JP4127911B2 - 蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置 - Google Patents

蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4127911B2
JP4127911B2 JP29866398A JP29866398A JP4127911B2 JP 4127911 B2 JP4127911 B2 JP 4127911B2 JP 29866398 A JP29866398 A JP 29866398A JP 29866398 A JP29866398 A JP 29866398A JP 4127911 B2 JP4127911 B2 JP 4127911B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
turbine
load
signal
ground
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29866398A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000130104A (ja
Inventor
晃 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Plant Systems and Services Corp
Original Assignee
Toshiba Plant Systems and Services Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Plant Systems and Services Corp filed Critical Toshiba Plant Systems and Services Corp
Priority to JP29866398A priority Critical patent/JP4127911B2/ja
Publication of JP2000130104A publication Critical patent/JP2000130104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4127911B2 publication Critical patent/JP4127911B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電プラントに使用される蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、事業用の蒸気タービンプラントでは、蒸気タービンを高圧タービン、中圧タービン、低圧タービンの三つに区分けし、各タービンをタービン軸(タービンロータ)で軸直結させるとともに、各タービンの軸端側部分の静止部分と回転部分との間にラビリンスパッキングを設け、ラビリンスパッキングにグランド蒸気を供給し、各タービンのケーシング内からの駆動蒸気の外部への漏洩防止を図っている。
【0003】
各タービンは、その軸端側のラビリンスパッキングにグランド蒸気を供給する場合、運転状態に合わせて蒸気量および圧力を調整している。例えば、起動運転時のように、ケーシングの内部から外部にタービン駆動蒸気の漏洩がない場合、グランド蒸気として補助蒸気を使用し、その蒸気流量および圧力を比較的低くする一方、定格運転に入ると、タービン駆動蒸気とバランスさせるため、その蒸気流量および圧力を高くしている。また、高圧タービンは、ケーシングの両端にラビリンスパッキングを設けるほかに、ケーシングの中央部分にもラビリンスパッキングを設けている。ケーシングの両端側に設けたラビリンスパッキングに補助蒸気を供給する場合、上述と同様に運転状態に合わせてその蒸気流量および圧力を高くしているものの、ケーシングの中央部分に設けたラビリンスパッキングに補助蒸気を供給する場合、その蒸気流量を逆に低くしている。これは、高圧タービンが定格運転に入ると、タービン駆動蒸気の圧力が高くなり、今迄、蒸気管からラビリンスパッキングに供給していた補助蒸気がその管内を逆流する関係上、低くなっている。
【0004】
このように、運転状態に応じてグランドパッキングに供給されるグランド蒸気の圧力が異なっているので、従来の各タービンには、グランド蒸気圧力制御装置が設けられ、蒸気圧の自動制御を行っており、その構成として図3に示すものがある。
【0005】
グランド蒸気圧力制御装置は、蒸気タービン1の軸端側に設けたグランド部2a,2bにシール用の蒸気を供給するグランド蒸気供給管3と、グランド蒸気供給管3を流れるグランド蒸気(シール用蒸気)の圧力を圧力検出器4で検出し、その検出信号を予め定められた設定器5からの設定信号aと比較器6で突き合わせ、偏差が出たとき、その偏差に基づいてPID(比例・積分・微分)の演算を行い、圧力調整弁7の弁開度信号を演算する演算部8とを備えて構成されている。
【0006】
このような構成を備えた従来のグランド蒸気圧力制御装置は、起動運転時、演算部8から圧力調整弁7に与えられる比較的弁開度の低い信号で、圧力調整弁7を開弁させてグランド蒸気をグランド部2a,2bに供給する一方、定格負荷運転時、演算部8から圧力調整弁7に与えられる弁開度信号で圧力調整弁7を開弁させてグランド蒸気をグランド部2a,2bに供給し、運転状態に見合うように、グランド蒸気の流量および圧力の制御を行っていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図3に示した従来のグランド蒸気圧力制御装置には、いくつかの問題点を備えており、その一つに圧力調整弁7の制御信号応答遅れがある。
