JP6763184B2 - 情報処理装置、テープ印刷装置、編集方法、プログラム - Google Patents

情報処理装置、テープ印刷装置、編集方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、文字サイズの変更を伴う処理を実行する情報処理装置、テープ印刷装置、編集方法、プログラムに関する。
この種の技術として、例えば非特許文献1が知られている。非特許文献1には、指定されたテープ長となるようにラベルを作成する「定長印刷」の機能が開示されている。また、この「定長印刷」が、複数の段落を有する文書に対して指定された場合であって、指定されたテープ長に文字がおさまらない場合、文字サイズを変更する機能(「つめつめ」機能)も開示されている。この「つめつめ」機能は、文書内に含まれる段落のうち、文字サイズを自動調整可能な段落(「らくらく」機能が指定された段落)を対象とし、後ろの段落から順に段落単位で文字サイズを小さくしていくものである。
「テプラ」PRO SR950 取扱説明書 2014年2月 第3版 株式会社キングジム 第82−83頁
ところが、非特許文献1では、「つめつめ」機能を実行させたい場合、段落ごとに「らくらく」機能を指定しておく必要があるため、手間がかかる。また、後ろの段落から順に文字サイズを小さくしていくため、ラベルの前側よりもラベルの後ろ側の文字サイズが小さくなる傾向があり、全体的に文字サイズのバランスが崩れやすいといった課題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑み、簡単な操作で、文書全体の文字サイズのバランスを極力崩すことなく文字サイズを変更可能な情報処理装置、テープ印刷装置、編集方法、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の情報処理装置は、複数の段落を有する文書に対し、文字サイズの変更を伴う処理を指令する指令部と、指令部の指令に従い、文字サイズの変更を伴う処理を実行する編集処理部と、を備え、編集処理部は、文書内に、指令部により指令された文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、文書内に含まれる当該制限文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として文字サイズを変更することを特徴とする。
本発明のテープ印刷装置は、複数の段落を有する文書に対し、文字サイズの変更を伴う処理を指令する指令部と、指令部の指令に従い、文字サイズの変更を伴う処理を実行する編集処理部と、編集処理部の編集処理結果に基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部と、印刷データをテープに印刷する印刷部と、を備え、編集処理部は、文書内に、指令部により指令された文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、文書内に含まれる当該制限文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として文字サイズを変更することを特徴とする。
本発明の編集方法は、複数の段落を有する文書に対し、文字サイズの変更を伴う処理を指令する指令ステップと、指令ステップの指令に従い、文字サイズの変更を伴う処理を実行する編集処理ステップと、を実行し、編集処理ステップは、文書内に、指令ステップにて指令された文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、文書内に含まれる当該制限文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として文字サイズを変更することを特徴とする。なお、本発明の主体は、コンピューター(情報処理装置)である。
本発明は、文書内に、指令された文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、文書内に含まれる当該段落以外の段落を対象として文字サイズを変更する。このように、制限文字サイズの文字を含むか否かに応じて、文字サイズの変更対象となる段落であるか否かを判定するため、文字サイズの変更対象となる段落を指定する手間を省くことができる。また、制限文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として文字サイズを変更するため、文書の一部のみ文字サイズが変更され、文書全体の文字サイズのバランスが崩れることを防止できる。
上記の情報処理装置において、複数の段落のうち、文字サイズの変更の対象としない特定段落を指定する特定段落指定部をさらに備え、編集処理部は、特定段落以外の段落を対象として文字サイズを変更することを特徴とする。
本発明の構成によれば、ユーザーは、文字サイズを変更させたくない特定段落を指定することができる。
上記の情報処理装置において、文書内に、文字サイズの変更の対象となる段落が存在しない場合、文字の文字間または書体を変更するか否かを問い合わせる問い合わせ画面を表示する画面表示部をさらに備え、編集処理部は、問い合わせ画面の表示後、所定の操作が行われた場合、文字の文字間または書体を変更することを特徴とする。
本発明の構成によれば、文字サイズを変更できない場合でも、文字の文字間や書体を変更することで、ユーザーが所望する文書の長さを実現できる。
なお、「文字間」とは、隣り合う文字と文字の間隔を指す。また、「書体」とは、文字の体裁や様式を示すものであり、明朝体やゴシック体などのフォント種類、および文字の太さなどによって分類される。
本発明の情報処理装置は、複数の行を有する文書に対し、文字サイズの変更を伴う処理を指令する指令部と、指令部の指令に従い、文字サイズの変更を伴う処理を実行する編集処理部と、を備え、編集処理部は、文書内に、指令部により指令された文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む行が存在する場合、文字サイズの変更が可能な文字で構成される行が存在する場合でも、文書全体の文字サイズの変更をキャンセルすることを特徴とする。
