JP3530344B2 - 加圧流動層複合発電システムの圧縮機サージング防止装置 - Google Patents

加圧流動層複合発電システムの圧縮機サージング防止装置

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    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加圧流動層複合発電
システムにおいて負荷変動がある場合の圧縮機サージン
グ防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】加圧流動層複合発電システムでは流動層
ボイラで石炭等を燃焼させ、発生した蒸気で蒸気タービ
ンを駆動し、更に流動層ボイラの燃焼で得られた高温、
高圧の燃焼ガスでガスタービンを駆動し、高効率で電力
を得るものである。
【0003】図4は上記に説明の加圧流動層複合発電シ
ステムの燃焼装置の代表的な系統図である。図におい
て、11はガスタービン、12はガスタービンに結合さ
れた圧縮機、13は加圧流動層ボイラであり、圧力容器
13−1内に火炉13−2、容器13−3を有し、発生
した蒸気で図示していない蒸気タービンを駆動し、燃焼
したガスはダクト16,17を通ってガスタービン11
に供給され、ガスタービン11を駆動し、その排気ガス
からは排熱回収ボイラ20を通して排熱を回収し、煙突
21から外気へ排出する。
【0004】ガスタービン11で駆動される圧縮機12
により空気が加圧され、圧縮機出口弁15を介し、ダク
ト18により加圧流動層ボイラ13内の火炉13−2に
燃焼用空気として供給される。又、起動時には、加圧流
動層ボイラ13からの燃焼ガスが充分にダクト16から
供給されないので、起動用燃焼器14を駆動し、圧縮機
出口弁15を切換えてダクト19側に圧縮機12から空
気を供給し、ガスタービン11を駆動して立上げを行
う。加圧流動層ボイラ13が充分に加熱した後は、圧縮
機出口弁15を切換えてダクト19の空気を絶ってガス
タービン11は加圧流動層ボイラ13からの燃焼ガスで
駆動される。
【0005】加圧流動層ボイラ13の火炉13−2で
は、負荷変化に対して流動層の高さを変化させる。即
ち、負荷減少時には火炉13−2内の媒体を容器13−
3に取り出して移動し、火炉13−2内の流動層高さを
低くし、逆に負荷が増加する時には容器13−3から媒
体を火炉13−2内に戻して流動層高を増加させる。こ
のように加圧流動層ボイラ13の火炉13−2では流動
層高の操作によって流動層内の伝熱管の伝熱面積を増減
させ、蒸気の発生量を調節している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前述の加圧流動層複合
発電システムにおいては、ガスタービン11に直結した
圧縮機12は通常のものと異り、出口側に大容量の圧力
容器13−1を有しており、吸込風量の変化に対して圧
力比の変化が遅い。負荷が減少した場合には、火炉13
−2の燃焼用空気流量を給炭量に応じて少くする必要が
ある。そのために圧縮機12から火炉13−2に供給さ
れる空気流量を減少させなければならない。この時の風
量減少時には、ある限界圧力値においてサージングを起
すが、この圧縮機のサージング限界圧力比も風量の減少
に伴って同時に低下する。しかし、前述のように空気流
量を減少しても、圧縮機出口側は大容量の圧力容器13
−1があるため、運転圧力比は低下せず、以前の高い圧
力状態を保持している。その結果、風量を減少していく
と、運転中の圧力はサージング限界圧力ラインに達し、
サージングに至ることになる。
【0007】そこで、本発明は、前述のように風量減少
時に圧縮機がサージングに至る前に圧縮機出口側圧力が
サージング限界圧力に達しないように圧縮機からの風量
をバイパスさせ、サージングを回避できる加圧流動層複
合発電プラントの圧縮機サージング防止装置を提供する
ことを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次の(1)及び(2)の手段を提供す
