JP6759770B2 - 画像形成装置、及び画像形成プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、及び画像形成プログラムに関する。
特許文献1には、マークを、シートの各辺に対して形成し、マーク形成後のシートを読み取り手段で読み取って、その読取結果から、シート上の各マークの寸法やマーク同士の距離を算出し、その算出結果から、シートに対する画像の形成位置を補正する技術が開示されている。この技術では、シートの辺に跨るように長さの異なるマークを複数形成し、マーク形成後のシートから読み取られたマークの本数に基づいて画像の形成位置を補正する。
特開2015−161938号公報
本発明は、記録媒体に形成される画像の位置及び大きさを補正する際に、画像の読み取りばらつきを考慮しない場合に比べて、記録媒体に形成される画像の位置及び大きさをより高精度に補正することができる画像形成装置、及び画像形成プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の画像読取装置は、記録媒体に複数のマーク及び画像を形成する画像形成部と、前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部により前記記録媒体が複数回搬送された場合、前記記録媒体に形成された複数のマークを搬送毎に読み取る読取部と、搬送毎に読み取った複数マーク各々の位置の変動量が、搬送のばらつきに応じて定めた閾値以下となるマーク位置を用いて求めた補正量に応じて、前記記録媒体に形成する画像の位置及び大きさの少なくとも一方が補正されるように前記画像形成部を制御する制御部と、を備える。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成部は、前記記録媒体の予め定めた位置に前記複数のマークを含むテスト画像を形成する。
また、前記画像形成装置の搬送部は、前記読取部に対して前記記録媒体を搬送、前記読取部は、前記搬送部により搬送された前記記録媒体から前記複数のマークを読み取る。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記読み取った複数マーク各々の位置の変動量が最小となるマークの位置を用いる。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置において、前記制御部は、前記読み取った複数マーク各々の位置と各々の目標位置とから補正量を求める。
請求項5に記載の画像形成プログラムは、コンピュータを、請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置の各部として機能させる。
請求項1、及び請求項5に記載の発明によれば、記録媒体に形成される画像の位置及び大きさを補正する際に、画像の読み取りばらつきを考慮しない場合に比べて、記録媒体に形成される画像の位置及び大きさを高精度に補正することができる。
また、複数のマークを含むテスト画像を形成しない場合と比べて、通常画像にマークが混入することを抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、搬送部により搬送された記録媒体から複数のマークを読み取らない場合に比べて、搬送部により生じるばらつきを高精度に補正することができる。
請求項3に記載の発明によれば、複数マーク各々の位置の変動量が最小のマークの位置を用いない場合と比べて、記録媒体に形成される画像の位置及び大きさをより高精度に補正することができる。
請求項4に記載の発明によれば、複数マーク各々の位置と各々の目標位置とから補正量を求めない場合と比べて、記録媒体に形成される画像の位置及び大きさをより高精度に補正することができる。
本実施の形態に係る画像形成装置の全体構成の一例を示す概略構成図である。 アライメント補正機能で用いられるテスト用紙の一例を示す概略構成図である。 画像の位置及び画像の大きさを補正する種類の一例を示す概略構成図である。 本実施の形態に係る画像形成装置における電気系の要部構成の一例を示す概略構成図である。 アライメント補正機能を実現するアライメント補正処理の流れ一例を示すフローチャートである。 テスト用紙に対して、ばらつきを有する領域の一例を示すイメージ図である。 本実施の形態に係るばらつき校正モードの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 アライメント補正機能毎の対象マークの候補及び演算式の一例を示すイメージ図である。 本実施の形態に係る通常補正モードの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1に、本実施の形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す。
