JP6094335B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

濃度補正と位置ずれ補正とを実行する画像形成装置に関する。
従来、濃度補正実行条件及び位置ずれ補正実行条件の一方の補正実行条件を満たし、かつ他方の補正実行条件の許容範囲として予め定められた条件を満たした場合には、濃度検知画像及び位置ずれ検知画像を形成して、濃度補正及び位置ずれ補正を行う技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2010−113286号公報
しかしながら、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が短いと、濃度ずれ補正と位置ずれ補正との両方が終わるまでユーザが印刷を待たされる場合があるという問題があった。
本明細書では、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が短いことによってユーザが印刷を待たされることを抑制する技術を開示する。
本明細書によって開示される画像形成装置は、画像を形成する画像形成部と、画像を測定する測定部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記画像形成部によって形成される画像の濃度ずれ量に相関する値が濃度ずれ補正を実行する閾値に達したことを条件に、前記画像形成部に画像形成濃度を測定するための補正用パターンを形成させ、形成された補正用パターンを前記測定部に測定させる濃度ずれ補正処理と、前記画像形成部によって形成される画像の位置ずれ量に相関する値が位置ずれ補正を実行する閾値に達したことを条件に、前記画像形成部に画像形成位置を測定するための補正用パターンを形成させ、形成された補正用パターンを前記測定部に測定させる位置ずれ補正処理と、前記濃度ずれ量に相関する値、前記位置ずれ量に相関する値、及び、基準値の関係が、前記濃度ずれ補正処理の開始時点と前記位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高くなる条件を満たすか否かを判断する判断処理と、前記判断処理によって前記条件を満たすと判断された場合に、前記濃度ずれ補正処理の開始時点と前記位置ずれ補正処理の開始時点との間隔を長くする実行制御処理と、を実行する。
上記画像形成装置によると、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高い場合は濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が長くなるように制御するので、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が短いことによってユーザが印刷を待たされることを抑制することができる。
また、前記制御部は、前記判断処理において、前記濃度ずれ量に相関する値を前記濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合と前記位置ずれ量に相関する値を前記位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合との合計値が第1の基準値以上である場合に、前記条件を満たすと判断してもよい。
上記画像形成装置によると、濃度ずれ量に相関する値を濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合と位置ずれ量に相関する値を位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合との合計値が第1の基準値以上であるか否かを判断することにより、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断することができる。
また、前記制御部は、前記判断処理において、前記濃度ずれ量に相関する値が、前記濃度ずれ補正を実行する閾値より小さい第2の基準値以上であり、且つ、前記位置ずれ量に相関する値が、前記位置ずれ補正を実行する閾値より小さい第3の基準値以上である場合に、前記条件を満たすと判断してもよい。
上記画像形成装置によると、濃度ずれ量に相関する値を濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合が第2の基準値以上であり、且つ、位置ずれ量に相関する値を位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合が第3の基準値以上であるか否かを判断することにより、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断することができる。
また、前記制御部は、前記判断処理において、前記濃度ずれ量に相関する値を前記濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合と前記位置ずれ量に相関する値を前記位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合との差が第4の基準値未満である場合に、前記条件を満たすと判断してもよい。
上記画像形成装置によると、濃度ずれ量に相関する値を濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合と位置ずれ量に相関する値を位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合との差が第4の基準値未満であるか否かを判断することにより、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断することができる。
また、前記制御部は、前記実行制御処理において、前記濃度ずれ量に相関する値を前記濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合、及び、前記位置ずれ量に相関する値を前記位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合のうち割合が大きい方の補正処理の開始時点を早くしてもよい。
上記画像形成装置によると、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔を長くすることができる。
また、前記制御部は、前記濃度ずれ補正処理、及び、前記位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点を早くした方の補正処理において、開始時点を早くする前に比べて前記補正用パターンを小さくしてもよい。
開始時点が早くなるように閾値を変更した場合は、開始時点を早くする前に比べて濃度ずれ量や位置ずれ量が小さい時点で補正が実行されるので、補正用パターンを小さくしても補正の精度が低下し難い。
上記画像形成装置によると、開始時点が早くなるように閾値を変更した場合は補正用パターンを小さくするので、補正用パターンの形成に用いる着色剤を節約できる。
また、前記濃度ずれ補正用パターン、及び、前記位置ずれ補正用パターンは複数のマークからなり、前記制御部は、前記濃度ずれ補正処理、及び、前記位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点を早くした方の補正処理において、開始時点を早くする前に比べて前記マークの個数を少なくしてもよい。