【0008】
定格負荷運転中、蒸気タービンに、例えば負荷遮断指令またはトリップ指令が入った場合、グランド蒸気圧力制御装置は、図4の破線で示したグランド蒸気圧力(図3の圧力調整弁7からグランド部2a,2bに供給されるグランド蒸気圧力)を予め定めた設定圧力a(図3の設定器5からの設定圧力信号a)に維持させるため、圧力調整弁7の弁開度を急開させると、グランド蒸気圧力が設定圧力aを大幅に下回る。このため、圧力調整弁7に再び弁閉信号を与えると、グランド蒸気は、その圧力が破線で示すように、設定圧力aを大幅に上回り、これら弁開閉を何度も繰り返して行われ、やがて設定圧力aに整定される。
【0009】
このように、弁開閉が何度も繰り返して行われ、制御応答遅れがあると、蒸気タービン1はグランド部2a,2bへのグランド蒸気の供給が不足し、グランド蒸気の供給不足に従って大気(空気)がグランド部2a,2bを介してタービン排気室に流入し、復水器(図示せず)の真空度を低下させる。
【0010】
復水器の真空度が低下すると、タービン軸は、その回転中、タービン排気室の空気を攪拌させ、その際に発生する摩擦熱により熱変形を生じさせる可能性がある。
【0011】
また、タービン軸に熱変形が生じると、蒸気タービンの静止部に設けたラビリンスパッキングが回転部に接触し、振動の発生に伴う事故の要因になる等の問題点があった。
【0012】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、負荷運転時、蒸気タービンにトリップ指令や負荷遮断指令があっても、蒸気タービンのグランド部に高圧力・高流量の下、安定したグランド蒸気を供給できる蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置は、上記目的を達成するために、請求項1に記載したように、蒸気タービンのグランド部にグランド蒸気を供給するグランド蒸気供給管に設けた圧力調整弁と、上記グランド蒸気の圧力に基づいて上記圧力調整弁の弁開度信号を演算するグランド蒸気圧力信号処理系と、設定器からの設定信号を上記圧力調整弁に弁開度信号として与える設定信号処理系と、上記蒸気タービンの負荷に基づいて上記圧力調整弁の弁開度信号を演算する負荷信号処理系と、上記グランド蒸気圧力信号処理系、設定信号処理系、負荷信号処理系のそれぞれから演算された弁開度信号のうち、いずれか高値信号を優先して上記圧力調整弁に与える高値優先回路とを備える一方、上記設定信号処理系は、予め定められた設定信号を出力する設定器と、蒸気タービンの負荷運転中、タービントリップおよびタービン負荷遮断のいずれの指令もないことを条件に上記設定器からの設定信号を高値優先回路に与える第1スイッチとで構成し、上記第1スイッチは、蒸気タービンの負荷運転中、タービントリップおよびタービン負荷遮断のうち、いずれか一方の指令があった場合、その指令を通電させる時限タイマ回路を備えたものである。
【0015】
本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置は、上記目的を達成するために、請求項2に記載したように、上記負荷信号処理系を、蒸気タービンから検出した負荷信号を弁開度信号に補正する補正手段と、蒸気タービンの負荷運転中、タービントリップおよびタービン負荷遮断のうち、いずれか一方の指令があることを条件に、上記補正手段からの弁開度信号を第1スイッチを介して高値優先回路に与える第2スイッチとで構成したものである。
【0016】
本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置は、上記目的を達成するために、請求項3に記載したように、上記補正手段は関数発生器であることを特徴とするものである。
【0017】
本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置は、上記目的を達成するために、請求項4に記載したように、上記第2スイッチは、自己保持回路を備え、蒸気タービンの負荷運転中、タービントリップおよびタービン負荷遮断のうち、いずれか一方の指令があることを条件に、上記自己保持回路からの弁開度信号を第1スイッチを介して高値優先回路に与えるものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置の実施形態を図面および図面に付した符号を引用して説明する。
【0020】
図1は、本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置の実施形態を示す概略制御系統図である。
【0021】
本実施形態に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置は、蒸気タービン10の両軸端側に設けたグランド部11a,11bにグランド蒸気(シール用蒸気)を供給するグランド蒸気供給管12と、グランド蒸気供給管12に設けられ、グランド蒸気の圧力を制御する圧力調整弁13と、圧力調整弁13に弁開閉信号を与えるグランド蒸気圧力信号処理系14、負荷信号処理系15、設定信号処理系16と、各信号処理系14、15、16から出力される弁開閉信号のうち、いずれか高値信号を選択して圧力調整弁13を開閉させる高値優先回路17とを備えて構成される。