る。
【0009】(1)加圧流動層ボイラで蒸気系を加熱す
ると共に、その燃焼ガスでガスタービンを駆動し、同ガ
スタービンに直結の圧縮機からの空気を前記加圧流動層
ボイラの燃焼用空気として供給する加圧流動層複合発電
システムにおける圧縮機サージング防止装置であって;
前記圧縮機出口側と前記ガスタービン排気側との間に連
通し、開閉弁を有する第1のバイパス流路と;前記圧縮
機出口側と前記ガスタービン入口側との間を連通し、開
閉弁を有する第2のバイパス流路と;前記圧縮機出口圧
力を検出する圧力検出器と;同圧力検出器の検出圧力値
を入力し、あらかじめ定められた圧縮機入口可変静翼開
度とサージング限界圧力との関係に基づいて前記第1及
び第2のバイパス流路開閉弁を制御する制御装置とを具
備してなることを特徴とする加圧流動層複合発電システ
ムの圧縮機サージング防止装置。
【0010】(2)上記の(1)の発明において、前記
制御装置にはあらかじめ2つのサージング限界圧力特性
を定めておき、同制御装置は前記圧力検出器で検出する
運転中の圧力が前記サージング限界圧力の一方の圧力に
達すると入口可変静翼の開度を保持すると共に、第1バ
イパス流路の開閉弁を開放し、更に、他方の限界圧力に
達すると第2のバイパス流路の開閉弁を開放するように
制御することを特徴とする加圧流動層複合発電システム
の圧縮機サージング防止装置。
【0011】(3)上記の(2)の発明において、あら
かじめ定められた前記2つのサージング限界圧力特性は
前記圧縮機の吸気温度により補正可能としたことを特徴
とする加圧流動層複合発電システムの圧縮機サージング
防止装置。
【0012】本発明の(1)においては、第1のバイパ
ス流路と第2のバイパス流路とを備えており、これら流
路はそれぞれ開閉弁を有し、圧縮機がサージングを起す
直前にはこれら開閉弁を開放し、圧縮機出口側からの空
気をバイパスさせて流出させ、出口側圧力が上昇しない
ようにしてサージングを防ぐ。
【0013】即ち、運転中に負荷が減少すると、これに
伴って加圧流動層ボイラに流入する圧縮機からの空気量
も負荷減少に伴って減少させるが、圧縮機出口側には大
きな圧力容器があるので圧縮機入口可変翼開度を小さく
して空気流量を減少させても出口側圧力は低下せず、サ
ージングに至ってしまう。
【0014】そこで、本発明の(1)では、制御装置に
はあらかじめサージングに至る直前のサージング限界圧
力を設定し、記憶させておき、圧縮機入口可変静翼開度
を減少させて空気流量を減少させる過程において、圧縮
機出口圧力がこの限界圧力に達すると圧縮機入口可変静
翼開度の減少を制限すると共に第1又は第2、あるいは
両方の開閉弁を開き、圧縮機からの空気をバイパスさせ
て圧縮機出口圧力が上昇しないようにしてサージングに
至らないようにする。この場合の運転中の圧縮機出口圧
力は圧力検出器で検出し、制御装置に入力され、制御装
置では前述のようにあらかじめ設定した圧力限界と比較
し、上記のように第1、第2バイパス流路の開閉弁を制
御する。
【0015】上記の圧縮機からの空気量をバイパスさせ
る方法としては、(2)の発明のように、制御装置には
限界圧力を2つ定めておき、まず最初に1つの限界圧力
に基づいて第1バイパス流路の開閉弁を開放する。この
場合には圧縮機出口側から空気がバイパスしてガスター
ビン排気側に流出し、圧縮機出口圧力の上昇を抑え、サ
ージングに至らないようにするが、圧縮機の空気に高
温、高圧の蒸気が混入する場合があり、この場合には圧
縮機出口圧力が急激に上昇することがある。このような
場合においては2つ目の限界圧力に基づいて第2のバイ
パス流路の開閉弁を開き、圧縮機出口側から空気をバイ
パス流路を介してガスタービンの入口側へ流出させ、流
動層からの燃焼ガスに混入する。このようにして、圧縮
機出口圧力の上昇を抑え、サージングに至らないように
制御することができる。
【0016】更に、(3)の発明においては、圧縮機の
吸気温度によりサージラインが変化するが、制御装置に
は吸気温度変化により補正をかける制御が出来るように
しているので、圧縮機の吸気温度変化に対しても補正
し、制御することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて具体的に説明する。図1は本発明の実
施の一形態に係る加圧流動層複合発電システムの圧縮機
サージング防止装置の系統図である。図において、符号
11乃至21は図4に示す従来のものと同一機能を有す
るので説明は省略するが、本発明の特徴部分は符号2乃
至7で示す部分であり、以下に詳しく説明する。
【0018】図1において、2は圧縮機出口バイパス弁
で、圧縮機12の出口側とガスタービン11の入口側ガ
ス通路に連通するダクト19との間に配設されたバイパ
ス管6の途中に設けられている。3はサージング防止弁
であり、圧縮機12の出口側とガスタービン11の排気
系路とに連通するバイパス管7の途中に設けられてい
る。
【0019】4は圧力検出器であり、圧縮機12の出口
側の配管に設けられ、圧縮機出口側の圧力を検出する。
5は制御装置であり、圧力検出器4からの圧縮機12出
口側圧力信号を入力し、後述するように、圧縮機12の
サージングが起る直前の運転限界圧力比としての制御ラ
インと比較し、圧縮機出口側圧力がサージング直前の値
となるとサージング防止弁3、あるいは圧縮機出口バイ
パス弁2を開放し、サージングを防止するように制御す
るものである。
【0020】図2は上記の実施の形態における圧縮機の
入口可変静翼の開度と圧縮機出口圧力との関係を示す図
である。図2において、サージライン(S)の特性は、
圧縮機においてあらかじめわかっており、このサージラ
イン(S)の曲線より25%圧力の減少した特性を運転
限界圧力として制御ライン(A)とする。更に、サージ
ライン(S)の特性より20%圧力の減少した特性を制
御ライン(B)として設定する。これらの制御ライン
(A)、(B)の特性データは制御装置5にあらかじめ
設定しておくと共に、圧縮機の吸気温度に対しても補正
がかかるように制御可能としておく。即ち図2におい
て、吸気温度が上昇するとサージラインあるいは制御ラ
インが下方に、又吸気温度が下降すると上方に変化する
ので、制御装置でこのような補正ができるようにしてい
る。
【0021】図2においてCは運転点であり、その入口
可変静翼開度をα2 として、今負荷が減少して圧縮機の
空気流量を減少する場合に、入口可変静翼開度を減少す
ると、前述のように圧縮機出口側は大きな圧力容器13
−1に連通しているので圧力は直ちに下降せず、そのま
まの状態を保持して開度α1 でC′点の圧力β1 で制御
ライン(A)に達する。
【0022】本発明の実施の形態においては、まずこの
C′点の圧縮機出口圧力β1 を圧力検出器4で検出する
と共に、入口可変静翼8の開度をα1 に保持させて図1
に示すサージング防止弁3を開放し、圧縮機出口側の空
気をバイパス管7から逃して圧縮機出口圧力がこれ以
上、上昇しないようにする。
【0023】上記のC′点において圧力はβ1 の点で保
持され、上昇しないが、空気中に高温の蒸気が混入する
場合があり、このような場合には更に、圧縮機出口圧力
は急激に上昇することがある。このような場合には圧力
がd点のβ2 まで上昇すると制御ライン(B)に達し、
本発明の実施の形態においてはこのd点の圧力β2 を圧
力検出器4で検出し、図1に示す圧縮機出口バイパス弁
2を開き、圧縮機12の出口側の空気をバイパス管6か
らガスタービン11の入口側に逃がし、圧縮機出口圧力
がサージライン(S)まで上昇しないようにする。
【0024】図3は上記に説明の制御を行う制御装置5
内の制御フローを示す図である。制御装置5内にはあら
かじめ記憶装置5−1内に図2に示すような制御ライン
(A)、(B)のデータが記憶されている。運転中に負
荷が減少し、圧縮機の空気量を減少させるために入口可
変静翼の開度を減少させる場合に、運転中の圧縮機出口
圧力を圧力検出器4で検出し、この圧力があらかじめ設
定した制御ライン(A)、(B)の規定値を越えると、
制御装置5は直ちに入口可変静翼8の開度を保持した上
でサージ防止弁3、あるいは圧縮機出口バイパス弁2を
開き、加圧流動層ボイラ13へ流入する空気量をバイパ
スして圧力上昇を防ぎ、サージングを防止するものであ
る。次にその制御フローについて詳しく説明する。
【0025】図3において、まずS1で加圧流動層ボイ
ラ13の負荷が減少すると、圧縮機12からの空気量も
減少させる必要があるので、S2において圧縮機の入口
可変静翼の開度を減少させる。その時S3において圧力
検出器4により圧縮機出口圧力を検出し、記憶装置5−
1から制御ライン(A)のデータを取込み、その検出圧
力値が所定の圧力値以内であるか否かを調べ、検出圧力
値が制御ライン(A)で定める値に等しいか、あるいは
これを越えていると、S4においてサージング防止弁3
を開き、空気流量をバイパスさせてサージングを防止す
る。検出した出口圧力が制御ライン(A)で定める圧力
値に達していなければ、S7でそのまま運転を継続す
る。
【0026】S4でサージング防止弁3を開いた後、S
5において、記憶装置5−1より制御ライン(B)のデ
ータを取込み、圧力検出器4で検出した運転中の圧縮機
出口圧力が、この制御ライン(B)で定める圧力値に達
しているか否かを調べ、達していればS6において圧縮
機出口バイパス弁2を開き、空気流量を更にバイパスさ
せてサージングを防止する。制御ライン(B)で定まる
圧力値に達していなければ、S7でそのまま運転を継続
する。
【0027】S7ではそれぞれS1,S3,S5,S6
での処理後に運転を継続し、S8で入口可変静翼の開度
調整が必要であればS2に戻り、必要なければ終了す
る。制御装置5は、このように入口可変静翼の開度を減
少させる際に、圧縮機出口圧力が減少せずにサージング
ラインに近づき、制御ライン(A)に達した時点で入口
可変静翼8の開度を保持し、サージング防止弁3、ある
いは圧縮機出口バイパス弁2を開放して圧縮機12出口
側から流出する空気量をバイパスさせ、圧縮機12のサ
ージングを防止する。
【0028】
【発明の効果】本発明は、(1)は、加圧流動層ボイラ
で蒸気系を加熱すると共に、その燃焼ガスでガスタービ
ンを駆動し、同ガスタービンに直結の圧縮機からの空気
を前記加圧流動層ボイラの燃焼用空気として供給する加
圧流動層複合発電システムにおける圧縮機サージング防
止装置であって;前記圧縮機出口側と前記ガスタービン
排気側との間に連通し、開閉弁を有する第1のバイパス
流路と;前記圧縮機出口側と前記ガスタービン入口側と
の間を連通し、開閉弁を有する第2のバイパス流路と;
前記圧縮機出口圧力を検出する圧力検出器と;同圧力検
出器の検出圧力値を入力し、あらかじめ定められた圧縮
機入口可変静翼開度とサージング限界圧力との関係に基
づいて前記第1及び第2のバイパス流路開閉弁を制御す
る制御装置とを具備してなることを特徴としている。
又、(2)の発明では(1)の発明において、前記制御
装置にはあらかじめ2つのサージング限界圧力特性を定
めておき、同制御装置は前記圧力検出器で検出する運転
中の圧力が前記サージング限界圧力の一方の圧力に達す
ると入口可変静翼の開度を保持すると共に、第1バイパ
ス流路の開閉弁を開放し、更に、他方の限界圧力に達す
ると第2のバイパス流路の開閉弁を開放するように制御
することを特徴としている。更に、(3)の発明では、
上記(2)の発明において、前記2つのサージング限界
圧力特性は前記圧縮機の吸気温度により補正可能とする
ことを特徴としている。
【0029】上記の構成により、加圧流動層複合発電シ
ステムにおいて、加圧流動層ボイラの負荷が減少し、圧
縮機から加圧流動層へ供給する空気量を減少させる場合
に、圧縮機入口可変静翼開度を減少させても圧縮機がサ
ージングに至る前に圧縮機出口圧力の上昇を抑え、サー
ジングを確実に防止することができる。
【0030】更に、第1、第2のバイパス流路を設けた
ことにより、第1のバイパス流路で圧縮機のサージング
を防止でき、この時の圧縮機出口圧力が万一急激に上昇
するようなことがあっても、更に第2のバイパス流路の
開閉弁を開くことによりサージングを確実に防止するこ
とができる。
【0031】更に、圧縮機の吸気温度によりサージング
ラインが変化しても、この変化分を補正することができ
るのでサージングの防止が一層確実になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る加圧流動層複合発
電システムの圧縮機サージング防止装置の系統図であ
る。
【図2】本発明の実施の一形態に係る加圧流動層複合発
電システムの圧縮機サージング防止装置の入口可変静翼
開度と圧縮機出口圧力との関係を示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態に係る加圧流動層複合発
電システムの圧縮機サージング防止装置の制御フローチ
ャートである。
【図4】従来の加圧流動層複合発電システムの系統図で
ある。
【符号の説明】
2 圧縮機出口バイパス弁 3 サージング防止弁 4 圧力検出器 5 制御装置 5−1 記憶装置 6,7 バイパス管 8 入口可変静翼 11 ガスタービン 12 圧縮機 13 加圧流動層ボイラ 13−1 圧力容器 14 起動用燃焼器 16,17,18,19 ダクト 20 排熱回収ボイラ 21 煙突
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 文倫 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (56)参考文献 特開 平6−109211(JP,A) 特開 平8−28298(JP,A) 特開 平6−50107(JP,A) 特開 平6−66155(JP,A) 特開 平7−158819(JP,A) 特開 平6−101500(JP,A) 実開 昭63−186941(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02C 3/28,7/00 - 7/057 F01K 23/10 F04D 27/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧流動層ボイラで蒸気系を加熱すると
    共に、その燃焼ガスでガスタービンを駆動し、同ガスタ
    ービンに直結の圧縮機からの空気を前記加圧流動層ボイ
    ラの燃焼用空気として供給する加圧流動層複合発電シス
    テムにおける圧縮機サージング防止装置であって;前記
    圧縮機出口側と前記ガスタービン排気側との間に連通
    し、開閉弁を有する第1のバイパス流路と;前記圧縮機
    出口側と前記ガスタービン入口側との間を連通し、開閉
    弁を有する第2のバイパス流路と;前記圧縮機出口圧力
    を検出する圧力検出器と;同圧力検出器の検出圧力値を
    入力し、あらかじめ定められた圧縮機入口可変静翼開度
    とサージング限界圧力との関係に基づいて前記第1及び
    第2のバイパス流路開閉弁を制御する制御装置とを具備
    してなることを特徴とする加圧流動層複合発電システム
    の圧縮機サージング防止装置。
  2. 【請求項2】 前記制御装置にはあらかじめ2つのサー
    ジング限界圧力特性を定めておき、同制御装置は前記圧
    力検出器で検出する運転中の圧力が前記サージング限界
    圧力の一方の圧力に達すると入口可変静翼の開度を保持
    すると共に、第1バイパス流路の開閉弁を開放し、更
    に、他方の限界圧力に達すると第2のバイパス流路の開
    閉弁を開放するように制御することを特徴とする請求項
    1記載の加圧流動層複合発電システムの圧縮機サージン
    グ防止装置。
  3. 【請求項3】 あらかじめ定められた前記2つのサージ
    ング限界圧力特性は前記圧縮機の吸気温度により補正可
    能としたことを特徴とする請求項2記載の加圧流動層複
    合発電システムの圧縮機サージング防止装置。
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