開始時点が早くなるように閾値を変更した場合は、開始時点を早くする前に比べて濃度ずれ量や位置ずれ量が小さい時点で補正が実行されるので、マークの個数を少なくしても補正の精度が低下し難い。
上記画像形成装置によると、開始時点が早くなるように閾値を変更した場合はマークの個数を少なくするので、補正用パターンの形成に用いる着色剤を節約できる。
また、前記濃度ずれ補正用パターンは互いに濃度が異なる複数のマークからなり、前記制御部は、一部の濃度によって形成されている前記マークを間引くことによって前記マークの個数を少なくしてもよい。
上記画像形成装置によると、補正の精度が低下することを抑制しつつ補正用パターンの形成に用いる着色剤を節約できる。
また、前記制御部は、前記実行制御処理において、前記濃度ずれ量に相関する値を前記濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合、及び、前記位置ずれ量に相関する値を前記位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合のうち割合が小さい方の補正処理の開始時点を遅くしてもよい。
上記画像形成装置によると、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔を長くすることができる。
また、前記制御部は、前記濃度ずれ補正処理、及び、前記位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点を遅くした方の補正処理において、開始時点を遅くする前に比べて前記補正用パターンを大きくしてもよい。
開始時点が遅くなるように閾値を変更した場合は、開始時点を遅くする前に比べて濃度ずれ量や位置ずれ量が大きい時点で補正が実行されるので、補正用パターンの大きさが元のままだと補正の精度が低下する虞がある。
上記画像形成装置によると、開始時点が遅くなるように閾値を変更した場合は補正用パターンを大きくするので、補正の精度が低下することを抑制できる。
また、前記濃度ずれ補正用パターン、及び、前記位置ずれ補正用パターンは複数のマークからなり、前記制御部は、前記濃度ずれ補正処理、及び、前記位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点を遅くした方の補正処理において、開始時点を遅くする前に比べて前記マークの個数を多くしてもよい。
開始時点が遅くなるように閾値を変更した場合は、開始時点を遅くする前に比べて濃度ずれ量や位置ずれ量が大きい時点で補正が実行されるので、マークの個数が元のままだと補正の精度が低下する虞がある。
上記画像形成装置によると、開始時点が遅くなるように閾値を変更した場合はマークの個数を多くするので、補正の精度が低下することを抑制できる。
なお、本明細書によって開示される技術は、画像形成方法、画像形成システム等の種々の態様で実現することができる。
上記の画像形成装置によると、印刷の開始前に濃度ずれ補正と位置ずれ補正とを続けて実行することによって印刷が開始されるまでのユーザの待ち時間が長くなることを抑制することができる。
実施形態1に係るプリンタの構成を簡略化して示す断面図。 プリンタの電気的構成を簡略化して示すブロック図。 濃度ずれ補正用パターンの模式図。 位置ずれ補正用パターンの模式図。 設定温度、及び、設定枚数の変更を示す模式図。 濃度ずれ補正及び位置ずれ補正を実行する処理のフローチャート。 閾値変更処理のフローチャート。 補正実行判定処理のフローチャート。 補正処理のフローチャート。 実施形態4に係る位置ずれ補正用パターンの模式図。 実施形態5に係る濃度ずれ補正用パターンの模式図。 判断処理の他の例を示す模式図。
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図9によって説明する。
(1)プリンタの構成
先ず、図1を参照して、実施形態1に係る画像形成装置としてのプリンタ1の構成について説明する。プリンタ1はシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色のトナーを用いて印刷用紙などのシートMにカラー画像を印刷する直接転写タンデム方式のカラーレーザプリンタである。
プリンタ1は、筐体10、用紙収容部20、搬送部30、画像形成部40、クリーニングユニット50、光学センサ70、温度センサ71などを備えて構成されている。
筐体10は上方に向かって開口する開口13を有する略箱状に形成されており、開口13を開閉する開閉カバー11が連結されている。
用紙収容部20は、シートMが積載される用紙トレイ21を有している。
搬送部30は用紙収容部20に収容されているシートMを1枚ずつ搬送経路Tに沿って搬送する。
ベルトユニット32は、駆動ローラ33、従動ローラ34、これらのローラ33及び34に掛け回された無端状の搬送ベルト35、駆動ローラ33を回転駆動する図示しない駆動モータなどを有している。搬送ベルト35は回転体の一例である。また、駆動モータは駆動部の一例である。
搬送ベルト35の回転方向は図1において右回りである。シートMは搬送ベルト35によって左から右に搬送される。以降の説明ではシートMの搬送方向を副走査方向という。また、図1において紙面垂直方向は搬送方向に直交する主走査方向である。
画像形成部40は、複数の露光部41、プロセスカートリッジ42、複数の転写ローラ43、及び、定着器44を備えている。
露光部41は、複数のLEDが主走査方向に直線状に配列されたLEDヘッドを有している。露光部41は制御部80から出力された画像信号に従ってそれらのLEDを発光させることにより、感光体ドラム42cの外周面を露光する。
なお、露光部41は光源、光源から出射された光を偏光するポリゴンミラー、ポリゴンミラーによって偏光された光を感光体ドラム42cの表面に結像させる光学系などによって構成されてもよい。
プロセスカートリッジ42は、カートリッジフレーム42a、4つの帯電器42b、及び、4つの感光体ドラム42cを備えている。
カートリッジフレーム42aはプリンタ1に着脱可能に装着されている。カートリッジフレーム42aには、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)の4色のトナーカートリッジ60(60C、60M、60Y、60K)が着脱可能に装着される。
帯電器42bは例えばスコロトロン型の帯電器42bであり、感光体ドラム42cの外周面を一様に正に帯電させる。帯電器42bによって感光体ドラム42cの外周面が帯電された後、露光部41から出射された光によって感光体ドラム42cの外周面が露光されることにより、感光体ドラム42cの外周面に静電潜像が形成される。感光体ドラム42cの外周面に形成された静電潜像はトナーカートリッジ60から供給されるトナーによって現像され、感光体ドラム42cの表面にトナー像が担持される。トナーは着色剤の一例である。
複数の転写ローラ43は、搬送ベルト35を挟んで各感光体ドラム42cと対向する位置にそれぞれ設けられている。ベルトユニット32によって搬送されているシートMが感光体ドラム42cと転写ローラ43との間の転写位置を通る間に、転写ローラ43に印加される負極性の転写バイアスにより、各感光体ドラム42cの表面に担持されたトナー像がシートMに順次転写される。
