JP2005305867A - 画像処理システム、画像表示装置、プリンタおよび印刷方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 画像データをプリント出力しようとする時に、画像データの印刷の向きと印刷用紙の向きとを適切な方向に合わせて、画像データを印刷用紙にプリント出力することが可能な画像処理システム、画像表示装置、プリンタおよび印刷方法を提供する。
【解決手段】 画像表示装置１は、表示装置１４と、入力する画像データに基づき表示装置に画像を表示制御する表示制御部を備え、プリンタ２は、画像データに基づく画像を印刷媒体に出力する印刷部２１を備え、表示装置１４に表示された画像を印刷するに際して、画像の画像データに含まれる付加情報に基づき画像の上下を判定する画像上辺判定部１２１と、画像上辺判定部１２１の判定結果に基づき画像の上辺と、プリンタ２に規定された印刷媒体の上辺とが一致するように画像を回転させて、印刷部２１に出力する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、画像データの画像処理を行う画像表示装置と画像データを印刷媒体に出力するプリンタとを備えた画像処理システム、画像表示装置、プリンタおよび印刷方法に関する。

従来から、テレビ画像、ＤＶＤ（Digital Versatile Disc）再生画像や、ビデオカメラで撮影した画像の記憶やプリントをすることのできる画像処理装置や画像印刷装置が提案されており、この種の装置としては、例えばビデオプリンタ及びビデオ入力機能を備えたテレビ受信機やＤＶＤ再生装置が広く知られている。

このようなテレビ受信機として、映像信号を画像データに変換して映像メモリ手段に順次記憶しておき、リモコンのプリントボタンによりプリント出力指示が入力されると、映像メモリ手段から読み出した画像データをプリンタ手段からプリント出力すると共に、プリント出力中であることを示す情報をテレビ画面上に表示させるテレビ受信機が知られている（例えば、特許文献１参照）。

あるいは、画像選択手段で選択された画像のプリント情報を作成する際に、選択された画像の付加情報を付加情報読み出し手段により読み出し、読み出された画像の付加情報に特定の付加情報が含まれる場合には、特定の付加情報をプリント情報に加えるようにし、プリント指定時の操作を簡略化することができる画像処理装置が知られている（例えば、特許文献２参照）。

特開平９−１２１３１３号公報 特開２０００−２９３３４０号公報

ところで、従来技術においては、ビデオカメラで撮影した画像やテレビ画面上に表示されている映像をプリント出力しようとする時に、画像データに画像の回転情報（デジタルカメラの上辺位置情報）が付加されない場合や、ユーザが画像の回転等により画像データを変更した場合に、例えば画像の長辺と印刷用紙の長辺が一致しない、あるいは、画像の天地が反転してプリントが行われることがあった。

そこで、本発明は上記の点に鑑みなされたもので、画像データをプリント出力しようとする時に、画像データの印刷の向きと印刷用紙の向きとを適切な方向に合わせて、画像データを印刷用紙にプリント出力することが可能な、画像処理システム、画像表示装置、プリンタおよび印刷方法を提供することを目的とする。

上記問題を解決するために、本発明の画像処理システムは、画像データの画像処理を行う画像表示装置と、前記画像データに基づく画像を印刷媒体に出力するプリンタとを備えた画像処理システムであって、前記画像表示装置は、画像を表示する表示部と、プリンタに出力するための印刷用画像データを作成する第一の画像制御部とを備え、前記プリンタは、第二の画像制御部と印刷部とを備え、前記表示部に表示された画像を印刷するに際して、前記プリンタに規定された前記印刷媒体の向きに対して印刷される前記画像の向きが適切になるようにすることを特徴とする。

上記によれば、画像表示装置に表示された画像を印刷する場合に、プリンタに規定された印刷媒体の向きに対して印刷される画像の向きが適切になるようにするので、印刷媒体から画像がはみ出す、あるいは画像の天地が反転する等を回避した画像データの印刷ができる。

また、本発明の画像処理システムは、前記画像データは外部から入力されるものであって、前記画像データに向き情報が付加されている場合は、前記印刷する画像の向きの基準を当該向き情報とすることを特徴とする。
上記によれば、画像データに向き情報が付加されている場合は、印刷される画像の向きの基準をプリンタに規定された印刷媒体の向きとすることにより、印刷媒体から画像がはみ出す、あるいは画像の天地が反転する等を回避した画像データの印刷ができる。

また、本発明の画像処理システムは、前記印刷する画像の向きの基準を表示部に表示されている当該画像の向きとすることを特徴とする。
上記によれば、画像データに向き情報が付加されていない場合は、印刷する画像の向きの基準を表示部に表示されている画像の向きとすることにより、印刷媒体から画像がはみ出す、あるいは画像の天地が反転する等を回避した印刷ができる。

また、本発明の画像処理システムは、前記画像データは外部から入力されるものであって、前記画像データに付加されている向き情報と、表示部に表示されている当該画像の向きとが一致しない場合は、前記印刷する画像の向きの基準として表示部に表示されている当該画像の向きを優先して用いることを特徴とする。

上記によれば、画像データに付加されている向き情報と、表示部に表示されている画像の向きとが一致しない場合は、印刷する画像の向きの基準として、表示部に表示されている画像の向きを優先して用いるので、画像が印刷用紙からはみ出すことなく印刷ができる。

また、本発明の画像処理システムは、前記第一の画像制御部は、前記印刷用画像データに前記プリンタが前記印刷する画像の向きを認識するための付加情報を付加し、前記第二の画像制御部は、前記印刷用画像データに付加されている前記付加情報に基づいて、前記印刷する画像の向きを調整して、印刷部に当該画像を印刷させることを特徴とする。