本発明のテープ印刷装置は、複数の行を有する文書に対し、文字サイズの変更を伴う処理を指令する指令部と、指令部の指令に従い、文字サイズの変更を伴う処理を実行する編集処理部と、編集処理部の編集処理結果に基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部と、印刷データをテープに印刷する印刷部と、を備え、編集処理部は、文書内に、指令部により指令された文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む行が存在する場合、文字サイズの変更が可能な文字で構成される行が存在する場合でも、文書全体の文字サイズの変更をキャンセルすることを特徴とする。
本発明の編集方法は、複数の行を有する文書に対し、文字サイズの変更を伴う処理を指令する指令ステップと、指令ステップの指令に従い、文字サイズの変更を伴う処理を実行する編集処理ステップと、を実行し、編集処理ステップは、文書内に、指令ステップにて指令された文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む行が存在する場合、文字サイズの変更が可能な文字で構成される行が存在する場合でも、文書全体の文字サイズの変更をキャンセルすることを特徴とする。
本発明は、文書内に、指令された文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む行が存在する場合、文字サイズの変更が可能な文字で構成される行が存在する場合でも、文書全体の文字サイズの変更をキャンセルする。このように、制限文字サイズの文字を含むか否かに応じて、文字サイズを変更するかキャンセルするかを決定するため、文字サイズの変更対象として行や段落を指定する手間を省くことができる。また、文字サイズの変更が可能な文字で構成される行が存在する場合でも、文字サイズの変更が不可能な行が存在する場合は、文書全体の文字サイズの変更をキャンセルするため、文書の一部の行のみ文字サイズが変更され、文書全体の文字サイズのバランスが崩れることを防止できる。
なお、「文字サイズの変更が可能な文字」とは、制限文字サイズ以外の文字サイズの文字を指す。
上記の情報処理装置において、指令部により文字サイズの縮小を伴う処理が指令された場合、制限文字サイズは、最小文字サイズであり、指令部により文字サイズの拡大を伴う処理が指令された場合、制限文字サイズは、最大文字サイズであることを特徴とする。
本発明の構成によれば、文字サイズの変更を伴う処理として、文字サイズの縮小処理および拡大処理を実現できる。
上記のテープ印刷装置において、複数の段落は、テープ長方向に並べて印刷され、指令部は、文字サイズの変更を伴う処理として、印刷部により印刷されるテープの長さが指定されたテープ長となるように文書の長さを変更する定長設定処理を指令することを特徴とする。
本発明の構成によれば、定長設定処理が指令された場合に、簡単な操作で、文書全体の文字サイズのバランスを極力崩すことなく文字サイズを変更することができる。
本発明のプログラムは、コンピューターを、上記の情報処理装置における各部、若しくは上記のテープ印刷装置における各部として機能させることを特徴とする。
このプログラムを実行することにより、簡単な操作で、文書全体の文字サイズのバランスを極力崩すことなく文字サイズを変更可能な情報処理装置またはテープ印刷装置を実現できる。
テープ印刷装置の外観斜視図である。 テープ印刷装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るテープ印刷装置の機能構成を示すブロック図である。 文字サイズの一覧表である。 段落の設定方法を示す画面遷移図である。 図5に続く、画面遷移図である。 ラベル編集結果の一例を示す図である。 定長設定に基づく縮小処理の工程を示す説明図である。 図8に続く、説明図である。 ラベル編集結果の一例を示す図である。 定長設定に基づく拡大処理の工程を示す説明図である。 図11に続く、説明図である。 テープ印刷装置の編集方法(定長設定処理)を示すフローチャートである。 テープ印刷装置の編集方法(縮小処理)を示すフローチャートである。 テープ印刷装置の編集方法(拡大処理)を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る印刷システムの機能構成を示すブロック図である。
[第1実施形態]
以下、添付の図面を参照して、本発明の情報処理装置、テープ印刷装置、編集方法、プログラムについて説明する。本実施形態では、本発明の情報処理装置を、テープ印刷装置1に適用した場合を例示する。
図1は、テープ印刷装置1の外観斜視図である。同図に示すようにテープ印刷装置1は、装置ケース2により外郭が形成され、装置ケース2の前部上面には各種入力キー・ボタンを備えたキーボード3が配置される。また、テープ印刷装置1の後部上面には、その左部に開閉蓋21が取り付けられ、その右部には表示画面41が配設されている。開閉蓋21の内側にはテープカートリッジCを装着するためのカートリッジ装着部6が窪入形成されており、テープカートリッジCは、開閉蓋21を開放した状態でカートリッジ装着部6に装着される。
装置ケース2の左側部には、カートリッジ装着部6と外部とを連通するテープ排出口22が形成され、このテープ排出口22には、不図示のテープ搬送機構により送り出した印刷テープT(テープ)を切断するためのテープカッター23が臨んでいる。そして、テープ排出口22から印刷済みの印刷テープTが所定長さだけ送り出され、送りを一旦停止させた状態でテープカッター23により切断されて、短冊状のラベル(図示省略)が作成される。
一方、カートリッジ装着部6には、ヘッドカバー61a内にサーマルタイプの印刷ヘッド7が内蔵されたヘッドユニット61と、印刷ヘッド7に対峙するプラテン駆動軸62と、後述のインクリボンRを巻き取る巻き取り駆動軸63と、後述のテープリール17の位置決め突起64と、を備えている。また、カートリッジ装着部6の下側には、テープ搬送機構となるプラテン駆動軸62および巻き取り駆動軸63を回転させるテープ送りモーター26(図2参照)が内蔵されている。
テープカートリッジCは、カートリッジケース51内部の上部中央部に、一定の幅の印刷テープTを巻回したテープリール17と、右下部にインクリボンRを巻回したリボンリール19とを収容して構成されている。また、テープリール17の左下部には、上記ヘッドユニット61を覆うヘッドカバー61aが差し込まれるための貫通孔55が形成されている。また、リボンリール19に近接してリボン巻き取りリール54が配置され、リボンリール19から繰り出されたインクリボンRは、ヘッドカバー61aを周回するように、リボン巻き取りリール54に巻き取られる。
一方、印刷テープTは、裏面に粘着剤層が形成された記録テープTaと、剥離テープTbとから成り、記録テープTaを外側にしてロール状に巻回され、カートリッジケース51内に収容されている。また、印刷テープTは、テープ種別が異なる複数種のものが用意されており、各カートリッジケース51には、このうち1種類の印刷テープTが収容されている。
次に、図2を参照し、テープ印刷装置1のハードウェア構成について説明する。テープ印刷装置1は、ハードウェア構成として、キーボード3、表示画面41、テープ識別センサー27、メモリー70、印刷機構71および制御機構72を備える。
キーボード3は、文字(記号や絵文字を含む)の入力および編集、画像の挿入および編集、各種設定等を行うために用いられる。表示画面41は、編集画面D1(図5参照)など各種情報を表示する。テープ識別センサー27は、印刷テープTのテープ幅、テープ材質、テープ色、およびインクリボンRのインク色など、テープカートリッジCの情報を検出する。検出方法としては、テープカートリッジCに貼付または印刷された画像(バーコードや2次元コードなど)やRFID(Radio Frequency Identification)を読み取る方法、テープカートリッジCに形成された1以上の孔の有無を検出する方法、などが考えられる。
メモリー70は、不揮発性の記憶領域であり、テープ印刷装置1のファームウェアや各種設定情報を記憶する。印刷機構71は、印刷ヘッド7、テープ送りモーター26、カッターモーター25およびテープカッター23を含む。印刷ヘッド7は、繰り出された印刷テープTの記録テープTaに印刷を行う。テープ送りモーター26は、繰り出された印刷テープTをテープ排出口22(図1参照)に向けて搬送する。カッターモーター25は、テープカッター23を駆動し、印刷テープTの印刷済み部分を切断する。
制御機構72は、CPU(Central Processing Unit)およびRAM(Random Access Memory)等によって構成され、上記の各部と連携し、編集処理や印刷制御を行う。特に本実施形態では、文字サイズの変更を伴う処理が指令された場合に、文字サイズを変更(縮小または拡大)する編集処理を行う。詳細については、後述する。
次に、図3を参照し、テープ印刷装置1の機能構成について説明する。テープ印刷装置1は、機能構成として、指令部110、特定段落指定部120、編集処理部130、画面表示部140、印刷データ生成部150および印刷部160を備える。
指令部110は、編集中の文書に対し、文字サイズの変更を伴う処理を指令する。本実施形態では、「文字サイズの変更を伴う処理」として、ラベルの長さ(印刷部160により印刷される印刷テープTの長さ)がユーザーにより指定されたテープ長となるように文書の長さを変更する「定長設定処理」を例示する。当該「定長設定処理」は、指定されたテープ長となるようにラベルを作成する「定長印刷」機能を実現するための編集処理である。
なお、「文書」は、1以上の段落から構成される。また、「段落」は、1以上の行から構成される。また、「行」は、1以上の文字から構成される。なお、文書内に複数の段落が含まれる場合、これら複数の段落は、テープ長方向に並べて印刷される。また、段落内に複数の行が含まれる場合、これら複数の行は、テープ幅方向に積み重ねて印刷される。また、本実施形態では、段落内に複数の行が含まれる場合、行単位で文字サイズを指定可能である。
特定段落指定部120は、文書に含まれる段落のうち、文字サイズの変更の対象としない特定段落を指定する。当該特定段落の指定により、定長設定処理が指令された場合(以下、「定長設定された場合」と表現する)でも、ユーザーの意図に反して、特定段落内に含まれる文字の文字サイズが縮小または拡大されてしまうことを防止できる。
編集処理部130は、指令部110の指令に従い、文字サイズの変更を伴う処理を実行する。ここで、「文字サイズの変更を伴う処理」は、定長設定処理であり、当該定長設定処理には、文字サイズを縮小する「縮小処理」または文字サイズを拡大する「拡大処理」が含まれる。これら「縮小処理」および「拡大処理」では、段落内に複数の行が含まれる場合、全ての行について同じ段階数だけ文字サイズを縮小または拡大する。したがって、段落内に、文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む行が存在する場合は、文字サイズの変更が可能な文字のみで構成される行が存在する場合でも、段落全体の文字サイズの変更をキャンセルする。また、文書内に複数の段落が含まれる場合は、文書内に含まれる段落のうち、文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む段落以外の全ての段落を対象として文字サイズを変更する。
なお、文字サイズの変更が不可能な「制限文字サイズ」とは、指令部110により文字サイズの縮小を伴う処理が指令された場合、つまり定長設定されたテープ長が編集処理中の文書の長さ(現在のテープ長)よりも短い場合、「最小文字サイズ」を指す。逆に、指令部110により文字サイズの拡大を伴う処理が指令された場合、つまり定長設定されたテープ長が現在のテープ長よりも長い場合、「制限文字サイズ」とは、「最大文字サイズ」を指す。
図4は、本実施形態のテープ印刷装置1に適用される文字サイズの一覧表である。同図に示すように、本実施形態のテープ印刷装置1は、文字サイズを段階的に縮小/拡大することができる。また、本実施形態において「最小文字サイズ」とは、5pt(但し、横の長さは5×0.75=3.75pt)の「縮F」を指す。
一方、「最大文字サイズ」は、装着されているテープカートリッジCに収容された印刷テープTのテープ幅によって異なる。例えば36mmのテープ幅の場合、72ptの「K」が「最大文字サイズ」となり、24mmのテープ幅の場合、51ptの「H」が「最大文字サイズ」となる。また、段落内に複数の行が含まれる場合は、ユーザーにより指定された行数と、各行の文字サイズのバランスによっても、「最大文字サイズ」が異なる(図5の画面D3,図6の画面D4参照)。さらに、段落内に複数の行が含まれる場合であって、各行の文字バランスが異なる場合は(例えば、1行目と2行目の文字サイズの組み合わせが「大・小」、「小・大」の場合など)、行によっても「最大文字サイズ」が異なる。つまり、「最大文字サイズ」とは、印刷テープTのテープ幅、行数、各行の文字サイズのバランス、および対象行によって定まる文字サイズである。
一方、編集処理部130は、特定段落指定部120により特定段落が指定された場合、特定段落以外の段落を対象として文字サイズを変更する。また、画面表示部140は、文書内に、文字サイズの変更の対象となる段落が存在しない場合、文字の文字間(隣り合う文字と文字の間隔)を変更するか否かを問い合わせる問い合わせ画面90(図9参照)を表示画面41に表示する。なお、「文書内に、文字サイズの変更の対象となる段落が存在しない場合」とは、文書に含まれる段落の全てが、特定段落指定部120により指定された特定段落、または制限文字サイズの文字を含む段落に該当する場合である。編集処理部130は、問い合わせ画面90の表示後、ユーザーにより、文字間の変更を許可する所定の操作が行われた場合、文字の文字間を変更する。なお、本実施形態において、文字間は、「密着」、「狭い」、「ふつう」、「広い」の4段階で設定される。
印刷データ生成部150は、編集処理部130の編集処理結果に基づいて、ラベルを作成するための印刷データを生成する。また、印刷部160は、印刷データ生成部150により生成された印刷データを印刷テープT(テープ)に印刷する。
次に、図5および図6の画面遷移図を参照し、段落の設定方法について説明する。図5の最初の画面は、編集画面D1を示す。編集画面D1の上段81では、その左部にテープ長(同図の例では、「4.6cm」)およびテープ幅(同図の例では、「24mm」)を表示し、その右部にラベルイメージを表示する。ラベルイメージとは、印刷テープTを模したテープイメージ上に印刷画像の画像イメージを重畳表示したものである。また、編集画面D1の下段82は、文字入力領域である。同図において、白抜き四角で囲まれた「1」のマークが、1段落目の編集であることを示し、黒塗り四角で囲まれた「1」,「2」のマークが、1行目,2行目の編集であることを示す。同図の例では、1行目,2行目共に「ABCDEFGHI」の文字が入力され、その入力結果がラベルイメージ(画像イメージ)に反映されている。
編集画面D1が表示された状態で、キーボード3の「編集」キーが選択されると、段落の編集を行う編集メニュー選択画面D2に遷移する。編集メニュー選択画面D2では、選択肢として、「レイアウト」、「文字サイズ」、「スタイル」、「文字間」を表示する。「レイアウト」が選択されると、前寄せ、中寄せ、均等割付け、後寄せ、などの割付けを選択可能となっている。また、「スタイル」が選択されると、飾り枠(外枠・表組み)の種類を選択可能となっている。また、「文字間」が選択されると、「密着」、「狭い」、「ふつう」、「広い」のいずれかを選択可能となっている。ここで、選択肢「文字サイズ」が選択されると、行数選択画面D3に遷移する。
行数選択画面D3は、選択肢として「1行」、「2行」、「3行」、「4行」を表示する。装着されたテープカートリッジCのテープ幅によっては、さらに多くの選択肢を表示する。行数選択画面D3で、選択肢「2行」が選択されると、図6に示す2行文字サイズ選択画面D4に遷移する。2行文字サイズ選択画面D4は、1行目と2行目の文字サイズの組み合わせを選択するものであり、選択肢として「大・大」、「中・中」、「大・小」、「小・大」を表示する。2行文字サイズ選択画面D4で、選択肢「大・大」が選択されると、設定範囲選択画面D5に遷移する。なお、行数選択画面D3で、選択肢「3行」または「4行」が選択された場合、文字サイズの組み合わせを選択する画面(2行文字サイズ選択画面D4に相当する画面)では、行数に応じた組み合わせ選択肢を表示する。また、行数選択画面D3で、選択肢「1行」が選択された場合、文字サイズの組み合わせを選択する画面への遷移を省略する。
設定範囲選択画面D5では、選択肢として「この段落」および「ラベル全体」を表示する。選択肢「この段落」が選択された場合は、編集対象となっている段落(本例では、1段落目)のみに、設定された文字サイズを反映する。また、選択肢「ラベル全体」が選択された場合は、文書に含まれる全ての段落を対象として、設定された文字サイズを反映する。設定範囲選択画面D5でいずれかの選択肢が選択されると(同図の例では、「この段落」が選択されている)、文字サイズ固定選択画面D6に遷移する。
文字サイズ固定選択画面D6は、編集対象となっている段落の文字サイズを固定するか否か(特定段落として指定するか否か)を選択するものであり、選択肢として「はい」および「いいえ」を表示する。ここで、選択肢「はい」が選択されると、定長設定された場合の縮小処理または拡大処理による文字サイズの変更を禁止することができる。
次に、図7ないし図12を参照し、定長設定に基づく縮小処理および拡大処理の工程について説明する。図7は、ラベル編集結果の一例を示す図である。同図の符号L01は、自動テープ長(定長設定されていない状態のテープ長)が25cmで、5段落構成のラベル編集結果を示す。符号P1〜P5の破線枠は、1段落目の領域〜5段落目の領域を示すものであり、実際に印刷されるものではない。また、符号Taは、テープ長25cmのテープイメージを示す(図11,図12も同様)。また、図8ないし図10の符号Tbは、テープ長15cmのテープイメージを示す。
また、図7の符号L01に示すラベル編集結果の1段落目P1は、1つの記号のみで構成され、ユーザー指定で文字サイズが固定されている。また、2段落目P2は、1行で構成され、文字サイズはL´字に設定されている。また、3段落目P3は、2行で構成され、文字サイズはいずれもS´字に設定されている。また、4段落目P4は、2行で構成され、文字サイズは縮F字とM字に設定されている。また、5段落目P5は、2行で構成され、文字サイズはP字とS字に設定されている。なお、同図の例では、全ての段落において「文字間」が「ふつう」に設定されているものとする。
まず、図8および図9を参照し、縮小処理について説明する。図8の符号L02は、符号L01の編集状態から、テープ長15cmに定長設定した状態を示す。同図に示すように、1段落目P1は、ユーザー指定により文字サイズが固定されており、4段落目P4は、最小文字サイズ(縮小処理の制限文字サイズ、本実施形態では「縮F字」,図4参照)の文字が含まれているため、これらの段落は、縮小対象外となる。なお、縮小対象となる段落は、グレーの破線枠で示す(符号L02の編集状態における、符号P2,P3,P5参照)。
符号L03は、符号L02の編集状態から、1段階文字サイズを縮小した状態を示す。つまり、2段落目P2の文字サイズが、L´字からM字に変更となり、3段落目P3の文字サイズが、S´字からP字に変更となり、5段落目P5の文字サイズが、P字からF字とS字からS´字に変更となる。
符号L04は、符号L03の編集状態から、さらに1段階文字サイズを縮小した状態を示す。つまり、2段落目P2の文字サイズが、M字からS字に変更となり、3段落目P3の文字サイズが、P字からF字に変更となり、5段落目P5の文字サイズが、F字から縮F字とS´字からP字に変更となる。5段落目P5は、最小文字サイズの縮F字が含まれるため、次回より縮小対象外となる。
図9の符号L05は、符号L04の編集状態から、さらに1段階文字サイズを縮小した状態を示す。つまり、2段落目P2の文字サイズが、S字からS´字に変更となり、3段落目P3の文字サイズが、F字から縮F字に変更となる。3段落目P3は、最小文字サイズの縮F字が含まれるため、次回より縮小対象外となる。続いて、符号L06は、符号L05の編集状態から、さらに3段階文字サイズを縮小した状態を示す。これにより、2段落目P2の文字サイズが最小文字サイズの縮F字に変更となり、次回より縮小対象外となる。つまり、符号L06の編集状態では、縮小可能な段落が存在せず、これ以上文字サイズを縮小することができない。このような場合、文字の文字間を変更するか否かを問い合わせる問い合わせ画面90を表示する。
問い合わせ画面90を表示した状態で、ユーザーにより「Yes」の選択操作(所定の操作)が行われた場合は、文字間を狭くすることが可能な段落を対象として、文字間を「ふつう」から「狭い」に変更する。すなわち、符号L07に示すように、複数文字から成る行を有する段落P2ないしP5を対象として、文字間を1段階狭くする。同図の例では、文字間隔変更により、テープ長(編集中の文書に基づいて作成されるラベルのテープ長)が定長指定された15cm以下となったため、ここで縮小処理を終了する。但し、文字間変更後のテープ長が定長指定された15cm以下とならなかった場合は、さらに1段階文字間を狭くする(「密着」にする)。また仮に、文書内に文字間が「密着」に設定された段落が含まれている場合は、その段落以外の段落を対象として文字間を縮小する。
なお、以上の縮小処理は、「定長設定されたとき」、または「定長設定後、縮小処理を許可する所定の操作が行われたとき」のいずれかに実行されるものである。また、L02〜L07は、処理の過程を示したものであり、各編集状態を順次表示画面41に表示したり、各編集状態を切り替えるユーザー操作を必要とするものではない(拡大処理についても同様)。例えば、図7のL01を表示画面41に表示している状態で定長設定された場合、次に表示画面41に表示されるのは、図9の問い合わせ画面90である。
次に、拡大処理について説明する。図10は、自動テープ長が15cmのラベル編集結果の一例を示す図である。同図の符号L11に示すラベル編集結果の1段落目P1は、1行で構成され、文字サイズは縮F字に設定されている。また、2段落目P2は、2行で構成され、文字サイズはいずれも縮F字に設定されている。また、3段落目P3は、2行で構成され、文字サイズは縮F字とM字に設定されているが、ユーザー指定で文字サイズが固定されている。また、4段落目P4は、2行で構成され、文字サイズは縮F字とP字に設定されている。
図11の符号L12は、符号L11の編集状態から、テープ長25cmに定長設定された状態を示す。同図に示すように、3段落目P3は、ユーザー指定により文字サイズが固定されているため、縮小対象外となる。したがって、縮小対象となる段落は、1段落目P1,2段落目P2,4段落目P4である。符号L13は、符号L12の編集状態から、1段階文字サイズを拡大した状態を示す。つまり、1段落目P1および2段落目P2の文字サイズが、縮F字からF字に変更となり、4段落目P4の文字サイズが、縮F字からF字とP字からS´字に変更となる。
符号L14は、符号L13の編集状態から、さらに1段階文字サイズを拡大した状態を示す。つまり、1段落目P1および2段落目P2の文字サイズが、F字からP字に変更となり、4段落目P4の文字サイズが、F字からP字とS´字からS字に変更となる。4段落目P4は、これ以上文字サイズを大きくするとテープ幅、行数、文字サイズの組み合わせの兼ね合いでバランスが崩れてしまうため(1行目および/または2行目が最大文字サイズとなっているため)、次回より拡大対象外となる。
図12の符号L15は、符号L14の編集状態から、さらに1段階文字サイズを拡大した状態を示す。つまり、1段落目P1および2段落目P2の文字サイズが、P字からS´字に変更となる。2段落目P2は、4段落目P4と同様、これ以上文字サイズを大きくするとバランスが崩れてしまうため、次回より拡大対象外となる。符号L16は、符号L15の編集状態から、さらに1段階文字サイズを拡大した状態を示す。つまり、1段落目P1の文字サイズが、S´字からS字に変更となる。
また、符号L17は、符号L16の編集状態から、さらに1段階文字サイズを拡大した状態を示す。つまり、1段落目P1の文字サイズが、S字からM字に変更となる。さらに、符号L18は、符号L17の編集状態から、もう1段階文字サイズを拡大した状態を示す。つまり、1段落目P1の文字サイズが、M字からL´字に変更となる。これ以上、文字サイズを拡大すると、編集中の文書に基づくテープ長が定長指定された25cmを超えてしまうため、ここで拡大処理を終了する。
次に、図13ないし図15のフローチャートを参照し、定長設定処理の流れ(編集方法)を説明する。図13に示すように、テープ印刷装置1は、定長設定されているか否か(「定長印刷」機能が指定されているか否か)を判定する(S01)。定長設定されている場合は(S01:Yes)、定長設定(指定されたテープ長)が、現在のテープ長(編集中の文書に基づくテープ長)よりも短いか否かを判定する(S02)。定長設定が、現在のテープ長よりも短いと判定した場合は(S02:Yes)、縮小処理を行う(S03)。また、S02:Noの場合は、S03を省略し、定長設定が、現在のテープ長よりも長いか否かを判定する(S04)。定長設定が、現在のテープ長よりも長いと判定した場合は(S04:Yes)、拡大処理を行う(S05)。一方、S01:Noの場合、またはS04:Noの場合は、縮小処理および拡大処理を行うことなく、定長設定処理を終了する。
次に、図14を参照し、縮小処理(図13のS03)の流れを説明する。テープ印刷装置1は、文書内に含まれる段落のうち、文字サイズを縮小可能な段落が存在するか否かを判定する(S11)。文字サイズを縮小可能な段落とは、ユーザー指定により文字サイズが固定されている段落と、最小文字サイズの文字を含む段落と、を除いた段落を指す。縮小可能な段落が存在すると判定した場合は(S11:Yes)、文書内に含まれる文字サイズを縮小可能な全ての段落について、文字サイズを1段落縮小する(S12)。また、文字サイズを縮小可能な段落が存在しないと判定した場合は(S11:No)、文書内に含まれる段落のうち、文字間を縮小可能な段落が存在するか否かを判定する(S13)。文字間を縮小可能な段落とは、文字間が「密着」以外に設定されている段落を指す。
文字間を縮小可能な段落が存在すると判定した場合は(S13:Yes)、問い合わせ画面90(図9参照)を表示し(S14)、文字間縮小の許可を示す操作が行われたか否かを判定する(S15)。文字間縮小の許可を示す操作が行われたと判定した場合は(S15:Yes)、文書内に含まれる文字間を縮小可能な全ての段落について、文字間を1段落縮小する(S16)。一方、S12の後およびS16の後は、定長設定が、現在のテープ長よりも短いか否かを判定し(S17)、短いと判定した場合は(S17:Yes)、S11に戻る。また、S13:Noの場合、S15:Noの場合、およびS17:Noの場合は、縮小処理を終了する。
図15は、拡大処理(図13のS05)の流れを示すフローチャートである。拡大処理のS21〜27は、縮小処理のS11〜17に相当し、「縮小」を「拡大」と読み替えたものと同じであるため、説明を省略する。但し、以下の点のみ異なる。S21における「文字サイズを拡大可能な段落」とは、ユーザー指定により文字サイズが固定されている段落と、最大文字サイズの文字を含む段落と、を除いた段落を指す。最大文字サイズは、テープ幅と、行数と、各行の文字サイズのバランスと、対象行に応じて決まる。また、S23における「文字間を拡大可能な段落」とは、文字間が「広い」以外に設定されている段落を指す。さらに、S27では、定長設定が、現在のテープ長よりも長いか否かを判定する。
以上説明したとおり、本実施形態のテープ印刷装置1によれば、定長設定された場合、制限文字サイズの文字を含む段落以外の全ての段落を対象として文字サイズを変更するため、文書全体の文字サイズのバランスを保持することができる。また、文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含むか否かに応じて、文字サイズの変更対象となる段落であるか否かを判定するため、文字サイズの変更対象となる段落をユーザーが指定する手間を省くことができる。つまり、ユーザーは、定長設定するだけ(「定長印刷」機能を指定するだけ)の簡単な操作で、文書全体の文字サイズのバランスを極力崩すことなく文字サイズを変更し、指定したテープ長のラベルを作成することができる。
また、文書内に含まれる全ての段落について文字サイズの変更が不可能である場合、文字の文字間を変更するため、ユーザーが指定した定長に極力近づけることができる。また、文字間を変更する際は、問い合わせ画面90を表示するため、ユーザーの意図に反して文字間を変更してしまうことがない。
なお、以下の変形例を採用可能である。
[変形例1]
上記の実施形態では、問い合わせ画面90において、文字間を変更するか否かを問い合わせたが、「書体」を変更するか否かを問い合わせても良い。「書体」は、フォント種類や文字の太さによって分類される。つまり、「書体」を変更することによって、文書の長さを縮小/拡大することが可能となる。また、問い合わせ画面90において、文字間または書体を変更するか否かを問い合わせ、ユーザー操作により変更が許可された場合、必要な縮小テープ長または拡大テープ長に応じて、文字間および書体の少なくとも一方を変更する構成でも良い。さらに、特定段落については、文字間または書体の変更を禁止しても良い。
[変形例2]
また、上記の実施形態では、文書内に、文字サイズの変更の対象となる段落が存在しなくなったときに問い合わせ画面90を表示したが、文字サイズの変更の対象となる段落が存在するか否かに関わらず、問い合わせ画面90を表示しても良い。例えば、定長設定に伴って、問い合わせ画面90を表示し、ユーザーにより文字間および/または書体の変更を許可する所定の操作が行われた場合、文字サイズと、文字間および/または書体と、を変更しても良い。
[変形例3]
上記の実施形態では、文字サイズの変更を伴う処理として「定長設定処理」を例示したが、他の処理が指令された場合にも、上記の実施形態を適用可能である。例えば、テープ長を指定しない縮小処理または拡大処理が指令された場合、上記の実施形態を適用し、文字サイズを変更可能な全ての段落を対象として文字サイズの変更を行っても良い。また、テープ長(文書の長さ)の変更を伴わない処理が指令された場合にも、上記の実施形態を適用可能である。例えば、文字サイズの変更が必要と考えられる特定のフォーマット(書式)が指定された場合にも、文字サイズを変更可能な全ての段落を対象として文字サイズの変更を行っても良い。
[変形例4]
上記の実施形態では、複数の段落を有する文書に対する縮小処理および拡大処理を例示したが、1つの段落を有する文書、または段落の概念がない文書にも、上記の実施形態を適用可能である。例えば、指令部110により、複数の行を有する文書に対して、文字サイズの変更を伴う処理が指令された場合を想定する(指令ステップ)。この場合、編集処理部130は、文書内(1つの段落内)に、文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む行が存在する場合、文字サイズの変更が可能な文字のみで構成される行が存在する場合でも、文書全体(段落全体)の文字サイズの変更をキャンセルする(編集処理ステップ)。この構成により、段落内における文字サイズのバランスを崩すことなく文字サイズを変更することができる。
また、さらなる変形例として、1つの段落ではなく複数の段落を有する文書内に、文字サイズの変更が不可能な制限文字サイズの文字を含む行が存在する場合にも、文書全体(全ての段落)の文字サイズの変更をキャンセルしても良い(編集処理ステップ)。
[変形例5]
上記の実施形態では、文書内に含まれる段落のうち、制限文字サイズの文字を含む段落以外の全ての段落を対象として文字サイズを変更したが、制限文字サイズの文字を含む段落以外の段落のうち所定の条件を満たす(または満たさない)一部の段落を対象外としても良い。所定の条件としては、段落内に含まれる文字の文字種(フォント種類や文字の太さなど)、行数、段落飾りの有無または種類などによって規定される。
[第2実施形態]
次に、図16を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、本発明の情報処理装置をテープ印刷装置1に適用したが、本実施形態ではホスト装置100に適用する。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
図16は、第2実施形態に係る印刷システムSYの機能構成を示すブロック図である。本実施形態の印刷システムSYは、ホスト装置100およびテープ印刷装置1´を備える。ホスト装置100としては、パーソナルコンピューター、スマートフォン、携帯電話など、各種情報処理端末を適用可能である。ホスト装置100は、テープ印刷装置1´を制御するための制御アプリケーションを記憶している。一方、テープ印刷装置1´は、第1実施形態に示したテープ印刷装置1と同様のハードウェア構成を採用しても良いが、キーボード3および表示画面41を省略した構成でも良い。
ホスト装置100は、機能構成として、指令部110、特定段落指定部120、編集処理部130、画面表示部140、印刷データ生成部150および印刷データ送信部210を備える。これらは、ホスト装置100内に記憶された上記の制御アプリケーションにより実現される機能である。印刷データ送信部210は、印刷データ生成部150により生成された印刷データを、テープ印刷装置1´に送信する。
一方、テープ印刷装置1´は、機能構成として、印刷データ受信部220および印刷部160を備える。印刷データ受信部220は、ホスト装置100(印刷データ送信部210)から送信された印刷データを受信する。
以上説明したとおり、第2実施形態によれば、ホスト装置100側でラベルの編集を行うため、テープ印刷装置1´の装置構成の簡素化および低廉化を図ることができる。
以上、2つの実施形態および変形例を示したが、これらに示したテープ印刷装置1または印刷システムSYにおける各構成要素をプログラムとして提供しても良い。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリー等)に格納して提供しても良い。すなわち、コンピューターをテープ印刷装置1または印刷システムSYの各構成要素として機能させるためのプログラム、それを記録したコンピューター読み取り可能な記録媒体、並びにそれによって作成されたラベルも、本発明の権利範囲に含まれる。その他、第2実施形態のホスト装置100の各部をクラウドコンピューティングで実現するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1…テープ印刷装置、110…指令部、120…特定段落指定部、130…編集処理部、140…画面表示部、150…印刷データ生成部、160…印刷部。

Claims (11)

  1. 複数の段落を有する文書に対し、文字サイズの縮小または拡大を伴う処理を指令する指令部と、
    前記指令部の指令に従い、前記文字サイズの縮小または拡大を伴う処理を実行する編集処理部と、を備え、
    前記編集処理部は、前記指令部により前記文字サイズの縮小を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最小文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、前記文書内に含まれる当該最小文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として前記文字サイズを縮小し、前記指令部により前記文字サイズの拡大を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最大文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、前記文書内に含まれる当該最大文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として前記文字サイズを拡大することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記複数の段落のうち、前記文字サイズの縮小または拡大の対象としない特定段落を指定する特定段落指定部をさらに備え、
    前記編集処理部は、前記特定段落以外の段落を対象として前記文字サイズを縮小または拡大することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記文書内に、前記文字サイズの縮小または拡大の対象となる段落が存在しない場合、文字の文字間または書体を変更するか否かを問い合わせる問い合わせ画面を表示する画面表示部をさらに備え、
    前記編集処理部は、前記問い合わせ画面の表示後、所定の操作が行われた場合、文字の文字間または書体を変更することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 複数の行を有する文書に対し、文字サイズの拡大を伴う処理を指令する指令部と、
    前記指令部の指令に従い、前記文字サイズの拡大を伴う処理を実行する編集処理部と、を備え、
    前記編集処理部は、前記指令部により前記文字サイズの拡大を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最大文字サイズの文字を含む行が存在する場合、前記文書全体の前記文字サイズの拡大をキャンセルすることを特徴とする情報処理装置。
  5. 前記指令部により前記文字サイズの縮小を伴う処理が指令された場合、前記編集処理部は、前記文字サイズの縮小を伴う処理を実行し、
    前記編集処理部は、前記指令部により前記文字サイズの縮小を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最小文字サイズの文字を含む行が存在する場合、前記文書全体の前記文字サイズの縮小をキャンセルすることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  6. 複数の段落を有する文書に対し、文字サイズの縮小または拡大を伴う処理を指令する指令部と、
    前記指令部の指令に従い、前記文字サイズの縮小または拡大を伴う処理を実行する編集処理部と、
    前記編集処理部の編集処理結果に基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部と、
    前記印刷データをテープに印刷する印刷部と、を備え、
    前記編集処理部は、前記指令部により前記文字サイズの縮小を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最小文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、前記文書内に含まれる当該最小文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として前記文字サイズを縮小し、前記指令部により前記文字サイズの拡大を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最大文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、前記文書内に含まれる当該最大文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として前記文字サイズを拡大することを特徴とするテープ印刷装置。
  7. 前記複数の段落は、テープ長方向に並べて印刷され、
    前記指令部は、前記文字サイズの縮小または拡大を伴う処理として、前記印刷部により印刷される前記テープの長さが指定されたテープ長となるように前記文書の長さを変更する定長設定処理を指令することを特徴とする請求項6に記載のテープ印刷装置。
  8. 複数の行を有する文書に対し、文字サイズの拡大を伴う処理を指令する指令部と、
    前記指令部の指令に従い、前記文字サイズの拡大を伴う処理を実行する編集処理部と、
    前記編集処理部の編集処理結果に基づいて印刷データを生成する印刷データ生成部と、
    前記印刷データをテープに印刷する印刷部と、を備え、
    前記編集処理部は、前記指令部により前記文字サイズの拡大を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最大文字サイズの文字を含む行が存在する場合、前記文書全体の前記文字サイズの拡大をキャンセルすることを特徴とするテープ印刷装置。
  9. 複数の段落を有する文書に対し、文字サイズの縮小または拡大を伴う処理を指令する指令ステップと、
    前記指令ステップの指令に従い、前記文字サイズの縮小または拡大を伴う処理を実行する編集処理ステップと、を実行し、
    前記編集処理ステップは、前記指令ステップにて前記文字サイズの縮小を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最小文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、前記文書内に含まれる当該最小文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として前記文字サイズを縮小し、前記指令ステップにて前記文字サイズの拡大を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最大文字サイズの文字を含む段落が存在する場合、前記文書内に含まれる当該最大文字サイズの文字を含む段落以外の段落を対象として前記文字サイズを拡大することを特徴とする編集方法。
  10. 複数の行を有する文書に対し、文字サイズの拡大を伴う処理を指令する指令ステップと、
    前記指令ステップの指令に従い、前記文字サイズの拡大を伴う処理を実行する編集処理ステップと、を実行し、
    前記編集処理ステップは、前記指令ステップにて前記文字サイズの拡大を伴う処理が指令された場合であって、前記文書内に最大文字サイズの文字を含む行が存在する場合、前記文書全体の前記文字サイズの拡大をキャンセルすることを特徴とする編集方法。
  11. コンピューターを、請求項1ないし5のいずれか1項に記載の情報処理装置における各部、若しくは請求項6ないし8のいずれか1項に記載のテープ印刷装置における各部として機能させるためのプログラム。
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