JP6759010B2 - 塗工装置及び塗工装置の制御方法 - Google Patents
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Description
上記構成によれば、加圧処理で分岐路に流し出したペーストをタンクに戻すことができる。なお、分岐路からタンクに入った空気はタンクの上層に滞留することで供給路に流入するペーストに再び混入することはない。
上記塗工装置について、前記供給路上であって、前記ポンプと前記接続された位置との間に前記ペーストが通過するフィルタを備え、前記圧力計は、前記フィルタと前記接続された位置との間に設けられることが好ましい。
まず、基材に塗布するペーストを作製する。ペーストは、正極活物質、導電剤、増粘剤、及び結着剤等を混練することにより作製される。上述したように正極活物質は、ニッケルコバルトマンガン酸リチウム等のリチウム遷移金属酸化物を主成分とする。導電剤には、例えば、カーボン粉末、カーボンファイバーなどのカーボン材料等が用いられる。増粘剤には、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液等が用いられる。結着剤には、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液等が用いられる。ポリフッ化ビニリデン(PVDF)のN−メチル−2−ピロリドン(NMP)溶液は、増粘剤と結着剤とを兼ねる。
図1に示すように、塗工装置10は、ペースト41を貯留するタンク11と、上述した一対のダイ12と、タンク11と一対のダイ12とを接続する供給路13と、供給路13のダイ12寄りの位置に接続される分岐路14とを備えている。一対のダイ12は、吐出口12aをそれぞれ有し、基材40の搬送経路の両側に設けられている。なお、図示を省略するが、供給路13は、一対のダイ12の手前で分岐して、一対のダイ12にそれぞれ接続されている。分岐路14は、供給路13に接続される端部14aとは反対側の端部14bがタンク11に接続されている。
塗工装置10は、ダイ12から基材40にペースト41を吐出する吐出処理の前に、加圧処理を行う。ペースト41の粘度は、1000〜6500cpsである。
基材搬送部31に巻回された基材40は、搬送ローラ32によって、一対のダイ12に搬送される。ダイ12は、吐出口12aを基材40に対向させた状態で、吐出口12aから基材40の表面に向かってペースト41を吐出する。ダイ12からは上記の加圧処理が行われて空気が極力含まれないペースト41が吐出される。2つのダイ12のペースト41の吐出圧及び吐出流量は同じになるように調整されている。吐出されたペースト41は、基材40の表面から細孔の内部に入り込む。
次に、上記の加圧処理を行うことによって、塗膜に欠陥が発生することを抑制することができることを確認する試験を行った。
(a)供給路13のペースト41の流量が一定になるようにポンプ17を動作させる。
(c)供給路13の圧力値が500kPaに到達したときに分岐バルブ16を開く。
(d)(a)〜(c)の工程を300回繰り返し行う。
(1)加圧処理として、塗工バルブ15及び分岐バルブ16が閉じた状態でポンプ17が動作して供給路13内の圧力値が次第に高まり設定値まで高められるので、供給路13内の気泡が小さくなり、供給路13内の壁面に付いている空気が供給路13から抜けやすくなる。そして、供給路13の圧力値が設定値に達したら分岐バルブ16を開くことで供給路13内の気泡をペースト41とともに分岐路14に流し出すことができる。このような加圧処理を複数回行うことでペースト41に含まれる空気を削減することができ、塗膜に欠陥が発生することを抑制することができる。
(6)フィルタ21の後段に設けた第1圧力計22が計測した圧力値によってペースト41中に空気が存在するか否かを判定しているので、フィルタ21内に気泡が捕捉されている場合に、加圧処理によって気泡が除かれたか否かを更に正確に判定することが可能である。
・上記実施形態では、フィルタ21の後段に設けた第1圧力計22によって計測した圧力値を採用したが、フィルタ21の前段に設けた第2圧力計23によって計測した圧力値を採用してもよい。
・上記実施形態の構成において、制御部20の制御に用いる圧力計以外を省略した構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、塗工装置10をダイ塗工方式として塗工部をダイ12としたが、それ以外の塗工方式の塗工装置を採用して、それに合わせた塗工部としてもよい。