上記によれば、画像表示装置には、印刷用画像データにプリンタが印刷する画像の向きを認識するための付加情報を付加する第一の画像制御部を備え、プリンタには、印刷用画像データに付加されている付加情報に基づいて、印刷する画像の向きを調整して、印刷部に画像を印刷させる第二の画像制御部を備えているので、画像処理システムをプリンタ付き画像表示装置に適用してもよいし、画像表示装置とプリンタとの別体に構成することができる。なお、別体に構成する場合には画像表示装置とプリンタとを通信ケーブル等（無線でも可）で接続することができる。

また、本発明の画像処理システムは、前記第一の画像制御部は、前記画像データに向き情報が付加されており、前記向き情報と、表示部に表示されている当該画像の向きとが一致しない場合は、前記向き情報を表示部に表示されている当該画像の向きに合わせた内容に置き換えて、印刷用画像データを作成することを特徴とする。

上記によれば、第一の画像制御部は、ユーザが画像データの向きを変更するなどにより、画像データに付加された向き情報と、表示部に表示されている画像の向きとが一致しない場合は、画像データに付加された向き情報を表示部に表示されている画像の向きに合わせた内容に置き換えて、印刷用画像データを作成するので、ユーザが画像データの向きを変更した画像が印刷用紙からはみ出すことなく印刷ができる。

また、本発明の画像処理システムは、前記第一の画像制御部は、前記プリンタに規定された前記印刷媒体の向きに対して印刷される前記画像の向きが適切になるように、前記画像データの向きを変更して、印刷用画像データを作成することを特徴とする。
上記によれば、画像表示装置の第一の画像制御部においてプリンタに規定された印刷媒体の向きに対して、印刷される画像の向きが適切になるように画像データの向きを変更し、その画像データをプリンタに送信するので、プリンタの構成を簡易化することができる。

また、本発明の画像処理システムは、前記第二の画像制御部は、前記印刷する画像の形状と前記印刷媒体の形状とが一致するように画像を配置するとともに、前記印刷用画像データに基づいて印刷する画像の向きを調整して、印刷部に当該画像を印刷させることを特徴とする。
上記によれば、プリンタ側の第二の画像制御部において、印刷する画像の形状と前記印刷媒体の形状とが一致するように画像を配置するとともに、印刷用画像データに基づいて印刷する画像の向きを調整して印刷部に画像を印刷させるので、印刷媒体から画像がはみ出す、あるいは画像の天地が反転する等を回避した画像データの印刷ができる。

また、本発明の画像処理システムは、前記第二の画像制御部は、前記画像の長辺が前記印刷媒体の長辺に沿うように画像を配置したときに、前記印刷用画像データに基づく画像の上下方向と印刷方向とが一致する場合は、画像の長辺が印刷媒体の長辺に沿うとともに前記プリンタに規定された前記印刷媒体の上辺と画像の上辺とが一致するように前記画像を回転させて、印刷部に当該画像を印刷させることを特徴とする。

上記によれば、画像の長辺が印刷媒体の長辺に沿うように画像を配置したときに、画像の上下方向と印刷方向とが一致する場合は、画像の長辺が印刷媒体の長辺に沿うとともにプリンタに規定された前記印刷媒体の上辺と画像の上辺とが一致するように画像を回転させるので、印刷媒体から画像がはみ出す、あるいは画像の天地が反転する等を回避した画像データの印刷ができる。これは、例えばハガキに画像データを印刷する際に、宛名の向きと画像の向きを合わせる場合等に特に有効であり、印刷媒体を無駄に消費することも防げる。

また、本発明の画像処理システムを構成する画像表示装置は、前記表示部と、前記第一の画像制御部とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、画像表示装置側に画像処理を行う第一の画像制御部と表示部を備えているので、プリンタの構成を簡易化することができる。

また、本発明の画像処理システムを構成するプリンタは、前記第二の画像制御部と、前記印刷部とを備えたことを特徴とする。
上記によれば、プリンタに第二の画像制御部と、前記印刷部とを備えたことにより、プリンタは、印刷する画像の形状と前記印刷媒体の形状とが一致するように画像を配置するとともに、印刷用画像データに基づいて印刷する画像の向きを調整して印刷部に画像を印刷させるので、プリンタと各種表示装置とを容易に接続することができる。

また、本発明の画像処理システムを構成するプリンタの印刷方法は、（ａ）プリンタに規定された前記印刷媒体の向きを認識する工程と、（ｂ）画像データに基づく画像の向きを認識する工程と、（ｃ）前記プリンタに規定された前記印刷媒体の向きに対して印刷される前記画像の向きが適切になるように印刷される画像の向きを調整する工程と、（ｄ）前記調整された向きで当該画像を印刷媒体に出力する工程と、を備えたことを特徴とする。

上記によれば、プリンタにおいて、印刷する画像の形状と前記印刷媒体の形状とが一致するように画像を配置するとともに、印刷用画像データに基づいて印刷する画像の向きを調整して印刷部に画像を印刷させるので、印刷媒体から画像がはみ出す、あるいは画像の天地が反転する等を回避した画像データの印刷ができる。

（第１の実施形態）
以下、本発明を具現化した第１の実施形態を説明する。
図１は、本発明の画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。

図１において、画像処理システムは、画像表示装置１と、印刷装置としてのプリンタ２と、外部記憶装置３で構成されている。なお、外部記憶装置３には、例えばＣＤ−Ｒ／ＲＷ（Compact Disk Recordable/ReWritable）、ＤＶＤ、ＨＤ（Hard Disk）等の各種ドライブ装置やデジタルカメラ、ノートＰＣ（Personal Computer）、あるいは、例えばデジタルカメラなどの画像データを記憶した各種カードメディアのリーダーライタ装置を接続することができる。

画像表示装置１は、ＣＰＵ（Central Processing Unit）１０と、表示装置１４と、操作部１５と、ＲＯＭ１６と、ＲＡＭ１７とで構成されている。なお、ＣＰＵ１０においてＲＯＭ１６に格納された制御プログラムや各種アプリケーションプログラムが実行されると、第一の画像制御部としての画像処理部１１と、表示制御部１２、操作制御部１３が構築される。また、表示装置１４には、プロジェクタ、ＣＲＴ（Cathode-Ray Tube）などの各種表示装置を用いることができる。

