空気A1の熱エネルギーを受けて回転し、当該回転が回転軸43を介してコンプレッサ41へ伝達され、コンプレッサ41が駆動する。一方、燃焼用空気A1は、タービン42において熱エネルギーを消費することにより温度が低下し、第4経路24を通じて再加熱器52へ流入する。
燃焼用空気A1は、タービン42の通過時に温度が低下した後、再加熱器52において排ガスG1により再加熱される。そして、再加熱後の燃焼用空気A1が、第5経路25を通じて焼却炉10へ導入され、廃棄物の焼却処理に用いられる。
以上が、定常運転時における過給機40による焼却炉10への燃焼用空気A1の供給態様である。一方、定常運転中に焼却炉10から排出された排ガスG1は、第2予熱器51、再加熱器52及び第1予熱器50を順に通過する。
ここで、定常運転中は、タービン42へ流入する前の燃焼用空気A1の温度に基づいて、コンプレッサ41から吐出された燃焼用空気A1のうち、第1予熱器50へ流入する燃焼用空気A1の流量と第1予熱器50を迂回する燃焼用空気A1の流量との比率を調整する。具体的には以下の通りである。
まず、空気導入経路20の第3経路23を流れる燃焼用空気A1の温度を、第1温度検知部70により常時又は一定の時間間隔で継続的に検知する(ステップS40)。以下、第1温度検知部70による検知温度を「第1タービン入口温度」と称する。第1タービン入口温度の情報は受付部81へ入力され、当該第1タービン入口温度が第1目標温度よりも高いか否かが判定部82により判定される(ステップS50)。
そして、第1タービン入口温度が第1目標温度よりも高い場合には(ステップS50のYES)、弁制御部84が調整弁61の開度を増加させる(ステップS60)。これにより、コンプレッサ41から吐出された燃焼用空気A1のうち、バイパス経路60へ流入する燃焼用空気A1の流量が増加すると共に、第1予熱器50へ流入する燃焼用空気A1の流量が減少する。その結果、上記開度変更前よりも第1タービン入口温度が低下する。一方、第1タービン入口温度が第1目標温度以下である場合には(ステップS50のNO)、調整弁61の開度を増加させずにステップS70へ進む。
ステップS70では、第1タービン入口温度が第1目標温度よりも低いか否かが判定部82により判定される。そして、第1タービン入口温度が第1目標温度よりも低い場合には(ステップS70のYES)、弁制御部84が調整弁61の開度を減少させる(ステップS80)。これにより、コンプレッサ41から吐出された燃焼用空気A1のうち、バイパス経路60へ流入する燃焼用空気A1の流量が減少すると共に、第1予熱器50へ流入する燃焼用空気A1の流量が増加する。その結果、上記開度変更前よりも第1タービン入口温度が上昇する。一方、第1タービン入口温度が第1目標温度と同じである場合には(ステップS70のNO)、調整弁61の開度を減少させずにステップS90へ進む。
そして、定常運転の終了条件が成立するまでの間、例えば定期的なメンテナンス等を行うために廃棄物処理設備1の運転を停止するまでの間、上記ステップS40〜S80による第1タービン入口温度に基づく調整弁61の開度制御を継続する。そして、定常運転の終了条件が成立した時に(ステップS90のYES)、本運転方法が終了する。
以上の通り、本実施形態に係る廃棄物処理設備1では、第2予熱器51、再加熱器52及び第1予熱器50が、排ガス経路30において上流側からこの順に配置されている。このため、第2予熱器51では、運転温度が高く且つ燃焼用空気A1が排ガスG1との熱交換により取得可能な熱量が安定している。一方、第1予熱器50では、運転温度が比較的低く且つ燃焼用空気A1が排ガスG1との熱交換により取得可能な熱量が不安定である。
すなわち、廃棄物処理設備1は、排ガスG1から取得可能な熱量が安定しているが運転温度が高いためにバイパス経路60及び調整弁61を用いた温度調節が難しい第2予熱器51と、排ガスG1から取得可能な熱量は不安定であるが運転温度が比較的低いためにバイパス経路60及び調整弁61を用いた温度調節が可能である第1予熱器50とを備えるものである。このため、第1予熱器50へ流入する燃焼用空気A1の流量を比較的低い運転温度にてバイパス経路60及び調整弁61により調整した上で、排ガスG1からの取得熱量が安定している第2予熱器51によってタービン流入前の燃焼用空気A1の温度を確実に目標温度まで昇温させることができる。したがって、タービン流入前の燃焼用空気A1の過昇温を抑制し、タービン42の耐用温度を超える燃焼用空気A1がタービン42へ流入するのが抑制されるため、タービン42を保護することが可能になる。
また上記廃棄物処理設備1では、タービン流入前の燃焼用空気A1が排ガスG1から取得する熱量が、第1予熱器50と第2予熱器51とで分配される。タービン流入前の燃焼用空気A1の加熱において第2予熱器51を用いずに第1予熱器50のみが用いられる場合には、排ガス温度が不安定な予熱器のみにより燃焼用空気が加熱されるため、バイパス経路60及び調整弁61を用いても、タービン流入前の燃焼用空気A1の温度がタービン耐用温度を超えるのを確実に抑止するのは困難である。これに対し、第1予熱器50と第2予熱器51とを併用することにより、排ガス温度が不安定な第1予熱器50において燃焼用空気A1が排ガスG1から取得する熱量を少なくすることができるため、タービン流入前の燃焼用空気A1の温度をより安定させることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の実施形態2に係る廃棄物処理設備1A及びその運転方法について、図3及び図4に基づいて説明する。実施形態2は基本的には上記実施形態1と同様であるが、第2温度検知部71がさらに設けられている点で上記実施形態1と異なっている。以下、上記実施形態1と異なる点についてのみ説明する。
図3に示すように、実施形態2に係る廃棄物処理設備1Aは、第1温度検知部70に加えて、燃焼用空気A1の温度を検知する温度センサである第2温度検知部71をさらに備えている。第2温度検知部71は、空気導入経路20における第1予熱器50の下流側で且つ第2予熱器51の上流側、具体的には第2経路22における部位P2よりも下流側に配置されている。第2温度検知部71は、燃焼用空気A1の検知温度に応じた信号を制御部80へ出力する。
受付部81は、第2温度検知部71から出力される検知信号を受信する。記憶部83には、第2温度検知部71の目標温度である第2目標温度の情報が格納されている。第2目標温度は、第1目標温度よりも低い温度であり、例えば、第2予熱器51における燃焼用空気A1の昇温幅を第1目標温度から引いた温度である。
判定部82は、第2温度検知部71による検知温度(以下、「第2タービン入口温度」とも称する)と第2目標温度とを比較し、その大小関係を判定する。弁制御部84は、第2温度検知部71による検知温度が第2目標温度になるように、調整弁61を制御する。具体的には、弁制御部84は、第2温度検知部71による検知温度が第2目標温度よりも低い場合には、調整弁61の開度を減少させる。一方で、弁制御部84は、第2温度検知部71による検知温度が第2目標温度よりも高い場合には、調整弁61の開度を増加させる。
図4は、実施形態2に係る廃棄物処理設備1Aの運転方法の手順を示すフローチャートである。当該フローチャートは、「第1タービン入口温度」が「第2タービン入口温度」に変更され、「第1目標温度」が「第2目標温度」に変更されている点を除いて、上記実施形態1(図2)と同様である。
実施形態2に係る廃棄物処理設備1Aの運転方法では、第2タービン入口温度に基づく調整弁61の開度制御(図4)が行われる。この時、第1温度検知部70による検知温度と第2温度検知部71による検知温度との差に基づいて、第2目標温度が自動又は手動で調整されてもよい。
一方、第2タービン入口温度に基づく調整弁61の開度制御が行われつつ、第1温度検知部70による温度検知も継続される。そして、第1温度検知部70による検知温度が第1目標温度を超えると、第2タービン入口温度に基づく制御(図4)を一旦停止し、第1タービン入口温度に基づく制御が優先され、弁制御部84が調整弁61の開度を増加させる。そして、第1温度検知部70による検知温度が第1目標温度よりも所定温度(例えば10℃)低い温度まで下がった後、第1タービン入口温度に基づく制御を停止し、第2タービン入口温度に基づく制御を再開する。
(その他実施形態)
ここで、本発明のその他実施形態について説明する。
上記実施形態1,2では、第1予熱器50を迂回するバイパス経路60が設けられる場合を説明したが、第2予熱器51を迂回するように空気導入経路20に接続された他のバイパス経路がさらに設けられ、当該バイパス経路に調整弁が設けられてもよい。これにより、タービン流入前の燃焼用空気A1の温度をより精密に制御可能になる。しかし、この場合、当該バイパス経路が設けられない場合に比べて空気流路51Aを流れる燃焼用空気A1の温度が高くなるため、第2予熱器51における伝熱面の破損等が生じるおそれがある。このため、第2予熱器51をバイパスする燃焼用空気A1の流量は、第2予熱器51の熱破損が生じない程度に調整される必要がある。
上記実施形態1では、廃棄物の一例として下水汚泥を焼却する場合を説明したが、例えば都市ごみ等の他の廃棄物を同様に焼却してもよい。また流動床式焼却炉を一例として説明したがこれに限定されず、例えばストーカ式焼却炉が用いられてもよい。
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1,1A 廃棄物処理設備
10 焼却炉
20 空気導入経路
30 排ガス経路
40 過給機
41 コンプレッサ
42 タービン
50 第1予熱器
51 第2予熱器
52 再加熱器
60 バイパス経路
61 調整弁
70 第1温度検知部
71 第2温度検知部
80 制御部
A1 燃焼用空気
G1 排ガス

Claims (3)

  1. 廃棄物を焼却する焼却炉と、
    前記焼却炉へ燃焼用空気を導くための空気導入経路と、
    前記焼却炉から排出された排ガスが流れる排ガス経路と、
    前記空気導入経路に配置された過給機であって、前記燃焼用空気を圧縮するコンプレッサと、前記燃焼用空気によって回転することにより前記コンプレッサを駆動させるタービンとを含む前記過給機と、
    前記空気導入経路における前記コンプレッサの下流側で且つ前記タービンの上流側に配置されると共に前記排ガス経路に配置され、前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する第1予熱器と、
    前記空気導入経路における前記第1予熱器の下流側で且つ前記タービンの上流側に配置されると共に、前記排ガス経路における前記第1予熱器の上流側に配置され、前記第1予熱器から流出した前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する第2予熱器と、
    前記空気導入経路における前記タービンの下流側に配置されると共に、前記排ガス経路における前記第2予熱器の下流側で且つ前記第1予熱器の上流側に配置され、前記タービンから流出した前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する再加熱器と、
    前記第1予熱器を迂回するように前記空気導入経路に接続されたバイパス経路と、
    前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気のうち、前記第1予熱器へ流入する前記燃焼用空気の流量と前記バイパス経路へ流入する前記燃焼用空気の流量との比率を調整する調整弁と、を備えた、廃棄物処理設備。
  2. 前記空気導入経路における前記第2予熱器の下流側で且つ前記タービンの上流側に配置され、前記燃焼用空気の温度を検知する第1温度検知部と、
    前記第1温度検知部による検知温度が前記タービンの耐用温度以下の温度である第1目標温度になるように、前記調整弁を制御する制御部と、をさらに備えた、請求項1に記載の廃棄物処理設備。
  3. 廃棄物を焼却する焼却炉と、前記焼却炉へ燃焼用空気を導くための空気導入経路と、前記焼却炉から排出された排ガスが流れる排ガス経路と、前記空気導入経路に配置された過給機であって、前記燃焼用空気を圧縮するコンプレッサと、前記燃焼用空気によって回転することにより前記コンプレッサを駆動させるタービンとを含む前記過給機と、前記空気導入経路における前記コンプレッサの下流側で且つ前記タービンの上流側に配置されると共に前記排ガス経路に配置され、前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する第1予熱器と、前記空気導入経路における前記第1予熱器の下流側で且つ前記タービンの上流側に配置されると共に、前記排ガス経路における前記第1予熱器の上流側に配置され、前記第1予熱器から流出した前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する第2予熱器と、前記空気導入経路における前記タービンの下流側に配置されると共に、前記排ガス経路における前記第2予熱器の下流側で且つ前記第1予熱器の上流側に配置され、前記タービンから流出した前記燃焼用空気を前記排ガスとの熱交換により加熱する再加熱器と、を備えた廃棄物処理設備の運転方法であって、
    前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気を前記第1予熱器及び前記第2予熱器に順に通過させ、前記第1予熱器及び前記第2予熱器の各々において前記排ガスとの熱交換により加熱した後、前記タービンへ流入させることと、
    前記タービンへ流入する前の前記燃焼用空気の温度に基づいて、前記コンプレッサから吐出された前記燃焼用空気のうち、前記第1予熱器へ流入する前記燃焼用空気の流量と前記第1予熱器を迂回する前記燃焼用空気の流量との比率を調整することと、を含む、廃棄物処理設備の運転方法。
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