【0022】
グランド蒸気圧力信号処理系14は、グランド蒸気供給管12を流れるグランド蒸気の圧力を検出する圧力検出器18と、圧力検出器18からの検出圧力信号に、設定器19からの予め定められた設定信号aを突合わせ比較する比較器20と、比較器20で突合わせての偏差が出た場合、その偏差に基づいてPID(比例・積分・微分)演算を行い、演算後の弁開閉信号を高値優先回路17に与える演算部21とを備える。
【0023】
また、設定信号処理系16は、蒸気タービン10の負荷運転(初負荷、中間負荷、定格負荷を含む)中、0%の設定信号を出力する設定器22と、タービントリップ接点信号部23およびタービン負荷遮断接点信号部24のうち、いずれの指令部からも指令信号がないことを条件に設定器22からの0%設定信号を入口端A2を介して高値優先回路17に与える第1スイッチ25とを備える。
【0024】
また、負荷信号処理系15は、蒸気タービン10の負荷、具体的には発電機の出力を検出する負荷検出器26と、負荷検出器26からの検出負荷信号に基づいて弁開閉信号に演算する関数発生器27と、蒸気タービン10の負荷(初負荷、中間負荷、定格負荷を含む)運転中、関数発生器27からの出力信号を入口端B1を介して第1スイッチ25の入口端A1に出力する第2スイッチ28と、関数発生器27からの時々刻々変化する弁開度信号を記憶する自己保持回路29とを備える。なお、第2スイッチ28の入口端B1から第1スイッチ25の入口端A1に与えられる弁開閉信号は、蒸気タービン10の負荷(初負荷、中間負荷、定格負荷を含む)運転中、タービントリップ接点信号部23およびタービン負荷遮断接点信号部24のうち、いずれの指令部からも指令信号がないことを条件にOFFされる。この場合、第1スイッチ25は、設定器22からの0%設定信号を、入口端A2を介して高値優先回路17に与えている。
【0025】
また、負荷信号処理系15は、タービントリップ接点信号部23およびタービン負荷遮断接点信号部24と第1スイッチ25との間にOR回路30、時限タイマ回路31を備える一方、第2スイッチ28との間にNOT回路32を備えて構成される。
【0026】
次に作用を説明する。
【0027】
本実施形態に係るグランド蒸気圧力制御装置は、起動運転、負荷運転(初負荷、、中間負荷、定格負荷を含む)、タービントリップまたはタービン負荷遮断運転の各運転に応じてグランド蒸気の圧力を制御する。
【0028】
(1)起動運転
圧力調整弁13からグランド蒸気供給管12を介してグランド部11a,11bに供給されたグランド蒸気(シール用蒸気)はグランド蒸気圧力信号処理系14の圧力検出器18でその圧力が検出される。検出された圧力信号は、設定器19からの設定信号aと比較器20で突合わされ、偏差が出ると、その偏差に基づいて演算部21でPID演算を行い、演算後の弁開度信号を高値優先回路17で第1スイッチ25の入口端A2を介して設定信号処理系16の設定器22からの0%設定信号と突合わされる。この場合、蒸気タービン10からの負荷が出ていないので、高値優先回路17は、グランド蒸気の圧力信号を優先し、圧力調整弁13に弁開度信号を与え、圧力調整弁13を開閉制御させ、グランド蒸気の圧力を調整する。
【0029】
(2)負荷運転
高値優先回路17には、上述グランド蒸気圧力信号処理系14からの弁開度信号のほかに、設定信号処理系16の設定器22からの0%設定信号が与えられている。高値優先回路17は、弁開度信号および0%設定信号のうち、いずれか高値信号を優先し、圧力調整弁13に弁開度信号を与え、圧力調整弁13を開閉制御させ、グランド蒸気の圧力を蒸気タービン10内の圧力とバランスさせるように調整する。
【0030】
(3)タービントリップまたはタービン負荷遮断運転
蒸気タービン10の負荷運転中、何らかの事情によりタービントリップまたはタービン負荷遮断があると、負荷信号処理系15は、今迄、第2スイッチ28の自己保持回路29で記憶させていた負荷信号に基づく弁開度信号を、第2スイッチ28の入口端B2を介して第1スイッチ25の入口端A1に与える。このとき、第1スイッチ25に、タービントリップ接点信号部23およびタービン負荷遮断接点信号部24のうち、いずれか一方からの指令がOR回路30、時限タイマ回路31を介して与えられているので、設定信号処理系16の設定器22から第1スイッチ25の入口端A2に与えられる0%設定信号はOFFされる。そして、第2スイッチ28の自己保持回路29から第2スイッチ28の入口端B2および第1スイッチ25の入口端A1を介して高値優先回路17に与えられる弁開度信号は、上述グランド蒸気圧力信号処理系14からの圧力信号に基づく弁開度信号と突合わされる。
【0031】
高値優先回路17は、負荷信号処理系15からの弁開度信号およびグランド蒸気圧力信号処理系14からの弁開度信号のうち、いずれか高値信号を優先し、圧力調整弁13に弁開度信号を与え、圧力調整弁13を、図2に示すようにより多く開弁させ、グランド蒸気の圧力を増加させる。
【0032】