Claims (5)
- 電極材料を含むペーストを電池用電極の基材に塗布する塗工装置であって、
ペーストを貯留するタンクと、
ペーストを基材に塗布する塗工部と、
前記タンクと前記塗工部とを接続する供給路と、
前記供給路の前記塗工部寄りの位置に接続される分岐路と、
前記供給路上であって、前記分岐路が接続される位置と前記塗工部との間に設けられ、開弁しているときにはペーストが通過でき、閉弁しているときにはペーストが通過できない、塗工バルブと、
前記分岐路上に設けられ、開弁しているときにはペーストが通過でき、閉弁しているときにはペーストが通過できない、分岐バルブと、
前記供給路の前記タンク寄りの位置に設けられ、前記タンク内のペーストを前記供給路に送出するポンプと、
前記供給路内に設けられた圧力を計測する圧力計と、
塗工装置を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記塗工バルブ及び前記分岐バルブを閉じペーストが通過することができない状態で、前記ポンプを動作させ、前記供給路内の圧力値が設定値に達したことを条件に前記分岐バルブを開いてペーストを前記分岐路に流す加圧処理を複数回行う
塗工装置において、
一回の前記加圧処理において、前記塗工バルブ及び前記分岐バルブが閉じてから前記供給路内の圧力値が設定値になるまでの間の圧力値の変化を計測し、前回の加圧処理における前記圧力値の変化と今回の加圧処理における前記圧力値の変化との差が所定値以内であることを条件にペースト中に空気が残留していないと判定するとともに、
前記前回の加圧処理における圧力値の変化と前記今回の加圧処理における圧力値の変化との差が所定値以内であることを条件に、前記分岐バルブを閉じて前記塗工バルブを開き、塗工を開始する
塗工装置。 - 前記分岐路は、前記供給路に接続される端部とは反対側の端部が前記タンクに接続されている
請求項1に記載の塗工装置。 - 前記制御部は、前記圧力値の変化として前記塗工バルブ及び前記分岐バルブを閉じて前記ポンプを動作させてから前記供給路内の圧力値が設定値になるまでの時間である圧力到達時間を計測する
請求項1又は2に記載の塗工装置。 - 前記供給路上であって、前記ポンプと前記接続された位置との間に前記ペーストが通過するフィルタを備え、
前記圧力計は、前記フィルタと前記接続された位置との間に設けられる
請求項1〜3のいずれか一項に記載の塗工装置。 - 電極材料を含むペーストを電池用電極の基材に塗布する塗工装置の制御方法であって、
前記塗工装置は、
ペーストを貯留するタンクと、
ペーストを基材に塗布する塗工部と、
前記タンクと前記塗工部とを接続する供給路と、
前記供給路の前記塗工部寄りの位置に接続される分岐路と、
前記供給路上であって、前記分岐路が接続される位置と前記塗工部との間に設けられ、開弁しているときにはペーストが通過でき、閉弁しているときにはペーストが通過できない、塗工バルブと、
前記分岐路上に設けられ、開弁しているときにはペーストが通過でき、閉弁しているときにはペーストが通過できない、分岐バルブと、
前記供給路の前記タンク寄りの位置に設けられ、前記タンク内のペーストを前記供給路に送出するポンプと、
前記供給路内の圧力を計測する圧力計と、
塗工装置を制御する制御部と、を備え、
前記制御部により、前記塗工バルブ及び前記分岐バルブが閉じペーストが通過することができない状態で、前記ポンプを動作させ、前記供給路内の圧力値が設定値に達したことを条件に前記分岐バルブを開いてペーストを前記分岐路に流す加圧処理を複数回行わせ、
一回の前記加圧処理において、前記塗工バルブ及び前記分岐バルブが閉じてから前記供給路内の圧力値が設定値になるまでの間の圧力値の変化を計測し、前回の加圧処理における前記圧力値の変化と今回の加圧処理における前記圧力値の変化との差が所定値以内であることを条件にペースト中に空気が残留していないと判定するとともに、
前記前回の加圧処理における圧力値の変化と前記今回の加圧処理における圧力値の変化との差が所定値以内であることを条件に、前記分岐バルブを閉じて前記塗工バルブを開き、塗工を開始する
塗工装置の制御方法。
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