定着器44はシートMに転写されたトナー像をシートMに熱定着させる。
トナー像が熱定着されたシートMは、開閉カバー11によって構成されている排紙トレイ上に排出される。
光学センサ70は、シートMの搬送方向下流側において搬送ベルト35の外周面に向かって光を出射する発光部70a(図3参照)と、発光部70aから出射され搬送ベルト35の外周面によって反射された光を受光する受光部70b(図3参照)とを有し、受光部70bによって受光した光量に応じた出力信号を制御部80に出力するセンサである。光学センサ70は測定部の一例である。
温度センサ71は、筐体10内の温度を検出し、検出した温度に応じた出力信号を制御部80に出力するセンサである。
(2)プリンタの電気的構成
次に、図2を参照して、プリンタ1の電気的構成について説明する。プリンタ1は、制御部80、搬送部30、画像形成部40、操作部81、記憶部82、光学センサ70、温度センサ71などを備えて構成されている。搬送部30、画像形成部40、光学センサ70、及び、温度センサ71については前述したとおりであるので説明は省略する。
制御部80はCPU80a、ROM80b、RAM80c、及び、ASIC80dを備えて構成されている。CPU80aはROM80bや記憶部82に記憶されている各種の制御プログラムを実行することによってプリンタ1の各部を制御する。ROM80bにはCPU80aによって実行される制御プログラムや各種のデータなどが記憶されている。RAM80cはCPU80aが各種の処理を実行するための主記憶装置として用いられる。
操作部81は、液晶ディスプレイやボタンなどを備えている。ユーザは操作部81を操作することによって各種の設定や指示などを行うことができる。
記憶部82は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリを用いて各種のプログラムやデータを記憶する装置である。記憶部82には画像形成部40の画像形成濃度を示す数値や、画像形成位置を示す数値が記憶されている。これらの数値を書き換えることによって画像形成部40の画像形成濃度や画像形成位置を補正することができる。
(3)濃度ずれ補正
プリンタ1では種々の理由により画像形成部40の画像形成濃度が本来印刷されるべき濃度からずれることがある。例えば感光体ドラム42cにトナーが付着する量はプリンタ1の筐体10内の温度や湿度によって変化するため、濃度ずれが生じる。一般に温度が高くなると濃度ずれ量も大きくなる。
そこで、プリンタ1は、温度センサ71によって筐体10内の温度を監視し、筐体10内の温度が設定温度に達すると濃度ずれ補正を実行する。筐体10内の温度は濃度ずれ量に相関する値の一例である。また、設定温度は濃度ずれ補正を実行する閾値の一例である。
(3−1)濃度ずれ補正用パターン
図3を参照して、濃度ずれ補正で用いる濃度ずれ補正用パターンについて説明する。ここで、図3において点線90は光学センサ70によって検出される領域を模式的に示している。
図3に示す濃度ずれ補正用パターン100は、CMYK各色のマーク101(101(C)、101(M)、101(Y)、101(K))が搬送ベルト35の回転方向に互いに間隔を設けて複数配置されている。図3ではマーク101の形状が矩形である場合を示している。プリンタ1はマーク101毎に副走査方向の複数の位置を読み取ってそのマーク101の濃度を検出するものであり、一つのマーク101当たりの読み取り回数、すなわちサンプリング回数が多いほど精度よく濃度を検出できる。このため、濃度ずれ補正用パターン100を構成しているマーク101は副走査方向にある程度の幅を有している。
制御部80は、プリンタ1を制御して搬送ベルト35に濃度ずれ補正用パターン100を形成させ、駆動モータによって搬送ベルト35が回転駆動されている状態で光学センサ70から出力された信号に基づいて各色のマーク101の濃度を判断し、判断した濃度と本来印刷されるべき濃度との差からマークの濃度ずれ量を測定する(濃度ずれ量測定処理の一例)。
そして、制御部80は、記憶部82に記憶されている数値、より具体的には画像形成部40の画像形成濃度を示す数値を、測定した濃度ずれ量に応じて書き換えることにより、画像形成部40の画像形成濃度を補正する(画像形成濃度補正処理の一例)。
(3−2)濃度ずれ補正用パターンのサイズ
記憶部82には、図3に示す濃度ずれ補正用パターン100を表すパターンデータと、濃度ずれ補正用パターン100を主走査方向に縮小した濃度ずれ補正用パターンを表すパターンデータとが記憶されているものとする。以降の説明では濃度ずれ補正用パターン100のことを通常濃度ずれ補正用パターン100といい、縮小した濃度ずれ補正用パターンのことを縮小濃度ずれ補正用パターンという。
(4)位置ずれ補正
プリンタ1では種々の理由により画像形成部40の画像形成位置が本来印刷されるべき位置からずれることがある。カラー画像を印刷可能なプリンタ1の場合は色毎に画像形成位置がずれ、それにより所謂色ずれが生じることがある。
例えば、駆動モータの回転や搬送ベルト35の回転による振動などにより位置ずれが生じる。一般に累積の印刷枚数が増えるとそれだけ振動する機会が多くなるので、位置ずれ量も大きくなる。
そこで、プリンタ1は、累積の印刷枚数が設定枚数に達すると位置ずれ補正を実行する。累積の印刷枚数は位置ずれ量に相関する値の一例である。また、設定枚数は位置ずれ補正を実行する閾値の一例である。
(4−1)位置ずれ補正用パターン
図4を参照して、位置ずれ補正で用いられる位置ずれ補正用パターンについて説明する。図4に示す位置ずれ補正用パターン110は、CMYK各色のマーク111が搬送ベルト35の回転方向に互いに間隔を設けて配置されている。
図4に示すように、位置ずれ補正用パターン110を構成しているマーク111には、右下がりに傾斜するマーク111a(C)、111a(M)、111a(Y)、111a(K)と、左下がりに傾斜するマーク111b(C)、111b(M)、111b(Y)、111b(K)とがある。
制御部80は、プリンタ1を制御して搬送ベルト35に濃度ずれ補正用パターン110を形成させ、駆動モータによって搬送ベルト35が回転駆動されている状態で光学センサ70から出力された信号に基づいて、主走査方向の位置ずれ量及び副走査方向の位置ずれ量を測定する。
そして、制御部80は記憶部82に記憶されている数値、より具体的には画像形成部40の画像形成位置を示す数値を、測定した位置ずれ量に応じて書き換えることにより、画像形成部40の画像形成位置を補正する。
(4−2)位置ずれ補正用パターンのサイズ
記憶部82には、図4に示す位置ずれ補正用パターン110を表すパターンデータと、位置ずれ補正用パターン110を縦横等倍に縮小した位置ずれ補正用パターンを表すパターンデータとが記憶されているものとする。以降の説明では位置ずれ補正用パターン110のことを通常位置ずれ補正用パターン110といい、縮小した位置ずれ補正用パターンのことを縮小位置ずれ補正用パターンという。
(5)設定温度、及び、設定枚数の変更
ところで、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が短いと、濃度ずれ補正及び位置ずれ補正の両方が終わるまでユーザが長時間待たされてしまう虞がある。
例えば、累積の印刷枚数が設定枚数に達したが、位置ずれ補正を実行する前に装置の電源が切られ、数時間後、装置の電源を入れられたとする。装置の電源が切られている間に装置内の温度が設定温度を超えた場合、濃度ずれ補正及び位置ずれ補正の両方が実行されることになり、濃度ずれ補正及び位置ずれ補正の両方が終わるまでユーザが長時間待たされることになる。
また、例えばユーザが10ページ分の印刷を指示したとする。そして、3ページ目の印刷が完了した時点で累積の印刷枚数が設定枚数に達したとする。この場合、4ページ目の印刷が開始される前に位置ずれ補正が実行されるので、ユーザは位置ずれ補正が終了するまで待たされることになる。そして、位置ずれ補正が終了して4ページ目から印刷が再開され、8ページ目の印刷が終了した時点で筐体10内の温度が設定温度に達したとすると、その時点で濃度ずれ補正が実行される。このためユーザは結果として10ページ分の印刷の間に濃度ずれ補正と位置ずれ補正との両方について待たされることになり、長時間待たされることになる。
図5を参照してより具体的に説明する。図5では現在の累積の印刷枚数を設定枚数で除算した割合が65%であり、現在の筐体10内の温度を設定温度で除算した割合が60%である場合を示している。
以降の説明では累積の印刷枚数を設定枚数で除算した割合のことを位置ずれ補正の実行条件充足率Raという。位置ずれ補正の実行条件充足率Raは位置ずれ補正処理の割合の一例である。また、筐体10内の温度を設定温度で除算した割合のことを濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbという。濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbは濃度ずれ補正処理の割合の一例である。また、以降の説明では設定枚数と設定温度とを総称して閾値という。
図5に示す例では位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとの差は5%であり、その差は小さいといえる。充足率の差が小さいと、一方の充足率が100%に達してから短時間のうちに他方の充足率が100%に達し、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が短くなる。
そこで、プリンタ1は、累積の印刷枚数、筐体10内の温度、及び、基準値の関係が、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が最小限確保したい間隔未満となる可能性が高くなる条件を満たすか否かを判断する。ここで最小限確保したい間隔は3分、5分、10分などである。最小限確保したい間隔は許容間隔の一例である。許容間隔は適宜に決定することができる。
具体的には、実施形態1に係るプリンタ1は、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを以下の式1を用いて判断する。式1は濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高くなる条件の一例である。
位置ずれ補正の実行条件充足率Ra+濃度ずれ補正の実行条件充足率Rb≧1.5 ・・・ 式1
上述した式1において1.5(=150%)は濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が90%程度の確率で許容間隔未満となる値として実験によって、あるいは経験的に求められた値である。すなわち本実施形態では上述した間隔が90%程度の確率で許容間隔未満となる場合に許容間隔未満となる可能性が高いと判断される。
上述した1.5は基準値及び第1の基準値の一例である。なお、ここでは第1の基準値として1.5を例に説明するが、これは一例であり、第1の基準値は適宜に決定することができる。また、何%以上であれば可能性が高いとするかは適宜に決定することができるが、大まかな目安としては50%以上とすることが望ましい。
図5に示す例では位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとの差が5%と小さいが、位置ずれ補正の実行条件充足率Ra+濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbの値は1.25(=0.65+0.6)であるので、式1は満たされていない。
このため、図5に示す状態ではまだ許容間隔未満となる可能性が高いとは判断されない。これは、図5に示す位置ずれ補正の実行条件充足率Ra及び濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbはいずれも大きいとはいえず、補正が開始されるまでにはまだ時間があり、補正が開始されるまでの間に差が広がることにより、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が許容間隔未満にならない可能性もあるからである。
上述した式1が満たされるためには、合計値が1.5以上となる程度に位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとが大きいことが要求される。位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとが共にある程度大きければ、濃度ずれ補正と位置ずれ補正とを開始するまでの残り時間は少ないので、残りの時間で式1が満たされなくなる可能性は小さい。このため、式1を用いると、本来許容間隔未満となる可能性が高いと判断すべきではなかったのに許容間隔未満となる可能性が高いと判断してしまったという結果になることを低減できる。
また、一方のみが大きくても他方が小さいと位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとの合計値は1.5以上になり難いので、位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとは合計値が1.5以上になる程度に差が小さいことが要求される。位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとの差が小さいと、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高くなる。このため、式1を用いると、本来許容間隔未満となる可能性が高いと判断すべきではなかったのに許容間隔未満となる可能性が高いと判断してしまったという結果になることを低減できる。
プリンタ1は、許容間隔未満となる可能性が高いと判断した場合は、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔を長くする。具体的には、プリンタ1は充足率が大きい方の補正処理の閾値を当該補正処理の開始時点が早くなるように変更すると共に、充足率が小さい方の補正処理の閾値を当該補正処理の開始時点が遅くなるように変更する。
例えば図5に示す例では位置ずれ補正の実行条件充足率Raの方が大きいので、プリンタ1は式1が満たされると、設定枚数を80%に小さくする一方、設定温度を110%に大きくする。設定枚数を80%にすると累積の印刷枚数が変更前の設定枚数の80%に達した時点で充足率が100%に達するので、位置ずれ補正の開始時点が早くなる。一方、設定温度を110%にすると筐体10内の温度が変更前の設定温度の110%に達した時点で充足率が100%に達するので、濃度ずれ補正の開始時点が遅くなる。
つまり、先に実行される可能性が高い補正はより早い時点で実行され、後に実行される可能性が高い補正はより遅い時点で実行される。これにより、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が長くなる。
ここで、上述した80%や110%は濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が許容間隔以上になるであろう値として実験によって、あるいは経験的に求められたものである。
(6)濃度ずれ補正及び位置ずれ補正を実行する処理
次に、図6を参照して、濃度ずれ補正及び位置ずれ補正を実行する処理についてより具体的に説明する。制御部80はプリンタ1の電源が投入されると一定時間間隔で本処理を実行する。
S101では、制御部80は閾値変更処理を実行する。
S102では、制御部80は補正実行判定処理を実行する。
S103では、制御部80は補正処理を実行する。
(6−1)閾値変更処理
図7を参照して、S101で実行される閾値変更処理について説明する。
S201では、制御部80は前述した式1が満たされるか否かを判断し、式1が満たされる場合は濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いと判断してS202に進み、式1が満たされない場合は許容間隔未満となる可能性は高くないと判断してS211に進む。S201は判断処理の一例である。
S202では、制御部80は位置ずれ補正の実行条件充足率Raが濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbより大きいか否かを判断し、濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbより大きい場合はS203に進み、濃度ずれ補正の実行条件充足率Rb以下である場合はS207に進む。
S203では、制御部80は、設定枚数の初期値をP、変更後の設定枚数をP'というとき、変更後の設定枚数P'を以下の式2により計算する。
変更後の設定枚数P'=設定枚数の初期値P×0.8 ・・・ 式2
S204では、制御部80は位置ずれ補正用パターンの縮小フラグFpをオンにする。
S205では、制御部80は、設定温度の初期値をT、変更後の設定温度をT'というとき、変更後の設定温度T'を以下の式3により計算する。
変更後の設定温度T'=設定温度の初期値T×1.1 ・・・ 式3
S206では、制御部80は濃度ずれ補正用パターンの縮小フラグFtをオフにする。
S207では、制御部80は変更後の設定温度T'を以下の式4により計算する。
変更後の設定温度T'=設定温度の初期値T×0.8 ・・・ 式4
S208では、制御部80は濃度ずれ補正用パターンの縮小フラグFtをオンにする。
S209では、制御部80は変更後の設定枚数P'を以下の式5により計算する。
変更後の設定枚数P'=設定枚数の初期値P×1.1 ・・・ 式5
S210では、制御部80は位置ずれ補正用パターンの縮小フラグFpをオフにする。
上述したS203、S205、S207、及び、S209は実行制御処理の一例である。
次に説明するS211〜S214は、式1が満たされない場合に、変更後の閾値を初期値に戻すとともに、縮小フラグをオフに戻す処理である。なお、閾値を変更した後、補正を実行する前に式1が満たされなくなる場合もある。例えば筐体10内の温度が高かったために式1が成立して設定温度が変更された後、変更後の設定温度に達する前に筐体10内の温度が下がることにより、補正を実行する前に式1が満たされなくなることもある。その場合はS211〜S214が実行されることにより、閾値が初期値に戻されるとともに、縮小フラグがオフに戻される。
S211では、制御部80は変更後の設定枚数P'に設定枚数の初期値Pを設定する。
S212では、制御部80は位置ずれ補正用パターンの縮小フラグFpをオフにする。
S213では、制御部80は変更後の設定温度T'に設定温度の初期値Tを設定する。
S214では、制御部80は濃度ずれ補正用パターンの縮小フラグFtをオフにする。
(6−2)補正実行判定処理
次に、図8を参照して、S102で実行される補正実行判定処理について説明する。
S301では、制御部80は累積の印刷枚数Pvが変更後の設定枚数P'より大きいか否かを判断し、P'より大きい場合はS302に進み、P'以下である場合はS303に進む。
S302では、制御部80は位置ずれ補正の実行フラグGpをオンにする。
S303では、制御部80は位置ずれ補正の実行フラグGpをオフにする。
S304では、制御部80は現在の筐体10内の温度Tvが変更後の設定温度T'以上であるか否かを判断し、T'以上である場合はS305に進み、T'未満である場合はS306に進む。
S305では、制御部80は濃度ずれ補正の実行フラグGtをオンにする。
S306では、制御部80は濃度ずれ補正の実行フラグGtをオフにする。
(6−3)補正処理
次に、図9を参照して、S103で実行される補正処理について説明する。
S401では、制御部80は濃度ずれ補正の実行フラグGtがオンであるか否かを判断し、オンである場合は濃度ずれ補正を実行すると判断してS402に進み、オフである場合は濃度ずれ補正を実行しないと判断してS405に進む。
S402では、制御部80は濃度ずれ補正用パターンの縮小フラグFtがオンであるか否かを判断し、オンである場合は縮小濃度ずれ補正用パターンを用いると判断してS403に進み、オフである場合は通常濃度ずれ補正用パターン100を用いると判断してS404に進む。
S403では、制御部80は縮小濃度ずれ補正用パターンを用いて濃度ずれ補正を実行する。
S404では、制御部80は通常濃度ずれ補正用パターン100を用いて濃度ずれ補正を実行する。
上述したS403及びS404は濃度ずれ補正処理の一例である。
S405では、制御部80は位置ずれ補正の実行フラグGpがオンであるか否かを判断し、オンである場合は位置ずれ補正を実行すると判断してS406に進み、オフである場合は位置ずれ補正を実行しないと判断して補正処理に戻る。
S406では、制御部80は位置ずれ補正用パターンの縮小フラグFpがオンであるか否かを判断し、オンである場合は縮小位置ずれ補正用パターンを用いると判断してS407に進み、オフである場合は通常位置ずれ補正用パターン110を用いると判断してS408に進む。
S407では、制御部80は縮小位置ずれ補正用パターンを用いて位置ずれ補正を実行する。
S408では、制御部80は通常位置ずれ補正用パターン110を用いて位置ずれ補正を実行する。
上述したS407及びS408は位置ずれ補正処理の一例である。
(7)実施形態の効果
以上説明したプリンタ1によると、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高い場合は濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔を長くするので、濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が短いことによってユーザが印刷を待たされることを抑制することができる。
更に、プリンタ1によると、位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとの合計値が1.5(第1の基準値)以上であるか否かを判断することにより、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断することができる。
更に、プリンタ1によると、濃度ずれ補正処理、及び、位置ずれ補正処理のうち充足率が大きい方の補正処理の閾値を当該補正処理の開始時点が早くなるように変更するので、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔を長くすることができる。
更に、プリンタ1によると、濃度ずれ補正処理、及び、位置ずれ補正処理のうち充足率が小さい方の補正処理の閾値を当該補正処理の開始時点が遅くなるように変更するので、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔を長くすることができる。
更に、プリンタ1によると、濃度ずれ補正処理、及び、位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点が早くなるように閾値が変更された方の補正処理において、閾値が変更される前に比べて搬送ベルト35に形成する補正用パターンを小さくする。開始時点が早くなるように閾値を変更した場合は、開始時点を早くする前に比べて濃度ずれ量や位置ずれ量が小さい時点で補正が実行されるので、補正用パターンを小さくしても補正の精度が低下し難い。プリンタ1によると、開始時点が早くなるように閾値を変更した場合は補正用パターンを小さくするので、補正用パターンの形成に用いるトナーを節約できる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を説明する。
実施形態1では濃度ずれ補正の開始時点と位置ずれ補正の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを式1によって判断する場合を例に説明した。これに対し、実施形態2に係るプリンタ1は、以下の式6及び式7が両方とも満たされた場合に、許容間隔未満となる可能性が高いと判断する。
濃度ずれ補正の実行条件充足率Rb≧0.8 ・・・ 式6
位置ずれ補正の実行条件充足率Ra≧0.8 ・・・ 式7
式6において0.8(=80%)は第2の基準値の一例である。また、式7において0.8は第3の基準値の一例である。なお、ここでは第2の基準値及び第3の基準値として0.8を例に説明するが、これは一例であり、第2の基準値及び第3の基準値は適宜に決定することができる。
以上説明したプリンタ1によると、濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbが第2の基準値以上であり、且つ、位置ずれ補正の実行条件充足率Raが第3の基準値以上であるか否かを判断することにより、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断することができる。
<実施形態3>
次に、実施形態3を説明する。
実施形態1では濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを式1によって判断する場合を例に説明した。これに対し、実施形態3に係るプリンタ1は、以下の式8が満たされた場合に、許容間隔未満となる可能性が高いと判断する。
|位置ずれ補正の実行条件充足率Ra−濃度ずれ補正の実行条件充足率Rb|<0.1 ・・・ 式8
式8において0.1(=10%)は第4の基準値の一例である。なお、ここでは第4の基準値として0.1を例に説明するが、これは一例であり、第4の基準値は適宜に決定することができる。
以上説明したプリンタ1によると、濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbと位置ずれ補正の実行条件充足率Raとの差が第4の基準値未満であるか否かを判断することにより、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断することができる。
<実施形態4>
次に、実施形態4を図10によって説明する。
実施形態1〜3では濃度ずれ補正、及び、位置ずれ補正のうちいずれか開始時点が早くなるように閾値が変更された方の補正処理において、縮小した補正用パターンを用いる場合を例に説明した。
これに対し、いずれか開始時点が早くなるように閾値が変更された方の補正処理において、縮小した補正用パターンに替えて、マークの個数が少ない補正用パターンを用いてもよい。
例えば、図10は位置ずれ補正用パターンのマークの個数を少なくした場合を示している。ここでは位置ずれ補正用パターンを例に説明したが、濃度ずれ補正用パターンについても同様である。
以上説明したプリンタ1によると、濃度ずれ補正処理、及び、位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点が早くなるように閾値が変更された方の補正処理において、閾値が変更される前に比べて搬送ベルト35に形成するマークの個数を少なくする。開始時点が早くなるように閾値を変更した場合は、開始時点を早くする前に比べて濃度ずれ量や位置ずれ量が小さい時点で補正が実行されるので、マークの個数を少なくしても補正の精度が低下し難い。プリンタ1によると、開始時点が早くなるように閾値を変更した場合はマークの個数を少なくするので、補正用パターンの形成に用いるトナーを節約できる。
<実施形態5>
次に、実施形態5を図11によって説明する。
図11は、実施形態5に係る通常濃度ずれ補正用パターン120と、当該通常濃度ずれ補正用パターンよりマークの個数が少ない濃度ずれ補正用パターン121とを示している。実施形態5に係る通常濃度ずれ補正用パターン120は色毎に、濃度が異なる複数のマークが副走査方向に配列されている。このような濃度ずれ補正用パターンを用いると濃度毎に最適なトナー量を調整できるので、濃度ずれ量をより精度よく補正できる。
マークの個数が少ない濃度ずれ補正用パターン121は、通常濃度ずれ補正用パターン120から色毎に一部の濃度のマークを間引いたものである。
以上説明したプリンタ1によると、閾値が変更された方の補正処理において、一部の濃度によって形成されているマークを間引くことによってマークの個数を少なくするので、補正用パターンの形成に用いるトナーを節約できる。
<実施形態6>
次に、実施形態6を説明する。
実施形態1〜5では濃度ずれ補正、及び、位置ずれ補正のうちいずれか開始時点が遅くなるように閾値が変更された方の補正処理において、通常サイズの補正用パターンを用いる場合を例に説明した。
これに対し、いずれか開始時点が遅くなるように閾値が変更された方の補正処理において、通常サイズの補正用パターンに替えて、拡大した補正用パターンを用いてもよい。通常サイズの補正用パターンをどの程度拡大するかは、濃度ずれ量あるいは位置ずれ量を精度よく検出できる範囲で適宜に決定することができる。
開始時点が遅くなるように閾値を変更した場合は、開始時点を遅くする前に比べて濃度ずれ量や位置ずれ量が大きい時点で補正が実行されるので、補正用パターンの大きさが元のままだと補正の精度が低下する虞がある。プリンタ1によると、開始時点が遅くなるように閾値を変更した場合は補正用パターンを大きくするので、補正の精度が低下することを抑制できる。
<実施形態7>
次に、実施形態7を説明する。
前述した実施形態6では拡大した補正用パターンを用いる場合を例に説明した。これに対し、拡大した補正用パターンに替えて、通常サイズのままでマークの個数が多い補正用パターンを用いてもよい。
開始時点が遅くなるように閾値を変更した場合は、開始時点を遅くする前に比べて濃度ずれ量や位置ずれ量が大きい時点で補正が実行されるので、マークの個数が元のままだとサンプル数が足りずに補正の精度が低下する虞がある。プリンタ1によると、開始時点が遅くなるように閾値を変更した場合はマークの個数を多くするので、補正の精度が低下することを抑制できる。
<実施形態8>
次に、実施形態8を図12によって説明する。
実施形態8では、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かの判断に用いる式の他の例についてまとめて説明する。
図12において各行はそれぞれ一つの例を示している。なお、比較のため図12では実施形態1で説明した式1も併せて示している。ここで、図12に示す各例で用いられる基準値は例毎に個別に設定されるものであり、図12に示す全ての例で共通の基準値が用いられることを意味するものではない。
各例で用いられる基準値は濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いであろう値として実験などによって適宜に決定することができる。
<他の実施形態>
上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断する場合を例に説明した。これに対し、濃度ずれ補正処理及び位置ずれ補正処理のうちいずれか先に実行される方の補正処理が終了したときから他方の補正処理が開始されるまでの間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断してもよい。先に実行される方の補正処理に要する時間を許容間隔に含めるか否かの違いでしかないからである。
つまり、「濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断する」ことは、先に実行される方の補正処理に要する時間を許容間隔に含めない場合には「濃度ずれ補正処理及び位置ずれ補正処理のうちいずれか先に実行される方の補正処理が終了したときから他方の補正処理が開始されるまでの間隔が許容間隔未満となる可能性が高いか否かを判断する」ことを意味する。
(2)上記実施形態では画像の濃度ずれ量に相関する値として筐体10内の温度を例に説明した。これに対し、画像の濃度ずれ量に相関する値は、筐体10内の湿度であってもよい。また、画像の濃度ずれ量に相関する値は前回濃度ずれ補正を実行したときからの経過時間であってもよいし、印刷枚数であってもよい。時間が経過すると環境の変化などによって濃度が変化することもあり得るからである。
(3)上記実施形態では位置ずれ量に相関する値として累積の印刷枚数を例に説明した。これに対し、位置ずれ量に相関する値は開閉カバー11の開閉回数であってもよい。開閉カバー11の開閉回数が増えるとそれだけ振動する機会が増えるので位置ずれ量が大きくなるからである。また、位置ずれ量に相関する値は前回位置ずれ補正を実行したときからの経過時間であってもよい。
(4)上記実施形態では位置ずれ量に相関する値として位置ずれ量との間に正の相関がある値、すなわち累積の印刷枚数を例に説明した。これに対し、位置ずれ量に相関する値は、位置ずれ量との間に負の相関がある値であってもよい。
例えば印刷枚数をカウントする変数に初期値として1000を設定し、印刷を実行する毎にその変数から印刷枚数を減じていくものとする。そして、その変数が100に達したら位置ずれ補正を実行するとする。ここで100は閾値の一例である。この場合、例えば位置ずれ補正の開始時点を遅くする場合は、100を80に変更するなどのように閾値を小さくすればよい。つまり、負の相関がある場合は前述した各実施形態において大小の関係が逆転することになる。
濃度ずれ補正についても同様である。
(5)上記実施形態では、先に実行される可能性が高い補正処理の閾値を小さくし、後に実行される可能性が高い補正処理の閾値を大きくする場合を例に説明した。
これに対し、先に実行される可能性が高い補正処理の閾値を小さくし、後に実行される可能性が高い補正処理の閾値については変更しないようにしてもよい。あるいは、先に実行される可能性が高い補正処理の閾値については変更せず、後に実行される可能性が高い補正処理の閾値を大きくしてもよい。
(6)上記実施形態2と実施形態3とは組み合わせて適用してもよい。具体的には例えば、位置ずれ補正の実行条件充足率Raが第2の基準値以上であり、且つ、濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbが第3の基準値以上である場合に、位置ずれ補正の実行条件充足率Raと濃度ずれ補正の実行条件充足率Rbとの差が第4の基準値以上であるか否かを判断し、第4の基準値以上であれば濃度ずれ補正と位置ずれ補正との間隔が許容間隔未満となる可能性が高いと判断してもよい。
(7)上記実施形態では充足率が大きい方の補正処理の閾値を当該補正処理の開始時点が早くなるように変更する場合を例に説明した。これに対し、相関する値にポイントを加算することで当該補正処理の開始時点が早くなるようにしてもよい。例えば累積の印刷枚数に強制的に枚数を加算してもよいし、筐体10内の温度に強制的に温度を加算してもよい。これにより閾値との差が小さくなり、開始時点が早くなる。
同様に、相関する値からポイントを減算することで当該補正処理の開始時点が遅くなるようにしてもよい。
(8)上記実施形態では充足率が大きい方の補正処理の閾値を当該補正処理の開始時点が早くなるように変更し、充足率が小さい方の補正処理の閾値を当該補正処理の開始時点が遅くなるように変更する場合を例に説明した。
これに対し、濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高い場合は、充足率の大小によらず、濃度ずれ補正が先に実行され、位置ずれ補正が後に実行されるように閾値を変更してもよい。
例えば、位置ずれ補正の充足率の方が濃度ずれ補正の充足率より大きい場合であっても、位置ずれ補正を実行する閾値を大きくし、濃度ずれ補正を実行する閾値を小さくすることによって、濃度ずれ補正が先に実行されるようにしてもよい。位置ずれ補正を精度よく行うには濃度を精度よく検出できることが望ましいからである。ただし、この場合も、閾値を変更する前に比べて濃度ずれ補正処理と位置ずれ補正処理との間隔が長くなるように閾値を変更するものとする。
(9)上記実施形態では累積の印刷枚数が設定枚数に達すると直ちに位置ずれ補正を実行する場合を例に説明した。これに対し、例えば累積の印刷枚数が設定枚数に達しても直ちには位置ずれ補正を実行せず、位置ずれ補正の実行フラグGpをオンにし、位置ずれ補正の実行フラグGpがオンの状態で別の条件が成立すすると位置ずれ補正を実行してもよい。例えば、位置ずれ補正の実行フラグGpをオンにした後、印刷が指示されたときに位置ずれ補正を実行してもよい。
つまり、「位置ずれ量に相関する値が位置ずれ補正を実行する閾値に達すると画像形成部の画像形成位置を補正する」という表現は、位置ずれ量に相関する値が位置ずれ補正を実行する閾値に達すると直ちに画像形成部の画像形成位置を補正することも含むし、位置ずれ量に相関する値が位置ずれ補正を実行する閾値に達しても直ちには位置ずれ補正を実行せず、別の条件が成立するのを待って実行することも含む。濃度ずれ補正についても同様である。
ただし、そのようにすると、位置ずれ補正についての別の条件と濃度ずれ補正についての別の条件とが同時に成立する可能性もある。それらが同時に成立すると濃度ずれ補正処理の開始時点と位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となってしまうので、その場合は一方の補正処理を先に実行し、許容間隔が経過した後に他方の補正処理を実行すればよい。
(10)上記実施形態では画像形成装置としてプリンタ1を例に説明した。これに対し、画像形成装置は印刷機能、画像読取り機能、ファクシミリ機能などを備える所謂複合機であってもよい。
(11)上記実施形態では制御部80がCPU80aとASIC80dとを備える場合を例に説明した。これに対し、制御部80はCPU80aを備えずASIC80dによって処理を実行してもよいし、ASIC80dを備えずCPU80aによって処理を実行してもよい。また、制御部80は2以上のCPUを備えていてもよい。
1・・・プリンタ、35・・・搬送ベルト、40・・・画像形成部、70・・・光学センサ、70b・・・受光部、70a・・・発光部、71・・・温度センサ、80・・・制御部、100・・・濃度ずれ補正用パターン、101・・・マーク、110・・・位置ずれ補正用パターン、111・・・マーク、120・・・濃度ずれ補正用パターン、121・・・濃度ずれ補正用パターン

Claims (11)

  1. 画像を形成する画像形成部と、
    画像を測定する測定部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部によって形成される画像の濃度ずれ量に相関する値が濃度ずれ補正を実行する閾値に達したことを条件に、前記画像形成部に画像形成濃度を測定するための補正用パターンを形成させ、形成された補正用パターンを前記測定部に測定させる濃度ずれ補正処理と、
    前記画像形成部によって形成される画像の位置ずれ量に相関する値が位置ずれ補正を実行する閾値に達したことを条件に、前記画像形成部に画像形成位置を測定するための補正用パターンを形成させ、形成された補正用パターンを前記測定部に測定させる位置ずれ補正処理と、
    前記濃度ずれ量に相関する値、前記位置ずれ量に相関する値、及び、基準値の関係が、前記濃度ずれ補正処理の開始時点と前記位置ずれ補正処理の開始時点との間隔が許容間隔未満となる可能性が高くなる条件を満たすか否かを判断する判断処理と、
    前記判断処理によって前記条件を満たすと判断された場合に、前記濃度ずれ補正処理の開始時点と前記位置ずれ補正処理の開始時点との間隔を長くする実行制御処理と、
    を実行する、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記判断処理において、前記濃度ずれ量に相関する値を前記濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合と前記位置ずれ量に相関する値を前記位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合との合計値が第1の基準値以上である場合に、前記条件を満たすと判断する、画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記判断処理において、前記濃度ずれ量に相関する値が、前記濃度ずれ補正を実行する閾値より小さい第2の基準値以上であり、且つ、前記位置ずれ量に相関する値が、前記位置ずれ補正を実行する閾値より小さい第3の基準値以上である場合に、前記条件を満たすと判断する、画像形成装置。
  4. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記判断処理において、前記濃度ずれ量に相関する値を前記濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合と前記位置ずれ量に相関する値を前記位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合との差が第4の基準値未満である場合に、前記条件を満たすと判断する、画像形成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記実行制御処理において、前記濃度ずれ量に相関する値を前記濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合、及び、前記位置ずれ量に相関する値を前記位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合のうち割合が大きい方の補正処理の開始時点を早くする、画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記濃度ずれ補正処理、及び、前記位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点を早くした方の補正処理において、開始時点を早くする前に比べて前記補正用パターンを小さくする、画像形成装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記濃度ずれ補正用パターン、及び、前記位置ずれ補正用パターンは複数のマークからなり、
    前記制御部は、前記濃度ずれ補正処理、及び、前記位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点を早くした方の補正処理において、開始時点を早くする前に比べて前記マークの個数を少なくする、画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記濃度ずれ補正用パターンは互いに濃度が異なる複数のマークからなり、
    前記制御部は、一部の濃度によって形成されている前記マークを間引くことによって前記マークの個数を少なくする、画像形成装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記実行制御処理において、前記濃度ずれ量に相関する値を前記濃度ずれ補正を実行する閾値で除算した割合、及び、前記位置ずれ量に相関する値を前記位置ずれ補正を実行する閾値で除算した割合のうち割合が小さい方の補正処理の開始時点を遅くする、画像形成装置。
  10. 請求項9に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記濃度ずれ補正処理、及び、前記位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点を遅くした方の補正処理において、開始時点を遅くする前に比べて前記補正用パターンを大きくする、画像形成装置。
  11. 請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記濃度ずれ補正用パターン、及び、前記位置ずれ補正用パターンは複数のマークからなり、
    前記制御部は、前記濃度ずれ補正処理、及び、前記位置ずれ補正処理のうちいずれか開始時点を遅くした方の補正処理において、開始時点を遅くする前に比べて前記マークの個数を多くする、画像形成装置。
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