このように、本実施形態は、圧力調整弁13に高値優先回路17を設け、タービントリップ時またはタービン負荷遮断時、負荷信号処理系15からの弁開度信号およびグランド蒸気圧力信号処理系14からの弁開度信号のうち、いずれか高値信号を優先し、圧力調整弁13を開弁させ、蒸気タービン10のグランド部11a,11bに供給するグランド蒸気の圧力を高めたので、蒸気タービン10に安定運転を行わせることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明のとおり、本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置は、圧力調整弁にグランド蒸気圧力信号処理系、設定信号処理系、負荷信号処理系をそれぞれ設けるとともに、負荷運転時、グランド蒸気圧力信号処理系からの弁開度信号および設定信号処理系からの弁開度信号のうち、いずれか高値信号を選択する一方、タービントリップまたはタービン負荷遮断時、負荷信号処理系からの弁開度信号およびグランド蒸気圧力信号処理系からの弁開度信号のうち、いずれか高値信号を選択する高値優先回路を備え、蒸気タービンのグランド部に供給するグランド蒸気圧力を高く維持させたので、タービン負荷運転、タービントリップまたはタービン負荷遮断運転に対し、グランド蒸気の高圧化の下、蒸気タービンを安定状態にして運転させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置の実施形態を示す概略制御系統図。
【図2】時限タイマ回路の挙動、グランド蒸気圧力の変化、圧力調整弁の弁開度変化のそれぞれを対比させた本発明に係る蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置の特性を示すグラフ。
【図3】従来の蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置を示す概略制御系統図。
【図4】グランド蒸気圧力の変化、圧力調整弁の弁開度変化のそれぞれを対比させた従来の蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置の特性を示すグラフ。
【符号の説明】
1 蒸気タービン
2a,2b グランド部
3 グランド蒸気供給管
4 圧力検出器
5 設定器
6 比較器
7 圧力調整弁
8 演算部
10 蒸気タービン
11a,11b グランド部
12 グランド蒸気供給管
13 圧力調整弁
14 グランド蒸気圧力信号処理系
15 負荷信号処理系
16 設定信号処理系
17 高値優先回路
18 圧力検出器
19 設定器
20 比較器
21 演算部
22 設定器
23 タービントリップ接点信号部
24 タービン負荷遮断接点信号部
25 第1スイッチ
26 負荷検出器
27 関数発生器
28 第2スイッチ
29 自己保持回路
30 OR回路
31 時限タイマ回路
32 NOT回路

Claims (4)

  1. 蒸気タービンのグランド部にグランド蒸気を供給するグランド蒸気供給管に設けた圧力調整弁と、
    上記グランド蒸気の圧力に基づいて上記圧力調整弁の弁開度信号を演算するグランド蒸気圧力信号処理系と、
    設定器からの設定信号を上記圧力調整弁に弁開度信号として与える設定信号処理系と、
    上記蒸気タービンの負荷に基づいて上記圧力調整弁の弁開度信号を演算する負荷信号処理系と、
    上記グランド蒸気圧力信号処理系、設定信号処理系、負荷信号処理系のそれぞれから演算された弁開度信号のうち、いずれか高値信号を優先して上記圧力調整弁に与える高値優先回路とを備える一方、
    上記設定信号処理系は、予め定められた設定信号を出力する設定器と、蒸気タービンの負荷運転中、タービントリップおよびタービン負荷遮断のいずれの指令もないことを条件に上記設定器からの設定信号を高値優先回路に与える第1スイッチとで構成し、
    上記第1スイッチは、蒸気タービンの負荷運転中、タービントリップおよびタービン負荷遮断のうち、いずれか一方の指令があった場合、その指令を通電させる時限タイマ回路を備えたことを特徴とする蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置。
  2. 上記負荷信号処理系を、蒸気タービンから検出した負荷信号を弁開度信号に補正する補正手段と、蒸気タービンの負荷運転中、タービントリップおよびタービン負荷遮断のうち、いずれか一方の指令があることを条件に、上記補正手段からの弁開度信号を第1スイッチを介して高値優先回路に与える第2スイッチとで構成したことを特徴とする請求項1に記載の蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置。
  3. 上記補正手段は関数発生器であることを特徴とする請求項2に記載の蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置。
  4. 上記第2スイッチは、自己保持回路を備え、蒸気タービンの負荷運転中、タービントリップおよびタービン負荷遮断のうち、いずれか一方の指令があることを条件に、上記自己保持回路からの弁開度信号を第1スイッチを介して高値優先回路に与えることを特徴とする請求項2に記載の蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置。