画像処理部１１は、外部記憶装置３の画像データを読み込む画像データ読込部１１１と、画像データ読込部１１１が読み込んだ画像データに付加された情報を解析し、その結果を表示と印刷に反映させる付加情報解析部１１２と、付加情報解析部１１２の解析結果を受け、プリントする画像データにヘッダー情報を付加した印刷用画像データとしてのプリント情報を作成するプリントデータ作成部１１３と、プリントデータ作成部１１３において作成されたプリント情報をプリンタ２に出力すると共に、プリンタ２のステータスを監視するプリントデータ制御部１１４とで構成される。

画像データ読込部１１１が読み込んだ画像データに付加された情報は、例えばデジタルカメラで撮影した画像データの場合に、撮影日時や画像の回転情報（デジタルカメラの上辺位置情報）等の撮影プロパティ情報である。この撮影プロパティ情報のうち回転情報については、デジタルカメラの種類により異なり、回転情報が付加されないものもある。

プリントデータ作成部１１３において作成されるプリント情報におけるヘッダー情報の一例を図２に示す。図２（ａ）は、ヘッダー情報の概構成を示し、図示のように、印刷に必要な区切、印刷種類、データ長、画像サイズ、あるいは回転情報、撮影日時等の情報が付加される。このヘッダー情報の各情報には、設定項目毎にコマンドが割り付けられ、例えば、図２（ｂ）に印刷種類のコマンド例、図２（ｃ）に、回転情報のコマンド例を示す。なお、回転情報の上，下，右，左は、画像データを通常の方法で認識する場合の向きに対して、デジタルカメラの上辺位置、あるいはユーザが回転指示を行った画像の上辺位置がどの辺に設定されているかを示している。

表示制御部１２は、画像上辺判定部１２１を備え、付加情報解析部１１２の画像データの解析結果を受け、表示装置１４に表示する映像信号や画像データを制御する。画像上辺判定部１２１は、表示装置１４に表示される画像データの画像上辺の判定を行う。例えばデジタルカメラで撮影した画像データのアスペクト比は一般に３（縦、あるいは短辺）：４（横、あるいは長辺）であり、画像上辺の判定は、画像上辺が回転情報の上，下，右，左のいずれにあるかとともに、画像上辺が短辺であるか、長辺であるかを判定する。この判定結果は、付加情報解析部１１２を介してプリントデータ作成部１１３に入力され、プリントデータ作成部１１３において作成されるプリント情報にヘッダー情報の回転情報の一部として書き込まれる。

操作制御部１３は、操作部１５の操作キーの操作に基づいて画像の回転指示等の制御を行い、制御データは表示制御部１２に出力する。
表示装置１４は、表示制御部１２の画像データの制御に基づいて、後述するインデックス表示や印刷プレビュー表示等を行う。

操作部１５は、例えば［Ｅｎｔｅｒ］，［Ｅｘｉｔ］キー、インデックス表示等の操作を行う［Ｕｐ］，［Ｄｏｗｎ］，［Ｒｉｇｈｔ］，［Ｌｅｆｔ］キー、回転指示を行う［Ｒ，Ｒｏｔａｔｅ］，［Ｌ，Ｒｏｔａｔｅ］キー、印刷プレビュー表示の操作を行う［Ｐｒｉｎｔ］，［印刷実行］，［Ｔｒｉｍｉｎｇ］キー等の各種操作キー（いずれも図示せず）が備えられ、各キーの所定の操作により各表示操作、あるいは必要に応じユーザが表示画像（画像データ）の回転を行う回転指示（回転指示情報の付与）を行うことができる。インデックス表示や印刷プレビュー表示の操作は、表示装置１４に表示される各表示画面において行う。

操作部１５において操作された表示画像（画像データ）の回転指示情報としては、表示制御部１２の画像上辺判定部１２１において、回転指示前の画像に対する回転情報と画像データの画像上辺が短辺であるか長辺であるかの画像の上辺の判定情報が、付加情報解析部１１２を介してプリントデータ作成部１１３において作成されるヘッダー情報に回転情報の一部として書き込まれる。なお、回転指示情報は、元画像（回転指示前の画像）に回転情報（デジタルカメラの上辺位置情報）が付加されている場合に、回転情報に優先する。

ＲＯＭ（Read-Only Memory）１６は、画像表示装置１の各部を制御する制御プログラムや各種アプリケーションプログラムが格納されている。ＣＰＵ１０においてＲＯＭ１６に格納された制御プログラムや各種アプリケーションプログラムが実行されると、画像処理部１１と、表示制御部１２、操作制御部１３が構築される。
ＲＡＭ（Random Access Memory）１７は、画像データ読込部１１１において読み込まれた画像データを一時保存する。

プリンタ２は、プリントアスペクト比が３（縦、あるいは短辺）：４（横、あるいは長辺）のプリンタであり、第二の画像制御部としてのプリント制御部２０と、印刷部２１と、プリンタ電源制御部２２と、メモリ２３とを備え、印刷媒体としての印刷用紙にカット紙を用い、例えば印刷用紙の短辺を印刷方向の上流側（上）にして印刷を行う。

印刷用紙には、例えば写真サイズＬ判（サイズ８９×１２７ｍｍ）や２Ｌ判（サイズ１２７×１７８ｍｍ）、あるいはハガキ（サイズ１０５×１４８ｍｍ、いわゆるＡ６判）等を用いる。特にハガキに画像を印刷する際は、送付先の宛名等の文字を印刷する宛名面の裏面（プリント面）に、宛名面に予め印刷されている郵便番号記入欄や切手貼付欄を、印刷方向の上流側（上）にセットして、印刷方向の上流側に印刷する画像の上を合わせて印刷を行う。

プリント制御部２０はＣＰＵであり、ＣＰＵ１０においてメモリ（ＲＯＭ）２３に格納された制御プログラムや各種アプリケーションプログラムが実行されると、プリントデータ受信制御部２０１、ヘッダー情報解析部２０２、プリントデータ送信制御部２０３が構築され、画像表示装置１から送信されたプリント情報の制御を行う。

プリントデータ受信制御部２０１は、画像表示装置１のプリントデータ制御部１１４から送信されたプリント情報を入力し、ヘッダー情報解析部２０２に出力する。また、印刷部２１のステータス情報（待機中、プリント中、エラー中、プリント終了）を定期的に取得（入力）し、印刷部２１のステータス情報がエラー中の場合、その情報を画像表示装置１のプリントデータ制御部１１４及びプリントデータ送信制御部に出力する制御を行う。

ヘッダー情報解析部２０２は、プリントデータ受信制御部２０１から入力したプリント情報に付加されているヘッダー情報を解析し、そのプリント情報に基づき画像データに回転処理を施したプリントデータを生成し、生成したプリントデータをプリントデータ送信制御部２０３に出力する。

プリントデータ送信制御部２０３は、ヘッダー情報解析部２０２から入力したプリントデータを印刷部２１に出力する。プリントデータの出力は、印刷部２１が待機状態の場合のみ印刷部２１に出力し、印刷部２１がプリント中及びエラー中の場合は出力せずに待機する制御を行う。

印刷部２１は、ヘッダー情報解析部のヘッダー情報に基づいた画像データを印刷用紙に印刷を行う。ヘッダー情報に画像データの回転情報が含まれている場合は、ヘッダー情報に基づいて画像データを回転して印刷を行う。また、印刷部２１のステータス情報（待機中、プリント中、エラー中、プリント終了）を、定期的にプリントデータ受信制御部２０１に出力する。

プリンタ電源制御部２２は、プリンタ電源の制御を行う。プリントデータ受信制御部２０１には常に電源が供給されているが、その他の部分は省電力消費のために常には電源が供給されていない。プリントデータ受信制御部２０１から、画像表示装置１のプリントデータ制御部１１４からプリントデータを入力した信号を受けると、プリンタ２の全体の電源をオン（ＯＮ）にし、プリントデータ受信制御部２０１から、プリントデータ受信制御部２０１が、印刷部２１のプリント終了のステータス情報を受けるとプリンタ２の不要な部分の電源をオフ（ＯＦＦ）にする。

メモリ２３は、ＲＯＭを含み構成され、プリンタ２の各部を制御する制御プログラムや各種アプリケーションプログラムが格納されている。

次に、表示装置１４に表示される表示画面の一例を図３に示す。
表示画面Ｄ１は、画像データ読込部１１１において外部記憶装置３から読み込まれた、例えばデジタルカメラで撮像された画像データが、付加情報解析部１１２において付加情報の解析が行われた画像のインデックス表示画面である。表示画面Ｄ１にはメニュー画面５１と、インデックス画面５２とで構成される。

インデックス画面５２の画像のうち、例えば画像Ｐ１０を選択し、操作部１５の［Ｅｎｔｅｒ］キー操作（押し下げ）すると、選択された画像Ｐ１０が表示装置１４の画面に拡大表示される（表示画面Ｄ２）。このときに、画像Ｐ１０は、画像に回転情報が付加されている場合はその回転情報に基づいて、上辺として設定されている辺が上になるように表示される。付加されていない場合は画像データを通常の方法で認識する場合の向きで表示される。なお、インデックス表示画面即ち表示画面Ｄ１の段階で、各画像が画像に付加されている回転情報に基づいて、上辺として設定されている辺が上になるように表示されていてもかまわない。

表示画面Ｄ２の表示状態から、操作部１５の［Ｒ，Ｒｏｔａｔｅ］キーを操作すると、画像Ｐ１０が９０度右回転して表示画面Ｄ３の表示になる。以降、［Ｒ，Ｒｏｔａｔｅ］キーを操作する毎に画像Ｐ１０が９０度右回転して、表示画面Ｄ４、表示画面Ｄ５、表示画面Ｄ２に移行する。

また、表示画面Ｄ２の表示状態から、操作部１５の［Ｌ，Ｒｏｔａｔｅ］キー操作がされると、画像Ｐ１０が９０度左回転して表示画面Ｄ５になり、以降、［Ｌ，Ｒｏｔａｔｅ］キー操作する毎に画像Ｐ１０が９０度左回転して、表示画面Ｄ４、表示画面Ｄ３、表示画面Ｄ２に移行する。この［Ｒ，Ｒｏｔａｔｅ］キーあるいは［Ｌ，Ｒｏｔａｔｅ］キーの最終操作により表示された表示画面の画像の上辺に関する情報が回転指示情報として付加される。

例えば、表示画面Ｄ２の画像Ｐ１０を印刷する場合は、表示画面Ｄ２の表示状態で操作部１５の［Ｐｒｉｎｔ］キーを操作して画像Ｐ１０を選択すると、表示画面Ｄ６に示す印刷プレビュー表示に移行する。そして、表示画面Ｄ６の表示状態で、操作部１５の［印刷実行］キー操作することにより、プリンタ２において印刷用紙に画像印刷が行われる。

画像印刷中には、プリンタのステータス表示エリアＰ１１（二点鎖線で示す）に、プリント中のステータス情報が表示される。なお、プリンタがエラー中の場合には、ステータス表示エリアＰ１１に、エラー中のステータス情報が表示される。プリンタ２での画像印刷が終了すると、表示画面はインデックス表示画面（表示画面Ｄ１）にもどる。
以上の処理は、操作制御部１３あるいは表示制御部１２において実行される（図１参照）。

次に、印刷部２１における画像データの印刷方法について、図４〜図６に基づいて説明する。なお、各図において、表示画像の辺αは画像データの上辺を示し、辺βは画像の印刷時における印刷用紙の上流側の辺（上辺）を示している。

図４は、画像データに回転情報（デジタルカメラの上辺位置情報）が付加されている場合の印刷方法を示す説明図であり、同図（ａ）に示すように、辺αが上辺に設定されていて、辺αが短辺の縦長画像の場合には、辺αが辺βに沿う方向に画像データを回転して、辺βを上流側にして印刷を行う。一方、同図（ｂ）に示すように、辺αが上辺に設定されていて、辺αが長辺の横長画像の場合には、画像データの回転は行わず、辺βを上流側にして印刷を行う。

図５は、画像データに回転情報が付加されていない場合の印刷方法を示す説明図であり、画像データに回転情報が付加されていない場合は、表示画像の上辺を画像データの上辺であると判定し、同図（ａ）に示すように、辺αが短辺の縦長画像の場合には、辺αが辺βに沿う方向に画像データを回転して、辺βを上流側にして印刷を行う。一方、同図（ｂ）に示すように、辺αが長辺の横長画像の場合には、画像データの回転は行わず、辺βを上流側にして印刷を行う。

図６は、画像データに回転指示情報が付加された場合の印刷方法を示す説明図である。画像データＰ１は回転情報（デジタルカメラの上辺位置情報）において辺αが上辺に設定された、横長画像である。そのため、表示される場合は図示のとおり辺αが上になるように表示される。表示されている状態で回転指示をしない場合は図４（ｂ）のように印刷される。一方、操作部１５の［Ｌ−Ｒｏｔａｔｅ］キー操作により左回転がされると、回転された画像データＰ２の辺αが上辺に設定された旨の回転指示情報が付加される。すなわち、回転指示情報が付加された場合は、回転指示情報を回転指示情報の付加される前の回転情報に置き換えて、あらたな回転情報とする。そして［印刷実行］キー操作により、画像データＰ２の辺αを、画像データＰ３に示す辺βに沿う方向に画像データＰ２を左回転して、辺βを上流側にして印刷を行う。

次に、画像処理システムの動作を説明する。図７は、画像表示装置１の画像処理の処理手順を示すフローチャートであり、図８は、プリンタ２の印刷処理動作のフローチャートである。

図７に示す画像表示装置１の画像処理は、画像表示装置１に外部記憶装置３としてリーダーライタ装置を接続し、リーダーライタ装置に、例えばデジタルカメラ等で撮像した静止画像を記憶したカードメディアが挿入（読み取り可能にセット）され、カードメディアに記憶された画像データが画像データ読込部１１１により読み込まれ、所定の画像が選択された状態から処理が実行される。

まず、ステップＳ１０１では、操作部１５の［Ｐｒｉｎｔ］キーが操作（押し下げ）されたか否かを判定し、押し下げられたときにはステップＳ１０２に移行し、押し下げられないときにはステップＳ１０１に戻る。ステップＳ１０２では、ユーザが画像を回転したか否か（回転指示情報が有りか否か）を判定し、ユーザが画像を回転したときにはステップＳ１０５に移行し、ユーザが画像を回転していないときにはステップＳ１０３に移行する。

そして、ステップＳ１０３では、回転情報有りか否か（付加されているか否か）を判定し、回転情報が付加されているときにはステップＳ１０４に移行し、回転情報が付加されていないときには、ステップＳ１０５に移行する。ステップＳ１０４では、画像上辺判定部１２１において判定された画像データの画像上辺が短辺であるか長辺であるかの画像の上辺の判定情報に基づいて回転情報解析を行い、ステップＳ１０５に移行する。

以上のステップＳ１０２〜ステップＳ１０４は、付加情報解析部１１２（図１参照）において実行される。

そして、ステップＳ１０５では、プリントデータ作成部１１３において、プリントする画像データに印刷に必要なヘッダー情報を付加し、プリント情報を作成する。そして、ステップＳ１０６に移行する。ステップＳ１０６では、プリントデータ制御部１１４において監視するプリンタ２（印刷部２１）のステータスが、エラー中か否かを判定し、エラー中のときにはステップＳ１０７に移行し、エラー中でないときにはステップＳ１１０に移行する。なお、エラー（印刷エラー）は、印刷動作中の印刷用紙なし、インクなし、あるいは印刷用紙詰まり等による印刷中断の状態を言う。

ステップＳ１０７では、表示制御部１２において、表示装置１４の印刷プレビュー表示画面（ステータス表示エリアＰ１１、図３を参照）に、エラー中のステータス情報を表示する。そして、ステップＳ１０８に移行する。ステップＳ１０８では、エラー解除（エラーの対処）されたか否かを判定し、エラー解除されたときにはステップＳ１０９に移行し、エラー解除されないときにはステップＳ１０８に戻る。ステップＳ１０９では、表示制御部１２において、表示装置１４の印刷プレビュー表示画面に表示された、エラー中のステータス情報の表示を解除（ステータス表示を消す）する。そして、ステップＳ１０６に戻る。

ステップＳ１１０では、プリントデータ制御部１１４からプリンタ２にプリント情報を送信して画像処理を終了する。

図８に示すプリンタ２の印刷処理動作は、ステップＳ２０１で、プリントデータ受信制御部２０１が画像表示装置１（プリントデータ制御部１１４）からプリント情報を受信すると、ステップＳ２０２に移行する。ステップＳ２０２では、プリンタ電源制御部２２がプリント情報をヘッダー情報解析部２０２に出力すると共にプリンタ２の全体の電源をオン（ＯＮ）にする。そして、ステップＳ２０３に移行する。ステップＳ２０３では、ヘッダー情報解析部２０２においてプリントデータ受信制御部２０１から入力したプリント情報に付加されているヘッダー情報を解析し、そのプリント情報に基づき画像データに回転処理を施したプリントデータを生成し、生成したプリントデータをプリントデータ送信制御部２０３に出力して、ステップＳ２０４に移行する。

ステップＳ２０４では、プリントデータ受信制御部２０１において、印刷部２１のステータス情報に基づいてプリンタ待機中か否かを判定し、待機中でない場合にはステップＳ２０５に移行し、待機中の場合は、ステップＳ２０８に移行する。

ステップＳ２０５では、プリントデータ受信制御部２０１において、印刷部２１のステータス情報に基づいてプリンタ２（印刷部２１）のステータスが、エラー中か否かを判定し、エラー中でないときにはステップＳ２０４に戻り、印刷部２１がエラー中のときにはステップＳ２０６に移行する。そして、ステップＳ２０６では、プリントデータ受信制御部２０１において、エラー中であることをプリントデータ制御部とプリントデータ送信制御部にエラー通知を行う。そして、ステップＳ２０７に移行する。ステップＳ２０７では、エラー解除（エラーの対処）されたか否かを判定し、エラー解除されたときにはステップＳ２０４に戻り、エラー解除されないときにはステップＳ２０７に戻る。

ステップＳ２０８では、プリントデータ送信制御部２０３において、ヘッダー情報解析部２０２から入力したプリントデータを印刷部２１に送信する。そして、ステップＳ２０９に移行する。ステップＳ２０９では、印刷部２１において印刷用紙に画像データの印刷が実行される。印刷部２１における印刷は、画像データに回転処理が施されたプリントデータに基づいて、画像の長辺が印刷用紙の長辺に沿うと共に、印刷用紙の上辺と画像の上辺が一致するように画像を回転して印刷が行われる。そして、ステップＳ２１０に移行する。

ステップＳ２１０では、プリントデータ受信制御部２０１において、印刷部２１のステータス情報に基づいて印刷部２１での全ての印刷が終了したか否かを判定し、全ての印刷が終了していない場合にはステップＳ２０４の戻り、全ての印刷が終了した場合にはステップＳ２１１に移行する。そして、ステップＳ２１１では、プリントデータ受信制御部２０１において、プリンタ２の不要な部分の電源をオフ（ＯＦＦ）にして印刷処理動作を終了する。

以上に説明した本実施形態によれば、以下の効果が得られる。
（１）画像処理部１１において、画像データに含まれる画像の回転情報に基づいて、画像データの画像の上辺を検出し、プリンタ２の印刷部２１において、画像データの長辺を印刷用紙の長辺に沿うように画像データを回転させて印刷することにより、印刷用紙から画像がはみ出す、あるいは画像の天地が反転する等を回避した画像データの印刷ができる。これは、例えばハガキに画像データを印刷する際に、宛名の向きと画像の向きを合わせる場合等に有効であり、印刷用紙を無駄に消費することも防げる。

（２）ユーザが画像データを回転した画像の回転指示情報を付加したときには、画像処理部１１において、元画像データに含まれる画像の回転情報に置き換えて、回転指示情報に基づき画像データの画像の上辺を検出し、プリンタ２の印刷部２１において、画像データの長辺を印刷用紙の長辺に沿うように画像データを回転させて印刷することにより、ユーザが画像データを回転した画像が印刷用紙からはみ出すことなく印刷ができる。
（第２の実施形態）

以下、第２の実施形態を説明する。
第２の実施形態は、画像処理システムを構成する画像表示装置として、テレビ受信機能を内蔵する画像表示装置１００を構成した実施形態である。すなわち、第２の実施形態では、図９に示すように、テレビ受信機能の構成部（アンテナ３０、ＴＶチューナ３１、キャプチャ部３２）を配置したことを除いては上記第１実施形態と同様の基本構成を有し、図１との対応部分には同一の符号を付し、その詳細説明は省略する。また、テレビ受信機能以外の構成及び動作は、第１実施形態と同様であり、その説明も省略する。

図９は、第２実施形態の画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。
図９において、画像処理システムは、画像表示装置１００と、印刷装置としてのプリンタ２とで構成されている。画像表示装置１００は、ＣＰＵ１０、表示装置１４、操作部１５、ＲＯＭ１６、ＲＡＭ１７、テレビ放送受信用アンテナのアンテナ３０、テレビチューナ（ＴＶチューナ）３１、キャプチャ部３２で構成されている。なお、ＣＰＵ１０においてＲＯＭ１６に格納された制御プログラムや各種アプリケーションプログラムが実行されると、画像処理部１１と、表示制御部１２、操作制御部１３が構築される。

ＴＶチューナ３１は、アンテナ３０で受信した放送信号（映像信号）の波長選択および復調等を行う。キャプチャ部３２は、表示装置１４に印刷したい映像が表示された時に、操作部１５の［Ｃａｐｔｕｒｅ］キー（図示せず）を操作することにより、その画像データを静止画像として取り込む（キャプチャ）。ＲＡＭ１７は、キャプチャ部３２がキャプチャした画像データ（キャプチャ画像）を格納する。表示制御部１２は、ＴＶチューナ３１から入力された映像信号に、映像再現に必要な所要の信号処理を実施する。信号処理が行われた映像信号は表示装置１４に出力する。キャプチャ操作は、複数回続けて行うことが可能であり、ＲＡＭ１７は複数枚の画像を格納可能な記憶容量を備えている。

キャプチャ操作における表示画面の一例を図１０に示す。
表示画面Ｄ１１は、表示装置１４に放送信号の映像（ＴＶ画面）が表示されている状態を示す。放送信号の映像は表示装置１４の全面に表示される。表示画面Ｄ１１の表示画面で印刷したい映像が表示された時に、操作部１５の［Ｐｒｉｎｔ］キーを操作すると、表示画面Ｄ１２に移行する。

表示画面Ｄ１２では、ＴＶ画面６１とキャプチャ設定画面６２との二画面表示が行われる。キャプチャ設定画面６２には、前述の［Ｃａｐｔｕｒｅ］キー操作によりキャプチャされたキャプチャ画像が表示され、操作部１５の［Ｒｉｇｈｔ］，［Ｌｅｆｔ］キー操作により、複数のキャプチャ画像を順にキャプチャ画面６３に表示して、印刷するキャプチャ画像を選択できる。

表示画面Ｄ１２の表示状態から、操作部１５の［Ｅｎｔｅｒ］キー操作がされると、表示画面Ｄ１３に移行して、表示画面Ｄ１２のキャプチャ画面６３に表示されたキャプチャ画像が表示装置１４の表示画面に全面表示される。この状態で、［Ｒ，Ｒｏｔａｔｅ］キーまたは［Ｌ，Ｒｏｔａｔｅ］キーによる表示における画像の回転が可能であり、回転された場合は画像データに回転指示情報が付加される。そして、操作部１５の［印刷実行］キー操作がされると、プリンタ２において印刷用紙に選択されたキャプチャ画像の印刷が行われる。このとき、画像に回転指示情報が付加されている場合は、その情報に従った向きで印刷される。キャプチャ画像の印刷が終了すると、表示画面は表示画面Ｄ１３から表示画面Ｄ１１に移行して印刷が終了したことを知ることができる。

画像処理システムは、表示画面のトリミング（Ｔｒｉｍｉｎｇ）を行うことができる。トリミングは、表示画面Ｄ１３の画像表示状態において、操作部１５の［Ｔｒｉｍｉｎｇ］キー操作をすると表示画面Ｄ１４に移行する。表示画面Ｄ１４には表示画像の対角する２つの画面コーナに、トリミング操作を行うためのマークＴ１，Ｔ２が表示される。トリミングは、トリミングしたい画像の対角する表示画面上の位置にマークＴ１，Ｔ２を移動させることにより行う。

トリミング操作は、先ず、マークＴ１を操作部１５の［Ｕｐ］，［Ｄｏｗｎ］，［Ｒｉｇｈｔ］，［Ｌｅｆｔ］キー操作によりトリミングしたい位置Ｔ１Ｃに移動させる。そして、操作部１５の［Ｔｒｉｍｉｎｇ］キー操作をするとマークＴ１の位置（画面座標）が認識され、同時にマークＴ２の移動操作が可能になる。そして、マークＴ２の移動操作は、マークＴ１と同様に、操作部１５の［Ｕｐ］，［Ｄｏｗｎ］，［Ｒｉｇｈｔ］，［Ｌｅｆｔ］キー操作して、例えば位置Ｔ２Ｃに移動させて、［Ｔｒｉｍｉｎｇ］キー操作をすると位置Ｔ２Ｃの位置が認識され、位置Ｔ１Ｃと位置Ｔ２Ｃを対角する長方形の画像Ｐ２１がトリミングされる。なお、トリミングされた画像は必要に応じ回転表示することができる。

トリミング操作したトリミング情報（位置Ｔ１Ｃ，Ｔ２Ｃの画面座標）は、画像上辺判定部１２１において、トリミングされた画像データの画像上辺が短辺であるか長辺であるかの画像の上辺の判定に用いられ、その判定結果は前述の回転表示の有無などとともに付加情報解析部１１２に入力される。以降、第１実施形態と同様な画像処理が行われる。

この表示画面Ｄ１４の表示状態から、操作部１５の［印刷実行］キー操作がされると、プリンタ２において印刷用紙に選択されたキャプチャ画像の印刷が行われる。キャプチャ画像の印刷が終了すると、表示画面Ｄ１３から表示画面Ｄ１１に移行する。なお、トリミング操作中の表示画面Ｄ１４において、［Ｔｒｉｍｉｎｇ］キーの長押し操作することにより、表示画面Ｄ１３に戻ることができる。

本実施形態によれば、キャプチャされた放送信号の映像（ＴＶ画面）や、トリミングされた画像データの長辺が印刷用紙の長辺に沿うとともに、印刷用紙の上辺と画像の上辺とが一致するように画像を回転させて印刷するので、印刷用紙から画像がはみ出す、あるいは画像の天地が反転する等を回避した画像の印刷ができる。

その他の変形例を以下に記載する。
（変形例１）

第１実施形態は、画像表示装置１に外部記憶装置３（デジタルカメラの画像データを記憶したカードメディアのリーダーライタ装置）を接続した場合、第２実施形態は、画像表示装置１００がテレビ受信機能を内蔵する場合で説明したが、テレビ受信機能を内蔵し外部記憶装置３を接続する画像表示装置であってもよい。

（変形例２）
画像処理システムは、プリンタ付き画像表示装置に適用してもよいし、画像表示装置とプリンタとが別体で、通信ケーブル等（無線でも可）で接続して構成することであってもよい。

（変形例３）
操作部１５に備えた各種操作キーの操作キー名称あるいは操作キーの数は、所望の操作キーを設定することができる。また、操作部１５は、画像表示装置１とは別体のリモコン送信機を操作部として、画像表示装置１にリモコン受信部を備えた構成であってもよい。

（変形例４）
回転指示情報の付与は、表示装置の画面上で画像を回転させるのではなく、画像の上となる位置にマークを付す表示であってもよい。

（変形例５）
画像の向きの検出は、画像の上辺の検出に限定されない。画像の他の辺（下辺や右辺など）の検出が行われてもよい。また、画像データに付加される回転情報は、画像の下辺や右辺などについての情報であってもよいし、各頂点の位置関係を利用した情報であってもよい。さらに一度付加されている情報に対する回転角などの情報であってもよい。

（変形例６）
プリンタにおける印刷用紙の印刷方向が横長方向（印刷用紙の長辺を印刷方向の上流側とする方向）であってもよい。この場合、図４（ｂ）、図５（ｂ）において、画像の上辺αを辺βとなるように回転させることになる。また、印刷用紙の向きの基準は印刷方向の上流側でなくてもよく、下流側であったり、横方向のどちらかの辺であったりしてもよい。

（変形例７）
画像表示装置側で画像データを回転させたプリントデータを生成し、生成したプリントデータをプリンタに送信してもよい。

（変形例８）
プリンタの印刷部は、印刷用紙の上下を設定できるプリンタとしてもよい。

本発明の画像処理システムの概略構成を示すブロック図。 プリントデータにおけるヘッダー情報の一例を示す説明図。 表示装置に表示される表示画面の説明図。 回転情報が付加されている場合の印刷方法を示す説明図。 回転情報が付加されていない場合の印刷方法を示す説明図。 回転指示情報が付加された場合の印刷方法を示す説明図。 画像表示装置の画像処理の処理手順を示すフローチャート。 プリンタの印刷処理動作のフローチャート。 第２実施形態の画像表示システムの概略構成を示すブロック図。 キャプチャ操作における表示画面の説明図。

符号の説明

１…画像表示装置、２…プリンタ、３…外部記憶装置、１０…ＣＰＵ、１１…第一の画像制御部としての画像処理部、１２…表示制御部、１３…操作制御部、１４…表示装置、１５…操作部、１６…ＲＯＭ、１７…ＲＡＭ、２０…第二の画像制御部としてのプリント制御部、２１…印刷部、２２…プリンタ電源制御部、２３…メモリ、１１１…画像データ読込部、１１２…付加情報解析部、１１３…プリントデータ作成部、１１４…プリントデータ制御部、１２１…画像上辺判定部、２０１…受信制御部としてのプリントデータ受信制御部、２０２…ヘッダー情報解析部、２０３…プリントデータ送信制御部、３０…アンテナ、３１…ＴＶチューナ、３２…キャプチャ部、辺α…画像の上辺、辺β…印刷用紙の上辺。

Claims (12)

1. 画像データの画像処理を行う画像表示装置と、前記画像データに基づく画像を印刷媒体に出力するプリンタとを備えた画像処理システムであって、
   前記画像表示装置は、画像を表示する表示部と、プリンタに出力するための印刷用画像データを作成する第一の画像制御部とを備え、
   前記プリンタは、第二の画像制御部と印刷部とを備え、
   前記表示部に表示された画像を印刷するに際して、前記プリンタに規定された前記印刷媒体の向きに対して印刷される前記画像の向きが適切になるようにすることを特徴とする画像処理システム。
2. 請求項１に記載の画像処理システムにおいて、
   前記画像データは外部から入力されるものであって、前記画像データに向き情報が付加されている場合は、前記印刷する画像の向きの基準を当該向き情報とすることを特徴とする画像処理システム。
3. 請求項１に記載の画像処理システムにおいて、
   前記印刷する画像の向きの基準を表示部に表示されている当該画像の向きとすることを特徴とする画像処理システム。
4. 請求項１に記載の画像処理システムにおいて、
   前記画像データは外部から入力されるものであって、前記画像データに付加されている向き情報と、表示部に表示されている当該画像の向きとが一致しない場合は、前記印刷する画像の向きの基準として表示部に表示されている当該画像の向きを優先して用いることを特徴とする画像処理システム。
5. 請求項１乃至４の何れか一項に記載の画像処理システムにおいて、
   前記第一の画像制御部は、前記印刷用画像データに前記プリンタが前記印刷する画像の向きを認識するための付加情報を付加し、
   前記第二の画像制御部は、前記印刷用画像データに付加されている前記付加情報に基づいて、前記印刷する画像の向きを調整して、印刷部に当該画像を印刷させることを特徴とする画像処理システム。
6. 請求項５に記載の画像処理システムにおいて、
   前記第一の画像制御部は、前記画像データに向き情報が付加されており、前記向き情報と、表示部に表示されている当該画像の向きとが一致しない場合は、前記向き情報を表示部に表示されている当該画像の向きに合わせた内容に置き換えて、印刷用画像データを作成することを特徴とする画像処理システム。
7. 請求項１乃至４の何れか一項に記載の画像処理システムにおいて、
   前記第一の画像制御部は、前記プリンタに規定された前記印刷媒体の向きに対して印刷される前記画像の向きが適切になるように、前記画像データの向きを変更して、印刷用画像データを作成することを特徴とする画像処理システム。
8. 請求項１乃至７の何れか一項に記載の画像処理システムにおいて、
   前記第二の画像制御部は、前記印刷する画像の形状と前記印刷媒体の形状とが一致するように画像を配置するとともに、前記印刷用画像データに基づいて印刷する画像の向きを調整して、印刷部に当該画像を印刷させることを特徴とする画像処理システム。
9. 請求項８に記載の画像処理システムにおいて、
   前記第二の画像制御部は、前記画像の長辺が前記印刷媒体の長辺に沿うように画像を配置したときに、前記印刷用画像データに基づく画像の上下方向と印刷方向とが一致する場合は、画像の長辺が印刷媒体の長辺に沿うとともに前記プリンタに規定された前記印刷媒体の上辺と画像の上辺とが一致するように前記画像を回転させて、印刷部に当該画像を印刷させることを特徴とする画像処理システム。
10. 請求項１から請求項９の画像処理システムを構成する画像表示装置であって、
    前記表示部と、前記第一の画像制御部とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
11. 請求項１から請求項９の画像処理システムを構成するプリンタであって、
    前記第二の画像制御部と、前記印刷部とを備えたことを特徴とするプリンタ。
12. 画像データを印刷媒体に出力する印刷方法であって、
    （ａ）プリンタに規定された前記印刷媒体の向きを認識する工程と、
    （ｂ）画像データに基づく画像の向きを認識する工程と、
    （ｃ）前記プリンタに規定された前記印刷媒体の向きに対して印刷される前記画像の向きが適切になるように印刷される画像の向きを調整する工程と、
    （ｄ）前記調整された向きで当該画像を印刷媒体に出力する工程と、
    を備えたことを特徴とする印刷方法。
    

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