図1に示すように、本実施の形態の画像形成装置10は、複写機能やプリント機能やファクシミリ機能等を複合的に備えた多機能装置であり、画像読取装置12と、画像形成装置部14と、で構成されている。
まず、画像形成装置部14について説明する。
本実施の形態の画像形成装置部14は、各色の画像データに基づき画像を形成する画像形成部20と、画像形成装置10全体の動作を制御する形成側制御部40と、例えば、通信回線やインターネット等のネットワークを介してパーソナルコンピュータ(PC)等の外部装置から画像データを受信する通信部44と、を備えている。また、本実施の形態の画像形成装置部14は、画像読取装置12や通信部44等から転送された画像データに対して予め定められた画像処理を施す画像処理部42と、ユーザからの指示を受け付けたり、画像読取及び画像形成に関する情報をユーザに提示したりするU/I(ユーザインターフェイス)部48と、を備えている。なお、本実施形態では、詳細を後述する画像読取装置12の動作を制御する読取側制御部46を備えている。この読取側制御部46は、画像読取装置12に備えてもよい。また、画像形成装置部14は、公衆回線を通じて画像データの送受信を行うファクシミリ(FAX)部を備えることもできる。
画像形成部20は、例えば電子写真方式により画像を形成する機能部であって、並列的に配置される4つの画像形成ユニット21Y、21M、21C、21K(以下、総称する場合は、画像形成ユニット21という)を備えている。各画像形成ユニット21は、例えば、静電潜像を形成してトナー像を保持する感光体ドラム22、感光体ドラム22の表面を予め定められた電位で帯電する帯電器23、帯電器23によって帯電された感光体ドラム22を画像データに基づいて露光するプリントヘッド24、感光体ドラム22上に形成された静電潜像を現像する現像器25、及び転写後の感光体ドラム22表面を清掃するクリーナ26で構成されている。
また、画像形成部20は、各画像形成ユニット21の感光体ドラム22にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写体27、各画像形成ユニット21による各色トナー像を中間転写体27に順次転写(一次転写)させる一次転写ロール28、中間転写体27上に転写されて重ね合わされたトナー像を記録材(記録用紙P)に一括転写(二次転写)させる二次転写ロール29、及び二次転写された画像を記録用紙P上に定着させる定着器30を備えている。
画像形成部20の各画像形成ユニット21は、電子写真方式によりイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色トナー像を形成する。各画像形成ユニット21で形成された各色トナー像は、一次転写ロール28により中間転写体27上に順次静電転写され、各色トナーが重ね合わされた合成トナー像が形成される。中間転写体27上の合成トナー像は、中間転写体27の移動(図1の矢印A方向)に伴って二次転写ロール29が配置された領域に搬送され、用紙収納部31A、31Bから供給(図1の矢印B方向)される記録用紙P上に一括して静電転写される。その後、記録用紙P上に静電転写された合成トナー像は、定着器30によって定着処理を受けて記録用紙P上に定着される。
次に、本実施の形態の画像読取装置12について説明する。
本実施の形態の画像読取装置12の一例の概略構成を示す。本実施の形態の画像読取装置12は、自動原稿送り装置50と、原稿の表面に形成された画像を読み取る読取デバイス55と、を備えて構成されている。
本実施の形態の自動原稿送り装置50は、少なくとも1枚の原稿が置かれる原稿台51と、原稿を搬送する原稿搬送路52と、画像を読み取った後の原稿が排出される排出台53と、を含んで構成されている。
原稿搬送路52は、原稿が折り返される所謂U字状に形成され、原稿搬送路52の周囲には、搬送ロール54が設けられている。搬送ロール54の回転駆動によって、原稿は、原稿台51からピックアップされ、搬送させる。そして、読取デバイス55により原稿に形成された画像が読み取られ、排出台53へ排出される。
本実施の形態の画像読取装置12は、原稿台51から自動原稿送り装置50により送られた原稿の表面を搬送しながら読み取る機能を有している。なお、画像読取装置12は、原稿を置くための図示しないプラテンガラスを備え、図示しないプラテンガラス上に置かれた原稿の表面を読み取る機能を含めてもよい。
ところで、画像形成装置部14により記録用紙Pに形成された画像の位置(以下、「出力位置」という)及び画像の大きさ(以下、「出力サイズ」という)の少なくとも一方が、画像形成装置部14が本来形成しようとした画像の位置(以下、「目標位置」という)及び画像の大きさ(以下、「目標サイズ」という)と異なる場合がある。そこで、画像形成装置部14は、出力位置及び出力サイズの少なくとも一方に応じて、対応する目標位置及び目標サイズの少なくとも一方を補正する機能(以下、「アライメント補正機能」という)を備える。アライメント補正機能が実行されると、出力位置及び出力サイズを測定し、目標位置及び目標サイズを補正するために用いられる画像(以下、「テスト画像」という)が、画像形成装置部14により記録用紙Pに形成される。ユーザは、テスト画像が形成された記録用紙P(以下、「テスト用紙PT」という)を原稿台51に載せて画像読取装置12に読み取らせる。画像読取装置12は、テスト用紙PTから読み取られた画像(以下、「読取画像」という)を利用して出力位置及び出力サイズを測定し、測定結果に応じて目標位置及び目標サイズを補正する補正値を算出する。画像読取装置12は、算出した補正値を画像形成装置部14に送り、画像形成装置部14は目標位置及び目標サイズに補正された出力位置及び出力サイズで記録用紙Pに画像が形成されるように制御する。具体的には、読取側制御部46は、補正値を算出し、算出した補正値を形成側制御部40に送る。形成側制御部40は目標位置及び目標サイズに補正された出力位置及び出力サイズで記録用紙Pに画像が形成されるように画像形成部20を制御する。
図2に、アライメント補正機能において用いられるテスト用紙PTの一例を示す。図2に示す例では、記録用紙Pの側縁部に8つのマークM(M1〜M8)が形成されている。
マークMは、画像読取装置12でテスト用紙PTから読み取ったテスト画像においてテスト用紙PTの端部またはテスト画像の枠からの位置を検出するための検出画像である。図2に示す例では、マークMとして十字画像を用いた場合を示している。読取デバイス55は、予め定めた大きさの領域60内を読み取り可能に構成されており、領域60内に、記録用紙Pに形成されたテスト画像PTが収まるように、画像形成装置部14により記録用紙Pにテスト画像が形成される。また、本実施形態では、記録用紙Pの最外周から予め定めた余白(以下、目標余白という)の距離後に画像が形成された場合を説明する。従って、図2に示す例では、記録用紙Pにおいて目標余白の最内周に形成された画像枠62を含むテスト画像が記録用紙Pに形成された場合を示している。なお、目標余白が「0」の場合、画像枠62は、記録用紙Pの最外周の側縁部である辺と一致する。
マークM1は、画像枠62の搬送方向上流側の短辺L1から距離Y1で予め定めた長さの線分と、画像枠62の一方側の長辺L3から距離X1で予め定めた長さの線分と、が短辺L1から距離Y1の位置でかつ長辺L3から距離X1の位置で交差するように形成される。一方、マークM3は、画像枠62の搬送方向上流側の短辺L1から距離Y3で予め定めた長さの線分と、画像枠62の他方側の長辺L4から距離X4で予め定めた長さの線分と、が短辺L1から距離Y3の位置でかつ長辺L3から距離X4の位置で交差するように形成される。また、マークM2は、画像枠62の搬送方向上流側の短辺L1から距離Y2で予め定めた長さの線分と、マークM1及びM3の中間位置、例えば、マークM1の位置から短辺側の方向に距離Xaの位置で予め定めた長さの線分と、が短辺L1から距離Y2の位置でかつマークM1から距離Xaの位置で交差するように形成される。同様に、マークM4は、短辺L2から距離Y4で、かつ長辺L3から距離X3の位置で線分が交差するように形成される。一方、マークM6は、短辺L1から距離Y6で、かつ長辺L4から距離X6の位置で線分が交差するように形成される。また、マークM5は、画像枠62の搬送方向下流側の短辺L2から距離Y5の位置で、かつマークM1及びM3の中間位置で線分が交差するように形成される。なお、マークM1,M2,M3,M4,M5,M6の各距離Y1,Y2,Y3,Y4,Y5,Y6は、同じ距離になるように記録用紙Pに形成される。
マークM7は、長辺L3から距離X2の位置で予め定めた長さの線分と、マークM1及びM4の中間位置、例えば、マークM1の位置から画像枠62の長辺側の方向に距離Yaの位置で予め定めた長さの線分と、交差するように形成される。同様に、マークM8は、長辺L4から距離X5の位置で予め定めた長さの線分と、マークM3及びM6の中間位置、例えば、マークM3の位置から画像枠62の長辺側の方向に距離Yaの位置で予め定めた長さの線分と、交差するように形成される。なお、マークM7,M8の距離X2と距離X5は、同じ距離になるように記録用紙Pに形成される。
図2に示すテスト画像が形成されたテスト用紙PTを用いて、画像読取装置12は、画像形成装置部14で目標位置及び目標サイズに補正された出力位置及び出力サイズで記録用紙Pに画像が形成されるように補正値を導出する。
図3に、記録用紙Pに形成される画像の位置及び画像の大きさを補正する補正の種類の一例を示す。図3(1)には、補正の種類及び補正をする場合の補正値を求める演算式の一例が示されている。また、図3(2)には、補正の種類に応じた、出力位置及び出力サイズの画像66と、目標位置及び目標サイズの画像64との関係が示されている。
補正の種類は、記録用紙Pに形成された出力位置及び出力サイズの画像66を、目標位置及び目標サイズの画像64に補正する機能であり、図3には、リードレジ、リードスキュー、縦倍率、サイドレジ、サイドスキュー、及び横倍率を示した。リードレジは、記録用紙Pに所定方向に所定距離ずれて形成された画像66を、目標位置の画像64に補正する機能であり、サイドスキューは、所定方向と交差する方向に所定距離ずれて形成された画像66を、目標位置の画像64に補正する機能である。また、リードスキューは、所定方向に変形して記録用紙Pに形成された出力位置及び出力サイズの画像66を、目標位置及び目標サイズの画像64に補正する機能であり、サイドスキューは所定方向と交差する方向に、変形して記録用紙Pに形成された出力位置及び出力サイズの画像66を、目標位置及び目標サイズの画像64に補正する機能である。さらに、縦倍率は、所定方向に倍率が変化して記録用紙Pに形成された画像66を、目標倍率の画像64に補正する機能であり、横倍率は、所定方向と交差する方向に倍率が変化して記録用紙Pに形成された画像66を、目標倍率の画像64に補正する機能である。
なお、以下の説明では、テスト画像に形成されたマークのうち、アライメント補正機能の各々で用いるマークMを「対象マーク」と表現する。
ここで、テスト用紙PTを用いて補正値を導出する場合、画像読取装置12、具体的には自動原稿送り装置50の機差により、テスト用紙PTに形成されたマークMの位置を読み取った値(距離)がばらつくことがある。この場合、ばらついた値を用いて補正値を導出し、これを用いて、出力位置及び出力サイズを補正して形成された画像66が、目標位置及び目標サイズからずれてしまう場合がある。そこで、本実施形態では、記録媒体に形成される画像の位置及び大きさをより高精度に補正することができる画像形成装置を提供する。
次に、画像形成装置10における電気系の要部構成を説明する。
図4は、画像形成装置10における電気系の要部構成の一例を示す図である。画像形成装置10を電気系により制御する制御部は、例えば、コンピュータで実現可能である。以下、制御部として実現可能なコンピュータを、コンピュータ70と表記して説明する。
図4に示すように、コンピュータ70は、CPU(Central Processing Unit)72、ROM(Read Only Memory)74、RAM(Random Access Memory)76、不揮発性メモリ78、及び入出力インターフェース(I/O)77が、バス71を介して各々接続される。そして、I/O77には、画像形成部20、画像処理部42、通信部44、U/I部48、自動原稿送り装置50、及び読取デバイス55が接続されている。
コンピュータ70は、例えばROM74に予めインストールされている画像形成制御プログラム40PをCPU72で実行し、画像形成制御プログラム40Pに従ってI/O77に接続される各要素とデータ通信を行うことで、画像形成装置10の画像形成装置部14の基本動作を制御する。従って、画像形成制御プログラム40PをCPU72で実行することによって、コンピュータ70は形成側制御部40として機能する。また、コンピュータ70は、例えばROM74に予めインストールされているアライメント補正プログラム46PをCPU72で実行し、アライメント補正プログラム46Pに従ってI/O77に接続される各要素とデータ通信を行うことで、画像形成装置10の画像読取装置12を用いたアライメント補正動作を制御する。。従って、アライメント補正プログラム46PをCPU72で実行することによって、コンピュータ70は読取側制御部46として機能する。
なお、本実施の形態では、画像形成制御プログラム40P及びアライメント補正プログラム46Pは、予め格納されている構成としているがこれに限らず、外部装置(図示省略)からRAM76または不揮発性メモリ78にインストールされるように構成してもよい。また、DVD−ROMやフラッシュメモリ、USB等の外部記録媒体からRAM76にインストールされるように構成してもよい。
次に、本実施の形態に係る画像読取装置12を用いたアライメント補正動作を制御について詳細に説明する。
図5に、本実施の形態に係る画像形成装置10で実行される、アライメント補正機能を実現するアライメント補正処理の流れ一例を示す。画像形成装置10の電源が投入されると、図5に示すアライメント補正処理が実行される。
ステップS10では、アライメント補正処理を実行する予め定めた条件に合致するか否かを判断する。予め定めた条件の一例は、画像形成装置10を最初に電源投入した場合、予め定めた期間、例えば保守などで消耗品を交換した場合、及びU/I部48によりユーザからアライメント補正機能を詳細に設定する指示を受け付けた場合等の条件が挙げられる。予め定めた条件に合致した場合は、ステップS100で肯定判断され、ステップS20で、ばらつき校正モードの処理を実行した後に、得られたアライメント補正値をステップS40で出力して本処理ルーチンを終了する。一方、予め定めた条件に合致しなかった場合は、ステップS100で否定判断され、ステップS200で、通常補正モードの処理を実行した後に、得られたアライメント補正値をステップS40で出力して本処理ルーチンを終了する。形成側制御部40は、出力されたアライメント補正値を用いて目標位置及び目標サイズに補正された出力位置及び出力サイズで記録用紙Pに画像が形成されるように画像形成部20を制御する。
次に、ばらつき校正モードの処理について詳細に説明する。
ここで、テスト用紙PTを用いて補正値を導出する場合、画像読取装置12が有する自動原稿送り装置50は、機構設計の設計値や機差により、テスト用紙PTに形成されたマークMの位置を読み取った値(距離)がばらつくことがある。
図6に、画像読取装置12で読み取ったテスト用紙PTにおいて、ばらつきを有する領域GAの一例を示す。図6に示す例では、マークM1,M7が形成された位置において測定した距離の結果に、ばらつきを有することを示している。このようにばらついたマークMの位置(距離)を用いて補正値を導出し、これを用いて、形成した画像は、目標位置及び目標サイズからずれてしまう場合がある。そこで、本実施形態に係る、ばらつき校正モードの処理では、記録用紙Pに形成されたテスト画像から読み取ったマークMの距離のばらつきを考慮して高精度にアライメント補正することができる補正値を導出する。
図7に、ばらつき校正モードの処理の流れの一例を示す。
まず、ステップS202では、記録用紙Pにテスト画像を形成して出力するように、つまり複数のマークM1〜M8が形成されたテスト用紙PTを出力するように、形成側制御部40へ指示信号を出力する。次のステップS204では、画像読取装置12で、具体的には自動原稿送り装置50でテスト用紙PTを複数回搬送させ、テスト用紙PTを複数回読み取る処理を実行する。このステップS204では、U/I部48にテスト用紙PTを複数回搬送させることを促す情報をユーザに提示することが好ましい。
次のステップS206では、複数回読み取ったテスト画像を画像解析する。この場合の画像解析は、テスト画像に含まれるマークM1〜M8の各々の距離Y1〜Y6,Yaの各々と、距離X1〜X6,Xaの各々と、を導出する処理を含む。次のステップS208では、ステップS206における画像解析の結果から、マークM1〜M8の各々について、距離Y1〜Y6,Yaの各々、及び距離X1〜X6,Xaの各々の距離のばらつきを取得する。次のステップS210では、ステップS208で取得したマークM1〜M8の各々の距離のばらつきに基づいて、アライメント補正機能に用いるマークMを、予め定めた候補の中から選択する。
つまり、テスト画像に含まれるマークM1〜M8の各々は、距離Y1〜Y6の各々が同じ距離で、距離X1〜X6の各々が同じ距離に設定されるので、アライメント補正機能の各々で対象マークMとして用いるマークMは代替が可能である。本実施形態では、代替が可能なマークMを候補とする。
図8に、アライメント補正機能毎に、代替可能な候補のマークMと、候補のマークMによる演算式の一例を示す。図8(1)には、アライメント補正機能毎の代替可能な候補が示されており、図8(2)には、アライメント補正機能毎の演算式が示されている。
例えば、リードレジのアライメント補正機能では、マークM2の距離Y2を用いて補正値を導出することを基本としている(図3)。この距離Y2をパラメタとして、代替可能なマークMは、マークM1の距離Y1、マークM3の距離Y3、マークM4の距離Y4、マークM5の距離Y5、及びマークM6の距離Y6の何れかである。そこで、リードレジのアライメント補正機能では、マークM1〜M6の各々の距離Y1〜Y6の各々を候補とする。また、リードスキューのアライメント補正機能では、基本とするマークM3の距離Y3及びマークM1の距離Y1の組み合わせに対して、代替可能なマークMの組み合わせは、マークM4の距離Y4及びマークM6の距離Y6の組み合わせを含んで候補とする。縦倍率のアライメント補正機能では、マークM2の距離Y2及びマークM5の距離Y5の基本の組み合わせに対して、マークM1の距離Y1及びマークM4の距離Y4と、マークM3の距離Y3及びマークM6の距離Y6との組み合わせを含んで候補とする。
同様に、サイドレジのアライメント補正機能では、マークM7の距離X2を基本とし、マークM1の距離X1、マークM4の距離X3、マークM3の距離X4、マークM8の距離X5、及びマークM6の距離X6の各々を含んで候補とする。サイドスキューのアライメント補正機能では、基本とするマークM3の距離X3及びマークM1の距離X1の組み合わせに対して、代替可能なマークMの組み合わせは、マークM3の距離X4及びマークM6の距離X6の組み合わせを含んで候補とする。横倍率のアライメント補正機能では、マークM7の距離X2及びマークM8の距離X5の基本の組み合わせに対して、マークM1の距離X1及びマークM3の距離X4と、マークM4の距離X3及びマークM6の距離X6との組み合わせを含んで候補とする。
従って、ステップS210では、アライメント補正機能毎に、候補として予め定めたマークM1〜M8の各々、または予め定めたマークM1〜M8の組み合わせから定まる距離または距離の差分値のばらつきに基づいて、具体的には、ばらつきが例えば最小となるマークM1〜M8の各々、マークM1〜M8の組み合わせをアライメント補正機能に用いる対象マークとして選択する。なお、ステップS210で選択するマークMまたはマークMの組み合わせは、ばらつきが最小となることに限定されない。例えば、候補のなかから何れを選択してもよい。
図8に示す例では、アライメント補正機能の対象マークを太線で囲って示した。具体的にはリードレジでは、マークM5の距離Y5、リードスキューでは、マークM4の距離Y4及びマークM6の距離Y6の組み合わせ、縦倍率では、マークM3の距離Y3及びマークM6の距離Y6の組み合わせが選択された場合を示している。また、サイドレジでは、マークM8の距離X5、サイドスキューでは、マークM3の距離X4及びマークM6の距離X6の組み合わせ、横倍率では、マークM4の距離X3及びマークM6の距離X6との組み合わせが選択された場合を示している。
次のステップS212では、候補の中から選択したマークMまたはマークMの組み合わせに応じて、アライメント補正の演算式を更新する。アライメント補正の演算式を更新することは、候補の中から選択したマークMの距離を用いる場合に、基本のマークMを用いた場合から修正が生じる場合があるためである。
詳細には、図8(2)に示すように、アライメント補正機能毎の演算式が予め定められている。
例えば、リードレジのアライメント補正機能では、補正値を求めるための演算式は、
(Y5)−(倍率補正値)−(余白目標値)
に変更される。
リードスキューのアライメント補正機能では、
−(Y6)−(Y4)
に変更される。
縦倍率のアライメント補正機能では、
(用紙サイズ)−(Y3)−(Y6)
に変更される。
サイドレジのアライメント補正機能では、
(X2)−(倍率補正値)−(余白目標値)
に変更される。
サイドスキューのアライメント補正機能では、
−(X6)−(X4)
に変更される。
横倍率のアライメント補正機能では、
(用紙サイズ)−(X3)−(X6)
に変更される。
なお、これらステップS210で選択された対象マークによるアライメント補正機能毎に変更される演算式は、予めROM74または不揮発性メモリ78に記憶されている。
従って、ステップS212では、ステップS210で選択された対象マークによるアライメント補正機能毎に変更された演算式で、アライメント補正機能毎の基本演算式が更新される。更新された対象マークによるアライメント補正機能毎の演算式は、アライメント補正機能を実行する対象の演算式として、再利用可能に不揮発性メモリ78に記憶される。
次のステップS214では、ステップS210で選択されたマークM及びステップ212で更新されたアライメント補正機能毎の演算式、及び対象マークの距離を用いて、アライメント補正値を算出する。
次に、通常補正モードの処理について詳細に説明する。通常補正モードの処理は、ばらつき校正モードの処理によって、更新されたアライメント補正機能毎の演算式、及び対象マークの距離を用いて、アライメント補正値を算出する。
図9に、通常補正モードの処理の流れの一例を示す。
まず、ステップS302では、ステップS202と同様に、記録用紙Pにテスト画像を形成して出力(テスト用紙PTを出力)するように、形成側制御部40へ指示信号を出力する。次のステップS304では、画像読取装置12で、具体的には自動原稿送り装置50でテスト用紙PTの搬送によりテスト用紙PTを読み取る処理を実行する。
次のステップS306では、読み取ったテスト画像を画像解析し、ステップS210で選択した対象マークの距離の差分値を求め、アライメントずれの量として算出する。次のステップS310では、対象マーク、及び不揮発性メモリ78に記憶され演算式を用いて、アライメント補正値を算出する。
このように本実施形態では、テスト用紙PTを用いてアライメント補正機能における補正値を導出する場合、テスト用紙PTに形成されたマークMの位置を読み取った値(距離)のばらつきを考慮する。つまり、同一のテスト用紙PTを用いて、複数回テスト用紙PTに形成されたテスト画像を読み取って、ばらつきが、例えば最小となるマークMの距離を用いて補正値を導出する。従って、出力位置及び出力サイズを補正して形成された画像66は、目標位置及び目標サイズからずれが抑制されて形成される。このように、本実施形態では、記録媒体に形成される画像の位置及び大きさをより高精度に補正することができる。
本実施形態において、画像形成装置10によって実行されるプログラムは、磁気記憶媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD、FD(FlexibleDisk))など)、光記憶媒体(光ディスク(CD(CompactDisk)、DVD(DigitalVersatileDisk))など)、光磁気記憶媒体、半導体メモリ(フラッシュROMなど)などのコンピュータが読み取り可能な記憶媒体に記憶した状態で提供されてもよい。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワーク経由でダウンロードされてもよい。
また、上記実施形態では、ROMに記憶したプログラムを実行することにより行われる処理を説明したが、プログラムの処理をハードウエアで実現してもよい。
上記では、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能である。また、本実施の形態で説明した、画像形成装置10や画像読取装置12、画像形成装置部14等の構成、動作、処理等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更されることは言うまでもない。
10 画像形成装置
12 画像読取装置
14 画像形成装置部
20 画像形成部
40 形成側制御部
40P 画像形成制御プログラム
46 読取側制御部
46P アライメント補正プログラム
50 自動原稿送り装置
51 原稿台
52 原稿搬送路
53 排出台
55 読取デバイス
60 領域
62 画像枠
64 読取デバイス
70 コンピュータ
78 不揮発性メモリ
GA 領域
L1、L2 短辺
L3、L4 長辺
M1〜M8 マーク
M マーク
P 記録用紙
PT テスト用紙
X1〜X6、Xa 距離
Y1〜Y6、Ya 距離

Claims (5)

  1. 記録媒体に複数のマーク及び画像を形成する画像形成部と、
    前記記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部により前記記録媒体が複数回搬送された場合、前記記録媒体に形成された複数のマークを搬送毎に読み取る読取部と、
    搬送毎に読み取った複数マーク各々の位置の変動量が、搬送のばらつきに応じて定めた閾値以下となるマーク位置を用いて求めた補正量に応じて、前記記録媒体に形成する画像の位置及び大きさの少なくとも一方が補正されるように前記画像形成部を制御する制御部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、前記記録媒体の予め定めた位置に前記複数のマークを含むテスト画像を形成する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記読み取った複数マーク各々の位置の変動量が最小となるマークの位置を用い
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記読み取った複数マーク各々の位置と各々の目標位置とから補正量を求め
    請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. コンピュータを、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置の各部として機能させるための画像形成プログラム
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