JP29866398A 1998-10-20 1998-10-20 蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置 Expired - Fee Related JP4127911B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29866398A JP4127911B2 (ja) 1998-10-20 1998-10-20 蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29866398A JP4127911B2 (ja) 1998-10-20 1998-10-20 蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000130104A JP2000130104A (ja) 2000-05-09
JP4127911B2 true JP4127911B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=17862663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29866398A Expired - Fee Related JP4127911B2 (ja) 1998-10-20 1998-10-20 蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4127911B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104863647A (zh) * 2015-03-19 2015-08-26 中广核核电运营有限公司 核电站汽轮机发电机组轴系中心的校正方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114961892B (zh) * 2022-06-17 2023-08-22 哈尔滨沃华智能电力技术有限公司 一种330mw机组汽轮机轴封压力控制系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104863647A (zh) * 2015-03-19 2015-08-26 中广核核电运营有限公司 核电站汽轮机发电机组轴系中心的校正方法
CN104863647B (zh) * 2015-03-19 2016-06-22 中广核核电运营有限公司 核电站汽轮机发电机组轴系中心的校正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000130104A (ja) 2000-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3658415B2 (ja) ガスタービン装置
JPS61107004A (ja) 複合サイクル発電ブラントのための熱回収蒸気発生器出口温度制御装置
US20030167774A1 (en) Method for the primary control in a combined gas/steam turbine installation
JP2005520086A (ja) タービンの運転方法
JP4127911B2 (ja) 蒸気タービンのグランド蒸気圧力制御装置
JP2614211B2 (ja) 蒸気タービングランドスチームシール系統圧力調整装置
JP2008002337A (ja) 蒸気タービン制御装置および蒸気タービン制御方法
JP3959172B2 (ja) 蒸気タービンの制御方法
JP3029440B2 (ja) 発電用蒸気タービン装置
JP2636989B2 (ja) 蒸気供給装置の圧力制御方法
JP2892427B2 (ja) 蒸気タービン制御装置
JP3026049B2 (ja) タービン制御装置
JPS5965507A (ja) 複合サイクル発電プラントの運転方法
JP2585204B2 (ja) 給水ポンプ再循環弁制御装置
JPH0932508A (ja) コンバインドサイクルプラント
JP2004060496A (ja) 蒸気タービン制御装置
JPH07229405A (ja) コンバインドプラントのタービンバイパス制御方法
JP3734791B2 (ja) ガスタービンの水噴射制御装置
JP2004169621A (ja) 抽気復水タービンの制御装置
JPH10141006A (ja) 都市ガスラインエネルギー回収タービンの制御装置
JP3166972B2 (ja) 発電プラント制御方法及び装置並びに発電プラント
JP2645766B2 (ja) 蒸気供給ラインの動力回収装置
JP3324899B2 (ja) タービングランド蒸気圧力制御装置
JPH0734809A (ja) 抽気蒸気タービンの温度制御装置
JPH10103020A (ja) コンバインドプラントにおけるタービンバイパス弁の制御装置、および制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040319

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051004

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080507

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080513

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees